JP4948796B2 - 印刷用塗工紙 - Google Patents
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Description
(1)予備凝集填料調整方法
予備凝集填料はスタティックミキサーを用いて凝集剤と填料を混合することで得た。
(2)平均粒子径測定方法
填料および予備凝集填料の平均粒子径はマルバーン(Malvern Instruments)社製マスターサイザー2000によって測定した。測定原理はレーザー回折法である。
[予備凝集填料1]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径32μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは66%であった。
[予備凝集填料2]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径38μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは69%であった。
[予備凝集填料3]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、カチオン化DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径41μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは70%であった。
[予備凝集填料4]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径48μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは75%であった。
[予備凝集填料5]
填料を二酸化チタン(平均粒子径0.4μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、二酸化チタン/カチオン化澱粉=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径21μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは44%であった。
[予備凝集填料6]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を両性ポリアクリルアミド(分子量300万)、軽質炭酸カルシウム/両性ポリアクリルアミド=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径21μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは46%であった。
[予備凝集填料7]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン性ポリアクリルアミド(分子量300万)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン性ポリアクリルアミド=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径25μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは60%であった。
[予備凝集填料8]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を両性澱粉(原料はタピオカ)とし、軽質炭酸カルシウム/両性化澱粉=100/2の混合比で予備凝集させ、平均粒子径20μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは63%であった。
[予備凝集填料9]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/0.5の混合比で予備凝集させ、平均粒子径13μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは59%であった。
[予備凝集填料10]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/3.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径49μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは69%であった。
[予備凝集填料11]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/7.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径98μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは73%であった。
[予備凝集填料12]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/0.3の混合比で予備凝集させ、平均粒子径8μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは54%であった。
[予備凝集填料13]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/12.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径131μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは76%であった。
[予備凝集填料14]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、カチオン化DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/0.5の混合比で予備凝集させ、平均粒子径16μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは65%であった。
[予備凝集填料15]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、カチオン化DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/3.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径69μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは74%であった。
[予備凝集填料16]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、カチオン化DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/7.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径112μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは77%であった。
[予備凝集填料17]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、カチオン化DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/0.3の混合比で予備凝集させ、平均粒子径7μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは62%であった。
[予備凝集填料18]
填料を重質炭酸カルシウム(平均粒子径1.5μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、カチオン化DS=0.03)とし、重質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/12.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径138μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは81%であった。
[予備凝集填料19]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/0.5の混合比で予備凝集させ、平均粒子径16μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは62%であった。
[予備凝集填料20]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/3.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径55μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは72%であった。
[予備凝集填料21]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/7の混合比で予備凝集させ、平均粒子径104μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは76%であった。
[予備凝集填料22]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/0.3の混合比で予備凝集させ、平均粒子径8μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは58%であった。
[予備凝集填料23]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤をカチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/12.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径133μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは79%であった。
[予備凝集填料24]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/0.5の混合比で予備凝集させ、平均粒子径18μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは69%であった。
[予備凝集填料25]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/3.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径81μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは78%であった。
[予備凝集填料26]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/7.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径122μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは80%であった。
[予備凝集填料27]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/架橋型カチオン化澱粉=100/0.3の混合比で予備凝集させ、平均粒子径9μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは65%であった。
[予備凝集填料28]
填料を軽質炭酸カルシウム(ロゼッタ型、平均粒子径3μm)、凝集剤を架橋型カチオン化澱粉(原料はタピオカ、DS=0.03)とし、軽質炭酸カルシウム/カチオン化澱粉=100/12.0の混合比で予備凝集させ、平均粒子径143μmの予備凝集填料を得た。これを原料パルプに添加して測定した。灰分歩留まりは83%であった。
(1)カチオン要求量の測定方法
各種原料パルプを混合した完成紙料について、200メッシュの網で濾過し、この濾液のカチオン要求量を流動電位法により測定した。測定にはMuetekPCD-03(Muetek社製)を用いた。
(2)層間剥離、紙粉量、裏抜けの評価方法
オフセット輪転機(東芝社B2T-600)を用い、880mm幅の巻取りを600rpmの速度で、両面カラー印刷を行い、ヒートセット方式で2万部印刷し、100部当たりのブリスター発生回数を測定した。また、ブランケット堆積紙粉を目視で評価した。裏抜けは、2万部印刷時の4色ベタ面を裏面から目視して評価した。
(3)供試原料パルプ
・原料パルプA:5μeq/l LKP/NKP=75/25
・原料パルプB:14μeq/l、LKP/NKP/DIP=75/15/10
・原料パルプC:20μeq/l、LKP/NKP/DIP=75/5/15
(塗工液1)
微粒重質炭酸カルシウム(ファイマテック社製FMT−90)100部(固形分)からなる顔料スラリーに、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉(ペンフォード社製 PG295)を25部添加後、さらに水を加えて固形分50%の塗工液1を得た。
(塗工液2)
微粒カオリン(J.M.Huber社製Japangloss)40部、微粒重質炭酸カルシウム(ファイマテック社製FMT−90)60部からなる顔料100部に、分散剤としてポリアクリル酸ソーダを添加して(対無機顔料 0.2部)セリエミキサーで分散し、固形分濃度70%の顔料スラリーを調整した。この様にして得られた顔料スラリーに、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(ガラス転移点温度20℃、ゲル含量85%)10部、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉(ペンフォード社製 PG295)6部を加えた後、さらに水を加えて固形分濃度60%の塗工液1を得た。
[実施例1]
原料パルプAのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例2]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例3]
原料パルプCのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例4]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が30%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例5]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中填料率が40%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例6]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料25をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中填料率が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例7]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料10をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[実施例8]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料10をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[比較例1]
原料パルプAのスラリーに、前記の予備凝集填料20用の軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉とをヘッドボックスで別々に添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。なお、軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉の比率は予備凝集填料20の比率と同じとした。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[比較例2]
原料パルプBのスラリーに、前記の予備凝集填料20用の軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉とをヘッドボックスで別々に添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。なお、軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉の比率は予備凝集填料20の比率と同じとした。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[比較例3]
原料パルプCのスラリーに、前記の予備凝集填料20用の軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉とをヘッドボックスで別々に添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。なお、軽質炭酸カルシウムとカチオン化澱粉の比率は予備凝集填料20の比率と同じとした。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[比較例4]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が4%の塗工用原紙を得た。この印刷用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[比較例5]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料20をヘッドボックスで添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が50%塗工用原紙を得た。この塗工用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
[比較例6]
原料パルプBのスラリーに前記の予備凝集填料23を添加した紙料を抄紙し、紙中灰分が15%の塗工紙用原紙を得た。この印刷用原紙に塗工液1を両面塗工量が6g/m2となる様にゲートロールコーターで塗工、乾燥した後、塗工液2を両面塗工量16g/m2となる様にブレードコーターで塗工、乾燥して印刷用塗工紙を得た。ブリスター発生回数、紙粉、裏抜けの評価結果を表1に示す。
Claims (5)
- 原紙に顔料と接着剤を含有する塗工層を設けてなる印刷用塗工紙において、填料に炭酸カルシウム、凝集剤にカチオン化澱粉を使用して調整し、凝集剤の添加量が填料に対して0.5〜10.0固形分重量%となるようにしてなる、レーザー回折法による平均粒子径が5〜130μmの予備凝集填料を添加し、予備凝集填料を添加する紙料のカチオン要求量が0μeq/l以上であり、紙中灰分の含有量が6〜40固形分重量%である原紙を用いることを特徴とする印刷用塗工紙。
- 塗工紙の密度が0.4〜1.3g/cm3以下であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用塗工紙。
- 炭酸カルシウムとしてロゼッタ型軽質炭酸カルシウムを使用してなる請求項1又は2に記載の印刷用塗工紙。
- カチオン化澱粉の置換度(DS)が0.01〜0.15である請求項1〜3のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
- 主としてパルプおよび填料からなる紙料を抄紙して得られた原紙に、顔料と接着剤を含有する塗工液を塗工する塗工紙の製造方法において、填料の炭酸カルシウムに、凝集剤であるカチオン化澱粉を使用し、かつ凝集剤の添加量が填料に対して0.5〜10.0固形分重量%となるようにして調整した、レーザー回折法による平均粒子径が5〜130μmの予備凝集填料を紙料に添加し、予備凝集填料を添加する紙料のカチオン要求量が0μeq/l以上であり、紙中灰分が3〜40固形分重量%になるように抄紙し、顔料と接着剤を含有する塗工液を塗工することを特徴とする印刷用塗工紙の製造方法。
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