JP4945618B2 - A/dコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータに関する。
固体撮像装置は、近年、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラを中心とする画像入力の用途として、急速に需要が高まっている。これらの固体撮像装置に使用される固体撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが広く用いられている。
固体撮像素子は、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードを含んで構成され、撮像面に投影された像を電気的に読み出す。また、固体撮像装置は、固体撮像素子によって読み出された電気信号(アナログ電圧)をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを備えている。
従来の固体撮像素子用のA/Dコンバータは、以下のように動作する。まず、定電流源及び積分器により、三角波からなる基準電圧を生成する。続いて、デジタル変換を行いたいアナログ電圧と基準電圧とをコンパレータで比較し、その値が等しくなった時点をとらえる。そして、この時点での時間をタイマによって計測し、この出力をアナログ信号からデジタル信号へ変換する。このようなA/Dコンバータは、例えば特許文献1に開示されている。
しかしながらこの方法では、基準電圧は、出発点を毎回0Vから開始して生成されるため、デジタル変換を行いたいアナログ電圧が高い場合には長い時間を要し、最大の電圧のときの変換時間に合わせて撮像素子のデータ読み出し速度を下げて読み出す必要がある。このため、固体撮像素子とA/Dコンバータとを組み合わせた固体撮像装置の読み出し速度は、このA/Dコンバータの変換速度に律速され、これ以上のデータ転送速度(データレート)で読み出すことが困難である。
特開平9−162742号公報
本発明は、アナログ/デジタル(A/D)変換時間をより短くすることが可能なA/Dコンバータを提供する。
本発明の一態様に係るA/Dコンバータは、アナログ/デジタル(A/D)変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧を保持する保持回路と、前記第1の信号電圧から前記第2の信号電圧を減算して得られる差分に基準電圧を加算する演算回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記基準電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記基準電圧を初期値として下降する比較電圧を生成する生成回路と、前記演算回路による演算値と前記比較電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータによる比較結果が一致するまでの期間をデジタル値に変換する変換回路とを具備する。
本発明の一態様に係るA/Dコンバータは、A/D変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧を保持する保持回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記第2の信号電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記第2の信号電圧を初期値として下降する比較電圧を生成する生成回路と、前記第1の信号電圧と前記比較電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータによる比較結果が一致するまでの期間をデジタル値に変換する変換回路とを具備する。
本発明の一態様に係るA/Dコンバータは、A/D変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧を保持する第1の保持回路と、前記第1の信号電圧から前記第2の信号電圧を減算して得られる差分に基準電圧を加算する演算回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記基準電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記基準電圧を初期値として下降する比較電圧をデジタル値として生成する生成回路と、前記演算回路による演算値と前記比較電圧のアナログ値とを比較するコンパレータと、前記コンパレータによる比較結果が一致した時点における前記比較電圧のデジタル値を保持する第2の保持回路とを具備する。
本発明の一態様に係るA/Dコンバータは、A/D変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧をデジタル値として保持する保持回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記第2の信号電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記第2の信号電圧を初期値として下降する比較電圧をデジタル値として生成する生成回路と、前記第1の信号電圧と前記比較電圧のアナログ値とを比較するコンパレータとを具備し、前記保持回路は、前記コンパレータによる比較結果が一致した時点における前記比較電圧のデジタル値を保持する。
本発明によれば、A/D変換時間をより短くすることが可能なA/Dコンバータを提供することができる。
第1の実施形態に係る固体撮像装置10の構成を示す回路図。 積分器27、反転器28及びボルテージフォロワ29の出力波形。 エッジ検出回路25の一例を示す回路図。 第1の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間を説明する図。 第1の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間を説明する図。 第1の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間の他の例を説明する図。 画素アレイ部11の他の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態に係るA/Dコンバータ20の構成を示す回路図。 積分器27、反転器28及び加算器41の出力波形。 第2の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間を説明する図。 第3の実施形態に係るA/Dコンバータ20の構成を示す回路図。 第4の実施形態に係るA/Dコンバータ20の構成を示す回路図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置10の構成を示す回路図である。固体撮像装置10は、複数の光電変換素子(例えば、フォトダイオード)12と、電荷を一方向に転送する転送レジスタ(CCD)13とからなる画素アレイ部11を備えている。図1では、ライン状の画素アレイを一例として示している。
フォトダイオード12は、入射光をその光量に応じた電荷に光電変換して蓄積する。フォトダイオード12に蓄積された電荷は、CCD13によって読み出される。CCD13は、フォトダイオード12から読み出された電荷を一方向に順次転送する。CCD13から出力された電荷は、キャパシタ14によって電圧に変換される。キャパシタ14から出力された信号電圧は、増幅器(AMP)15を経て、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)雑音除去回路16によって雑音が除去された後、A/Dコンバータ20に入力される。
次に、A/Dコンバータ20の構成及び動作について説明する。A/Dコンバータ20は、積分器27、反転器28、及びボルテージフォロワ29から構成され、かつ三角波を生成する三角波生成回路を備えている。
積分器27は、定電流源26からの電流を受けて三角波を生成する。積分器27は、差動増幅器27A、キャパシタC2、及びスイッチ素子SW5から構成されている。差動増幅器27Aの+入力端子には正の基準電圧Vrefが入力され、−入力端子には定電流源26が接続されている。差動増幅器27Aの出力と−入力端子との間には、キャパシタC2を介してフィードバックパスが接続されている。キャパシタC2には、スイッチ素子SW5が並列に接続されている。スイッチ素子SW5は、後述するエッジ検出回路25の出力であるEOC(End of Conversion)信号によってオン/オフが制御される。EOC信号はパルスからなり、このパルスが立っている間は、スイッチ素子SW5がオンし、これにより、キャパシタC2に蓄積された電荷が放電される。
図2(a)は、積分器27の出力波形である。積分器27は、定電流源26が−入力端子に接続されていることから、その出力は負側に振れる三角波になる。従って、ここでは、正の基準電圧Vrefをバイアス値として与え、基準電圧Vrefから下降する基準三角波を生成している。この基準三角波は、反転器28及びボルテージフォロワ29に入力される。
反転器28は、差動増幅器28A、及び4個の抵抗R1〜R4から構成されている。積分器27の出力は、抵抗R1を介して、差動増幅器28Aの−入力端子に接続されている。差動増幅器28Aの出力と−入力端子との間には、抵抗R4を介して、フィードバックパスが接続されている。差動増幅器28Aの+入力端子には、抵抗R2を介して、電圧2Vrefが印加されている。また、差動増幅器28Aの+入力端子には、抵抗R3の一端が接続され、この抵抗R3の他端は接地されている。抵抗R1及びR4は同じ抵抗値であり、抵抗R2及びR3は同じ抵抗値である。よって、差動増幅器28Aの+入力端子には、基準電圧Vrefが印加される。
図2(b)は、反転器28の出力波形である。反転器28は、積分器27からの基準三角波を反転して基準電圧Vrefを加算することによって、基準電圧Vrefから上昇する三角波を生成する。
図2(c)は、ボルテージフォロワ29の出力波形である。ボルテージフォロワ29は、積分器27からの出力である基準三角波と同じ波形を出力する。
このように、基準三角波は基準電圧Vrefから同じ割合で降下する波形であるため、反転器28及びボルテージフォロワ29を経由することで、基準電圧Vrefを中心に上昇する三角波と下降する三角波とを得ることができる。なお、基準電圧Vrefの電圧値は0であっても本発明の内容から逸脱するものではなく、2種の三角波を生成するためにプラスとマイナスの2電源が必要になるというデメリットを有するが、基準電圧Vrefが0V(GND)という安定した基準であるというメリットがある。
反転器28の出力は、スイッチ素子SW3を介して、コンパレータ24の+入力端子に接続されている。ボルテージフォロワ29の出力は、スイッチ素子SW4を介して、コンパレータ24の+入力端子に接続されている。
CCD13からA/Dコンバータ20に入力された1画素分の信号電圧は、加減算器21の+入力端子に入力される。加減算器(演算回路)21は、アナログ信号の加減算を行う。加減算器21の+入力端子には、基準電圧Vrefが印加される。加減算器21の−入力端子には、前回の画素信号値が入力される。すなわち、加減算器21は、画素アレイ部11から取り出した1画素分の信号電圧に基準電圧Vrefを加算し、前回の画素信号電圧を引いた電圧を生成する。なお、基準電圧Vrefを加算しているのは、演算結果がマイナス側に振れないようにするためである。
このように、本実施形態では、1画素分の信号電圧に基準電圧Vrefを加算し、前回の画素信号電圧を減算した電圧を生成している。今回の信号と前回の信号すなわち隣の画素信号とは、自然の絵の場合、または印字された文字のような場合、同じまたは近い数値が得られることが非常に多く、加減算器21によって演算された電圧は基準電圧Vrefに近い数値になることが多い。従って、前回からの差分のみをカウンタを用いてA/D変換することで、変換速度を速くすることができる。
前回の画素信号電圧を保持する保持回路は、アナログ的なサンプルホールド回路23で構成する。サンプルホールド回路23は、増幅器23A、スイッチ素子SW1,SW2、及びキャパシタC1などを含んで構成される。サンプルホールド回路23は、保持動作の前に、スイッチ素子SW2が基準電圧端子Vrefに接続されることにより、その出力をVrefにする。スイッチ素子SW1は、EOC信号によってそのオン/オフが制御され、今回の画素信号電圧のデジタル変換が終了、すなわちEOC信号の立上がりに同期してオンする。これにより、キャパシタC1に信号電圧が保持される。その後、スイッチ素子SW1はオフされ、スイッチ素子SW2は増幅器23Aに接続される。サンプルホールド回路23に保持された信号電圧は、前回の画素信号電圧として使用される。
なお、前回の画素出力がない場合(すなわち画素の先頭の場合)、前回の数値は0となり、この場合に限っては、加減算器21の出力は、画素信号に基準電圧Vrefを加算した信号電圧になる。
コンパレータ(判定回路)22は、今回の信号電圧と前回の信号電圧とを比較する。実際には、コンパレータ22は、加減算器21の出力と基準電圧Vrefとを比較している。すなわち、加減算器21によって今回の信号電圧から前回の信号電圧が減算された結果の極性を判定することで、今回の信号電圧と前回の信号電圧との比較を行っている。コンパレータ22は、比較結果を極性判別信号POLとして出力する。
コンパレータ22の比較結果により、今回の信号電圧が前回の信号電圧より低い場合には、前回の値を出発点として下降する三角波を選択して今回の信号電圧と比較すればよく、今回の信号電圧が前回の信号電圧より高い場合には、前回の値を出発点として上昇する三角波を選択して今回の信号電圧と比較すればよい。これにより、0を出発点として上昇する三角波を用いて比較を行うよりも速いタイミングで比較結果が出ることが期待される。
従って、今回の信号電圧が前回の信号電圧より低い場合には、三角波は基準電圧Vrefから下降する波形、今回の信号電圧が前回の信号電圧より低い場合には、三角波は基準電圧Vrefから上昇する波形を選択する。この選択動作は、コンパレータ22からの極性判別信号POLによってオン/オフが制御されるスイッチ素子SW3及びSW4によって行われる。今回が前回より低い場合、すなわち極性判別信号POLが負の場合には、スイッチ素子SW4がオン、スイッチ素子SW3がオフする。一方、今回が前回より高い場合、すなわち極性判別信号POLが正の場合には、スイッチ素子SW3がオン、スイッチ素子SW4がオフする。
コンパレータ24は、加減算器21の出力と三角波(比較電圧)とを比較する。そして、コンパレータ24は、上記2つの信号の電圧が一致した時刻を検出する。コンパレータ24の出力について注意することは、今回の値の方が低い場合、論理は正なので初期出力はハイレベルになっており、値が一致した瞬間にローレベルになる波形が得られ、逆に今回の値の方が高い場合、論理は誤なので初期出力はローレベルになっており、値が一致した瞬間にハイレベルになる波形が得られるということである。
従って、コンパレータ24の出力は、ハイレベルかローレベルかの絶対値ではなく、ハイレベル→ローレベル、またはローレベル→ハイレベルの状態変化を捉えて値の一致した瞬間を判定する必要があるということである。このため、コンパレータ24の出力には、波形のエッジを検出するエッジ検出回路25が接続されている。
図3は、エッジ検出回路25の一例を示す回路図である。エッジ検出回路25は、2個の抵抗25A,25D、2個のキャパシタ25B,25E、インバータ回路25C、2個のAND回路25F,25G、及びOR回路25Hから構成されている。抵抗25A及びキャパシタ25Bは遅延回路を構成し、抵抗25D及びキャパシタ25Eも遅延回路を構成している。AND回路25Fは、ハイレベル→ローレベルの状態変化を捉えてパルスを生成する。AND回路25Gは、ローレベル→ハイレベルの状態変化を捉えてパルスを生成する。このような構成により、エッジ検出回路25は、波形のエッジを検出することができる。勿論、エッジ検出回路25は、図3以外の回路で構成することも可能である。
カウンタ30のクロック端子には、発振器33及び分周器34によって生成されたクロックが入力される。このクロックは、例えば、経過時間に対応する。分周器34のイネーブル端子/ENAにはEOC信号が入力されており、分周器34は、EOC信号の立下がりに同期してクロックの出力を開始し、次のEOC信号の立上がりに同期してクロックの出力を停止する。カウンタ30は、例えば16ビットカウンタから構成され、分周器34からのクロックをカウントしてこのデジタル値を出力端子Q0〜Q16から出力する。1画素分のA/D変換が終了すると、カウンタ30はクリアされる。
値が一致したときのコンパレータ24の出力に基づいてカウンタ30のデジタル値をホールドすると、これは前回の値からの差分をデジタルで表示したものになる。従って、A/Dコンバータ20が差分を出力するデータフォーマットであればカウンタ30のデジタル値をそのまま出力し、絶対値を出力するフォーマットであれば前回の値に今回の差分を加算したデジタル値を出力する必要がある。加減算器31は、後者の目的で置かれている。従って、図1の構成では、毎回、データは絶対値が出力される。データを圧縮して送りたい場合には、絶対値よりも差分の方が圧縮できるので、差分出力が推奨されるが、こうしたデータ送信方法については本発明の範囲ではないため、データを送るための方法にもいくつかあることを記載するに留める。
加減算器(変換回路)31の入力端子D0〜D15には、カウンタ30からのデジタル値が入力される。加減算器31の入力端子E0〜E15には、ラッチ回路32から前回の画素信号が入力される。加減算器31の加減算切替端子Add/Subには、極性判別信号POLが入力される。加減算器31は、極性判別信号POLが正の場合には加算処理を行い、極性判別信号POLが負の場合には減算処理を行う。従って、加減算器31は、極性判別信号POLに基づいて、前回の画素信号にカウンタ30からのデジタル値を加算した値、或いは前回の画素信号からカウンタ30からのデジタル値を減算した値を出力端子Q0〜Q16から出力する。
加減算器31からの出力は、ラッチ回路32によってラッチされる。ラッチ回路32のクロック端子にはEOC信号が入力されており、ラッチ回路32は、デジタル変換が終了した時点、すなわちEOC信号の立上がりに同期してラッチ動作を行う。ラッチ回路32によってラッチされたデジタル値は、A/Dコンバータ20のデジタル値として外部に出力されるとともに、加減算器31に入力される。
こうして信号の差分のみをA/D変換しているため、変換速度を速めることができると期待されるが、A/D変換に固体撮像装置10全体の速度が律速されている場合、変換が終わったら次の画素の電荷転送による読み出しを行うことで、固体撮像装置10の動作速度を向上することが可能になる。すなわち、A/D変換が終了したことを示すEOC信号をCCD13の電荷転送クロック、或いはCMOSイメージセンサの読み出しクロックとして使用する。これにより、A/D変換が終了した直後に、次の画素の信号電圧が読み出さることになるため、固体撮像装置の読み出し速度が向上する。
図4は、A/Dコンバータ20の変換時間を説明する図である。図4(a)は、ライン状に並んだ画素1〜9の電荷量(信号電圧)を説明する図である。図4(a)は、自然の絵を例にしており、信号電圧が緩やかに変化している。図4(b)は、画素ごとに0Vから変換を開始する従来のA/Dコンバータの変換時間を説明する図である。図4(c)は、第1の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間を説明する図である。
図4(b)に示すように、従来方式では、0Vを基準にして変換を開始するため、全体的に変化時間が長くなっており、特に画素6では変換時間がより長くなっている。
一方、図4(c)に示すように、第1の実施形態では、基準電圧Vrefを0.5Vに設定し、0.5Vから開始して今回の信号電圧と前回の信号電圧との差分をA/D変換している。図5は、横軸に変換時間をとって図4(c)を書き直した図である。このように、第1の実施形態は、従来方式に比べて、変換時間を大幅に短くすることができる。
図6は、A/Dコンバータ20の変換時間の他の例を説明する図である。図6(a)は、ライン状に並んだ画素1〜9の電荷量(信号電圧)を説明する図である。図6(a)は、文字画像を例にしている。文字画像では、白が圧倒的に多く出現し、文字部分では黒が連続している。図6(b)は、従来のA/Dコンバータの変換時間を説明する図である。図6(c)は、第1の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間を説明する図である。
図6(b)に示すように、従来方式では、0Vを基準にして変換を開始するため、全体的に変化時間が長くなっており、特に白の画素では変換時間がより長くなっている。
一方、図6(c)に示すように、第1の実施形態では、基準電圧Vrefを1Vに設定し、1Vから開始して今回の信号電圧と前回の信号電圧との差分をA/D変換している。画素2、3、5、6、8では、変換時間が0になっている。このように、第1の実施形態は、従来方式に比べて、変換時間を大幅に短くすることができる。
以上詳述したように第1の実施形態は、隣り合った画素同士の出力値が近いものになることが多いという自然の現象を利用しており、今回の画素出力と前回の画素出力との差分のみをカウンタ30を用いてデジタル値に変換する。このために、まず、出発点を基準電圧Vrefとしてこの基準電圧Vrefから上昇する三角波と下降する三角波とを生成する。また、今回の画素出力と前回の画素出力との差分を算出し、この値に基準電圧Vrefを加算して三角波の出発点に近い値とする。そして、今回の画素出力が前回の画素出力より大きい場合には上昇する三角波、小さい場合には下降する三角波を用いて今回の画素出力との比較演算をするようにしている。
従って第1の実施形態によれば、今回の画素出力と前回の画素出力との差分のみをカウンタ30によってデジタル変換すればよいため、A/D変換時間を大幅に短くすることが可能となる。これにより、固体撮像装置10の読み出し速度を向上することができる。
また、A/D変換の終了を示すEOC信号をCCD13の電荷転送クロックとして用いるようにしている。これにより、CCD駆動速度を速くすることができるため、高速読み出しが可能な固体撮像装置10を実現することができる。
なお、図1では、一次元の画素アレイを例示しているが、二次元の画素アレイは、図7のように構成される。画素アレイ部11は、行方向(垂直方向)および列方向(水平方向)にマトリクス状に二次元配置された複数個のフォトダイオード12と、アレイの垂直列ごとに配列されて各フォトダイオード12から読み出された電荷を垂直転送する複数本の垂直転送レジスタ(垂直CCDレジスタ)と、複数本の垂直CCDレジスタの下端に配列されて複数本の垂直CCDレジスタからライン単位で電荷が転送される水平転送レジスタ(水平CCDレジスタ)とから構成されている。水平CCDレジスタは、複数本の垂直CCDレジスタから転送された1ライン分の電荷を順次水平転送する。また、垂直CCDレジスタ及び水平CCDレジスタは、EOC信号を電荷転送クロックとして用いている。
このように、画素アレイ部11は、一次元及び2次元のいずれの構成でもよく、さらに、画素としては、CCDイメージセンサに限らず、CMOSイメージセンサを用いてもよい。以下の実施形態においても同様である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、三角波を基準電圧Vrefから上昇あるいは下降する波形として比較することが特徴になっており、前回の値はアナログ的なサンプルホールド回路で行っている適用例であったが、第2の実施形態では、A/Dコンバータ20の出力がデジタル値であるため、前回の値をデジタル的に保持してD/Aコンバータにかけることでデジタル値を介したアナログ値としてフィードバックする。そして、このフィードバックしたアナログ値を前回の画素信号電圧として用いるようにしている。第2の実施形態は、前回の値を保持する方法がデジタルであることと、比較対象となる三角波が前回の画素信号を出発点としていること以外は、第1の実施形態と同じである。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るA/Dコンバータ20の構成を示す回路図である。
A/Dコンバータ20は、ラッチ回路32によってラッチされたデジタル値をアナログ値に変換するD/Aコンバータ40を備えている。D/Aコンバータ40からのアナログ出力D/A_OUTは、コンパレータ22、反転器28、及び加算器41に入力され、前回の画素信号電圧として使用される。
A/Dコンバータ20は、積分器27、反転器28、及び加算器41から構成され、かつ三角波を生成する三角波生成回路を備えている。積分器27は、定電流源26からの電流を受けて基準三角波を生成する。図9(a)は、積分器27の出力波形である。
反転器28は、差動増幅器28A、及び4個の抵抗R1〜R4から構成されている。積分器27の出力は、抵抗R1を介して、差動増幅器28Aの−入力端子に接続されている。差動増幅器28Aの出力と−入力端子との間には、抵抗R4を介して、フィードバックパスが接続されている。差動増幅器28Aの+入力端子には、抵抗R2を介して、基準電圧Vrefが印加されている。また、差動増幅器28Aの+入力端子には、抵抗R3を介して、アナログ値D/A_OUTが印加されている。抵抗R1及びR4は同じ抵抗値であり、抵抗R2及びR3は同じ抵抗値である。図9(b)は、反転器28の出力波形である。反転器28は、積分器27からの基準三角波を反転して基準電圧Vref及びアナログ値D/A_OUTを加算することによって、アナログ値D/A_OUTから上昇する三角波を生成することができる。
加算器41は、差動増幅器41A、及び4個の抵抗R5〜R8から構成されている。積分器27の出力は、抵抗R6を介して、差動増幅器28Aの+入力端子に接続されている。また、差動増幅器28Aの+入力端子には、抵抗R7を介して、アナログ値D/A_OUTが印加されている。差動増幅器28Aの−入力端子には、抵抗R5を介して、基準電圧Vrefが印加されている。差動増幅器28Aの出力と−入力端子との間には、抵抗R8を介して、フィードバックパスが接続されている。抵抗R5及びR8は同じ抵抗値であり、抵抗R6及びR7は同じ抵抗値である。図9(c)は、加算器41の出力波形である。加算器41は、積分器27からの基準三角波にアナログ値D/A_OUTを加算し、この波形から基準電圧Vrefを減算することによって、アナログ値D/A_OUTから下降する三角波を生成することができる。
なお、第1の実施形態と同様に、三角波がマイナス側に振れてしまうことを防止するため、生成した三角波に基準電圧Vrefを加算しているが、基準電圧Vrefが0Vであっても本発明の内容から逸脱するものではない。
反転器28の出力は、スイッチ素子SW3を介して、コンパレータ24の+入力端子に接続されている。加算器41の出力は、スイッチ素子SW4を介して、コンパレータ24の+入力端子に接続されている。
コンパレータ(判定回路)22は、今回の信号電圧と、アナログ値D/A_OUT、すなわち前回の信号電圧とを比較する。コンパレータ22の出力は、ラッチ回路42の入力に接続されている。ラッチ回路42のクロック端子には、EOC信号が所定時間だけ遅延された信号が入力される。ラッチ回路42は、この遅延信号の立上がりに同期して、コンパレータ22の出力をラッチする。ラッチ回路42の出力は、極性判別信号POLとしてスイッチ素子SW3,SW4、及び加減算器(変換回路)31に入力される。
コンパレータ22の比較結果により、今回の信号電圧が前回の信号電圧より低い場合には、前回の値を出発点として下降する三角波を選択して今回の信号電圧と比較すればよく、今回の信号電圧が前回の信号電圧より高い場合には、前回の値を出発点として上昇する三角波を選択して今回の信号電圧と比較すればよい。これにより、0を出発点として上昇する三角波を用いて比較を行うよりも早いタイミングで比較結果が出ると期待される。
従って、今回の信号電圧が前回の信号電圧より低い場合には、三角波はアナログ値D/A_OUTから下降する波形、今回の信号電圧が前回の信号電圧より低い場合には、三角波はアナログ値D/A_OUTから上昇する波形を選択する。この選択動作は、コンパレータ22からの極性判別信号POLによってオン/オフが制御されるスイッチ素子SW3及びSW4によって行われる。
図9(d)は、スイッチ素子SW3及びSW4によって制御された波形、すなわちコンパレータ24の+入力端子に入力される波形を説明する図である。今回が前回より高い場合、すなわち極性判別信号POLが正の場合には、スイッチ素子SW3がオン、スイッチ素子SW4がオフする。これにより、アナログ値D/A_OUTから上昇する波形が得られる。一方、今回が前回より低い場合、すなわち極性判別信号POLが負の場合には、スイッチ素子SW4がオン、スイッチ素子SW3がオフする。これにより、アナログ値D/A_OUTから下降する波形が得られる。
コンパレータ24は、今回の信号電圧と、反転器28及び加算器41によって生成された三角波とを比較する。そして、コンパレータ24は、上記2つの信号の電圧が一致した時刻を検出する。コンパレータ24の出力は、エッジ検出回路25に接続され、このエッジ検出回路25によってEOC信号が生成される。
その後、カウンタ30、加減算器31、及びラッチ回路32によって画素信号電圧のデジタル値が得られることは、第1の実施形態と同様である。
図10(a)は、第2の実施形態に係るA/Dコンバータ20の変換時間を説明する図である。なお、ライン状に並んだ画素1〜9の電荷量(信号電圧)は、図4(a)の例を用いている。第2の実施形態では、前回の信号電圧から比較を開始し、今回の信号電圧と前回の信号電圧との差分をA/D変換している。図10(b)は、横軸に変換時間をとって図10(a)を書き直した図である。このように、第2の実施形態は、従来方式に比べて、変換時間を大幅に短くすることができる。
以上詳述したように第2の実施形態は、A/Dコンバータ20の出力であるA/D変換されたデジタル値をD/A変換してアナログ値D/A_OUTを生成し、このアナログ値D/A_OUTを前回の信号電圧として用いる。また、アナログ値D/A_OUTを出発点として上昇する三角波と下降する三角波とを生成する。今回の画素出力が前回の画素出力より大きい場合には上昇する三角波、小さい場合には下降する三角波を用いて今回の画素出力との比較演算をする。そして、今回の画素出力と前回の画素出力との差分のみをカウンタ30を用いてデジタル値に変換するようにしている。
従って第2の実施形態によれば、今回の画素出力と前回の画素出力との差分のみをカウンタ30によってデジタル変換すればよいため、A/D変換時間をより短くすることが可能となる。これにより、固体撮像装置10の読み出し速度を向上することができる。また、A/D変換の終了を示すEOC信号をCCD13の電荷転送クロックとして用いるのは、第1の実施形態と同じである。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、定電流源及び積分器などを用いて三角波を生成しているが、第3の実施形態では、基準電圧Vrefを初期値としてクロックをカウントするカウンタの出力をD/A変換して三角波を生成するようにしている。
図11は、本発明の第3の実施形態に係るA/Dコンバータ20の構成を示す回路図である。第3の実施形態では、第1の実施形態で説明した基準電圧Vrefを出発点として上昇する三角波と下降する三角波とを、プリセッタブルカウンタ50及びD/Aコンバータ51によって生成している。
プリセッタブルカウンタ50の入力端子D0〜D15には、基準電圧Vrefのデジタル値が入力される。プリセッタブルカウンタ50のセット端子にはEOC信号が入力されており、プリセッタブルカウンタ50は、EOC信号の立下がりに同期して基準電圧Vrefのデジタル値を自身にプリセットする。プリセッタブルカウンタ50のクロック端子には、発振器33及び分周器34によって生成されたクロックが入力される。プリセッタブルカウンタ50のアップ/ダウン端子U/Dには、極性判別信号POLが入力されている。プリセッタブルカウンタ50は、極性判別信号POLが正の場合はアップカウント、極性判別信号POLが負の場合はダウンカウントを行う。プリセッタブルカウンタ50の出力は、D/Aコンバータ51によってD/A変換される。
このように構成されたプリセッタブルカウンタ50及びD/Aコンバータ51によって、極性判別信号POLが正の場合は基準電圧Vrefを出発点として上昇する三角波、極性判別信号POLが負の場合は基準電圧Vrefを出発点として下降する三角波をアナログ値として生成することができる。
コンパレータ24は、加減算器(演算回路)21の出力と三角波(比較電圧)とを比較する。そして、コンパレータ24は、上記2つの信号の電圧が一致した時刻を検出する。コンパレータ24の検出結果に対してエッジ検出回路25がエッジを検出することで、EOC信号が生成される。
ラッチ回路32は、EOC信号の立上がりに同期して、プリセッタブルカウンタ50の出力をラッチする。ラッチ回路32にラッチされたデジタル値は、今回の画素信号電圧をデジタル変換した値になる。
以上詳述したように第3の実施形態は、出発点を基準電圧Vrefとしてクロックをアップカウントあるいはダウンカウントすることで、基準電圧Vrefから上昇あるいは下降する三角波を生成する。また、今回の画素出力と前回の画素出力との差分を算出し、この差分に基準電圧Vrefを加算して三角波の出発点に近い値とする。そして、今回の画素出力と一致した時点の三角波の電圧に対応するデジタル値を、今回の画素信号電圧をA/D変換した値として出力するようにしている。従って第3の実施形態においても、第1の実施形態と同じ効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、前回の画素信号を初期値としてクロックをカウントするカウンタの出力をD/A変換して三角波を生成するようにしている。図12は、本発明の第4の実施形態に係るA/Dコンバータ20の構成を示す回路図である。
ラッチ回路32によってラッチされたデジタル値が前回の画素信号としてプリセッタブルカウンタ50にプリセットされる。プリセッタブルカウンタ50は、前回の画素信号を出発点としてクロックをカウントする。
プリセッタブルカウンタ50のカウントアップ或いはカウントダウンを極性判別信号POLによって指定し、プリセッタブルカウンタ50の出力をD/Aコンバータ51を用いてD/A変換する。これにより、前回の画素信号電圧を出発点とし、コンパレータ(判定回路)22によって判別した極性に応じて上昇あるいは下降する三角波を生成することができる。
以上詳述したように第4の実施形態は、出発点を前回の画素出力としてクロックをアップカウントあるいはダウンカウントすることで、前回の画素出力から上昇あるいは下降する三角波を生成する。また、今回の画素出力と前回の画素出力との差分をデジタル値として算出し、この差分を前回の画素出力のデジタル値に加算するようにしている。従って第4の実施形態においても、第1の実施形態と同じ効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、固定撮像装置を想定したA/Dコンバータ20について説明しているが、各実施形態のA/Dコンバータ20は、固体撮像装置以外に適用することも可能である。具体的には、音声、圧力センサ、加速度センサ(エアバッグなど)、流量計などのアナログ出力をデジタル値に変換するA/Dコンバータとして各実施形態で示したA/Dコンバータ20を用いることも可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…固体撮像装置、11…画素アレイ部、12…フォトダイオード、13…CCD、14…キャパシタ、15,23A…増幅器、16…CDS雑音除去回路、20…A/Dコンバータ、21…加減算器、22,24…コンパレータ、23…サンプルホールド回路、25…エッジ検出回路、25A,25D…抵抗、25B,25E…キャパシタ、25C…インバータ回路、25F,25G…AND回路、25H…OR回路、26…定電流源、27…積分器、27A,28A,41A…差動増幅器、28…反転器、29…ボルテージフォロワ、30…カウンタ、31…加減算器、32,42…ラッチ回路、33…発振器、34…分周器、40,51…D/Aコンバータ、41…加算器、50…プリセッタブルカウンタ、C1,C2…キャパシタ、R1〜R8…抵抗、SW1〜SW5…スイッチ素子。

Claims (8)

  1. アナログ/デジタル(A/D)変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧を保持する保持回路と、
    前記第1の信号電圧から前記第2の信号電圧を減算して得られる差分に基準電圧を加算する演算回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記基準電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記基準電圧を初期値として下降する比較電圧を生成する生成回路と、
    前記演算回路による演算値と前記比較電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータによる比較結果が一致するまでの期間をデジタル値に変換する変換回路と
    を具備することを特徴とするA/Dコンバータ。
  2. A/D変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧を保持する保持回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記第2の信号電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記第2の信号電圧を初期値として下降する比較電圧を生成する生成回路と、
    前記第1の信号電圧と前記比較電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータによる比較結果が一致するまでの期間をデジタル値に変換する変換回路と
    を具備することを特徴とするA/Dコンバータ。
  3. 前記第2の信号電圧のデジタル値をアナログ値に変換するD/Aコンバータをさらに具備し、
    前記保持回路は、前記第2の信号電圧をデジタル値として保持することを特徴とする請求項2に記載のA/Dコンバータ。
  4. A/D変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧を保持する第1の保持回路と、
    前記第1の信号電圧から前記第2の信号電圧を減算して得られる差分に基準電圧を加算する演算回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記基準電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記基準電圧を初期値として下降する比較電圧をデジタル値として生成する生成回路と、
    前記演算回路による演算値と前記比較電圧のアナログ値とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータによる比較結果が一致した時点における前記比較電圧のデジタル値を保持する第2の保持回路と
    を具備することを特徴とするA/Dコンバータ。
  5. 前記生成回路は、前記基準電圧をプリセット値としてクロックをカウントするカウンタを含むことを特徴とする請求項4に記載のA/Dコンバータ。
  6. A/D変換対象である第1の信号電圧の1つ前の第2の信号電圧をデジタル値として保持する保持回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高いか否かを判定する判定回路と、
    前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より高い場合に前記第2の信号電圧を初期値として上昇し、前記第1の信号電圧が前記第2の信号電圧より低い場合に前記第2の信号電圧を初期値として下降する比較電圧をデジタル値として生成する生成回路と、
    前記第1の信号電圧と前記比較電圧のアナログ値とを比較するコンパレータと
    を具備し、
    前記保持回路は、前記コンパレータによる比較結果が一致した時点における前記比較電圧のデジタル値を保持すること
    を具備することを特徴とするA/Dコンバータ。
  7. 前記生成回路は、前記第2の信号電圧のデジタル値をプリセット値としてクロックをカウントするカウンタを含むことを特徴とする請求項6に記載のA/Dコンバータ。
  8. 前記比較電圧のデジタル値をアナログ値に変換するD/Aコンバータをさらに具備することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載のA/Dコンバータ。
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