JP2005243729A - 搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 荷物を回収したのちに荷物の支給が行われるシステムにおいて、荷物の回収と支給の順序を守りつつ、且つ、荷物の回収から荷物の支給までの時間を極力短くするシステムを提供する。
【解決手段】 搬送制御手段40は、各搬送台車50A〜50Eの現在位置と搬送可否に関わる情報を取得する。そして、処理済み荷物の回収処理と未処理荷物の支給処理の要求を受けたとき、搬送中でなく、且つ載置部23に最も早く到着する一の搬送台車50Aに処理済み荷物の回収処理を指令し、他の搬送台車50Bに未処理荷物の支給処理を指令する。他の搬送台車50Bが所定位置にあるとき、載置部23から未処理荷物が回収されていなければ、載置部23への未処理荷物の載置処理を一時的に行わないように指令する。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶表示パネル、プラズマディスプレー、又は半導体集積回などの製造装置で処理される未処理荷物、又はこれらの装置で処理された処理済み荷物を搭載して搬送する複数の搬送台車の動作を制御する搬送台車制御部を備えた搬送システムに関する。
液晶表示パネルや半導体集積回路などの製造装置で処理されるウェハなどの被処理物は、ストッカと製造装置間、又は一の製造装置と他の製造装置間を、OHT(Over head Hoist Transport)搬送台車などに搭載されて搬送される。被処理物は、一般的にFOUP(Front Opening Unified Pod)と呼ばれるカセット(収納容器)内に複数枚収納された半導体ウェハであって、カセット単位で搬送される。即ち、一の搬送台車が、製造装置から搬出された処理済みウェハが収納されたFOUPの回収を行い、他の台車が、ストッカなど他の装置から搬出された未処理ウェハが収納されたFOUPを当該製造装置に連結される載置部に支給する。なお、FOUPの回収は、製造装置に連結される載置部に載置されたFOUPを搭載することによって行われ、FOUPの支給は、製造装置に連結される載置部に載置することで行われる。また、製造装置に連結される載置部は、クリーンな状態に保たれる必要があることから非常に高価なものである。したがって、一つの装置に対して一つの載置部が連結されているのが一般的である。かかる構成では、載置部に載置されるFOUPの回収と、他の装置から搬出されたFOUPの支給とを同時に行うことが出来ない。したがって、先ずは処理済みウェハが収納されたFOUPの回収を行い、そののち、未処理ウェハが収納されたFOUPの支給を行う必要がある。即ち、処理済みFOUPの回収を先順位、未処理FOUPの支給を後順位で行う必要がある。
このように、先順位の回収処理要求(即ち、FOUPの回収処理要求)と、後順位の支給処理要求(即ち、FOUPの支給処理要求)がある場合、先順位の回収処理を実行している搬送台車が、後順位の支給処理を実行している搬送台車よりも先に載置部に到着する必要がある。このように、同一の製造装置に対して複数の回収処理又は支給処理を順序付けて実行する場合、先順位の回収処理を実行する搬送台車が、後順位の支給処理を要求する製造装置と荷物搬送先の製造装置との間の領域に進入した後に、後順位の支給処理要求を行うようにした搬送システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−148243号公報
しかしながら、特許文献1に記載の搬送システムにおいては、先順位の処理を実行する搬送台車が、後順位の処理を要求する装置と荷物搬送先の製造装置との間の領域に進入するまで、後順位の処理が実行されない。即ち、先順位の処理を実行する搬送台車が上記領域に進入してから、後順位の処理を実行する搬送台車が後順位の処理を要求する装置に向かうことを意味する。したがって、順位を守って荷物を搬送することはできるものの、処理効率の向上までは望めない。とくに、半導体製造装置のように、処理済みウェハが収納されたFOUPが回収されたのち、すぐに未処理ウェハが収納されたFOUPの支給が要求される装置においては、可能な限り、製造装置の待ち時間を少なくする必要がある。さらに、特許文献1は、複数の処理要求に順序付けて同一の製造装置へ荷物を搬送するシステムであるのに対し、本案件は、荷物の回収が行われる製造装置と同一の製造装置に対して別の荷物の支給を行うシステムである。即ち、前者は、処理効率の向上よりも処理順序を守ることの要求度が高いシステムであるのに対し、後者は、処理順序を守り、且つ処理効率の向上をも望まれるシステムである点で異なるものである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、荷物の回収が行われたのち、同一の製造装置に対して荷物の支給が行われるシステムにおいて、荷物の回収と荷物の支給との順序を守りつつ、且つ、荷物の回収が行われてから荷物の支給を行うまでの時間を極力短縮化することによって、処理効率の向上を図った搬送システムの提供を目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明において、以下の特徴は単独で、若しくは、適宜組合わされて備えられている。前記課題を解決するための本発明に係る搬送システムは、処理装置で処理された処理済み荷物の回収が行われたのち、前記処理装置で処理される未処理荷物の支給が行われる搬送システムであって、前記処理済み荷物又は未処理荷物を搭載して搬送する複数の搬送台車と、前記搬送台車が一方向に走行移動可能であって、少なくとも1つの閉ループの軌道を形成する主走行路と、前記主走行路に対応して設けられるとともに一つの処理装置に対して一つ連結され、前記未処理荷物又は処理済み荷物が載置される載置部と、前記搬送台車と通信を行い、前記搬送台車から現在位置及び搬送可否に関わる情報を含む搬送台車情報を取得する搬送制御手段と、前記載置部への未処理荷物の支給処理及び前記載置部からの処理済み荷物の回収処理を略同時に前記搬送台車制御手段に要求する要求手段と、を備え、前記搬送台車制御手段は、前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車のうち前記載置部に最も早く到着する一の搬送台車に前記処理済み荷物の回収処理を指令し、他の搬送台車に前記未処理荷物の支給処理を指令するとともに、前記他の搬送台車が前記未処理荷物を搭載する位置から前記載置部までの所定位置にあるとき、前記載置部から処理済み荷物が回収されていなければ、前記載置部への未処理荷物の載置処理を一時的に行わないように指令することを特徴とする。
この搬送システムによれば、処理装置で処理された処理済み荷物は載置部に載置され、載置部に載置された処理済み荷物の回収処理と、未処理荷物の載置部への支給処理とが、略同時に搬送制御手段に要求される。また、搬送制御手段は、各搬送台車の現在位置と搬送可否に関わる情報を取得し、搬送中でなく、且つ載置部に最も早く到着する一の搬送台車に載置部に載置される処理済み荷物の回収処理を指令し、他の搬送台車に未処理荷物の支給処理を指令する。したがって、載置部に載置される処理済み荷物の回収処理を迅速に行うことが可能になるとともに、処理済み荷物の回収と未処理荷物の支給とを効率良く処理することができると考えられる。また、他の搬送台車が載置部に載置するための未処理荷物を搭載してから載置部までの所定位置にあるとき、載置部から処理済み荷物が回収されていなければ、搬送制御手段から他の搬送台車に対して、載置部への未処理荷物の載置処理を行わないように指令する。したがって、載置部に載置される処理済み荷物が回収されるまで、載置部への未処理荷物の載置処理が行われないので、回収と支給の順序も守られることとなる。
また、本発明に係る搬送システムは、前記搬送台車が走行可能であって、前記主走行路から分岐して前記処理装置を回避したのち前記主走行路に合流する分岐走行路をさらに備え、前記他の搬送台車への前記載置部への未処理荷物の載置処理を一時的に行わない指令が、前記分岐走行路の走行を指令するものであることが好ましい。これによれば、他の搬送台車が未処理荷物を搭載する位置から載置部までの所定位置にあるとき、載置部から処理済み荷物が回収されていなければ、搬送制御手段は、他の搬送台車に分岐走行路を走行するように指令を行う。したがって、載置部を通過して主走行路を走行するよりも走行長さが短い分岐走行路を走行することで、より短時間で載置部に近づくことが可能となる。
また、本発明に係る搬送システムは、前記搬送台車制御手段が前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車が2台以上であれば、前記一の搬送台車に対する処理済み荷物の回収処理の指令と、前記他の搬送台車に対する未処理荷物の支給処理の指令とを、略同時に行うことが好ましい。こうすることで、載置部に載置される処理済み荷物の回収と、載置部への未処理荷物の支給とを、これらの順序を守りつつ、より迅速に行うことが可能となる。
また、本発明に係る搬送システムは、前記搬送台車制御手段が前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車が1台であれば、前記荷物の搬送が可能な搬送台車に前記処理済み荷物の回収処理を指令し、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車に前記未処理荷物の支給処理を指令することが好ましい。このような搬送システムにおいては、荷物を搬送中の搬送台車であれば、新たな処理の指令を受けることができない。したがって、荷物の搬送が可能な搬送台車が必ずしも2台以上走行しているとは限らず、1台しか走行していないことも考えられる。このような場合には、処理済み荷物の回収と未処理荷物の支給のいずれをも実行するには相当な時間を要してしまう。したがって、荷物の搬送が可能な搬送台車に、先ず、載置部に載置される処理済み荷物を回収させ、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車にすぐに未処理荷物の支給を指令することで、可能な限りの迅速な処理が実現できることとなる。
また、本発明に係る搬送システムは、前記搬送台車制御手段が前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車が0台であれば、最初に荷物の搬送が可能となった搬送台車に前記処理済み荷物の回収処理を指令し、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車に前記未処理荷物の支給処理を指令することが好ましい。このような搬送システムにおいては、荷物を搬送中の搬送台車であれば、新たな処理の指令を受けることができず、全ての搬送台車が荷物を搬送中であることも考えられる。このような場合にも、処理済み荷物の回収と未処理荷物の支給のいずれの処理も終了するには相当な時間を要してしまう。したがって、最初に荷物の搬送が可能となった搬送台車に、先ず、載置部に載置される処理済み荷物の回収処理を実行させることで、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車にすぐに未処理荷物の支給処理を実行させることができる。よって、可能な限りの迅速な処理が実現できるようになると思われる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る搬送システム1が適用された工場100を例示したレイアウト図である。この工場100は、例えば、半導体処理工場であって、複数の半導体製造装置60をそれぞれ備えるベイ16(半導体処理工程を構成する点線で囲んだ領域)が複数備えられて構成されている。ベイ16内の各半導体製造装置(処理装置)60は、工程内軌道12で連結されており、各工程内軌道12は、連結軌道10を介して工程間軌道11に連結されている。工程内軌道12、工程間軌道11、工程間分岐軌道10は、半導体(荷物)を搬送する複数の搬送台車50が走行可能な走行路となっており、これらの走行路(10,11,12)は工場の上方(天井側)に設置され、半導体が各搬送台車50 に吊り下げられるように搭載されて搬送される。即ち、この工場には、OHT(Over Head Hoist Transport)搬送システムが適用されている。また、半導体は、例えば、一般的にFOUP(Front Opening Unified Pod)と呼ばれるカセット(収納容器)内に複数枚収納された半導体ウェハであって、カセット単位で搬送される。そして、各半導体製造装置60内で所定の処理が施されていく。
また、ベイ16 には、工程間(各ベイ16間)と工程内(各ベイ16内)とのインターフェースや、バッファーの目的で、複数のFOUP20を収納するストッカ14が配置されている。ストッカ14 は、工程内軌道12、及び分岐軌道10に連結されており、搬送台車50によって搬送されるFOUP20が搬入又は搬出される。なお、搬送台車50は、各軌道(10 、11 、12)を反時計回りの一方向に走行してFOUP20を搬送し、ストッカ14、半導体製造装置60との間で、搬出入口21・22や載置部23を介してFOUP20の受け渡しを行う。
さらに、搬送システム1は、図2に示す工場全体の生産工程を管理するホストコンピュータ30と、各ベイ16内の各搬送台車50によるFOUP20の搬送動作を制御する搬送コントローラ40とを備えている。
以下、本実施形態に係る搬送システム1について詳しく説明する。なお、当該搬送システム1は、ベイ16単位で適用されているものとして捉えることもでき、また、工場100全体として搬送システム1が適用されているものとして捉えることもできる。
図2は、ベイ16内の各装置とホストコンピュータ30とを示した概略図である。ベイ16は、ストッカ14、半導体製造装置60、搬送台車50、主走行路17と副走行路18とを有する工程内軌道12、ストッカ搬入口21、ストッカ搬出口22、半導体製造装置搬出入口(以下、「載置部」という)23、及び搬送コントローラ40を備えている。
ストッカ14は複数のFOUP20(半導体ウェハが収納された荷物)を収納可能な保管手段であって、1つの搬送システム1につき1つ又は複数配置される。各ベイ16に適用されている各搬送システム1においては、ストッカ14が1つずつ配置されており、この各ストッカ14に対して、FOUP20の搬出入が行われる。なお、ストッカ14は、必ずしも、各ベイ16に1つずつ備えられているものでなくてもよい。ストッカ14内では、図示しないクレーンによってFOUP20の移動が行われ、ストッカ14内の各棚に収納される。
半導体製造装置(処理装置)60は、FOUP20に収納された未処理の半導体ウェハを処理する装置であって、工場全体の生産工程を管理するホストコンピュータ30との間で、例えば有線で通信が行われている。図2では、1つの半導体製造装置60のみ図示しているが、通常は、1つの搬送システム1につき複数配置される。そして、半導体ウェハの処理が終了すると、ウェハ処理の終了情報をホストコンピュータ30に送信する。
搬送台車50は、半導体製造装置60で処理される前の未処理の半導体ウェハが収納されたFOUP20A、又は半導体製造装置60で処理された処理済みウェハが収納されたFOUP20Bを搭載して搬送している。また、FOUP20を搬送中であるかどうかをセンサ(図示せず)で常時検知している。なお、搬送台車50は複数備えられており、工程間軌道11及び各工程内軌道12を移動して走行可能となっている。即ち、工場100においては、複数のベイ16にて、複数の搬送台車50が共有されるものとして構成されている。搬送台車50は、搬送コントローラ40との間で、非接触で相互通信が行われ、搬送コントローラ40から送信される指令に基づいて、搬送動作を行っている。また、搬送台車50は、走行可能な各軌道(10・11・12)を地図として記憶しており、工場100内、さらにはベイ16内のどこを走行しているか把握している。そして、常時、搬送コントローラ40に対して現在位置とFOUP20を搬送中であるかどうかの情報を送信している。さらに、工程内軌道の各ポイントに設けられたバーコード25・26(後述する)を検知可能なセンサ(図示せず)も設けている。
工程内軌道12は、主走行路17と、主走行路か17から分岐して再び主走行路17に合流する分岐走行路18とを有しており、例えば、工場100の天井から吊り下げられるようにして取り付けられている。主走行路17は、搬送台車50が反時計回りの一方向に走行可能であって、少なくとも1つの閉ループの軌道を形成している(図1では、各ベイ16に1つの閉ループ軌道が形成されている場合を例示している)。分岐走行路18は、ストッカ14と半導体製造装置60との間で、一又は複数の半導体製造装置60に連結される載置部を回避したのち、搬送台車50の走行方向で再び主走行路に合流している。即ち、分岐走行路18を走行した搬送台車50は、主走行路17に合流したのち、主走行路17を走行する搬送台車50と同じ方向に走行する。また、分岐走行路18が主走行路17から分岐する分岐点19には、分岐点であることを示すバーコード25が設けられている。これにより、主走行路17を走行してきた搬送台車50が、そのまま主走行路17を直進して走行するか、又は分岐走行路18を走行するかを選択して切り換えることができるようになっている。なお、分岐走行路18は、主走行路17の閉ループよりも内側に配置されており、分岐点19で主走行路17を選択した場合の走行長さよりも分岐走行路18を選択した場合の走行長さの方が短くなっている。即ち、分岐走行路18は、主走行路17のワープ走行路であると考えることができる。また、ストッカ搬出口22と分岐点19との間の所定の位置に、載置部23まであと僅かであることを示すバーコード26が配置されている。なお、このバーコード26の配置場所は、搬送台車50がストッカ搬出口22に載置されるFOUP20Aを搭載する位置から分岐点19までの間であれば、場所は限られない。また、分岐走行路18は、主走行路17と同一の水平面内を走行するように設けられているが、必ずしもこのとおりでなくともよく、主走行路17が走行する水平面よりも上方或いは下方を走行するように設けられているものであってもよい。
ストッカ搬入口21とストッカ搬出口22は、主走行路17に対応してそれぞれ1つ以上設けられるとともにストッカ14にそれぞれ連結されている。ストッカ搬入口21には、搬送台車50で搬送されたFOUP20Bが載置され、載置されたFOUP20Bが、ストッカ14内に収納される。即ち、ストッカ搬入口21は、FOUP20Bがストッカ14内に収納される際の搬入ポートとしての機能を果たすものである。また、ストッカ搬出口22には、ストッカ14内に収納されているFOUP20Aが載置され、載置されたFOUP20Aが、搬送台車50によってストッカ14から搬出されて、半導体製造装置60まで搬送される。即ち、ストッカ搬出口22は、FOUP20Aがストッカ14から搬出される際の搬出ポートとしての機能を果たすものである。
載置部23は、主走行路17に対応して1つ設けられるとともに半導体製造装置60に連結されている。載置部23には、ストッカ14から搬送台車50で搬送されてきた未処理ウェハが収納されたFOUP20Aが載置され、載置されたFOUP20Aが、半導体製造装置60に搬入される。そして、FOUP20Aに収納されている未処理ウェハの処理を行う。また、未処理ウェハの処理が終了すると、処理済みウェハが収納されたFOUP20Bが載置部23に載置され、載置されたFOUP20Bが、搬送台車50に搭載されてストッカ14まで搬送される。即ち、半導体製造装置搬出入23は、FOUP20A・20Bが半導体製造装置60に搬入又は搬出される際の搬出入ポートとしての機能を果たすものである。
搬送台車50からストッカ搬入口21又は載置部23に対してFOUP20を載置する場合は、先ず、搬送台車50が、ストッカ搬入口21又は載置部23の直上まで移動してきて停止する。そして、搬送台車50の把持機構(図示せず)に保持されたFOUP20を降下させる。また、FOUP20の底面が、ストッカ搬入口21又は載置部23に接触したことを把持機構に装着されたセンサ(図示せず)で検知し、把持機構に保持されたFOUP20を開放して、ストッカ搬入口21又は載置部23への載置動作を完了する。載置動作が完了すると、把持機構は最上部まで巻き上げられ、搬送台車50が走行可能な状態となる。
ストッカ搬出口22又は載置部23から搬送台車50にFOUP20を搭載する場合は、先ず、搬送台車50が、ストッカ搬出口22又は載置部23の直上まで移動してきて停止する。そして、搬送台車50で搭載可能な位置まで移動されたFOUP20を、搬送台車50の把持機構が降下して保持して巻き上げられることで、搬送台車50への搭載動作が行われる。搬送台車50へのFOUP20の搭載動作が完了すると、搬送台車50は、走行を開始してFOUP20の搬送を行う。
搬送コントローラ(搬送制御手段)40は、各ベイ16に対応して1台配置されており、非接触で相互通信を行っている各搬送台車50から、自搬送台車の現在位置及びFOUP20を搬送中であるかどうか等の搬送台車情報が常時送信される。かかる搬送台車情報に基づいて、各搬送台車50の現在の状態を常時把握している。例えば、FOUP20を搬送中であるとの搬送台車情報は、FOUP20の処理要求を受けることができない(即ち、FOUP20を搬送することができない)ことを意味し、FOUP20を搬送中でないとの搬送台車情報は、FOUP20の搬送要求を受けることができる(即ち、FOUP20を搬送することができる)ことを意味する。なお、かかる搬送台車情報は、自搬送台車の現在位置及びFOUP20の搬送可否を判断することができる情報を含む情報であれば、情報の内容はこれに限定されるものではない。また、搬送コントローラ40は、ホストコンピュータ30との間で、例えば有線で通信が行われている。そして、ホストコンピュータ30から、一の半導体製造装置60に連結される載置部23からFOUP20Bの回収処理、及び当該半導体装置60に連結される載置部23へのFOUP20Aの支給処理の要求を受けると、各搬送台車50から送信された搬送台車情報に基づいて、各搬送台車50の搬送動作を制御する。
工場全体の生産工程を管理するホストコンピュータ30は、工場100に1台配置されている。そして、非接触通信が行われている各半導体製造装置60からウェハ処理終了情報を受信すると、当該半導体製造装置60が配置されるベイ16に備えられた搬送コントローラ40に対して、当該半導体製造装置60に連結される載置部23に載置されるFOUP20Bの回収と、当該載置部23へのFOUP20Aの支給とを略同時に要求する。
次に、ホストコンピュータ30、搬送コントローラ40、搬送台車50、及び半導体製造装置60の制御構成について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、ホストコンピュータ30、搬送コントローラ40、搬送台車50、及び半導体製造装置60の構成を示すブロック図である。なお、点線で囲んだ領域が、複数の搬送台車50や半導体製造装置60を備えるベイ16を示している。
半導体製造装置60は、制御装置61、処理部62、通信I/F63を備えている。処理部62によるウエハ処理が終了すると、制御部61は、ウェハ処理の終了情報を、通信I/F63を介してホストコンピュータ30に送信する。
ホストコンピュータ(要求手段)30は、制御装置31、コントローラ通信インターフェイス(I/F)32、処理装置I/F33を備えている。制御装置31は、処理装置I/F33を介して半導体製造装置60から受信した情報に基づき、コントローラ通信I/F32を介して該当するベイ16の搬送コントローラ40に対してFOUP20A・20Bの搬送要求を送信する。
搬送コントローラ40は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、ホスト通信I/F44、台車通信I/F45を備えており、これらは、図示しないバスを介して相互に接続されている。ROM42は、読み出し専用の記憶装置であって、搬送コントローラ40での処理を行うために用いられる各種プログラムが格納されている。CPU41は、受信した信号やROM42内の各種プログラム等に基づいて各種演算及び処理を行う。RAM43は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、CPU41での各種演算結果等が記憶される。また、各搬送台車50との間で、台車通信I/Fを介して情報の送受信を行ったり、指令を送信したりしている。
搬送台車50は、制御装置51、駆動装置52、及び通信I/F53を備えている。制御装置51は、図示しないがCPUとROMを有しており、ROMには走行可能な軌道10・11・12が地図として記憶されており、CPUは現在位置やFOUP20を搬送中であるかどうか等の情報を通信I/F53を介して搬送コントローラ40に常時送信している。また、制御装置51は、通信I/Fを介して搬送コントローラ40から送信された指令に基づいて、搬送台車50の駆動装置52を駆動させる。即ち、各搬送台車50は、搬送コントローラ40から搬送動作を制御されている。
次に、搬送システム1において、半導体製造装置60に連結される載置部23に載置される処理済みウェハが収納されたFOUP20Bの回収処理、及び未処理ウェハが収納されたFOUP20Aの当該載置部23への支給処理の手順について、第1の実施形態に係る処理を図4乃至図6に基づいて説明する。なお、以下の説明例は、あくまでかかる処理手順の一例を示したものであり、この例に限らず、種々の組み合わせによる手順に基づいて搬出入処理を行うことができる。
第1の実施形態における搬出入処理は、以下の手順に従って行われる(図4〜図10参照)。なお、以下に説明する手順の前提として、搬送コントローラ40と各搬送台車50とが常時通信を行っている。そして、搬送コントローラ40は、各搬送台車50の現在位置や搬送中であるかどうかなど、現在位置及び搬送可否に関わる情報を含む搬送台車情報を、常時、各搬送台車50から取得している。
(半導体製造装置とホストコンピュータとの通信処理)
図7は、半導体製造装置60とホストコンピュータ30との通信処理のフローを示した図であって、(a)が半導体製造装置60の制御フロー、(b)がホストコンピュータ30の制御フローである。半導体製造装置60は、FOUP20Aに収納された未処理ウェハの処理を行う(S601)。未処理ウェハの処理を終了すると、ホストコンピュータ30にウェハ処理終了情報を送信する(S602)。ホストコンピュータ30は、半導体製造装置60からウェハ処理情報の受信待ちを行っている(S301)。かかる情報を受信したとき、該当するベイ16の搬送コントローラ40に指令1及び指令2の要求を略同時に送信する(S302)。
なお、ここで、「指令1」は、情報送信元の半導体製造装置60に連結される載置部23に載置されるFOUP20Bの回収処理の指令であり、指令2は、情報送信元の半導体製造装置60に連結される載置部23へのFOUP20Aの支給処理の指令である。
また、「回収処理」とは、半導体製造装置60に連結される載置部23に載置されるFOUP20Bを載置部23から運び出すための一連の処理をいう。即ち、回収処理を実行する搬送台車50が回収処理の指令を受けてから、載置部23から回収したFOUP20Bをストッカ14など他の装置の載置部(搬入口)への載置処理が終了するまでの処理を意味する。具体的には、回収処理の指令を受けた搬送台車50が、半導体製造装置50に連結される載置部23に向かう走行処理、当該載置部23に到着したのちFOUP20Bを搭載するための処理、FOUP20Bを搭載したのちストッカ14など次の装置に連結される載置部(搬入口)まで搬送する処理、及びストッカ14など次の装置に到着したのちFOUP20Bを次の装置に連結される載置部(搬入口)に載置する処理などの一連の処理を意味する。
また、「支給処理」とは、半導体製造装置60に連結される載置部23にFOUP20Aを載置するための一連の処理をいう。即ち、支給処理を実行する搬送台車50が支給処理の指令を受けてから、ストッカ14など他の装置から搬出されたFOUP20Aを搭載して、FOUP20Aを半導体製造装置60に連結される載置部23への載置処理が終了するまでの処理を意味する。具体的には、支給処理の指令を受けた搬送台車50が、ストッカ14など他の装置に連結される搬出口に向かう走行処理、当該搬出口に到着したのちFOUP20Aを搭載するための処理、FOUP20Aを搭載したのち半導体製造装置60に連結される載置部23まで搬送する処理、及び載置部23に到着したのちFOUP20Aを載置部に載置する処理などの一連の処理を意味する。
(搬送コントローラの制御フロー)
図8は、搬送コントローラ40の制御フローを示した図である。搬送コントローラ40は、ホストコンピュータ30からの指令1及び指令2の受信待ちを行っている(S401)。指令1及び指令2を受信すると、ベイ16内を走行中の各搬送台車50の状態を確認する(S402)。具体的には、現在FOUP20を搬送中でない搬送台車50を特定し、FOUP20を搬送中でない各搬送台車50の現在位置を確認する。このとき、FOUP20を搬送中でない搬送台車50が2台以上あるかどうかの確認も行う(S403)。
FOUP20を搬送中でない搬送台車50が2台以上あるときのフローを説明する(図4と図8参照)。搬送コントローラ40は、FOUP20を搬送中でない搬送台車50A・50B・50Cのなかから最も目的地(載置部)23に近い搬送台車50Aを回収台車、次に近い搬送台車50Bを支給台車に決定する(S404)。そして、回収台車50Aに指令1を、支給台車50Bに指令2を送信する(S405,S406)。かかる指令を送信したのち、回収台車50AからFOUP20Bの搭載処理が終了したことを示す情報の受信待ちを行う(S407)とともに、支給台車50Bから搬送動作指令要求の受信待ちを行う(S408、S409)。ここで、支給台車50Bからの搬送動作指令要求とは、支給台車50Bが目的地23に近づいたときに、指令2のうちの一部の処理である「載置部23へのFOUP20Aの載置処理」をそのまま実行してよいかどうかの確認、さらに具体的にいえば、主走行路17を走行すべきか分岐走行路18を走行すべきかの確認を求める要求である。FOUP20Bが載置部23に載置されていると、支給台車50BがFOUP20Aを載置することができないからである。そして、支給台車50Bから搬送台車要求を受信したときに、既に回収台車50AからFOUP20Bの搭載処理が終了したことを示す情報を受信していれば、支給台車50Bに主走行路17の走行指令を送信する(S410)。その後、指令1と指令2の処理終了確認を行い(S411,S412)、一連の処理を終了する。一方、支給台車50Bから搬送動作指令要求を受信したときに、未だ回収台車50AからFOUP20Aの搭載処理が終了したことを示す情報を受信していなければ、支給台車50Bに分岐走行路18の走行指令を送信し(S423)、S407に戻って、前述の処理を繰り返す。
このように、搬送コントローラ40が支給台車に指令2を送信すると、指令2を受けた支給台車は一連の支給処理に入るものの、載置部23へのFOUP20Aの載置処理を行うかどうかまでは、この時点では確定していない。即ち、指令2を受けてFOUP20Aを搬送中の支給台車が載置部23まであと僅かな位置にきたときに、FOUP20Bが既に回収されていれば主走行路17を走行して載置部23へのFOUP20Aの載置処理を行い、FOUP20Bが未だ回収されていなければ分岐走行路18を走行して載置部23へのFOUP20Aの載置処理を一時的に見送る。そして、載置部23へのFOUP20Aの載置処理を一時的に見送った支給台車が、再び、載置部23まであと僅かな位置にきたときに、FOUP20Bが回収されていれば載置部23へのFOUP20Aの載置処理を行い、FOUP20Bが未だ回収されていなければ載置部23へのFOUP20Aの載置処理を再度見送る。言い換えれば、搬送コントローラ40は、指令2を受けてFOUP20Aを搬送中の支給台車が載置部23まであと僅かな位置にきたとき、FOUP20Bが回収されていなければ、FOUP20Bが回収されるまで、分岐走行路18を走行するように支給台車に指令する。
なお、第1の実施形態では、各搬送台車50から取得した現在位置及び搬送可否に関わる情報に基づいて、搬送コントローラ40が指令1及び指令2を送信する搬送台車(即ち、回収台車と支給台車)を決定していたが、これに限られるものではない。例えば、搬送コントローラ40が、指令1又は指令2を搬送台車50に送信したのち、かかる指令の終了を搬送台車50から受信していなければ、搬送中(即ち、搬送不可)であると判断するようにしてもよい。
このように、搬送コントローラ40は、各搬送台車50の現在位置と搬送可否情報を取得し、FOUP20を搬送中でない搬送台車50A・50B・50Cのなかから最も目的地23に近い搬送台車50Aに指令1を、次に目的地23に近い搬送台車50Bに指令2を送信する。こうすることで、載置部23に載置されるFOUP20Bを迅速に回収することができるとともに、FOUP20Bが回収されたのち、すぐにFOUP20Aを支給することが可能となる。また、支給台車50Bが目的地である載置部23に近づいたとき、支給台車50Bから搬送コントローラ40に、載置部23へのFOUP20Aの載置処理を実行してよいかどうかの確認を求めている。したがって、載置部23にFOUP20Bが載置されていれば、搬送コントローラ40は、載置部23へのFOUP20Aの載置処理を見送るように指令を送信することができる。よって、FOUP20Bの回収後にFOUP20Aの支給を行うという順序を守ることもできる。
次に、FOUP20を搬送中でない搬送台車50が1台であるときのフローを説明する(図5と図8参照)。先ず、FOUP20を搬送中でない搬送台車50が2台未満のときは、1台であるかどうかを確認する(S413)。FOUP20を搬送中でない搬送台車50が、搬送台車50Aの1台のみのとき、FOUP20を搬送中でない搬送台車50Aを回収台車に決定する(S414)。そして、搬送台車50Aに指令1を送信する(S415)。そののち、他の搬送台車50B・50C・50D・50Eの搬送動作の終了待ちを行う(S416)。ここで、搬送台車50Cが他の搬送台車50B・50D・50Eに先立って最初に搬送動作が終了したとすると、搬送台車50Cを支給台車に決定する(S417)。そして、S406にジャンプして、支給台車である搬送台車50Cに指令2を送信する(S406)。それ以降の処理は前述のとおりである。
このような搬送システム1では、複数の搬送台車50でFOUP20を搬送しているものの、搬送中でない搬送台車が必ずしも2台あるとは限らず、1台しか走行していない場合もあり得る。かかる場合には、当然のことながらFOUP20Bの回収処理の指令とFOUP20Aの支給処理の指令とを略同時に行うことはできないため、半導体製造装置60で待ち時間が生じてしまう可能性がある。そこで、この待ち時間を最小限に抑える必要がある。第1の実施形態によれば、先ず、搬送可能である搬送台車50Aに対して、載置部23に載置されるFOUP20Bの回収処理を指令している。そして、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車50Cに対して、すぐにFOUP20Aの支給処理を指令している。こうすることで、可能な限りの迅速な処理を実現している。
次に、FOUP20を搬送中でない搬送台車50が0台のときのフローを説明する(図6と図8参照)。各搬送台車50の搬送動作の終了待ちを行う(S418)。ここで、搬送台車50Aが他の搬送台車に先立って最初に搬送動作が終了したとすると、搬送台車50Aを回収台車に決定する(S419)。そして、回収台車である搬送台車50Aに指令1を送信する(S420)。そして、他の搬送台車50B・50C・50D・50Eの搬送動作の終了待ちを行う(S421)。ここで、搬送台車50Bが他の搬送台車50C・50D・50Eに先立って最初に搬送動作が終了したとすると、搬送台車50Bを支給台車に決定する(S422)。そして、S406にジャンプして、支給台車である搬送台車50Bに指令2を送信し(S406)、回収台車50AからFOUP20Bの載置処理が終了したことを示す情報の受信確認を行う(S407)。それ以降の処理は前述のとおりである。
このように、搬送中でない搬送台車が0台であっても、最初に荷物の搬送が可能となった搬送台車50Aに、先ず、載置部23に載置されるFOUP20Bの回収を実行させている。そして、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車50BにすぐにFOUP20Aの支給を実行させている。こうすることで、可能な限りの迅速な処理を実現している。
(回収台車の制御フロー)
次に、指令1を受信した回収台車のフローについて、図9を用いて説明する。なお、ここでは搬送台車50Aを回収台車とする。FOUP20を搬送中でない搬送台車50Aは、指令1又は指令2の受信確認を行っている(S501)。ここでは、回収台車の制御フローについて説明するので、指令1を受信することを前提とする。指令1を受信すると、目的地23に向かって走行し、載置されるFOUP20Bの回収処理に入る。なお、搬送中でなく、且つ何らの指令をも受信していない搬送台車は、分岐点19を検知すると(S507)、主走行路17を選択して走行する(S508)。そして、回収台車50Aが目的地である載置部23に到着すると、載置部23に載置されるFOUP20Bの搭載処理を行う(S502)。ここで「搭載処理」とは、回収処理の下位概念であって、回収台車50Aが載置部23に載置されているFOUP20Bを搭載するための処理を意味する。かかる搭載処理が終了すると、搬送コントローラ40に、FOUP20Bの搭載処理終了を送信する(S503)。これは、載置部23からFOUP20Bが回収されたことを意味する。なお、ここで「回収」とは、回収処理とは異なる概念であって、回収処理の指令を受けた搬送台車50Aが、半導体製造装置60に連結される載置部23に載置されるFOUP20Bを搭載することを意味する。ただし、FOUP20Bを搭載したのちストッカ14(又は次の装置)まで搬送する処理、及びストッカ14に到着したのちFOUP20Bをストッカ搬入口21に載置する処理のうち、いずれか一の処理を意味すると捉えることもできる。その後、搭載したFOUP20Bをストッカ搬入口21まで搬送する(S504)。ストッカ搬入口21に到着すると、FOUP20Bをストッカ搬入口21への載置処理を行う(S505)。かかる載置処理が終了すると、搬送コントローラ40に指令1の実行終了を送信する(S506)。このように一連の処理が終了すると、次の指令待ちを行う。
なお、回収台車50Aから搬送コントローラ40への送信は、FOUP20Bの搭載処理が終了したときに限られない。例えば、FOUP20Bを搭載して回収台車50Aが走行を開始したとき、回収台車50Aがストッカ14に到着したときなど、少なくとも回収台車がFOUP20Bの搭載処理を終了したのちであればいつでもよい。ただし、FOUP20Bを回収後すぐにFOUP20Aを支給するためには、回収台車50Aが、FOUP20Bの搭載処理を終了したときに搬送コントローラ40にFOUP20Bの搭載処理終了を送信することが好ましい。
(支給台車の制御フロー)
次に、指令2を受信した支給台車のフローについて、図10を用いて説明する。なお、ここでは搬送台車50Bを支給台車とする。FOUP20を搬送中でない搬送台車50Bは、指令1又は指令2の受信確認を行っている(S551)。ここでは、支給台車の制御フローについて説明するので、指令2を受信することを前提とする。指令2を受信すると、ストッカ搬出口22に向かって走行し、FOUP20Aの支給処理に入る。ストッカ搬出口22に到着すると、かかる搬出口22に載置されるFOUP20Aの搭載処理を行う(S552)。かかる搭載処理が終了すると、目的地である載置部23に向かって走行する。なお、搬送中でなく、且つ何らの指令をも受信していない搬送台車50は、分岐点19を検知すると(S563)、主走行路17を選択して走行する(S564)。そして、指令2を受信し、FOUP20Aを搬送中の支給台車50Bは、目的地23まで僅かであることを示すバーコード26の検知確認を行う(S553)。そして、バーコード26を検知すると、搬送コントローラ40に搬送動作指令の要求を行い(S554)、搬送コントローラ40からの搬送動作指令の受信待ちを行う(S555)。そして、搬送コントローラ40から、主走行路17の走行指令を受けると(S556)、分岐点を示すバーコード25の検知待ちを行い(S557)、バーコード25を検知すると主走行路を選択して走行する(S558)。そして、載置部23にFOUP20Aの載置処理を行う(S559)。かかる載置処理が終了すると、搬送コントローラ40に指令2の終了を送信する(S560)。このように一連の処理が終了すると、次の指令待ちを行う。一方、S556で搬送コントローラ40から、分岐走行路18の走行指令を受信すると、分岐点を示すバーコード25を検知待ちを行い(S561)、バーコード25を検知すると分岐走行路18を選択して走行する(S562)。そしてS553にジャンプし、再び主走行路17に合流して、主走行路17を走行しながら、載置部まで僅かであることを示すバーコード26の検出待ちを行う(S553)。
このように、搬送コントローラ40から指令1又は指令2を受けた搬送台車50が、確実に指令を実行することで、載置部23からのFOUP20Bの回収処理と、載置部23へのFOUP20Aの支給処理とを、迅速に実行することができる。また、指令2を受けた支給台車が、載置部23まで僅かであることを示すバーコード26を検知したときに、搬送コントローラ40に対して搬送動作指令の要求を行う。それに対して、搬送コントローラ40は、載置部23からFOUP20Bが回収されていなければ、分岐走行路18を走行するように支給台車に送信しているので、載置部23からFOUP20Bが回収されたのち、載置部23にFOUP20Aを支給するという順序を守ることができる。また、分岐走行路18を走行することによって、主走行路17を走行する場合よりも短時間で周回することができるので、載置部23からFOUP20Bが回収されてから載置部23にFOUP20Aが支給されるまでの待ち時間を、極力小さくすることが可能となる。
なお、第1の実施形態では、搬送コントローラ40から支給台車に、主走行路17又は分岐走行路18の走行指令を送信していたが、これに限られるものではない。例えば、搬送コントローラ40から支給台車への主走行路17又は分岐走行路18への走行指令は、載置部23への載置処理の実行指令又は見送り指令であって、かかる指令を受けた支給台車が、受けた指令に基づいて主走行路17又は分岐走行路18のいずれを走行するかを判断するようにしてもよい。
また、載置部23からのFOUP20Bの回収と、載置部23へのFOUP20Aの支給とを迅速に実行し、且つFOUP20Bの回収とFOUP20Aの支給の順序を守るための実施形態はこれに限られない。例えば、以下に説明する第2の実施形態であってもよい。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、支給台車による載置部23へのFOUP20Aの載置処理を一時的に行わない態様である。即ち、第1の実施形態では、指令2を受けてFOUP20Aを搬送中の支給台車が載置部23まで僅かであることを示すバーコード26を検知したとき、FOUP20Bがまだ回収されていなければ、分岐走行路18を走行するようにした(S562)。一方、第2の実施形態では、指令2を受けてFOUP20Aを搬送中の支給台車が載置部23まで僅かであることを示すバーコード26を検知したとき、FOUP20Bがまだ回収されていなければ、載置部23でFOUP20Aを載置せずにそのまま通過する。具体的には、S408又はS409で支給台車から搬送動作指令の要求を受信した搬送コントローラ40は、FOUP20Bが回収されていれば、支給台車に載置部23への載置処理実行指令を送信し、FOUP20Aが回収されていなければ、支給台車に載置部23への載置処理見送り指令を送信する。そして、支給台車が載置実行指令を受信したときは、載置部23に到着すると載置部23へのFOUP20Aの載置処理を実行し、載置処理見送り指令を受信したときは、載置部23でFOUP20Aの載置処理を行わずにそのまま通過する。なお、かかる場合には、載置部23まであと僅かであることを示すバーコード26は、ストッカ搬出口22と分岐点19との間の所定の位置に限られず、ストッカ搬出口22から載置部23までの間であれば、どの位置に配置されていてもよい。
このような第2の実施形態であっても、載置部23からのFOUP20Bの回収と、載置部23へのFOUP23Aの支給とを迅速に実行できるとともに、FOUP20Bを回収したのちにFOUP20Aを支給するという順序を守ることもでき、本発明における課題を解決することが可能であると考えられる。
尚、本発明は、上記の好ましい実施形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることができることは理解されよう。
本発明の好適な実施の形態に係る搬送システムが適用された工場を例示したレイアウト図である。 ベイ内の各装置とホストコンピュータとを示した概略図である。 ホストコンピュータ、搬送コントローラ、搬送台車、及び半導体製造装置の構成を示すブロック図である。 FOUPを搬送中でない搬送台車が2台以上ある場合におけるベイ内の各装置を示した概略図である。 FOUPを搬送中でない搬送台車が1台である場合におけるベイ内の各装置を示した概略図である。 FOUPを搬送中でない搬送台車が0台である場合におけるベイ内の各装置を示した概略図である。 半導体製造装置とホストコンピュータとの通信処理のフローを示した図であって、(a)が半導体製造装置の制御フロー、(b)がホストコンピュータの制御フローである。 搬送コントローラの制御フローを示した図である。 指令1を受信した回収台車のフローを示した図である。 指令2を受信した支給台車のフローを示した図である。
符号の説明
1 搬送システム
10 連結軌道
11 工程間軌道
12 工程内軌道
14 ストッカ
16 ベイ
17 主走行路
18 分岐走行路
19 分岐点
20 FOUP
20A 未処理ウェハが収納されたFOUP
20B 処理済みウェハが収納されたFOUP
21 ストッカ搬入口
22 ストッカ搬出口
23 半導体製造装置に連結される載置部
25 分岐点を示すバーコード
26 載置部まで僅かであることを示すバーコード
30 ホストコンピュータ
31 制御装置
32 コントローラ通信I/F
33 処理装置I/F
40 搬送コントローラ
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 ホスト通信I/F
45 台車通信I/F
50 搬送台車
51 制御装置
52 駆動装置
53 通信I/F
60 半導体製造装置
61 制御装置
62 処理部

Claims (5)

  1. 処理装置で処理された処理済み荷物の回収が行われたのち、前記処理装置で処理される未処理荷物の支給が行われる搬送システムであって、
    前記処理済み荷物又は未処理荷物を搭載して搬送する複数の搬送台車と、
    前記搬送台車が一方向に走行移動可能であって、少なくとも1つの閉ループの軌道を形成する主走行路と、
    前記主走行路に対応して設けられるとともに一つの処理装置に対して一つ連結され、前記未処理荷物又は処理済み荷物が載置される載置部と、
    前記搬送台車と通信を行い、前記搬送台車から現在位置及び搬送可否に関わる情報を含む搬送台車情報を取得する搬送制御手段と、
    前記載置部への未処理荷物の支給処理及び前記載置部からの処理済み荷物の回収処理を略同時に前記搬送台車制御手段に要求する要求手段と、を備え、
    前記搬送台車制御手段は、前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車のうち前記載置部に最も早く到着する一の搬送台車に前記処理済み荷物の回収処理を指令し、他の搬送台車に前記未処理荷物の支給処理を指令するとともに、前記他の搬送台車が前記未処理荷物を搭載する位置から前記載置部までの所定位置にあるとき、前記載置部から処理済み荷物が回収されていなければ、前記載置部への未処理荷物の載置処理を一時的に行わないように指令することを特徴とする搬送システム。
  2. 前記搬送台車が走行可能であって、前記主走行路から分岐して前記処理装置を回避したのち前記主走行路に合流する分岐走行路をさらに備え、
    前記他の搬送台車への前記載置部への未処理荷物の載置処理を一時的に行わない指令が、前記分岐走行路の走行を指令するものであることを特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記搬送台車制御手段が前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車が2台以上であれば、前記一の搬送台車に対する処理済み荷物の回収処理の指令と、前記他の搬送台車に対する未処理荷物の支給処理の指令とを、略同時に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  4. 前記搬送台車制御手段が前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車が1台であれば、前記荷物の搬送が可能な搬送台車に前記処理済み荷物の回収処理を指令し、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車に前記未処理荷物の支給処理を指令することを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  5. 前記搬送台車制御手段が前記要求手段からの要求を受けたとき、荷物の搬送が可能な搬送台車が0台であれば、最初に荷物の搬送が可能となった搬送台車に前記処理済み荷物の回収処理を指令し、のちに荷物の搬送が可能となった他の搬送台車に前記未処理荷物の支給処理を指令することを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
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