JP7135416B2 - 無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法 - Google Patents
無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法 Download PDFInfo
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Description
無人搬送車をスピンターンさせ、所定の位置に停止させるためには、無人搬送車に備えたセンサーにより地上に設置した誘導線を読み取って停止位置を制御する。あるいは、スピンターン開始位置からスピンターン開始後の駆動輪の回転量をエンコーダで検出し、エンコーダのパルス数が所要角度分に相当する設定値に到達した時点で駆動輪を停止するように制御する(以下、「エンコーダによる回転角度制御」という)。
特許文献2の無人搬送車(移動式駆動ユニット20)は、昇降テーブル(結合ヘッド110)を下降させた状態で搬送物(在庫ホルダ30)の下に潜り込み、昇降テーブルを上昇させて搬送物を持ち上げた状態で作業空間内の指定地点へ移動する。
誘導手段を用いて誘導制御され、所定の走行経路に沿って無軌道で自走する無人搬送車において、
前記無人搬送車が所定角度のスピンターンを行う際に前記無人搬送車の回転角度を制御する方法であって、
前記無人搬送車のスピンターン開始位置の地上側における、
方向転換点から所定距離だけ離間した位置に第1の2次元コードを備え、
前記無人搬送車のスピンターン終了位置の地上側における、
前記方向転換点から前記所定距離だけ離間した位置に第2の2次元コードを備え、
前記無人搬送車は、前記第1の2次元コード及び前記第2の2次元コードを読み取る2次元コード読取りセンサーを備え、
前記無人搬送車の制御装置が、
前記スピンターン開始位置で、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第1の2次元コードを読み取り、前記2次元コード読取りセンサーのローカル座標系による位置をワールド座標系に変換し、前記ワールド座標系で前記所定角度の回転を行った後の目標停止位置を求め、前記ワールド座標系の前記目標停止位置を前記第2の2次元コードのローカル座標系に変換し、前記第2の2次元コードの前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを求める工程と、
前記無人搬送車のスピンターンを開始し、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第2の2次元コードを読み取り、前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取った時点で前記無人搬送車を停止する工程と、
前記無人搬送車に搬送物を載置する工程と、
を含むことを特徴とする(請求項1)。
したがって、無人搬送車のスピンターン回転中心から遠い位置に、第1の2次元コード及び第2の2次元コードが設置されている。
また、無人搬送車が備える、2次元コードを読み取る2次元コード読取りセンサーも、スピンターン回転中心から遠い位置にある。
よって、無人搬送車のスピンターン回転中心又はその近傍に2次元コードが設置されている場合に比べて、スピンターンにおける回転角度を細かい角度まで読み取ることができるので、高い精度で無人搬送車の回転角度を制御できる。
それにより、無人搬送車がスピンターンを行う際に、エンコーダによる回転角度制御を行う場合のように、駆動輪の摩耗により停止位置精度が悪化することがない。
前記無人搬送車の制御装置が、
前記昇降テーブルに載置した前記搬送物を荷降ろし位置まで搬送するように前記無人搬送車を移動する工程と、
前記荷降ろし位置で前記搬送物を地上に置くように前記昇降テーブルを下降する工程と、
前記荷降ろし位置における前記スピンターン開始位置で、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第1の2次元コードを読み取り、前記2次元コード読取りセンサーのローカル座標系による位置をワールド座標系に変換し、前記ワールド座標系で前記所定角度の回転を行った後の目標停止位置を求め、前記ワールド座標系の前記目標停止位置を前記第2の2次元コードのローカル座標系に変換し、前記第2の2次元コードの前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを求める工程と、
前記無人搬送車のスピンターンを開始し、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第2の2次元コードを読み取り、前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取った時点で前記無人搬送車を停止する工程と、
前記昇降テーブルを上昇させて前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する工程と、
を含むのが好ましい実施態様である(請求項2)。
それにより、無人搬送車が単体でスピンターンを行い、所定角度の回転を精度良く行って停止したスピンターン終了位置では、無人搬送車は、搬送物に対して、搬送物を昇降テーブルに載置する適正位置にある。
よって、スピンターン終了位置で昇降テーブルを上昇させて搬送物を昇降テーブルに載置する際における搬送物の移載不良を防止できる。
前記無人搬送車の制御装置が、
地上に置かれている前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する載置位置へ前記無人搬送車を移動する工程と、
前記載置位置における前記スピンターン開始位置で、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第1の2次元コードを読み取り、前記2次元コード読取りセンサーのローカル座標系による位置をワールド座標系に変換し、
地上側制御装置から受信した前記搬送物の位置データが前記第1の2次元コードのローカル座標系による位置である場合は、前記ローカル座標系による位置を前記ワールド座標系に変換し、前記地上側制御装置から受信した前記搬送物の位置データが前記ワールド座標系である場合は前記ワールド座標系のデータをそのまま保持し、
前記搬送物の前記ワールド座標系の位置データと前記スピンターン開始位置における前記無人搬送車の前記ワールド座標系の位置データから、前記スピンターン終了位置で前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する適正位置に移動するための所定角度、及び前記ワールド座標系で前記所定角度の回転を行う目標停止位置の座標データを求め、
前記ワールド座標系の前記目標停止位置を前記第2の2次元コードのローカル座標系に変換し、前記第2の2次元コードの前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを求める工程と、
前記無人搬送車のスピンターンを開始し、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第2の2次元コードを読み取り、前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取った時点で前記無人搬送車を停止する工程と、
前記昇降テーブルを上昇させて前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する工程と、
を含むのも好ましい実施態様である(請求項3)。
それにより、無人搬送車が単体でスピンターンを行い、所定角度の回転を精度良く行って停止したスピンターン終了位置では、無人搬送車は、搬送物に対して、搬送物を昇降テーブルに載置する適正位置にある。
よって、スピンターン終了位置で昇降テーブルを上昇させて搬送物を昇降テーブルに載置する際における搬送物の移載不良を防止できる。
前記搬送物は受部を備え、
前記昇降テーブルを上昇させて前記搬送物を前記昇降テーブルに載置した状態で、前記位置決めピンは前記受部に係合するのが一層好ましい実施態様である(請求項4)。
よって、無人搬送車の昇降テーブルを上昇させて昇降テーブル上に搬送物を載置した際に、昇降テーブルの位置決めピンが搬送物の受部に係合することから、無人搬送車の昇降テーブルから搬送物がずれないので、無人搬送車により搬送物を安定かつ確実に搬送できる。
(1)スピンターンにおける回転角度を細かい角度まで読み取ることができるので、高い精度で無人搬送車の回転角度を制御できる。
(2)エンコーダによる回転角度制御を行う場合のように、駆動輪の摩耗により停止位置精度が悪化することがない。
以下の実施の形態において、誘導手段を用いて誘導制御され、所定の走行経路に沿って無軌道で自走する無人搬送車の進行方向(図2Aの矢印の方向)を前方とし、前方へ向かった状態で前後左右を定義し、右方から見た図を正面図とする。
図1の斜視図、並びに図2Aの概略平面図、及び図3Aの部分縦断面正面図に示すように、本発明に係る実施の形態に係る無人搬送車1は、前後左右の自在輪2,2,…、及び左右の駆動輪3,3、並びに、搬送物Dを載置する昇降テーブル4を備える。
昇降テーブル4は、昇降テーブル4の上昇に伴って昇降テーブル4の上面から突出する位置決めピン5,5を対角に備える。
昇降テーブル4に載置する搬送物Dは、前後左右の車輪7,7,…を備えた台車6、及び台車6の上の荷物Wである。なお、無人搬送車1は、荷物Wを降ろした状態の空荷の台車6を搬送する場合もある。
図2Aに示すスピンターン回転中心Oは、昇降テーブル4の中央に位置し、左右の駆動輪3,3の回転軸上の左右方向中央を通る垂直軸である。
磁気センサーS1,S1は、無人搬送車1のスピンターン回転中心Oの前方及び後方に設け、2次元コード読取りセンサーS2は、スピンターン回転中心Oからなるべく離間した位置に、例えば前方右寄りに設ける。
あるいは、誘導線を用いずに、各種センサーで取得した情報から周囲の環境の形状を把握し、その形状データをもとに無人搬送車1の自己位置を推定し、修正しながら地図を作って動いていくSLAM(Simultaneously Localization And Mapping)等の自律誘導であってもよい。
あるいは、前記制御装置は、2次元コード読取りセンサーS2により2次元コードを読み取った情報から無人搬送車1の座標データを得、その座標データを基に、別の2次元コードの目標停止位置の座標データを設定し、2次元コード読取りセンサーS2が前記目標停止位置の座標データを読み取った時点で停止する。
なお、このようなスピンターンは、左右の駆動輪3,3を等速で逆方向へ回転する構成ではなく、前後左右の四輪の駆動輪を操舵する構成としてもよい。
また、台車6は、図4の概略平面図に示すように、位置決めピン5,5を受ける受部G,G,…を4箇所に備え、受部G,G,…は、90°回転対称(4回回転対称)である。
図3Bのように昇降テーブル4を上昇させることにより上昇した位置決めピン5,5は、台車6の受部G,Gに挿入されることから、無人搬送車1の昇降テーブル4から搬送物D(台車6及び荷物W)がずれないので、無人搬送車1により搬送物Dを安定かつ確実に搬送できる。
同様に、無人搬送車1により搬送物Dを搬送し、昇降テーブル4を下降させて搬送物Dを降ろした後、無人搬送車1を平面視で時計回り又は反時計回りに180°スピンターンを行った状態でも、180°スピンターンの回転角度の精度が良ければ、受部G,G,…が90°回転対称であるので、昇降テーブル4を上昇させれば、位置決めピン5,5は、台車6の受部G,Gに挿入される。
以下において、主に図5A及び図5Bの概略平面図を参照して、本発明の実施の形態に係る無人搬送車1のスピンターンにおける停止位置制御システムについて説明する。
図5A及び図5Bの動作は、空荷の無人搬送車1が走行経路の所定箇所でスピンターンを行う例を示している。走行経路Bには地上に磁気テープAを設置しており、走行経路Bは、無人搬送車1がスピンターンを行う方向転換経路Cを含む。
また、無人搬送車1のスピンターン終了位置Qの地上側における、方向転換点Tから所定距離だけ離間した位置に第2の2次元コードE2を備える。
地上側の2次元コードE1,E2は、無人搬送車1の2次元コード読取りセンサーS2で読み取るものであるので、2次元コード読取りセンサーS2をスピンターン回転中心Oからなるべく離間した位置に設けていることに対応させ、方向転換点Tから所定距離離間させた位置に設置する。
2次元コードE1の方向転換点Tからの距離と、2次元コードE2の方向転換点Tからの距離は、共に(α2+β2)1/2である。
図5Aに示すように、無人搬送車1は、方向転換経路Cの上流側から方向転換点Tに向かって走行し、例えばスピンターン回転中心Oが方向転換点Tとほぼ重なった位置で停止する。
また、無人搬送車1の2次元コード読取りセンサーS2が地上の2次元コードE1を認識すると、前記のとおり、2次元コードE1との進行方向の距離を測定しながら、目標停止位置での停止を行うように走行制御される。
このスピンターンの際には、スピンターン開始位置Pからスピンターンを開始した後、2次元コード読取りセンサーS2が地上側の2次元コードE2を読み取ってスピンターン終了位置Qで停止する。
また、無人搬送車1が備える、2次元コードE2を読み取る2次元コード読取りセンサーS2も、スピンターン回転中心Oから遠い位置にある。
よって、無人搬送車1のスピンターン回転中心O又はその近傍に2次元コードが設置されている場合に比べて、スピンターンにおける回転角度を細かい角度まで読み取ることができるので、高い精度で無人搬送車1の回転角度を制御できる。
それにより、無人搬送車1がスピンターンを行う際に、エンコーダによる回転角度制御を行う場合のように、駆動輪3,3の摩耗により停止位置精度が悪化することがない。
以下において、図6Aないし図6Dの概略平面図、及び図7Aないし図7Cの概略平面図を参照して、本発明の実施の形態に係る無人搬送車1のスピンターンにおける回転角度制御方法について説明する。
この停止位置の例では、無人搬送車1のスピンターン回転中心Oが地上側の方向転換点Tから若干ずれているとともに、搬送物D及び無人搬送車1が鉛直軸回りに時計方向に角度Fずれている。
荷降ろし位置P1では、搬送物Dである台車6から荷物を下ろす場合、台車6に荷物を積み込む場合、台車6から荷物を降ろして新しい荷物を積み込む場合等がある。
前記制御装置は、スピンターン開始位置Pにおける無人搬送車1の座標データから、所定角度PA(PA=90°、図6D参照)の回転を行う目標停止位置の座標データを求める。
(1)2次元コード読取りセンサーS2により第1の2次元コードE1を読み取った2次元コードE1のローカル座標系による位置(並進位置、角度)をワールド座標系に変換する。
(2)ワールド座標系で所定角度PA=90°の回転を行った後の目標停止位置を求める。
(3)ワールド座標系の前記目標停止位置を第2の2次元コードE2のローカル座標系に変換し、2次元コードE2のローカル座標系の目標停止位置(並進位置、角度)を求める。
このように2次元コード読取りセンサーS2により2次元コードE2のローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取ることにより、前記制御装置が無人搬送車1を停止させるので、エンコーダによる回転角度制御を行う場合のように、駆動輪の摩耗により停止位置精度が悪化することがない。
それにより、前記制御装置が、昇降テーブル4を上昇させて搬送物Dを昇降テーブル4に載置する際に、昇降テーブル4の位置決めピン5,5が搬送物Dの受部G,Gに確実に係合する。
よって、無人搬送車1の昇降テーブル4から搬送物Dがずれないので、無人搬送車1により搬送物Dを安定かつ確実に搬送できる。
載置位置P2にある搬送物Dには、台車6に荷物を積み込まれている場合、台車6のみの場合等がある。
この停止位置の例では、無人搬送車1は、スピンターン回転中心Oが方向転換点Tとほぼ重なった位置で停止しており、鉛直軸回りの角度ずれもない。しかし、図6Bの停止位置の例のように、無人搬送車1のスピンターン回転中心Oと地上側の方向転換点Tにずれがあるとともに鉛直軸回りの角度ずれがある場合であってもよく、その場合の手順も以下と同様である。
前記制御装置は、スピンターン開始位置Pにおける無人搬送車1の座標データ、及び地上側制御装置から受信した搬送物Dの位置データから、スピンターン終了位置Qで搬送物Dを昇降テーブル4に載置する適正位置に移動するための所定角度、及び前記所定角度の回転を行う目標停止位置の座標データを求める。
(1)2次元コード読取りセンサーS2により第1の2次元コードE1を読み取った2次元コードE1のローカル座標系による位置(並進位置、角度)をワールド座標系に変換する。
(2A)地上側制御装置から受信した搬送物Dの位置データが、2次元コードE1のローカル座標系による位置(並進位置、角度)である場合は、その位置をワールド座標系に変換する。
(2B)地上側制御装置から受信した搬送物Dの位置データが、ワールド座標系である場合はそのデータをそのまま保持する。
(3)搬送物Dのワールド座標系の位置データとスピンターン開始位置Pにおける無人搬送車1のワールド座標系の位置データから、スピンターン終了位置Qで搬送物Dを昇降テーブル4に載置する適正位置に移動するための所定角度、及びワールド座標系で前記所定角度の回転を行う目標停止位置の座標データを求める。
(4)ワールド座標系の前記目標停止位置を第2の2次元コードE2のローカル座標系に変換し、2次元コードE2のローカル座標系の目標停止位置(並進位置、角度)を求める。
このように2次元コード読取りセンサーS2により2次元コードE2のローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取ることにより、前記制御装置が無人搬送車1を停止させるので、エンコーダによる回転角度制御を行う場合のように、駆動輪の摩耗により停止位置精度が悪化することがない。
それにより、前記制御装置が、昇降テーブル4を上昇させて搬送物Dを昇降テーブル4に載置する際に、昇降テーブル4の位置決めピン5,5が搬送物Dの受部G,Gに確実に係合する。
よって、無人搬送車1の昇降テーブル4から搬送物Dがずれないので、無人搬送車1により搬送物Dを安定かつ確実に搬送できる。
それにより、無人搬送車1がスピンターンを行う際に、スピンターン回転中心を固定したまま回転できない場合に回転中心からのずれを検知することが可能である。あるいは、検知した回転中心からのずれが一定以上の場合、スピンターンした後に補正動作を行うことが可能である。
ただし、回転中心からのずれをシビアに考慮しなくてもよい場合は、前記座標データを角度(θ)のみとしてもよい。
2 自在車輪
3 駆動輪
4 昇降テーブル
5 位置決めピン
6 台車
7 車輪
A 磁気テープ(誘導手段)
B 走行経路
C 方向転換経路
D 搬送物
E1,E2 2次元コード
FL 床面(地上)
G 受部
O スピンターン回転中心
P スピンターン開始位置
P1 荷降ろし位置
P2 載置位置
PA 所定角度
Q スピンターン終了位置
S1 磁気センサー
S2 2次元コード読取りセンサー
T 方向転換点
W 荷物
Claims (6)
- 誘導手段を用いて誘導制御され、所定の走行経路に沿って無軌道で自走する無人搬送車において、
前記無人搬送車が所定角度のスピンターンを行う際に前記無人搬送車の回転角度を制御する方法であって、
前記無人搬送車のスピンターン開始位置の地上側における、
方向転換点から所定距離だけ離間した位置に第1の2次元コードを備え、
前記無人搬送車のスピンターン終了位置の地上側における、
前記方向転換点から前記所定距離だけ離間した位置に第2の2次元コードを備え、
前記無人搬送車は、前記第1の2次元コード及び前記第2の2次元コードを読み取る2次元コード読取りセンサーを備え、
前記無人搬送車の制御装置が、
前記スピンターン開始位置で、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第1の2次元コードを読み取り、前記2次元コード読取りセンサーのローカル座標系による位置をワールド座標系に変換し、前記ワールド座標系で前記所定角度の回転を行った後の目標停止位置を求め、前記ワールド座標系の前記目標停止位置を前記第2の2次元コードのローカル座標系に変換し、前記第2の2次元コードの前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを求める工程と、
前記無人搬送車のスピンターンを開始し、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第2の2次元コードを読み取り、前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取った時点で前記無人搬送車を停止する工程と、
前記無人搬送車に搬送物を載置する工程と、
を含むことを特徴とする、
無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法。 - 前記無人搬送車は、前記搬送物を載置する昇降テーブルを備え、
前記無人搬送車の制御装置が、
前記昇降テーブルに載置した前記搬送物を荷降ろし位置まで搬送するように前記無人搬送車を移動する工程と、
前記荷降ろし位置で前記搬送物を地上に置くように前記昇降テーブルを下降する工程と、
前記荷降ろし位置における前記スピンターン開始位置で、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第1の2次元コードを読み取り、前記2次元コード読取りセンサーのローカル座標系による位置をワールド座標系に変換し、前記ワールド座標系で前記所定角度の回転を行った後の目標停止位置を求め、前記ワールド座標系の前記目標停止位置を前記第2の2次元コードのローカル座標系に変換し、前記第2の2次元コードの前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを求める工程と、
前記無人搬送車のスピンターンを開始し、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第2の2次元コードを読み取り、前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取った時点で前記無人搬送車を停止する工程と、
前記昇降テーブルを上昇させて前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する工程と、
を含む、
請求項1に記載の無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法。 - 前記無人搬送車は、前記搬送物を載置する昇降テーブルを備え、
前記無人搬送車の制御装置が、
地上に置かれている前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する載置位置へ前記無人搬送車を移動する工程と、
前記載置位置における前記スピンターン開始位置で、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第1の2次元コードを読み取り、前記2次元コード読取りセンサーのローカル座標系による位置をワールド座標系に変換し、
地上側制御装置から受信した前記搬送物の位置データが前記第1の2次元コードのローカル座標系による位置である場合は、前記ローカル座標系による位置を前記ワールド座標系に変換し、前記地上側制御装置から受信した前記搬送物の位置データが前記ワールド座標系である場合は前記ワールド座標系のデータをそのまま保持し、
前記搬送物の前記ワールド座標系の位置データと前記スピンターン開始位置における前記無人搬送車の前記ワールド座標系の位置データから、前記スピンターン終了位置で前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する適正位置に移動するための所定角度、及び前記ワールド座標系で前記所定角度の回転を行う目標停止位置の座標データを求め、
前記ワールド座標系の前記目標停止位置を前記第2の2次元コードのローカル座標系に変換し、前記第2の2次元コードの前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを求める工程と、
前記無人搬送車のスピンターンを開始し、前記2次元コード読取りセンサーにより前記第2の2次元コードを読み取り、前記ローカル座標系の目標停止位置の座標データを読み取った時点で前記無人搬送車を停止する工程と、
前記昇降テーブルを上昇させて前記搬送物を前記昇降テーブルに載置する工程と、
を含む、
請求項1に記載の無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法。 - 前記無人搬送車の昇降テーブルは位置決めピンを備え、
前記搬送物は受部を備え、
前記昇降テーブルを上昇させて前記搬送物を前記昇降テーブルに載置した状態で、前記位置決めピンは前記受部に係合する、
請求項2又は3に記載の無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法。 - 前記スピンターン開始位置の座標データ、及び前記目標停止位置の座標データは、角度のみを含む、
請求項1~4の何れか1項に記載の無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法。 - 前記スピンターン開始位置の座標データ、及び前記目標停止位置の座標データは、角度及び並進位置を含む、
請求項1~4の何れか1項に記載の無人搬送車のスピンターンにおける回転角度制御方法。
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JP2001134318A (ja) | 1999-11-05 | 2001-05-18 | Murata Mach Ltd | 無人搬送車システム |
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