JPH0858915A - 超重量物貯留システム - Google Patents

超重量物貯留システム

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JPH0858915A
JPH0858915A JP21525294A JP21525294A JPH0858915A JP H0858915 A JPH0858915 A JP H0858915A JP 21525294 A JP21525294 A JP 21525294A JP 21525294 A JP21525294 A JP 21525294A JP H0858915 A JPH0858915 A JP H0858915A
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Application number
JP21525294A
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English (en)
Inventor
Mamoru Osaka
衛 大坂
Etsuro Shioda
悦郎 潮田
Norio Kojima
則夫 小嶋
Masazumi Murai
正澄 村井
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Taisei Corp
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Taisei Corp
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超重量物をストックヤードに貯留するシステ
ムの提供。 【構成】 超重量物貯留システム91は、超重量物Wを
積載し搬入路に沿って搬入する超重量物搬入装置20
と、この搬入装置によって搬送されてきた超重量物を受
け取り超重量物の搬出場所まで積載搬送して搬出する超
重量物搬出装置28と、搬入路に沿って設置され超重量
物を載置貯留する多数の置台21とを有している。超重
量物貯留システム91は、超重量物Wを、超重量物搬入
装置20の運搬台車23によってストックヤードYに搬
入し、置台21に載置して貯留し、必要に応じて、搬出
装置28の走行台車によって搬出することができるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超重量物、例えば、ト
ンネルの内壁を形作る円弧板状のセグメントを貯留する
ためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、トンネルの内壁を形成す
る円弧板状のセグメントのように重量が約10トンもあ
る超重量物をストックヤードに搬入し、貯留し、必要に
応じて搬出することのできる装置として、造船所で使用
されるような、門型をしたクレーンがある。この門型を
したクレーンは超重量物を吊り下げて搬送するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、門型をした
クレーンは、吊り下げた超重量物が落下しないように、
超重量物の吊下作業を慎重に行なわなければならず、運
搬作業に手間を要するという問題点を有している。又、
門型をしたクレーンは、セグメントのような板状の超重
量物を幾つか重ねて搬送すると、搬送中に揺れた場合、
重ねられた超重量物がずり落ちる恐れがあるという問題
点も有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、超重量物を積
載し搬入路に沿って搬入する超重量物搬入装置と、該搬
入装置によって搬送されてきた超重量物を受け取り超重
量物の搬出場所まで積載搬送して搬出する超重量物搬出
装置と、前記搬入路に沿って設置され前記超重量物を載
置貯留する多数の置台とを有し、前記超重量物搬入装置
はリンクプレートによって両端が連結され循環移動して
走行路面を転がる複数のころを具えた複数のローラクロ
ーラと超重量物を積載して昇降する昇降台とを有する運
搬台車と、前記走行路面に敷設されたガイドレールの両
側面を挟んで前記運搬台車の前後端に設けられた一対の
ガイドローラと、前記ガイドレールに沿って張設され前
記運搬台車に連結された駆動チェーンとを有し、前記超
重量物搬出装置は平行な一対の固定レール上を走行する
走行台車と、前記走行台車上に水平回転可能に設けられ
たターンテーブルと、前記ターンテーブル上に設けられ
た平行な一対のターンレールと、前記ターンテーブルに
対して垂直で且つ互いに平行な一対の垂直レールを具え
て前記ターンレール上を往復移動する可動移載台と、超
重量物を積載し前記垂直レールを案内にして昇降する昇
降フォークとを有する超重量物貯留システムにより、前
記の課題を解決した。
【0005】
【作用】超重量物をストックヤードに搬入する動作を説
明する。運搬台車は、超重量物受け取り場所まで走行
し、昇降台を上昇させて超重量物を積載し、駆動チェー
ンの牽引と、ガイドレールとガイドローラの案内とによ
って走行路を走行する。所望の置台まで走行した運搬台
車は、昇降台を下降させ、超重量物を所望の置台上に載
置する。空になった運搬台車は、超重量物受け取り場所
まで戻り、新たな、超重量物を積載して、所望の他の置
台まで走行して超重量物をその置台上に載置する。 運
搬台車は、このような動作を繰り返して超重量物をスト
ックヤードに搬入する。
【0006】運搬台車は走行路面を転がるローラクロー
ラのころに支持されて走行するため、超重量物の重量に
耐えらるようになっている。又、運搬台車は、超重量物
を支持して運搬するため、板状の超重量物の場合には、
複数重ねて運搬することができる。
【0007】超重量物をストックヤードから搬出する動
作を説明する。搬出装置の走行台車は、運搬台車によっ
て運搬されてきた超重量物を受け取る場所で待機してい
る。走行台車の待機中、昇降フォークは、下降させら
れ、且つ、ターンテーブルの回転によって運搬台車の方
に向けられ、さらに、可動移載台の移動によって走行台
車から突出しないように引っ込められている。
【0008】超重量物が運搬台車によって運搬されてく
ると、可動移載台が移動し、昇降フォークを超重量物の
下方に進入させる。このとき、超重量物は、運搬台車に
積載されたままか、或いは、運搬台車から置台上に降ろ
されているかの何れかである。その後、昇降フォークは
垂直レールを案内にして上昇し、超重量物をすくい上げ
るようにして、受け取る。
【0009】昇降フォークが超重量物を受け取った後、
可動移載台はターンレール上を移動して昇降フォークを
走行台車上に引き込む。昇降フォークが走行台車上に引
っ込むことよって、超重量物は運搬台車から受取搬送装
置に移載されたことになる。
【0010】走行台車は、搬出場所まで走行し、ターン
テーブルの回転と可動移載台の移動とによって昇降フォ
ークを搬出場所の方に向け、搬出場所の真上に超重量物
を移動させる。その後、昇降フォークが下降し、超重量
物は搬出場所上に移載される。そして、昇降フォークは
走行台車から突出しないように引っ込む。
【0011】空になった、走行台車は超重量物を受け取
る元の場所へ移動し、昇降フォークが運搬台車の方に向
き、超重量物受取搬送装置全体が待機状態なる。運搬台
車によって超重量物が運搬されてくると、走行台車は、
再度、超重量物を受け取って、搬出場所まで搬送する。
このように、走行台車は、運搬台車と搬出場所との間を
往復走行して超重量物を運搬台車から搬出場所へと次々
に搬送する。なお、搬出装置は、超重量物を積載して運
搬するため、板状の超重量物の場合には、複数重ねて運
搬することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図8に基づ
いて説明する。超重量物貯留システム91は、図1に示
すように、海底トンネル掘削現場の海底に立設されて海
上に突出した円筒状の人工島Aの上端において、台船S
で運ばれてきたセグメント(超重量物)Wを、超重量物
搬入装置20によってストックヤードYに搬入し、貯留
し、そして、超重量物搬出装置(以下、単に「搬出装
置」と称する。)28によって搬出するシステムであ
る。なお、セグメントWは、トンネルの内壁を形作る円
弧板状の建設資材であり、1つの重量が約10トンであ
る。
【0013】超重量物保留システム91は、セグメント
Wを積載し搬入路に沿って搬入する超重量物搬入装置2
0と、この搬入装置20によって搬送されてきたセグメ
ントWを受け取りセグメントWの搬出場所まで積載搬送
して搬出する搬出装置28と、搬入路に沿って設置され
セグメントWを載置貯留する多数の置台21とを有して
いる。ストックヤードYには、セグメントWを支持して
貯留する一対の置台21,21が等間隔に多数配設され
ている。
【0014】超重量物搬入装置20(図2乃至図4参
照)について説明する。超重量物搬入装置20(図1参
照)は、運搬台車23、ガイドレール24、ガイドロー
ラ25、駆動チェーン26等で構成されている。運搬台
車23(図3参照)は、フレーム31、ローラクローラ
32、昇降機33等で構成されている。
【0015】ローラクローラ32(図3参照)について
説明する。ローラクローラ32は、フレーム31の下面
の四隅に、都合、4台設けられている。ローラクローラ
32は、リンクプレート34によって両端が連結された
複数のころ35を有している。ころ35は、センタープ
レート36の周囲を循環移動するようになっている。
【0016】このため、ころ35は、運搬台車23の走
行路面Fとセンタープレート36とに挟まれ、「ころ」
と同じ作用をして運搬台車23を支持走行させる機能を
備えている。各ローラクローラ32は、後述する円弧状
のガイドレール24の接線と平行な向きに設けられてい
る。すなわち、ころ35の軸がガイドレール24の円弧
の中心に向くように、各ローラクローラ32がフレーム
31の下面に設けられている。
【0017】昇降機33(図3参照)について説明す
る。昇降機33は、セグメントWを積載して昇降する装
置であり、フレーム31に上向きに設けられた2基の油
圧シリンダ37,37と、2基の油圧シリンダ37のピ
ストン38に渡して取り付けられた昇降台39とで構成
されている。昇降台39は、フレーム31に対して位置
がずれないように連結リンク機構40によって連結され
ている。連結リンク機構40(図4参照)は、連結ピン
41によってX字状に連結された2枚のリンク42,4
2で構成されている。
【0018】ガイドレール24、ガイドローラ25、駆
動チェーン26(図2、図4参照)について説明する。
ガイドレール24は、人工島Aの円弧に沿って、ストッ
クヤードYに敷設されている。ガイドレール24の両側
面には、運搬台車23の前後端に設けられた一対のガイ
ドローラ25,25が挟むようにして対向している。
【0019】ガイドレール24の傍には、ケーブル43
が敷設されている。このケーブル43は、油圧シリンダ
37を作動させる油圧回路(図示省略)を制御する制御
信号を送るケーブル43であり、運搬台車23の脇に突
出した集電子44が接触している。制御信号を処理する
制御回路はフレーム31に取り付けられた制御ボックス
46内に収納されている。ガイドレール24の傍には、
一対のスプロケット45,45(図1参照)によって駆
動チェーン26(図2参照)が張設されている。駆動チ
ェーン26は、断面U字状の収納レール47(図4参
照)に収納されて運搬台車23のフレーム31に連結さ
れている。
【0020】超重量物搬入装置20の動作を説明する。
運搬台車23は、搬入クレーン27(図1参照)の移動
領域の真下で、昇降台39を上昇させた状態で待機して
いる。人工島Aに横付けされた台船S上のセグメントW
は、搬入クレーン27によって待機している運搬台車2
3の真上に運ばれる。
【0021】運搬台車23は、クレーンから下降されて
くるセグメントWを受け取り、駆動チェーン26の牽引
と、ガイドレール24とガイドローラ25の案内とによ
って、クレーンの真下から、ストックヤードYの最も端
の所(図1において図の上端側)まで移動して停止す
る。なお、運搬台車23は4枚のセグメントを運搬する
ことができる。セグメント4枚の重量は、約40トンで
ある。運搬台車23は、油圧シリンダ37の作動によっ
て昇降台39を下降させ、セグメントWを置台21上に
降ろす。
【0022】空になった運搬台車23は、駆動チェーン
26の逆転によって、再度、搬入クレーン27の移動領
域内の真下に移動し、昇降台39を上昇させて待機状態
になる。そして、運搬台車23は、搬入クレーン27に
よって運ばれてきた新たなセグメントWを受け取り、前
回の置台21の手前側の置台21まで運搬し、その置台
21に降ろす。
【0023】空になった、運搬台車23は、再度、搬入
クレーン27の所まで移動し、待機状態になり、以下、
同様にして、順次、セグメントWを前詰め状態に置台2
1に運搬して行く。これによって、セグメントWは、ス
トックヤードYに貯留される。
【0024】搬入されたセグメントWは、必要に応じて
搬出される。セグメントWの搬出は、運搬台車23が後
述する搬出装置28に引渡すことによって行なわれる。
運搬台車23は、搬出装置28に最も近い、先頭のセグ
メントWから搬出する。運搬台車23は、ストックヤー
ドYにセグメントWを搬入し終わった時、搬入クレーン
27側にいるため、昇降台39を下げ、セグメントWの
下を通過して、先頭のセグメントWの所まで移動しなけ
ればならない。
【0025】搬出装置28(図5乃至8参照)について
説明する。搬出装置28は、走行台車51、ターンテー
ブル52、可動移載台53、昇降フォーク54等で構成
されている。
【0026】走行台車51について説明する。走行台車
51(図7参照)は、互いに平行な一対の固定レール6
1,61上を走行する車輪62を四隅に具えている。走
行台車51の略々中心には、後述するターンテーブル5
2の回転中心となる回転中心軸77が梁69に支持され
て立設されている。
【0027】一対の固定レール61の傍には、走行台車
51の走行路に両端が固定された一対のチェーン87,
87が張設されている。チェーン87の中間には、チェ
ーン87を下から押し上げるようにスプロケット88が
噛合している。スプロケット88は、走行台車51上の
減速機付きモータ89に設けられている。スプロケット
88の両側には、チェーン87の張り具合を調節すると
ともに、チェーン87をスプロケット88に確実に噛合
させるアイドルスプロケット90,90が設けられてい
る。
【0028】走行台車51の動作を説明する。減速機付
きモータ89を始動し、スプロケット88を回転させる
と、チェーン87が固定されているため、スプロケット
88が転がるようにしてチェーン87の下面を移動す
る。これに伴って、走行台車51は、車輪62に支持さ
れて固定レール61上を走行し、運搬台車23と搬出場
所の間を往復移動する。減速機付きモータ89は、2台
設けられているが、互いに同期回転するようになってい
る。
【0029】ターンテーブル52について説明する。タ
ーンテーブル52は、走行台車51内に設けられた断面
コ字状の円形ガイドレール63内を走行可能な6つのガ
イドローラ64によって、走行台車51に支持されてい
る。ターンテーブル52の中心には、走行台車51上の
回転中心軸77を受け入れる軸受78が梁79によって
設けられている。
【0030】走行台車51上には、減速機付きモータ6
5が組み込まれている。このモータ65の出力軸66に
はスプロケット67が設けられている。このスプロケッ
ト67には、両端がターンテーブル52に取り付けられ
たチェーン68の中間部分が噛合している。
【0031】ターンテーブル52の動作を説明する。モ
ータ65を始動するとスプロケット67が回転し、チェ
ーン68が牽引される。ターンテーブル52は、チェー
ン68が牽引された方向にガイドローラ64とガイドレ
ール63との案内によって水平回転する。ターンテーブ
ル52は、回転中心軸77を中心にして水平回転する。
ターンテーブル52が回転することによって、後述する
昇降フォーク54の向きが変わり、走行台車51が昇降
フォーク54によってセグメントWの移載が行なえるよ
うなる。
【0032】可動移載台53について説明する。可動移
載台53は、ターンテーブル52上に互いに平行に敷設
された一対のターンレール72,72上に往復移動可能
に設けられている。可動移載台53は、四隅に設けられ
た可動用ローラ73によってターンレール72上に支持
されている。
【0033】可動移載台53は、ターンテーブル52に
対して垂直で且つ互いに平行な一対の垂直レール71,
71を具えている。ターンテーブル52と可動移載台5
3との間には、可動移載台用油圧シリンダ74が設けら
れている。この可動移載台用油圧シリンダ74は可動移
載台53をターンテーブル52上で往復移動させるため
のシリンダである。
【0034】可動移載台53の動作を説明する。可動移
載台用油圧シリンダ74を作動させると、ピストン75
がシリンダ76を出没して、可動移載台53がターンレ
ール72と可動用ローラ73に案内されて図1の左右方
向へ移動する。
【0035】図5において、走行台車51が図の上端に
停止しているとき、可動移載台53を図5の右方向へ移
動させると後述する昇降フォーク54が、走行台車51
から突出してセグメントWを置台21又は運搬台車23
から受け取ることができる。又、走行台車51が図5の
下端に停止しているとき、可動移載台53を図の下端の
方へ移動させると昇降フォーク54は、走行台車51か
ら突出して搬出場所へセグメントWを移すことができ
る。
【0036】昇降フォーク54について説明する。昇降
フォーク54は、垂直フレーム81と一対の爪82,8
2とを有し、図6においてL字状に形成され、一対の垂
直レール71に昇降可能に設けられている。垂直フレー
ム81の四隅には、一対の断面コ字状の垂直レール71
内を昇降走行する昇降用ローラ83が設けられている。
垂直フレーム81と可動移載台53との間には、昇降フ
ォーク用油圧シリンダ84が設けられている。この昇降
フォーク用油圧シリンダ84は昇降フォーク54を可動
移載台53上で昇降させるためのシリンダである。
【0037】昇降フォーク54の動作を説明する。昇降
フォーク用油圧シリンダ84を作動させると、ピストン
85がシリンダ86を出没し、昇降フォーク54は、垂
直レール71と昇降用ローラ83を案内にして昇降す
る。昇降フォーク54の昇降によって、セグメントWが
昇降し、走行台車51は運搬台車23或いは搬出場所と
の間でセグメントWの移載を行なうことができる。
【0038】走行台車51の動作を説明する。走行台車
51は、運搬台車23によって運搬されてきたセグメン
トWを受け取る場所で待機している(図5の上端側)。
このとき、昇降フォーク54は、下降させられ、且つ、
ターンテーブル52の回転によって運搬台車23の方に
向けられ、さらに、可動移載台53の移動によって走行
台車51から突出しないように引っ込められている。
【0039】セグメントWが運搬台車23によって運搬
されてくると、可動移載台53が移動し、昇降フォーク
54をセグメントWの下方に進入させる。このとき、セ
グメントWは、運搬台車23に積載されたままか、或い
は、運搬台車23から置台21上に降ろされているかの
何れかである。その後、昇降フォーク54は垂直レール
71を案内にして上昇し、セグメントWをすくい上げる
ようにして、受け取る。
【0040】昇降フォーク54がセグメントWを受け取
った後、可動移載台53はターンレール72上を移動し
て昇降フォーク54を走行台車51上に引き込む。昇降
フォーク54が走行台車51上に引っ込むことよって、
セグメントWは運搬台車23又は置台21から走行台車
51に移載されたことになる。
【0041】走行台車51は、搬出場所(図5の下端の
方)まで固定レール61を走行して、ターンテーブル5
2の回転と可動移載台53の移動とによって昇降フォー
ク54を搬出場所(図示省略)の方に向け、搬出場所の
上にセグメントWを移動させる。その後、昇降フォーク
54が下降し、セグメントWは搬出場所に搬出される。
そして、昇降フォーク54は走行台車51から突出しな
いように引っ込む。
【0042】空になった、走行台車51は、セグメント
Wを受け取る元の場所(図5の上端)へ移動し、昇降フ
ォーク54が運搬台車23の方に向き、超重量物受取搬
送装置全体が待機状態なる。運搬台車23によってセグ
メントWが運搬されてくると、走行台車51は、再度、
セグメントWを受け取って、搬出場所の所まで搬送す
る。このように、走行台車51は、運搬台車23と搬出
場所との間を往復走行してセグメントWを運搬台車23
から搬出場所へと次々に搬送する。なお、走行台車51
は、4枚のセグメント(総重量、約40トン)を積み重
ねた状態で、向きを変えて搬送することができる。
【0043】超重量物貯留システム91の動作を説明す
る。セグメントWの搬入、貯留動作を説明する。図1に
示すように、台船Sで運ばれてきたセグメントWは、搬
入クレーン27によって人工島Aに吊り上げられ、昇降
台39(図4参照)を上昇させて待機している運搬台車
23上に降ろされる。セグメントWを受け取った運搬台
車23(図2参照)は、セグメントWを積載し、走行台
車51に最も近い置台21まで駆動チェーン26に牽引
されて走行し、昇降台39を下降させてセグメントWを
その置台21上に降ろす。
【0044】空になった運搬台車23は、搬入クレーン
27の所まで戻り、新たな、セグメントWを受け取り、
その新たなセグメントWを前回搬送した置台の手前の置
台まで搬送する。空になった運搬台車23は、再度、搬
入クレーン27の所まで戻る。セグメントWは、運搬台
車23のこのような往復移動により、台船Sからストッ
クヤードYに移され多数の置台21上に前詰め状態で貯
留される。
【0045】セグメントの搬出動作を説明する。走行台
車51(図5参照)は、搬出装置28に最も近い先頭の
置台21上に載置されているセグメントWを昇降フォー
ク54で持ち上げ、走行台車51上に引き込み、向きを
変えて搬出場所まで搬送し、昇降フォーク54を走行台
車51から突出し、下降させて、搬出場所に搬出する。
【0046】空になった走行台車51は、次のセグメン
トWを受け取りに先頭の置台21の所まで走行する。一
方、運搬台車23は、セグメントWの搬入動作を終了し
た時点で、搬入クレーン27側に停止しているため、昇
降台39を下降させて貯留されているセグメントWの下
を通過し、先頭のセグメントWの真下で停止する。そし
て、運搬台車23は、昇降台39を上昇させて、セグメ
ントWを受け取り、先頭の置台21まで移動し、その置
台21上に降ろす。
【0047】空の走行台車51は、先頭の置台21上を
セグメントWを受け取り、搬出場所まで搬送し、搬出す
る。なお、走行台車51は、セグメントWを運搬台車2
3から直接受け取ることもできる。このようにして、セ
グメントWは、搬出装置28によって搬出場所に搬出さ
れる。
【0048】
【発明の効果】本発明の超重量物貯留システムの超重量
物搬入装置の運搬台車と超重量物搬出装置は、超重量物
を積載して運搬するため、従来の門型をしたクレーンと
異なって、超重量物の吊下作業を行なう必要が無くな
り、人手を介さず、自動的に且つ速やかに移載を行なう
ことができる。超重量物を積載して運搬することによっ
て、超重量物の運搬中に超重量物が大きく揺れるような
ことがなく、超重量物を重ねて安全に運搬することがで
きる。又、超重量物搬入装置の運搬台車は、走行路面を
複数のころを連結したローラクローラによって走行する
運搬台車を有しているため、超重量物を積載しても走行
路面に沈み込むことなく円滑に運搬することができる。
さらに、超重量物搬出装置の昇降フォークは、ターンテ
ーブル上に設けられて向きを変えることができるため、
置台、運搬台車、搬出場所の位置にとらわれることなく
超重量物の移載を行なうことができる。請求項2によう
に、ガイドレールとチェーンを円弧状に敷設、張設し、
ローラクローラをガイドレールの接線方向に向けて運搬
台車のフレームに取り付けると、超重量物であっても、
円弧状の走行路に添って円滑に運搬することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の超重量物貯留システムの概
略平面図である。
【図2】 超重量物搬入装置の平面図である。
【図3】 図2中3−3矢視図である。
【図4】 図2中4−4矢視図である。
【図5】 超重量物搬出装置の全体概略平面図である。
【図6】 超重量物搬出装置の正面図である。
【図7】 超重量物搬出装置の平面図である。
【図8】 超重量物搬出装置を走行させるチェーンとス
プロケットとの概略側面図である。
【符号の説明】
W セグメント(超重量物) 20
超重量物搬入装置 21 置台 23 運搬台車 24
ガイドレール 25 ガイドローラ 26 駆動チェーン 28
超重量物搬出装置 32 ローラクローラ 34 リンクプレート 35
ころ 39 昇降台 51 走行台車 52
ターンテーブル 53 可動移載台 54 昇降フォーク 61
固定レール 71 垂直レール 72 ターンレール 91 超重量物貯留システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 則夫 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 村井 正澄 埼玉県所沢市中新井5丁目21番3号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超重量物を積載し搬入路に沿って搬入す
    る超重量物搬入装置と、該搬入装置によって搬送されて
    きた超重量物を受け取り超重量物の搬出場所まで積載搬
    送して搬出する超重量物搬出装置と、前記搬入路に沿っ
    て設置され前記超重量物を載置貯留する多数の置台とを
    有し、 前記超重量物搬入装置はリンクプレートによって両端が
    連結され循環移動して走行路面を転がる複数のころを具
    えた複数のローラクローラと超重量物を積載して昇降す
    る昇降台とを有する運搬台車と、前記走行路面に敷設さ
    れたガイドレールの両側面を挟んで前記運搬台車の前後
    端に設けられた一対のガイドローラと、前記ガイドレー
    ルに沿って張設され前記運搬台車に連結された駆動チェ
    ーンとを有し、 前記超重量物搬出装置は平行な一対の固定レール上を走
    行する走行台車と、前記走行台車上に水平回転可能に設
    けられたターンテーブルと、前記ターンテーブル上に設
    けられた平行な一対のターンレールと、前記ターンテー
    ブルに対して垂直で且つ互いに平行な一対の垂直レール
    を具えて前記ターンレール上を往復移動する可動移載台
    と、超重量物を積載し前記垂直レールを案内にして昇降
    する昇降フォークとを有することを特徴とする、超重量
    物貯留システム。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールと前記チェーンは円弧
    状に敷設、張設され、前記ローラクローラは前記ガイド
    レールの接線方向に向いて前記運搬台車に設けられてい
    る、請求項1の超重量物貯留システム。
JP21525294A 1994-08-18 1994-08-18 超重量物貯留システム Pending JPH0858915A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116823A (ja) * 2000-10-12 2002-04-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd 搬送制御方法、搬送制御装置および搬送装置

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