JP4951359B2 - 台車連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、予め設定された走行経路に沿って床面上を走行する搬送装置の走行方向一方側に、床面上を移動可能な台車を連結する台車連結構造に関する。
従来より、空の搬送容器を台車に載せ、かかる台車を無人搬送車に連結し、無人搬送車を走行させて、空の搬送容器を載せた台車を搬送し、搬送台車の停止により搬送容器が充填装置に正対する規定停止位置に台車を停止させ、充填装置により搬送容器内に収容物を充填し、充填後に再び無人搬送車を走行させて、収容物の充填された搬送容器を載せた台車を搬送する方法が採用されている。充填装置により収容物を搬送容器に充填するためには、搬送容器が充填装置に正対する規定停止位置に台車を正確に停止させる必要がある。
そして、搬送容器等の搬送物を台車上に位置決めする機構として、従来より種々の提案がなされている。例えば、2次元水平面上を移動自在なスライドテーブルを台車上に設けて、搬送物を載せる際に、スライドテーブルから上方に突設されたロケートピンを、搬送物の下面に凹設されたロケート穴に挿入することによって、スライドテーブル上に搬送物を位置決めして載せる位置決め機構が提案されている(特許文献1を参照)。
また、台車を移動させてステーションの前に停止させてステーションから台車に搬送物を載せるために、台車上に鉛直線を回動中心として旋回可能な旋回テーブルを設けて、複数のセンサによりステーションに対する旋回テーブルの位置を計測し、かかる計測結果に基づいて旋回テーブルを旋回させてステーションに正対させ、その後に旋回テーブル上に搬送物を載せる方法が提案されている(特許文献2を参照)。
特開昭63−74898号公報 特開2000−194418号公報
搬送容器が充填装置に正対する規定停止位置に台車を停止させるためには、無人搬送車に対して台車が正確に位置決めされて連結されていることが必要である。仮に、台車が無人搬送機に対して偏位した状態で連結されていると、無人搬送車を正確な停止位置に停止させる制御を行っても、搬送容器が充填装置に正対する規定停止位置に台車を停止させることはできない。
また、上記従来の位置決め機構は、構成部品の高い加工精度が要求され、部品点数が多く、構造が複雑になり、製造コストの高騰が懸念され、また、メンテナンスが煩雑となり、維持コストの高騰も懸念される。したがって、無人搬送車に台車を連結する機構に、このような従来の位置決め機構を採用することはできない。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成によって、搬送装置に対して台車を位置決めして連結できる台車連結構造を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に記載の発明による台車連結構造は、予め設定された走行経路に沿って床面上を走行する搬送装置の走行方向一方側に、床面上を移動可能な台車を連結する台車連結構造において、台車は、予め設定された挟持高さ位置で互いに離間して平行かつ水平に延在する一対の基部と、各基部の延在方向一方側の端部にそれぞれ連続して設けられ端部から基部の延在方向に沿って突出する方向に移行するにしたがって互いに漸次接近する方向に移行する一対の折曲部と、各折曲部の先端部にそれぞれ連続して設けられ各先端部から互いに接近する方向に向かって延出する被挟持部を有し、搬送装置は、挟持高さ位置に設けられ搬送装置の走行方向に対して左右に延在する第1腕部と、第1腕部よりも搬送装置の走行方向一方側に設けられ第1腕部に対向して搬送装置の左右に延在し左右の側端縁部の離間距離が一対の折曲部の先端部間の離間距離と同一の大きさを有する第2腕部と、第1腕部と第2腕部の少なくとも一方を移動させて第1腕部と第2腕部とを相対的に接近及び離間させる移動手段を有し、搬送装置の走行方向一方側に台車を配置し、第2腕部を一対の基部の間に位置させ、被挟持部を間に介して第1腕部を第2腕部に対向させた状態で、移動手段により第1腕部と第2腕部とを相対的に接近させ、第1腕部と第2腕部との間に被挟持部を挟持して台車を搬送装置に連結することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の台車連結構造において、一対の折曲部は、予め設定された曲率で湾曲する湾曲形状を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の台車連結構造において、搬送装置は、第2腕部を、第1腕部に対峙する対峙位置と、対峙位置よりも下方に位置する退避位置とのいずれか一方に選択的に移動させて、かかる位置に保持する昇降手段を有することを特徴とする。
本発明によると、搬送装置の第2腕部は、左右の側端縁部の離間距離が、一対の折曲部の先端部間の離間距離と同一の大きさを有する。そして、台車の一対の折曲部は、基部の延在方向一方側の端部にそれぞれ連続して基部の延在方向に沿って突出する方向に移行するにしたがって互いに漸次接近する方向に移行する構成を有する。
したがって、例えば、台車に対する搬送装置の位置が、予め設定されたセンタリング位置から左右のいずれか一方に偏位している状態で第1腕部と第2腕部とを相対的に接近させた場合には、第2腕部の一方の側端縁部を折曲部に当接させることができる。
そして、第1腕部と第2腕部との間隔が狭められるに応じて、台車をセンタリング位置に向かって移動させることができ、第1腕部と第2腕部による被挟持部の挟持によって、台車を搬送装置のセンタリング位置に位置決めして連結することができる。
したがって、搬送装置に台車を連結して走行させ、搬送装置を所定の停止位置に停止させたときに、台車の規定停止位置から左右方向に偏位した位置に台車が停止するのを防ぐことができ、規定停止位置に正確に停止させることができる。
次に、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態における台車連結構造が適用される搬送ロボット40と台車30を示す図、図2は、薬品容器20を載せた台車30に搬送ロボット40が連結された状態を側方から示す図、図3は、図2のA方向矢視図、図4は、搬送ロボット40が走行する製品投入室10内のレイアウトを示す図である。尚、便宜上、図1に示す矢印Fの方向を前側、矢印Rの方向を右側として説明する。また、図4の矢印Xで示される方向を搬送ロボット40の薬品投入装置11への進入方向を示すX軸方向、矢印Yで示される方向を進入方向に直交する方向を示すY軸方向として説明する。
本実施の形態における台車連結構造が適用された搬送ロボット(搬送装置)40と台車30は、薬品製造工場の製造ラインに設けられた薬品容器搬送システム1に用いられている。
薬品容器搬送システム1は、空の薬品容器20を載せた台車30が置かれた空容器ストックエリア12に搬送ロボット40を移動させ、空容器ストックエリア12で搬送ロボット40に台車30を連結させる。
そして、搬送ロボット40を走行させて台車30を搬送し、空の薬品容器20を台車30に載せた状態で薬品投入装置11にセットする。そして、製造ラインにおいて製造された粉末状の薬品を薬品投入装置11により薬品容器20に充填した後、再び搬送ロボット40を走行させて、薬品充填済みの薬品容器20を載せた台車30を搬送し、製品ストックエリア13で搬送ロボット40から台車30を切り離して、薬品充填済みの薬品容器20を台車30に載せた状態で製品ストックエリア13に置く。薬品容器搬送システム1は、以上の動作を繰り返し行うシステムである。
薬品容器搬送システム1は、水平な床面を有する製品投入室10内に設けられている。製品投入室10内には、図4に示すように、製品投入室10内の略中央位置に薬品投入装置11が設置され、薬品投入装置11を間に介して互いに離間する位置に空容器ストックエリア12と製品ストックエリア13が設けられている。
薬品投入装置11は、床面上に立設される櫓状の支持脚と、支持脚の上部に設けられる投入装置本体を有している(いずれも図示せず)。支持脚は、薬品容器20を載せた台車30を薬品投入装置11の前方から進入させることによって投入装置本体の下方位置に配置可能な構成を有している。投入装置本体は、投入装置本体の下部に送出口が設けられており、搬送ロボット40の光電送装置58から出力される信号を受信することによって、送出口から予め設定された量の薬品を下方に送出することができるように構成されている。送出口は、下方に向かって開口する真円状の開口形状を有しており、送出口の中心点11aと薬品容器20の投入口24の中心24aとが同一鉛直線上に位置して連通するように、台車30の規定停止位置が設定されている。
薬品投入装置11には、支持脚内で台車30を床面よりも所定高さ位置に配置する投入台15が設けられている。投入台15は、投入装置本体の下方にて床面よりも一段高い位置で水平に延在して台車30が載せられる水平面と、水平面から薬品投入装置11の前方に向かって延在し、上面から床面までなだらかに傾斜する傾斜面とを有している。
空容器ストックエリア12と製品ストックエリア13は、薬品容器20を載せた台車30を横並びに整列させて配置することができる横長のスペースをそれぞれ有している。本実施の形態では、各エリア12、13に1番から5番まで、5台の台車30を配置できる配置スペースが設けられている。
そして、製品投入室10内の床面には、搬送ロボット40の走行経路に沿って磁気レール14が敷設されている。磁気レール14は、帯板形状を有しており、上面が床面と略面一になるように埋設されている。
また、床面には、磁気レール14に沿って所定間隔ごとに番地磁石が貼付されて設けられている(図示せず)。各番地磁石は、それぞれ複数個の磁石からなり、磁石をN極とS極の一方が上方に位置するように床面上に複数個並べて、そのN極とS極の並び方によって床面上の位置を示すようになっている。
薬品容器20は、図2及び図3に示すように、縦長の箱形状を有しており、正方形状をなす底部21と、底部21の周縁部分から起立する寸胴の胴部22と、胴部22から上方に移行するにしたがって漸次中心に向かって狭窄しかつ上面に真円状の投入口24が開口する投入部23を有する。
台車30は、薬品容器20を載せた状態で床面上を水平に自在に移動可能な構成を備えており、具体的には、薬品容器20が載置される台座部31と、台座部31の下面に設けられ床面上を転動するキャスター部33を有する。
台座部31は、例えばステンレスパイプなどの、断面が丸形の管状或いは棒状の部材によって構成されており、図1に示すように、平面視略8角形状に形成された外枠部31aの内方に、格子状のフレーム部31bを設けることによって形成されている。
外枠部31aには、薬品容器20を台座部31上に保持する容器保持部32が設けられている。容器保持部32は、外枠部31aの前部、後部、左部、右部の合計で4箇所にて上方に向かって突設されており、薬品容器20を台座部31に載せた状態で薬品容器20の胴部22に対向して前後左右の四方向外側から保持する構成を有する。
キャスター部33は、台座部31の下面の四隅位置に各々設けられており、台座部31に直交する方向に延在する中心軸を中心として360度首振り自在な支持部が台座部31に支持され、その支持部に回転ローラが回転自在に支持されて床面上を転動するように構成されている。したがって、台車30は、床面上でその移動方向を所定方向に制限されることなく、自在に移動することができる。
そして、台座部31には、搬送ロボット40の連結装置43に連結される連結部35が設けられている。
連結部35は、図3に示すように、左右対称の形状を有し、台車30の前方に向かって開口する平面視略コ字形を有する。本実施の形態では、断面が丸形の管状或いは棒状の部材を折り曲げることによって構成されており、脚部36、基部37、湾曲部(折曲部)38、及び被挟持部39を有する。
脚部36は、台座部31の後部でかつ左右に離間した箇所からそれぞれ上方に向かって延出して対をなす。基部37は、各脚部36の上端でそれぞれ折曲されて予め設定された挟持高さ位置を台座部31の後方に向かって互いに平行かつ水平に延在する。
湾曲部38は、各基部37の延在方向一方側の端部である後端部にそれぞれ連続して設けられている。各湾曲部38は、後端部から基部37の延在方向に沿って突出する方向である台座部31の後方に向かって移行するにしたがって互いに漸次接近する方向に移行する形状を有する。本実施の形態では、予め設定された一定の曲率で湾曲するように形成されている。
被挟持部39は、各湾曲部38の先端部にそれぞれ連続して設けられており、これらの各先端部から各基部37に直交して互いに接近する方向に水平に延在する。本実施の形態では、台車の左右方向に亘って延在して一対の湾曲部38、38の間を連結する形状を有している。
搬送ロボット40は、図示していないメインフレームを備えるロボット本体41と、床面上を走行する走行装置42と、台車30を連結する連結装置43と、これら走行装置42及び連結装置43を制御する制御装置(図示せず)を具備している。
走行装置42は、ロボット本体41の下部に設けられており、前部の左右位置に各々設けられた一対の駆動輪51と、後部の左右方向中央位置に設けられ搬送ロボット40の走行移動に応じて360゜首振り回動自在な車輪52とを有する。駆動輪51の内側には減速機を介して駆動用のDCサーボモータ及び駆動輪51の回転数を検出するエンコーダが設けられている。
搬送ロボット40は、走行用のセンサとして、磁気ガイドセンサ53、番地センサ54、光電センサ55を有している。磁気ガイドセンサ53は、ロボット本体41の下面に設けられており、下面の前部中央位置でロボット本体41の横幅方向に亘って延在するように設けられている。そして、床面に埋め込まれている磁気レール14の磁場を読み取り、磁気ガイドセンサ53の中心から磁気レール14までの離間距離を示す信号を出力する。
番地センサ54は、ロボット本体41の下面に設けられている。そして、磁気レール14に沿って貼付されている番地磁石から番地情報を読み取り、移動位置を示す信号を出力する構成を有する。光電センサ55は、ロボット本体41の左側面に取り付けられている。そして、投入台15に設けられている投光器16からの光信号を入力すると、走行装置42による走行を停止させる走行停止信号を出力する構成を有する。
また、搬送ロボット40は、安全対策用のセンサとして、バンパセンサ56と、複数の障害物センサ57を有している。バンパセンサ56は、ロボット本体41の後部及び左右の側部に突設されたバンパに設けられており、バンパの障害物への接触を検出する。障害物センサ57は、ロボット本体41の前部と後部に設けられており、前部の障害物センサ57は、車体前方及び側方の障害物の検出を行い、後方の障害物センサ57は、車体後方の障害物の検出を行う。
制御装置(図示せず)は、上述の各センサからの信号等を用いて走行装置42を制御する。搬送ロボット40の移動操舵は左右の駆動輪51の回転数差によって行い、方向転換は搬送ロボット40をその場でスピン回転させることによって行う。制御装置は、磁気ガイドセンサ53からの信号に基づき、搬送ロボット40が磁気レール14に沿って移動するように走行装置42を制御する。また、番地センサ54からの信号に基づき、番地磁石の情報を読み取り、移動位置を認識する。そして、経路途中で停止した場合に、その位置から再び移動を始めるように制御する。
連結装置43は、ロボット本体41の前部に設けられている。連結装置43は、挟持高さ位置で互いに相対的に接近及び離間する第1腕部61と第2腕部71を有しており、これら第1腕部61と第2腕部71とを接近させて台車30の連結部35の被挟持部39を挟持することによって、台車30を搬送ロボット40に連結する構成を有する。
第1腕部61は、スライド支持手段62によってロボット本体41の前部で前後に往復移動自在に支持されている。そして、往復移動手段(移動手段)65によってロボット本体41の前方に向かって突出する前進方向と、ロボット本体41内に後退する後退方向に移動される。
スライド支持手段62は、図3に示すように、ロボット本体41の左右に離間して前後に延在する一対のレール63、63と、各レール63に支持されて前後方向にスライド移動する一対のスライダ64、64を有している。そして、第1腕部61が各スライダ64の前端の間に亘って架け渡すように取り付けられている。
往復移動手段65は、本実施の形態では、前後に伸縮する電動シリンダが用いられており、一対のレール63、63の間に配置されて、伸張により予め設定された押圧力で第1腕部61を移動させる構成を有する。
第1腕部61は、ロボット本体41の前部にて前方に向かって面し、かつ一定の高さ幅を有して左右に延在する平面状の前面61aを有している。前面61aは、台車30に設けられた連結部35の被挟持部39の直径よりも大きな高さ幅と、被挟持部39よりも若干大きな長さを有し、ロボット本体41の上下方向に沿って垂直に延在する。
前面61aの高さ幅は、例えば床面上の段差や台車30の前方向或いは後方向への傾斜等に起因して床面に対する連結部35の被挟持部39の高さ位置が上方或いは下方に変化した場合でも、その変化を許容して第1腕部61の前面に被挟持部39を対向させた状態とすることができる高さ幅に設定されている。
尚、本実施の形態では、前面61aにMCナイロンが貼設されており、台車30を連結した際に連結部35の被挟持部39への傷付きを防ぐと共に、被挟持部39との間の適切な滑動を確保している。
第2腕部71は、第1腕部61よりもロボット本体41の前方位置に設けられており、支持手段72によって上下に昇降自在に支持されている。そして、昇降手段73(図2を参照)によって昇降され、上方に突出して後面71aが第1腕部61の前面61aと対峙する対峙位置と、下降して第1腕部61よりも下方に退避する退避位置との間を上下に移動される。昇降手段73は、本実施の形態では、電動アクチュエータが用いられており、第2腕部71を対峙位置と退避位置のいずれか一方に選択的に移動させて、かかる位置に保持する構成を有する。
第2腕部71の後面71aは、ロボット本体41の上下方向に沿って垂直に延在し、第2腕部71が対峙位置に保持された状態で第1腕部61の前面61aと平行に延在して対向する平面形状を有する。
第2腕部71は、ロボット本体41内に後退された第1腕部61の前面61aと、対峙位置に保持された第2腕部71の後面71aとの間に、被挟持部39の直径よりも広い間隔を形成すると共に、前進された第1腕部61の前面61aと、対峙位置に保持された第2腕部71の後面71aとの間に被挟持部39の直径よりも狭い間隔を形成することができる位置に設けられている。
換言すると、ロボット本体41内に後退された第1腕部61の前面61aと、対峙位置に保持された第2腕部71の後面71aとの間に被挟持部39を左右に亘って介在させ、第1腕部61の前進によって連結部35の被挟持部39を径方向両側から挟み込むことができるように構成されている。
第2腕部71は、本実施の形態では、所定の板厚を有する略矩形の平板部材によって構成されており、一方の平面部が前面、他方の平面が後面71aを構成し、かつ上端縁部71bが水平に延在し、左右の側端縁部71c、71dが垂直に延在する姿勢状態で昇降するように支持手段72に支持されている。そして、左右の側端縁部71c、71dの離間距離が、折曲部38の先端部間の離間距離である被挟持部39の長さと同一の大きさを有するように形成されている。
第2腕部71は、対峙位置では上端縁部71bが台車30の連結部35の被挟持部39よりも高い位置に配置され、退避位置では被挟持部39よりも低い高さ位置に配置される。
制御装置は、往復移動手段65と昇降手段73を制御して、第1腕部61の前進後退動作と第2腕部71の昇降動作を予め設定されたタイミングで行い、連結装置43により台車30の搬送ロボット40への連結及び切り離し動作を行わせる。
次に、上記連結装置43による台車30の搬送ロボット40への連結方法について説明する。
まず最初に、制御装置は、第1腕部61をロボット本体41内に後退させかつ第2腕部71を退避位置に下降させた状態で搬送ロボット40を前進させて台車30の後方から台車30の後部に接近させ、連結部35の被挟持部39が第1腕部61と第2腕部71との間に位置する連結作業位置に停止させる。
そして、昇降手段73によって第2腕部71を上昇させ、対峙位置に保持させる。これにより、第2腕部71は、一対の基部37の間を通過して上方に突出し、上端縁部71bが被把持部39よりも上方に位置し、被把持部39を間に介在して第1腕部61と対峙する。
それから、往復移動手段65によって第1腕部61を前進させる。第1腕部61は、所定の押圧力で被挟持部39を前方に向かって押圧し、第2腕部71との間に被挟持部39を挟み込む。被挟持部39は、第1腕部61と第2腕部71によって前後方向両側から挟持される。
したがって、台車30を搬送ロボット40に連結することができ、搬送ロボット40の移動により搬送することができる。また、連結部35の被挟持部39を第2腕部71の後面71aと第1腕部61の前面61aとによって前後方向両側から挟み込む構成により、被挟持部39を中心として台車30を上下方向に揺動させることができる。したがって、例えば投入台15や床面上の段差等に起因した台車30の前方向或いは後方向への傾斜を許容し、連結状態を適切に保つことができる。
また、台車30を搬送ロボット40から切り離すには、第1腕部61をロボット本体41内に後退させて、第1腕部61と第2腕部71による被挟持部39の挟持を解除し、第2腕部71を下降させて退避位置に移動させ、搬送ロボット40を後退させる。これにより、台車30を搬送ロボット40から切り離すことができる。
図5は、搬送ロボット40に台車30を位置決めして連結する構造を説明する図であり、連結作業位置に停止した搬送ロボット40の中心線L1が台車30の中心線L2に対して左に偏位した状態から中心線L2が中心線L1に一致するセンタリング位置に台車30を位置決めして連結する動作を示す図である。尚、図中の符号L1は、搬送ロボット40の左右方向中央位置で搬送ロボット40の前後方向に延在する中心線を示し、符号L2は、台車30の左右方向中央位置で台車30の前後方向に延在する中心線を示す。
例えば、図5(a)に示すように、台車30の後方から接近して連結作業位置に停止した搬送ロボット40の中心線L1が台車30の中心線L2に対して左側にδ1だけ偏位している状態で、そのまま第1腕部61を前進移動させる。第1腕部61は、被挟持部39を押し込み、台車30を前方に向かって移動させる。この台車30の移動により、第2腕部71の左側の側端縁部71cを湾曲部38に当接させることができる。
そして、更なる第1腕部61の前進移動により、図5(b)に示すように、第1腕部61と第2腕部71との間隔が漸次狭められるに応じて、第2腕部71の左側の側端縁部71cが湾曲部38に沿って摺動し、台車30を中心線L1に接近する方向である左側に向かって移動させることができ(図中で太矢印で示す方向)、中心線L1と中心線L2との偏位量がδ1からδ2に減少される(δ1>δ2)。
そして、更なる第1腕部61の前進移動により、図5(c)に示すように、第1腕部61と第2腕部71によって被挟持部39を挟持した状態では、中心線L2が中心線L1に一致するセンタリング位置に台車30を位置させ、偏位量を0にすることができる(δ=0)。
また、被挟持部39の長さは、第2腕部71の左右の側端縁部71c、71d間の長さと同じに設定されているので、仮に、台車30が搬送ロボット40の左側に向かって移動して中心線L1と中心線L2の一致点を通過し、台車30の中心線L2が搬送ロボット40の中心線L1よりも左側に行き過ぎた場合には、第2腕部71の右側の側端縁部71dが湾曲部38に当接し、湾曲部38に沿って摺動して台車30を搬送ロボット40の右側に向かって移動させ、最終的にセンタリング位置に位置決めすることができる。
また、詳細な説明は省略するが、搬送ロボット40の中心線L1が台車30の中心線L2に対して右側に偏位している場合も同様に第1腕部61と第2腕部71との間に挟持することによって台車30をセンタリング位置に位置決めすることができる。
したがって、台車30を搬送ロボット40に連結する際に、中心線L2が中心線L1に一致するセンタリング位置に台車30を位置決めした状態で搬送ロボット40に連結することができる。
上述の連結構造によれば、空容器ストックエリア12に置かれて空の薬品容器20が載せられた台車30を搬送ロボット40に連結する際に、台車30をセンタリング位置に位置決めして連結することができる。
したがって、例えば、搬送ロボット40を図4に示されるX軸方向に前進移動させて台車30を薬品投入装置11に進入させた際に、投入台15上で中心点11aに対して台車30の中心線L2がY軸方向に偏位することなく、中心点11aの鉛直下に中心線L2が常に位置するように、台車30を移動させることができる。
したがって、搬送ロボット40を薬品投入装置11内の予め設定された停止位置で停止させるだけで、台車30を規定停止位置に停止させることができ、薬品容器20の投入口24の中心点24aを薬品投入装置11の送出口の中心点11aと同一鉛直線上に位置させることができる。
したがって、製造ラインにおいて製造された粉末状の薬品を薬品投入装置11から薬品容器20に充填する際に、薬品をこぼすことなく薬品容器20内に確実に充填することができる。
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、被挟持部39は、各湾曲部38の間に亘って延在する構成の場合を例に説明したが、途中位置で分離していてもよい。
また、上述の実施の形態では、第1腕部61を前後方向に移動させて被挟持部39を挟持する構成について説明したが、第1腕部61と第2腕部71の両方を前後方向に移動させて被挟持部39を挟持する構成としてもよい。
更に、上述の実施の形態では、連結部35は、台車30の前方に向かって開口する平面視略コ字形を有する場合を例に説明したが、台車30の後方に向かって開口する平面視略コ字形を有する構成としてもよい。
本実施の形態における台車連結構造が適用される搬送ロボットと台車を示す図である。 薬品容器を載せた台車に搬送ロボットが連結された状態を側方から示す図である。 図2のA方向矢視図である。 搬送ロボットが走行する製品投入室内のレイアウトを示す図である。 搬送ロボットに台車を位置決めして連結する構造を説明する図である。
符号の説明
1 薬品搬送システム
10 製品投入室
11 薬品投入装置
20 薬品容器
30 台車
31 台座部
35 連結部
37 基部
38 折曲部
39 被挟持部
40 搬送ロボット(搬送装置)
41 ロボット本体
42 走行装置
43 連結装置
61 第1腕部
65 往復移動手段(移動手段)
71 第2腕部

Claims (3)

  1. 予め設定された走行経路に沿って床面上を走行する搬送装置の走行方向一方側に、床面上を移動可能な台車を連結する台車連結構造において、
    前記台車は、予め設定された挟持高さ位置で互いに離間して平行かつ水平に延在する一対の基部と、該各基部の延在方向一方側の端部にそれぞれ連続して設けられ該端部から前記基部の延在方向に沿って突出する方向に移行するにしたがって互いに漸次接近する方向に移行する一対の折曲部と、該各折曲部の先端部にそれぞれ連続して設けられ該各先端部から互いに接近する方向に向かって延出する被挟持部を有し、
    前記搬送装置は、前記挟持高さ位置に設けられ前記搬送装置の走行方向に対して左右に延在する第1腕部と、該第1腕部よりも前記搬送装置の走行方向一方側に設けられ前記第1腕部に対向して前記搬送装置の左右に延在し左右の側端縁部の離間距離が前記一対の折曲部の先端部間の離間距離と同一の大きさを有する第2腕部と、前記第1腕部と前記第2腕部の少なくとも一方を移動させて前記第1腕部と前記第2腕部とを相対的に接近及び離間させる移動手段を有し、
    前記搬送装置の走行方向一方側に前記台車を配置し、前記第2腕部を前記一対の基部の間に位置させ、前記被挟持部を間に介して前記第1腕部を前記第2腕部に対向させた状態で、前記移動手段により前記第1腕部と前記第2腕部とを相対的に接近させ、前記第1腕部と前記第2腕部との間に前記被挟持部を挟持して前記台車を前記搬送装置に連結することを特徴とする台車連結構造。
  2. 前記一対の折曲部は、予め設定された曲率で湾曲する湾曲形状を有することを特徴とする請求項1に記載の台車連結構造。
  3. 前記搬送装置は、前記第2腕部を、前記第1腕部に対峙する対峙位置と、該対峙位置よりも下方に位置する退避位置とのいずれか一方に選択的に移動させて、かかる位置に保持する昇降手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の台車連結構造。
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