JP3059344B2 - トンネルキルン台車の無人搬送システム - Google Patents

トンネルキルン台車の無人搬送システム

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JP3059344B2
JP3059344B2 JP6226881A JP22688194A JP3059344B2 JP 3059344 B2 JP3059344 B2 JP 3059344B2 JP 6226881 A JP6226881 A JP 6226881A JP 22688194 A JP22688194 A JP 22688194A JP 3059344 B2 JP3059344 B2 JP 3059344B2
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藤 光 邦 佐
田 義 文 重
科 栄 一 仁
村 啓 三 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネルキルン台車の無
人搬送システムに関数する。
【0002】
【従来の技術】耐火煉瓦をはじめ、その他の窯業製品を
乾燥あるいは焼成するための炉としてトンネルキルンが
ある。このトンネルキルンは、その内部を通過させる台
車群を備え、これら台車上に耐火煉瓦等の被処理物を所
定量積載してトンネルキルンの入口側から挿入してトン
ネルキルンの内部を通過させ、その間に被処理物の乾燥
や焼成が行なわれるようになされている。
【0003】上記の台車は、トンネルキルン内を通過し
て熱処理済の被処理物を卸したのち空となった台車を整
備後新たな被処理物の積込み場所へ回送し、次回の使用
に供される。
【0004】従来、上記台車の回送は、図4に2基のト
ンネルキルン1,1を備える場合を示すように、トンネ
ルキルン1,1から出た台車2をトラバーサ3aに引込
み、トラバーサ3aにより横行させて台車卸し線4aへ
挿入し、台車卸し部5で処理済の被処理物を卸したのち
トラバーサ3bを通じ2路の回送線4b,4cへ振分
け、この回送線4b,4cに送る途中で台車整備部6で
台車煉瓦の寸法補正、修正、車輪軸受点検等を行ない、
被処理物の積込み部7で生の被処理物の積込みを行なっ
てトンネルキルン1,1の入口側へ移動させたのち各ト
ンネルキルン1,1へのトラバーサ3c,3dへ振分け
て移乗させ、トンネルキルン1,1の入口へ送入するよ
うに構成されている。また台車卸し部5の台車数が多い
場合には、一旦回送線4dにストックするようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の台
車の回送方式では、台車2を回送するために各所に台車
2を振分けるためのトラバーサ3a,3b,3c,3d
やそれへの台車の押込み、押出しを行なうための種々の
装置類が必要であり、設備が複雑で大掛かりとなるばか
りでなく、各回送線4a,4b,4c,4dに台車2を
ストックしておくことになるためランダムな取出しがで
きないという問題があった。
【0006】また回送線4dの奥側にある台車2上の被
処理物を卸したい場合には、まず手前側の台車2をすべ
て移動させた後でないと行なうことができないという問
題があった。さらに台車2のストック数を増やすために
は回送線4b,4c,4dの本数を増設する必要がある
ばかりではなく、それには一層広いスペースを要するこ
とになり、回送のための設備が大規模となるという問題
がある。そして上記各設備を一旦設置したのちはレイア
ウトの変更が容易でない。
【0007】一方、床に台車移載装置や搬送装置類を設
置する必要があるため、床面に凹凸が存在することにな
り、外観上はもとより作業上においても不利となる。
【0008】本発明はこれに鑑み、従来の固定的な回送
線や台車移載装置、搬送装置類の設置を廃し、かつ台車
をストック棚に段積みして台車保管スペースの削減と、
任意の台車の移載や取出しを容易迅速に行なうことがで
き、さらにレイアウトの変更に対し容易に対処すること
ができるトンネルキルン台車の無人搬送システムを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、被処理物を積載
してトンネルキルン内に送入し、被処理物の乾燥、焼成
等を行なうための台車を、トンネルキルンの出口側から
入口側へ回送する台車の回送用搬送システムであって、
床面に配設される誘導帯と、この誘導帯にそって無人で
走行する無人搬送車と、トンネルキルンを出た台車上の
被処理物を冷却させる冷却棚と、冷却済の被処理物をス
トックする冷却済台車ストック棚と、処理済の被処理物
を台車から卸す台車卸しステーションと、台車上に新た
な被処理物を積載する台車積みステーションと、その台
車をストックする複数段の未処理物台車ストック棚とを
備え、前記無人搬送車は、台車を前記各棚の高さに昇降
させる昇降装置と、台車を棚に移載または取出しするた
めの移載装置とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】トンネルキルンの出口から出た台車は無人搬送
車上に移載され、冷却棚へ搬送して台車を棚上に移載
し、自然冷却または送風冷却させる。冷却済の被処理物
は台車ごと冷却済台車ストック棚にストックし、ついで
積卸し順序に従って処理済の被処理物を台車卸しステー
ションで卸し、空になった台車は必要により整備室で整
備され、台車積みステーションへ搬送して被処理物を積
載し、未処理物台車ストック棚にストックされる。処理
時にはストック棚から台車を無人搬送車に載せ、トンネ
ルキルンの入口へ搬送してトンネルキルンへの搬送経路
へ受渡し、トンネルキルン内へ送入する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1は本発明によるトンネルキルン台車の無
人搬送システムのレイアウトの一例を示し、この実施例
では2基のトンネルキルン1,1が並設された設備を示
している。
【0012】トンネルキルン1,1の入口1a側と出口
1b側とを結ぶように床面に誘導帯10が敷設され、こ
の誘導帯10にそって移動する複数台の無人搬送車11
を備えている。
【0013】この実施例では、トンネルキルン1,1の
出口1b側から入口1a側にかけてトンネルキルン1の
一側部にそって走る経路10aを有し、この経路10a
の一側に台車冷却棚12列と、処理済の被処理物をスト
ックする冷却済台車ストック棚13A列がそれぞれ配設
されており、上記経路10aに続く分岐経路10bの一
側に台車卸しステーション14が、またこれと平行する
経路10cの一側に台車積みステーション15が配設さ
れ、さらに上記経路10b,10cを結ぶ複数本の経路
10d,10d,10dの側部には未処理物を積載した
台車をストックする未処理物台車ストック棚13B,1
3Bおよび台車整備室16がそれぞれ配設されている。
【0014】前記無人搬送車11は、下部に走行車輪1
7,17を有し、図示しない駆動モータにより車輪を駆
動して自走し得るもので、その自走については前記各経
路を構成する誘導帯10からの信号、あるいは無線によ
る信号によって制御される点は他分野における無人走行
車と同様とされる。
【0015】上記無人搬送車11の車体の中央上部は車
体側方から台車2が進入し得る幅を有する凹部状に形成
され、その部分に台車載置部18が設けられている。こ
の台車載置部18は、テーブルリフタあるいは他機構の
昇降装置19により所定のストロークにわたり昇降可能
とされ、また台車2の下部に突設された係合突部20に
係合して台車2を台車載置部18上から冷却棚12また
はストック棚13A,13B、台車積みステーション1
5、台車卸しステーション14、台車整備室16、トン
ネルキルン1の出入口上の所定位置まで移載(または取
出し)させる移載装置21が設けられている。この移載
装置21は、図示の例では油圧シリンダ22のピストン
ロッド23の先端に前記係合突起20に係脱自在な係合
部24を有し、これを係合して油圧シリンダ22を伸縮
作動することにより台車2を押し引きして移載させるよ
うにしている。この移載装置21としては、他に無端回
動するチェンに係合部24を設け、このチェンを駆動す
ることにより台車2を移動させる等、適宜な手段を採用
することができる。
【0016】冷却棚12およびストック棚13A,13
Bは、台車2を載置可能とする上下2段の載置棚12
a,13aを有し、横一列状に多数配列されている。
【0017】また被処理物の台車卸しおよび台車積みス
テーション14,15は、既に実用されているものと同
様にロボット25,26による自動台車卸しまたは台車
積みがなされているようにされているが、勿論手積み手
卸しであってもよい。
【0018】台車整備室16は、台車2の台車煉瓦2a
(台車本体の上部に積層されている台となる煉瓦)の交
換や寸法の調整、車輪軸受点検等の整備を行なうための
ゾーンである。
【0019】誘導帯10による無人搬送車11の誘導
は、電線を埋設する電磁誘導方式、磁気テープを床面に
貼付した磁気誘導方式、誘導線を用いない超音波誘導方
式などがあるが、一般には所要の幅を有するテープ状と
して床面に貼付する構造のものが用いられる。
【0020】したがって上記実施例においては、トンネ
ルキルン1,1の出口1bから出た台車2はその出口端
に停車している無人搬送車11の移載装置21により無
人搬送車11の台車載置部18上へ引込まれて移載され
る。
【0021】台車2を受取った無人搬送車11は経路1
0aにそって床上を自走し、冷却棚12で被処理物を冷
却させる場合は空いている冷却棚12の前で停車し、移
載装置21により台車2を冷却棚12へ移載する。この
場合、冷却棚12の上段へ移載するには昇降装置19に
より台車載置部18を上昇させ、上段のレベルに整合さ
せて移載する。
【0022】台車2上の処理済の被処理物を積卸すに
は、冷却済台車ストック棚13Aから台車2を無人搬送
車11上に引込み、台車卸しステーション14へ移行さ
せ、空いているロボット25の箇所で停車して台車2を
移載し、被処理物をロボット25で卸す。台車2が空と
なったのち無人搬送車11を台車整備室16へ自走さ
せ、台車整備を行なったのち被処理物を積載するとき
は、空台車2を台車積みステーション15へ移動してロ
ボット26により未処理物を台車2に移載し、その後空
いているストック棚13Bの位置へ自走させ、その前で
停車して移載装置21により台車2をストック棚13B
へ移載する。ストック棚13Bの上段へ移載するとき
は、昇降装置19により台車載置部18を上段のレベル
に整合させて移載する。
【0023】被処理物を台車2に載置してトンネルキル
ン1,1で加熱処理する際には、ストック棚13Bから
被処理物を積んである台車2を無人搬送車11の台車載
置部18上へ取出し、ついでトンネルキルン1,1の入
口1aへ移行してここで台車2を移載し、トンネルキル
ン1,1内へ送入する。
【0024】台車煉瓦が損傷した台車2は台車整備室1
6へ搬送し、台車煉瓦の交換、補修等の整備を行なう。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、床
面に配設された誘導帯にそって自走する無人搬送車に台
車を移載し、台車積みおよび台車卸しステーション、ト
ンネルキルンの出入口、台車整備室、冷却棚、各ストッ
ク棚へ搬送するようにしたので、台車の搬送をフレキシ
ブルな順序でランダムに行なうことができるとともに、
台車はすべて複数段の載置棚を有するストック棚に載置
して保管するようにしているので省スペース化を図るこ
とができる。また無人搬送車に昇降装置および移載装置
を設けてあるので、床面上に台車を移動させるためのト
ラバーサやウインチ、チェンコンベア等の装置類を設置
する必要がなく、そのため床面がフラットとなり、床面
の有効利用を図ることができる。さらに無人搬送車は、
誘導帯により誘導されるので、この誘導帯を追加、変更
することにより搬送ルートの変更に対する対応が容易迅
速にでき、レイアウトの変更も容易であるなどの効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレイアウト図。
【図2】同、無人搬送車による台車搬送フロー。
【図3】無人搬送車の構造概略図。
【図4】従来の台車回送システムのレイアウト図。
【符号の説明】
1 トンネルキルン 2 台車 10 誘導帯 10a〜10d 経路 11 無人搬送車 12 台車冷却棚 13A 冷却済台車ストック棚 13B 未処理物台車ストック棚 14 台車卸しステーション 15 台車積みステーション 16 台車整備室 18 台車載置部 19 昇降装置 20 係合突部 21 移載装置 24 係合部 25,26 ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−249579(JP,A) 特開 平5−215465(JP,A) 特公 平1−23713(JP,B2) 特公 昭60−49832(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27B 9/00 - 9/40 F27D 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を積載してトンネルキルン内に送
    入し、被処理物の乾燥、焼成等を行なうための台車を、
    トンネルキルンの出口側から入口側へ回送する台車の回
    送用搬送システムであって、床面に配設される誘導帯
    と、この誘導帯にそって無人で走行する無人搬送車と、
    トンネルキルンを出た台車上の被処理物を冷却させる冷
    却棚と、冷却済の被処理物をストックする冷却済台車ス
    トック棚と、処理済の被処理物を台車から卸す台車卸し
    ステーションと、台車上に新たな被処理物を積載する台
    車積みステーションと、その台車をストックする複数段
    の未処理物台車ストック棚とを備え、前記無人搬送車
    は、台車を前記各棚の高さに昇降させる昇降装置と、台
    車を棚に移載または取出しするための移載装置とを具備
    することを特徴とするトルネルキルン台車の無人搬送シ
    ステム。
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