JPH09267746A - 搬送車と台車の連結案内装置 - Google Patents

搬送車と台車の連結案内装置

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Publication number
JPH09267746A
JPH09267746A JP8104248A JP10424896A JPH09267746A JP H09267746 A JPH09267746 A JP H09267746A JP 8104248 A JP8104248 A JP 8104248A JP 10424896 A JP10424896 A JP 10424896A JP H09267746 A JPH09267746 A JP H09267746A
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JP
Japan
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guide
carriage
transport vehicle
sensor
carrier
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Application number
JP8104248A
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English (en)
Inventor
Daiki Kamiya
大揮 神谷
Yasuaki Yonezawa
康明 米沢
Nobuo Kihara
伸雄 木原
Kensho Mitsushio
憲昭 満塩
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の連結案内装置においては、ガイドセン
サで路面側のガイド部をセンシングして、搬送車を後退
走行させて台車に連結させるので、ガイド部が設けられ
た搬送車の走行路上の所定位置に台車を確実に配置して
いなければ、台車に対して搬送車を確実に案内できず、
搬送車を台車にスムースに連結させることができないと
いう問題がある。 【解決手段】 連結案内装置1においては、台車20に
搬送車10との連結方向に設けられたガイド部材3と、
搬送車10に設けられガイド部2をセンシングする為の
第1ガイドセンサ4及びガイド部材3をセンシング可能
な第2ガイドセンサ5、搬送車10の駆動モータ13
a,13b及び連結装置15等を駆動制御する為の制御
ユニット6等を有し、先ず、第1ガイドセンサ4からの
検出信号に基いて駆動モータ13a,13bを駆動制御
した後、第2ガイドセンサ5からの検出信号に基いて駆
動モータ13a,13bを駆動制御して、搬送車10を
台車20に対して確実に案内しスムースに連結させるよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面側に設けられ
たガイド部に沿って移動する搬送車と、搬送車に牽引さ
れる台車とを連結する搬送車と台車の連結案内装置に関
し、特に、台車にガイド部材を設けるとともに、このガ
イド部材をセンシング可能なガイドセンサを搬送車に設
けたものにする。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車製造工場等の製造工場にお
いて、部品や部材等の荷物を台車に載置し、その台車を
ガイド部に案内されて自走する搬送車等で牽引して、荷
物を搬送する技術は一般的であるが、搬送車で台車を牽
引するのに際し、台車と搬送車とを自動的に連結解除可
能に連結する種々の連結装置が実用化されている。例え
ば、特開平4−328008号公報には、台車の前端部
に鉛直ピンを設けるとともに、搬送車の後端部にその走
行方向と略直交する水平方向から鉛直ピンを係合可能な
引掛金具を設け、搬送車の操舵走行時の尻振り動作によ
り、操舵走行路近傍の所定位置へ配置された台車の鉛直
ピンを、ガイド片でガイドした引掛金具係合させ、搬送
車と台車を連結する連結装置が記載されている。
【0003】前記連結装置において、鉛直ピンは揺動ア
ームを介して上下動可能に設けられ、搬送車と台車との
連結を解除する場合、路面側に設けらた連結解除手段に
より、搬送車を移動させつつ揺動アームを上方移動させ
て、鉛直ピンの引掛金具への係合を解除して、搬送車と
台車とを連結解除するようになっている。また、連結解
除手段により、前記連結解と逆動作により鉛直ピンに引
掛金具を係合させ、搬送車と台車を相対向する方向から
連結することも可能である。しかし、この連結装置にお
いては、引掛金具が搬送車の後端側へ突設した位置に設
けられているため、搬送車の操舵走行時の尻振り動作に
より、引掛金具に鉛直ピンをスムースに係合させるのは
非常に困難である。
【0004】一方、図10の従来の連結案内装置100
においては、台車105の底面側へ挿入可能な搬送車1
01の連結部102に設けられた昇降可能な1対の連結
ピン103、台車105に形成され1対の連結ピン10
3が係合可能な1対の係合孔106、台車105に設け
られ連結部102を連結方向へガイドするガイドローラ
107等を有し、ガイド部109が設けられた搬送車1
01の走行路上の所定位置に台車105を配置し、ガイ
ドセンサ104でガイド部109をセンシングて搬送車
101を後退走行させて、連結部102をガイドローラ
107でガイドさせつつ台車105の底面側へ挿入し、
1対の連結ピン103を1対の係合孔106に係合させ
て、搬送車101を台車105に連結するように構成し
てある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10の連結
案内装置100においては、ガイドセンサ104で路面
側のガイド部109をセンシングして、搬送車101を
後退走行させて台車105に連結させるので、ガイド部
109が設けられた搬送車101の走行路上の所定位置
に台車105を確実に配置していなければ、台車105
に対して搬送車101を確実に案内できず、搬送車10
1を台車105にスムースに連結させることができない
という問題がある。本発明の目的は、台車に対して搬送
車を確実に案内し、搬送車と台車をスムースに連結でき
る搬送車と台車の連結案内装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の搬送車と台車
の連結案内装置は、路面側に設けられたガイド部に沿っ
て移動する搬送車と、搬送車に牽引される台車とを連結
する搬送車と台車の連結案内装置において、台車に搬送
車との連結方向に設けられたガイド部材と、搬送車に設
けられガイド部をセンシングする為の第1ガイドセンサ
及びガイド部材をセンシング可能な第2ガイドセンサ
と、搬送車を台車に連結する際に、第2ガイドセンサか
らの検出信号に基いて搬送車の操舵手段を制御する制御
手段とを備えたものである。
【0007】即ち、通常走行時における搬送車において
は、第1ガイドセンサでガイド部をセンシングし、第1
ガイドセンサからの検出信号に基いて操舵手段を制御し
て、ガイド部に案内されて走行するが、搬送車を台車に
連結させる際において、第2ガイドセンサにより台車に
設けられたガイド部材をセンシングし、第2ガイドセン
サからの検出信号に基いて制御手段により搬送車の操舵
手段を制御して、搬送車が台車に対して確実に案内さ
れ、搬送車を台車と連結可能な所定位置に確実に位置決
めでき、搬送車を台車にスムースに連結させることがで
きる。
【0008】請求項2の搬送車と台車の連結案内装置
は、請求項1の発明において、ガイド部材は台車の底面
部に設けられ、第2ガイドセンサは台車の底面側へ挿入
可能な搬送車の連結部の上面部に設けられたものであ
る。即ち、搬送車を台車に連結させる際、台車に対し搬
送車の連結部が案内されるので、連結部を台車と連結可
能な所定位置に確実に位置決めできる。その他請求項1
と同様の作用を奏する。
【0009】請求項3の搬送車と台車の連結案内装置
は、請求項1又は請求項2の発明において、制御手段
は、第1ガイドセンサからの検出信号に基いて操舵手段
を制御する制御モードと、第2ガイドセンサからの検出
信号に基いて操舵手段を制御する制御モードとを切換え
るモード切換え手段を備えたものである。即ち、搬送車
と台車を連結させる際、第2ガイドセンサでガイド部材
をセンシング可能な位置まで、第1ガイドセンサからの
検出信号に基いて操舵手段を制御して搬送車を案内し、
その後、モード切換え手段で制御モードを切換えて、第
2ガイドセンサからの検出信号に基いて操舵手段を制御
して搬送車を確実に案内することができる。その他請求
項1又は請求項2と同様の作用を奏する。
【0010】請求項4の搬送車と台車の連結案内装置
は、請求項3の発明において、搬送車は、平面視T型の
構造に構成されたものである。即ち、台車の車輪と干渉
することなく、搬送車を台車の下面側へ挿入し易い構造
に構成できる。その他請求項3と同様の作用を奏する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本実施形態の搬送車と台
車の連結案内装置は、路面側に設けられたガイド部に沿
って移動する搬送車と、搬送車に牽引される台車とを連
結する連結案内装置に、本発明を適用した場合の一例で
ある。
【0012】図1、図2に示すように、搬送車と台車の
連結案内装置1(以下、連結案内装置と記す)は、台車
20に搬送車10との連結方向(前後方向)に設けられ
たガイド部材3と、搬送車10に設けられガイド部2を
センシングする為の第1ガイドセンサ4及びガイド部材
3をセンシング可能な第2ガイドセンサ5と、搬送車1
0の駆動モータ13a,13b及び連結装置15等を駆
動制御する為の制御ユニット6等を有する。
【0013】搬送車10においては、台車20の下面側
に挿入可能な連結部11を有する平面視T型の構造に構
成され、前端部下面側に左右1対の駆動輪12及び1対
の駆動輪12に直結された1対の駆動モータ(左駆動モ
ータ13aと右駆動モータ13b)が装備され、連結部
11の後端部下面側に従動キャスター輪14が装備され
ている。第1ガイドセンサ4は搬送車10の下面前端部
に設けられ、第2ガイドセンサ5は連結部11の上面後
端部に設けられ、制御ユニット6は搬送車10の先端部
に設けられている。搬送車10の下面中央部には、路面
側の番地板を検出可能な番地センサ7が設けられ、連結
部11には1対の連結ピン16と1対の連結ピン16を
昇降駆動する1対のアクチュエータ17を有する連結装
置15が設けられ、連結部11の上面後端部において第
2ガイドセンサ5の後側には近接スイッチ18が設けら
れている。
【0014】また、搬送車10には、左駆動モータ13
aと右駆動モータ13bの回転角を検出する左モータエ
ンコーダ36a及び右モータエンコーダ36b、表示ラ
ンプやスイッチやブザー等を含む操作表示部35も設け
られている(図4参照)。この搬送車10においては、
駆動モータ13a,13bの回転速度差により搬送車1
0を操舵するように構成されており、搬送車10を操舵
する操舵手段及びその制御手段は、駆動モータ13a,
13b及び制御ユニット6に含まれている。
【0015】図1、図3に示すように、台車20におい
ては、鉛直軸芯回りに回動自在の4つの従動キャスター
輪21が下面側に装備され、前側の左右1対の従動キャ
スター輪21の間を通って、搬送車10の連結部11が
台車20の下面側へ挿入される。ガイド部材3は台車2
0の下面部に設けられ、幅方向中央において前後方向に
前端部から略中央部まで延びている。また、台車20の
底面部には、連結装置15の1対の連結ピン16が係合
可能な1対の係合孔22がガイド部材3を挟んで形成さ
れ、ガイド部材3の後側には近接スイッチ18で検知可
能な被検知部23が設けられている。
【0016】ガイド部2及びガイド部材3には、磁性体
を磁化させたものが適用され、第1、第2ガイドセンサ
4,5は、ガイド部2、ガイド部材3の磁気を検出可能
な16個のホール素子を搬送車10の幅方向に列設させ
て夫々構成されている。番地板は所定長さの磁性体をN
極とS極の組合せからなる8ビットの所定の磁気パタ−
ンで磁化させてなり、番地センサ7は、番地板の所定の
磁気パタ−ンを検出可能な10個のホール素子を搬送車
10の長さ方向に列設させて構成されている。
【0017】搬送車10の制御系について説明する。図
4に示すように、搬送車10の制御ユニット6は、入出
力インターフェイス30、CPUとRAMとROMを備
えたコンピュータ31、左モータ駆動部32a、左エン
コーダ入力部33a、右モータ駆動部32b、右エンコ
ーダ入力部33b、アクチュエータ駆動部34等を有
し、ROMには種々の制御プログラムが予め格納され、
RAMにはそれらの制御に必要な種々のメモリ類設けら
れている。操作表示部35、番地センサ7、第1、第2
ガイドセンサ4,5、近接スイッチ18は入出力インタ
ーフェイス30に接続され、コンピュータ31からの制
御信号がモータ駆動部32a,32bとアクチュエータ
駆動部34に供給され、左右の駆動モータ13a,13
b及びアクチュエータ17が駆動され、モータエンコー
ダ36a,36bからの検出信号がコンピュータ31に
供給される。
【0018】搬送車10をガイド部2に沿って自動走行
させる基本的な制御則について説明すると、例えば、図
5(a)に示すように、第1ガイドセンサ4の16個の
ホール素子4aのうち5個のホール素子4aがガイド部
2を検出してONとなっている場合、搬送車10の車体
中心線10c(第1ガイドセンサ4の中心線)をガイド
部2の中心線2cに合致させるように駆動モータ13
a,13bを駆動制御する必要がある。
【0019】即ち、右駆動モータ13bの回転速度を左
駆動モータ13aの回転速度より高くして搬送車10を
左方へ徐々に移動させる。このように駆動モータ13
a,13bの回転速度を制御する制御則として、図5
(b)に示す高速走行用制御則と、図5(c)に示す中
速走行用制御則と、図5(d)に示す低速走行用制御則
とを予め設定した制御ユニット6のROMに格納してあ
る。ここで、搬送車10が台車20に連結する際低速に
て後退走行するが、この場合、図5(d)の低速走行用
制御則に基いて駆動モータ13a,13bが駆動制御さ
れる。
【0020】前記連結案内装置1の作用について説明す
る。通常走行における搬送車10においては、第1ガイ
ドセンサ4でガイド部2をセンシングし、第1ガイドセ
ンサ4からの検出信号に基いて図5(a)〜(c)の何
れかの制御則により、駆動モータ13a,13bが駆動
制御されて走行するが、搬送車10が台車20に連結す
る場合、図6に示すように、先ず第1ガイドセンサ4に
よりガイド部2をセンシングして、第1ガイドセンサ4
からの検出信号に基いて図5(d)の低速走行用制御則
により、駆動モータ13a,13bが駆動制御されて、
搬送車10がガイド部2上に配置された台車20に接近
する方向へ後退走行する。図7に示すように、第2ガイ
ドセンサ5でガイド部材3をセンシング可能な位置まで
搬送車10が後退走行すると、第2ガイドセンサ5から
の検出信号に基いて、同じく図5(d)の低速走行用制
御則により駆動モータ13a,13bが駆動制御され、
台車20のガイド部材3に案内されて搬送車10が後退
走行する。
【0021】ここで、搬送車10が後退走行する際、第
2ガイドセンサ5からの検出信号は、第1ガイドセンサ
4からの検出信号とともに制御ユニット6に読み込まれ
るが、第2ガイドセンサ5からガイド部材3検出の検出
信号が入力されると、第1ガイドセンサ4からの検出信
号に基いて駆動モータ13a,13bを駆動制御する第
1制御モードから、第2ガイドセンサ5からの検出信号
に基いて駆動モータ13a,13bを駆動制御を駆動制
御する第2制御モードに切換えられ、搬送車10の後退
走行が継続される。搬送車10が図2に示す位置まで後
退走行し、搬送車10の近接スイッチ18により台車2
0の被検知部23が検知されると、駆動モータ13a,
13bの駆動が停止され、その後、アクチュエータ17
が駆動され、1対の連結ピン16が上昇して1対の挿入
孔22に係合され、搬送車10が台車20に連結する。
【0022】次に、搬送車10の連結案内制御について
図8、図9のフローチャートを参照して説明する。但
し、フローチャート中の符号Si(i=1,2,・・
・)は各ステップを示す。先ず、制御ユニット6の電源
を投入すると制御ユニット6が起動し(S1)、第1ガ
イドセンサ4によりガイド部2がセンシングされて、第
1ガイドセンサ4からの検出信号が読込まれ(S2)、
その検出信号に基いてガイド部2の位置が演算されて
(S3)、左右の駆動モータ13a,13bの回転速度
が演算され(S4)、前進走行の制御信号が左右のモー
タ駆動部32a,32bに出力されて(S5)、搬送車
10が前進走行する。尚、S4において回転速度の演算
の際に採用される制御則は、走行中においては番地セン
サ7で検出される検出信号に基いて決定されるが、電源
投入直後においては前記低速用制御則が適用される。
【0023】搬送車10がガイド部2に沿って前進走行
し、番地センサ7により番地板が検出されると(S
6)、その検出信号に基いて連結指令であるか判断され
(S7)、連結指令であれば、前進走行停止の制御信号
がモータ駆動部32a,32bに出力され(S8)、搬
送車10の走行が停止する。連結指令でないと、搬送車
10の前進走行が継続される。尚、番地板で検出される
検出信号に基づく指令には高速走行指令、中速走行指
令、低速走行指令、旋回走行指令等の指令があるが、こ
れらについての説明は省略する。
【0024】搬送車10の停止後、続いて第1ガイドセ
ンサ4からの検出信号が読込まれ(S9)、その検出信
号に基いてガイド部2の位置が演算されて(S10)、
左右の駆動モータ13a,13bの回転速度が演算され
(S11)、後退走行の制御信号が左右のモータ駆動部
32a,32bに出力され(S12)、第2ガイドセン
サ5からの検出信号が読込まれながら(S13)、搬送
車10が後退走行する。前述したように、S11におい
て回転速度の演算の際に採用される制御則は低速用制御
則が適用される。
【0025】その後搬送車10が後退走行し、第2ガイ
ドセンサ5からのガイド部材3検出の検出信号が入力さ
れると(S14)、第1ガイドセンサ4による第1制御
モードから第2ガイドセンサ5による第2制御モードに
切換えられ(S15)、第2ガイドセンサ5から検出信
号に基いてガイド部材3の位置が演算されて(S1
6)、左右の駆動モータ13a,13bの回転速度が演
算され(S17)、後退走行の制御信号が左右のモータ
駆動部32a,32bに出力されて(S18)、搬送車
10は続いて後退走行する。その後、近接スイッチ18
がONになると(S19)、後退走行停止の制御信号が
左右のモータ駆動部32a,32bに出力され(S2
0)、搬送車10の走行が停止し、その後、連結ピン1
6を上昇させる制御信号がアクチュエータ駆動部34に
出力され(S21)、アクチュエータ17が駆動して1
対の連結ピン16が上昇して台車20の1対の係合孔2
2に係合し、搬送車10と台車20との連結が完了した
か確認されると(S22)、リターンされる。
【0026】上記のように、この連結案内装置1によれ
ば、台車20に搬送車10との連結方向に設けられたガ
イド部材3、搬送車10に設けられガイド部2をセンシ
ングする為の第1ガイドセンサ4及びガイド部材3をセ
ンシング可能な第2ガイドセンサ5、第2ガイドセンサ
5からの検出信号に基いて搬送車10を操舵する制御ユ
ニット6等を設けたので、搬送車10を台車20に連結
させる際、第2ガイドセンサ5によりガイド部材3をセ
ンシングすることで、搬送車10が台車20に対して確
実に案内され、搬送車10を台車20と連結可能な所定
位置に確実に位置決めでき、搬送車10を台車20にス
ムースに連結させることができる。
【0027】更に、ガイド部材3を台車20の底面部に
設け、第2ガイドセンサ5を台車20の底面側へ挿入可
能な搬送車10の連結部11の上面部に設けたので、台
車20に対し搬送車10の連結部11が確実に案内され
る。しかも、搬送車10を平面視T型の構造構成したの
で、台車20の従動キャスター輪21と干渉することな
く、搬送車10を台車20の下面側へ挿入し易い構造に
構成できる。
【0028】また、第1ガイドセンサ4からの検出信号
に基いて駆動モータ13a,13bを駆動制御する第1
制御モードと、第2ガイドセンサ5からの検出信号に基
いて駆動モータ13a,13bを駆動制御する第2制御
モードとを切換え可能に構成したので、搬送車10を台
車20を連結させる際、第2ガイドセンサ5でガイド部
材3をセンシング可能な位置まで、第1ガイドセンサ4
からの検出信号に基いて駆動モータ13a,13bを駆
動制御して搬送車10を案内し、その後、制御モードを
切換えて、第2ガイドセンサ5からの検出信号に基いて
駆動モータ13a,13bを駆動制御して、搬送車10
を台車20に対して確実に案内できる。
【0029】尚、前記ガイド部2及びガイド部材3と第
1、第2ガイドセンサ4,5においては種々のものが適
用可能であり、例えば、ガイド部2及びガイド部材3に
白線等の反射テープを適用し、第1、第2ガイドセンサ
4,5に反射テープをセンシング可能な光電センサを適
用してもよい。搬送車10においては、例えば、搬送車
の下面側に駆動輪を取付けた旋回板を水平旋回可能に装
着し、この旋回板を操舵用モータで回動して操舵する構
造のもの等、種々の構造の搬送車に適用できるし、平面
視T型構造に限らず、台車の下面側に挿入可能である種
々の搬送車にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の搬送車と台車の連結案内装置
によれば、台車に搬送車との連結方向に設けられたガイ
ド部材、搬送車に設けられガイド部をセンシングする為
の第1ガイドセンサ及びガイド部材をセンシング可能な
第2ガイドセンサ、搬送車を台車に連結する際に、第2
ガイドセンサからの検出信号に基いて搬送車の操舵手段
を制御する制御手段を設けたので、第2ガイドセンサに
より台車に設けられたガイド部材をセンシングし、第2
ガイドセンサからの検出信号に基いて制御手段により搬
送車の操舵手段が制御されて、搬送車が台車に対して確
実に案内され、搬送車を台車と連結可能な所定位置に確
実に位置決めでき、搬送車を台車にスムースに連結させ
ることができる。
【0031】請求項2の搬送車と台車の連結案内装置に
よれば、請求項1と同様の効果を奏するが、ガイド部材
は台車の底面部に設けられ、第2ガイドセンサは台車の
底面側へ挿入可能な搬送車の連結部の上面部に設けられ
たものであるので、搬送車を台車に連結させる際、台車
に対し搬送車の連結部が案内されるので、連結部を台車
と連結可能な所定位置に確実に位置決めできる。
【0032】請求項3の搬送車と台車の連結案内装置に
よれば、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏する
が、制御手段は、第1ガイドセンサからの検出信号に基
いて操舵手段を制御する制御モードと、第2ガイドセン
サからの検出信号に基いて操舵手段を制御する制御モー
ドとを切換えるモード切換え手段を備えたので、搬送車
と台車を連結させる際、第2ガイドセンサでガイド部材
をセンシング可能な位置まで、第1ガイドセンサからの
検出信号に基いて操舵手段を制御して搬送車を案内し、
その後、モード切換え手段で制御モードを切換えて、第
2ガイドセンサからの検出信号に基いて操舵手段を制御
して、台車に対して搬送車を確実に案内することができ
る。
【0033】請求項4の搬送車と台車の連結案内装置に
よれば、請求項3と同様の効果を奏するが、搬送車は、
平面視T型の構造に構成され、台車の車輪速と干渉する
ことなく搬送車を台車の下面側へ挿入し易い構造に構成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る連結案内装置を備えた
搬送車と台車の側面図である。
【図2】前記搬送車と台車の底面図である。
【図3】前記台車の底面図である。
【図4】前記搬送車の制御系を示す図である。
【図5】(a)はガイドセンサでガイド部をセンシング
している状態を示す図、(b)は高速用走行制御則のグ
ラフ、(c)は中速用走行制御則のグラフ、(d)は低
速用走行制御則のグラフである。
【図6】前記搬送車(ガイド部に案内され後退走行して
いる際)の作動説明図である。
【図7】前記搬送車(ガイド部材に案内され後退走行し
ている際)の作動説明図である。
【図8】前記搬送車の連結案内制御を示すフローチャー
トである。
【図9】前記搬送車の連結案内制御を示すフローチャー
トである。
【図10】従来の連結案内装置を備えた搬送車と台車の
底面図である。
【符号の説明】
1 連結案内装置 2 ガイド部 3 ガイド部材 4 第1ガイドセンサ 5 第2ガイドセンサ 6 制御ユニット 11 連結部 10 搬送車 20 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 満塩 憲昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面側に設けられたガイド部に沿って移
    動する搬送車と、搬送車に牽引される台車とを連結する
    搬送車と台車の連結案内装置において、 前記台車に搬送車との連結方向に設けられたガイド部材
    と、 前記搬送車に設けられ、ガイド部をセンシングする為の
    第1ガイドセンサ及びガイド部材をセンシング可能な第
    2ガイドセンサと、 前記搬送車を台車に連結する際に、第2ガイドセンサか
    らの検出信号に基いて搬送車の操舵手段を制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする搬送車と台車の連結案内装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は台車の底面部に設けら
    れ、第2ガイドセンサは、台車の底面側へ挿入可能な搬
    送車の連結部の上面部に設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載の搬送車と台車の連結案内装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、第1ガイドセンサから
    の検出信号に基いて操舵手段を制御する制御モードと、
    第2ガイドセンサからの検出信号に基いて操舵手段を制
    御する制御モードとを切換えるモード切換え手段を備え
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送
    車と台車の連結案内装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送車は、平面視T型の構造に構成
    されたことを特徴とする請求項3に記載の搬送車と台車
    の連結案内装置。
JP8104248A 1996-03-29 1996-03-29 搬送車と台車の連結案内装置 Pending JPH09267746A (ja)

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