JP4944899B2 - 放電ランプ点灯装置、点灯システム、およびその方法 - Google Patents

放電ランプ点灯装置、点灯システム、およびその方法 Download PDF

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Description

本発明は、放電ランプを点灯するための放電ランプ点灯装置、および放電ランプ点灯装置を含む点灯システムに関する。
近年、インバータ技術を採用する電気バラストが、放電ランプを点灯するための放電ランプ点灯装置として広く使用されるようになってきている。従来、内蔵型バラスト(OEM型バラストとも称する)が、生産される商用放電ランプ点灯装置の一般的な形式であった。OEM型バラストは、点灯器具工場へ運ばれる放電ランプ点灯装置として定義され、工場では、工場で生産された点灯器具に放電ランプ点灯装置(バラスト)を組み込み、その後、販売のために完成品を出荷する。
近年、いわゆる「屋内型バラスト」(改良型バラストとも称する)への需要が高まってきている。改良型バラストは、予め現場に据え付けられている少なくとも一つの点灯器具との接続のために現場に運ばれる放電ランプ点灯装置を備える。改良型バラストは通常、点灯器具の近くに配置されるか、あるいは器具自体に配線することができる。
改良型バラストは通常、入力端子部と出力端子部とを含む。入力端子部はたとえば、電導線が接続される端子ブロック、あるいは、単にバラストをAC電力を供給する商用電源に接続する電気ワイヤを備える。出力端子部はたとえば、電気ワイヤが接続される端子ブロック、あるいは、単にバラストを点灯装置(すなわち、放電ランプ)に接続する電気ワイヤを備える。
特にバラストが、限定はされないが、たとえば天井などの設置者にとって見えにくい場所に据え付けられる場合、器具メーカーによるOEMバラストの設置と比較して、電気技術者や素人の手による改良型バラストの設置は、結線エラーが生じる可能性が高い。たとえば、設置者は、出力端子と入力端子とを間違え、商用電源を出力端子に接続した後、商用電源をオンにして(以降、この状況を入力−出力誤接続と称する)、バラストに損傷を及ぼす場合がある。また、設置者は、商用電源が入力端子に接続され、高圧放電ランプが出力端子に接続されている間、アースに電気的に接地される器具に出力端子の1端(または両端)を意図せず接続して(以降、この状況を接地誤接続と称する)、結果的に、商用電源が誤って配線されたバラストに印加されるときバラストに損傷を及ぼす場合がある。
入力−出力誤接続が降圧チョッパーと極性反転との組み合わせ接続形態を備えるバラストで生じるときの放電ランプ点灯装置の動作を、本発明の放電ランプ点灯装置の一部を示す図2を参照して説明する。以下の説明は降圧チョッパー回路を採用する放電ランプ点灯装置に関して行うが、分析は降圧チョッパー回路を省略するフルブリッジ回路に関する分析と非常に類似していることに留意されたい。
設置者が誤って商用電源110を外部出力部112に接続し、外部電源をオンにすると、AC電源電圧が商用電源110から外部出力部112を介して、スイッチング要素Q3およびQ4に関連する接続点Bとスイッチング要素Q5およびQ6に関連する接続点Cとに印加される。これが発生すると、AC電源電圧はそれぞれスイッチング要素Q3、Q4、Q5、およびQ6の寄生ダイオードであるダイオードD3、D4、D5、およびD6によって形成されるダイオードブリッジにより整流される。整流された電圧は、降圧チョッパー回路104のインダクタL2およびダイオードD7(スイッチング要素Q2の寄生ダイオード)を介してDC電源部102のコンデンサC1に印加されて、コンデンサC1を充電する。
コンデンサC1が充電されると、コンデンサC1上の電圧(すなわち、図2の点上の電圧)が補助電源部109を制御するように供給されて、DC電源コントローラ107およびインバータコントローラ108に電力を供給する。動作のための電源電圧(電力)を供給されると、インバータコントローラ108は、高圧放電ランプ113を点灯するためのスイッチング動作を開始する。すなわち、スイッチング要素Q3、Q4、Q5、およびQ6が図5に示されるようにオンおよび/またはオフにされて、降圧チョッパー回路104から出力されるDC電圧を交流に切り替えて極性反転回路105内のイグナイタ回路と併せて高パルス電圧を生成する。高パルス電圧は外部出力部112を介して高圧放電ランプ113に印加される。
商用電源110からのAC電源電圧が外部出力部112を介してバラストへ、スイッチング要素Q3およびQ4の接続点Bとスイッチング要素Q5およびQ6の接続点Cまで印加されているので、スイッチング要素Q4がインバータコントローラ108によってオンにされると、スイッチング要素Q4およびダイオードD6を介して接続点Cから接続点Bへの電流路が形成される。分流が外部出力部112に接続される商用電源110を通って接続点Cから接続点Bへと流れる。よって、スイッチング要素Q4、ダイオードD4、およびスイッチング要素G6(寄生ダイオードD6を伴う)のうち一つまたはそれ以上が損傷を負うか破損する。
同様に、スイッチング要素Q6がインバータコントローラ108によってオンに切り替えられると、スイッチング要素Q6およびダイオードD4を通って接続点Bから接続点Cまでの電流路が形成される。外部出力部112に接続される商用電源110を通って、接続点BとCとの間に分流が流れる。よって、スイッチング要素Q6、ダイオードD6、および、寄生ダイオードD4を有するスイッチング要素Q4のうち一つまたはそれ以上が損傷を負うか破損する場合がある。
よって、問題が生じる。具体的には、設置者が誤って商用電源110を外部出力部112に接続すると、放電ランプ点灯装置101が故障することがある。このような問題は上記の例に限定されないことに留意されたい。電源電圧が外部出力部112に印加されるときは必ず、上述の問題は、a)補助電源部109が他の回路ブロックの動作のために商用電源110からの電力供給を生成する、(b)スイッチング動作が、インバータコントローラ108が補助電源部109によって付勢されるとすぐにAC電圧を外部出力部112に供給するようにインバータ部103に関して開始される、および(c)外部出力部の出力端子を調査するインピーダンスが、インバータ部のスイッチング動作のために極めて小さくなる、という構成を有する放電ランプ点灯装置に関して生じる場合がある。
以下に、本発明の保護器(後述する)が含まれない、降圧チョッパーと極性反転の組み合わせ接続形態を有するバラストで接地誤接続が生じる場合の放電ランプ点灯装置101の動作を説明する。以下の分析は、降圧チョッパー回路を省略するフルブリッジ接続形態でも同様であることに留意されたい。
設置者が誤ってアースを介して商用電源110の1端を外部出力部112の1端(または両端)に直接または間接的に接続し、商用電源110が外部受電部111に接続されている間に外部電源をオンにすると、AC電源電圧が商用電源110からスイッチング要素Q3およびQ4の接続点Bおよび/またはスイッチング要素Q5およびQ6の接続点Cに供給される。AC電源電圧はブリッジDB1によって整流され、(インダクタL1およびダイオードD1を介して)コンデンサC1に印加されて、コンデンサC1を商用電源電圧のピーク値まで充電する。
コンデンサC1が充電されると、コンデンサC1上の電圧(たとえば、図2の接続点での電圧)が補助電源部を付勢し、次に、DC電源回路102およびインバータ部103の動作のために、DC電源コントローラ107およびインバータコントローラ108にそれぞれ電力を供給する。電力の供給後、インバータコントローラ108はスイッチング動作を開始して、上述したように高圧放電ランプ113を点灯する。すなわち、スイッチング要素Q3、Q4、Q5、およびQ6が図5に示されるようにオンおよび/またはオフにされて、OFF、降圧チョッパー回路から出力されるDC電圧を交流に切り替えて極性反転回路105のイグナイタ回路と併せて高パルス電圧を生成する。高パルス電圧は、外部出力部112を通って高圧放電ランプ113に印加される。
商用電源110の1端がスイッチング要素Q3およびQ4の接続点Bおよび/またはofスイッチング要素Q5およびQ6の接続点Cに接続されるため、スイッチング要素Q4がインバータコントローラ108によってオンに切り替えられると、接続点Bからスイッチング要素Q4、ブリッジDB1、商用電源110、そして接続点Bに戻る電流路が形成される。その結果、超低インピーダンス路が形成されて、分流がスイッチング要素Q4を流れる。よって、スイッチング要素Q4が損傷を負ったり破損したりする場合がある。
同様に、スイッチング要素Q6がインバータコントローラ108によってオンに切り替えられると、接続点Cからスイッチング要素Q6を通る低インピーダンス電流路が形成される。分流が接続点Cから商用電源110を通り接続点Cに戻って流れて、スイッチング要素Q6が損傷を負ったり破損したりする可能性がある。
したがって、商用電源110が外部受電部111に接続されている間に、設置者が誤って商用電源110の1端を外部出力部112の1端または両端に直接的(または間接的)にアースを介して接続すると、放電ランプ点灯装置101が損傷を負う場合がある。
上記の問題は上述の例に限定されないことに留意されたい。同様の問題が、(a)補助電源部109が、その他の回路ブロックの動作のために商用電源からの電力供給を生成する、(b)インバータコントローラ108が補助電源109によって付勢されるとすぐに、スイッチング動作がインバータ部103に対して開始され外部出力部112にAC電圧を供給する、および(c)入力端子の1端と出力端子112の1端または両端間を調べるインピーダンスが、インバータ部103のスイッチング動作のために極めて小さくなる、という構成を有する放電ランプ点灯装置101に関して生じることがある。
本発明は上述の課題に対応する。本発明の特徴によると、入力−出力誤接続および/または接地誤接続による故障の発生を回避するまたは最小限にとどめることができる。本発明では、補助電源部109は、インバータコントローラ108が付勢されるように、最初の起動で意図的に付勢される。放電ランプ点灯装置の電気的接続特徴を判定し、放電ランプ点灯装置の極性反転回路を安全に動作させることができるか否かを判定する機能を果たす保護器が設けられる。保護器が、電気的接続特徴が誤結線状態を表すと判定する場合、保護器は放電ランプ点灯装置のスイッチング要素Q3〜Q6の動作を抑制する。
上述の目的を達成するため、本発明の放電ランプ点灯装置は、外部受電部、DC電源部、インバータ部、外部出力部、コントローラ、および補助電源部を含む。外部受電部は外部電源から入力電圧を受け取る。DC電源部は、外部受電部で受け取った電源電圧から調整DC電圧を生成する。インバータ部は、DC電源部によって生成されたDC電圧を周期的なAC電圧に変換して高圧放電ランプを点灯する。外部出力部は、インバータ部によって生成されたAC電圧を外部の放電ランプに供給する。インバータコントローラは、インバータ部の動作を制御する。DC電源部の出力に接続される補助電源部は、インバータコントローラの動作のために電源電圧を生成する。
この構成によると、商用電源電圧が外部出力部に印加されると、補助電源部はインバータコントローラの動作のために電源電圧を生成し、保護器は放電ランプ点灯装置を故障から守る機能を果たす。
たとえ商用AC電源の1端が、商用AC電源電圧が外部受電部に印加されている間に、外部出力部の1端または両端にアースを介して直接的または間接的に接続されるとしても、保護器は放電ランプ点灯装置を故障から守るように機能する。
保護器は、検出器、コンパレータ、および抑制器を備える。コンパレータは、検出器によってサンプリングされる放電ランプ点灯装置の内部回路の少なくとも一つの点間の電圧(または、電圧の等価値)と基準電圧(または、基準電圧の等価値)とを比較する。抑制器は、AC電源電圧が放電ランプ点灯装置(バラスト)に印加されてから、スイッチング動作が外部出力部への出力電圧のインバータ部に関して開始されるまでの期間の比較結果に基づき、極性反転回路のスイッチング動作を抑制する。
上記によると、調整DC電圧は、外部受電部から受け取った電源電圧から、DC電源部によって生成される。調整DC電源部電圧は、インバータ部によって周期的AC電圧に変換される。AC電圧は外部出力部に供給されて、放電ランプを付勢する。電源電圧が誤って外部出力部に印加される、あるいは、AC電源がまだ外部受電部に接続されている間にAC電源の1端がアースを介して直接または間接的に誤って外部出力部の1端または両端に接続される場合、内部回路の2つの点間の電圧が検出され比較される。比較に応じて、インバータ部の動作が選択的に防止される。その結果、電源および内部スイッチング要素を通る分流ループの形成が回避されることによって、放電ランプ点灯装置(バラスト)に対する損傷が防止される。
本発明の目的によると、放電ランプ点灯装置を放電ランプ点灯装置と電源との誤結線による損傷から守る装置が開示される。保護器は、放電ランプ点灯装置に関連する少なくとも一つの監視ポイントをサンプリングして少なくとも一つの検知電圧を得る検出器と、少なくとも一つの検知電圧と基準電圧を比較するコンパレータと、比較の結果が放電ランプ点灯装置と電源との誤結線の存在を示すときに放電ランプ点灯装置の動作を抑制する抑制器とを含む。
本発明の特徴によると、少なくとも一つの検知電圧は、放電ランプ点灯装置の極性反転回路に関連するスイッチング要素の接続点での電圧をサンプリングすることによって得られる。抑制器は、少なくとも一つの検知電圧が、商用電源の2の平方根(たとえば、約1.414)倍小さい基準電圧より大きいときに誤結線が存在すると判定する。
本発明の別の目的によると、放電ランプ点灯装置と電源との誤結線による損傷から放電ランプ点灯装置を保護するための方法が開示される。放電ランプ点灯装置に関連する少なくとも一つの監視ポイントが検出され、基準電圧と比較される少なくとも一つの検知電圧を得る。極性反転回路のスイッチング動作などの放電ランプ点灯装置の動作は、少なくとも一つの検知電圧と基準電圧との比較結果が、放電ランプ点灯装置と電源との誤結線が存在すると判定するときに抑制される。
本発明の特徴によると、出力電圧は、放電ランプ点灯装置の極性反転回路での一対のスイッチング要素の接続点で検出され、一対のスイッチング要素のスイッチング動作は、検出された出力電圧と基準電圧との比較が、検出された出力電圧が基準電圧を超えることを示すときに抑制される。
本発明の別の目的によると、放電ランプを点灯するための装置が開示される。該装置は、外部受電器からのAC電源に応答して所定のDC電圧を生成するDC電源部と、DC電源部のスイッチング要素の動作を制御するDC電源コントローラと、所定のDC電圧を放電ランプを点灯するのに十分なAC電圧に変換する複数のスイッチング要素を有するインバータと、インバータの複数のスイッチング要素の動作を制御するインバータコントローラと、インバータから放電ランプにAC電圧を供給する外部出力器と、外部の受電器からの電源に基づきDC電源部コントローラおよびインバータコントローラに電力を供給するための動作電圧を生成する補助電源であって、AC電源が外部出力器に供給されたとしてもインバータコントローラに電力を供給するための動作電圧を生成するように構成される補助電源と、放電ランプ点灯装置から得られる監視電圧と基準電圧との比較に応じてインバータの複数のスイッチング要素の動作を抑制するように動作する保護器と、を含む。
本発明の特徴によると、監視電圧は、インバータの一対の複数のスイッチング要素の接続点での電圧を表し、保護器は、監視電圧が基準電圧を超えると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を抑制し、監視電圧が基準電圧を下回ると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を可能にする。
本発明の例示的な実施形態の非限定例を用い、複数の図面を参照して以下の詳細な説明において本発明をさらに説明する。図面全体を通じて、同じ参照符号は類似部分を表す。
図1〜3は、限定はされないが、たとえば、水銀または金属ハロゲンランプなどの高圧放電ランプを点灯する本発明の放電ランプ点灯装置の各種実施形態を示す。各放電ランプ点灯装置(電気バラストとも称する)101は、DC電源部102、インバータ103、DC電源コントローラ107、インバータコントローラ108、補助電源109、および外部出力112を備える。
DC電源部102は、たとえば、商用電源110によって供給されるAC電源電圧を調整DC電圧に変換する。AC電源は、たとえば、端子ブロックまたはワイヤを有する外部受電器111を介してDC電源部102に供給される。インバータ103は、DC電源部102からの出力を受け取って、高圧放電ランプ113を点灯するのに利用される矩形波AC電力出力を生成する。DC電源コントローラ107はDC電源部102の動作を制御し、インバータコントローラ108はインバータ103の動作を制御する。補助電源109は、DC電源コントローラ107およびインバータコントローラ108を動作させるための供給電圧を生成する。たとえば、端子ブロックまたはワイヤを有する外部出力112は、インバータ103から出力された矩形波AC電力を、外部に接続された高圧放電ランプ113に供給する。高圧放電ランプ113への言及は付属品および/またはランプ金具を含むと理解される。
DC電源部102は、入力されたAC電源電圧を上げて調整DC電圧を生成する、いわゆる昇圧チョッパー回路を備える。図1〜3の実施形態では、DC電源部102は、入力されたAC電圧をDC電圧に変換するダイオードブリッジDB1、インダクタL1、ダイオードD1、スイッチング要素Q1、およびコンデンサC1を備える。ただし、DC電源部102の構成は本発明の範囲から逸脱せずに変更できると理解される。
図1および図2に示される実施形態では、インバータ103は、降圧チョッパー回路104および極性反転回路105を備える。図3に示される実施形態は、降圧チョッパー回路104を採用していない。降圧チョッパー回路104は、DC電源部102からのDC電圧を降圧させ、インバータコントローラ108により供給される第1の制御信号に従い高圧放電ランプ113に供給される電力を調節する。開示される実施形態では、降圧チョッパー回路104はスイッチング要素Q2、ダイオードD2、インダクタL2、コンデンサC5、および、スイッチング要素Q2に対する寄生ダイオードとしての役割を果たすダイオードD7を備える。降圧チョッパー回路104の構成は本発明の範囲から逸脱せずに変更できると理解される。
極性反転回路105は、インバータコントローラ108によって供給される第2の制御信号に従い、(図1および図2の降圧チョッパー回路104によって、あるいは図3のDC電源部102から直接供給される)DC電圧を交流に切り替えることによって、矩形波AC電力を生成する。極性反転回路105は、フルブリッジ回路とイグナイタ回路を備える。フルブリッジ回路は、直列に接続されるスイッチング要素Q3およびQ4、および直列に接続されるスイッチング要素Q5およびQ6によって形成される。数千ボルトの高電圧パルスを生成して高圧放電ランプ113を起動(点火)するイグナイタ回路は、パルス変圧器T1、コンデンサC8、スイッチング要素Q7(限定はされないが、たとえば、SAIDACのような電圧反応素子)、およびレジスタR10を備える。また、極性反転回路の開示される構造は、単に本発明を説明するために提示されているため、本発明の範囲から逸脱せずに変形および変更が可能であると理解されたい。
スイッチング要素Q2〜Q6はたとえば、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を備える。ただし、本発明の範囲から逸脱せずに別の種類のスイッチング要素を採用できると理解される。各スイッチング要素Q2〜Q6の寄生ダイオードD7およびD3〜D6は、逆方向に接続される。接続(監視)点での電圧(DC電源回路102から出力される電圧に相当)は補助電源109に供給される。上述したように、補助電源109はDC電源コントローラ107およびインバータコントローラ108への供給電圧を生成し供給する。
スイッチング要素Q3およびQ4の接続(監視)点Bと、スイッチング要素Q5およびQ6の接続(監視)点Cはとは、パルス変圧器T1および外部出力部112を介して外部の高圧放電ランプ113に接続される(図2を参照)。
上記の説明は、たとえば、図2で示されるような、パルス点火での降圧チョッパー回路104および極性反転回路105を有する放電ランプ点灯装置に関して行った。限定はされないが、たとえば、降圧チョッパー回路が排除され、極性反転回路のみを残す放電ランプ点灯装置など、他の接続形態も可能である。極性反転回路の接続形態は、たとえば、フルブリッジ回路およびイグナイタ回路を含むことができる。図3は、降圧チョッパー回路を含まないフルブリッジ構成を有する放電ランプ点灯装置の例を示す。図3に示す実施形態では、スイッチング要素Q3〜Q6は、降圧チョッパー回路と極性反転回路の両方の機能を果たす。
本説明では、イグナイタ回路は通常パルス点火と称される。パルス点火に関連する他の構成要素と共にパルス変圧器T1が2つの相互接続されるRLC/セミネットワーク114および115と置き換えられる場合は、共振点火と称される他の種類の点火も可能である。ネットワーク114および115は、パルス点火または共振点火のいずれかのための一般的な回路接続形態を形成する。図4は、ネットワーク114および115の可能な一構成を示す。パルス点火または共振点火の具体的な構成は本発明の動作にとって極めて重要ではなく、開示されている構成は本発明の理解を助けるために提示された非限定的な例である。
図4は、本発明で使用可能なネットワーク114および115の例を示す。図示される例では、ネットワーク114は容量性素子C100およびC102と、誘導性要素L100およびマルチタップ誘導性要素L102を備え、ネットワーク115は誘導性要素L104を備える。
容量性素子C100の第1の端部は図1および図3に示されるように終点Bとマルチタップ誘導性要素L102の第1の端部に電気的に接続される。容量性素子C100の第2の端部は、誘導性要素L100の第1の端部とネットワーク115の誘導性要素L104の第1の端部とに電気的に接続される。誘導性要素L100の第2の端部は図1Aおよび図1Cに示されるように終点203に電気的に接続される。マルチタップ誘導性要素L104の第2の端部は図1Aおよび図1Cに示されるように終点202に電気的に接続され、タップは図1Aおよび図1Cに示されるように、容量性素子C102の第1の端部に電気的に接続される。容量性素子C102の第2の端部は図1および図3に示されるように終点Oに電気的に接続され、誘導性要素L104の第2の端部は図1および図3に示されるように終点Cに電気的に接続される。本発明の分野から逸脱せずに、別のネットワークも使用できると理解される。
以下、図1および図2に示されるように、降圧チョッパー回路104および極性反転回路105を有する回路接続形態に関する放電ランプ点灯装置101の動作シーケンスについて説明する。外部電源スイッチ(図示せず)をオンにすることによって通常供給される、外部受電部に接続された商用電源11からのAC電源電圧は、DC電源回路102を介してDC電圧に変換される。開示される実施形態では、DC電源回路102は、ダイオードブリッジDB1、インダクタL1、ダイオードD1、およびコンデンサC1を備える。コンデンサC1に充電されるDC電圧は補助電源部109に供給され、それが所定の電圧をDC電源コントローラ107およびインバータコントローラ108に供給する。
開示される実施形態では、補助電源部109は、限定はされないが、たとえば、約数十ボルト〜数百ボルトの一定のDC電圧を出力するDC−DCコンバータ回路を備える。DC−DCコンバータの構造は当業者にとって既知であるため、詳細な説明は省略する。
補助電源部109からの供給電圧で付勢されるDC電源コントローラ107およびインバータコントローラ108は、DC電源回路102およびインバータ部103に供給される制御信号を生成する。インバータ部103は、高圧放電ランプ113を点灯するためのスイッチング動作を開始する。具体的には、高圧放電ランプ113が点灯されていないとき、DC電源回路102から生成されたDC電圧を受け取る降圧チョッパー回路104はインバータコントローラ108からの信号を受信して、用途により許可される最大電圧を出力する。降圧チョッパー回路104から出力されるDC電圧を受け取る極性反転回路105は、入力DC電圧を交流に切り替えてイグナイタ回路の動作を開始させ、外部高圧放電ランプ113を起動(点灯)させる。
図5は、極性反転回路105のスイッチング動作を示す。スイッチング要素Q3およびQ6がオンにされたときスイッチング要素Q4およびQ5をオフにする、およびその逆によって、極性反転回路105の接続点Bと接続点C間の電圧(たとえば、図2を参照)は、矩形波電圧Vb−cとなる(図6(a)を参照)。電圧Vb−cは、降圧チョッパー回路104から出力されるDC電圧を交流にすることによって形成される。レジスタR10およびコンデンサC8によって形成される時定数に依存する矩形波電圧Vb−cの受領後、コンデンサC8は図6(b)に示されるように次第に電圧VC8まで充電される。
スイッチング要素Q7は、コンデンサC8上の電圧がスイッチング要素Q7のブレークオーバ電圧Vboに達するとオンにされる。一般的には、スイッチング要素Q7のブレークオーバ電圧Vboは、放電ランプ113が点灯していないときに降圧チョッパー回路104の最大出力電圧より小さく、高圧ランプ113が点灯しているときに出力電圧より大きくなるように設計される。スイッチング要素Q7がオンにされると、コンデンサC8に堆積した電荷が、コンデンサC8、スイッチング要素Q7、およびパルス変圧器T1の一次巻線N1を介して放電される。パルス変圧器T1で生成されたパルス電圧は昇圧(上昇)されて、高パルス電圧(たとえば、数千ボルトに等しい)はパルス変圧器T1の二次巻線N2で生成される。高パルス電圧は矩形波電圧Vb−cに重畳されて、高圧放電ランプ113の2端間で電圧Vla(図6(c)を参照)を生成する。
高圧放電ランプ113の2端間の高パルス電圧を印加することによって、高圧放電ランプ113が点火される(起動される)。高圧放電ランプ113のインピーダンスは急速に低下後、安定状態に近づきながら次第に上昇する。インバータコントローラ108は、降圧チョッパー回路104のスイッチング周波数およびデューティサイクルを判定し、高圧放電ランプ113のインピーダンスに基づき、スイッチング要素Q2を動作させるのに必要な制御信号を生成する。降圧チョッパー回路104から出力されるDC電圧は、高圧放電ランプ113の2端間の電圧V1aの絶対値とほぼ等しい値となる。極性反転回路105は、高圧放電ランプ113が起動された後も、図5に示されるようなスイッチング動作を継続する。
降圧チョッパー回路を省略し共振点火またはパルス点火を採用するフルブリッジ放電ランプ点灯回路の動作原理も同様であることに留意されたい。
以下の説明は、図面を参照して本発明のいくつかの実施形態に関して述べられている。類似の要素には、各種実施形態全体を通じて同じ参照符号を付しているため、重複する説明は省略する。本明細書に示される実施形態は非限定的で、実施形態は本発明を説明する目的で提示される。よって、本発明はここに示されるものに限定されるべきではない。本明細書に開示されるものの変形および変更は、本発明の範囲から逸脱せずに明確に想像することができる。
本発明の放電ランプ点灯装置で採用される保護器の第1の実施形態を図1〜3および図7を参照して説明する。
放電ランプ点灯装置101は、限定はされないが、たとえば、接続点Bで電圧VBを、接続点Cで電圧VCを検知するプロセッサIC101などの電圧検出器を含む(図7を参照)。開示される実施形態では、スケールレジスタR1〜R5は、変換値Vbと等しくなるように接続点Bでの電圧VBを線形に小さくするために使用される。同様に、スケールレジスタR6〜R10は、接続点Cでの電圧VCを変換値Vcへ線形に小さくするために使用される。スケール電圧VbおよびVcは、それぞれプロセッサIC101のA/Dコンバータ入力端子3および4に印加される。図7に示されるように、第1の任意の平滑コンデンサ(符号なし)を、電圧Vbを平滑化するためスケールレジスタR4およびR5の接続点の間に設けてもよい。同様に、第2の任意の平滑コンデンサ(符号なし)を電圧Vを平滑化するため、スケールレジスタR9およびR10の接続点に設けてもよい。ただし、そのような平滑コンデンサは現在のプロセッサでは通常必要とされないため、省略できることに留意されたい。
接続点Bでの電圧または接続点Cでの電圧は、開示される実施形態においては約465Vに等しく、DC電源回路102の出力電圧とほぼ同じ電圧である。スケールレジスタR1〜R5とスケールレジスタR6〜R10の分圧比は、プロセッサIC101のA/Dコンバータ端子3および4に印加される変換値VbまたはVcが、ほとんどの用途で通常5Vであるプロセッサに許可される最大値より低くなるように設定される。変換値Vbおよび/または変換値Vcは、プロセッサIC101によって10ビットデータとして読み取られる。接続点BまたはCでの出力電圧が約465Vのとき、すなわち、変換値VbまたはVcが約5Vのとき、D1024の最大データ値がプロセッサIC101によって読み取られる。誤差を考慮し、計算を容易にするため、VbまたはVcの変換値は、接続点BおよびCでの出力電圧がそれぞれ500Vとほぼ等しくなるときに5Vとほぼ等しくなるように選択される。
開示される実施形態では、基準電圧VREF1は、50ボルトとほぼ等しく設定される。この電圧は、商用電源110から供給される公称120ボルトのAC電圧からの推定10パーセントの偏差を反映する約108ボルトACのピーク電圧よりも低いレベルに設定される。開示される実施形態では、基準電圧VREF1の変換値VREF1は、10ビットデータとしてプロセッサIC101に記憶される。変換値VREF1は、それぞれ接続点BまたはCでの最大出力電圧VBまたはVCがD1024に設定されるとき、VREF1(50ボルトにほぼ等しい)の最大出力電圧VBまたはVC(500ボルトにほぼ等しい)に対する比に基づき算出されるD102に設定される。
商用電源電圧110が上述の構成を有する放電ランプ点灯装置101に最初に印加されると、入力電圧の約1.414倍に等しい電圧が平滑化され、DC電源回路102のコンデンサC1に印加される。コンデンサC1(接続点A)での電圧が補助電源部109に追加で供給されてプロセッサIC101を起動する。
極性反転回路105のスイッチング要素Q3〜Q6の切り替えを制御するための駆動制御信号を出力する条件として、インバータコントローラ108は、
Vb<VREF1、および
Vc<VREF1
の両方を満たすようにプロセッサIC101で実行されるプログラムに基づき、変換値Vb(および/またはVc)と変換値VREF1とを比較するように構成される。
AC電源電圧が放電ランプ点灯装置101の外部受電部111に供給され、極性反転回路105が切り替えられていないとき、接続点Bでの出力電圧VB(または接続点Cでの出力電圧VC)は約0Vに等しい。よって、通常スイッチング動作は、フルライン周波数サイクル内のいつ何時でもVb<VREF1およびVc<VREF1を満たすように実行することができる。
一方、電源電圧110が放電ランプ点灯装置101の外部出力部112に意図せず接続される場合、AC電源電圧の約1.414倍のピーク値を有する半波整流電圧が極性反転回路105の接続点Bおよび/または接続点Cで現れる。フルライン周波数サイクル内のある点で、変換値Vbは変換値VREF1より大きい、および/またはVcはVREF1より大きいため、プロセッサIC101は極性反転回路105をスタンバイ状態に維持する。したがって、極性反転回路105のスイッチング動作は開始されず、極性反転回路105のスイッチング要素Q3〜Q6の損傷が回避される。
商用電源110が放電ランプ点灯装置101の外部受電部111に接続され、極性反転回路105が切り替えられていないときに外部出力部112の少なくとも一つの端部が(直接的または間接的に)アース接地に接続される場合、接続点Bでの出力電圧VBおよび/または接続点Cでの出力電圧Cは、電源電圧の約1.1414倍のピーク値を有する半波整流電圧である。すなわち、フルライン周波数サイクル内のある点で、VbはVREF1より大きくなり、および/またはVcはVREF1より大きくなる結果、プロセッサ1C101は極性反転回路105をスタンバイ状態に維持する。したがって、極性反転回路105のスイッチング動作は開始されず、極性反転回路105のスイッチング要素Q3〜Q6への損傷が回避される。
上記の分析は、降圧チョッパー回路104を含まず、フルブリッジのみの接続形態のみを含むインバータ部103にも同等に適用可能であることに留意されたい。
本発明の第2の実施形態を以下に説明する。本発明の第2の実施形態の放電ランプ点灯装置101を、図1〜3、および図8を参照して説明する。
放電ランプ点灯装置101は、約120ボルト〜277ボルトの商用電源電圧入力に対する出力電圧VC1として約465ボルトの調整電圧を供給する昇圧チョッパー回路を含む。出力電圧VC1の変換方法は図8に示されるように構成される。具体的には、スケールレジスタR11〜R15は、出力電圧VC1を、電気的接地とスケールレジスタR14およびR15の接続点との間に接続される平滑コンデンサC9を含むことによって平滑化される変換値VC1まで線形に小さくするために使用される。平滑化された変換値VC1は、A/D変換機能を含むプロセッサIC101のA/Dコンバータ入力端子1に印加される。現在のプロセッサは十分高速であるため、平滑コンデンサC9はほとんどの用途で必要ではなく、本発明の動作に悪影響を及ぼさずに省略できることに留意されたい。
第2の実施形態では、DC電源回路の出力電圧VC1が465ボルトにほぼ等しいとき、分圧比は、プロセッサIC101に印加される変換値VC1が、ほとんどの用途で通常5ボルトであるマイクロプロセッサによって許可される最大値よりも低くなるように設定される。変換値VC1が10ビットデータとしてプロセッサIC101によって読み取られる。出力電圧VC1が465ボルトにほぼ等しいとき、すなわち、変換値VC1が5ボルトにほぼ等しいとき、D1024の最大値がプロセッサIC101によって読み取られる。誤差を考慮し、計算を容易にするため、変換値VC1は、出力電圧VC1が500ボルトにほぼ等しいとき、5ボルトにほぼ等しくなるように選択される。
DC電源回路102の出力での公称出力電圧VC1(約465ボルトに等しい)を表す基準電圧VREF4は、約440ボルトに設定される。この電圧は、出力電圧VC1の2〜3パーセントの偏差(465×0.97=451ボルト)より低いが、商用電源の305ボルトの最大電圧のピーク値(305×1.414=431)よりも高いレベルに設定される。基準電圧VREF4の変換値VREF4は、10ビットデータとしてプロセッサIC101に記憶される。変換値VREF4のデジタル形式は、VREF4(約440ボルトに等しい)の最大出力電圧VC1(約500ボルトに等しい)に対する比に基づき算出されるD900に設定される。
開示される実施形態では、プロセッサIC101は、インバータコントローラ108の一部を含む。ただし、保護器を備えるプロセッサIC101とスケールレジスタとは、本発明の範囲から逸脱せずにインバータコントローラ108から分離させてもよい(すなわち、インバータコントローラ108内に組み込まない)。インバータコントローラ108は、降圧チョッパーおよび極性反転の組み合わせ接続形態における降圧チョッパー回路104のスイッチング要素Q2と極性反転回路105のスイッチング要素Q3〜Q6とを動作させる信号を出力する。(図3に示されるような)降圧チョッパー回路を含まないフルブリッジ接続形態の極性反転回路では、インバータコントローラ108は、フルブリッジ回路のみのスイッチング動作のための信号を出力する。
商用電源電圧が上述の構成を有する放電ランプ点灯装置101に最初に印加されると、入力電圧の約1.414倍の電圧が平滑化され、DC電源回路102のコンデンサC1に印加される。補助電源部109は電源電圧を出力して、コンデンサC1を通る電圧に基づきプロセッサIC101を起動する。
降圧チョッパー回路104および極性反転回路105に対する駆動制御信号は、変換値VC1と変換値VREF4との比較と、変換値VC1が変換値VREF4より大きいという判定との結果として、プロセッサIC101により実行される指示に従い、インバータコントローラ108によって選択的に出力される。この条件が満たされると、電源電圧が放電ランプ点灯装置101の外部受電部111に供給され、DC電源コントローラ107が、補助電源部109から出力される制御動作のための電源電圧を受け取った後に起動され、DC電源回路102が昇圧チョッパー回路動作を実行し、それによってDC電源部の出力でコンデンサC1が約465ボルトまで充電される。すなわち、変換値VC1が変換値VREF4より大きいため、通常スイッチング動作が行われる。
一方、電源電圧が放電ランプ点灯装置101の外部出力部112に意図せず供給される場合、DC電源回路102はその入力端子で電圧を受け取らない。その結果、DC電源部のコンデンサC1は、極性反転回路105および降圧チョッパー回路を介して電源電圧の約1.414倍まで充電される。すなわち、VC1はVREF4より小さくなるため、プロセッサIC101は放電ランプ駆動装置をスタンバイ状態に維持する。したがって、降圧チョッパー回路104および極性反転回路105に対するスイッチング動作が開始されず、極性反転回路105のスイッチング要素への損傷が防止される。
ここに本実施形態では、少なくとも一つの検知電圧が、放電ランプ点灯装置のDC電源部の出力電圧をサンプリングすることによって得られ、コンパレータは、サンプリングされた出力電圧が基準電圧を超えないときに放電ランプ点灯装置と電源との誤結線が存在すると判定する。
また本実施形態では、放電ランプ点灯装置の極性反転回路のスイッチング動作は、少なくとも一つの検知電圧と基準電圧との比較が、基準電圧が少なくとも一つの検知電圧を超えることを示すときに抑制される。
さらに本実施形態では、監視電圧はDC電源部の所定のDC電圧を表し、保護器は、所定のDC電圧が基準電圧を下回ると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を抑制し、DC電源が基準電圧を超えると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を可能にする。
本発明の第3の実施形態を、図1、2、および図9を参照して説明する。
第3の実施形態では、降圧チョッパー回路104の出力に関連するコンデンサC5の出力電圧VC5がサンプリングされ、図9に示されるようにインバータコントローラ108に供給される。スケールレジスタR16〜R20は、電圧VC5を変換値VC5まで線形に小さくするように設けられる。図9は、電気的接地とスケールレジスタR19およびR20の接続点との間に接続される平滑コンデンサC10によって平滑される変換値VC5のDC電圧を示す。ただし、本発明の動作に影響を及ぼさずに平滑コンデンサC10の装備を省略することができる。変換値VC5は、A/D変換機能を有するプロセッサIC101のA/Dコンバータ端子(図9のプロセッサIC101のピン2)に印加される。
降圧チョッパー部104の出力電圧VC5がDC電源回路102の出力電圧にほぼ等しい約465ボルトであるとき、分圧比は、プロセッサIC101に印加される変換値VC5がほとんどの用途で約5ボルトであるプロセッサIC101に許可される最大値より小さくなるように設定される。変換値VC5は10ビットデータとしてプロセッサIC101によって読み取られる。出力電圧VC5が約465ボルトに設定されるとき、すなわち、変換値VC5が約5ボルトに設定されるとき、プロセッサIC101はD1024の最大値としてデータを読み取る。誤差を考慮し、計算を容易にするため、出力電圧VC5が約500ボルトであるとき、VC5の変換値は約5ボルトに設定される。
また、降圧チョッパー回路104の出力での出力電圧VC5に対する基準電圧VREF5は、降圧チョッパー回路104の通常出力電圧よりもかなり小さい約50ボルトに設定される。この電圧は、商用電源110によって通常供給される120ボルトの公称電圧からの推定10パーセントの偏差を反映する108ボルトのピーク電圧よりも低いレベルに設定される。基準電圧VREF5の変換値VREF5は、10ビットデータとしてプロセッサIC101に記憶される。変換値VREF5は、降圧チョッパー回路104での出力電圧VC5の最大出力電圧がD1024に設定されるとき、VREF5(約50ボルトに等しい)の出力電圧VC5の最大出力電圧(約500ボルトに等しい)に対する比に基づき算出されるD102にプロセッサIC101において設定される。
商用電源電圧が上述の構成を有する放電ランプ点灯装置101に印加されると、上述したように、入力電圧の約1.414倍の電圧が平滑化され、DC電源回路102のコンデンサC1の出力端子に印加される。補助電源部109は、コンデンサC1での電圧に基づく制御動作のために電源電圧を出力し、プロセッサIC101を起動する。
インバータコントローラ108は、変換値VC5とVREF5の比較に基づき、降圧チョッパー回路104および極性反転回路105に駆動制御信号を出力するか否かを判定する。以下の式が満たされるときに駆動信号が出力される。
C5<VREF5
商用電源110が放電ランプ点灯装置101の外部受電部111に接続され、降圧チョッパー回路104が動作していないとき、降圧チョッパー回路104の出力電圧VC5は0ボルトにほぼ等しい。よって、変換値VC5が変換値VREF5より小さいので、通常スイッチング動作を行うことができる。一方、外部電源110が放電ランプ点灯装置101の外部出力部112に意図せず接続される場合、たとえ降圧チョッパー回路104が動作していなくても、電源電圧の約1.414倍のDC電圧がコンデンサC5を通って供給される。よって、変換値VC5は変換値VREF5より大きく、プロセッサIC101は放電ランプ点灯装置101をスタンバイ状態に維持する。すなわち、降圧チョッパー回路104および極性反転回路105は起動せず、極性反転回路105のスイッチング要素Q3〜Q6への損傷が回避される。
本実施形態は、図3に示されるフルブリッジのみの接続形態では降圧チョッパー回路104が省略されるため、そうした接続形態には適用されないことに留意されたい。
ここに本実施形態では、少なくとも一つの検知電圧が放電ランプ点灯装置の降圧チョッパーの出力電圧をサンプリングすることによって得られ、コンパレータは、サンプリングされた出力電圧が基準電圧を超えないときに放電ランプ点灯装置と電源との誤結線が存在すると判定する。
また本実施形態では、放電ランプ点灯装置の極性反転回路のスイッチング動作は、少なくとも一つの検知電圧と基準電圧との比較が、少なくとも一つの検知電圧が基準電圧を超えることを示すときに抑制される。
さらに本実施形態では、インバータは降圧チョッパーを含み、監視電圧は降圧チョッパーの出力電圧を表す。保護器は、降圧チョッパーの出力電圧が基準電圧を超えると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を抑制し、降圧チョッパーの出力電圧が基準電圧を下回ると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を可能にする。この変形では、基準電圧は、降圧チョッパーの通常出力電圧を相当下回る。
本発明の第4の実施形態を、図1、2、および図9を参照して説明する。
第4の実施形態では、放電ランプ点灯装置101は、約120ボルト〜約277ボルトの商用電源入力電圧に対するDC電源回路102の出力電圧VC1として約465ボルトの調整電圧を出力する昇圧チョッパー回路102を備える。降圧チョッパー回路104は、高圧放電ランプ113がオフにされるときに出力電圧VC1とほぼ同じDC電圧を出力し、高圧放電ランプ113がオンにされている(すなわち、点灯されている)間に高圧放電ランプ113のインピーダンスに関連する電圧を出力する。上記降圧チョッパーの出力電圧VC5の変換方法は、上記第3の実施形態で説明されたように図9に示すように構成される。したがって、具体的な構成の説明は本実施形態では行わない。
第4の実施形態では、降圧チョッパー回路の出力電圧VC5がDC電源回路102の出力電圧とほぼ同じである465ボルトにほぼ等しいと、分圧比は、プロセッサIC101に印加される変換値VC5がプロセッサによって通常許可される最大値(すなわち、ほとんどの用途では5ボルト)より小さくなるように設定される。変換値VC5は、10ビットデータとしてプロセッサIC101によって読み取られる。出力電圧VC5が約465ボルトである、すなわち、変換値VC5が約5ボルトであるとき、D1024の最大データ値がプロセッサIC101によって読み取られる。誤差を考慮し、計算を容易にするため、VC5の変換値は、出力電圧VC5が500ボルトにほぼ等しいとき5ボルトにほぼ等しくなるように設定される。
また、降圧チョッパー回路104での出力電圧VC5(開示される実施形態では465ボルトの通常降圧チョッパー出力電圧とほぼ等しい)に対する基準電圧VREF6は、たとえば、約440ボルトなどのわずかに低い値に設定される。この電圧は、出力電圧VC5からの2〜3パーセントの偏差(465×0.97=451ボルト)より低く、商用電源に対する305ボルトの最大電圧のピーク値(305×1.414=431ボルト)よりも高いレベルに設定される。基準電圧VREF6の変換値VREF6は、10ビットデータとしてプロセッサIC101に記憶される。変換値VREF6のデジタル形式は、VREF6(440ボルトにほぼ等しい)の出力電圧VC1の最大出力電圧(500ボルトにほぼ等しい)に対する比に基づき算出されるD900に設定される。上述したように、プロセッサIC101は開示される実施形態ではインバータコントローラ108の一部を含むが、プロセッサは、本発明の範囲から逸脱せずに、インバータコントローラから分離することができると理解される。
商用電源110が上述の構成を有する放電ランプ点灯装置101に印加されると、上述したように、入力電圧の約1.414倍の電圧が平滑化され、DC電源回路102のコンデンサC1の出力端子に印加される。補助電源部109は、コンデンサC1の電圧に基づいて制御動作のために電源電圧を出力して、プロセッサIC101の動作を制御する。
インバータコントローラ108は、降圧チョッパー回路104のためだけにスイッチング動作を開始する制御信号を出力するように動作する。具体的には、降圧チョッパー回路104が切り替えられて、DC電源回路102での出力電圧VC1(465ボルトにほぼ等しい)から降圧チョッパー回路104の出力電圧VC5を調整する。
変換値VC5およびVREF6は、プロセッサIC101によって実行されるプログラムにより比較されて、極性反転回路105の動作状態を判定する。変換値VC5が変換値VREF6より大きいとき、駆動制御信号が極性反転回路105に出力される
商用電源110が放電ランプ点灯装置101の外部受電部111に接続されると、補助電源部109は電圧をDC電源コントローラ107に供給する。次に、DC電源回路102は昇圧チョッパー回路動作を実行し、それによりコンデンサC1が約465ボルトに充電される。降圧チョッパー回路104の出力電圧VC5はほぼ同じレベル(すなわち、465ボルト)になるので、変換値VC5は変換値VREF6より大きく、工程は通常スイッチング動作に進んで放電ランプ113をオンにする。
一方、商用電源110が放電ランプ点灯装置101の外部出力部112に意図せず接続される場合、DC電源回路102はその入力端子でいかなる電圧も受け取らない。その結果、降圧チョッパー回路104のコンデンサC5は、極性反転回路105を介して商用電源電圧の約1.414倍に充電される。よって、変換値VC5は変換値VREF6より小さく、プロセッサIC101は放電ランプ点灯装置101をスタンバイ状態に維持するように動作する。したがって、極性反転回路105のスイッチング動作は開始されず、極性反転回路105のスイッチング要素Q3〜Q6への損傷が回避される。
本実施形態は、図3に示されるようなフルブリッジのみの接続形態では降圧チョッパー回路104が省略されるため、そうした接続形態には適用されないことに留意されたい。
ここに本実施形態では、インバータは降圧チョッパーを含み、監視電圧は降圧チョッパーの出力電圧を表す。保護器は、降圧チョッパーの出力電圧が基準値を下回ると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を抑制し、降圧チョッパーの出力電圧が基準値を超えると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を可能にするように機能する。この変形では、基準電圧は降圧チョッパーの通常出力電圧に近似する。
本発明の第5の実施形態を以下に説明する。本発明の第5の実施形態は、図1〜3、および図10を参照して説明する。
放電ランプ点灯装置101は、約120ボルト〜約277ボルトの商用電源電圧に対するDC電源回路102による出力電圧VC1として約465Vの調整電圧を生成する昇圧チョッパー回路を含む。整流器DB1などのAC−DC電圧整流器は、図10に示されるように、インバータコントローラ108に供給される出力電圧VDB1を供給する。スケールレジスタR21〜R25は、出力電圧VDB1を変換値VDB1まで線形に小さくするために使用される。変換値VDB1はA/D変換機能を含むプロセッサIC101のA/Dコンバータ端子(すなわち、図10に示されるようにプロセッサIC101のピン5)に入力される。さらに、現在のマイクロプロセッサは十分高速であるため、平滑コンデンサC11は一般的に必要でないが、スケールレジスタR24およびR25の接続点と電気的接地間に平滑コンデンサを任意で設けることができる。
整流回路DB1の出力電圧VDB1がほぼ431ボルトの最大値(305ボルトの最大AC電源電圧の1.414倍に相当)であるとき、分圧比は、プロセッサIC101に印加される変換値VDB1がほとんどの用途で通常5ボルトであるプロセッサによって許可される最大許容値を超えないように設定される。変換値VDB1は10ビットデータとしてプロセッサIC101によって読み取られる。出力電圧VDB1が431ボルトにほぼ等しいとき、すなわち、変換値VDB1が5ボルトにほぼ等しいとき、D1024の最大データ値がプロセッサIC101によって読み取られる。誤差を考慮し、計算を容易にするため、VDB1の出力電圧が500ボルトにほぼ等しいとき、VDB1の変換値は5ボルトにほぼ等しくなるように選択される。
また、(出力電圧VDB1に関連する)基準電圧VREF7は、ほぼ50ボルトに等しくなるように設定される。この電圧は、商用AC電源の公称電圧120ボルトから推定10パーセントの偏差を反映するピーク電圧の108ボルトより低い(小さい)レベルに設定されるように選択される。基準電圧VREF7の変換値VREF7は、10ビットデータとしてプロセッサIC101に記憶される。変換値VREF7は、整流回路DB1の最大出力電圧がD1024に設定されるとき、VREF7(50ボルトにほぼ等しい)の最大出力電圧VREF7(500ボルトにほぼ等しい)に対する比に基づき算出されるD102に設定される。
商用電源110が上述の構成を有する放電ランプ点灯装置101に印加されると、入力電圧の1.414倍にほぼ等しい電圧が平滑化され、DC電源回路102のコンデンサC1を通って印加される。補助電源部109は、コンデンサC1を通る電圧に基づき動作制御のための電源電圧を出力して、プロセッサIC101を起動する。
インバータコントローラ108からの駆動制御信号は、プロセッサIC101によって実行されるプログラムによる変換値VDB1とVREF7の比較に応答して極性反転回路105を駆動するように選択的に出力される。
商用電源110が放電ランプ点灯装置101の外部受電部111に供給されると、出力電圧VDB1は電源電圧の約1.414倍となる。その結果、変換値VDB1は変換値VREF7より大きい。したがって、通常のスイッチング動作を開始することができる。一方、商用電源110が、放電ランプ点灯装置101の外部出力部112に意図せず接続された場合、ダイオードD1が電圧逆流を防ぐため、出力電圧VDB1は約0ボルトに等しくなる。よって、変換値VDB1は変換値VREF7より小さくなる。その結果、プロセッサIC101は放電ランプ駆動装置101をスタンバイ状態に維持する。したがって、極性反転回路105のスイッチング動作は開始されず、極性反転回路105のスイッチング要素の損傷が回避される。
ここに本実施形態では、少なくとも一つの検出電圧が放電ランプ点灯装置の整流器の出力電圧をサンプリングすることにより得られる。そして、コンパレータは、サンプリングした出力電圧が基準電圧を越えないときに、電源と放電ランプ点灯装置との誤結線が存在すると判定する。
また本実施形態では、DC電源部は昇圧チョッパーを含み、監視電圧はAC−DC電圧コンバータの出力電圧を表す。保護器は、AC−DC電圧コンバータの出力電圧が基準値を下回ると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を抑制し、AC−DC電圧コンバータの出力電圧が基準値を超えると判定されたときに複数のスイッチング要素の動作を可能にする。
上記の例は説明のためだけに提供されており、決して本発明の限定として解釈すべきではない。本発明は例示的な実施形態を参照して説明されているが、本文書で使用される文言は、限定のための文言ではなく説明と図示のための文言であると理解すべきである。現在陳述および補正されている添付の請求項の範囲内で、本発明の範囲から逸脱せずにその局面において変更を加えることが可能である。本発明は本文書において特定の構造、材料、および実施形態に関して説明されているが、本発明はここに開示される細部に限定されず、むしろ添付の請求項の範囲に含まれるような、機能上等価な構造、方法、および使用のすべてに拡大される。
本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形および変更が本発明の範囲から逸脱せずに可能である。
本発明に係る放電ランプ点灯装置の例示的な回路接続形態を示す。 本発明に係る放電ランプ点灯装置の例示的な回路接続形態を示す。 本発明に係る放電ランプ点灯装置の例示的な回路接続形態を示す。 図1および図3の回路接続形態で利用可能なRLCネットワークの可能な一構成を示す。 図1および図2の放電ランプ点灯装置で採用されるスイッチング要素のスイッチング状態を示す。 無負荷期間と通常動作期間における放電ランプ点灯装置のいくつかのサンプリング点の波形を示す。 誤結線状態における放電ランプ点灯装置の回路への損傷を防ぐように動作する、本発明で使用される本発明のコンパレータの一例を示す。 本発明に係るコンパレータの別の例を示す。 本発明のコンパレータの一変形を示す。 本発明のコンパレータの別の変形を示す。

Claims (5)

  1. 放電ランプ点灯装置を電源との誤結線による損傷から保護する装置であって、以下の構成を備える
    検出器、この検出器は放電灯点灯装置に関連する少なくとも一つの監視ポイントをサンプルして、少なくとも一つの検知電圧を得る、
    コンパレータ、このコンパレータは上記の少なくとも一つの検知電圧を基準電圧と比較する、
    抑制器、この抑制器は、上記の比較の結果が電源と放電灯点灯装置との誤結線を示す場合に、放電灯点灯装置の動作を抑制する
    上記の少なくとも一つの検知電圧は、上記放電灯点灯装置の極性反転回路に関連するスイッチング素子の結合点での電圧をサンプリングすることによって得られる
  2. 請求項1の装置において、
    上記抑制器は、上記の少なくとも一つの検知電圧が上記の基準電圧を超えた時に上記の誤結線があることを判定する
  3. 請求項2の装置において、
    上記の基準電圧は、商用電源の√2倍よりも低い
  4. 放電ランプ点灯装置を電源との誤結線による損傷から保護する方法であって、
    放電灯点灯装置に関連する少なくとも一つの監視ポイントをサンプルして、少なくとも一つの検知電圧を得る、
    上記の少なくとも一つの検知電圧を基準電圧と比較し、
    上記の少なくとも一つの検知電圧と上記の基準電圧との比較の結果が電源と放電灯点灯装置との誤結線を示す場合に、放電灯点灯装置の動作を抑制する、
    上記放電ランプ点灯装置の極性反転回路での一対のスイッチング要素の結合点での出力電圧を検知し、
    検知した出力電圧と上記の基準電圧との比較によって出力電圧が基準電圧を超えたことが示された時に、一対のスイッチング要素のスイッチング動作を抑制する
  5. 放電ランプを点灯させる装置であって、以下の構成を備える
    DC電源、このDC電源は外部の電圧入力器からのAC電源を受けて、所定のDC電圧を発生する、
    DC電源コントローラ、このDC電源コントローラは上記のDC電源のスイッチング要素の動作を制御する、
    インバータ、このインバータは上記の所定のDC電圧を放電ランプを点灯させるのに十分なAC電圧に変換する複数のスイッチング要素を備える、
    インバータコントローラ、このインバータコントローラは上記のインバータの上記の複数のスイッチング要素の動作を制御する、
    外部出力器、この外部出力器は上記インバータからの上記AC電圧を上記放電ランプに供給する、
    補助電源、この補助電源は外部電力入力器からの上記電源に基づいて、上記DC電源コントローラと上記インバータコントローラを動作させる動作電圧を発生する、この補助電源は、上記AC電源が上記外部出力器へ供給されていても、上記インバータコントローラを動作させる動作電圧を発生させるように構成される、
    保護器、この保護器は上記放電ランプ点灯装置から得られる検知電圧と基準電圧との比較に応じて、上記インバータの複数のスイッチング要素の動作を抑制するように動作する、
    上記の検知電圧は、上記インバータの一対の複数のスイッチング要素の結合点での電圧であり、上記保護器は上記の検知電圧が上記の基準電圧を超えると判定された時に複数のスイッチング要素の動作を抑制し、検知電圧が基準電圧を下回ると判定された時に、複数のスイッチング要素の動作を可能とする。
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