JP2014115726A - 搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法 - Google Patents

搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法 Download PDF

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Atsushi Miyanaga
淳 宮長
Shigeto Hojo
成人 北条
Motoi Hashizume
基 橋詰
Yuji Kunishima
裕二 國島
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Abstract

【課題】搬送効率を向上させた搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法を提供する。
【解決手段】搬送台車の制御システム1は、複数の搬送台車10と、搬送台車10の移動を制御する制御部とを有する。搬送台車10は、鋼帯30が収容された区画100A〜100Dが複数並設された冷却棟100の周囲に敷設された閉ループ軌道200上を、一方の向きに移動し、区画100A〜100Dのいずれかで積載された鋼帯30を、鋼帯下ろし地点300まで搬送する。制御部は、第1の区画100Aで鋼帯30を積載する第1の搬送台車10Aが第1の区画100Aに停止するまでの間に、第2の搬送台車10Bが、第1の区画100Aよりも上流側の第2の区画100Bに停止している場合に、第1の搬送台車10A及び第2の搬送台車10Bの積載地(区画100A,100B)を入れ替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法に関し、特に、鉄鋼プロセスにおけるコイル製造ラインで、コイルを前工程から次工程へ搬送するための搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法に関する。
従来より、鉄鋼プロセスにおいてコイル製造ラインは複数の工程が存在し、工程間のコイルの搬送は、主に、無人の搬送台車が用いられる。搬送台車は、工程間に敷設された閉ループ軌道上を一定方向に複数台で周回する。例えば、搬送台車は、上位コントローラーとの通信により、コイル積位置とコイル下し位置とを受信し、作業を行う。
上位コントロ−ラーは、作業地点から最短距離の搬送台車に指示を送信する。また、搬送台車のコイル積下しは、基本的に無人天井クレーンが使用される。天井クレーンもまた上位コントローラーとの通信により、コイル吊り上げ位置とコイル吊り下げ位置を受信し、作業を行う。
ここで、天井クレーンの作業処理速度や、作業負荷の関係で、搬送台車がクレーン到着まで待機する状況が多く発生する。このような問題を解決する技術として、特許文献1に記載の技術が開示されている。この特許文献1では、搬送台車について、3つの「最短到達時間」を算出し、各「最短到達時間」が最も短い搬送台車に対して搬送要求を割り付ける技術である。これら3つの「最短到達時間」とは、走行状態が待機中の搬送台車が待機ステーションから搬送要求の荷積みステーションへ移動するのに要する「最短到達時間」、被搬送物を積載して走行中の搬送台車が荷下ろしステーションを経由して搬送要求の荷積みステーションへ移動するのに要する「最短到達時間」、及び被搬送物を積載しないで走行中の搬送台車が荷積みステーション及び荷下ろしステーションをそれぞれ経由して搬送要求の荷積みステーションへ移動するのに要する「最短到達時間」である。
特開平11−327644号公報
前述の通り、閉ループ軌道を一定方向に周回する搬送台車によるコイルの積下しにおいて、上位コントローラーの荷積下し位置(目的地)の指示は、最短距難の搬送台車に送信されるため、目的地が搬送台車で前後する可能性がある。その結果、先行する搬送台車が荷積み位置で待機していた揚合に、後行の搬送台車の周回の妨げになり、搬送台車による搬送効率の低下に繋がる。
ここで、特許文献1に記載の技術は、「最短到達時間」を算出することによって搬送要求を割り付ける搬送台車を特定しているに過ぎないので、先行する搬送台車が後行の搬送台車の周回の妨げになった場合には適用できず、搬送効率の低下を解消できない。
本発明は、このような課題を解決するためになされており、その目的は、搬送効率を向上させた搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のある態様に係る搬送台車の制御システムは、コイル状の鋼帯が収容された区画が複数並設された冷却棟の周囲に敷設された閉ループ軌道上を、一方の向きに移動し、前記区画のいずれかで積載された前記鋼帯を、前記閉ループ軌道の外周側に配設され、前記鋼帯を次工程に搬送する搬送部を備えた鋼帯下ろし地点まで搬送する複数の搬送台車と、前記搬送台車の移動を制御する制御部とを有し、前記制御部は、第1の区画で前記鋼帯を積載することが特定された第1の搬送台車が第1の区画に停止するまでの間に、第1の区画よりも上流側の第2の区画が積載地に特定された第2の搬送台車が、第1の区画よりも上流側に停止している場合に、第1の搬送台車及び第2の搬送台車の積載地を入れ替える。
また、前記制御部は、第2の搬送台車が第2の区画に停止しているときに、第1の区画で第1の搬送台車が前記鋼帯を積載することを特定した搬送指示情報を上位制御装置から受信したことを契機として、第2の搬送台車を第1の区画に移動させて、第1の搬送台車を第2の区画に移動させることが好ましい。
また、本発明のある態様に係る搬送台車の制御方法は、コイル状の鋼帯が収容された区画が複数並設された冷却棟の周囲に敷設された閉ループ軌道上を、一方の向きに移動し、前記区画で積載された前記鋼帯を、前記閉ループ軌道の外周側に配設され、前記鋼帯を次工程に搬送する搬送部を備えた鋼帯下ろし地点まで搬送する複数の搬送台車の移動を制御する搬送台車の制御方法であって、
上位制御装置から受信した搬送指示情報に基づき、第1の区画から、第1の鋼帯下ろし地点まで前記鋼帯を搬送する第1の搬送台車を特定する搬送台車特定工程と、
第1の搬送台車を第1の区画に移動させる第1の移動工程と、
第1の区画よりも上流側の第2の区画が積載地に特定された第2の搬送台車が、第1の区画よりも上流側に停止している場合に、第1の搬送台車及び第2の搬送台車の積載地を入れ替えて移動させる搬送台車入替工程と、
第1の搬送台車を第2の鋼帯下ろし地点に移動させると共に、第2の搬送台車を第1の鋼帯下ろし地点まで移動させる第2の移動工程とを含む。
また、前記搬送台車入替工程は、第2の搬送台車が第2の区画に停止しているときに、第1の区画で第1の搬送台車が前記鋼帯を積載することを特定した搬送指示情報を上位制御装置から受信したことを契機として、第2の搬送台車を第1の区画に移動させて、第1の搬送台車を第2の区画に移動させることが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、搬送効率を向上させた搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法を提供することができる。
本発明のある態様に係る搬送台車の制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明のある態様に係る搬送台車の制御システムにおける各端末の構成を示すブロック図である。 本発明のある態様に係る搬送台車の制御方法における制御の流れを示すフローチャートである。 本発明のある態様に係る搬送台車の制御方法における搬送台車の移動を示す概略図である。
(搬送台車の制御システム)
以下、本発明のある態様に係る搬送台車の制御システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のある態様に係る搬送台車の制御システムを用いる環境を示す概略図である。また、図2は、本発明のある態様に係る搬送台車の制御システムの構成を示すブロック図であり、(a)は全体図、(b)は搬送台車、(c)は制御部である。
図1及び図2(a)に示すように、搬送台車の制御システム1は、複数の搬送台車10と、制御部20とを有する。複数の搬送台車10と制御部20とは、ネットワーク50によって通信可能に接続されている。この通信は有線、無線を問わないが、送受信される情報通信の信頼性を確保できる限りにおいて、無線であることが好ましい。
<搬送台車>
複数の搬送台車10は、冷却棟100に収容された鋼帯30を、鋼帯下ろし地点300まで搬送する手段である。各搬送台車10は、冷却棟100の周囲に敷設された閉ループ軌道200上を、制御部20の指示に従って一方の向きのみに移動する。各搬送台車10は、図2(b)に示すように、受付部11と、駆動部12と、センサ部13と、搬送台車制御部14とを有する。
[受付部]
受付部11は、有線又は無線のネットワーク50を介して送信された情報を受け付ける手段である。
[駆動部]
駆動部12は、搬送台車10を閉ループ軌道200上で実際に移動させるための手段である。
[センサ部]
センサ部13は、閉ループ軌道200上での停止位置等を検知する手段である。
[搬送台車制御部]
搬送台車制御部14は、受付部11で受け付けた情報に基づいて、駆動部12を駆動させて搬送台車10を閉ループ軌道200上で移動させる手段である。また、搬送台車制御部14は、受付部11で受け付けた情報で特定された、当該搬送台車10が停止すべき鋼帯下ろし地点300の停止信号をセンサ部13が検知したことを契機として搬送台車10を停止させる手段である。
[冷却棟]
冷却棟100は、コイル状の鋼帯30が収容された複数の区画100A〜100Dが並設されてなる。各区画100A〜100Dには、収容された鋼帯30を吊り上げ、搬送台車10に積載するクレーン400A〜400Dがそれぞれ備えられている。
ここで、本実施形態では、冷却棟100の周りに敷設された閉ループ軌道200上を移動する搬送台車10の流れを基準として、複数の区画100A〜100Dの位置関係を、「上流(側)」及び「下流(側)」と規定することがある。例えば、図1において、矢印Aの向きのみに搬送台車10が移動する場合、区画100Bの上流(側)は、区画100C,100Dであり、区画100Bの下流(側)は、区画100Aである。
[鋼帯下ろし地点]
鋼帯下ろし地点300は、閉ループ軌道200の外周側に配設され、鋼帯30を次工程に搬送する搬送部(図示せず)を備える。すなわち、搬送台車10によって鋼帯下ろし地点300に搬送されてきた鋼帯30は、搬送部によって次工程に搬送される。
<制御部>
制御部20は、複数の搬送台車10の移動を制御する装置である。
制御部20は、図2(c)に示すように、受付部21と、記憶部22と、判別部23と、指示送信部24とを有する。
[受付部]
受付部21は、有線又は無線のネットワーク50を介して送信された情報を受け付ける手段である。
[記憶部]
記憶部22は、受付部21で受け付けた各種情報を一時的又は恒久的に記憶する手段である。記憶部22に記憶された各種情報は、所定の付加情報が付加されて保存/上書きされる。例えば、上位制御装置からネットワーク50を介して送信された搬送指示情報は、受信時に、最初の保存がされる。その後、閉ループ軌道200上に設けられた位置センサやクレーン400の稼働信号などを制御部20が受信することによって、搬送状況に応じた「積載地まで移動中」、「積載地に停止中」、「積載作業中」、「積載済み移動中」、などの付加情報を記憶部22が当該搬送指示情報に付加して(関連づけられて)上書き保存する。すなわち、記憶部22には、積載地(区画100A〜100D)及び鋼帯下ろし地点300が同じ搬送指示情報が複数保存されていても、関連づけられた付帯情報が異なる同様の搬送指示情報が複数記憶されている。
このようにすることにより、少なくとも、最初に受信したときの搬送指示情報、及び搬送状況に応じた付加情報が付加された搬送指示情報が記憶部22に記憶されることになり、後述する判別部23の判別に好適に用いることができる。
[判別部]
判別部23は、ある搬送台車10(例えば、第1の搬送台車10A)についての搬送指示情報(第1の搬送指示情報)を受付部21が受信した際に、搬送稼働中の付加情報が付加された搬送指示情報が記憶部22に保存されているかどうか判別する。そして、搬送稼働中の搬送指示情報(第2の搬送指示情報)があった場合には、その第2の搬送指示情報を記憶部22から読み出し、当該第2の搬送指示情報に含まれる積載地が、第1の搬送指示情報に含まれる積載地よりも上流側であるか否か判別する。
具体的には、制御部20は、第2の搬送台車10Bについての搬送指示情報(第2の搬送指示情報)に含まれる積載地が、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報(第1の搬送指示情報)に含まれる積載地よりも上流側であった場合に、第1の搬送指示情報に含まれる積載地及び鋼帯下ろし地点を、第2の搬送指示情報に含まれる積載地及び鋼帯下ろし地点に書き換える。同様に、制御部20は、第2の搬送指示情報に含まれる積載地及び鋼帯下ろし地点を、第1の搬送指示情報に含まれる積載地及び鋼帯下ろし地点で書き換える。なお、閉ループ軌道200上における搬送台車10の位置は、位置センサなどによって常に特定され、制御部20に送信されているものとする。
なお、判別部23は、第1の搬送台車10Aを第1の区画100Aに移動させている途中で判別してもよいし、第1の搬送指示情報を、制御部20が上位制御装置から受信したことを契機として判別してもよい。
前者では、第1の搬送台車10Aを第1の区画100Aに移動させている途中で、第2の搬送台車10Bが第1の区画100Aよりも上流側に位置している(停止している)ことが位置センサなどによって制御部20に認識される。その上で、制御部20が、第1の搬送台車10Aを停止させ、第1の搬送台車10Aの積載地と第2の搬送台車10Bの積載地とを入れ替える。
後者では、第2の搬送台車10Bが第2の区画100Bに停止していることを検知した状態で、第1の区画100Aで第1の搬送台車10Aが鋼帯30を積載することを特定した搬送指示情報(第1の搬送指示情報)を、制御部20が上位制御装置から受信したことを契機として、第2の搬送台車10Bを第1の区画100Aに移動させて、第1の搬送台車10Aを第2の区画100Bに移動させるように搬送指示情報を書き換える。
[指示送信部]
指示送信部24は、特定した搬送台車10に対して、その対応する搬送指示情報の書き換えの有無に応じて、移動(停止)すべき区画100A〜100D、及び鋼帯下ろし地点300を含む移動情報として送信・指示する手段である。
このようにして、ある搬送台車10の鋼帯30の積載地である区画よりも上流側(区画)に他の搬送台車10が停止している場合、それぞれの搬送台車10,10の積載地を入れ替えるように搬送台車10,10が制御される。例えば、第2の区画100Bで鋼帯30を積載することが特定された第1の搬送台車10Aが第2の区画100Bに停止するまでの間に、第2の区画100Bよりも上流側の第1の区画100Aが積載地に特定された第2の搬送台車10Bが、第1の区画100Aに停止している場合を想定する。この場合、制御手段20は、第1の搬送台車10Aの積載地を第1の区画100Aに変更すると共に、第2の搬送台車10Bの積載地を第2の区画100Bに変更する。すなわち、制御部20は、各搬送台車10A,10Bの積載地を入れ替えて、各搬送台車10A,10Bに鋼帯30,30を積載して、各鋼帯30,30が荷下ろしされるべき鋼帯下ろし地点300,300に搬送台車10A,10Bを移動させる。
(搬送台車の制御方法)
図3は、本発明のある態様に係る搬送台車の制御方法の流れを示すフローチャートである。図4は、本発明のある態様に係る搬送台車の制御方法における搬送台車の移動を示す概略図である。
本実施形態の搬送台車の制御方法は、上述した搬送台車の制御システム1を用いて、図3に示すように、搬送台車の特定工程S1と、第1の移動工程S2と、搬送台車入替工程S3と、第2の移動工程S4とを含む。
<搬送台車の特定工程>
搬送台車の特定工程S1は、図示しない上位制御装置(いわゆる、プロセスコンピュータ)から受信した搬送指示情報に基づき、ある区画から、ある鋼帯下ろし地点まで鋼帯30を搬送する第1の搬送台車を特定する工程である。
具体的には、まず、製品化されたコイル状の鋼帯30は、冷却のため、冷却棟100を構成する区画100A〜100Dのいずれかに収容される。各区画100A〜100Dは、各区画100A〜100Dにおける収容口101A〜101Dに鋼帯30が順次収容され、その反対側の積載口102A〜102Dで搬送台車10によって積載されるため、収容順に鋼帯30を搬送台車10に積載できる構造となっている。
その後、冷却棟100に収容された時間及び冷却棟100内の冷却状況から、上位制御装置は、所定の区画に収容された鋼帯30を所定の鋼帯下ろし地点まで搬送する旨の搬送指示情報を制御部20に送信する。
搬送指示情報を受信した制御部20は、閉ループ軌道200上の待機位置201に停止している搬送台車10から最も下流側に停止している搬送台車10を特定する。本実施形態では、制御部20によって特定されたこの搬送台車10を第1の搬送台車10Aとし、この第1の搬送台車10Aに対して「第1の区画100Aから第1の鋼帯下ろし地点300Aまで鋼帯30を搬送する」旨の搬送指示情報が割り当てられたとする。
<第1の移動工程>
第1の移動工程S2は、搬送指示情報に基づいて上述の「搬送台車の特定工程」で特定された搬送台車10を所定の区画に移動させる工程である。例えば、制御部20によって第1の搬送台車10Aを第1の区画100Aに移動させる工程である。
<搬送台車入替工程>
搬送台車入替工程S3は、ある搬送台車10の鋼帯30の積載地である区画よりも上流側に他の搬送台車10が停止している場合(図4(a)参照)、それぞれの搬送台車10,10の積載地を入れ替えるように搬送台車10,10を制御する工程である。例えば、第1の区画100Aよりも上流側の第2の区画100Bが積載地に特定された第2の搬送台車10Bが、第1の区画100Aよりも上流側(例えば第2の区画100B)に停止している場合に、第1の搬送台車10A及び第2の搬送台車10Bの積載地を入れ替えて移動させる工程である。すなわち、この工程によって、前述の第1の搬送台車10Aに対する搬送指示情報は、「第2の区画100Bから第2の鋼帯下ろし地点300Bまで鋼帯30を搬送する」旨に書き換えられる。一方、第2の搬送台車10Bに対する搬送指示情報は、「第1の区画100Aから第1の鋼帯下ろし地点300Aまで鋼帯30を搬送する」旨に書き換えられる。
ここで、制御部20は、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報(第1の搬送指示情報)よりも前に、第2の搬送台車10Aについての搬送指示情報(第2の搬送指示情報)を受信しているはずである。そこで、本実施形態の「搬送台車入替工程」では、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報を制御部20が受信した時点で、制御部20が第1の搬送台車10A及び第2の搬送台車10Bの積載地を入れ替えて(図4(b)参照)、各搬送台車10A,10Bに指示・制御する。
すなわち、制御部20は、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報を受信した時点で、記憶部22に、既に受信し、搬送稼働中の搬送指示情報(例えば、第2の搬送台車10Bについての搬送指示情報)があるかどうか判別する。そして、搬送稼働中の搬送指示情報があった場合には記憶部22から読み出し、第2の搬送台車10Bについての搬送指示情報に含まれる積載地が、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報に含まれる積載地よりも上流側であるか否か判別する。ここで、制御部20は、第2の搬送台車10Bについての搬送指示情報に含まれる積載地が、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報に含まれる積載地よりも上流側であった場合に、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報を、第2の搬送台車10Bについての搬送指示情報に含まれる積載地及び鋼帯下ろし地点で書き換える。同様に、制御部20は、第2の搬送台車10Bについての搬送指示情報を、第1の搬送台車10Aについての搬送指示情報に含まれる積載地及び鋼帯下ろし地点で書き換える。
なお、搬送台車入替工程S3は、第1の搬送台車10Aが第1の区画100Aに移動している途中で行われてもよいし、第1の搬送指示情報を、制御部20が上位制御装置から受信したことを契機として行われてもよい。
<第2の移動工程>
第2の移動工程S4は、上述の搬送台車入替工程S3で積載地及び鋼帯下ろし地点が入れ替えられたか、入れ替えられなかったかにかかわらず搬送台車10A,10Bを搬送指示情報に基づく鋼帯下ろし地点300で荷下ろしする工程である。
具体的には、第1の搬送台車10Aを第2の鋼帯下ろし地点300Bに移動させると共に、第2の搬送台車10Bを第1の鋼帯下ろし地点300Aまで移動させる工程である(図4(c)参照)。目的地である鋼帯下ろし地点300に搬送された各鋼帯30は、搬送部(図示せず)によって次工程に搬送される。
このように、従来では、先行した搬送台車が待機しているため、後行搬送台車は、先行搬送台車の作業完了まで待機する必要があり、上位コントローラーから搬送指示が次々に送信されると、搬送台車渋滞が延々と続くことになってしまっていた。
これに対し、本実施形態の搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法によれば、各搬送台車に割り当てられていた目的地を入れ替えることで、後行搬送台車が先行搬送台車に阻害されることなく、目的地に到着できる。その結果、搬送効率を向上させた搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法を提供することができる。なお、本実施形態の搬送台車の制御システム及び搬送台車の制御方法を採用することによって、実際の搬送効率が10%向上した。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
1 搬送台車の制御システム
10 搬送台車
20 制御部
30 鋼帯(コイル)
100 冷却棟
200 閉ループ軌道
300 鋼帯下ろし場所

Claims (4)

  1. コイル状の鋼帯が収容された区画が複数並設された冷却棟の周囲に敷設された閉ループ軌道上を、一方の向きに移動し、前記区画のいずれかで積載された前記鋼帯を、前記閉ループ軌道の外周側に配設され、前記鋼帯を次工程に搬送する搬送部を備えた鋼帯下ろし地点まで搬送する複数の搬送台車と、
    前記搬送台車の移動を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    第1の区画で前記鋼帯を積載することが特定された第1の搬送台車が第1の区画に停止するまでの間に、第1の区画よりも上流側の第2の区画が積載地に特定された第2の搬送台車が、第1の区画よりも上流側に停止している場合に、第1の搬送台車及び第2の搬送台車の積載地を入れ替えることを特徴とする搬送台車の制御システム。
  2. 前記制御部は、
    第2の搬送台車が第2の区画に停止しているときに、
    第1の区画で第1の搬送台車が前記鋼帯を積載することを特定した搬送指示情報を上位制御装置から受信したことを契機として、
    第2の搬送台車を第1の区画に移動させて、第1の搬送台車を第2の区画に移動させることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車の制御システム。
  3. コイル状の鋼帯が収容された区画が複数並設された冷却棟の周囲に敷設された閉ループ軌道上を、一方の向きに移動し、前記区画で積載された前記鋼帯を、前記閉ループ軌道の外周側に配設され、前記鋼帯を次工程に搬送する搬送部を備えた鋼帯下ろし地点まで搬送する複数の搬送台車の移動を制御する搬送台車の制御方法であって、
    上位制御装置から受信した搬送指示情報に基づき、第1の区画から、第1の鋼帯下ろし地点まで前記鋼帯を搬送する第1の搬送台車を特定する搬送台車特定工程と、
    第1の搬送台車を第1の区画に移動させる第1の移動工程と、
    第1の区画よりも上流側の第2の区画が積載地に特定された第2の搬送台車が、第1の区画よりも上流側に停止している場合に、第1の搬送台車及び第2の搬送台車の積載地を入れ替えて移動させる搬送台車入替工程と、
    第1の搬送台車を第2の鋼帯下ろし地点に移動させると共に、第2の搬送台車を第1の鋼帯下ろし地点まで移動させる第2の移動工程とを含むことを特徴とする搬送台車の制御方法。
  4. 前記搬送台車入替工程は、
    第2の搬送台車が第2の区画に停止しているときに、
    第1の区画で第1の搬送台車が前記鋼帯を積載することを特定した搬送指示情報を上位制御装置から受信したことを契機として、
    第2の搬送台車を第1の区画に移動させて、第1の搬送台車を第2の区画に移動させることを特徴とする請求項3に記載の搬送台車の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024070146A1 (ja) * 2022-09-26 2024-04-04 村田機械株式会社 搬送車システム

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