JP4953156B2 - 光学ガラス - Google Patents
光学ガラス Download PDFInfo
- Publication number
- JP4953156B2 JP4953156B2 JP2006172068A JP2006172068A JP4953156B2 JP 4953156 B2 JP4953156 B2 JP 4953156B2 JP 2006172068 A JP2006172068 A JP 2006172068A JP 2006172068 A JP2006172068 A JP 2006172068A JP 4953156 B2 JP4953156 B2 JP 4953156B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- optical
- optical glass
- viscosity
- transmittance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000005304 optical glass Substances 0.000 title claims description 70
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 97
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 86
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 claims description 32
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 28
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 claims description 19
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 claims description 16
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 11
- 229910006404 SnO 2 Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000005388 borosilicate glass Substances 0.000 claims description 8
- 229910018068 Li 2 O Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 33
- 238000004031 devitrification Methods 0.000 description 27
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 26
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 14
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 13
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 10
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 10
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 9
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 7
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 7
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 7
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 5
- RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N Acetaminophen Chemical group CC(=O)NC1=CC=C(O)C=C1 RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 238000005191 phase separation Methods 0.000 description 3
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 3
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 3
- 239000005297 pyrex Substances 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 description 3
- 230000006750 UV protection Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010040925 Skin striae Diseases 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000005352 clarification Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 239000006025 fining agent Substances 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000253 optical time-domain reflectometry Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- -1 respectively Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000005368 silicate glass Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009281 ultraviolet germicidal irradiation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Description
信用デバイスに使用する光学ガラスに関するものである。特に、本発明は、スタブに使用
する光学ガラスに関するものである。
スタブ等は、光の結合、分波、分岐等の機能を付与することを目的として、光ファイバか
ら出射される光源の光軸上に設置されるとともに、光レセプタクル等の光通信用デバイス
に実装される。
スタブを挿着し、このスタブの先端面と、上記内孔の先端側に挿入されたプラグフェルー
ルの端面とを接触させる光レセプタクルが開示されている。そして、上記スタブにおける
フェルールの端面と接触する先端面(同文献ではB面)は、球面研磨されている。さらに
、近年、フェルールの内孔に挿着されるスタブを、スリーブの内表面に直接且つ熱処理に
より固着した光レセプタクルが検討されている。このような光レセプタクルは、スリーブ
とスタブが強固に固着され、且つ製造の低廉化および接続損失の低下が実現でき、更には
気温の変動や高温高湿環境下に曝されても、スタブの接着位置が変化することがなくなり
、結合効率の低下を可及的に抑制することができる。
al contact)接続させて使用される特許文献1の光学ガラスは、光ファイバと
の光信号の出入力の際、接続ロスが少ないことが要求される。この接続ロスは、光ファイ
バと光学ガラスの屈折率差が大きい場合、光ファイバ端面や光通信用デバイスに搭載され
る部品端面で反射光が発生する不具合が生じるため、光学ガラスの屈折率は、石英ガラス
からなる光ファイバの屈折率に近いことが望ましい。
ホウ珪酸ガラスの屈折率を石英ガラスに近づけるためには、ガラス中のSiO2を必然的
に多く含有させる必要がある。しかし、SiO2含有量を多く含有させると、ガラスの再
加熱および再軟化の際に、クリストバライト等のSiO2を主成分とする結晶がガラス表
面に析出しやすくなる。
形状とするための線引き成形や再加熱成形中に、ガラス表面から結晶が析出し、高精度が
維持できないとともに、透明性が損なわれ、光学デバイス本来の光通信機能を果たすこと
ができないという問題があった。
カース硬度(約800)に比して著しく小さい場合、光学ガラスと光ファイバを接触させ
たとき、光ファイバ部が凸状、光学ガラス部が凹状になりやすく、且つ精密研磨が極めて
困難になるという問題があった。
数よりも著しく大きい場合、両者に大きな残留応力が発生し、使用環境によっては光ファ
イバが突き出したり、引き込まれたりし、長期信頼性が問題となる場合があり、光学ガラ
スの熱膨張係数は、光ファイバの熱膨張係数に近いことが望まれている。
紫外光を長時間照射すると、ガラスが着色し、その結果、ガラスの透過率が低下する。特
に、紫外光の場合、その傾向が顕著であり、近年、耐紫外線性に優れた光学ガラスが要望
されている。
さらに線引き成形や再加熱成形しても、失透等の欠陥がガラス表面に発現しない程度の良
好な耐失透性を兼ね備えたガラス、具体的には、光通信用デバイスに使用される光学ガラ
ス、特にスタブに使用する光学ガラスを提供することである。更には、本発明の目的は、
熱膨張係数が石英ガラスのそれに近いとともに、高出力の紫外光を長時間照射しても透過
率が低下し難いガラス、具体的には、光通信用デバイスに使用される光学ガラス、特にス
タブに使用する光学ガラスを提供することである。
を適切な値に設定することで上記課題を解決し、本発明を提案するに至った。
1.46、30〜300℃の温度範囲における熱膨張係数が10〜50×10-7/℃、液
相粘度が105.5dPa・s以上のホウ珪酸ガラスを用いることを特徴としている。
ることにより、光学デバイスとして好適な特性を光学ガラスに付与することができる。す
なわち、本発明の光学ガラスは、屈折率が石英ガラスからなる光ファイバの屈折率と近似
しているため、光ファイバ端面や光通信用デバイスに搭載される部品端面で反射光が発生
する事態を回避できる。また、本発明の光学ガラスは、熱膨張係数が光ファイバの熱膨張
係数と大きく相違していないため、両者に大きな残留応力が発生することがなく、つまり
光ファイバが突き出したり、引き込まれたりすることがないため、光学デバイスの長期信
頼性を確保することができる。さらに、本発明の光学ガラスは、耐失透性が良好であるた
め、所望の寸法や形状とするための線引き成形や再加熱成形中に、ガラス表面からクリス
トバライト等の結晶が析出することがなく、高精度な成形を行うことができるとともに、
熱処理中にガラスの透明性が損なわれる事態も生じないことから、光通信用デバイス本来
の光通信機能を長期間維持することができる。
度は、297〜500μmの粉末状の試料を白金製のボートに入れ、温度勾配を有する電
気炉に3時間保持した後、空気中で放冷し、次いでガラス中に結晶が析出し始めた温度を
指す。液相粘度は、白金引き上げ法で求めた粘度から粘度曲線を作成し、この粘度曲線か
ら液相温度に相当するガラスの粘度を算出することで求めた値を指す。なお、ガラス表面
を研磨すると、ガラス中に析出した結晶の析出位置が判別しやすくなる。
ィラトメーターで測定した30〜300℃の温度範囲における平均熱膨張係数を指し、「
ビッカース硬度」は、JIS Z2244に準拠した方法で測定した値を指す。
透過率の減少割合」とは、以下のような手順で測定した値を指す。まず、光学研磨された
厚さ5mmの板ガラスに対し、分光光度計UV−3100PC(株式会社島津製作所製)
を用いて、波長405nmにおける透過率T1を測定する。次に、この板ガラスに対し、
高圧水銀ランプ照射装置(岩崎電気株式会社製UE0151−326−03C−002、
ランプタイプH(M)015−L31)を用いて、板ガラスの厚さ方向に1.5kWの紫
外線を96時間照射する。なお、光源と板ガラスの間隔は、27cmとする。その後、分
光光度計UV−3100PC(株式会社島津製作所製)を用いて、波長405nmにおけ
る紫外線照射後の板ガラスの透過率T2を測定する。そして、紫外線照射後の波長405
nmにおける透過率の減少割合(100×(T1−T2)/T1%)を算出する。
のそれに近いことに加えて、耐紫外線特性も良好であり、更には線引き成形や再加熱成形
しても、失透等の欠陥がガラス表面に発現せず、良好な耐失透性を兼ね備えている。
〜1.46である。屈折率を1.44より小さくするには、SiO2の含有量を極めて増
やさなければならず、その結果、ガラスの高温粘度が増大し、ガラスの溶融性(生産性)
が悪化する。さらに、屈折率が1.44より小さいと光ファイバのコア屈折率(1.44
9)との差が大きくなることにより、光ファイバ端面や光通信用デバイスに搭載される部
品端面で反射光が発生し、光通信において接続ロスが発生する。同様に、屈折率が1.4
6より大きくなると、光ファイバのコア屈折率との差が大きくなることにより、光ファイ
バ端面や光通信用デバイスに搭載される部品端面で反射光が発生し、光通信において接続
ロスが発生する。
50×10-7/℃、好ましくは25〜45×10-7/℃、より好ましくは28〜43×1
0-7/℃である。熱膨張係数が10×10-7/℃より小さいと、SiO2の含有量を極め
て増やさなければならず、その結果、ガラスの高温粘度が増大し、ガラスの溶融性が悪化
する。熱膨張係数が50×10-7/℃より大きいと、光ファイバと光学ガラスの熱膨張係
数の差が大きくなることで両者間に生じる残留応力が大きくなり、使用環境によっては光
ファイバが突き出したり、引き込まれたりし、光学デバイスの長期信頼性が乏しくなる。
dPa・s以上、より好ましくは105.9dPa・s以上、さらに好ましくは106.1dP
a・s以上、最も好ましくは106.2dPa・s以上である。液相粘度が105.5dPa・
s未満であると、線引き成形や再加熱成形中に、ガラス表面から結晶が析出し、高精度が
維持できないとともに、透明性が損なわれ、光通信用デバイス本来の光通信機能が損なわ
れやすくなる。また、一般的に、ガラスの特性改善は、何らかの特性を低下させることによって達成され、他の特性といわゆるトレードオフの関係となり易い。ここで、屈折率、熱膨張係数等のガラスに要求される種々の特性を満たすためのバランスを考慮すると、ガラスの液相粘度は108.6dPa・s以下に設計することが目安となる。
を鏡面研磨したガラスを線引き成形に適した粘度106.0dPa・sとなる温度に保持し
た熱処理炉内に60分間放置した後、これを取り出し、結晶の析出の有無を光学顕微鏡で
観察しても、結晶の析出は認められない。しかし、液相粘度が105.5dPa・s未満で
あると、20×20×5mmの片面を鏡面研磨したガラスを線引き成形に適した粘度10
6.0dPa・sとなる温度に保持した熱処理炉内に60分間放置した後、これを取り出し
、結晶の析出の有無を光学顕微鏡で観察すると、結晶の析出が認められる。
を鏡面研磨したガラスを再加熱成形に適した粘度108.5dPa・sとなる温度に保持し
た熱処理炉内に60分間放置した後、これを取り出し、結晶の析出の有無を光学顕微鏡で
観察しても、結晶の析出は認められない。しかし、液相粘度が105.5dPa・s未満で
あると、20×20×5mmの片面を鏡面研磨したガラスを再加熱成形に適した粘度10
8.5dPa・sとなる温度に保持した熱処理炉内に60分間放置した後、これを取り出し
、結晶の析出の有無を光学顕微鏡で観察すると、結晶の析出が認められる。
線引き成形しても、失透等の欠陥がガラス表面に発現しない良好な耐失透性を兼ね備えた
光学ガラスを得ることができる。
ましくは750〜1050、更に好ましくは800〜1000である。ガラスと光ファイ
バの硬度差が大きく、例えばビッカース硬度700未満であると、光レセプタクルにおい
てスタブとプラグフェルールを突き合わせた場合、プラグフェルール先端の光ファイバ部
が凸状、光学ガラス部が凹状になりやすい。一方、ビッカース硬度が1100より大きい
と、光ファイバ部が凹状、光学ガラス部が凸状になりやすい。
5nmにおける透過率の減少割合は8%以下が好ましく、4%以下がより好ましい。近年
、多くの光学デバイスにレーザー光等の高出力光源が使用されつつある。良好な光の透過
性を利用して、ガラスは、光学デバイス中で光を絞ったり、平行光にしたり、屈折したり
する目的で種々の光学デバイスに使用されている。しかしながら、ガラスは、高出力光あ
るいは紫外光を長時間照射すると、ガラスが着色すること(一般的に、ソラリゼーション
と称される)があり、高出力の紫外光を用いた光学デバイスに使用できない場合があった
。そこで、高出力の紫外光を長時間照射しても、透過率が低下し難いガラスであれば、光
学デバイスにおいて、不当な使用制限が課されることがなく、特に、長期信頼性が要求さ
れる光通信用デバイスに好適に使用することができる。具体的には、1.5kWの紫外線
を96時間照射したとき、波長405nmにおける透過率の減少割合が8%より大きいと
、光学ガラスとして、長期間使用したときにガラスが着色するとともに、透過率が低下し
、その結果、光学特性が劣化するため、光学デバイスの長期信頼性が担保できなくなる虞
が生じる。特に、レーザー光等の高出力光源を使用する光学デバイスの場合、長期間の使
用により、透過率が減少する割合が大きくなるため、本用途では本発明がもたらす効果を
より的確に享受することができる。
5nmにおける透過率の減少割合は15%以下が好ましく、8%以下がより好ましい。1
.5kWの紫外線を96時間照射したとき、波長365nmにおける透過率の減少割合が
15%より大きいと、光学ガラスとして、長期間使用したときにガラスが着色するととも
に、透過率が低下し、その結果、光学特性が劣化するため、光学デバイスの長期信頼性を
担保し難くなる。特に、レーザー光等の高出力光源を使用する光学デバイスの場合、長期
間の使用により、透過率が減少する割合が大きくなるため、本用途では本発明がもたらす
効果をより的確に享受することができる。
として、SiO2系の結晶が析出し難い組成を検討した。種々の検討を重ねた結果、B2O
3、Al2O3、Na2O、K2Oを適当量含有させることで、SiO2系の結晶の析出を抑制
でき、ガラスの耐失透性が向上することを見出した。
せる効果があり、必須の成分である。その含有量は70〜85%、好ましくは73〜83
%、より好ましくは75〜80%である。SiO2が85%より多くなると、SiO2主成
分の結晶析出を増大し、耐失透性が損なわれる傾向がある。また、高温粘度が極めて高く
なるので、溶融温度が1700℃を超える高温となり、ガラスの溶融性に問題が生じ易く
なる。一方、SiO2が70%より少なくなると、屈折率が高く、熱膨張係数が高く、ビ
ッカース硬度が小さくなり、光学デバイスとして、必要な特性が維持できなくなる虞があ
る。
与する成分である。特にSiO2との置換によって、耐失透性を極めて向上させることが
できる。その含有量は1〜7%、好ましくは1〜5%、より好ましくは1〜3%である。
Al2O3が7%より多くなると、高温粘度を著しく高めてしまうので、ガラスの溶融性が
悪化する。一方、Al2O3が1%より少なくなると、耐失透性が損なわれ易くなる。
度を低下させる効果があり、溶融温度を低くし、ガラスの生産性を高めるために必須の成
分である。その含有量は10〜20%、好ましくは10〜18%、より好ましくは12〜
18%である。B2O3が20%より多くなると、溶融時の成分揮発が顕著となり、脈理等
の異質ガラスの形成を助長し、均質なガラスを得られなくなるという問題が生じ易くなる
。また、分相傾向を強めることもある。一方、B2O3が10%より少なくなると、高温粘
度が高くなり、ガラスの溶融性が悪くなるばかりでなく、屈折率も高くなる虞がある。
高めるための成分である。その含有量は1〜10%、好ましくは1〜7%、より好ましく
は1〜5%である。Na2Oが10%より多くなると、B2O3との結びつきが強くなり、
分相傾向を強め、均質なガラスを得にくくなる。また、熱膨張係数が高くなり、光学デバ
イスとして、必要な特性が維持できなくなる。一方、Na2Oが1%より少なくなると、
高温粘度が高くなり、ガラスの溶融性が悪くなる虞がある。
高温粘度を高める傾向が強いので、溶融性と耐失透性を両立させるために、B2O3やNa
2Oと共用する必要がある。その含有量は0.1〜7%、好ましくは0.3〜5%、より
好ましくは0.6〜4%である。K2Oが7%より多くなると、溶融性が悪化し易くなる
。一方、K2Oが0.1%より少なくなると、耐失透性を確保し難くなる。
ることができる。その合量は3〜10%、好ましくは4〜7%である。これら合量が3%
より少なくなると、線引き成形や再加熱成形がなされる粘度領域106.0〜108.5dPa
・s付近でガラスが失透する場合があり、十分な耐失透性を得られない虞がある。一方、
これら合量が10%より多くなると、ガラスの溶融性が悪くなる傾向がある。
著に高めてしまう傾向があるため、その含有量は0〜5%、好ましくは0〜3%とする。
るが、いずれも屈折率、熱膨張係数を高め、ビッカース硬度を低下させる傾向が高く、光
学デバイスとして、必要な特性が維持できなくなる虞があるので、これらの成分は、合量
で0〜5%、好ましくは0〜3%に制限するのが望ましい。
度域である102.5dPa・sに相当する温度が1600℃〜1700℃となるが、Sn
O2はこの温度域での清澄作用を有するため、好適である。その含有量は0〜1%、好ま
しくは0.1〜0.5%である。SnO2が1%より多くなると、SnO2を核とする結晶
が析出しやすくなり、耐失透性が低下し易くなる。
1%、好ましくは0〜0.5%である。Cl2が1%より多くなると、耐失透性が低下し
易くなる。
含有させることができる。
を表2に示す。
調合し、白金ルツボを用いて1650℃で6時間溶融した。溶融後、融液をカーボン板上
に流し出し、更にアニール後、各測定に適した試料を作製した。
における測定値を示した。
係数を測定した。
相温度に相当するガラスの粘度を算出することで求めた。液相温度は、297〜500μ
mの粉末状の試料を白金製のボートに入れ、温度勾配を有する電気炉に3時間保持した後
、空気中で放冷し、光学顕微鏡を用いてガラス中に結晶が析出し始めた温度を測定するこ
とで求めた。
ガラス試料を線引き成形に適した粘度106.0dPa・sとなる温度に保持した熱処理炉
内に60分間放置した後、これを取り出し、結晶の析出の有無を光学顕微鏡で観察し、結
晶の析出が認められなかったものを○、結晶の析出が認められたものを×とした。
ガラス試料を再加熱成形に適した粘度108.5dPa・sとなる温度に保持した熱処理炉
内に60分間放置した後、これを取り出し、結晶の析出の有無を光学顕微鏡で観察し、結
晶の析出が認められなかったものを○、結晶の析出が認められたものを×とした。
458であり、光ファイバのコアの屈折率と近似していた。熱膨張係数は30.8〜40
.5×10-7/℃と小さな値であり、光ファイバの熱膨張係数との差は小さかった。ビッ
カース硬度は770〜820であり、光ファイバのビッカース硬度と近似していた。液相
粘度は106.2dPa・s以上であり、ガラスの耐失透性が良好であった。さらに、106
.0dPa・sにおける耐失透性および108.5dPa・sにおける耐失透性も良好であっ
た。
れぞれ光ファイバのそれと近似しており、ガラスの再加熱成形や線引き成形中にガラス表
面から結晶が析出することはないため、高精度に成形でき、光通信用デバイス、特に光レ
セプタクルのスタブとして実装することができた。
き、波長405nmにおける透過率の減少割合を測定したところ、3.88%であった(
図1参照)。同様にして、実施例No.5のガラスについて、波長365nmにおける透
過率の減少割合を測定したところ、8.93%であった。なお、1.5kWの紫外線を9
6時間照射したとき、波長405nmまたは365nmにおける透過率の減少割合は、以
下のような手順で測定した。まず、光学研磨された厚さ5mmの板ガラスに対し、分光光
度計UV−3100PC(株式会社島津製作所製)を用いて、波長405nmまたは36
5nmにおける透過率を測定した。次に、この板ガラスに対し、高圧水銀ランプ照射装置
(岩崎電気株式会社製UE0151−326−03C−002、ランプタイプH(M)0
15−L31)を用いて、板ガラスの厚さ方向に1.5kWの紫外線を96時間照射した
。なお、光源と板ガラスの間隔は、27cmとした。その後、分光光度計UV−3100
PC(株式会社島津製作所製)を用いて、波長405nmまたは365nmにおける紫外
線照射後の板ガラスの透過率を測定した。そして、波長405nmまたは365nmにお
ける紫外線照射後の透過率の減少割合を算出した。
の再加熱成形や線引き成形中にガラス表面から結晶が析出し、高精度に成形することがで
きず、光通信用デバイス、特に、光レセプタクルのスタブとして実装することができない
と考えられる。
の内部に、フェルール保持部材3を装着したものである。まず、表1の実施例No.5の
ガラスを線引き成形によりロッド状に成形して、スタブ5を得た。さらに、作製したスタ
ブ5を結晶化ガラス製スリーブ4(熱膨張係数27×10-7/℃)の内孔に挿入し、スリ
ーブの基端側の端面とスタブ5の基端側の端面とを合致させて組み込み体とした状態で、
この組み込み体を電気炉中で熱処理し、スタブ5を軟化させることによって光レセプタク
ル1を得た。なお、上記熱処理は、電気炉で750℃30分間加熱した後、20℃/分の
昇温速度でピーク温度850℃まで昇温し、ピーク温度850℃で10分保持した後、2
0℃/分で降温することで行った。この熱処理により、スタブ5は軟化し、スリーブ4に
融着固定された。次に、スリーブ4の開口部からOTDR(アンリツ株式会社製MW90
70B)と接続したプラグフェルールを挿入し、スタブ端部5aとPC接続させることに
よって、スタブ5とプラグフェルールとの接続部における反射減衰量を測定した。なお、
スタブの端部5b(プラグフェルールが挿入され、PC接続される側の反対の端部)を光
軸の法線方向に対し8°斜めにフラット研磨することで端部の反射を原理的に無視できる
ようにした。
成形において、ガラスに失透は認められなかった。また、スタブ5と結晶化ガラス製スリ
ーブ4との熱膨張係数差が小さかったため、スタブ5やスリーブ4における割れやクラッ
クの発生がなかった。さらに、得られた反射減衰量は良好な値(45dB)であり、実施
例No.5のガラスは、光レセプタクルとして好適に使用できた。
係数が10〜50×10-7/℃、液相粘度が105.5dPa・s以上のホウ珪酸ガラスか
らなるため、高性能、高精度が求められる光学ガラス、具体的には光レセプタクル等の光
通信用デバイスに用いる光学ガラス、特にスタブに使用する光学ガラスとして好適である
。
マイクロレンズ、マイクロプリズム等にも好適に使用できる。また、本発明の光学ガラス
は、光通信用に限らず、幅広い用途で使用することができ、例えば撮像用レンズ等にも使
用できる。また、本発明の光学ガラスは、耐失透性等の諸特性が優れるため、フェルール
用ガラス、特に光コネクタ、スタブフェルール等にも好適に使用可能である。
2 ホルダー
2a ホルダー鍔部
3 フェルール保持部材(光レセプタクル用フェルール保持部材)
4 結晶化ガラス製スリーブ
5 スタブ
5a スタブ端部
5b スタブ端部
Claims (8)
- 屈折率が1.44〜1.46、30〜300℃の温度範囲における熱膨張係数が10〜50×10−7/℃、液相粘度が105.5dPa・s以上のホウ珪酸ガラスであり、該ホウ珪酸ガラスが、ガラス組成として、下記酸化物換算の質量%でSiO 2 70〜85%、Al 2 O 3 1〜7%、B 2 O 3 10〜20%、MgO 0〜5%、CaO 0〜5%、BaO 0〜5%、SrO 0〜5%、ZnO 0〜5%、Li 2 O 0〜5%、Na 2 O 1〜10%、K 2 O 0.1〜7%、MgO+CaO+BaO+SrO+ZnO 0〜5%、SnO 2 0〜1%、Cl 2 0〜1%を含有することを特徴とする光学ガラス。
- 1.5kWの紫外線を96時間照射したとき、波長405nmにおける透過率の減少割合が8%以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学ガラス。
- ガラス組成として、下記酸化物換算の質量%でSiO2 75〜82%、Al2O3 1〜5%、B2O3 12〜18%、MgO 0〜3%、CaO 0〜3%、BaO 0〜3%、SrO 0〜3%、ZnO 0〜3%、Li2O 0〜3%、Na2O 1〜5%、K2O 0.1〜5%、MgO+CaO+BaO+SrO+ZnO 0〜3%、SnO2 0.1〜0.5%、Cl2 0〜0.5%、Al2O3+K2O 3〜10%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学ガラス。
- ガラス組成として、質量分率でNa2O/K2Oの値が0.05〜40であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学ガラス。
- ビッカース硬度が700〜1100であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学ガラス。
- 光通信用デバイスに使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光学ガラス。
- 光レセプタクルに使用することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光学ガラス。
- スタブに使用することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光学ガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006172068A JP4953156B2 (ja) | 2005-06-29 | 2006-06-22 | 光学ガラス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005189614 | 2005-06-29 | ||
| JP2005189614 | 2005-06-29 | ||
| JP2006172068A JP4953156B2 (ja) | 2005-06-29 | 2006-06-22 | 光学ガラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007039315A JP2007039315A (ja) | 2007-02-15 |
| JP4953156B2 true JP4953156B2 (ja) | 2012-06-13 |
Family
ID=37797637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006172068A Active JP4953156B2 (ja) | 2005-06-29 | 2006-06-22 | 光学ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4953156B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11951713B2 (en) | 2020-12-10 | 2024-04-09 | Corning Incorporated | Glass with unique fracture behavior for vehicle windshield |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5467490B2 (ja) * | 2007-08-03 | 2014-04-09 | 日本電気硝子株式会社 | 強化ガラス基板の製造方法及び強化ガラス基板 |
| US20150010723A1 (en) * | 2012-02-22 | 2015-01-08 | 3M Innovative Properties Company | Microsphere articles and transfer articles |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6487529A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Toshiba Glass Kk | Glass for halogen lamp reflector |
| JPH0274536A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-14 | Toshiba Glass Co Ltd | プレス成形用硬質ガラス |
| JP2743333B2 (ja) * | 1989-10-31 | 1998-04-22 | 日本電気硝子株式会社 | 基板用ガラス |
| JPH0474731A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-10 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 医薬用硼珪酸ガラス |
| JP3084772B2 (ja) * | 1991-03-08 | 2000-09-04 | 日本電気硝子株式会社 | ホウケイ酸ガラス |
| US5528107A (en) * | 1995-03-31 | 1996-06-18 | Osram Sylvania Inc | Lead and arsenic free, solarization resistant glass |
| JPH0959037A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-04 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 医薬用ホウケイ酸ガラス |
| JP2001287929A (ja) * | 2000-04-04 | 2001-10-16 | Nippon Electric Glass Co Ltd | Hidランプのステム、及び排気管用ガラス |
| JP2002075274A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-03-15 | Asahi Techno Glass Corp | 照明用ガラス外囲器 |
| JP2003292339A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-10-15 | Hoya Corp | プリズム用光学ガラスおよびその製造方法ならびにプリズム用光学部品 |
| JP2005037651A (ja) * | 2003-07-14 | 2005-02-10 | Hoya Corp | プロジェクタ搭載レンズ用光学ガラス、その製造方法、プロジェクタ搭載レンズおよびプロジェクタ |
| JP2005126320A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-05-19 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 固体撮像素子パッケージ用窓ガラス |
-
2006
- 2006-06-22 JP JP2006172068A patent/JP4953156B2/ja active Active
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11951713B2 (en) | 2020-12-10 | 2024-04-09 | Corning Incorporated | Glass with unique fracture behavior for vehicle windshield |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2007039315A (ja) | 2007-02-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6136009B2 (ja) | 光学ガラス | |
| JP6201605B2 (ja) | 光学ガラス | |
| JP4158369B2 (ja) | プレス成形用ガラスおよびレンズ | |
| CN104703935B (zh) | 光学玻璃、压制成型用玻璃材料、光学元件及其制造方法、以及接合光学元件 | |
| JP2004256389A (ja) | アルミノシリケートガラス | |
| JP5671776B2 (ja) | 光学ガラス | |
| CN105645765A (zh) | 光学玻璃及光学元件 | |
| JP2012193065A (ja) | 光学ガラス | |
| CN107663011A (zh) | 光学玻璃 | |
| CN111960665A (zh) | 光学玻璃 | |
| JP7213952B2 (ja) | 光学ガラス、光学ガラスで製造されるガラスプリフォーム又は光学素子及び光学機器 | |
| CN109970337A (zh) | 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件及光学仪器 | |
| TW202210430A (zh) | 光學玻璃及光學元件 | |
| JP6075714B2 (ja) | 光学ガラス | |
| TWI387572B (zh) | Optical glass | |
| JP7134396B2 (ja) | 光学ガラス | |
| JP2019511445A (ja) | 光学ガラス及び光学素子 | |
| JP4953156B2 (ja) | 光学ガラス | |
| JP5979455B2 (ja) | 光学ガラス | |
| JP2015027944A (ja) | 光学ガラス | |
| WO2002061475A1 (en) | Optical waveguide element and method for preparation thereof | |
| JP2002087841A (ja) | 光学ガラス、精密プレス成形用素材および光学部品 | |
| JP4219039B2 (ja) | 光ファイバー用ガラス | |
| JP2013032232A (ja) | 光学ガラス | |
| CN111285602A (zh) | 重镧火石玻璃及其预制件、光学元件和光学仪器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090511 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110901 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111219 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120106 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120220 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4953156 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120304 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323 Year of fee payment: 3 |
