JPH0744957Y2 - 熱処理設備における被処理物搬送装置 - Google Patents

熱処理設備における被処理物搬送装置

Info

Publication number
JPH0744957Y2
JPH0744957Y2 JP10674190U JP10674190U JPH0744957Y2 JP H0744957 Y2 JPH0744957 Y2 JP H0744957Y2 JP 10674190 U JP10674190 U JP 10674190U JP 10674190 U JP10674190 U JP 10674190U JP H0744957 Y2 JPH0744957 Y2 JP H0744957Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat treatment
processed
fork
treatment furnace
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10674190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0464099U (ja
Inventor
典房 林
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP10674190U priority Critical patent/JPH0744957Y2/ja
Publication of JPH0464099U publication Critical patent/JPH0464099U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0744957Y2 publication Critical patent/JPH0744957Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、熱処理設備に付設される被処理物の搬送装置
に関するものである。
「従来の技術」 第5図に従来の熱処理設備の一例を示す。これは、熱処
理炉1の両側に未処理品4aのストックヤード2の製品4b
のストックヤード3とをそれぞれ設けるとともに、それ
らの前面側に未処理品4aおよび製品4b(以下、それらを
総称して被処理物4という)を搬送するための搬送装置
5を走行自在に設けたものであって、図中の矢印で示す
ように、ストックヤード2にストックしておいた未処理
品4aを搬送装置5によって熱処理炉1に装入してそこで
処理を行い、処理が終了したら、製品4bを搬送装置5に
よって熱処理炉1から取り出してストックヤード3に搬
送するように構成したものである。符号6は搬送装置5
を走行させるための軌道、7,8は作業エリア、9はポン
プユニット、10は制御盤である。
上記の搬送装置5は、第6図〜第8図に示すように、軌
道6上を走行する台車11の上面に、モータ12、スプロケ
ット13、チェーン14からなる動力伝達機構により駆動さ
れて前後進することにより被処理物4を台車11の走行方
向に直交する方向(すなわち、第5図〜第7図において
左右方向)に移動させるための2本のフォーク15と、そ
れらフォーク15の両側に列設されてフォーク15により移
動させられる被処理物4を支持するとともに自由に回転
してその移動を案内する多数のローラ16が設けられたも
のである。上記のフォーク15には、被処理物4を移動さ
せる際にフォーク15に対して係止するためのノブ17,18
が、図示を略したシリンダおよびリンク機構からなる駆
動機構によって出没自在に設けられている。符号19は搬
送装置5を走行させるためのモータ、20は搬送装置5に
接続されるケーブル、21は操作盤、22は被処理物4が載
置されて被処理物4とともに搬送されるトレイである。
この搬送装置5により未処理品4aをストックヤード2か
ら熱処理炉1に搬送するには、搬送装置5を搬送するべ
き未処理品4aの前方に位置させて停止させ、フォーク15
をストックヤード2側に前進させてその先端を未処理品
4aの下方に差し込み、フォーク15の先端側のノブ17をそ
の未処理品4aのトレイ22に係止させた後、フォーク15を
後退させることで未処理品4aを引き寄せて台車11上に搭
載する。そして、搬送装置5を熱処理炉1の前方まで走
行させてそこで停止させ、前方側のノブ17の係止を解除
して後方側のノブ18をトレイ22に係止させた後、フォー
ク15を前進させることで未処理品4aを押し出して熱処理
炉1に装入する。処理完了後には、上記と同様の手順に
より製品4bを熱処理炉1から台車11上に取り出し、スト
ックヤード3に搬送する。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記従来の熱処理設備では、ストックヤード
2,3を熱処理炉1の側方に設けなければならないため、
設備全体の所要スペースが大きくなって省スペースを図
ることが困難であり、また、レイアウトが制約されて融
通性がなく、しかも、搬送装置5はストックヤード2の
端からストックヤード3の端まで走行しなければならな
いので走行距離が長くなって効率的ではない、というよ
うな欠点があった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、熱処理設備全体の省スペースを図るこ
とができるとともにレイアウトの自由度を高めることが
でき、また、走行距離を短縮して効率的な処理を行い得
る被処理物搬送装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本考案は、熱処理炉とストックワードとの間にわたって
被処理物を搬送しつつ一連の処理を行うように構成され
た熱処理炉設備に付設される被処理物搬送用の装置にお
いて、走行自在な台車と、その上面に設けられて被処理
物を支持するとともにこの台車の走行方向と直交する方
向に前後進することによって被処理物をその方向に移動
させてストックヤードと熱処理炉との間で受け渡しを行
うためのフォークと、そのフォークの側部に設けられて
被処理物を支持するとともに前記フォークによる被処理
物の移動を案内するためのローラと、前記台車に対して
昇降自在とされているとともにその上面に台車の走行方
向に平行な方向への被処理物の移動を案内するためのロ
ーラを有するローラテーブルとを具備してなることを特
徴としている。
「作用」 本考案の搬送装置は、熱処理炉の前面側において走行
し、台車の上面に設けられたフォークおよびローラによ
り被処理物を支持し、そのローラに案内しつつフォーク
によって被処理物を走行方向と直交する方向に移動させ
ることで、被処理品の熱処理炉への装入および製品の熱
処理炉からの取り出しを行う。また、搬送装置への未処
理品の積み込み、搬送装置からの製品の荷降ろしは、被
処理物をローラテーブルのローラにより支持してその移
動を案内することにより搬送装置の側方から走行方向と
平行な方向に移動させることで行う。そして、ローラテ
ーブルと台車上面のローラおよびフォークとの間にわた
る被処理物の受け渡しは、ローラテーブルを昇降させる
ことで行う。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図を参照し
て説明する。第1図は本実施例の搬送装置30が備えられ
た熱処理設備の全体平面図、第2図〜第4図はこの搬送
装置30の構成を示すものであるが、第5図に示した従来
の熱処理設備およびそれに備えられている第6図〜第8
図に示した従来の搬送装置5と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は略す。
本実施例の搬送装置30は、第1図に示すように従来のも
のと同様に熱処理炉1の前面側において軌道6上を走行
し、被処理物4(未処理品4aおよび製品4b)を走行方向
と直交する方向に移動させることで未処理品4aの熱処理
炉1への装入および製品4bの熱処理炉1からの取り出し
を行うようにされているが、この熱処理設備では、未処
理品4aのストックヤード2および製品4bのストックヤー
ド3がそれぞれ搬送装置30の走行路の延長線上に設けら
れ、ストックヤード2から搬送装置30への未処理品4aの
積み込み、および製品4bのストックヤード3への荷降ろ
しを搬送装置30の側方から行うようにされ、そのための
ローラテーブル34が搬送装置30に搭載された構成とされ
ている。
すなわち、第2図〜第4図に示すように、搬送装置30の
台車11には、シリンダ32によって駆動されるパンタクラ
フ式の昇降機構33によって昇降自在とされたローラテー
ブル34が搭載されており、そのローラテーブル34の上面
には、被処理物4を支持するとともに搬送装置30の走行
方向と平行な方向(第1図、第2図において上下方向)
への移動を案内するためのローラ35が設けられている。
なお、第2図に示すように、台車11上面の両側部には従
来のものと同様に搬送装置30の走行方向と直交する方向
への被処理物4の移動を案内するための固定式のローラ
16が列設されているが、それらのローラ16の列の途中に
は上記ローラテーブル34のローラ35との干渉を避けてそ
の上昇を許容し得る間隙が確保されている。
また、第1図に示すように、未処理品4aのストックヤー
ド2には、未処理品4aを搬送装置30側に押し出して積み
込むための積み込み装置50が備えられ、また、製品4bの
ストックヤード3には、搬送装置30から製品4bを引き出
して降ろすための荷降ろし装置51が備えられている。
上記構成の搬送装置30を備えた熱処理設備において未処
理品4aを熱処理炉1に装入するには、搬送装置30をスト
ックヤード2側に停止させ、第4図の中心線より右側に
示すようにローラ35がローラ16より若干上方に位置する
ようにローラテーブル34を上昇位置とした状態で、積み
込み装置50により未処理品4aを積み込む。この際、未処
理品4aの移動はローラ35により案内されてスムーズに行
なわれる。そして、搬送装置30を熱処理炉1の前方まで
走行させてそこで停止させ、ローラテーブル34を降下さ
せて第4図の中心線より左側に示すようにローラ35がロ
ーラ16より下方となるようになして未処理品4aをローラ
35上からフォーク15およびローラ16上に移載した後、従
来のものと同様にノブ18を突出させてトレイ22に係止さ
せ、フォーク15を前進させる。これにより、未処理品4a
は熱処理炉1に装入される。
また、製品4bを熱処理炉1から取り出してストックヤー
ド3に搬送するには、ローラ35を降下位置とした状態で
フォーク15により製品4bを熱処理炉1内からフォーク15
およびローラ16上に取り出し、次いで、ローラテーブル
34を上昇させることで製品4bをローラ35上に移載し、そ
の状態でストックヤード3に備えられている荷降ろし装
置51により製品4bを引き出して降ろせば良い。
このように、上記の搬送装置30は、被処理物4を支持し
て走行方向と平行な方向への移動を案内するローラ35を
有するローラテーブル34を昇降自在に設けた構成である
から、この搬送装置30への被処理物4の積み降ろしを側
方から行うことが可能となり、このため、被処理物4の
ストックヤード2,3を搬送装置30の走行路の延長線上に
設けることが可能となる。その結果、それらストックヤ
ード2,3を熱処理炉1の側方に設ける必要のあった従来
の場合に比して熱処理路設備全体のスペースを節約する
ことが可能となって省スペースを図ることができるとと
もに、設備全体のレイアウトの自由度が増し、しかも、
搬送装置30はストックヤード2,3間において走行するこ
とで十分であるので走行距離が短くて済み、効率的な操
業を行い得る、という利点がある。
「考案の効果」 以上で詳細に説明したように、本考案は、台車に対して
昇降自在とされているとともにその上面に台車の走行方
向に平行な方向への被処理物の移動を案内するためのロ
ーラを有するローラテーブルを具備して、この搬送装置
への被処理物の積み降ろしを側方から行うようにしたの
で、被処理物のストックヤードを搬送装置の走行路の延
長線上に設けることが可能となり、その結果、熱処理炉
設備全体のスペースを節約することが可能となって省ス
ペースを図ることができるとともに設備全体のレイアウ
トの自由度が増し、しかも、搬送装置の走行距離が短く
て済むので効率的な操業を行い得る、という優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は熱処理設備の全体平面図、第2図は搬送装置の
平面図、第3図はその側面図、第4図はその正面図であ
る。 第5図は従来の熱処理設備の一例を示す全体平面図、第
6図は従来の搬送装置の平面図、第7図はその側面図、
第8図はその正面図である。 1……熱処理炉、2,3……ストックヤード、4……被処
理物、4a……未処理品、4b……製品、11……台車、15…
…フォーク、16……ローラ、17,18……ノブ、30……搬
送装置、32……シリンダ、33……昇降機構、34……ロー
ラテーブル、35……ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱処理炉とストックヤードとの間にわたっ
    て被処理物を搬送しつつ一連の処理を行うように構成さ
    れた熱処理炉設備に付設される被処理物搬送用の装置に
    おいて、走行自在な台車と、その上面に設けられて被処
    理物を支持するとともにこの台車の走行方向と直交する
    方向に前後進することによって被処理物をその方向に移
    動させてストックヤードと熱処理炉との間で受け渡しを
    行うためのフォークと、そのフォークの側部に設けられ
    て被処理物を支持するとともに前記フォークによる被処
    理物の移動を案内するためのローラと、前記台車に対し
    て昇降自在とされているとともにその上面に台車の走行
    方向に平行な方向への被処理物の移動を案内するための
    ローラを有するローラテーブルとを具備してなることを
    特徴とする熱処理設備における被処理物搬送装置。
JP10674190U 1990-10-11 1990-10-11 熱処理設備における被処理物搬送装置 Expired - Lifetime JPH0744957Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10674190U JPH0744957Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 熱処理設備における被処理物搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10674190U JPH0744957Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 熱処理設備における被処理物搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464099U JPH0464099U (ja) 1992-06-01
JPH0744957Y2 true JPH0744957Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31852953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10674190U Expired - Lifetime JPH0744957Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 熱処理設備における被処理物搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744957Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0464099U (ja) 1992-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101943928B1 (ko) 물품 반송 설비
KR100342266B1 (ko) 물품반송차와그안내설비
JP3375061B2 (ja) ピッキングシステム
JPS6150853B2 (ja)
JPH0744957Y2 (ja) 熱処理設備における被処理物搬送装置
JPH061419A (ja) 可動体搬送装置
JP4110283B2 (ja) 搬送台車
JP6644819B2 (ja) 搬送作業設備
JPS61189803A (ja) 搬送装置
CN218426117U (zh) 板材类立体料库
JP3059344B2 (ja) トンネルキルン台車の無人搬送システム
JP2002173224A (ja) 搬送装置および搬送設備
JPS5854052B2 (ja) 環状素材の供給装置
JPH061587A (ja) 吊下式搬送装置
JP3388148B2 (ja) 物品搬送設備
JP3690884B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
JP3104452B2 (ja) 移載装置
JP2712870B2 (ja) 搬送装置使用の組立て設備
JPH0687519A (ja) 搬送装置
JP3144211B2 (ja) 立体駐車装置
JP3054724B2 (ja) ケースピッキング装置
JPH0423097Y2 (ja)
JP3111735B2 (ja) 機械式駐車装置
JPS61168459A (ja) 搬送装置
JPH07280458A (ja) 熱処理炉のワーク搬送台車