JP4949741B2 - 線材コイル搬送システム - Google Patents
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Description
(1)載荷ゾーン100において、それぞれのローラコンベヤ102上のハンガー103に、酸洗処理される線材コイル101を載荷し、予め決められた方法に基づいて線材コイル101の結束やばらし作業が行われる。その載荷、結束、ばらし作業は、ローラコンベヤ102が停止状態で行うことが必要であるため、作業タイミングが限定される。そのため、線材コイル101の搬送効率を高めることができない。
(2)線材コイル101をハンガー103に載荷する作業、及び線材コイル101の結束やばらし作業の作業時間を短くしても、ポジションP1においてローラコンベヤ102から移載された線材コイル載荷状態のハンガー103をポジションP2に搬送する台車104は1台しかないため、線材コイル101の搬送効率を高めることができない。
請求項1に記載の線材コイル搬送システムによれば、載荷位置でコイル供給台車に載荷された線材コイルをフック移載位置まで搬送し当該フック移載位置に待機しているフックに前記線材コイルを移載する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段におけるフック移載位置で前記線材コイルが移載された状態のフックを処理槽に搬入することによって当該線材コイルを液体処理する第2の搬送手段と、前記第2の搬送手段により前記処理槽で液体処理されたあとの線材コイルを懸架した状態のフックから当該線材コイルを移載することが可能なコイル移載位置まで当該フックを搬送する第3の搬送手段と、前記第3の搬送手段により搬送された前記線材コイル懸架状態のフックから当該線材コイルを前記コイル移載位置に待機しているコイル搬出台車に移載する第4の搬送手段と、前記第4の搬送手段において前記線材コイルが移載されたコイル搬出台車を線材コイル脱荷位置まで走行させる第5の搬送手段とを有する線材コイル搬送システムであって、
前記コイル供給台車は複数台設けられていて、コイル供給台車のそれぞれは、予め決められた前記載荷位置と前記フック移載位置の間を独自の走行路で走行し、
前記コイル搬出台車は複数台設けられていて、コイル搬出台車のそれぞれは、予め決められた前記コイル移載位置と前記線材コイル脱荷位置の間を独自の走行路で走行するように構成され、
前記フックは、何れかのコイル供給台車から線材コイルを受け取り、何れかのコイル搬出台車へ線材コイルを移載可能である。
これにより、それぞれのコイル供給台車に載荷された線材コイルの結束やばらし作業を行う場合の作業時間が異なっていても、線材コイルの結束やばらし作業が完了した何れかのコイル供給台車をフック移載位置に搬送し、待機しているフックに線材コイルを移載して処理槽に搬入することができるとともに、前記処理槽で液体処理されたあとの線材コイルを何れかのコイル搬出台車で搬出することができるため、線材コイルの搬送が円滑になり、線材コイルの搬送効率を高めることができる。
図1は、線材コイル搬送システムの実施の形態のシステムレイアウトを示した平面図であり、図2は、図1の正面図である。
線材コイル搬送システム1は、酸洗処理される線材コイル2が、載荷ゾーン3において、フォークリフトなどにより、それぞれのコイル供給台車4A,4B,4C上のハンガー5に載荷されると、それぞれのコイル供給台車4A,4B,4Cに載荷された線材コイル2は、予め決められている作業手順で、結束作業やばらし作業が行われる。それぞれのコイル供給台車4A,4B,4Cにおいて線材コイル2の結束作業やばらし作業が完了すると、それぞれのコイル供給台車4A,4B,4Cは、ポジションP1A,P1B,P1Cから、それぞれの地上レール4AR、4BR,4CR上を走行し、線材コイル載荷状態のハンガー5をポジションP2A,P2B,P2Cに搬送する。尚、それぞれのコイル供給台車4A,4B,4Cには2基のハンガー5が装備されている。
前述のように、Cフック移動台車8、Cフック搬送台車11は上部レール7を走行するとともに、モータ20により駆動される巻取装置21によりCフック6を昇降させる。これにより、Cフック移動台車8、Cフック搬送台車11がCフック6を移動、搬送する場合、Cフック6の高さ位置はポジションH1に位置決めされる。また、Cフック移動台車8が前述のコイル供給台車4A,4B,4Cのハンガー5から線材コイル2を受け取る場合、及びCフック搬送台車11が前述のコイル搬出台車12A,12B,12Cのハンガー13に線材コイル2を移載する場合のCフック6の高さ位置はポジションH2に位置決めされる。
2 線材コイル
3 載荷ゾーン
4A,4B,4C コイル供給台車
5 ハンガー
6 Cフック
7 上部レール
8 フック移動台車
9 搬入台車
10 Cフック搬出台車
11 Cフック搬送台車
12A,12B,12C コイル搬出台車
13 ハンガー
14 空Cフック移動台車
Claims (2)
- 載荷位置でコイル供給台車に載荷された線材コイルをフック移載位置まで搬送し当該フック移載位置に待機しているフックに前記線材コイルを移載する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段におけるフック移載位置で前記線材コイルが移載された状態のフックを処理槽に搬入することによって当該線材コイルを液体処理する第2の搬送手段と、前記第2の搬送手段により前記処理槽で液体処理されたあとの線材コイルを懸架した状態のフックから当該線材コイルを移載することが可能なコイル移載位置まで当該フックを搬送する第3の搬送手段と、前記第3の搬送手段により搬送された前記線材コイル懸架状態のフックから当該線材コイルを前記コイル移載位置に待機しているコイル搬出台車に移載する第4の搬送手段と、前記第4の搬送手段において前記線材コイルが移載されたコイル搬出台車を線材コイル脱荷位置まで走行させる第5の搬送手段とを有する線材コイル搬送システムであって、
前記コイル供給台車は複数台設けられていて、コイル供給台車のそれぞれは、予め決められた前記載荷位置と前記フック移載位置の間を独自の走行路で走行し、
前記コイル搬出台車は複数台設けられていて、コイル搬出台車のそれぞれは、予め決められた前記コイル移載位置と前記線材コイル脱荷位置の間を独自の走行路で走行するように構成され、
前記フックは、何れかのコイル供給台車から線材コイルを受け取り、何れかのコイル搬出台車へ線材コイルを移載可能であることを特徴とする線材コイル搬送システム。 - 請求項1に記載の線材コイル搬送システムであって、線材コイルの処理量に応じて、空状態のフックの供給や、一時格納をするためのフック数量調整手段を設けたことを特徴とする線材コイル搬送システム。
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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- 2006-06-06 JP JP2006157855A patent/JP4949741B2/ja active Active
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