JP4953410B2 - 炭素繊維およびその製造方法 - Google Patents
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Description
航空機の一次構造材に使用されるコンポジットには、耐衝撃強度の大きいこと、特に損傷許容性に重点をおいた衝撃後の残存圧縮強度(以下、CAIと略記する。)の高いこと、それら強度のばらつきが小さいことが強く求められている。一般的にコンポジットのCAIを向上させるためにマトリックス樹脂の強靭化と炭素繊維の高強度化による改良の試みが多くなされてきている。
しかしながら、近年の航空機用途ではSACMA法準拠によるCAI試験値が要求される場合が多く、前記炭素繊維は、SACMA法CAIでは、必ずしも高いCAI値を示さなかった。
<表面酸素濃度O1S/C1S、窒素濃度N1S/C1Sの測定>
本発明の炭素繊維の表面酸素濃度O1S/C1S(以下、表面酸素濃度という。)、窒素濃度N1S/C1S(以下、表面窒素濃度という。)は、X線光電子分光機 VG社製ESCALAB、220iXLによって得られるものである。評価すべき炭素繊維をサンプル台にのせて固定し、常法により測定を行なった。酸素濃度は538eV〜524eV、窒素濃度は393eV〜407eVまでの範囲を積分し、C1Sピーク面積に対する割合として評価した。
本発明の炭素繊維は、表面窒素濃度が0.01〜0.3であることが必要であり、より好ましくは0.03〜0.08である。
この窒素濃度は、炭素繊維とマトリックス樹脂との接着性、コンポジットの強度に関わる。この窒素濃度が0.01以上であれば良好なCAI強度が得られ、航空機材料として使用が可能となる。また、窒素濃度が0.30以下とすることで、炭素繊維の製造コストが実用的な範囲となる。
また、本発明の炭素繊維では、炭素繊維とマトリックス樹脂との接着性を良くするために、表面酸素濃度を0.04〜0.2とする。より良い接着性を得るために0.08〜0.19とすることが好ましい。表面酸素濃度が0.04以上とすることにより炭素繊維とマトリックス樹脂との接着性は良好となりより、また0.2以下とすれば、酸素官能基の過剰導入によるコンポジットの脆性的破壊を防ぐことができる。
さらに本発明にあっては、炭素繊維表面の物理的性状も重要である。
本発明の炭素繊維は、走査型プローブ顕微鏡で測定した炭素繊維の表面積比により表面の物理的状体を特定している。走査型プローブ顕微鏡による測定は以下のようにして実施できる。
また、本発明の炭素繊維は、X線光電子分光法により測定した炭素繊維のN1Sピークのピーク分離を行ない、中心が399.5eVのピークがN1s面積の30〜50%を占めることが好ましい。
以下に、本発明の炭素繊維の製造方法を説明する。
<アクリル繊維>
本発明の炭素繊維の製造方法では、前駆体繊維としてアクリル繊維を使用する。アクリル繊維を構成する重合体のモノマー組成は、この用途に用いられている公知のものでよい。重合方法は、溶液重合、懸濁重合等公知の方法の何れをも採用することができる。
共重合体は、溶剤に溶解され紡糸原液となる。溶剤としては、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等の有機溶剤や、塩化亜鉛、チオシアン酸ナトリウム等の無機化合物の水溶液を使用することができるが、繊維中に金属を含有せず、工程が簡略化される点で有機溶剤が好ましく、その中でもジメチルアセトアミドが最も好ましい。
上記凝固糸は、延伸倍率1〜3倍で空中延伸されることが必要である。空中延伸における延伸倍率が1倍未満とすると前駆体製造工程全体での延伸性を確保できなくなることがある。
本発明の炭素繊維の製造方法では、耐炎化の条件は特に限定しない。引き続き実施される炭素化に支障がなければよい。アクリル繊維は、220〜270℃の熱風耐炎化炉を通過せしめて耐炎化繊維となる。耐炎化工程における雰囲気については、空気、酸素、二酸化窒素、塩化水素などの各酸化性雰囲気を採用できるが、空気雰囲気がローコストであり、好ましい。
耐炎化を完了した耐炎化繊維は、常法により、不活性雰囲気中で最高温度が1700℃以下の温度で炭化される。本発明での不活性雰囲気とは酸素濃度50ppm以下である。ここでの雰囲気温度は、得られる炭素繊維の性能を高める観点から、1000℃以上が好ましく、1200℃以上がさらに好ましい。本発明のような表面形態をもつ炭素繊維を得るためには炭化温度は1200℃〜1500℃が特に好ましい。
本発明では、炭素繊維を電解質濃度0.1〜20質量%、電気量0.1〜200クーロン/gで電解酸化することが必要である。これにより、炭素繊維表面に酸素を含む官能基を導入し、複合材料における炭素繊維とマトリックス樹脂との親和性、接着性を高めることができる。また、表面処理によって炭素繊維表面をエッチングすることにより本発明の窒素濃度、窒素ピーク形状が得られる。
つまり、超音波洗浄することにより炭素繊維表面に付着した接着強度を低下させる物質が除去され、CAI強度が高く、ばらつきの少ない炭素繊維が得られる。
表面酸素濃度及び窒素濃度は、VG社製ESCALAB、220iXLを使ってX線光電子分光法により測定した。
評価すべき炭素繊維束をサンプル台にのせて固定し、常法により測定を行なった。酸素濃度は538eV〜524eV、窒素濃度は393eV〜407eVまでの範囲を積分し、C1Sピーク面積に対する割合として評価した。
上記の方法で測定したN1Sピークについて付属のソフトウエア(Spectral Processor Software Version 1.5)にてFWHM(半値幅)を計算により求めた。
上記方法で通常のN1Sピーク測定後、装置付属のソフトウエアにてピーク分離を行なう。N1sピークにスムージング処理を行ない、5つのピークに分離する。ピークの分離については参考文献Leighton H. Peebles著,CARBON FIBERS Formation, Structure and Properties,出版社:CRCpressより特に第95頁〜第98頁を参照にした。すなわち、N1Sピークを高エネルギー側から、中心ピークが401.2eVとなるピークA(ピークDからのシェークアップサテライト)、同じく中心ピークが400.5eVとなるピークB(ピークEからのシェークアップサテライト)、399.5eVとなるピークC、398.6eVとなるピークD(アクリドン環等由来)、397.8eVとなるピークE(ナフチリジン環、水素化1フィルジン環等由来)の5つに分離する。その後、5つのピークの真中のピーク、つまり中心エネルギーが399.5eV付近のピークCの面積を中心が399.5eVのピークとし、このピーク面積をN1Sピーク全体の面積で除して得られる値を求めた。
評価すべき炭素繊維単糸を数本ヘモカバーグラス上にのせ、両端を接着液(例えば、文具の修正液)で固定し、さらにその直ぐ内側を導電性のあるもの(例えば、カーボンペースト)で接着したものをサンプルとし、走査型プローブ顕微鏡(セイコーインスツルメンツ製、SPI3800/SPA−400)によりシリコンナイトライド製のカンチレバーDF−20を使用してサイクリックコンタクトモードにて測定を行なう。各炭素繊維単糸の中央部分2.5μm四方の範囲を測定し、その形状像を得る。得られた測定画像は装置付属のソフトにてローカルフィルターの処理を行ない、続いて三次傾き補正を行なう。この処理により炭素繊維表面の曲率に由来する成分を除き、急峻な皺形状のみを表示するものとする。その後上下、左右の両端に歪みがあるため、中心部分より2μm四方の画像を取り出し、装置付属のソフトウエアの表面粗さ解析モードにて平均面粗さRaを測定した。
上記の方法により走査型プローブ顕微鏡により得られた原像について、ローカルフィルターの処理を行ない、続いて三次傾き補正を行なう。この処理により炭素繊維表面の曲率に由来する成分を除き、急峻な皺形状のみを表示するものとする。この画像について装置付属のソフトウエアの表面粗さ解析モードにて投影面積に対する実表面積の比率すなわち表面積率を測定した。
上記の方法により走査型プローブ顕微鏡により得られた原像についてローカルフィルターの処理を行ない、続いて三次傾き補正を行なう。この処理により炭素繊維表面の曲率に由来する成分を除き、急峻な皺形状のみを表示するものとする。この画像について装置付属のソフトウエアの表面粗さ解析モードにて任意の断面について表示されている皺の深さを測定する。すなわち、この方法においては皺の深さは概ね円形の断面の外延を仮定し、その外延からの皺の先端までの深さとして測定される。
ストランド強度及び弾性率はJIS R−7601の方法で測定した。
ストランドの作製は、油化シェル社製「エピコート828」(100部)、無水メチルナジック酸(90部)、ジベンジルジメチルアミン(2部)、アセトン(50部)を混合した組成の樹脂を炭素繊維に含浸後、50℃で1時間、130℃に1時間かけて昇温後、130℃で2時間の条件で硬化させ、樹脂含浸ストランドを得る。得られた樹脂含浸ストランドを用い、樹脂含浸ストランド試験法(JIS R−7601に準拠)により樹脂含浸ストランドの引っ張り強度および弾性率を求めた。
衝撃後残留圧縮強度(CAI)は、SACMA法に準拠して次のように行なった。三菱レイヨン社製エポキシ樹脂#1053Xと炭素繊維から炭素繊維目付け198g/m2 、樹脂含有率35%の一方向プリプレグを作成し〔+45°/0°/−45°/90°〕3sの擬似等方に積層し、180℃、2時間硬化させて寸法150mm×100mm×(厚み)4.5mmの試験片を作成する。
以下、実施例及び比較例について具体的に説明するが、その結果のデータを表1にまとめて示した。
アクリロニトリル単位96モル%、メタクリル酸単位1モル%、アクリルアミド単位3モル%からなるアクリル系共重合体をジメチルアセトアミドに溶解して紡糸原液(重合体濃度21質量%、原液温度60℃)を調整した。この紡糸原液を、直径0.075mm、孔数12000の口金を用い、温度38℃、67質量%ジメチルアセトアミド水溶液に吐出し凝固糸とした。
表1に示したように条件をかえた他は、実施例1と同様に操作して炭素繊維を得た。評価結果を表2に示した。
Claims (1)
- X線光電子分光法で測定した、炭素繊維表面の窒素濃度N1S /C1Sが0.046〜0.080、N1Sピークの半値幅が2〜4eV、炭素繊維表面の酸素濃度O1S/C1Sが0.04〜0.089であり、走査型プローブ顕微鏡で測定した炭素繊維の表面積比が1〜1.028であり、以下の方法でN1S ピークのピーク分離を行ない、中心が399.5eVのピークがN1S面積の37〜50%を占める炭素繊維。
『ピーク分離』
N1S ピークを高エネルギー側から、中心ピークが401.2eVとなるピークA(ピ
ークDからのシェークアップサテライト)、同じく中心ピークが400.5eVとなるピークB(ピークEからのシェークアップサテライト)、399.5eVとなるピークC、398.6eVとなるピークD(アクリドン環等由来)、397.8eVとなるピークE(ナフチリジン環、水素化1フィルジン環等由来)の5つに分離し、中心エネルギーが399.5eV付近のピークCの面積をN1S ピーク全体の面積で除して得られる値を求
める。
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