JP4960819B2 - プロペラシャフトの支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のプロペラシャフトの支持装置に関し、とりわけ、プロペラシャフトを中間ベアリングを介して車体に支持する支持装置に関する。
この種の従来のプロペラシャフトの支持装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているものが知られている。
概略を説明すれば、車体のフロア部材に取り付けられた環状部材と、該環状部材の内側に固定された弾性部材と、該弾性部材の内周側に固定され、ベアリングを介してプロペラシャフトを回転自在に支持する支持部材と、前記ベアリングの少なくとも軸方向の一側部に配置され、該ベアリングの一側部に当接して該ベアリングを位置決めするベアリング保持部材と、該ベアリング保持部材の外周側に固定され、前記ベアリング内部を遮蔽するダストカバーと、から主として構成されている。
前記ベアリング保持部材は、鉄系金属を鍛造によってほぼ段差径状の円筒状に形成され、前記支持部材の内周側に設けられて、一端部が前記ベアリングの内輪の一側部と当接する小径部と、該小径部の他端部より軸方向へ延出された中径部と、該中径部より軸方向へ延出された大径部とから構成されている。
前記ダストカバーは、薄板をプレス成形によってほぼ段差径状の円筒状に形成され、前記支持部材の外周側に設けられたカバー部と、該カバー部から内周側へ折り返し状に折曲形成されたフランジ部と、該フランジ部から前記ベアリング保持部材の大径部側に軸方向へ折り返し状に形成された内周部とから構成されている。この内周部は、前記ベアリング保持部材の中径部に圧入され、該中径部と連続して形成された大径部に当接することによって軸方向に位置決めされて固定されている。
特開2007−106359号公報(図3、図4)
しかしながら、この従来のプロペラシャフトの支持装置は、前記ベアリング保持部材とダストカバーとが別体に形成されているため、支持装置を構成する部品点数が増加してしまう。
本発明は、前述した従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、支持装置を構成する部品点数を減少させると共に、前記ベアリング保持部材を小型化し、軽量化することを目的としている。
本願発明は、とりわけ、その一端部に形成された円筒部を拡径してなる拡径状部と、その他端部に形成されて支持部材の外周側へ折り返し状に折曲形成されることによってベアリング内部を遮蔽する遮蔽部と、有する保持部材の拡径状部がベアリング内輪の一側面の径方向ほぼ中心位置に当接するように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、前記保持部材の一端部によって、前記ベアリングの軸方向の位置決め固定をすることができると共に、他端部を遮蔽部として構成したことによって、前記ベアリング内部への泥水などの浸入を防止することができる。
また、前記他端部が前記支持部材の外周側へ折り返し状に折曲形成されて、保持部材全体がほぼコ字形状に形成されているため、該保持部材の軸方向の長さを短縮させることができる。
したがって、支持装置を構成する部品点数を減少させると共に、前記保持部材の小型化と軽量化を図ることができる。
さらには、この発明の場合、前記保持部材の拡径状の一端部が前記ベアリング内輪の一側面の径方向のほぼ中心位置に当接することから、前記ベアリングの内輪と前記プロペラシャフトとの間に入り込んでしまうことや、前記ベアリングの内外輪との間に設けられているオイルシールとの干渉が防止されて、前記一端部が前記ベアリングの内輪の一側面に確実に接触する。
したがって、前記ベアリングをより強固に保持することができる。
請求項に記載の発明は、前記保持部材を前記弾性部材の内周側に収容配置したことを特徴としている。
この発明によれば、前記保持部材を前記弾性部材の内周側に収容配置したことによって、前記保持部材の他端部と、該他端部から軸方向へ離間した位置に設けられている等速ジョイントなどの対向端部との間の距離を長くとることができる。このため、車両衝突時に前記保持部材の他端部が前記等速ジョイントなどの対向端部に衝突するまでの時間が長くなる。したがって、車両衝突時の衝撃荷重を低減させることができる。
請求項に記載の発明は、とりわけ、プロペラシャフト外周に圧入された圧入筒部と、該圧入筒部の一端側端縁がラジアルボールベアリングの内輪の一側面に当接する当接部と、前記圧入筒部の他端側からその外周側へと折り返し状に折曲形成されることによってラジアルボールベアリングの内部を遮蔽するカバー部と、を有する保持部材の当接部が、前記圧入筒部から拡径状に形成され、ベアリング内輪の一側面の前記面取り部よりも外側となる径方向位置に当接するように構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、請求項1の発明と同様な作用効果が得られる。
以下、本発明にかかるプロペラシャフトの支持装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。
この実施形態に供される車両のプロペラシャフトは、四輪駆動やフロントエンジンリアドライブの駆動方式を用いる車両に適用され、図3に示すように、トランスミッションに接続されるドライブシャフト1と、デファレンシャルギアに接続されるドリブンシャフト2と、前記ドライブシャフト1とドリブンシャフト2とを接続する等速ジョイント3と、前記ドライブシャフト1の等速ジョイント3側に設けられて、車体のフロア部材である、例えば、クロスメンバ4の下部に固定された支持装置5とから主として構成されている。
前記ドライブシャフト1は、鋼管製の駆動側チューブ6と、該駆動側チューブ6の前端部に溶接によって軸方向から固定されたカルダンジョイント7と、前記駆動側チューブ6の後端部に溶接によって軸方向から固定されたスタブ軸8とから構成されている。
前記ドリブンシャフト2は、鋼管製の従動側チューブ9と、該従動側チューブ9の前端部に溶接によって軸方向から固定され、内部に前記スタブ軸8の端部が挿通される前記等速ジョイントケーシング10と、前記従動側チューブ9の後端部に溶接によって軸方向から固定されたカルダンジョイント11とから主として構成されている。
前記スタブ軸8は、図1及び図2に示すように、鉄系金属によってほぼ段差径状に形成され、前記駆動側チューブ6の後端部に固定された大径部8aから軸方向へ漸次小径に形成された中径部8b及び小径部8cを有している。また、前記大径部8aと中径部8bとの間には、前記大径部8aより小径であって、且つ前記中径部8bより大径に形成された大径段部8dが形成され、該大径段部8dと前記中径部8bとの間に前記大径段部8dより小径であって、且つ前記中径部8bより大径に形成された中径段部8eとから主として構成され、中径段部8eと前記中径部8bとの間には、段差面8fが形成されている。また、前記小径部8cは、延出された先端部の外周に、前記等速ジョイント3の後述するインナーレース12が固定されている。
前記等速ジョイント3は、図2に示すように、前記ドリブンシャフト2の前端部に固定され、ほぼ円筒状に形成されたアウターレースである等速ジョイントケーシング10と、該等速ジョイントケーシング10の内周側に配置された前記インナーレース12と、前記等速ジョイントケーシング10とインナーレース12との間に転動自在に設けられた複数のトルク伝達ボール13と、このトルク伝達ボール13を保持するケージ14とから主として構成されている。
前記等速ジョイントケーシング10は、内周側に軸方向にわたって形成された複数の溝部10aが周方向のほぼ等間隔位置に形成され、該等速ジョイントケーシング10の内周側と対向する前記インナーレース12の外周側には、軸方向にわたって形成された複数の凹部12aが前記溝部10aに対応して周方向にわたってほぼ等間隔位置に形成されている。
また、前記等速ジョイント3の内部にグリース等の潤滑油が充填されており、前記等速ジョイントケーシング10の前端側に、該等速ジョイントケーシング10の内部を封止するゴム製のブーツ15が取り付けられている。
前記ブーツ15は、ゴム材によって、ほぼ段差径状の円筒状に形成され、前記等速ジョイントケーシング10の先端部の外周に嵌着された本体部15aと、該本体部15aの先端部15bから内周側へほぼ折り返し状に折曲形成され、前記スタブ軸8の小径部8cの外周に先端が嵌着された折り返し部15cとから構成されている。また、前記本体部15aの内部に芯材15dが埋設されている。
前記支持装置5は、図1に示すように、前記車体のクロスメンバ4に取り付けられる環状部材である取付ブラケット16と、該取付ブラケット16の内側に固定された弾性部材17と、該弾性部材17の内周側に固定された支持部材であるケーシング18と、該ケーシング18の内部に保持されたセンターベアリング19とから主として構成されている。
前記弾性部材17は、ゴム材によって車体前方側に開口する形で縦断面横U字形状に形成され、外周面が前記取付ブラケット16の内周面に圧入固定された金属円環状の圧入固定部20の内周面に加硫接着されると共に、内周面が前記ケーシング18の外周面に加硫接着されている。
前記ケーシング18は、薄肉な金属板をほぼ段差径状の円筒状に形成され、前記スタブ軸8の中径段部8eの外周側に形成された大径環状部18aと、該大径環状部18aより連続的に形成され、前記中径部8bの外周側に設けられた中径環状部18bと、該中径環状部18bに連続的に形成された小径環状部18cとから構成されている。
前記センターベアリング19は、前記スタブ軸8の中径部8bの外周に圧入された内輪21と、前記ケーシング18の中径環状部18bの内周に保持された外輪22と、この内輪21と外輪22との対向面の中央に形成された円弧状の保持溝の間に転動自在に保持された複数の鋼製ボール23とを備えている。また、前記内輪21と外輪22の幅方向の両端部に円環状のオイルシール24,25が取り付けられている。
前記ケーシング18の大径環状部18aの内周側には、車体前方側に開口する第1ダストカバー26が圧入固定されている。一方、前記第1ダストカバー26の車体前方側に位置する前記スタブ軸8の大径段部8dに一端部が圧入固定され、前記第1ダストカバー26の開口された内部に他端部が延出する第2ダストカバー27が設けられている。また、前記第1ダストカバー26の内周面と前記中径段部8eの外周面との間にゴム材で円環状に形成され、内部に芯材が埋設された環状シール部材28が設けられている。
したがって、前記第1ダストカバー26が前記第2ダストカバー27の他端部を包囲する形で配置されて、前記スタブ軸8の中径段部8eの外周面への浸入経路が複雑化されることによって、いわゆるラビリンス構造が形成され、前記スタブ軸8の中径段部8eの外周面への泥水などの浸入を抑制している。さらに前記第1ダストカバー26の内周面と前記中径段部8eの外周面との間に前記環状シール部材28が配置されていることによって、車両前方から前記センターベアリング19の内部への泥水などの浸入を防止している。
そして、前記スタブ軸8の中径部8bの外周に圧入され、前記センターベアリング19を軸方向に位置決め固定する保持部材29が設けられている。
前記保持部材29は、図1に示すように、薄肉な金属板をプレス成形によって断面ほぼコ字形状に折曲形成され、前記中径部8bの外周面に圧入された一端部29aと、該一端部29aの後端縁から径方向へ延びて前記センターベアリング19の方向へ折り返し状に折曲された他端部29bとから構成されている。
前記一端部29aは、ほぼ円筒状に形成され、センターベアリング19側の先端部位29cが拡径状に折曲形成されていると共に、該先端部位29cの先端縁29dが前記センターベアリング19の内輪21の一側面21aに軸方向から当接して該内輪21を前記段差面8fと共同して狭持状態に保持している。したがって、前記センターベアリング19の内輪21が軸方向に固定されるため、全体を強固に保持することができる。
前記他端部29bは、前記径方向の外側へ折曲した折曲部位29eと、該折曲部位29eの外周縁から前記センターベアリング19の外輪22方向に延出した円筒部位29fとから構成されて、前記折曲部位29eと円筒部位29fとによって前記ケーシング18の小径部18cを包囲して前記センターベアリング19の内部を遮蔽するようになっている。
つまり、前記保持部材29は、他端部29bが前記ケーシング18の小径環状部18cの外周を包囲することによって、前記センターベアリング19の内部への浸入経路が複雑化されて、いわゆるラビリンス構造に形成されている。これにより、前記ケーシング18の車体後方側から前記センターベアリング19内部への泥水などの浸入を防止することができる。なお、前記ラビリンス構造によって車体後方側からの泥水の浸入を防止することができるため、前記ケーシング18の小径環状部18cと保持部29bとの間に、前記センターベアリング19内部への泥水などの浸入を防止する環状シール部材が廃止されている。
また、前記保持部材29は、薄肉な金属板で形成されているため、前記スタブ軸8の中径部8bに圧入されて、前記先端部位29cの先端縁29dが前記センターベアリング19の内輪21の一側面21aに当接する際に、前記センターベアリング19の内輪21の一側部21aの面取り部分に接触して、前記先端部位29cや一端部29aが変形してしまうとか、前記一端部29aが前記センターベアリング19の内輪21と前記スタブ軸8の中径部8bとの間に入り込んで、前記センターベアリング19の内輪21の内周面や前記スタブ軸8の中径部8bの外周面に損傷を与えてしまうなどのおそれがある。
しかし、前記一端部29aの先端部位29cが拡径状に形成されていることによって、前記先端縁29dが前記内輪21の一側面21aの径方向のほぼ中央付近、つまり、前記内輪21の一側面21aの前記面取り部分より径方向の外側で、且つ前記オイルシール25より径方向の内側に当接することから、前述の問題を防止して、前記センターベアリング19の内輪21の一側面21aに前記先端縁29dを確実に接触させることができる。
また、前記保持部材29は、先端部位29cが拡径状に形成された一端部29aの保持作用と、他端部29bの遮蔽作用によって、一つの部材で複数の作用を有することになるため、前記支持装置5を構成する部材の部品点数を減少させることができる。
また、前記保持部材29は、前記他端部29bが前記ケーシング18の外周側へ折り返し状に形成されていることによって、軸方向の長さが短縮されるため、小型化と軽量化を図ることができる。これにより、前記保持部材29の他端部29bの折曲部位29eと、該折曲部位29eと対向配置された前記ブーツ15の本体部15aの先端部15bとの距離Lが長くなる。
さらに、前記保持部材29は、軸方向の長さが短縮されたことによって、全体が前記弾性部材17の内周側に収容されるようになる。したがって、前記保持部材29が弾性部材17の内部に保護される形となることから、前記弾性部材17の外方から衝撃などを受けた場合に該弾性部材17がこの衝撃を吸収するので、前記保持部材29の変形などが防止される。
ところで、従来の技術では、前記ベアリング保持部材の外周側に前記ダストカバーを固定して前記ベアリング内部への泥水などの浸入を防いでいるため、前記ダストカバーの内周部を位置決め固定する前記ベアリング保持部材の中径部と大径部を前記小径部の他端側から軸方向へ連続して形成しているため、前記ベアリング保持部材の肉厚が厚くなってしまうばかりか、軸方向へ長くなってしまい、前記ベアリング保持部材の形状が大きくなり、重量が増加してしまうおそれがある。
しかし、本実施の形態においては、前記保持部材29の小型化と軽量化及び薄肉化により、前記ドライブシャフト1の重量の増加を少なくすることができるため、前記プロペラシャフト全体が回転した際の転動体通過振動等による振動などが低減される。
次に、前述した車両が、前方側から衝突した際の前記プロペラシャフトの作用について説明する。
まず、車両が走行中などに前方側から衝突して、車体前方側に大きな衝撃荷重がかかり、該車体前方側が潰れ変形すると、前記車体前方側に配置されているエンジンやトランスミッションなどが後退する。
したがって、前記トランスミッションに接続されている前記ドライブシャフト1は、図4に示すように、前端側が上方へ傾くと共に、後端部側が下方へ傾いて、全体が傾斜した状態となって車体後方側へ移動する。
このとき、前記支持装置5は、前記圧入固定部20が前記取付ブラケット16から外れ、車体後方側に脱落する。
また、前記等速ジョイント3を構成する前記インナーレース12とトルク伝達ボール13及びケージ14は、前記スタブ軸8の小径部8cの先端部と一体となって前記等速ジョイントケーシング10の溝部10a内を車体後方側へ移動し、前記トルク伝達ボール13が前記溝部10aから脱落して、前記受動側チューブ9の内部へ侵入する。
そして、前記支持装置5の保持部材29の他端部29bが前記ブーツ15の本体部15aの先端部15bに衝突する。
このとき、前記保持部材29は、前述のように、軸方向の長さが短縮されたことによって、前記保持部材29の他端部29bの折曲部位29eと対向する前記ブーツ15の先端部15bとの距離Lが長くなっているため、前記ドライブシャフト1と支持装置5が後退する際に、前記保持部材29の他端部29bが前記ブーツ15の先端部15bを介して前記等速ジョイントケーシング10の前端部に衝突するまでの時間が長くなる。
また、前記保持部材29が薄肉な金属板によって形成されており、前記ブーツ15の本体部15aの内部に芯材15dが埋設されていることから、前記本体部15aの先端部15bを介して前記等速ジョイントケーシング10の前端部に衝突した際に、前記保持部材29が潰れ変形し易くなる。ここで、緩衝作用が発揮されて、前記等速ジョイントケーシング10の前端部にかかる強い衝撃が緩和される。
したがって、前記プロペラシャフトの移動量を確保できるため、車両衝突時の衝撃荷重を低減できる。
本発明は、前実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記保持部材29の厚さを車種に応じて適宜変更することが可能である。
また、車両のプロペラシャフトの支持装置以外の回転軸の支持装置に適用することも可能である。
本発明に供されるプロペラシャフトの支持装置を一部断面して示す要部拡大図である。 本発明に供される支持装置と等速ジョイントを一部断面して示す拡大図である。 本発明のプロペラシャフトの全体図である。 衝突時にドライブシャフトと支持装置が車体後方側へ移動した状態を一部断面して示す拡大図である。
符号の説明
1…ドライブシャフト(プロペラシャフト)
2…ドリブンシャフト(プロペラシャフト)
4…クロスメンバ(フロア部材)
16…取付ブラケット(環状部材)
17…弾性部材
18…ケーシング(支持部材)
19…センターベアリング(ベアリング)
21…内輪
21a…一側面
29…保持部材
29a…一端部
29b…他端部
29c…先端部位
29d…先端縁
29e…折曲部位
29f…円筒部

Claims (3)

  1. 車体のフロア部材に取り付けられた環状部材と、
    該環状部材の内側に固定された弾性部材と、
    該弾性部材の内周側に固定された支持部材と、
    該支持部材の内周側に位置決め固定された外輪と、プロペラシャフトの外周に圧入された内輪と、該内外輪との間に保持された転動体とを備えたベアリングと、
    該ベアリングの少なくとも軸方向の一側部に配置され、前記内輪の一側面に一端部が当接して該ベアリングの軸方向の位置決めをする保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、板材によって形成されてなり、その一端部に形成された円筒部を拡径してなる拡径状部と、その他端部に形成されて、前記支持部材の外周側へ折り返し状に折曲形成されることで前記ベアリングの内部を遮蔽する遮蔽部と、有し、
    前記拡径状部が前記内輪の一側面の径方向ほぼ中心位置に当接するように構成されていることを特徴とするプロペラシャフトの支持装置。
  2. 前記保持部材を前記弾性部材の内周側に収容配置したことを特徴とする請求項1に記載のプロペラシャフトの支持装置。
  3. 車体のフロア部材に取り付けられた環状部材と、
    該環状部材の内側に固定された弾性部材と、
    該弾性部材の内周側に固定された支持部材と、
    該支持部材の内周側に位置決め固定された外輪と、プロペラシャフトの外周に圧入された内輪と、該内外輪との間に保持された転動体とを備えたラジアルボールベアリングと、
    該ラジアルボールベアリングを前記プロペラシャフトの所定位置に保持する保持部材と、を備え、
    前記ラジアルボールベアリングは、前記内輪の一側部内周縁に面取り部が形成されていると共に、
    前記保持部材は、板材によって形成されてなり、前記プロペラシャフトの外周に圧入された圧入筒部と、該圧入筒部の一端側の端縁が前記内輪の一側面に当接する当接部と、前記圧入筒部の他端側からその外周側へと折り返し状に折曲形成されることによって前記ラジアルボールベアリングの内部を遮蔽するカバー部と、を有し、
    前記当接部が、前記圧入筒部から拡径状に形成され、前記内輪の一側面の前記面取り部よりも外側となる径方向位置に当接するように構成されていることを特徴とするプロペラシャフトの支持装置。
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