JPH0945487A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JPH0945487A
JPH0945487A JP19084995A JP19084995A JPH0945487A JP H0945487 A JPH0945487 A JP H0945487A JP 19084995 A JP19084995 A JP 19084995A JP 19084995 A JP19084995 A JP 19084995A JP H0945487 A JPH0945487 A JP H0945487A
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Hiroshi Kido
大志 城戸
Shinji Makimura
紳司 牧村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化可能で、回路素子にかかるストレスの
低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が
可能な無電極放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】 直流電源Eをインバータ回路INVで交
流の高周波電力に変換し、共振回路3を介して負荷回路
5に供給すると共に、駆動回路2を構成するトランスT
の1次巻線n1の両端に発生する電圧を検出回路6によ
り検出し、検出回路6の信号を受けた発振停止回路7に
よりインバータ回路INVの発振を制御する。そして、
無電極放電灯Laの不点状態もしくは無負荷状態などに
於て、駆動回路2に供給される過電圧を検出回路6で検
出して発振停止回路7によりインバータ回路INVを停
止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無電極放電灯点灯装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来例の回路図を図7に示
す。
【0003】本回路は、交流電源VacをスイッチSW
を介して整流器DB,電解コンデンサCoで整流平滑し
て直流電圧Eを得、起動回路1aを介し、スイッチング
素子Q1,Q2及びスイッチング素子Q1,Q2を駆動
する駆動回路2からなる自励式でハーフブリッジ式のイ
ンバータ回路INV1で交流の高周波電力に変換し、共
振回路3,コンデンサC4,抵抗R4,コイル4を介し
て無電極放電灯Laに電力供給するものである。なお、
抵抗R4はインバータ回路INV1起動時の起動を補助
する為のものである。
【0004】電解コンデンサCoの両端には、インバー
タ回路INV1つまりスイッチング素子Q1を起動する
為の起動回路1aが接続されている。起動回路1aは、
電界コンデンサCoの両端に接続された抵抗R1,R2
の直列接続と、抵抗R1,R2の接続点A1及びスイッ
チング素子Q1,Q2の接続点A2の間に挿入されたコ
ンデンサC1と、コンデンサC1の両端に並列接続され
た抵抗R3,ダイオ−ドD2の直列接続と、接続点A1
及びスイッチング素子Q1のゲート端子間に接続された
トリガ素子Q3(例えばPUT),ダイオ−ドD1の直
列接続と、トリガ素子Q3のアノード・ゲート間に接続
された抵抗R5及びコンデンサC5と、トリガ素子Q3
のカソード・ゲート間に接続されたツェナ−ダイオ−ド
ZD1とから構成される。
【0005】共振回路3は、2次巻線n2,n3を有す
るトランスT1の1次巻線n1を介して、スイッチング
素子Q2のドレイン・ソース間に接続されたインダクタ
ンス素子L1,コンデンサC3の直列回路からなる。コ
イル4は無電極放電灯Laの外周に沿って近接配置され
た高周波電力供給用コイル(以下、誘導コイルと呼
ぶ。)である。
【0006】インバータ回路INV1つまりスイッチン
グ素子Q1,Q2は、起動後は駆動回路2により駆動さ
れ、駆動回路2は、トランスT1の2次巻線n2,n3
と、トランスT1の1次巻線n1と、トランスT1の2
次巻線n3の両端に接続されたコンデンサC2とから構
成される。また、誘導コイル4と無電極放電灯Laとで
負荷回路5を構成する。
【0007】次に動作を簡単に説明する。スイッチSW
をオンして電源を投入すると、上述の様にして直流電圧
Eを得、電解コンデンサCo→抵抗R1→コンデンサC
1→L1→抵抗R4→誘導コイル4→電解コンデンサC
oからなる閉ループに電流が流れてコンデンサC1が充
電される。コンデンサC1の両端電圧(以下、電圧と呼
ぶ。)Vc1は徐々に上昇し、電圧Vc1がツェナ−ダ
イオ−ドZD1のツェナー電圧を越えるとトリガ素子Q
3がオンし、コンデンサC1→トリガ素子Q3→ダイオ
−ドD1→トランスT1の2次巻線n2→コンデンサC
1からなる閉ループに電流が流れ、スイッチング素子Q
1のゲート・ソース間に電圧が発生してスイッチング素
子Q1がオンする。スイッチング素子Q1がオンする
と、電解コンデンサCo→スイッチング素子Q1→L1
→コンデンサC3→トランスT1の1次巻線n1→電解
コンデンサCoの閉ループで電流が流れる。この電流に
よりトランスT1の2次巻線n2,n3に2次電圧が発
生するので、以後スイッチング素子Q1,Q2は交互に
オンオフを繰り返す。
【0008】よって、共振回路3に振動電流が流れてイ
ンバータ回路INV1が自励発振をし、高周波電力を発
生する。そして、インバータ回路INV1から誘導コイ
ル4に数MHzから数百MHzの高周波電流を流すこと
により誘導コイル4に高周波電磁界を発生させ、無電極
放電灯Laに高周波電力を供給し、無電極放電灯La内
に高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視
光を発生させる。
【0009】なおインバータ回路INV1が発振する
と、スイッチング素子Q1がオンしたときに電解コンデ
ンサCo→スイッチング素子Q1→ダイオ−ドD2→抵
抗R3→抵抗R2→電解コンデンサCoの閉ループに電
流が流れるので起動回路1aは停止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
於ては以下の様な問題点が生じる。
【0011】無電極放電灯Laが不点状態、無負荷状態
となると、負荷回路5は誘導コイル4のみになるので、
負荷インピーダンスが急激に減少し、共振回路3,誘導
コイル4に供給される電力が増大し、スイッチング素子
Q1,Q2に過電流が流れる。その為にスイッチング素
子Q1,Q2に大きなストレスがかかり、大きなロスが
発生してしまう。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、小型化可能で、回路素
子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電
極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明によれば、無電極放電灯と、
無電極放電灯に近接配置されると共に、高周波電流を通
電することにより無電極放電灯に高周波電力を供給する
誘導コイルと、直流電源を交流の高周波電力に変換して
誘導コイルに供給するインバータ回路と、インバータ回
路を駆動する駆動回路と、インバータ回路の出力端に接
続された共振回路とから構成される無電極放電灯点灯装
置に於て、駆動回路にかかる過電圧を検出する検出回路
と、検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて
インバータ回路の発振を停止する発振停止回路とを設け
たことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明によれば、インバータ
回路を起動する起動回路を設けると共に、検出回路また
は発振停止回路の少なくとも一方の電源を、起動回路か
ら得ることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、直流電源
は、所謂チョッパ回路であると共に、チョッパ回路は、
検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて発振
停止回路により動作を停止するものであることを特徴と
する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、チョッパ回
路は、発振停止回路の電源を検出して、その出力電圧を
略一定に保つものであることを特徴とする。
【0017】
【実施の形態】
(実施の形態1)本発明に係る第1の実施の形態のブロ
ック構成図を図1に示す。
【0018】本構成は、直流電源Eをインバータ回路I
NVで交流の高周波電力に変換し、共振回路3を介して
負荷回路5に供給すると共に、駆動回路2を構成するト
ランスTの1次巻線n1の両端に発生する電圧を検出回
路6により検出し、検出回路6の信号を受けた発振停止
回路7によりインバータ回路INVの発振を制御するも
のである。
【0019】そして、無電極放電灯Laの不点状態もし
くは無負荷状態などに於て、駆動回路2に供給される過
電圧を検出回路6で検出して発振停止回路7によりイン
バータ回路INVを停止させる。
【0020】この様に構成したことにより、無電極放電
灯Laの不点状態もしくは無負荷状態などに於て、イン
バータ回路INVを保護することが可能となる。
【0021】(実施の形態2)本発明に係る第2の実施
の形態の回路図を図2に示す。
【0022】本実施の形態は第1の実施の形態の具体回
路例であり、主回路構成は図7に示した従来例と同様で
ある。
【0023】図7に示した従来例と異なる点は、トラン
スT1の1次巻線n1の両端電圧を検出をする検出回路
6aと、そのハイ(H)レベルの出力信号を受けてイン
バータ回路INV1の発振を停止する発振停止回路7a
とを設けたことであり、その他の従来例と同一構成には
同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0024】ここで検出回路6aは、トランスT1の1
次巻線n1の両端に接続されたダイオ−ドD3,抵抗R
6の直列接続と、抵抗R6の両端に接続されたコンデン
サC6と、ダイオ−ドD3及び抵抗R6の接続点に接続
されたダイオ−ドD4,ツェナ−ダイオ−ドZD2の直
列接続とから構成される。ダイオ−ドD4の出力電圧が
検出回路6aの出力信号となる。
【0025】また発振停止回路7aは、抵抗R7〜R1
2,スイッチング素子Q4〜Q6,ダイオ−ドD6,ツ
ェナ−ダイオ−ドZD3,コンデンサC7から構成され
る。ここで、抵抗R11,R12,コンデンサC7,ツ
ェナ−ダイオ−ドZD3により発振停止回路7aの電源
回路を構成し、スイッチング素子Q2の制御端子間にダ
イオ−ドD5,スイッチング素子Q6の直列接続が接続
されている。前記電源回路から抵抗R8,R9を介して
スイッチング素子Q4,Q5のドレイン・ソース間に直
流電圧を印加している。スイッチング素子Q5は抵抗R
10と共にスイッチング素子Q6の制御端子間に接続さ
れ、スイッチング素子Q4はスイッチング素子Q5の制
御端子間に接続されている。また、前記電源回路から抵
抗R9,ダイオ−ドD6を介して抵抗R7の両端に直流
電圧が印加されると共に、検出回路6aの出力信号が印
加される。抵抗R7はスイッチング素子Q4の制御端子
間に接続されている。
【0026】次に動作を簡単に説明する。トランスT1
の1次巻線n1に発生する電圧はダイオ−ドD3,抵抗
R6,コンデンサC6により整流平滑され、コンデンサ
C6の両端電圧Vc6(以下,電圧Vc6と呼ぶ。)が
得られる。
【0027】無電極放電灯Laの正常点灯時に於ては、
電圧Vc6がツェナ−ダイオ−ドZD2のブレークオー
バー電圧を越えない様に設定しておくことで検出回路6
aの出力信号はロー(L)レベルとなる。その出力信号
を受けてスイッチング素子Q4はオフ、スイッチング素
子Q5はオン、スイッチング素子Q6はオフされるの
で、発振停止回路7aはLレベルの信号をインバータ回
路INV1に出力する。よって、インバータ回路INV
1は正常動作を継続し、無電極放電灯Laの正常点灯は
継続される。
【0028】無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負
荷状態などの異常時には、トランスT1の1次巻線n1
の両端電圧の上昇に伴い、電圧Vc6が上昇し、ツェナ
−ダイオ−ドZD2のブレークオーバー電圧を越える
と、検出回路6aはHレベルの出力信号を発振停止回路
7aに供給する。そして、スイッチング素子Q4がオ
ン、スイッチング素子Q5がオフ、スイッチング素子Q
6がオンして発振停止回路7aはHレベルの出力信号を
インバータ回路INV1に出力し、スイッチング素子Q
2をオフしてインバータ回路INV1の発振を停止す
る。なお、スイッチング素子Q5がオフした場合、前記
電源回路より抵抗R9,ダイオ−ドD6を介してスイッ
チング素子Q4のゲート端子に電圧を供給することによ
り、スイッチング素子Q6はオンを保持するのでインバ
ータ回路INV1は発振停止を保持する。
【0029】(実施の形態3)本発明に係る第3の実施
の形態の回路図を図3に示す。
【0030】図2に示した第2の実施の形態と異なる点
は、スイッチング素子Q1の代わりにL3,コンデンサ
C11の並列回路をスイッチング素子Q2に直列接続し
てインバータ回路INV2を構成し、起動回路1aの代
わりにスイッチング素子Q2を起動する起動回路1b
を、検出回路6aの代わりに検出回路6bを、発振停止
回路7aの代わりに発振停止回路7bを設けたことであ
り、その他の第2の実施の形態と同一構成には同一符号
を付すことにより説明を省略する。
【0031】ここで起動回路1bは、コンデンサCoの
両端に接続された抵抗R13,R14,コンデンサC8
の直列接続と、抵抗R14,コンデンサC8の接続点、
及びコンデンサC3,トランスT1の1次巻線n1の接
続点の間に接続されたスイッチング素子Q8,ダイオ−
ドD6の直列接続とから構成され、トランスT1の1次
巻線n1,トランスT1の2次巻線n2,コンデンサC
2を介してスイッチング素子Q2に起動信号を供給す
る。
【0032】検出回路6bは、抵抗R21〜R25,コ
ンデンサC21,C22,ツェナ−ダイオ−ドZD2
3,ダイオ−ドD21,コンパレータIC1から構成さ
れる。ここで、抵抗R21,R22,コンデンサC2
1,ツェナ−ダイオ−ドZD23により検出回路6bの
電源回路を構成し、その出力電圧を抵抗R23,R24
で電圧V1に分圧してコンパレータIC1の負極入力端
子に入力する。また、トランスT1の1次巻線n1に発
生する電圧はダイオ−ドD21,抵抗R25,コンデン
サC22により整流平滑されコンデンサC22の両端電
圧Vc22(以下,電圧Vc22と呼ぶ。)が得られ
る。電圧Vc22はコンパレータIC1の正極入力端子
に入力される。コンパレータIC1により電圧V1と電
圧Vc22とを比較出力し、それを検出回路6bの出力
信号とする。
【0033】また発振停止回路7bは、スイッチング素
子Q2の制御端子間に接続されたダイオ−ドD5,スイ
ッチング素子Q6の直列接続と、スイッチング素子Q6
の制御端子間に接続された抵抗R17と、検出回路6b
の出力端及びスイッチング素子Q6のゲート端子間に接
続された抵抗R16と、抵抗R16を介してスイッチン
グ素子Q6のゲート端子及びダイオ−ドD21のカソー
ド端子間に接続された抵抗R15,ダイオ−ドD7の直
列接続とから構成される。
【0034】次に動作を簡単に説明する。無電極放電灯
Laの正常点灯時に於ては、電圧V1が電圧Vc22を
越える様に設定しておくことで、コンパレータIC1の
出力、つまり検出回路6bの出力信号はLレベルとな
る。抵抗R16,R17を介してその出力信号を受けて
スイッチング素子Q6はオフされるので、発振停止回路
7bはLレベルの信号をインバータ回路INV2に出力
する。よって、インバータ回路INV2は正常動作を継
続し、無電極放電灯Laの正常点灯は継続される。
【0035】無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負
荷状態などの異常時には、トランスT1の1次巻線n1
の両端電圧の上昇に伴い、電圧Vc22が電圧V1を上
回ると、コンパレータIC1の出力、つまり検出回路6
bの出力信号はHレベルとなる。抵抗R16,R17を
介してその出力信号を受けてスイッチング素子Q6はオ
ンされるので、発振停止回路7bはHレベルの信号をイ
ンバータ回路INV2に出力し、スイッチング素子Q2
をオフしてインバータ回路INV1の発振を停止する。
なおコンパレータIC1がHレベルの信号を出力する
と、抵抗R15,ダイオ−ドD7を介してコンデンサC
22を充電するのでコンパレータIC1はHレベルの出
力信号を保持し、スイッチング素子Q6はオンを保持す
るのでインバータ回路INV1は発振停止を保持する。
【0036】(実施の形態4)本発明に係る第4の実施
の形態の回路図を図4に示す。
【0037】図1に示した第1の実施の形態と異なる点
は、検出回路6a,発振停止回路7aの代わりに検出回
路6c,発振停止回路7cを設けたことであり、その他
の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すこと
により説明を省略する。
【0038】ここで検出回路6cは、トランスT1の1
次巻線n1の両端に接続されたダイオ−ドD31,抵抗
R35,R36の直列接続と、抵抗R36の両端に接続
されたコンデンサC33と、抵抗R35,R36の接続
点に接続されたツェナ−ダイオ−ドZD32とから構成
され、ツェナ−ダイオ−ドZD32の出力電圧が検出回
路6cの出力信号である。
【0039】発振停止回路7cは、抵抗R31〜R33
と、ツェナ−ダイオ−ドZD31と、コンデンサC31
と、スイッチング素子Q7,Q8と、ダイオ−ドD5と
から構成され、図2に示した抵抗R2の代わりに設けら
れた抵抗R31,R32と、ツェナ−ダイオ−ドZD3
1,コンデンサC31とから発振停止回路7cの電源回
路を構成している。
【0040】次に動作を簡単に説明する。無電極放電灯
Laの正常点灯時に於ては、コンデンサC33の両端電
圧Vc33(以下、電圧Vc33と呼ぶ。)がツェナ−
ダイオ−ドZD32のブレークオーバー電圧を下回るよ
うに設定しておくことで、検出回路6cの出力信号はL
レベルとなる。コンデンサC32,抵抗R34を介して
その出力信号を受けてスイッチング素子Q7,Q8はオ
フされるので、発振停止回路7cはLレベルの信号をイ
ンバータ回路INV1に出力する。よって、インバータ
回路INV1は正常動作を継続し、無電極放電灯Laの
正常点灯は継続される。
【0041】無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負
荷状態などの異常時には、トランスT1の1次巻線n1
の両端電圧の上昇に伴い、電圧Vc33が上昇し、ツェ
ナ−ダイオ−ドZD32のブレークオーバー電圧を上回
ると、ツェナ−ダイオ−ドZD32の出力電圧がHレベ
ルとなり、つまり検出回路6cの出力信号はHレベルと
なる。その信号を受けてスイッチング素子Q7がオン
し、続いてスイッチング素子Q8がオンすることによ
り、発振停止回路7cはHレベルの信号をインバータ回
路INV1に出力し、スイッチング素子Q2をオフして
インバータ回路INV1の発振を停止する。なおスイッ
チング素子Q7,Q8が一度オンするとオン状態を継続
するのでインバータ回路INV1は発振停止を保持す
る。
【0042】(実施の形態5)本発明に係る第5の実施
の形態の回路図を図5に示す。
【0043】図2に示した第2の実施の形態と異なる点
は、整流器DBの出力端にLo,ダイオ−ドDo,スイ
ッチング素子Qo,スイッチング素子Qoを制御するチ
ョッパ制御回路9aからなる所謂昇圧チョッパ回路(以
下、チョッパ回路と呼ぶ。)8と、スイッチング素子Q
oのゲート端子とダイオ−ドD5のカソード端子との間
に挿入されたダイオ−ドD41とを設けたことであり、
その他の第2の実施の形態と同一構成には同一符号を付
すことにより説明を省略する。
【0044】次に動作を簡単に説明する。無電極放電灯
Laの正常点灯時に於ては、上述の様に、インバータ回
路INV1は正常動作を継続して無電極放電灯Laの正
常点灯は継続される。
【0045】無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負
荷状態などの異常時には、上述の様に、発振停止回路7
aはHレベルの信号をインバータ回路INV1に出力
し、スイッチング素子Q2をオフしてインバータ回路I
NV1の発振を停止する。それと共に、ダイオ−ドD4
1を介してスイッチング素子Qoの制御端子間が短絡さ
れるので、チョッパ回路8は発振を停止する。なお、ス
イッチング素子Q5がオフした場合、前記電源回路より
抵抗R9,ダイオ−ドD6を介してスイッチング素子Q
4のゲート端子に電圧を供給することにより、スイッチ
ング素子Q6はオンを保持するのでインバータ回路IN
V1及びチョッパ回路8は動作停止を保持する。
【0046】(実施の形態6)本発明に係る第6の実施
の形態の回路図を図6に示す。
【0047】図5に示した第5の実施の形態と異なる点
は、チョッパ制御回路9aの代わりにチョッパ制御回路
9bを設け、ツェナ−ダイオ−ドZD3を省略したこと
であり、その他の第5の実施の形態と同一構成には同一
符号を付すことにより説明を省略する。
【0048】ここでチョッパ制御回路9bは、抵抗R1
1,R12,コンデンサC7を介して直流電源Eを検出
してスイッチング素子Qoのオンデューティ及び周波数
を制御し、直流電源Eを略一定に保つものである。
【0049】この様に構成したことにより、無電極放電
灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時に於
て、上述の様に発振停止回路7aによりインバータ回路
INV1の発振停止を行うが、この場合、スイッチング
素子Q4がオンしているので、抵抗R8と抵抗R12と
の並列回路で決定される抵抗R12の両端電圧Vr12
(以下、電圧Vr12と呼ぶ。)は低下する。なお、抵
抗R7と抵抗R9とで決まる合成抵抗値は、抵抗R8の
値よりも大きくなる様に設定しておくことが望ましい。
そして、電圧Vr12が一定電圧以下になると、チョッ
パ制御回路9bの出力がLレベルになる様に設定してお
く。
【0050】また、上記第5,第6の実施の形態に示し
た様に構成したことにより、無電極放電灯Laの不点状
態あるいは無負荷状態などの異常時に於て、確実にイン
バータ回路とチョッパ回路との動作を停止することがで
きるので、インバータ回路の発振停止時でのチョッパ回
路での消費電力を低減できる。
【0051】上記全ての実施の形態に於ては、検出回路
6a〜6cでトランスT1の1次巻線n1の両端電圧を
検出することにより、直流電源の出力端から誘導コイル
4までのグランドパターンが同一になるので、ノイズに
対して影響が少なく、誤動作の少ない回路構成が得られ
る。
【0052】なお上記全ての実施の形態に於て、インバ
ータ回路INV1,INV2はハーフブリッジ式でも、
フルブリッジ式などの他の方式でもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載のよれば、直流電源から誘
導コイルまでのグランドパターンが同一になるので、ノ
イズに対して影響が少なく、誤動作を低減可能で、回路
素子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無
電極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を
提供できる。
【0054】請求項2記載のよれば、起動回路の一部
と、発振停止回路の電源とを共用でき、つまり装置を小
型化可能で、直流電源から誘導コイルまでのグランドパ
ターンが同一になるので、ノイズに対して影響が少な
く、誤動作を低減可能で、回路素子にかかるストレスの
低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が
可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0055】請求項3記載のよれば、インバータ回路の
発振停止時でのチョッパ回路での消費電力を低減可能
で、直流電源から誘導コイルまでのグランドパターンが
同一になるので、ノイズに対して影響が少なく、誤動作
を低減可能で、回路素子にかかるストレスの低減、回路
効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が可能な無電
極放電灯点灯装置を提供できる。
【0056】請求項4記載のよれば、検出回路または発
振停止回路の電源と、チョッパ回路の出力電圧検出とを
共用化したので装置を小型化可能で、直流電源から誘導
コイルまでのグランドパターンが同一になるので、ノイ
ズに対して影響が少なく、誤動作を低減可能で、回路素
子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電
極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図5】本発明に係る第5の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図6】本発明に係る第6の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図7】本発明に係る従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 起動回路 4 誘導コイル 6 検出回路 7 発振停止回路 8 チョッパ回路 INV インバータ回路 La 無電極放電灯 E 直流電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電極放電灯と、前記無電極放電灯に近
    接配置されると共に、高周波電流を通電することにより
    前記無電極放電灯に高周波電力を供給する誘導コイル
    と、直流電源を交流の高周波電力に変換して前記誘導コ
    イルに供給するインバータ回路と、前記インバータ回路
    を駆動する駆動回路と、前記インバータ回路の出力端に
    接続された共振回路とから構成される無電極放電灯点灯
    装置に於て、 前記駆動回路にかかる過電圧を検出する検出回路と、前
    記検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて前
    記インバータ回路の発振を停止する発振停止回路とを設
    けたことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無電極放電灯点灯装置に
    加えて、前記インバータ回路を起動する起動回路を設け
    ると共に、前記検出回路または前記発振停止回路の少な
    くとも一方の電源を、前記起動回路から得ることを特徴
    とする無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記直流電源は、所謂チョッパ回路であ
    ると共に、前記チョッパ回路は、前記検出回路が過電圧
    を検出した際にその出力を受けて前記発振停止回路によ
    り動作を停止するものであることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記チョッパ回路は、前記発振停止回路
    の電源を検出して、その出力電圧を略一定に保つもので
    あることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    に記載の無電極放電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004425A1 (ja) * 2002-06-28 2004-01-08 Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd. 電球形無電極蛍光ランプおよび無電極放電ランプ点灯装置
JP2008269860A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置

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