JP4945110B2 - 水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水処理技術に係り、詳しくは被処理水に含まれる汚泥を消化する機能を有する水処理装置の構築技術に関する。
従来、一般家庭等から排出される生活排水や、産業廃水等の汚水などの被処理水を処理する種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、被処理水の処理経路に、汚泥を好気性消化する消化槽が設けられ、この消化槽において被処理水中の汚泥の好気性消化が行われるように構成された水処理装置が開示されている。この特許文献1には、水処理装置において被処理水中の汚泥を消化するための具体的な構成が提示されているが、被処理水中の汚泥の消化を行うこの種の水処理装置においては、汚泥を効率的に処理する更なる技術に対する要請がある。
特開2002−224699号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被処理水に含まれる汚泥を消化する機能を有する水処理装置において、汚泥の効率的な処理に資する技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、一般家庭等から排出される生活排水をはじめ、厨房排水、産業廃水等の各種の被処理水を処理する水処理装置の構築技術として好適に用いられる。
本発明にかかる水処理装置は、第1の処理経路、第2の処理経路、汚泥分離部、汚泥消化部、汚泥移送手段を少なくとも備える。
本発明の第1の処理経路は、汚泥を含む被処理水が流通する経路として構成され、この第1の処理経路に汚泥分離部が少なくとも配置される。一方、本発明の第2の処理経路は、第1の処理経路から分岐した後、当該第1の処理経路に合流する経路として構成され、この第2の処理経路に汚泥消化部が少なくとも配置される。すなわち、汚泥消化部は、第1の処理経路から独立した処理領域として構成される。なお、第1の処理経路から分岐して第2の処理経路に移流した水は、当該第2の処理経路において処理された後、再び第1の処理経路に移送されることとなる。このとき、第2の処理経路において処理された水は、第1の処理経路のうち分岐前と同一の領域へ移送される構成であってもよいし、あるいは第1の処理経路のうち分岐前とは異なる領域へ移送される構成であってもよい。
本発明の汚泥分離部は、第1の処理経路において被処理水中の汚泥を分離する機能を有する。典型的には、濾材が充填された濾床や、バッフル等の固液分離手段(夾雑物除去手段)、また沈降分離作用(沈殿作用)によって汚泥を固液分離する固液分離手段を用いて、本発明の汚泥分離部を構成することができる。ここでいう沈降分離作用は、汚泥を含む被処理水を滞留させたときの水と汚泥との間の比重差によって得られる。この汚泥分離部にて分離された汚泥は、本発明の汚泥移送手段を介して本発明の汚泥消化部へと移送される。この汚泥移送手段は、典型的には、エアリフト式のポンプや水中ポンプ等の移送ポンプ、及びそれに付随する移送配管類を用いて構成される。本発明の汚泥消化部は、第1の処理経路から分岐した第2の処理経路において被処理水中の汚泥を消化する機能を有する。従って、第1の処理経路に存在する汚泥は、汚泥分離部にて濃縮されたのち、この第1の処理経路から独立した第2の処理経路に移送され、汚泥消化部において微生物の働きによって消化され分解されることとなる。
本発明では、特にこの汚泥消化部に好気領域及び固液分離領域が含まれる。汚泥消化部の好気領域は、散気手段からのエア散気によって被処理水中の汚泥を好気性消化する領域として構成される。ここでいう「好気性消化」とは、汚泥中の有機物を微生物の働きによって分解する処理であって、特に好気雰囲気下において好気性微生物の働きによって汚泥中の有機物を分解する処理とされる。汚泥消化部の固液分離領域は、好気領域にて処理された水を沈降分離作用によって固液分離する領域として構成される。そして、この汚泥消化部においては、固液分離領域にて分離した汚泥をポンプ移送によって好気領域へと移送し、この好気領域にて処理された水を当該固液分離領域へと循環させる。固液分離領域にて分離した固形物を好気領域へと移送するポンプ移送に関しては、エアリフト式のポンプや水中ポンプ等の移送ポンプ、及びそれに付随する移送配管類を用いることができる。また、この汚泥消化部においては、固液分離領域にて分離した上澄水を第1の処理経路へと移送する。
のような構成によれば、固液分離領域にて分離され滞留する汚泥を含む水を、移送ポンプによって積極的に引き抜いて好気領域へと循環させることによって、汚泥を好気領域にて迅速且つ効率的に消化することができ、固液分離領域における汚泥の堆積量を抑えることができる。汚泥消化部は、好気領域を含む好気消化槽と固液分離領域を含む沈殿槽とをそれぞれの槽底部において連通する開口部を備え、これにより好気消化槽の好気領域にて処理された水が当該開口部を通じて沈殿槽の固液分離領域へと循環されるのが好ましい。
本発明にかかる水処理装置では汚泥分離部は、被処理水中の汚泥を沈降分離作用によって分離する構成によって、汚泥消化部の固液分離領域として兼用化されている。また汚泥移送手段は、固液分離領域にて分離した汚泥をポンプ移送によって汚泥消化部の好気領域へと移送する手段として兼用化されている。
のような構成によれば、汚泥分離部は、第1の処理経路から第2の処理経路へと汚泥を引き抜く機能と、汚泥消化部の好気領域にて処理された水を沈降分離作用によって固液分離する機能を兼ね備えることとなる。従って、構造を簡素化することで、コストの低減及び維持管理の容易化を図ることが可能となる。
また、本構成に関し、第1の処理経路の最上流に汚泥分離部を配設して、水処理装置への流入水が汚泥分離部に最初に流入する構成を採用するのが好ましい。このような構成によれば、汚泥分離部によって流入水に含まれるSS(浮遊物質)成分の分離を行うことが可能となり、これによって汚泥分離部の下流の処理領域におけるSS負荷を低減させるのに有効とされる。
本発明にかかる水処理装置は更に固液分離領域の汚泥滞留領域に汚泥誘導手段を備える。この汚泥誘導手段は、固液分離領域の各部位のうち汚泥が滞留する汚泥滞留領域から好気領域へと延在するポンプ移送経路の流入部分に向けて汚泥を誘導する手段として構成される。この汚泥誘導手段の具体的な構成として、ポンプ移送経路の流入部分に向けて下り傾斜とされた傾斜部を有するホッパー構造(漏斗状に形成された構造)を用いることができる。
のような構成によれば、固液分離領域にて分離されて汚泥滞留領域に滞留する汚泥は、汚泥誘導手段によってポンプ移送経路の流入部分に向けて誘導され、高濃度の汚泥がポンプ移送によって汚泥滞留領域から引き抜かれることとなるため、汚泥滞留領域における汚泥界面(「汚泥堆積高さ」ともいう)を低くすることが可能となる。これによって、汚泥滞留領域における汚泥の堆積量を大幅に減少させることができるため、堆積汚泥の嫌気化によるスカムの発生自体を抑制することができ、スカム浮上による汚泥の流出を防止することが可能となる。
本発明にかかる水処理装置では汚泥消化部は、好気領域に濾材が充填された構成とされる。ここでいう濾材には、好気領域に充填される規則充填物や不規則充填物が広く包含され、球状、円柱状、円筒状、板状など、各種の形状のものを濾材として用いることができる。これによって、汚泥分離部から汚泥消化部へと移送された汚泥に含まれる夾雑物がこの濾材によって捕捉されるとともに、散気手段から散気された散気エアがこの濾材を通過する際に分散され微細化されるようになっている。
のような構成によれば、好気消化に用いる散気エア中の酸素を被処理水に溶解させる酸素溶解効率を高めることが可能となる。酸素溶解効率を高めることで、散気手段からの散気エア風量を抑えることができ、散気手段に係るエネルギーの省力化が図られる。また、散気エアのこの分散効果に加えて、被処理水中の汚泥に含まれる夾雑物をこの濾材によって捕捉することで、散気手段や移送ポンプなどの目詰まり防止や閉塞防止を図ることが可能となる。このように、汚泥消化部に濾材を充填する簡便な構成によって、酸素溶解効を高める機能と、夾雑物を捕捉する機能の両機能を満たすことができるため合理的である。
本発明にかかる水処理装置では更に前記第1の処理経路に好気処理部及び好気汚泥移送手段を備える。
本発明の好気処理部は、汚泥分離部において汚泥が分離された後の水を好気処理する機能を有する。典型的には、接触材等が充填された充填部に散気エアを供給する構成の処理部によって、本発明の好気処理部を構成することができる。
本発明の好気汚泥移送手段は、好気処理部によって好気処理された水に含まれる好気汚泥(活性汚泥や生物膜)を固液分離領域へと直接的に移送する機能を有する。典型的には、エアリフト式のポンプ機構や、水位差による自然流れの原理(自然返送)を用いて本発明の好気汚泥移送手段を構成することができる。これにより、好気汚泥(活性汚泥や生物膜)中に多く含まれる捕食性の高い原生動物や後生動物などの微生物は、固液分離領域にて沈降濃縮されたのち、好気領域へと移送されることとなる。
のような構成によれば、汚泥の自己酸化作用に加えて、好気処理部から移送された微生物の捕食作用によって、好気領域における汚泥消化速度(「汚泥消化効率」、「汚泥削減率」、「汚泥減量化率」とすることもできる)を高めることが可能となる。また、好気処理部の好気汚泥を含む水を、一旦固液分離領域に移送してこの固液分離領域にて沈降濃縮させたのち、好気領域へと間接的に移送するため、この好気領域のHRT(水理学的滞留時間)が短くなり汚泥消化速度が下がるのを抑えることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、被処理水に含まれる汚泥を消化する機能を有する水処理装置において、特に汚泥分離部にて分離された汚泥を消化する汚泥消化部に、好気領域及び固液分離領域を設け、固液分離領域にて沈降分離作用によって固液分離された汚泥を、移送ポンプによって固液分離領域の汚泥滞留領域から積極的に引き抜いて好気領域へと循環させることによって、汚泥を好気領域にて迅速且つ効率的に消化することができ、固液分離領域における汚泥の堆積量を抑えることが可能となった。
以下に、本発明における「水処理装置」の実施形態として、第1実施の形態の排水処理装置100及び第2実施の形態の排水処理装置300につき、図面に基づいて説明する。これら排水処理装置100及び排水処理装置300は、いずれも一般家庭等から排出される排水(被処理水)の処理を行う水処理装置として構成される。
(第1実施の形態)
本発明における「水処理装置」の第1実施の形態である排水処理装置100の処理フローが図1に示される。
図1に示すように、排水処理装置100は、槽状に成形された槽本体101の内部に各種の浄化処理機構を収容している。この浄化処理機構は、嫌気濾床槽110、接触ばっ気槽130、第1沈殿槽150、消毒槽170、好気消化槽210、第2沈殿槽220に大別される。このような構成の槽本体101の内部に流入した被処理水(「排水」、「汚水」或いは「水」ともいう)は、嫌気濾床槽110、接触ばっ気槽130、第1沈殿槽150、消毒槽170によって形成される第1の処理経路(本発明における「第1の処理経路」に対応する処理経路)にて順次処理されるようになっている。この第1の処理経路の接触ばっ気槽130にて好気処理され、第1沈殿槽150にて沈降分離された汚泥を含む水(汚泥水)は、第2の処理経路の後述する第2沈殿槽220へと循環される構成とされる。
一方、被処理水が嫌気濾床槽110で処理されたときに発生する汚泥を含む水(汚泥水)は、前記の第1の処理経路から独立した第2の処理経路(本発明における「第2の処理経路」に対応する処理経路)を構成する好気消化槽210及び第2沈殿槽220にて順次処理されるようになっている。この第2の処理経路において、第2沈殿槽220にて沈降分離された汚泥(固形物)は、好気消化槽210へと循環される一方、第2沈殿槽220にて沈降分離された上澄水は、第1の処理経路の嫌気濾床槽110へと返送される構成とされる。
ここで、図1に示す排水処理装置100の槽内部の構成が図2に示される。
図2に示す例では、排水処理装置100の槽本体101の内部に、図中左側から好気消化槽210、第2沈殿槽220、嫌気濾床槽110、接触ばっ気槽130、第1沈殿槽150、消毒槽170の順で各槽が配置されている。
図2に示すように、槽本体101に設けられた流入管102は、嫌気濾床槽110に接続されており、被処理水はこの流入管102を通じて、まず最初に嫌気濾床槽110に流入する。
嫌気濾床槽110は、被処理水中に含まれる夾雑物やSS(浮遊物質)成分等の分離・除去、及び被処理水中の有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する機能を有する処理槽である。この嫌気濾床槽110は、有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する嫌気性微生物が付着する所定量の濾材112が濾床111に充填された構成を有する。この濾材112としては、例えば球状の濾材を好適に用いる。嫌気濾床槽110に流入した被処理水が、この濾床111を上向きに流れる際に被処理水中の有機汚濁物質が嫌気処理(還元)され、BODの低減と汚泥の減量化が図られる。また、濾床111に充填された濾材112によって、被処理水中に含まれる夾雑物やSS等の分離・除去が行われることとなる。この嫌気濾床槽110における固形物の分離・除去処理によって発生する汚泥は、エアリフト式のポンプである第1エアリフト113によって槽底部から抜き出されて、好気消化槽210へと移送される(「汚泥移送A」という)。一方、この嫌気濾床槽110にて汚泥が分離されたあとの水は、槽上部に形成された移流開口114を通じて接触ばっ気槽130へ移流する。
このように、本実施の形態の嫌気濾床槽110は、被処理水中の汚泥を分離する機能を有する処理槽であり、この嫌気濾床槽110が本発明における「第1の処理経路において被処理水中の汚泥を分離する汚泥分離部」に対応している。また、詳細については後述するが、好気消化槽210及び第2沈殿槽220は、被処理水中の汚泥を消化する機能を有する処理槽であり、これら好気消化槽210及び第2沈殿槽220が本発明における「第2の処理経路において被処理水中の汚泥を消化する汚泥消化部」を構成している。また、第1エアリフト113は、嫌気濾床槽110から第2沈殿槽220へと汚泥を移送する機能を有する移送ポンプであり、この第1エアリフト113が本発明における「汚泥分離部にて分離された汚泥を汚泥消化部へと移送する汚泥移送手段」を構成している。
なお、仕様によっては、この嫌気濾床槽110にかえて、バッフル等を用いて固形物の分離・除去を単純な沈降分離によって行う夾雑物除去槽を用いることもできる。
接触ばっ気槽130は、嫌気濾床槽110で固液分離されたあとの水の好気処理を行う機能を有する処理槽である。この接触ばっ気槽130は、有機汚濁物質を好気処理(酸化)する好気性微生物が付着する所定量の接触材132が充填部131に充填された構成を有する。また、充填部131の下方には、好気処理に用いるエア散気用の第1散気装置134が配置されている。この接触ばっ気槽130において、第1散気装置134から散気された散気エアが充填部131に供給された状態で、下向き流れの被処理水が接触材132に接触することによって、この被処理水中の有機汚濁物質が好気処理されることとなる。この接触ばっ気槽130で処理されたあとの水は、充填部131の下方に形成された開口部135を通じて第1沈殿槽150に移流する。このように、接触ばっ気槽130は、嫌気濾床槽110において汚泥が分離された後の水を好気処理する処理槽であり、この接触ばっ気槽130が本発明における「汚泥分離部において汚泥が分離された後の水を好気処理する好気処理部」を構成している。
第1沈殿槽150は、接触ばっ気槽130で処理されたあとの水の沈降分離作用(「沈殿作用」ともいう)によって固液分離を行う処理槽である。ここでいう沈降分離作用は、第1沈殿槽150において、汚泥を含む被処理水を滞留させたときの水と汚泥との間の比重差によって得られる。これにより、接触ばっ気槽130から第1沈殿槽150に移流した水は、この第1沈殿槽150において滞留する際に、汚泥等の固形分と上澄水とに固液分離されることとなる。この第1沈殿槽150にて固液分離されたあとの水(上澄水)は、当該第1沈殿槽150の上部から開口部151を通じて消毒槽170へ移流する。一方、この第1沈殿槽150における固液分離によって発生する汚泥(固形物)は、当該第1沈殿槽150の底部領域153に吸入口が配設された第2エアリフト152によって第2沈殿槽220へと返送(循環)される。第2エアリフト152によって返送されるこの汚泥には、接触ばっ気槽130における好気処理に由来の好気汚泥(活性汚泥や生物膜)が含まれる。このように、第2エアリフト152は、接触ばっ気槽130によって好気処理された水に含まれる好気汚泥を第2沈殿槽220へと移送する移送ポンプであり、この第2エアリフト152が本発明における「好気処理部によって好気処理された水に含まれる好気汚泥を汚泥消化部へと移送する好気汚泥移送手段」を構成する。
消毒槽170は、第1沈殿槽150から流入した水を消毒処理する機能を有する処理槽である。この消毒槽170は、消毒処理を行うための消毒剤(固形塩素剤)が充填された薬剤筒171を備えている。この消毒槽170において薬剤筒171からの消毒剤によって消毒処理された水は、槽本体101に設けられた放流管103を通じて槽本体101の外部へと放流される。
好気消化槽210は、嫌気濾床槽110から第1エアリフト113によって移送された汚泥(汚泥移送Aによる汚泥)と、第2沈殿槽220から第3エアリフト222によって移送された汚泥(汚泥移送Bによる汚泥)を分解するための好気性消化を行う処理槽である。この好気消化槽210は、好気消化部211に濾材112と同様の球状の濾材212が多数充填された構成を有するともに、好気処理部211の下方にエア散気用の第2散気装置213が設置された構成を有する。この濾材112にかえて、円柱状、円筒状、板状などの形状の濾材を用いることもできる。好気消化槽210のこのような構成により、第2散気装置213からエア散気がなされた好気雰囲気下(酸素存在下)において、被処理水が好気処理部211を下向きに流れることによって当該被処理水中の汚泥の好気性消化がなされることとなる。ここでいう「好気性消化」とは、汚泥中の有機物を微生物の働きによって分解する処理であって、特に好気雰囲気下において好気性微生物の働きによって汚泥中の有機物を分解する処理とされる。ここでいう好気消化槽210が、本発明における「好気領域」に相当し、第2散気装置213が、本発明における「散気手段」に相当する。この好気消化槽210にて汚泥の好気性消化がなされた後の水は、好気消化槽210の槽底部に形成された開口部214を通じて第2沈殿槽220へと移流(循環)することとなる。
特に、本実施の形態の好気消化槽210では、好気処理部211に濾材212を充填させる構成を採用している。この濾材212が、本発明における「濾材」に相当する。本構成によれば、嫌気濾床槽110から移送される汚泥に含まれる夾雑物がこの濾材212によって捕捉されることとなり、第2散気装置213や後述する第3エアリフト222における目詰まり防止や閉塞防止を図ることが可能となる。また、本構成によれば、第2散気装置213から散気された散気エアが濾材212を通過する際に分散され微細化されることとなり、これによって散気エア中の酸素を被処理水により多く溶解させる(酸素溶解効率を高める)ことができ、汚泥の好気消化に酸素を効率良く使用することが可能となる。また、酸素溶解効率を高めることで、第2散気装置213からの散気エア風量を抑えることができ、第2散気装置213に係るエネルギーの省力化が図られる。
なお、濾材212による散気エアの分散効果に関しては、本発明者らは好気処理部211に濾材212を充填していない場合(実施例1)と充填している場合(実施例2)との効果の違いを検証する測定を行った。この測定では、実施例1及び実施例2において、第2散気装置213による散気風量Q[L/min]を増やした場合の酸素溶解効率E[%]を計測して比較した。なお、ここでいう酸素溶解効率E[%]は、被処理水に対する酸素の溶解の度合いを示すものであって、実験にて用いることができる。この酸素溶解効率E[%]から、更に酸素供給量W[kg−O /m/day]を算出することもできる。
図3は、本実施の形態の好気消化槽210の構成に関し、好気処理部211への濾材212の充填効果測定における酸素溶解効率E[%]と散気風量Q[L/min]との関係を示すグラフである。図3中において、実施例1を破線で示し実施例2を実線で示している。図3に示すように、実施例1及び実施例2ともに、第2散気装置213からの散気風量Qが増えるに伴って酸素溶解効率Eが増加していく中で、同一の散気風量では実施例2の方が実施例1よりも酸素溶解効率Eが多いことが確認された。このことから、第2散気装置213からの散気風量が同一であっても、濾材充填がなされていない実施例1よりも、濾材充填がなされている実施例2の方が、相対的に被処理水により多くの酸素を溶解させることが可能であることが確認された。
また、好気消化槽210に流入する汚泥の量は、嫌気濾床槽110へ流入する汚水の流入量に比して極めて少ないため、この好気消化槽210の容量を適正に設定することによって、当該好気消化槽210のHRT(水理学的滞留時間)を充分に確保することが可能となる。好気消化槽210におけるHRTが長くなることによって、いわゆる「汚泥の好気性消化」、すなわち汚泥の内生呼吸による自己酸化処理が促進され、汚泥の減量を行うことが可能となるとともに、好気消化槽210を小容量化することによって装置全体のコンパクト化を図ることができる。
第2沈殿槽220は、第1沈殿槽150の底部領域153から第2エアリフト152によって返送(循環)された水と、好気消化槽210において汚泥の好気性消化がなされたあとの水を受け入れ、沈降分離作用(沈殿作用)によって固液分離する処理槽である。ここでいう沈降分離作用は、第2沈殿槽220において、汚泥を含む被処理水を滞留させたときの水と汚泥との間の比重差によって得られる。被処理水がこの第2沈殿槽220において滞留する際に、汚泥等の固形分と上澄水とに固液分離されることとなる。ここでいう第2沈殿槽220が、本発明における「固液分離領域」に相当する。この第2沈殿槽220にて固液分離されたあとの水(上澄水)は、当該第2沈殿槽220の上部から移流開口221を通じて嫌気濾床槽110へ移流する。一方、この第2沈殿槽220における固液分離によって発生する汚泥(「固形物」ともいう)は、当該第2沈殿槽220の底部に配設された第3エアリフト222によって好気消化槽210へとポンプ移送(循環)される(「汚泥移送B」という)。
特に、本実施の形態では、第1沈殿槽150の底部領域153に存在する好気汚泥(活性汚泥や生物膜)を含む水を循環水として第2沈殿槽220へと移送する構成であるため、この好気汚泥中に多く含まれる捕食性の高い原生動物や後生動物などの微生物は、第2沈殿槽220にて沈降濃縮されたのち、第3エアリフト222によって好気消化槽210へと移送されることとなる。これにより、汚泥の自己酸化作用に加えて、第1沈殿槽150から移送された微生物の捕食作用によって、好気消化槽210における汚泥消化速度(「汚泥消化効率」、「汚泥削減率」、「汚泥減量化率」とすることもできる)を高めることが可能となる。また、本構成に関しては、第1沈殿槽150からの循環水を直接的に好気消化槽210へ移送するのではなく、一旦第2沈殿槽220に移送してこの第2沈殿槽220にて微生物を沈降濃縮させたのち、好気消化槽210へと間接的に移送するため、この好気消化槽210のHRT(水理学的滞留時間)が短くなり汚泥消化速度が下がるのを抑えることが可能となる。
ここで、この第2沈殿槽220の更なる詳細な構成を図4を参照しつつ説明する。図4には、図2中の第2沈殿槽220周辺の具体的構成が示されている。
図4に示すように、第2沈殿槽220の下部には、ホッパー構造(漏斗状に形成された構造)223が設けられている。このホッパー構造223は、第2沈殿槽220の底部(汚泥滞留領域)に滞留する汚泥等の固形物を、第3エアリフト222の吸入部222aが配置された吸入領域224に向けて誘導するべく、吸入領域224に向けて下り傾斜とされた傾斜部223aを有する。このホッパー構造223を、傾斜部223aが2面から4面に形成されたホッパー構造として構成することができる。なお、必要に応じては、傾斜部223aを2面から4面以外の多面に形成したり、湾曲面として形成してもよい。この傾斜部223a(ホッパー構造223)が、本発明における「汚泥を誘導する汚泥誘導手段」を構成する。このホッパー構造223にかえて、細長い溝によるスロット形状や、その他の汚泥誘導構造を適宜用いることもできる。
ホッパー構造223のこのような構成によれば、第2沈殿槽220の汚泥滞留領域に滞留する汚泥を、ポンプ移送経路の流入部分、すなわち第3エアリフト222の吸入領域224へと積極的に誘導する(寄せ集める)ことが可能となる。このとき、第3エアリフト222を常時或いは間欠的に運転して吸入領域224に滞留する高濃度の汚泥を積極的に引き抜き、好気消化槽210へと循環させることによって、汚泥を好気消化槽210にて迅速且つ効率的に消化することができ、第2沈殿槽220の底部における汚泥の堆積量を抑えることができる。好ましくは、第3エアリフト222を常時運転することで、第2沈殿槽220の底部における汚泥の堆積量を抑える効果をより高める。これにより、汚泥濃度(MLSS)が例えば10,000〜15,000[mg/L]と高濃度であっても、第2沈殿槽220の底部に形成される汚泥界面を短時間で低くすることが可能となる。
特に、第2沈殿槽220の下部にホッパー構造223を設け、第3エアリフト222の吸入領域224へと汚泥を寄せ集めることによって、第3エアリフト222による汚泥の引き抜き効果が高まることとなるため、汚泥界面を低くする効果を更に高めることが可能となる。また、これによって、第2沈殿槽220の底部における汚泥の堆積量を大幅に減少させることができるため、堆積汚泥の嫌気化によるスカムの発生自体を抑制することができ、スカム浮上による汚泥の流出を防止することが可能となる。
なお、第2沈殿槽220の底部に滞留する汚泥を、第3エアリフト222によって積極的に移送する効果、及び第2沈殿槽220の底部に滞留する汚泥を、第3エアリフト222の吸入領域224へと積極的に誘導する効果に関しては、本発明者らは前述の「汚泥移送B」が無い場合(比較例)、「汚泥移送B」のみの場合(実施例1)、「汚泥移送B」+「ホッパー構造223」の場合(実施例2)との効果の違いを検証する測定を行った。この測定では、比較例、実施例1及び実施例2において、第2沈殿槽220の底部の界面高さH[mm]の時間経過を計測して比較した。
図5は、本実施の形態の第2沈殿槽220の構成に関し、汚泥移送B及びホッパ構造223の効果測定における界面高さH[mm]と経過時間T[min]との関係を示すグラフである。図5中において、実施例1を細実線で示し、実施例2を太実線で示し、比較例を破線で示している。図5に示すように、比較例、実施例1及び実施例2ともに、時間が経過するに伴って界面高さHが低下していく中で、比較例よりも実施例1の方が界面高さを大幅に低下させることができ、更に実施例1よりも実施例2の方が界面高さを低下させることができることが確認された。
(第2実施の形態)
次に、本発明における「水処理装置」の第2実施の形態である排水処理装置300について説明する。ここでは、第1実施の形態である排水処理装置100との相違部分についてのみ説明するものとし、その他の共通部分についての詳細な構成及び作用効果についての説明は省略する。排水処理装置100との相違部分としては、流入水が嫌気濾床槽110でなく、まず第2沈殿槽220に流入する構成である点、及び嫌気濾床槽110から好気消化槽210へと向かう汚泥移送経路が省略されている点が挙げられる。
本発明における「水処理装置」の第2実施の形態である排水処理装置300の処理フローが図6に示される。
図6に示すように、排水処理装置300は、排水処理装置100と同様に、槽本体101の内部に嫌気濾床槽110、接触ばっ気槽130、第1沈殿槽150、消毒槽170、好気消化槽210、第2沈殿槽220を収容する構成とされる。このような構成の槽本体101の内部に流入した被処理水(「排水」、「汚水」或いは「水」ともいう)は、第2沈殿槽220、嫌気濾床槽110、接触ばっ気槽130、第1沈殿槽150、消毒槽170によって形成される第1の処理経路(本発明における「第1の処理経路」に対応した処理経路)にて順次処理されるようになっている。この第1の処理経路において、第2沈殿槽220にて沈降分離された汚泥(固形物)を含む水は、後述する好気消化槽210へと循環される一方、第2沈殿槽220にて沈降分離された上澄水は、第1の処理経路の嫌気濾床槽110へと移流する構成とされる。
一方、第2沈殿槽220にて沈降分離された汚泥(固形物)を含む水は、前記の第1の処理経路から独立した第2の処理経路(本発明における「第2の処理経路」に対応した処理経路)を構成する好気消化槽210にて処理されるようになっている。この第2の処理経路は、第2沈殿槽220と好気消化槽210との間の循環経路として規定される。
ここで、図6に示す排水処理装置300の槽内部の構成が図7に示される。
図7に示す排水処理装置300は、排水処理装置100と同様に、図中左側から好気消化槽210、第2沈殿槽220、嫌気濾床槽110、接触ばっ気槽130、第1沈殿槽150、消毒槽170の順で各槽が槽本体101内に配置されている。
図7に示すように、槽本体101に設けられた流入管102は、第2沈殿槽220に接続されており、被処理水はこの流入管102を通じて、まず最初に第2沈殿槽220に流入する。この第2沈殿槽220は、特に流入水に含まれるSS(浮遊物質)成分の分離を行うことによって、その下流の嫌気濾床槽110におけるSS負荷を低減させる第1の機能と、第1沈殿槽150の底部領域153から第2エアリフト152によって返送(循環)された水と、好気消化槽210において汚泥の好気性消化がなされたあとの水を受け入れ、沈降分離作用によって固液分離する第2の機能を併せ持つ処理槽である。この第2沈殿槽220が第1の機能(流入水中のSS成分分離機能)を有することによって、排水処理装置100のような嫌気濾床槽110からの汚泥引き抜き(汚泥移送A)を行う必要がなくなり構造を簡素化することで、コストの低減及び維持管理の容易化を図ることが可能となる。また、この第2沈殿槽220が第1の機能(流入水中のSS成分分離機能)と第2の機能(固液分離機能)を兼用化することによって、装置のコンパクト化を図ることが可能となる。
この排水処理装置300では、排水処理装置100の場合と同様に、第2沈殿槽220にて固液分離されたあとの水(上澄水)は、当該第2沈殿槽220の上部から移流開口221を通じて嫌気濾床槽110へ移流する。一方、この第2沈殿槽220における固液分離によって発生する固形物(汚泥)は、当該第2沈殿槽220の底部に配設された第3エアリフト222によって好気消化槽210へとポンプ移送(循環)される(「汚泥移送B」という)。
このように、本実施の形態の第2沈殿槽220は、第1の処理経路及び第2の処理経路の分岐箇所において、被処理水中の汚泥を沈降分離作用によって固液分離する機能を有する処理槽であり、この第2沈殿槽220が本発明における「第1の処理経路において被処理水中の汚泥を分離する汚泥分離部」及び「好気領域にて処理された水を沈降分離作用によって固液分離する固液分離領域」を構成している。また、好気消化槽210が、本発明における「第2の処理経路において被処理水中の汚泥を消化する汚泥消化部」及び「散気手段からのエア散気によって被処理水中の汚泥を好気性消化する好気領域」を構成している。
好気消化槽210では、第2沈殿槽220から第3エアリフト222によって移送された汚泥(汚泥移送Bによる汚泥)を分解するための好気性消化が行われ、この好気消化槽210にて汚泥の好気性消化がなされた後の水は、好気消化槽210の槽底部に形成された開口部214を通じて第2沈殿槽220へと移流(循環)することとなる。
排水処理装置300におけるこのような構成は、請求項に記載の「汚泥分離部は、被処理水中の汚泥を沈降分離作用によって分離する構成によって汚泥消化部の固液分離領域として兼用化される構成」、及び「汚泥移送手段は、固液分離領域にて分離した汚泥をポンプ移送によって汚泥消化部の好気領域へと移送する手段として兼用化された構成」に相当する。
以上のように、上記の第1実施の形態及び第2実施の形態によれば、第2沈殿槽220の底部に滞留する汚泥を、第3エアリフト222によって積極的に引き抜いて好気消化槽210へと循環させることによって、汚泥を好気消化槽210にて迅速且つ効率的に消化することができ、第2沈殿槽220の底部における汚泥の堆積量を抑えることができる。特に、第2沈殿槽220の下部にホッパー構造223を設け、第3エアリフト222の吸入領域224へと汚泥を寄せ集めることによって、高濃度の汚泥が第3エアリフト222によって引き抜かれることとなるため、汚泥界面を低くすることが可能となる。これによって、第2沈殿槽220の底部における汚泥の堆積量を大幅に減少させることができるため、堆積汚泥の嫌気化によるスカムの発生自体を抑制することができ、スカム浮上による汚泥の流出を防止することが可能となる。
また、上記の第1実施の形態及び第2実施の形態によれば、好気消化部211に濾材212を充填することによって、第2散気装置213から散気された散気エアが濾材212を通過する際に分散され微細化されることとなり、これによって好気消化に用いる酸素の溶解効率を高めることが可能となる。酸素溶解効率を高めることで、第2散気装置213からの散気エア風量を抑えることができ、第2散気装置213に係るエネルギーの省力化が図られる。また、第1実施の形態では、散気エアのこの分散効果に加えて、嫌気濾床槽110から移送される汚泥に含まれる夾雑物をこの濾材212によって捕捉することができ、第2散気装置213や後述する第3エアリフト222における目詰まり防止や閉塞防止を図ることが可能となる。
また、上記の第1実施の形態及び第2実施の形態によれば、第1沈殿槽150の底部領域153に存在する好気汚泥(活性汚泥や生物膜)を含む水を循環水として第2沈殿槽220へと移送することによって、好気消化槽210における汚泥消化速度を高めることが可能となる。特に、第1沈殿槽150からの循環水を、第2沈殿槽220を経由させたのちに好気消化槽210へと間接的に移送することによって、この好気消化槽210のHRTが短くなり汚泥消化速度が下がるのを抑えることが可能となる。
また、上記の第2実施の形態によれば、槽本体へと流入した被処理水(流入水)を、最初に第2沈殿槽220によって処理し、特に流入水に含まれるSS成分の分離を行うことによって、その下流の嫌気濾床槽110におけるSS負荷を低減させることが可能となる。これによって、嫌気濾床槽110からの汚泥引き抜き(汚泥移送A)を行う必要がなくなり構造を簡素化することで、コストの低減及び維持管理の容易化を図ることが可能となる。また、この第2沈殿槽220が、流入水中のSS成分分離機能と、固液分離機能を兼用化することによって、第1実施の形態に比して装置のコンパクト化することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、第2沈殿槽220の下部にホッパー構造223を設ける場合について記載したが、本発明では、少なくとも第2沈殿槽220にて分離された汚泥を第3エアリフト222によって引き抜くことが可能であれば足り、必要に応じてはホッパー構造223を省略することもできる。
また、上記実施の形態では、好気消化槽210の好気消化部211に濾材212を充填する場合について記載したが、本発明では、好気消化槽210において散気エアの供給によって汚泥の好気処理が行われればよく、必要に応じては好気消化部211への濾材212の充填を省略することもできる。また、好気消化槽210において被処理水に対する酸素溶解効率を高める手段として、濾材を充填する構成について記載したが、本発明においては、エア散気がなされた被処理水を撹拌する手段を用いることによって、被処理水に対する酸素溶解効率を高めるように構成してもよい。
また、上記第1実施の形態の排水処理装置100では、第1の処理経路に設置された嫌気濾床槽110において固液分離された汚泥は、第2の処理経路に設置された好気消化槽210において汚泥の消化がなされた後、第2沈殿槽220を経由して再び嫌気濾床槽110へ返送される構成について記載したが、本発明では、第2沈殿槽220の下流の返送先は嫌気濾床槽110に限定されず、当該返送先として第1の処理経路の他の処理領域を適宜選択することが可能である。
また、上記実施の形態では、第1沈殿槽150の好気汚泥が第2沈殿槽220へと移送される構成について記載したが、本発明では、第1沈殿槽150の好気汚泥を好気消化槽210或いは嫌気濾床槽110へと返送する構成を用いてもよいし、必要に応じては第1沈殿槽150から第2沈殿槽220への好気汚泥の移送を省略した構成を用いることもできる。
また、上記実施の形態では、嫌気濾床槽110が上向流にて被処理水の処理を行う構成について記載したが、この嫌気濾床槽110における被処理水の流れを下向流とした構成を採用することもできる。被処理水の流れを下向流とした場合、濾材112を用いて固形物の分離・除去を行う構成は、とりわけペーパー(紙類)や髪の毛といった比較的粗大な夾雑物に対する除去効率が高く、したがって粗大な夾雑物によって第1エアリフト113に目詰まりが発生するのを防止することが可能となる。
また、上記第2実施の形態の排水処理装置300では、第2沈殿槽220は沈降分離作用によって汚泥を固液分離する構成となっているが、本構成にかえて、濾材が充填された濾床によって汚泥を固液分離する構成を用いてもよい。
また、上記実施の形態は、一般家庭等から排出される生活排水を処理する水処理技術を例にして説明したが、本発明は、生活排水をはじめ、厨房排水、産業廃水等の各種の被処理水を処理する水処理技術に適用され得る。
本発明における「水処理装置」の第1実施の形態である排水処理装置100の処理フローを示す図である。 図1に示す排水処理装置100の槽内部の構成を示す図である。 本実施の形態の好気消化槽210の構成に関し、好気処理部211への濾材212の充填効果測定における酸素溶解効率E[%]と散気風量Q[L/min]との関係を示すグラフである。 図2中の第2沈殿槽220周辺の具体的構成を示す図である。 本実施の形態の第2沈殿槽220の構成に関し、汚泥移送B及びホッパー構造223の効果測定における界面高さH[mm]と経過時間T[min]との関係を示すグラフである。 本発明における「水処理装置」の第2実施の形態である排水処理装置300の処理フローを示す図である。 図6に示す排水処理装置300の槽内部の構成を示す図である。
100,300…排水処理装置
101…槽本体
102…流入管
103…放流管
110…嫌気濾床槽
111…濾床
112…濾材
113…第1エアリフト
114…移流開口
130…接触ばっ気槽
131…充填部
132…接触材
134…第1散気装置
135…開口部
150…第1沈殿槽
151…開口部
152…第2エアリフト
153…底部領域
170…消毒槽
171…薬剤筒
210…好気消化槽
211…好気処理部
212…濾材
213…第2散気装置
214…開口部
220…第2沈殿槽
221…移流開口
222…第3エアリフト
223…ホッパー構造
223a…傾斜部
224…吸入領域

Claims (5)

  1. 汚泥を含む被処理水が流通する第1の処理経路と、前記第1の処理経路から分岐したのち当該第1の処理経路に合流する第2の処理経路と、前記第1の処理経路において被処理水中の汚泥を分離する汚泥分離部と、前記第2の処理経路において被処理水中の汚泥を消化する汚泥消化部と、前記汚泥分離部にて分離された汚泥を前記汚泥消化部へと移送する汚泥移送手段と、を有する水処理装置であって、
    前記汚泥消化部は、散気手段からのエア散気によって被処理水中の汚泥を好気性消化する好気領域と、前記好気領域にて処理された水を沈降分離作用によって固液分離する固液分離領域を含み、前記固液分離領域にて分離した汚泥をポンプ移送によって前記好気領域へと移送し、この好気領域にて処理された水を当該固液分離領域へと循環させる一方、前記固液分離領域にて分離した上澄水を前記第1の処理経路へと移送する構成であり、
    更に前記第1の処理経路に、前記汚泥分離部で汚泥が分離された後の水を好気処理する好気処理部と、前記好気処理部による好気処理で生じた好気汚泥を含む水を前記好気処理部から前記汚泥消化部の前記固液分離領域へと直接的に移送する好気汚泥移送手段とを備えることを特徴とする水処理装置。
  2. 請求項1に記載の水処理装置であって、
    前記汚泥消化部は、前記好気領域を含む好気消化槽と前記固液分離領域を含む沈殿槽とをそれぞれの槽底部において連通する開口部を備え、これにより前記好気消化槽の前記好気領域にて処理された水が当該開口部を通じて前記沈殿槽の前記固液分離領域へと循環されることを特徴とする水処理装置
  3. 請求項1または2に記載の水処理装置であって、
    前記汚泥分離部は、被処理水中の汚泥を沈降分離作用によって分離する構成によって前記汚泥消化部の前記固液分離領域として兼用化され、前記汚泥移送手段は、前記固液分離領域にて分離した汚泥をポンプ移送によって前記汚泥消化部の前記好気領域へと移送する手段として兼用化された構成であることを特徴とする水処理装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれかに記載の水処理装置であって、
    前記固液分離領域の汚泥滞留領域には、当該汚泥滞留領域から前記好気領域へと延在するポンプ移送経路の流入部分に向けて汚泥を誘導する汚泥誘導手段が設けられていることを特徴とする水処理装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の水処理装置であって、
    前記汚泥消化部は、前記好気領域に濾材が充填された構成であり、これによって前記汚泥分離部から前記汚泥消化部へと移送された汚泥に含まれる夾雑物がこの濾材によって捕捉されるとともに、前記散気手段から散気された散気エアがこの濾材を通過する際に分散され微細化されることを特徴とする水処理装置。
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