JP4957573B2 - 電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路 - Google Patents

電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路 Download PDF

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本発明は、電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路に係り、特に駆動信号を伝達する経路を電気的に絶縁する絶縁型ゲートドライブ回路に関するものである。
電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路として絶縁型ゲートドライブ回路が用いられている。絶縁型ゲートドライブ回路としてパルストランスを用いたものがある(特許文献1,2等)。
特許文献1においては、パルストランスの一次巻線側に設けたスイッチング素子の通電時から遮断時へ移行する際に、パルストランスの二次巻線において第3の巻線に誘起される逆誘起電圧をコンデンサに溜めてターンオフ時の電界効果型トランジスタのゲート・ソース間の逆バイアスエネルギーとして使用している。
また、特許文献2においては、電圧制御型トランジスタのオフ駆動時にパルストランスの励磁エネルギーでコンデンサに充電し、そのコンデンサの電圧でターンオフ時に電圧制御型トランジスタのゲート・ソース間に逆バイアス電圧を与えている。
特開昭63−67014号公報 特開2005−136942号公報
ところが、ターンオフ時のパルストランスの二次巻線に発生する逆起電力でコンデンサを充電すると、電圧が安定せず、特にデューティ比が変わるとコンデンサの電圧が変わってしまう。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、安定した電圧で充電して当該充電電圧をターンオフ時に利用することができ、しかもターンオフ時にパルストランスの二次巻線側に設けたゲート放電用トランジスタを高速にオンすることができる電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、一次巻線と二次巻線を有し、前記二次巻線の一端である第1端子と前記二次巻線の他端である第2端子との間に設けたタップが電圧制御型トランジスタのソースまたはエミッタに接続されたトランスと、前記一次巻線に電圧を印加する1次側回路と、前記二次巻線に発生した電圧を前記電圧制御型トランジスタのゲートに印加する2次側回路とを有し、前記2次側回路は、前記第1端子と前記電圧制御型トランジスタのゲートとの間に接続されるトランジスタと、アノードが前記トランジスタと接続されるとともにカソードが前記電圧制御型トランジスタのゲートと接続される第1のダイオードと、前記タップと前記第2端子との間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサと前記第2端子との間においてアノードが前記コンデンサに接続されるとともにカソードが前記第2端子となるように接続される第2のダイオードと、ドレインまたはコレクタが前記第2のダイオードのアノードと接続されるとともにソースまたはエミッタが前記電圧制御型トランジスタのゲートに接続されるゲート放電用トランジスタと、一端が前記ゲート放電用トランジスタのドレインまたはコレクタに接続されるとともに、他端が前記ゲート放電用トランジスタのゲートまたはベース、および、前記第1のダイオードのカソードに接続された抵抗と、を備え、前記1次側回路により前記一次巻線に印加された電圧によって前記二次巻線に発生する電圧を前記トランジスタおよび前記第1のダイオードを介して前記電圧制御型トランジスタのゲートに印加するとともに前記第2のダイオードを介して前記コンデンサを充電し、前記1次側回路により前記一次巻線に印加される電圧が印加されなくなることで前記二次巻線に発生する逆電圧により前記コンデンサ、前記抵抗、前記第1のダイオード、前記トランジスタを介する電流が流れるようにしたことを要旨としている。
請求項1に記載の発明によれば、1次側回路により一次巻線に印加された電圧によって二次巻線に発生する電圧をトランジスタおよび第1のダイオードを介して電圧制御型トランジスタのゲートに印加するとともに第2のダイオードを介してコンデンサを充電する。よって、コンデンサを安定した電圧で充電することができる。
また、1次側回路により一次巻線に印加される電圧が印加されなくなることで二次巻線に発生する逆電圧によりコンデンサ、抵抗、第1のダイオード、トランジスタを介する電流が流れ、ゲート放電用トランジスタのオンの高速化が図られる。ゲート放電用トランジスタのオンに伴い、充電されたコンデンサにより電圧制御型トランジスタのゲート・ソース間またはゲート・エミッタ間に逆バイアスが与えられ、電圧制御型トランジスタが高速にターンオフする。
ここで、電圧制御型トランジスタとは、MOSトランジスタ、IGBTを指す。また、ゲート放電用トランジスタとは、pチャネルMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタを指す。さらに、トランジスタとは、MOSトランジスタ、逆接続されたダイオードを含むIGBTを指す。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路において、トランジスタのゲートが、第1端子とタップとの間に直列接続された一対の分圧抵抗間に接続されている構成とするとよい。
本発明によれば、安定した電圧で充電して当該充電電圧をターンオフ時に利用することができ、しかもターンオフ時にパルストランスの二次巻線側に設けたゲート放電用トランジスタを高速にオンすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1には、本実施形態における電圧制御型トランジスタの絶縁型ゲートドライブ回路を示す。
図1において、nチャネルタイプの電圧制御型トランジスタ50はゲートに抵抗51が接続されている。また、電圧制御型トランジスタ50のゲート・ソース間には抵抗52が接続されている。
ゲートドライブ回路はパルストランス10を具備している。パルストランス10は、一次巻線11と二次巻線12を有している。パルストランス10の一次巻線11について、一端が第1端子11a、他端が第2端子11bであり、第1端子11aと第2端子11bとの間にはタップ11cが設けられている。パルストランス10の二次巻線12について、一端が第1端子12a、他端が第2端子12bであり、第1端子12aと第2端子12bとの間にはタップ12cが設けられている。
パルストランス10の一次巻線11に電圧を印加する1次側回路と、二次巻線12に発生した電圧を電圧制御型トランジスタ50のゲートに印加する2次側回路とを有している。1次側回路はダイオード13、MOSトランジスタ14、抵抗15,16,18、コンデンサ17を備えている。2次側回路はトランジスタ20,40、コンデンサ30、ダイオード21,22,25,31、抵抗23,24,41を備えている。
1次側回路について、パルストランス10の一次巻線11の第1端子11aはダイオード13を介して接地されている。一次巻線11の第2端子11bはMOSトランジスタ14を介して接地されている。MOSトランジスタ14のゲートには抵抗15が接続されている。また、MOSトランジスタ14のゲート・ソース間には抵抗16が接続されている。一次巻線11のタップ11cには電源(Vcc)端子が接続されている。一次巻線11のタップ11cとMOSトランジスタ14のドレインとの間にはコンデンサ17と抵抗18が直列に接続されている。
そして、抵抗15を介してMOSトランジスタ14のゲートに、パルス信号が電圧制御型トランジスタ50の駆動信号として送られ、パルス信号の入力に伴いMOSトランジスタ14がオンしてパルストランス10の一次巻線11のタップ11cと第2端子11bとの間の巻線が通電される。
一方、2次側回路について、パルストランス10の二次巻線12のタップ12cには電圧制御型トランジスタ50のソースが接続されている。
パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aと電圧制御型トランジスタ50のゲートとの間において、二次巻線12の第1端子12aから順に、pチャネルタイプのMOSトランジスタ20、ダイオード21、ダイオード22、抵抗51が直列に接続されている。ダイオード21のアノードがMOSトランジスタ20に接続され、ダイオード21のカソードがダイオード22のアノードと接続され、ダイオード22のカソードが抵抗51と接続されている。このように、MOSトランジスタ20がパルストランス10の二次巻線12の第1端子12aと電圧制御型トランジスタ50のゲートとの間に接続され、さらに、第1のダイオードとしてのダイオード21がMOSトランジスタ20と電圧制御型トランジスタ50のゲートとの間においてアノードがMOSトランジスタ20と接続されるとともにカソードが電圧制御型トランジスタ50のゲートと接続されている。
MOSトランジスタ20は寄生ダイオード27が形成され、これがソース・ドレイン間の内蔵ダイオード(ボディダイオード)となっている。
パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aとタップ12cとの間には、一対の分圧抵抗23,24およびダイオード25が直列に接続されている。一対の分圧抵抗23,24間にMOSトランジスタ20のゲートが接続されている。ダイオード25は、アノードが抵抗24側であり、カソードがタップ12c側である。
パルストランス10の二次巻線12のタップ12cと第2端子12bとの間においてコンデンサ30がダイオード31を介して接続されている。詳しくは、コンデンサ30は、その一端がパルストランス10の二次巻線12のタップ12cに、他端がダイオード31のアノードに接続され、ダイオード31のカソードがパルストランス10の二次巻線12の第2端子12bに接続されている。このようにコンデンサ30がパルストランス10の二次巻線12のタップ12cと第2端子12bとの間に接続され、さらに、第2のダイオードとしてのダイオード31がコンデンサ30とパルストランス10の二次巻線12の第2端子12bとの間においてアノードがコンデンサ30に接続されるとともにカソードがパルストランス10の二次巻線12の第2端子12bとなるように接続されている。
ゲート放電用pnpトランジスタ40がダイオード31のアノードと電圧制御型トランジスタ50のゲートとの間に接続されている。詳しくは、ダイオード31のアノードにゲート放電用pnpトランジスタ40のコレクタが接続されているとともに、電圧制御型トランジスタ50のゲートに抵抗51を介してゲート放電用pnpトランジスタ40のエミッタが接続されている(ゲート放電用pnpトランジスタ40はコレクタがダイオード31のアノードと接続されるとともにエミッタが電圧制御型トランジスタ50のゲートに接続される)。pnpトランジスタ40のベースがダイオード22のアノードと接続されるとともにpnpトランジスタ40のベース・コレクタ間には抵抗41が接続されている。つまり、抵抗41の一端がpnpトランジスタ40のコレクタに接続されるとともに、他端がpnpトランジスタ40のベース、および、ダイオード21のカソードに接続されている。
次に、このように構成したゲート駆動回路の作用を説明する。
図2には、MOSトランジスタ14のオン時を示す。図3には、MOSトランジスタ14がオンからオフに切り換わった時、即ちターンオフ時を示す。図4には、MOSトランジスタ14のオフ時を示す。
まず、図2のMOSトランジスタ14のオン時の動作について述べる。
図2に示すように、スイッチング素子としてのMOSトランジスタ14がオンすると、図2において符号A1で示すごとく、パルストランス10の一次巻線11のタップ11cと第2端子11bとの間の巻線が通電され、パルストランス10の二次巻線12に電圧が発生する。すると、図2において符号A2で示すごとく、抵抗23→抵抗24→ダイオード25の経路にて電流が流れてMOSトランジスタ20がオンする。
MOSトランジスタ20のオンにて、図2において符号A3で示すごとく、パルストランス10の二次巻線12の第1端子12a→MOSトランジスタ20→ダイオード21→ダイオード22を経て抵抗51に電流が流れ、電圧制御型トランジスタ50のゲートに電圧が印加される。これにより電圧制御型トランジスタ50がオンする。
一方、図2において符号A4で示すごとく、コンデンサ30の両端間においてパルストランス10の二次巻線12のタップ12c→コンデンサ30→ダイオード31→パルストランス10の二次巻線12の第2端子12bに至る経路で電流が流れ、コンデンサ30が充電される。
このようにして、1次側回路により一次巻線11に印加された電圧によって二次巻線12に発生する電圧をMOSトランジスタ20およびダイオード21を介して電圧制御型トランジスタ50のゲートに印加するとともにダイオード31を介してコンデンサ30を充電する。
次に、MOSトランジスタ14のターンオフ時の動作について述べる。
図3に示すように、MOSトランジスタ14がオンからオフに切り換わると、パルストランス10の二次巻線12に逆起電力(逆電圧)が発生する。すると、図3において符号A10で示すごとく、パルストランス10の二次巻線12のタップ12c→コンデンサ30→抵抗41→ダイオード21の寄生容量→MOSトランジスタ20の寄生ダイオード27→パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aに到る経路にて電流が流れる。詳しくは、パルストランス10の逆起電力(逆電圧)によりダイオード21の寄生容量を充電しA10の経路で電流が流れる。ここで、抵抗41の両端間に電位差が生じ、pnpトランジスタ40のベース・エミッタ間の電圧が大きくなる。すると、図3において符号A11で示すごとく電圧制御型トランジスタ50のゲートから抵抗51→pnpトランジスタ40のエミッタ・ベース間→ダイオード21の寄生容量→MOSトランジスタ20の寄生ダイオード27→パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aに到る経路にて電流が流れる(pnpトランジスタ40のベース電流が流れる)。
これにより、pnpトランジスタ40がオンして、図3において符号A12で示すごとく、電圧制御型トランジスタ50のゲートから抵抗51→pnpトランジスタ40のエミッタ・コレクタ間→コンデンサ30→電圧制御型トランジスタ50のソースに到る電流経路が形成される。よって、電圧制御型トランジスタ50のゲートに、コンデンサ30による負バイアス電圧が印加され、電圧制御型トランジスタ50が高速にオフする。
このようにして、MOSトランジスタ14のターンオフ時にパルストランス10の二次巻線12に発生する逆電圧により、即ち、1次側回路により一次巻線11に印加される電圧が印加されなくなることで二次巻線12に発生する逆電圧により、パルストランス10の二次巻線12のタップ12c→コンデンサ30→抵抗41→ダイオード21の寄生容量→MOSトランジスタ20の寄生ダイオード27→パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aに至る経路に電流が流れることによりpnpトランジスタ40のオンを高速化する。pnpトランジスタ40のオンに伴い、充電されたコンデンサ30により電圧制御型トランジスタ50のゲート・ソース間に逆バイアスが与えられ、電圧制御型トランジスタ50を高速にターンオフすることができる。
次に、図4のMOSトランジスタ14のオフ時の動作について述べる。
図4において符号A20で示すごとく、コンデンサ30における電圧制御型トランジスタ50のソース側端子から、抵抗52→抵抗51→pnpトランジスタ40のエミッタ・ベース間→抵抗41→コンデンサ30に到る経路にて電流が流れる。これによりpnpトランジスタ40がオン状態を維持する。よって、図4において符号A12で示す電流経路、即ち、電圧制御型トランジスタ50のゲートから抵抗51→pnpトランジスタ40のエミッタ・コレクタ間→コンデンサ30→電圧制御型トランジスタ50のソースに到る経路で電流が流れることにより、電圧制御型トランジスタ50のゲートに負バイアス電圧が印加された状態に維持される。
このようにして、従来(特許文献1,2)では、ターンオフ時のパルストランスの二次巻線に発生する逆起電力でコンデンサを充電すると、電圧が安定せず、特にデューティ比が変わるとコンデンサの電圧が変わってしまう。これに対し、本実施形態では、MOSトランジスタ14のオン時にコンデンサ30を充電するので、コンデンサ電圧はタップ12cと第1端子12aの間の巻数とタップ12cと第2端子12bの間の巻数の比(巻数比)で決定され、安定した電圧で充電して充電電圧をターンオフ時に利用することができる。即ち、二次巻線12にタップ12cを設けたパルストランス10を用いMOSトランジスタ14のオン時にコンデンサ30の充電を行い、この負電源(コンデンサ30)でオンからオフに切り換わった時に電圧制御型トランジスタ50のゲート電圧を引き抜いて電圧制御型トランジスタ50の高速動作を可能とした。また、パルストランス10の逆起電力によってパルストランス10の二次巻線12のタップ12c→コンデンサ30→抵抗41→ダイオード21の寄生容量→MOSトランジスタ20の寄生ダイオード27→パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aに至る経路に電流が流れることによりpnpトランジスタ40のオンの高速化を図ることができる。その結果、電圧制御型トランジスタ50の高速なるオフ動作(高速スイッチング動作)を実現することができる。具体的には、ターンオフ動作として立下り動作時間100ns以下を実現可能となる。また、MOSトランジスタ20を設けることにより図4に示したMOSトランジスタ14のオフ時においてMOSトランジスタ20をオフさせて電流経路を遮断することにより電圧制御型トランジスタ50が誤ってターンオンすることを防止することができる(電圧制御型トランジスタ50のオフ時の誤点弧を防止することができる)。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電圧制御型トランジスタ50のゲート・ソース間に逆バイアスを与えるためのコンデンサ30と、オフ時に誤動作を防止するためのMOSトランジスタ20と、ゲート放電用pnpトランジスタ40と、ダイオード21,31と、抵抗41と、を用いて、コンデンサ30をMOSトランジスタ14のオン時に充電するとともに逆起電力を利用してパルストランス10の二次巻線12のタップ12c→コンデンサ30→抵抗41→ダイオード21の寄生容量→MOSトランジスタ20の寄生ダイオード27→パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aに至る経路に電流を流してpnpトランジスタ40のオンの高速化を図るようにした。よって、安定した電圧で充電して当該充電電圧をターンオフ時に利用することができ、しかもターンオフ時にパルストランスの二次巻線側に設けたゲート放電用pnpトランジスタ40を高速にオンすることができる。
(2)MOSトランジスタ20のゲートが、パルストランス10の二次巻線12の第1端子12aとタップ12cとの間に直列接続された一対の分圧抵抗23,24間に接続されているので、簡単な構成にてMOSトランジスタ20をオンオフ動作させることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図1に代わる構成として、図5に示すように、ダイオード21に並列にコンデンサ80を接続してもよい。これによりダイオード21の寄生容量だけでなく、コンデンサ80も利用することができる。
・電圧制御型トランジスタとしてnチャネルMOSトランジスタ50を用いたが、MOSトランジスタに代わりIGBTを用いてもよい。
・ゲート放電用トランジスタとしてバイポーラトランジスタ40を用いたが、これに代わりpチャネルMOSトランジスタを用いてもよい。
・pチャネルMOSトランジスタ20に代わり、nチャネルMOSトランジスタやIGBTを用いることも可能である。ただし、IGBTに置き換える場合、ボディーダイオードがないため別途ダイオードをつなぐようにする。
・1次側回路はトランスの一次巻線に電圧を印加できる構成であればどのような構成でもよい。
本実施形態における電圧制御型トランジスタの絶縁型ゲートドライブ回路の回路構成図。 作用を説明するためのオン時のゲートドライブ回路の動作説明図。 作用を説明するためのターンオフ時のゲートドライブ回路の動作説明図。 作用を説明するためのオフ時のゲートドライブ回路の動作説明図。 別例における電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路の回路構成図。
符号の説明
10…パルストランス、11…一次巻線、12…二次巻線、12a…第1端子、12b…第2端子、12c…タップ、14…MOSトランジスタ、20…MOSトランジスタ、21…ダイオード、30…コンデンサ、31…ダイオード、40…pnpトランジスタ、41…抵抗、50…電圧制御型トランジスタ。

Claims (2)

  1. 一次巻線と二次巻線を有し、前記二次巻線の一端である第1端子と前記二次巻線の他端である第2端子との間に設けたタップが電圧制御型トランジスタのソースまたはエミッタに接続されたトランスと、
    前記一次巻線に電圧を印加する1次側回路と、
    前記二次巻線に発生した電圧を前記電圧制御型トランジスタのゲートに印加する2次側回路とを有し、
    前記2次側回路は、前記第1端子と前記電圧制御型トランジスタのゲートとの間に接続されるトランジスタと、
    アノードが前記トランジスタと接続されるとともにカソードが前記電圧制御型トランジスタのゲートと接続される第1のダイオードと、
    前記タップと前記第2端子との間に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサと前記第2端子との間においてアノードが前記コンデンサに接続されるとともにカソードが前記第2端子となるように接続される第2のダイオードと、
    ドレインまたはコレクタが前記第2のダイオードのアノードと接続されるとともにソースまたはエミッタが前記電圧制御型トランジスタのゲートに接続されるゲート放電用トランジスタと、
    一端が前記ゲート放電用トランジスタのドレインまたはコレクタに接続されるとともに、他端が前記ゲート放電用トランジスタのゲートまたはベース、および、前記第1のダイオードのカソードに接続された抵抗と、
    を備え、
    前記1次側回路により前記一次巻線に印加された電圧によって前記二次巻線に発生する電圧を前記トランジスタおよび前記第1のダイオードを介して前記電圧制御型トランジスタのゲートに印加するとともに前記第2のダイオードを介して前記コンデンサを充電し、前記1次側回路により前記一次巻線に印加される電圧が印加されなくなることで前記二次巻線に発生する逆電圧により前記コンデンサ、前記抵抗、前記第1のダイオード、前記トランジスタを介する電流が流れるようにした
    ことを特徴とする電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路。
  2. 前記トランジスタのゲートが、前記第1端子と前記タップとの間に直列接続された一対の分圧抵抗間に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧制御型トランジスタのゲートドライブ回路。
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