JP4955073B2 - 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体 - Google Patents

積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP4955073B2
JP4955073B2 JP2009553861A JP2009553861A JP4955073B2 JP 4955073 B2 JP4955073 B2 JP 4955073B2 JP 2009553861 A JP2009553861 A JP 2009553861A JP 2009553861 A JP2009553861 A JP 2009553861A JP 4955073 B2 JP4955073 B2 JP 4955073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active energy
energy ray
composition
curable
curable composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009553861A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009150954A1 (ja
Inventor
睦弘 下口
裕介 田原
健吉 矢野
博之 川村
太 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
DIC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIC Corp filed Critical DIC Corp
Priority to JP2009553861A priority Critical patent/JP4955073B2/ja
Publication of JPWO2009150954A1 publication Critical patent/JPWO2009150954A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955073B2 publication Critical patent/JP4955073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D7/00Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
    • B05D7/50Multilayers
    • B05D7/52Two layers
    • B05D7/54No clear coat specified
    • B05D7/544No clear coat specified the first layer is let to dry at least partially before applying the second layer

Description

本発明は、硬度、耐傷付き性及び密着性に優れる活性エネルギー線硬化性塗膜を有する積層体の製造方法、及び、該製造方法で製造される積層体に関する。
紙、木材、プラスチック、金属、ガラス等の基材の表面には、硬度、耐擦り傷性、耐摩擦性、耐薬品性等の様々な性能を付与して表面を保護するためにコーティングが行われている。
コーティング剤としては活性エネルギー線硬化性組成物が主として使用されている。これは熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂を使用する場合に比べて、表面の耐擦り傷性、耐摩擦性がより優れるためである。
各種基材あるいは基材上に形成された絵柄層に活性エネルギー線硬化性組成物を直接塗布すると、活性エネルギー線硬化性組成物の硬化時の体積収縮等により層間の密着性が低下し、密着不良が発生する。
前記密着不良の問題を解決する為に、プライマー層乃至はアンカー層と呼ばれる中間層を設け、層間の密着を向上させる方法が取られる場合がある。これらプライマー、アンカーとしては熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等が用いられるが、これらは硬度、耐擦り傷性、耐摩擦性、耐薬品性等の物性に劣るため、最外層として使用することが出来ない。
化粧シート分野で、熱乾燥でタックフリーとなる、熱または電子線で完全に硬化するアンカー剤の使用が知られている。しかしながら、熱硬化型または電子線硬化型アンカー剤も、それのみでは硬度や耐傷付き性は十分ではないために、艶消し剤を含有する電子線硬化型樹脂からなるトップコート層を全面に設ける例が示されている。しかしながら相応しいアンカー剤の組成が特定されていない(特許文献1参照)。
同分野で、第一保護層として水性エマルジョン樹脂を主成分とする活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物と、第二保護層として水性エマルジョン樹脂を含有しない活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物とからなる表面強化化粧紙が知られている。第一保護層は活性エネルギー硬化性組成物であるが、水性エマルジョン系である場合、最外層として使用できる硬度は十分で無く、そのために第二保護層を設けて表面硬度や耐久性を高めている(特許文献2参照)。
更に、中間層用熱乾燥型電離放射線硬化樹脂を用いる例も知られている。これ等の樹脂は、電離放射線反応性の二重結合を有する水性エマルジョン、あるいは電子放射線反応性の二重結合を有する水溶性あるいは溶剤可溶性樹脂等であり、樹脂のTgが40℃以上、好ましくは60℃以上のものである。中間層が活性エネルギー線硬化性組成物であっても、水性エマルジョン系であるので最外層として使用できる硬度は無く、トップコート層を設けて表面硬度を向上させている(特許文献3参照)。
転写構成用トップコート剤としての使用の例として、アクリル系の電離放射線硬化型樹脂保護層を形成後に、電子線照射前に絵柄層を形成した転写シートが知られている。しかしながら、電子線照射前のタックフリー性発現のために、電離放射線に対して非架橋型の熱可塑性アクリル樹脂を必須としており、十分な硬度が得られない(特許文献4参照)。
転写構成用トップコート剤としての使用の例として、更に、ウレタン系の硬化型樹脂保護層を形成後に、紫外線照射し、塗膜を硬化させた後、紫外線吸収剤層乃至は接着剤層を形成する方式が知られている(特許文献5参照)。
しかしながら、活性エネルギー線硬化性塗膜を有する積層体であって、表面硬度、耐傷付き性及び密着性を十分に満足するものは得られていない。
特開平8−281896号公報 特開平9−290487号公報 特開平10−119226号公報 特開平7−314995号公報 特開2008−6708号公報
本発明の課題は、塗膜が優れた硬度、耐傷付き性及び層間密着性を有する積層体の製造方法、及び、該製造方法で得られる積層体を提供することにある。
塗膜の硬化性を十分に発現させ、更に重ね塗布を行った際の層間密着性得るため、活性エネルギー線硬化性組成物にタックフリー型のウレタン樹脂を含有させることで、上記の課題を達成するに至り、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、第一に、(1)基材上に、(a)主骨格にウレタン結合を有し、(b)軟化点が40−150℃で、(c)重量平均分子量が5,000−1,000,000で、(d)有機溶剤に可溶の活性エネルギー線硬化性樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物を塗布する工程、(2)活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程、(3)熱可塑性組成物、熱硬化性組成物及び活性エネルギー線硬化性組成物からなる群から選ばれる1種以上を含有する組成物を全面あるいは部分的に重ね塗布する工程、(4)活性エネルギー線を照射する硬化工程をこの順に有することを特徴とする積層体の製造方法を提供する。
更に、本発明は第二に、前記した製造方法で得られる積層体を提供する。
本発明の製造方法によって製造される積層体は、下塗り層として機能する化粧シート構造での使用にあっては、前記した(1)基材上に、(a)主骨格にウレタン結合を有し、(b)軟化点が40−150℃で、(c)重量平均分子量が5,000−1,000,000で、(d)有機溶剤に可溶の活性エネルギー線硬化性樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物の硬化層が、土台として十分な硬度を有し、且つ、上層との密着性も確保している。又、上塗り層として機能する転写シート構造での使用であっても、下層との十分な密着性を有しつつ、特に、同硬化層が表面を構成するため、優れた表面硬度、耐傷付き性を確保できる。
本発明は、(1)基材上に、(a)主骨格にウレタン結合を有し、(b)軟化点が40−150℃で、(c)重量平均分子量が5,000−1,000,000で、(d)有機溶剤に可溶の活性エネルギー線硬化性樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物(以下、タックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物)を塗布する工程、(2)活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程、(3)熱可塑性組成物、熱硬化性組成物及び活性エネルギー線硬化性組成物からなる群から選ばれる1種以上を含有する組成物を塗布する工程、(4)活性エネルギー線を照射する硬化工程をこの順に有することを特徴とする積層体の製造方法を提供するものである。
本発明の製造方法で得られる積層体の構造としては、例えば、転写シート構造、化粧シート構造が挙げられる。
転写シート構造の場合、離型処理を施されたPET原反等に、(1)トップコート層として、前記したタックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物を塗布する工程、(2)活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程、(3)アンカー層として、熱可塑性組成物、熱硬化性組成物及び活性エネルギー線硬化性組成物からなる群から選ばれる1種以上を含有する組成物を塗布する工程、更に、活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程を経て、接着層を塗布する工程により転写シートが構成され、この転写シートを用いて(4)転写および成型をする工程、(5)活性エネルギー線を照射する硬化工程によって、成型物が形成される。
化粧シート構造の場合、薄紙、プラスチックシート等の原反に、(1)アンカー層として、前記したタックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物を塗布する工程、(2)活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程、(3)トップコート層として、活性エネルギー線硬化性組成物を含有する組成物を塗布する工程、(4)活性エネルギー線を照射する硬化工程によって、化粧シートが形成される。
転写シート構造の場合も、化粧シート構造の場合も、前記したタックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物は、塗布後、塗膜を熱、風等で乾燥して溶剤分を蒸発させるとタックフリーの塗膜になる。これにより同層を活性エネルギー線で硬化する必要なく、その上に、次工程の層を塗布することができる。これは特にグラビア方式で塗布する場合には塗工ユニット毎に活性エネルギー線照射装置を設置することなく重ね塗工する事ができる等の理由で有利である。尚、タックフリーとは、塗膜の表面が指触等によりべたつきが感じられない程度に乾いていることを言う。
本発明に用いる活性エネルギー線硬化性組成物は、タックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物である。タックフリー型ウレタン樹脂は、軟化点が40−150℃で、重量平均分子量が5,000−1,000,000で、有機溶剤に可溶のウレタン樹脂である。好ましい軟化点は、60℃〜150℃であり、より好ましくは70℃〜150℃である。重量平均分子量は好ましくは10,000〜600,000であり、より好ましくは50,000〜600,00である。有機溶剤としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、等のエーテル系溶剤、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶剤、テトラヒドロフラン等の有機溶剤およびこれらの混合溶剤が使用できるが、熱可塑性有機化合物の溶解を考慮した場合、ケトン系溶剤あるいはエステル系溶剤が好ましい。
このようにして得られる本発明の製造方法に用いる、タックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物には、さらに必要に応じて、本発明の目的を逸脱しない範囲内で、各種の機能を付与するため、活性エネルギー線硬化型モノマー、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート等の活性エネルギー線硬化型オリゴマー、アクリルアクリレート等の活性エネルギー線硬化型ポリマー、着色剤、体質顔料、シリコーン、滑剤、可塑剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、カップリング剤、界面活性剤、有機溶剤及びキレート剤、無機フィラー、有機フィラーなどの添加剤を添加することができる。
本発明の製造方法における塗膜形成用組成物の塗布方法としては、オフセット印刷、フレキソ印刷、ロールコート、グラビアコート、バーコーター等が挙げられる。
本発明の製造方法に用いるタックフリー型ウレタン樹脂を含有する活性エネルギー線硬化性組成物及び次工程で塗布する活性エネルギー線硬化性組成物は、電子線、紫外線、あるいはγ線等の電離放射線等を照射して硬化させる。紫外線で硬化させる場合、高圧水銀灯、エキシマランプ、メタルハライドランプ等を備えた公知の紫外線照射装置を使用することができる。硬化の際の紫外線照射量は、好ましくは30〜1500mJ/cmである。照射量が30mJ/cm未満では硬化が十分ではなく、1500mJ/cmを超えると塗膜の黄変、熱による基材の損傷などが起こる可能性がある。
電子線で硬化させる場合、公知の電子線照射装置を使用することができる。硬化の際の電子線照射量は、好ましくは10〜100kGyである。照射量が10kGy未満では硬化が十分ではなく、100kGyを超えると塗膜、基材の損傷などが起こる可能性がある。
紫外線を照射して硬化させる場合には、必要に応じて、紫外線の照射によりラジカル等を発生する光(重合)開始剤を活性エネルギー線硬化性化合物100質量部に対して0.1〜20質量部程度添加することが好ましい。
ラジカル発生型の光(重合)開始剤としては、ベンジル、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等の水素引き抜きタイプや、ベンゾインエチルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、ベンジルメチルケタール、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルフェニルケトン等の光開裂タイプが挙げられる。これらの中から単独あるいは複数のものを組み合わせて使用することが出来る。
転写シート構造における、アンカー層形成には、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂が挙げられ、これらの中から単独あるいは複数のものを組み合わせて使用することが出来る。また、これらに各種活性エネルギー線硬化型組成物や各種ポリイソシアネート等を混合して使用することも出来る。
化粧シート構造における、トップコート層形成には、例えば、各種活性エネルギー線硬化型組成物等を用いることが出来る。
次に、本発明を、実施例を挙げて更に具体的に説明する。尚、本明細書では特に断りのない限り、部および%は質量基準である。表1に、転写シート構造の例を挙げる。実施例および比較例の塗膜組成および評価結果を表1に示す。
Figure 0004955073
表2に、化粧シート構造の例を挙げる。実施例3および比較例3,4の塗膜組成および評価結果を表2に示す。
Figure 0004955073
表1および表2の原料は以下の通りである。
(1)アートレジンAH−51M40・・・根上工業株式会社製タックフリー型ウレタンアクリレート。
(2)紫光UV1700B・・・日本合成化学株式会社製(液状)ウレタンアクリレート。
(3)ダイヤナールBR85・・・三菱レーヨン株式会社製アクリル樹脂(Tg約100℃)。
(4)アロニックスM−402・・・東亜合成株式会社製ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート。
(5)アクリディックA−814・・・DIC株式会社製アクリルポリオール。
(6)デスモジュール L−75・・・住友バイエルウレタン株式会社製ポリイソシアネート。
(7)パラロイドB−72・・・ロームアンドハース製アクリル樹脂(Tg約40℃)。(8)イルガキュア184・・・チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製光重合開始剤。
(9)サイロイド7000・・・グレースジャパン株式会社製シリカ(平均粒径約5μm)。
サンプル作成条件は以下の通りである。
1層目をバーコーターにて原反全面に塗工し、100℃、約60秒乾燥し溶剤を揮発させた。2層目は1層目の上に実施例1、2、比較例1,2の場合は全面に、実施例3、比較例4,5の場合は部分的にバーコーターにて塗工し、100℃、約60秒乾燥し溶剤を揮発させた。表1及び表2に記載の硬化条件にて塗膜全体を硬化させた。硬化条件は、UV:高圧水銀灯 120W/cm 1灯 10m/分 1パス照射した。熱硬化を行う場合は60℃で3日間静置した。
(評価方法)
タックフリー性・・・100℃、約60秒の熱乾燥後、指触にてタックを評価する。
耐ブロッキング性・・・PETフィルム(東洋坊製え5101、25μm)を塗工物上に設置し、100g/cm2、40℃、24時間放置し、PETフィルムへの裏移りの状態を評価する。
折り曲げ性・・・塗工物を180°折り曲げ、塗膜の割れの状態を評価する。
MEKラビング・・・脱脂綿にMEKを含ませ、塗工物表面を100回ダブルラビングした時の塗膜状態を評価する。
実施例1,2において、1層目を塗布して熱風で乾燥させたが、いずれも塗膜の表面のべたつきが無くなり(タックフリー)、アンカー層としての2層目をスムーズに塗布することができた。また3層目の接着剤層を塗布し、転写後に紫外線照射で乾燥させたところ、アンカー層との密着性、表面の耐スチールウール性、等の優れた特性を示した。
実施例3では、上塗り層(2層目)が、アンカー層(1層目)と良好な密着性を呈し、MEKラビング及び耐スチールウールに対し、良好な耐溶剤性を持ちつつ、且つ、良好な表面硬度を示した。
本発明の積層体の製造方法は、塗膜が優れた硬度、耐溶剤性、耐傷付き性及び密着性を有する転写シート、化粧シート等の積層体の製造方法に適用できる。

Claims (3)

  1. (1)紙又はプラスチックフィルム基材上に、(a)主骨格にウレタン結合を有し、(b)軟化点が40−150℃で、(c)重量平均分子量が5,000−1,000,000で、(d)有機溶剤に可溶の活性エネルギー線硬化性樹脂及び有機溶剤を含有する活性エネルギー線硬化性組成物を塗布する工程、(2)活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程、(3)熱可塑性組成物、熱硬化性組成物及び活性エネルギー線硬化性組成物からなる群から選ばれる1種以上を含有する組成物を全面あるいは部分的に重ね塗布する工程、(4)活性エネルギー線を照射する硬化工程をこの順に有することを特徴とする積層体の製造方法。
  2. 前記した、(a)主骨格にウレタン結合を有し、(b)軟化点が40−150℃で、(c)重量平均分子量が5,000−1,000,000で、(d)有機溶剤に可溶の活性エネルギー線硬化性樹脂及び有機溶剤を含有する活性エネルギー線硬化性組成物が、平均粒径20μm以下の無機系フィラーを含有する請求項1に記載の積層体の製造方法。
  3. 紙又はプラスチックフィルム基材上に、活性エネルギー線硬化性組成物の硬化層及び、熱可塑性組成物、熱硬化性組成物及び活性エネルギー線硬化性組成物からなる群から選ばれる1種以上を含有する組成物の硬化層とを有する積層体であって、
    (1)紙又はプラスチックフィルム基材上に、(a)主骨格にウレタン結合を有し、(b)軟化点が40−150℃で、(c)重量平均分子量が5,000−1,000,000で、(d)有機溶剤に可溶の活性エネルギー線硬化性樹脂及び有機溶剤を含有する活性エネルギー線硬化性組成物を塗布する工程、(2)活性エネルギー線照射を伴わない乾燥工程、(3)熱可塑性組成物、熱硬化性組成物及び活性エネルギー線硬化性組成物からなる群から選ばれる1種以上を含有する組成物を全面あるいは部分的に重ね塗布する工程、(4)活性エネルギー線を照射する硬化工程によって製造されることを特徴とする積層体。
JP2009553861A 2008-06-13 2009-06-02 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体 Active JP4955073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009553861A JP4955073B2 (ja) 2008-06-13 2009-06-02 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008155239 2008-06-13
JP2008155239 2008-06-13
PCT/JP2009/060014 WO2009150954A1 (ja) 2008-06-13 2009-06-02 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体
JP2009553861A JP4955073B2 (ja) 2008-06-13 2009-06-02 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009150954A1 JPWO2009150954A1 (ja) 2011-11-10
JP4955073B2 true JP4955073B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=41416665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009553861A Active JP4955073B2 (ja) 2008-06-13 2009-06-02 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4955073B2 (ja)
TW (1) TWI461291B (ja)
WO (1) WO2009150954A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3053739A4 (en) * 2013-09-30 2017-05-03 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Decorative sheet, decorative resin molded article, and manufacturing method for decorative resin molded article
JP6549937B2 (ja) * 2014-09-26 2019-07-24 セーレン株式会社 積層シートおよび成形体、並びにそれらの製造方法
JP6492878B2 (ja) * 2015-03-30 2019-04-03 大日本印刷株式会社 化粧シート及びその製造方法
JP6658847B2 (ja) * 2018-11-19 2020-03-04 大日本印刷株式会社 化粧シート及びその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4948850B2 (ja) * 2006-03-02 2012-06-06 中国塗料株式会社 多層塗膜、該多層塗膜を備える基材、およびこれらの製造方法
JP2007276212A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Mitsubishi Chemicals Corp 積層体

Also Published As

Publication number Publication date
TWI461291B (zh) 2014-11-21
JPWO2009150954A1 (ja) 2011-11-10
TW201002518A (en) 2010-01-16
WO2009150954A1 (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601189B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性転写シート及びその製造方法
JP4952910B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物およびその用途
WO1999007535A1 (fr) Matiere de transfert, feuille de protection de surface et procede de production d'articles moules
JP2626801B2 (ja) 転写箔
JP4955073B2 (ja) 積層体の製造方法及び該方法で製造された積層体
WO2000020228A1 (fr) Materiau de transfert, feuille de protection de surface et procede de fabrication d'articles moules
JP2008120031A (ja) 化粧シートおよびその製造方法
TW201038686A (en) Ultraviolet ray shielding layered coating, substrate with said layered coating, and production method therefor
CN107075058B (zh) 保护膜、膜层叠体及偏光板
JP2010194796A (ja) 活性エネルギー線硬化性転写シート
TWI440681B (zh) 底塗層塗料組成物、及複合塗膜與其製造方法
JP2007254529A (ja) 光ラジカル反応性塗料組成物及び塗装木質基材
JP2017214553A (ja) ハードコーティングフィルム及びこれを備えたフレキシブルディスプレイ
JP5453971B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性転写シートの製造方法
JP2014083800A (ja) 積層体及び画像表示装置
JP4352847B2 (ja) ホログラム記録材料用組成物、レリーフホログラム及びホログラムの製造方法
JP5963229B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性コーティング用組成物
JP2006117742A (ja) 光硬化性樹脂組成物及びそれを用いた積層体の製造方法
JP4904979B2 (ja) 積層体
US7087297B2 (en) Protective film transfer sheet for photo masks and a method for transferring a protective film using the same
JP2008246710A (ja) 化粧シートおよびその製造方法
JP4256119B2 (ja) 遮光性アプリケーションフィルム、紫外線硬化型粘着フィルム及びそのフィルムを使用した貼付け方法
TWI474924B (zh) 活性能量線硬化性轉印片及其製造方法
KR101697794B1 (ko) 활성 에너지선 경화성 전사 시트 및 그의 제조 방법
JP2002258464A (ja) フォトマスク用保護膜転写シート

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4955073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250