JP3619900B2 - 搬送制御方法、搬送制御装置および搬送装置 - Google Patents

搬送制御方法、搬送制御装置および搬送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送制御方法、搬送制御装置および搬送装置に関する。さらに詳しくは、複数の搬送台車で各種製品を製造後直ちに倉庫などの保管場所まで搬送するように制御する搬送制御方法および搬送制御装置、ならびにそのような制御方法または制御装置が適用される搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種製品の製造設備においては、生産性の向上および省力化を図るために、製品搬送装置を生産ライン下流端と直結するように設けて、製品を製造後直ちに倉庫などの保管場所まで自動的に搬送するようにした製品搬送システムが設けられるようになってきている。
【0003】
また、近年、例えば薄板帯鋼を圧延加工により製造する圧延設備においては、製品の多品種化に対応するために、1本の圧延ラインで複数品種の帯鋼を製造する場合が多くなってなってきている。このような圧延設備においては、各種製品を品種毎に仕分けして保管場所に保管することが多く、このため、製品の品種毎に自走式の搬送台車を割り当てて、圧延ラインの下流端で直接各搬送台車に製品を引き渡すようにしている場合が多い。
【0004】
ところが、このような製品搬送方法では、一部の台車に故障が発生した場合にも圧延ライン下流端での製品の受渡ができなくなり、製品が滞留して圧延ラインそのものを停止しなければならなくなったり、台車相互の干渉を避けるために複雑な制御を行わなければならず、制御プログラムが複雑となって変更が困難となりシステムの柔軟性が失われるなどの問題がある。
【0005】
この点に関して、例えば特開平10−91238号公報は、複数の搬送台車が1本の軌道上を一定方向に周回走行するようにした搬送システムにおいて、積み荷のある搬送台車が所定の荷下ろし場所で荷下ろしできないときには、後続の台車に進路を譲る必要がある場合にも、所定の最低待機時間が経過するまでは前記所定の荷下ろし場所で待機させるように制御する搬送制御システムを提案している。
【0006】
このシステムは、台車自体の構造を単純化できるという利点はあるが、各台車の待機時間が長くなる場合があり、効率が悪く、したがって生産ライン下流端に直結される搬送システムとして利用する場合、生産性に悪影響を及ぼすおそれがあるという問題がある。
【0007】
また、特開平11−259131号公報は、複数の無人搬送台車から構成される搬送システムにおいて、台車の走行エリア内において台車相互の干渉が予想される干渉ゾーンを設定し、各台車の予定走行ルートおよび前記干渉ゾーンを参照して、干渉が予測される場合に、それを回避するように各台車の予定走行ルートを変更するように制御する搬送制御システムを提案している。
【0008】
この搬送制御システムは、各台車を独立して動作させる方式であるため効率を向上させることは可能であるが、各台車への搬送対象物の割当、干渉ゾーンの設定、干渉の予測、および予定走行ルートの変更など複雑な制御ロジックが必要となり、システムの複雑化および高コスト化を招くとともに、前述の通りシステムの柔軟性が失われるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、比較的単純な制御ロジックにより、安定的かつ効率的に各種物品を搬送するように制御することができる搬送制御方法および搬送制御装置、ならびにこれら制御方法および制御装置が適用された搬送装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1形態は、複数の搬送台車で物品を搬送するための搬送制御方法であって、物品を載置するための複数の置き台を有する単一のラインを複数のゾーンに分割する手順と、ゾーン毎に数値化された物品の情報に基づく搬送台車への指示内容を規定した台車動作テーブルを作成する手順と、ゾーン毎に置き台における物品の載置状況を特定する2進数を得る手順と、得られた2進数に対応する指示内容を前記台車動作テーブルから選択する手順と、前記選択された指示内容に従って搬送台車を制御する手順とを含んでいることを特徴とする搬送制御方法に関する。
【0011】
本発明の第1形態の搬送制御方法においては、台車動作テーブルが、各ゾーン内にある物品のうち上流端の置き台に載置されている物品が搬送台車により優先的に搬送されるように作成するものとされるのが好ましい。
【0012】
また、本発明の第1形態の搬送制御方法においては、物が指定されたゾーンの取り込み置き台に載置されると、当該物品の搬送台車による搬送のみが禁止され、その他の物品の搬送は許可されるが好ましい。
【0013】
本発明の第2形態は、物品を載置するための複数の置き台を有する、単一のラインを分割してなる複数のゾーンの各々に割り当てられた各1台の搬送台車で物品を搬送するための制御を行う搬送制御装置であって、ゾーン毎に数値化された物品の情報に基づく搬送台車への指示内容を規定した台車動作テーブルを有し、ゾーン毎に置き台における物品の載置状況を特定する2進数を得、当該2進数に対応する指示内容を前記台車動作テーブルから選択して搬送台車を制御するようにされてなることを特徴とする搬送制御装置に関する。
【0014】
本発明の第2形態の搬送制御装置においては、各ゾーン内にある物品のうち上流端の置き台に載置されている物品を搬送台車に優先的に搬送させるように制御するのが好ましい。
【0016】
また、本発明の第2形態の搬送制御装置においては、各物品に対して当該物品を搬出するゾーンを指定した搬送用データに基づいて搬送台車を制御するのも好ましい。その場合、取り込み置き台に載置された物品の搬送台車による搬送のみを禁止し、他物品の搬送を可能とするのがさらに好ましい。
【0017】
本発明の第3形態は、前記した搬送制御装置のいずれかを備えてなることを特徴とする搬送装置に関する。
【0018】
本発明の第3形態の搬送装置においては、取り込み置き台から物品を搬出する搬出手段が備えられてなるのが好ましい。
【0019】
【作用】
本発明は、前記の如く構成されているので、簡単な制御ロジックにより複数の搬送台車が相互に干渉しないようにその動作を制御することが可能となり、安定的かつ効率的に物品を搬送できる。
【0020】
また、本発明の好ましい形態は、前記の如く構成されているので、単一のラインにおいて複数品種の物品を混在させながら搬送できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0022】
実施形態1
図1に、本発明の実施形態1に係る搬送制御方法が適用される製品搬送システムの概略構成を示し、この製品搬送システムAは、圧延設備Bにより圧延加工された帯鋼をコイル状に捲いてなる製品(以下、単にコイルという)Cを圧延設備Bの下流端から直接的に受け取るように設けられるとともに、各コイルCを直ちに倉庫などの保管場所Dまで搬送するものとされる。
【0023】
すなわち、製品搬送システムAは、圧延設備Bの下流端に直結するように一列に並べて配置される、各コイルCが保管場所Dに搬送されるまでの間、一時的に各コイルCを保管・載置する置き台としての複数のスキッドK〜K19と、圧延設備Bの下流端で受け取ったコイルCを各スキッドK〜K19からなるラインLの下流側に移置していくように搬送する複数の自走式搬送台車(以下単に台車という)J〜Jと、各スキッドK〜K19に載置されたコイルCをハンドH、Hによりピックアップして、保管場所Dまで運搬する複数のクレーン(搬出手段)M、Mと、各台車J〜Jの動作を例えば無線通信回線Rを介して制御する台車制御装置Nとから構成される。
【0024】
各スキッドK〜K19は、コイルCを転がることなく保持できる上面形状を有するとともに、下方を各台車J〜Jが移動できるように床面から所定距離隔てた状態で不図示の支持機構により支持されている。
【0025】
また、各スキッドK〜K19から構成されるラインLは、複数のゾーンZ〜Zに区分される。すなわち、ラインLは、第1スキッドK〜第5スキッドKに相当する部分からなる第1ゾーンZと、第5スキッドK〜第10スキッドK10に相当する部分からなる第2ゾーンZと、第10スキッドK10〜第15スキッドK15に相当する部分からなる第3ゾーンZと、第15スキッドK15〜第19スキッドK19に相当する部分からなる第4ゾーンZとに区分される。
【0026】
これら各ゾーンZ〜Zの中で、第1ゾーンZでは、ウォーキングビーム(walking beam、図示省略)により当該ゾーンZの最上流端のスキッド(第1スキッドK)に載置されるコイルCを最下流端のスキッド(第5スキッドK)まで各スキッドK〜Kの間を順次移送するものとされる。この第1ゾーンZにおいては、各コイルCに対して外観検査、結束、秤量およびマーキングなどの各種処理が行われる。
【0027】
また、第2ゾーンZ〜第4ゾーンZの各ゾーンには、各台車J〜Jがそれぞれ割り当てられており、この割り当てられた台車J〜JによりコイルCが搬送される。すなわち、第2ゾーンZには第1台車Jが割り当てられ、第3ゾーンZには第2台車Jが割り当てられ、第4ゾーンZには第3台車Jが割り当てられる。これら各台車J〜Jは、各ゾーンの最上流端のスキッド(以下、上流側受渡点という)、すなわち第2ゾーンZでは第5スキッドK、第3ゾーンZでは第10スキッドK10、第4ゾーンZでは第15スキッドK15に載置されるコイルCを、当該ゾーンの最下流端のスキッド(以下、下流側受渡点という)、すなわち第2ゾーンZでは第10スキッドK10、第3ゾーンZでは第15スキッドK15、第4ゾーンZでは第19スキッドK19を先頭に前詰めで搬送するように台車制御装置Nにより制御される。このとき、台車制御装置Nは、各ゾーンZ〜Zの上流側受渡点の各スキッドK,K10,K15にコイルCが載置されている場合は、そのようなコイルCを優先的に搬送するように制御する。この制御の内容は後で詳細に説明する。
【0028】
また、第3ゾーンZおよび第4ゾーンZには、各スキッドKに載置された状態のコイルCを保管場所Dに運搬するクレーンM、Mがそれぞれ割り当てられている。
【0029】
すなわち、第3ゾーンZには第1クレーンMが割り当てられており、この第1クレーンMが当該ゾーンZの各スキッドK10〜K15の中の所定のスキッド(例えば、第11スキッドK11〜第15スキッドK15の各スキッド。以下、このようなスキッドを取り込みスキッドという)に載置されているコイルCを保管場所Dまで運搬する。第4ゾーンZには第2クレーンMが割り当てられており、この第2クレーンMが当該ゾーンZの各スキッドK15〜K19の中の取り込みスキッド(例えば、第17スキッドK17〜第19スキッドK19の各スキッド)に載置されているコイルCを保管場所Dまで運搬する。なお、第1および第2のクレーンM、Mは、例えば人が操作するものとされ、そしてどのコイルCを運搬するかは基本的にはコイルCに付与されているトラッキング・データ(搬送データ)に基づいてなされるものとする。
【0030】
以下、台車制御装置Nにより実行される製品移送処理を図2および図3を参照して説明する。
【0031】
図2は製品移送処理の手順を示すフローチャートであり、図3は製品移送処理の具体例を示す。なお、図2中、符号S〜Sはステップ番号を示す。
【0032】
図2のステップSでは、当該ゾーンZ(kは2以上4以下の整数)内のいずれかのスキッドKにコイルCが載置されているか否かが判断される。この判断は、例えば各スキッドK毎にコイルCが載置されているか否かを検出するコイル検出センサを設け、その出力信号に基づいて行うようにする。
【0033】
ステップSで当該ゾーンZ内のいずれかのスキッドKにコイルCが載置されているものと判断されたときは、ステップSに進み、上流側受渡点のスキッドKにコイルCが載置されているか否かが判断される。また、ステップSで当該ゾーンZk内のいずれのスキッドKにもコイルCが載置されていないと判断されたときは、一旦処理を終了した後、所定時間経過した時点に再度ステップSの処理を実行する。
【0034】
ステップSで、上流側受渡点のスキッドKにコイルCが載置されていないと判断されたときは、ステップSに進み、搬送可能な状態にある最下流側のコイルCが選択され、下流側受渡点を先頭に前詰めで搬送される。ここで、搬送可能な状態にあるとは、当該ゾーンZ内の下流側に空きスキッドKがあり、かつ搬送制限命令により搬送禁止となっていない場合をいう。搬送制限命令の内容は後で詳細に説明する。この搬送が終了した時点に再度ステップSの処理が実行される。
【0035】
また、ステップSで、上流側受渡点にコイルCが載置されているものと判断されたときは、ステップSに進み、上流側受渡点のコイルC以外に他のコイルCがあるか否かが判断される。
【0036】
ステップSで、上流側受渡点のコイルC以外にコイルは存在しないと判断されたときは、ステップSに進み、当該コイルCを下流側受渡点のスキッドKまで搬送する。この搬送が終了した時点に、再度ステップSの処理を実行する。 また、ステップSで、上流側受渡点のコイルC以外にコイルがあるときには、ステップSに進み、当該コイルと上流側受渡点のコイルCとの間に空きスキッドがあるか否かが判断される。
【0037】
ステップSで空きスキッドがあると判断されたときには、ステップSに進み、上流側受渡点のコイルCを下流側のコイルCを飛び越さない範囲で最下流の空きスキッドKまで移送する。この移送が終了した時点に再びステップSの処理を実行する。
【0038】
また、ステップSで、上流側受渡点のコイルCの下流側に空きスキッドKがないときは、前記ステップSの処理に進み、搬送可能な状態にある最下流側のコイルCが選択され、前詰めで下流側に移送される。ここで、前記ステップSの処理が終了すると、再びステップSの処理が実行される。
【0039】
次に、図3を参照して、前記製品搬送処理を具体例により説明する。ここでは、第3ゾーンZにおいて、第10スキッドK10に第1コイルCが載置され、第13スキッドK13に第2コイルCが載置されている場合について説明する。この例では、他のゾーンZ、Zとの間のコイルCのやりとりもなく、クレーンMによるコイルCの持ち出しもないものとする。
【0040】
(1)図2のステップS、S、SおよびSにおける各判断の結果に従って、上流側受渡点の第10スキッドK10に載置されているコイルCが選択され、台車Jによりピックアップされる(図3中、動作▲1▼)。
【0041】
(2)次に、ステップSの処理にしたがって、手順(1)で台車JによりピックアップされたコイルCがコイルCの直上流にある第12スキッドK12に置かれる(動作▲2▼)。
【0042】
(3)スキッドK12、K13に各コイルC、Cが置かれた状態で再度ステップSからの処理が繰り返され、ステップS、Sの各判断結果およびステップSの処理にしたがって、コイルCが台車Jによりピックアップされ(動作▲3▼)、第15スキッドK15に置かれる(動作▲4▼)。
【0043】
(4)スキッドK12、K15に各コイルC、Cが置かれた状態で再度ステップSからの処理が繰り返され、ステップS、Sの各判断結果およびステップSの処理にしたがって、コイルCが台車Jによりピックアップされ(動作▲5▼)、第14スキッドK14に置かれる(動作▲6▼)。
【0044】
このように、実施形態1の製品搬送システムAによれば、1列に並べられる、複数のスキッドKからなるラインLを複数のゾーンZに分割し、各ゾーンZに1台ずつ搬送台車Jを割り当てるとともに、各搬送台車Jが割当ゾーンZ内の上流側受渡点に置かれたコイルCを下流側受渡点を先頭に前詰めで下流側に搬送するように制御するので、各台車相互の干渉を完全に排除してコイルCを所定の保管場所Dまで搬送することが可能となる。
【0045】
また、上流側受渡点のスキッドKに載置されているコイルCを優先的に搬送するように制御するので、圧延設備Bの下流端におけるコイルCの滞留が起こりにくく、生産性の低下を招くことなく効率的にコイルCを搬送することが可能となる。
【0046】
また、前述したような単純な制御ロジックにより製品搬送処理が実行されるので、システムを簡素化できてコストダウンを図ることができ、しかも状況に応じて制御内容を変更できる柔軟性のあるシステムを構築することが可能となる。
【0047】
実施形態2
次に、図4および図5を参照して、本発明の実施形態2に係る搬送制御方法を説明する。実施形態2の搬送制御方法は、実施形態1の製品搬送処理における制御ロジックによる各台車Jへの指示内容を予め台車動作テーブルTとして台車制御装置Nに与えるようにしてなるものである。これによって、台車制御装置Nが各具体的状況において前記制御ロジックによる演算を実行することなく各台車Jに適切な動作を指示できるようにし、以て台車制御装置Nの構成の簡素化および処理の高速化を図ることを可能とするものである。なお、本搬送制御方法が適用される製品搬送システムのその余の構成は、実施形態1の製品搬送システムAと同一とされる。
【0048】
図4に、本製品搬送システムにおける台車制御装置N1の概略構成を示し、台車制御装置N1は、下記表1に示すような内容の台車動作テーブルTを含むものとされる。つまり、数値化された各物品の材荷情報に基づく搬送台車への指示内容を規定した台車動作テーブルTを有してなるものとされる。
【0049】
【表1】
Figure 0003619900
【0050】
台車動作テーブルTは、各ゾーンZ(表1は、第2ゾーンZの場合を示す)に属する各スキッドK(表1では、第5スキッドK〜第10スキッドK10)のいずれにコイルCが載置されているかという各状況に対応させて、搬送すべきコイルCが載置されている搬送元スキッドKおよび当該コイルCの搬送先スキッドKを指示するものとされる。
【0051】
例えば、図5に示すように、第2ゾーンZの第6スキッドK、第7スキッドKおよび第10スキッドK10にコイルCが載置され、第5スキッドK、第8スキッドKおよび第9スキッドKが空きスキッドである状況では、コイルCが載置されている各スキッドK、KおよびK10のコイル検出センサの出力信号を値1とし、コイルCが載置されていない空きスキッドK、KおよびKの各コイル検出センサの出力信号を値0とすると、これら各コイル検出センサの出力信号を下流側のスキッドKのものから並べることによって、「100110」という2進数が得られる。したがって、このようにして得られる2進数により当該ゾーンZ内の各スキッドKにおけるコイルCの載置状況が特定されることになり、この2進数を台車動作テーブルTと照合することによって、当該載置状況に応じた搬送元スキッドおよび搬送先スキッドを得ることが可能となる。
【0052】
より具体的には、表1中のNo.01は、第5スキッドKのみにコイルCが載置されていることを示しており、この状況では搬送元スキッドとして第5スキッドKが指定され、搬送先スキッドとして第10スキッドK10が指定される。
【0053】
また、例えば、No.05は、第5スキッドKおよび第7スキッドKにコイルCがそれぞれ載置されていることを示しており、この状況では搬送元スキッドとして第5スキッドKが指定され、搬送先スキッドとして第6スキッドKが指定される。
【0054】
このように、第2ゾーンZであれば、第5スキッドK〜第10スキッドK10の6個の各スキッドKのそれぞれにコイルCが載置されているか否かという2の6乗通り、すなわち64通りの各状況毎に、前記製品搬送処理における制御ロジックに従って予め搬送元スキッドおよび搬送先スキッドが設定され、台車動作テーブルTとして台車制御装置N1に与えられる。
【0055】
また、第3ゾーンZであれば、第10スキッドK10〜第15スキッドK15の6個の各スキッドKのそれぞれにコイルCが載置されているか否かという2の6乗通り、すなわち64通りの各状況毎に、前記製品搬送処理における制御ロジックに従って予め搬送元スキッドKおよび搬送先スキッドKが設定され、台車動作テーブルTとして台車制御装置N1に与えられる。
【0056】
また、第4ゾーンZについても同様にして、第15スキッドK15〜第19スキッドK19の5個の各スキッドKそれぞれにコイルCが載置されているか否かという2の5乗通り、すなわち32通りの各状況毎に、前記製品搬送処理における制御ロジックに従って、予め搬送元スキッドKおよび搬送先スキッドKが設定され、台車動作テーブルTとして台車制御装置N1に与えられる。
【0057】
このように、実施形態2の搬送制御方法においては、実施形態1の製品搬送処理における制御ロジックによる各台車J〜Jへの指示内容を予め台車動作テーブルTとして台車制御装置N1に与えるようにしているので、台車制御装置N1が各具体的状況において前記制御ロジックによる演算を実行することなく各台車J〜Jに適切な動作を指示することができる。
【0058】
実施形態3
図6に、本発明の実施形態3に係る搬送制御方法が適用される搬送システムの概略構成を示し、この製品搬送システムA1は、実施形態1の製品搬送システムAにおける製品の保管場所Dを製品の品種毎に設けるように改変するとともに、これにともなって台車制御装置N2の制御内容を改変するようにしてなるものとされる。なおその余の構成は、実施形態1の搬送システムAと同一とされる。
【0059】
すなわち、本製品搬送システムA1では、製品の品種数(ここでは、2種類とする)に応じた数の保管場所D、Dを備えるとともに、一方の品種(以下、A品種という)のコイルは、第3ゾーンZの各スキッドK10〜K15内の所定スキッド(例えば、第11スキッドK11〜第15スキッドK15の各スキッド。以下、これら各スキッドを取り込みスキッドという)に載置されているときに第1クレーンMにより第1保管場所Dまで運搬するものとされ、他方の品種(以下、B品種という)のコイルは、第4ゾーンZの各スキッドK15〜K19内の取り込みスキッド(例えば、第17スキッドK17〜第19スキッドK19の各スキッド)に載置されているときに第2クレーンMにより第2保管場所Dまで運搬するものとされる。
【0060】
ここで、各コイルCが、第1保管場所Dに運搬されるべきものであるか、第2保管場所Dに運搬されるべきものであるかは、各コイルCのトラッキングデータにより知ることができるようにされ、各品種のコイルCが、対応する各取り込みスキッドに載置された時点で、当該コイルCは各クレーンM,Mの運搬対象としての運搬対象コイルになったものとして台車制御装置N2に通知される。
【0061】
また、各クレーンM,Mが運搬対象コイルを保管場所D,Dまで運搬する際には、各クレーンM,Mから台車制御装置N2に対して運搬対象コイルの各台車Jによる搬送を禁止する搬送制限命令が送出され、これにより、運搬対象コイルの搬送および当該コイルCが載置されているスキッドKへの他のスキッドKからのコイルCの搬送が禁止される。この搬送制限命令は、各クレーンM,MがいずれかのコイルCを吊り上げた時点で解除される。
【0062】
以下、図7を参照して、第3ゾーンZにおける場合を例に実施形態3の製品搬送処理を説明する。
【0063】
図7(a)は、第3ゾーンZ3の取り込みスキッドである第11スキッドK11〜第15スキッドK15の各スキッドの中で、第13スキッドK13および第14スキッドK14にA品種であるコイルC3、C2がそれぞれ載置され、第15スキッドK15にB品種のコイルC1が載置されるとともに、B品種であるコイルC4が台車J2により現在搬送途中である状態を示す。この状態では、品種でありかつ搬送途中ではないコイルC2およびコイルC3が運搬対象コイルとして台車制御装置N2に通知される。
【0064】
この状態で、第1クレーンMから搬送制限命令が出力されると、運搬対象コイルC、Cの搬送が禁止される一方、B品種のコイルCおよび搬送途中であるB品種のコイルCは、搬送制限命令に関わりなく、前記制御ロジックに従って通常通り搬送される(同図(b)参照)。
【0065】
同図(b)の状態では、コイルC,Cの各コイルがクレーンMにより運搬可能であり、操作者の判断により運搬すべきコイルが選択されるが、ここでは下流側のコイルCから運搬されるものとする。
【0066】
同図(c)に示すように、コイルCが吊り上げられた時点で搬送制限命令は解除され、各運搬対象コイルC、Cの搬送も通常通り行われるようになる。ここでは、前記制御ロジックに従って、コイルCが第15スキッドK15に搬送される(同図(d)参照)。
【0067】
なお、第4ゾーンZの上流側受渡点である第15スキッドK15にB品種であるコイルCが載置されたときには、コイルCは前記制御ロジックに従って台車Jにより最下流スキッド第19スキッドK19に搬送されるというように処理される。
【0068】
このように、実施形態3の製品搬送システムA1によれば、コイルCの品種毎に保管場所D,Dが決められるとともに、各クレーンM,Mの運搬対象となる運搬対象コイル以外の各コイルCは、搬送制限命令に関わりなく各台車Jにより搬送されるので、保管場所へのコイルCの払い出しを優先するか、搬送を優先するかという問題を生じることなく、効率的にコイルCを保管場所に搬送することが可能となる。また、単一のラインにより複数品種の物品を混在させて搬送することもできる。
【0069】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態では搬送対象はコイルとされているが、搬送対象はコイルに限定されるものではなく、各種とでき、例えばスラブとすることもできる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、複数の置き台を有する単一のラインを複数のゾーンに分割し、その各ゾーンに1台の搬送台車を割り当てるとともに、各ゾーンに割り当てられた搬送台車が、当該ゾーンの上流端の置き台に載置される物品を当該ゾーンの下流端の置き台を先頭に前詰めに移置していくように制御するので、比較的単純な制御ロジックにより、安定的かつ効率的に各種物品を搬送することができるという優れた効果が得られる。
【0071】
また、本発明の好ましい形態によれば、複数品種の物品を単一のラインに混在させて搬送させることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る搬送制御方法が適用される搬送システムの概略構成を示す模式図である。
【図2】同システムにおける製品搬送処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】製品搬送処理の具体例を示す模式図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る搬送制御方法が適用される搬送システムの台車制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】台車動作テーブルの原理を説明するための模式図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る搬送制御方法が適用される搬送システムの概略構成を示す模式図である。
【図7】同システムにおける製品搬送処理を説明するための模式図である。
【符号の説明】
A 製品搬送システム
B 圧延設備
C コイル
D 保管場所
H ハンド
J 搬送台車
M クレーン
N 台車制御装置
R 無線通信回線
T 台車動作テーブル

Claims (9)

  1. 複数の搬送台車で物品を搬送するための搬送制御方法であって、
    物品を載置するための複数の置き台を有する単一のラインを複数のゾーンに分割する手順と
    ゾーン毎に数値化された物品の情報に基づく搬送台車への指示内容を規定した台車動作テーブルを作成する手順と
    ゾーン毎に置き台における物品の載置状況を特定する2進数を得る手順と、
    得られた2進数に対応する指示内容を前記台車動作テーブルから選択する手順と
    前記選択された指示内容に従って搬送台車を制御する手順
    とを含んでいることを特徴とする搬送制御方法。
  2. 台車動作テーブルが、各ゾーン内にある物品のうち上流端の置き台に載置されている物品が搬送台車により優先的に搬送されるように作成されることを特徴とする請求項1記載の搬送制御方法。
  3. 物品が指定されたゾーンの取り込み置き台に載置されると、当該物品の搬送台車による搬送のみが禁止され、他物品の搬送は許可されるようにされていることを特徴とする請求項1記載の搬送制御方法。
  4. 物品を載置するための複数の置き台を有する、単一のラインを分割してなる複数のゾーンの各々に割り当てられた各1台の搬送台車で物品を搬送するための制御を行う搬送制御装置であって、
    ゾーン毎に数値化された物品の情報に基づく搬送台車への指示内容を規定した台車動作テーブルを有し、
    ゾーン毎に置き台における物品の載置状況を特定する2進数を得、当該2進数に対応する指示内容を前記台車動作テーブルから選択して搬送台車を制御するようにされてなることを特徴とする搬送制御装置。
  5. 各ゾーン内にある物品のうち上流端の置き台に載置されている物品を搬送台車に優先的に搬送させるようにされてなることを特徴とする請求項記載の搬送制御装置。
  6. 各物品に対して当該物品を搬出するゾーンを指定した搬送用データに基づいて搬送台車を制御するようにされてなることを特徴とする請求項記載の搬送制御装置。
  7. 取り込み置き台に載置された物品の搬送台車による搬送のみを禁止し、他物品の搬送は許可するようにされてなることを特徴とする請求項記載の搬送制御装置。
  8. 請求項4ないし請求項7のいずれか一項に記載の搬送制御装置を備えてなることを特徴とする搬送装置。
  9. 取り込み置き台から物品を搬出する搬出手段が備えられてなることを特徴とする請求項記載の搬送装置。
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