JP2013232078A - 無人搬送車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行エリア内に駐止する荷かご5の脚部51間に形成された隙間から測定可能なように無人搬送車1の走行エリアに設置された再帰反射材3を計測する2次元レーザ距離計2を無人搬送車1の車体10に配設し、該2次元レーザ距離計2により再帰反射材3を計測することにより得られた計測データと、予め記録されている再帰反射材3の情報とを照合及び演算することによって、計測された再帰反射材3及び無人搬送車1の現在位置を特定することで無人搬送車1の走行を誘導制御する。
【選択図】図2
Description
通常、このようなピッキング作業には搬送車が用いられ、省人化や搬送の正確性を向上させるため、貨物の移動を行う搬送車として、自動制御で、目標走行経路上を自動的に走行させ、貨物の積み降ろしを行う無人搬送車(AGV:Automatic Guided Vehicle)が導入されている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
誘導線を用いた誘導制御の方式を採用する無人搬送車の特徴として、光学テープからの反射の有無、磁気テープの磁界の有無等を検出して走行軌道に無人搬送車が追従しているかを明確に判定することで誘導するようにしており、無人搬送車の正確な誘導が可能である。
しかし、走行経路内に光学テープや磁気テープの施工が必要であるとともに、走行の自由度が低く、また、走行ルートの変更に際しては、光学テープや磁気テープの再施工が必要となるという問題があった。
無人搬送システムは、無人搬送車1のほかに、ホストコンピュータ(図示省略)及び運行管理コンピュータ(図示省略)を有している。
ホストコンピュータは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して運行管理コンピュータと接続されており、運行管理コンピュータを介して、無人搬送車1から送られた計測データと、予め記録されている再帰反射材3の情報(位置情報等)とを照合及び演算するようにしている。
運行管理コンピュータは、ホストコンピュータと同様に、無人搬送車1から送られた計測データと、再帰反射材3の情報とを照合及び演算したり、無線親局を介した無線LAN等の無線通信によるデータの送受信を行うことによって、無人搬送車1に対して走行指示を送信したり、無人搬送車1からの状態報告を受信したりする。
そのため、荷かご5のかご本体部50を支持する脚部51に囲まれた空間に潜り込で搬送する無人搬送車1における2次元レーザ距離計2の設置位置は、床面近傍となる車体10の高さ位置に配設することが好ましく、この場合、測定対象となる物体を一定以上の反射率をもつ任意の物体とすると、測定対象となる物体との距離を測る必要があるにもかかわらず、荷かご5の脚部51までの距離が計測されてしまう場合があり、走行エリアの中でのSLAM技術による自己位置推定が困難になる。
そこで、上述したように、この無人搬送車1の車体10に配設する2次元レーザ距離計2が計測する測定対象となる物体を、2次元レーザ距離計2からのレーザ光を特定反射光として反射する再帰反射材3としている。
再帰反射材3から反射する特定反射光の利点は、反射する光の強度が強くノイズとの分離が容易でSN比を向上することができる点にある。
また、偏向フィルタを併用することで、光の偏波方向を限定することでき、さらに、SN比を向上させることができる。
図2(a2)に示すように、2次元レーザ距離計2の取付位置を車体10の高さを超えない位置とすることで、物理的な荷かご5(かご本体部50及び脚部51)との干渉を避け、車体10の進行方向(車体10が横行することなく直進している場合の進行方向をいう。(以下同じ。))に向かって180度以上の走査角度Scをもって、水平にレーザを照射して距離データを取得することができる。
このように、車体10の先端に配設することで、2次元レーザ距離計2の走査角度Scを広い角度(本実施例では200度程度)とすることができ、車体10の進行する方向に対して、車体10の側方に位置する再帰反射材3までの距離(このとき再帰反射材3として認識し、距離計測を行った際の角度も記録される。(以下同じ。))を測定する際に、無人搬送車1が走行する通路に、複数台の無人搬送車1が走行するような場合でも、各無人搬送車1が正確な現在位置を求めることができる。
車体10の進行方向に直交する車体10の両側面に配設する場合、2次元レーザ距離計2が、荷かご5やその他の物体と干渉したり、接触することにより破損することがないように、車体10の高さを超えることがなく、かつ、車体10の幅よりも外側に突出することがない位置に配設することが必要となる。
具体的には、両側面側に平面視して台形状に切り欠いたセンサ設置空間11、11を車体10に形成し、このセンサ設置空間11、11に配設するようにしている。
これによって、車体10の進行方向に対して直交する方向に略180度の走査角度Scをもって、水平にレーザを照射して、再帰反射材3までの距離を計測することができる。
この走査角度Scは、2次元レーザ距離計2の周囲に広い空間を設けることで、広くすることができるため、センサ設置空間11を車体10との関係で可能な範囲で広くすることが好ましい。
なお、2次元レーザ距離計2は、車体10の先端に1台及び両側面に1台ずつ合計3台配設することもできる。
位置認識反射板30の所定の位置への設置は、図4に示すように、隣接する無人搬送車1の走行する通路の間(無人搬送車1が走行する通路の両側)に荷かご5の駐止スペースSPが隣接して形成され、この2列の駐止スペースSPの間の空隙に位置認識反射板30を設置する。
また、位置認識反射板30を設置する高さは、上述したとおり、車体10から水平に照射されるレーザが当たるように、荷かご5の脚部51間に形成された隙間に対応する高さ(床面に沿った位置)となるようにする。
1つの再帰反射材3の幅は一定とし、その幅は、無人搬送車1が走行する走行エリアを小区間に分割し、無人搬送車1の存在する区間と走行方向に隣接する区間の最も遠い位置(以下、「最遠点」という。)で再帰反射材3の幅が認識することができる幅とする。
最遠点までの距離をL、2次元レーザ距離計2の走査する角度の分解能をθsとすると、再帰反射材3の幅Sは、2Lθs又は3Lθsとすることが好ましい。
位置認識反射板30に貼り付ける再帰反射材3の間隔は、図3に示すように、再帰反射材3の幅Sの整数倍となる値とし、隣接する区間だけでなく、全部の区間で同じパターンが存在しないように整数値Nと整数値Mを決定する。
2つの再帰反射材3の場合は、Nの値は1〜10前後の値、3つの再帰反射材3の場合はNとMの和が10前後になる組合せを選択する。
この整数値N、Mを、乱数で選ぶようにすると容易にこれらの組合せが同じ値となって衝突することがない数の組合せを得ることができる。
これによって、全部の区間の中で、複数の再帰反射材3を異なる間隔で貼り付けた位置認識反射板30は一意的に決定され、この位置認識反射板30の少なくとも2つの再帰反射材3の距離及び角度(それぞれの位置認識反射板30には異なる間隔で複数の再帰反射材3が配設されているため、連続して計測した再帰反射材3のそれぞれ角度(具体的には、2つ目の計測角度と1つ目の計測角度の差)から地図上のどの再帰反射材3(位置認識反射板30)を計測したかが特定される。)の計測データと、予め記録されている再帰反射材3の情報(再帰反射材3を特定するための情報及び当該再帰反射材3の走行エリアの地図上の位置情報)とを照合することで無人搬送車1の現在位置を計算し、特定することができる。
なお、再帰反射材3の高さは、走行中の車体10の姿勢変化や床面の状態によりレーザが確実に当たるだけの高さを確保するようにすればよい。
L=0.1m÷(3×0.0029rad)≒11.5m
となる。
また、再帰反射材3の幅Sを2点走査する場合には、最遠点までの距離Lは、
L=0.1m÷(2×0.0029rad)≒17.2m
となる。
最遠点までの間で、左右合わせて複数の位置認識反射板30の再帰反射材3を認識し、その距離を計測するようにした場合、位置認識反射板30の最大間隔Dは、位置認識反射板30の隣接する走行エリアの区間内にP枚配設するとして、P=5とすると、
D=2L÷P
で表され、Dは4.6m〜6.9mとなる。
したがって、数メートルの平均間隔で位置認識反射板30を設置すれば、荷かご5の脚部51でレーザが遮られ、一時的にすべての位置認識反射板30が認識できないとしても、走行エリアの区間内の5個の位置認識反射板30うち、少なくとも1個の位置認識反射板30が認識することができれば、無人搬送車1の現在位置(自己位置)を推定できる局所空間における位置を認識することができる。ここで、上述したように、1つの位置認識反射板30において2つの再帰反射材3の距離及び角度を計測することができれば無人搬送車1の現在位置を特定することができるが、走行する無人搬送車1からの計測であるため、2個以上の位置認識反射板30を計測することでより正確な現在位置を特定することができる。
このように、現在位置の認識精度としては、2個以上(少なくとも1個)の位置認識反射板30の複数の再帰反射材3までの距離を測定することができれば十分ではあるものの、測定することができる位置認識反射板30の数は、多いほど精度が向上する。
位置認識反射板30の再帰反射材3を3つの再帰反射材3で構成するときに、3つの再帰反射材3のうちの両側のいずれか1つが荷かご5の脚部51で遮られて認識できない場合は、隣り合う再帰反射材3の間隔が既知であり、一定であるとするならば、また、中央の再帰反射材3が認識できない場合でも、両側の2つの再帰反射材3の間隔が既知であり、一定であるとするならば、3つのうちの1つの再帰反射材3を認識することができなくとも2つの再帰反射材3によって、その再帰反射材3の位置を特定し、無人搬送車1の現在位置を認識することができる。
同様に、それぞれの無人搬送車1の走行通路E2、E3、E4、・・・E7毎に、同様の区間を定義する。
無人搬送車1の走行通路E1〜E7が離れている場合には、走行通路と走行通路とを結ぶ通路にも区間を定義し、無人搬送車1が存在する区間と隣接する区間を順次切り替えて2つの連続した区間内での現在位置の認識を行うことで、2次元レーザ距離計2による検出距離が20m〜30mの検出距離で済み、安価な汎用の2次元レーザ距離計を使用することができる。
2次元レーザ距離計2を車体10の進行方向の前方(車体10の先端)に配設した場合でも、車体10の両側面側に形成したセンサ設置空間11にそれぞれ1つの2次元レーザ距離計2を配設した場合でも、細分化した走行エリアの1区間A1に、少なくとも2個以上の位置認識反射板30を設置するようにする。
具体的には、1の通路を走行する無人搬送車1Aが走行する走行エリアの1区間に対して、位置認識反射板30a、30b、30cを設置する。
そして、隣接する通路を走行する無人搬送車1Bの走行エリアの1区間A2には位置認識反射板30bの裏面、30cの裏面、30d、30eを設置するようにしている。
位置認識反射板30の設置間隔は等間隔である必要はなく、また分割した走行エリアの1区間A1は、無人搬送車1Aの左右の位置認識反射板30a、30b、30cを包含し、かつ、隣接した通路を走行する無人搬送車1の位置認識反射板30d、30eを含まない範囲となるように設定する。
これは、隣接する通路の位置認識反射板30d、30eまで含めると、荷かご5の脚部51でレーザが遮られる可能性が大きくなり、有効に機能しないことがあるからである。
無人搬送車1の誘導制御システムとしては、進行方向の通路上に死角が生じても運用する必要があり、限定された機能しか発揮することができない通路上の位置認識反射板30は意味をなさないこととなるため進行方向の通路上、又はその近傍の荷かご5を置かない通路部分には位置認識反射板30を設置しないようにしている。
なお、自己位置認識の利用としてではないが、無人搬送車1の後端部に再帰反射材3を設置することで、走行エリア内を複数台の無人搬送車1が走行する場合の渋滞検知を行うことができ、先行して前を走行する無人搬送車1から自車の位置を後続する無人搬送車1が検知することで、決められた走行エリア内での無人搬送車の運用方法としては、無人搬送車1の後端部に再帰反射材3を設置することは合理的な選択となる。
荷かご5を駐止するための領域は、限られた敷地面積の中で、できる限り高密度に形成することが好ましく、無人搬送車1の走行通路の幅を狭くすることが望まれる。
そして、走行通路の幅を可能な範囲で狭くするために、この無人搬送車1は、定位置旋回(スピンターン)及び横行することができるように構成されている。
定位置旋回及び横行することができるように、車体10に配設される走行車輪12は、少なくとも90度旋回する操舵機構を備えるようにしている。
具体的には、走行車輪12が4輪車の場合、4輪すべてに操舵機構をもたせたり、2輪に操舵機構をもたせ、残る2輪は受動的に方向を変えるキャスタ輪で構成するようにしている。
なお、前後にキャスタ輪を各1輪ずつ配置し、車体10の側面に動輪を配置するようにすることもできる。
また、横行を行わず、定位置旋回だけを行うのであれば、走行車輪12の方向を変える操舵機構は必要なく、2輪の速度差のみで車体10に旋回モーメントを発生させ操舵を行うのが一般的で、横行も行う場合には走行車輪12に操舵機構を備えるようにする。
そして、この無人搬送車1は、走行通路で定位置旋回を行って車体の向きを90度転換させ、荷かご5の脚部51に囲まれた空間に潜り込む。
荷かご5の脚部51に囲まれた空間に潜り込んだ車体10は、荷かご5と連結手段4によって連結し、荷かご5と共に走行通路に戻る。
連結ピン40と連結ピン受け53との連結は、本実施例においては、連結ピン40が連結ピン受け53に係合するだけで、荷かご5は、荷かご5の脚部51に車輪52を配設することで無人搬送車1から駆動力が伝達され受動的に走行するように構成されている。
なお、荷かご5の脚部51に車輪52を配設することなく、連結ピン40の上昇に伴って、荷かご5を持ち上げて搬送することもできる。
連結ピン受け53を、一方を開口したU字型にすることで、進行方向の連結ピン40だけが駆動力を荷かご5に伝達して、荷かご5を搬送することとなる。
前進時には、前方向の連結ピン40が駆動力を伝達し、後進時には、駆動力は後側の連結ピン40で伝達する。
左右方向の位置の拘束は、前後の連結ピン40がU字型の連結ピン受け53の内側の側面と当接することで行う。
これにより、荷かご5の重心よりも進行方向側(荷かご5の重心位置から離れた位置)で、荷かご5に無人搬送車1の駆動力を伝達することができ、脚部51に配設した車輪52によって受動的に走行する台車としての荷かご5の転倒モーメントの発生を抑制し、無人搬送車1と連結して走行する荷かご5の転倒を有効に防止することができる。
一方、横行時には、両方の連結ピン40、40で駆動力の伝達を行う。
通常、荷かご5と連結した状態での無人搬送車1の横行は、前後方向の走行よりも低速で移動するため、荷かご5の重心位置近傍で駆動力を伝達して搬送しても荷かご5の転倒リスクは少ない。
また、定位置旋回するときも、同様に両方の連結ピン40、40で駆動力の伝達を行うが横行時と同様に速度が遅く、偶力が働くため、荷かご5が転倒することはない。
4箇所に連結ピン40と連結ピン受け53とを配置することで、前進、後進、横行、定位置旋回のそれぞれで、駆動力の伝達位置を重心位置よりも進行方向にずらすことができ、後進、横行、定位置旋回の速度を前進時の速度と同一としても加速・減速時の転倒モーメントの発生を抑制することができる。
車体10が定位置旋回を行うとき、荷かご5も無人搬送車1の車体10と共に、定位置旋回する必要があるが、本実施例においては、荷かご5の脚部51に配設する車輪52を、脚部51で旋回可能となるように、脚部51の軸心を中心として旋回するキャスタ輪としている。
これによって、荷かご5は、車体10の定位置旋回によって、受動的に旋回することとなる。
具体的には、図6に示すように、連結ピン40の中心から車体10の両側面までの距離W1に対して、連結ピン受け53の中心(連結ピン40の中心に対応する位置)から脚部51の中心までの距離W2の差Cが、キャスタ輪である車輪52の旋回半径Rよりも大きくなる位置で連結するようにしている(本実施例のように、連結手段4を2本の連結ピン40とした場合、車体10の幅(2×W1)を、荷かご5の脚部51の中心(車輪52の旋回中心)間距離(2×W2)から旋回半径Rの2倍を引いた寸法(2×(W2−R))より小さくなるように構成することで車輪52の旋回スペースが確保された位置で車体10と荷かご5とが連結されることとなる。)。
駐止スペースSPで荷かご5の位置ずれが起こっていると、無人搬送車1が搬送対象の荷かご5が位置する駐止スペースSPまで移動し、搬送するために荷かご5の下部に潜り込もうとしたときに、荷かご5と車体10とが接触し、荷かご5や車体10が破損したり、荷かご5の下部に潜り込めたとしても、連結ピン40による連結が失敗したりすることが想定される。
そこで、荷かご5には、床面に接地して駐止中の荷かご5の移動を防止するアウトリガ55を床面と接離可能となるように配設している。
このアウトリガ55は、その自重で床面に接地し、荷かご5を定位置で固定するほか、バネなどの付勢手段(図示省略)によって床面に押し付けるようにして、荷かごの位置ずれを防止することができる。
駐止中の荷かご5は、連結手段4によって無人搬送車1と連結されていないため、アウトリガ55が床面と接地して、地震等による位置ずれが生じることを防止する。
そして、無人搬送車1の車体10と荷かご5とが連結する際、連結手段4(連結ピン40の突出によって自動的に)が、アウトリガ55の床面との接地を解除するようにアウトリガ55を操作し、荷かご5を搬送して所定の位置まで搬送する。
そして、さらに荷かご5を所定位置に搬送して連結を解除するときに、連結手段4(連結ピン40の車体10内に退出することによって自動的に)が、アウトリガ55を床面と接地するようにアウトリガ55を操作する。
そして、荷かご5の下部に潜り込んだ車体10の上部に配設される連結ピン40が、連結ピン受け53と連結するときの突出によって、横棒55aに当接し、横棒55aを持ち上げるようにしてアウトリガ55を操作する。
これによって、揺動支点55cを中心にアウトリガ55全体が揺動し、接地点55dが床面から離間する。
連結ピン40は、走行中において、アウトリガ55を持ち上げ続けることになるが、荷かご5全体を持ち上げるものではないため、無人搬送車1の消費電力は、荷かご5全体を持ち上げて支持する場合と比較すると僅かな電力消費である。
そして、アウトリガ55の床面との接地を解除した状態で、荷かご5を搬送する無人搬送車1は、SLAM技術によって誘導制御され所定の位置まで移動する。
なお、図例では、正面視して1基のアウトリガ55を配設した例を示すが、アウトリガ55の配設数は1基に限られるものではなく、前後2本の連結ピン40、40によって2基のアウトリガ55を揺動させるようにすることもでき、この場合、接地点55dを異なる側(図例左側の接地点に対して、もう1基のアウトリガ55は右側で接地するように構成する。)で床面と接地するように構成することで、地震等による荷かご5の位置ずれを、さらに効果的に防止することができる。
10 車体
11 センサ設置空間
12 走行車輪
2 2次元レーザ距離計
3 再帰反射材
30 位置認識反射板
4 連結手段
40 連結ピン
5 荷かご
50 かご本体部
51 脚部
52 車輪
53 連結ピン受け
55 アウトリガ
SP 駐止スペース
Claims (5)
- 荷かごのかご本体部を支持する脚部に囲まれた空間に潜り込み、連結手段によって荷かごと連結し、荷かごを搬送するようにした無人搬送車において、走行エリア内に駐車する荷かごの脚部間に形成された隙間から測定可能なように無人搬送車の走行エリアに設置された再帰反射材を計測する2次元レーザ距離計を無人搬送車の車体に配設し、該2次元レーザ距離計により再帰反射材を計測することにより得られた計測データと、予め記録されている再帰反射材の情報とを照合及び演算することによって、計測された再帰反射材及び無人搬送車の現在位置を特定するようにしたことを特徴とする無人搬送車。
- 前記2次元レーザ距離計を、無人搬送車の車体の先端に配設したことを特徴とする請求項1記載の無人搬送車。
- 前記2次元レーザ距離計を、無人搬送車の車体の両側面に配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の無人搬送車。
- 前記連結手段を、無人搬送車に配設した昇降手段によって無人搬送車の車体から上方に突出して、荷かごに配設した連結ピン受けに係合する連結ピンから構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の無人搬送車。
- 前記連結手段が、荷かごに配設した駐止中の荷かごの移動を防止するアウトリガの操作手段を兼ねるように構成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の無人搬送車。
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