JPS6221431A - プレス機の金型格納及び交換設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プレス機に併設された金型格納用棚と金型入
出庫用走行クレーンとを備え、プレス機に対する金型の
交換、即ち棚から出庫した新しい金型とプレス機から取
り外された金型とを交換し、そして使用済み金型を前記
棚に入庫し得るようにしたプレス機の金型格納及び交換
設備に関するものである。

（従来の技術及びその問題点） 従来のこの種の金型格納及び交換設備に於いては、金型
入出庫用走行クレーンの走行通路脇に入庫用金型光は台
と出庫用金型受は台とが並設され、プレス機から金型交
換作業位置に取り外された使用済み金型を前記入庫用金
型光は台上へ搬送する入庫用金型搬送手段と、前記出庫
用金型受は台上に搬出された金型をプレス機に対する金
型交換作業位置へ搬送する出庫用金型搬送手段とが並設
されている。従って出庫金型と入庫金型とが各々独立し
た専用の搬送経路を通ることになり、入庫用金型搬送手
段と出庫用金型搬送手段とを設置するために広い床面が
必要となり、設備の床面占有面積が大きくなる。又、設
備コストも相当かかる欠点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような従来の問題点を解決し得るプレス機
の金型格納及び交換設備を提案するものであって、その
特徴は、プレス機の側方に金型格納用槽を立設し、この
棚と前記プレス機との間に金型入出庫用走行クレーンの
、走行通路を前記棚にそって設け、前記プレス機に対す
る金型交換作業位置と前記クレーン走行通路脇のクレー
ンとの間の金型移載位置との間を往復移動する荷受は台
車と、前記金型交換作業位置に対しクレーン走行通路の
ある側とは反対側の金型待機位置と前記金型交換作業位
置との間を往復移動するローラーコンベヤ付き台車とを
設け、金型はローラーコンベヤ付きパレットに支持して
搬送及び格納するようにし、前記荷受は台車と前記ロー
ラーコンベヤ付き台車とが互いに隣接する状態に於いて
、前記荷受は台車上に支持されている空のローラーコン
ベヤ付きパレット上へ前記ローラーコンベヤ付き台車上
から金型を移載し得るようにした点にある。

（作用） このような本発明のプレス機の金型格納及び交換設備に
於いては、新しくプレス機にセットすべき金型は、前記
クレーンを使用して棚がらローラーコンベヤ付きパレッ
ト上に支持された状態で出庫すると共に、クレーンとの
間の金型移載位置で待機させている荷受は台車上に前記
パレソ）ごと移載出庫させる。この出庫作業の間に、プ
レス機から取り外した使用済み金型を金型交換作業位置
に位置させたローラーコンベヤ付き台車上に載置させる
と共に、当該台車を金型待機位置へ移動させて待機させ
る。

新しい金型を前記パレットと共に載置する荷受は台車は
前記金型交換作業位置へ移動させ、パレット上の金型を
プレス機にセントする。この後、前記使用済み金型を載
置し且つ待機位置で待機しているローラーコンベヤ付き
台車と、空になったローラーコンベヤ付きパレットを載
置している荷受は台車とを、互いに隣接させるべく少な
くとも一方を移動させ（金型交換作業位置と金型待機位
置とが、これら位置にある台車が互いに隣接する程度に
接近しているときはそのままで）、ローラーコンベヤ付
き台車上の使用済み金型を荷受は台車の空パレツト上へ
、例えば手押し作業やコンベヤの駆動により移載させる
。そして使用済み金型を前記パレットを介して搭載した
荷受は台車をクレーンとの間の移載位置へ移動させ、こ
の移載位置の脇に停止する前記クレーンに前記荷受は台
車上の使用済み金型をパレットごと引き取らせる。

この後は当該クレーンにより使用済み金型をパレットご
と棚の所定位置に入庫格納せしめることが出来る。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。

第１図及び第２図に於いて、１は金型格納用槽、２はこ
の棚１にそって設けられた金型入出庫用走行クレーン３
の走行通路、４は前記クレーン走行通路２にそって適当
間隔置きに設置されたプレス機、５は前記クレーン走行
通路２の一端に設定されたクレーンホームポジション６
に並設された固定荷受は台である。前記各プレス機４に
は、このプレス機４に対する金型交換作業位置Ａと前記
クレーン３との間の金型移載位置Ｂとの間を往復移動す
る荷受は台車７と、前記金型交換作業位置Ａに対してク
レーン走行通路２のある側とは反対側に位置する金型待
機位置Ｃと前記金型交換作業位置Ａとの間を往復移動す
るローラーコンベヤ付き台車８とが併設されている。

前記入出庫用走行クレーン３は、従来の自動倉庫に使用
されているものと同一のものであって、昇降キヤレソジ
３ａ上には、棚１の任意の金型収納区画１ａとの間、及
び各プレス機４に所属する金型移載位置Ｂに停止してい
る荷受は台車７との間で、第５図及び第９図に示すよう
に金型支持パレット９を移載する移載手段、例えば出退
自在なフォーク３ｂが設けられている。

前記両台車７．８は共通のガイドレール１０上に支持さ
れ、各々各別に手押し移動させることが出来るものであ
って、第５図乃至第９図に示すように前記各位置Ａ−Ｃ
に位置決めする昇降可能な位置決め用ピン１１．１２を
備えている。又、ローラーコンベヤ付き台車８のローラ
ーコンベヤ部１３ａは、当該台車８の移動方向と同一方
向に金型支持バレット９を滑動させ得るものであって、
その金型移載端部には出退自在なストッパー１３ｂが設
けられ、他端部には固定ストッパー１３ｃが設けられて
いる。

前記金型支持パレット９は、第３図及び第４図に示すよ
うにローラーコンベヤ部１４ａと、このローラーコンベ
ヤ部１４ａの搬送方向の一端に設けられた開閉自在なス
トッパー１４ｂ、及び他端と左右両側に設けられた固定
ストッパー１４ｃを備えている。

金型Ｗは、前記金型支持パレット９に支持されたまま棚
１の金型収納区画１ａに格納される。このとき金型Ｗは
当言亥バレット９のローラーコンベヤ部１４ａ上に滑動
可能に載せられているが、周囲のストッパー？４ｂ、１
４ｃによって滑り落ちないように位置決めされている。

次に金型交換作業について説明する。まずプレス機４に
セットすべき金型Ｗを棚１の所定位置にある金型収納図
ｉ！ｊ　Ｉ　ａ内からバレット９に支持された状態のま
まで入出庫用走行クレーン３により取り出す。この棚１
の金型収納区画１ａからの金型取り出し方法は、クレー
ン３の走行、昇降キャレソジ３ａの昇降、及びフォーク
３ｂの出退移動を組み合わせて行う従来周知の方法であ
る。第５図に示すようにクレーン３の昇降ギヤレッジ３
ａ上にバレット９と共に取り出した金型Ｗは、所定のプ
レス機４に所属する金型移載位置Ｂに停止している荷受
は台車７上にバレット９と共に移載する。この移載方法
も、クレーン３０走行、昇降キャレソジ３ａの昇降、及
びフォーク３ｂの出退移動を組み合わせて行う従来周知
の方法である。

尚、第６図に示すように金型移載位ＷＢに停止している
荷受は台車７上にバレット９と共に金型Ｗを移載したと
き、当該バレット９の開閉自在なストッパー１４ｂが金
型交換作業位置Ａの側に位置するように、棚１に対する
金型収納時のバレット９の向きが設定されている。

上記のように新しい金型Ｗを棚１から荷受は台車７上に
出庫する作業を行っている間に、プレスＩ！１４から取
り外した使用済み金型Ｗｕをローラーコンベヤ付き台車
８上に積み込んでおく。この作業は、第９図に示すよう
に金型交換作業位置Ａに停止させたローラーコンベヤ付
き台車８のローラーコンベヤ部１３ａ上に使用済み金型
Ｗｕを例えばホイスト等の適当な手段を利用して積み込
むことにより行われる。ローラーコンベヤ部１３ａに積
み込まれた金型Ｗｕは両端のストッパー１３ｂ、１３Ｃ
によって位置決めされている。このように使用済み金型
Ｗｕを搭載したローラーコンベヤ付き台車８は、第５図
に示すように金型待機位置Ｃに戻し、位置決めしておく
。

一方、第６図に示すように新しい金型Ｗをバレット９と
共に移載された荷受は台車７は、第７図に示すように金
型交換作業位置Ａまで移動させて位置決めし、バレット
９上の金型Ｗのみをホイスト等の適当な手段を利用して
プレス機４に移載しセットする。この後、第７図仮想線
で示すように金型待機位置Ｃで待機しているローラーコ
ンベヤ付き台車８と空になったバレット９を支持してい
る荷受は台車７とを互いに隣接させるように、少なくと
も何れか一方の台車、例えばローラーコンベヤ付き台車
８を移動させる。そして荷受は台車７上の空パレット９
に於ける開閉自在なストッパー１４ｂを開くと共に、ロ
ーラーコンベヤ付き台車８の出退自在なストッパー１３
ｂを退入させた状態で、ローラーコンベヤ付き台車８上
の使用済み金型Ｗｕを手押し作業で荷受は台車７上の空
パレツト９上へ滑動移載させる。このとき夫々のローラ
ーコンベヤ部１３ａ、１４ａの働きで、大重量の金型Ｗ
ｕであっても比較的軽く手押し移動させ得る。勿論、金
型交換作業位置Ａと金型待機位置Ｃとが、これら両位置
に位置する台車７，８間で金型を滑動移載し得る程度に
十分接近させてあるときは、両台車７，８は何れも移動
させる必要はない。

使用済み金型Ｗｕをパレット９と共に搭載した荷受は台
車７は第８図に示すように金型移載位置Ｂまで移動させ
て位置決めし、クレーン３の昇降キャレソジ３ａ上に引
き取らせる。そして当該クレーン３により棚１に於ける
所定の金型収納区画１ａに入庫する。この荷受は台車７
上からクレーン３の昇降キャレソジ３ａ上への金型移載
及び金型収納区画１ａへの金型入庫作業は、クレーン３
の走行、昇降キャレッジ３ａの昇降、及びフォーク３ｂ
の出退移動の組み合わせから成る従来周知の方法により
行うことが出来る。

このように使用済み金型Ｗｕを棚１に入庫する作業を行
っている間に、第８図及び第９図に示すようにプレスｍ
４から次の使用済み金型Ｗｕをローラーコンベヤ付き台
車８上に取り出す作業を行うことが出来る。

尚、上記実施例では各台車７，８として何れも手押しタ
イプのものを使用したが、走行用駆動手段を備えた台車
を利用することも出来る。又、ローラーコンベヤ付き台
車８に於けるローラーコンベヤ部１３ａも駆動タイプの
ものを設けて、台車７上の空パレット９への金型移載を
自動的に行えるようにすることも可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明のプレス機の金型格納及び交換設備
によれば、入出庫用走行クレーンに対する入庫金型移載
位置と出庫金型移載位置とが共通であり入庫金型と出庫
金型とは共通の搬送経路を共通の荷受は台車によって搬
送し得るので、プレス機と前記クレーンとの間の金型搬
送手段の設置床面積が小さくなり、且つ設備コストも大
幅に低減し得る。又、金型の交換作業を能率良く行うこ
とが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は正面図、第３図は使用するロ
ーラーコンベヤ付きパレットの縦断側面図、第４図は同
平面図、第５図乃至第９図は作業手順を説明する図であ
る。 １・・・金型収納棚、１ａ・・・金型収納区画、２・・
・クレーン走行通路、３・・・金型入出庫用走行クレー
ン、３ａ・・・昇降キャレッジ、３ｂ・・・フォーク、
４・・・プレス機、７・・・荷受は台車、８・・・ロー
ラーコンベヤ付き台車、９・・・ローラーコンベヤ付き
パレット、１１．１２・・・台車位置決め用ピン、１３
ａ、１４ａ・・・ローラーコンベヤ部、１３ｂ、１４ｂ
・・・出退又は開閉自在なストッパー、１３ｃ、１４ｃ
・・・固定ストッパー、Ｗ、Ｗｕ・・・金型。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プレス機の側方に金型格納用棚を立設し、この棚と前記
   プレス機との間に金型入出庫用走行クレーンの走行通路
   を前記棚にそって設け、前記プレス機に対する金型交換
   作業位置と前記クレーン走行通路脇のクレーンとの間の
   金型移載位置との間を往復移動する荷受け台車と、前記
   金型交換作業位置に対しクレーン走行通路のある側とは
   反対側の金型待機位置と前記金型交換作業位置との間を
   往復移動するローラーコンベヤ付き台車とを設け、金型
   はローラーコンベヤ付きパレットに支持して搬送及び格
   納するようにし、前記荷受け台車と前記ローラーコンベ
   ヤ付き台車とが互いに隣接する状態に於いて、前記荷受
   け台車上に支持されている空のローラーコンベヤ付きパ
   レット上へ前記ローラーコンベヤ付き台車上から金型を
   移載し得るようにしたプレス機の金型格納及び交換設備
   。