JP4915638B2 - 無電極放電灯装置及びこの無電極放電灯装置を備えた照明器具 - Google Patents

無電極放電灯装置及びこの無電極放電灯装置を備えた照明器具 Download PDF

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Description

本発明は、バルブ内に封入された放電ガスを高周波電磁界により励起して発光させる無電極放電灯装置、及びこの無電極放電灯装置を備えた照明器具に関する。
この種の無電極放電灯装置として、例えば、特許文献1又は特許文献2に示されるように、放電ガスを封入した透光性のバルブと、バルブに形成されたキャビティに収納され、高周波電磁界を発生させる高周波電磁界発生部(以下、カプラという)とを備えた、いわゆる内巻コイル方式の装置が知られている。このような装置において、カプラは、高周波電流が流れることにより高周波電磁界を発生させる誘導コイルと、軟磁性材料により形成され、誘導コイルに挿入されるコアと、誘導コイル及び/又はコアから発せられた熱を、キャビティの入口付近に伝導する熱伝導体と、コア及び/又は熱伝導体を収納して保持すると共に、誘導コイルが巻回される樹脂製のボビンとを備えている。
このような無電極放電灯装置は、電極を有しないことから長寿命であり、点灯時の応答性に優れ、高効率であるという特徴を有するため、メンテナンスし難い道路灯やダウンライト、高天井用の照明器具等に好適に用いられている。
ところで、近年、このような無電極放電灯装置においては、装置の高出力化が図られており、200Wを超えるランプ電力で作動する装置の開発が望まれている。しかしながら、200Wを超えるランプ電力で装置を作動させた場合、発熱量が非常に大きくなるため、キャビティに収納されるカプラの放熱性をより向上させる必要がある。すなわち、カプラの放熱性が良くない場合、装置の高出力化に伴ってカプラに過大な熱が加わると、コアが飽和に近づいて、コイルは安定したインピーダンスを維持することができなくなり、点灯が不安定になる虞がある。また、装置の高出力化に伴ってバルブの温度も高くなり、バルブの内面に塗布されている蛍光物質へのストレスも大きくなるため、カプラの放熱性が良くない場合、ランプの発光効率が低下する虞もある。このため、カプラの放熱性を向上させてバルブ及びカプラの温度上昇を抑制することは、装置の発光効率の低下を防ぐことにもなる。
なお、上述した特許文献1に示される装置は、熱伝導体がカプラの外周面の少なくとも半分を占めるようにすることにより、カプラの放熱性を向上させている。また、特許文献2に示される装置は、スケルトン形状のボビン及びコアの表面にコイルが巻回され、スケルトンによって形成される開口に配設されたコアを熱伝導体に略面接させることにより、カプラの放熱性を向上させている。
特表平11−501152号公報 国際公開05−041245号パンフレット
ところで、従来の無電極放電灯装置において、樹脂製のボビンは、一般的に、金型を用いて筒状に成形される。しかしながら、無電極放電灯装置の高出力化に伴い、カプラ部のサイズが大きくなり、ボビンのサイズが大きくなると、筒状のボビンを成形する際、ボビンに大きな抜き勾配をつける必要がある。このため、ボビンが誘導コイルの半径方向に肥大化し、バルブのキャビティ径にも制限があることから、キャビティの容積に占める熱伝導体の割合が減少することとなり、カプラの放熱性が悪化してしまうという問題があった。
また、特許文献1に示される無電極放電灯装置のように、側面に開口を有しない筒状のボビンを用いる場合など、コア全体を包み込むように誘導コイルとコアの間に樹脂製のボビンが介在すると、誘導コイルやその周囲から発せられる熱がボビンで遮られ、コアや熱伝導体に熱が伝わり難くなり、カプラの放熱性が悪化してしまうという問題もある。特に、無電極放電灯装置の高出力化を考えた場合、誘導コイルの周囲にはプラズマが集中し、温度が高くなり易いため、従来のように、コアからの熱を熱伝導体を介して放熱するのみでは、誘導コイルの周囲の温度が上昇し、発光効率が著しく低下する虞がある。
また、200Wを超えるランプ電力の無電極放電灯装置の場合、発光効率を上げる手段として、封入ガスを10Paまで低下させることが有効であることが実験的に検証されているが、このとき、始動電圧が1.5倍から2倍程度に上昇することが知られている。通常、誘導コイルは、巻き線をボビンの表面に沿って誘導コイルの軸方向と略平行に張った後に、巻き線をL字状に折り曲げてボビンに巻回して形成されるが、始動電圧と同じ電圧が、巻き線を誘導コイルの軸方向と略平行に張って形成された巻始め部と、巻き線をボビンに巻回して形成された巻回部の間に印加されるため、無電極放電灯装置の高出力化を考えた場合、絶縁耐性を向上させる必要がある。
なお、特許文献2においては、巻始め部と巻回部の間に絶縁物であるガラスクロステープを介在させて、コイルの巻始め部と巻回部の絶縁性を確保した例(同特許文献、FIG.5参照)や、巻始め部を収納するためにボビンに形成された溝部の側壁を高くして、誘導コイルの巻回部と巻回部の間の空間距離を稼ぎ、絶縁性を確保した例が示されている(同特許文献、FIG.8A,8B参照)。しかしながら、ガラスクロステープを用いて絶縁性を確保する場合、巻始め部を覆うためにボビン以外の部材を用いることとなり、装置製造時の作業性が悪くなると共に、コスト的にも不利になる。また、誘導コイルの巻始め部と巻回部の間の空間距離を稼いで絶縁性を確保する場合、ボビンが誘導コイルの半径方向に肥大化してキャビティの容積に占める熱伝導体の割合が減少することとなり、より効果的にカプラの放熱性を改善することが難しい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、放熱性に優れ、装置の高出力化を図ることができる無電極放電灯装置、及び、この無電極放電灯装置を備えた照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、放電ガスを封入した透光性のバルブと、前記バルブに形成されたキャビティに収納され、高周波電磁界を発生させる高周波電磁界発生部とを備え、前記高周波電磁界発生部は、高周波電流が流れることにより高周波電磁界を発生させる誘導コイルと、軟磁性材料により形成され、前記誘導コイルに挿入されるコアと、前記誘導コイル及び/又は前記コアから発せられた熱を、前記キャビティの入口付近に伝導する熱伝導体と、前記コア及び/又は前記熱伝導体を収納して保持すると共に、前記誘導コイルが巻回される樹脂製のボビンとを有する無電極放電灯装置において、前記ボビンは前記誘導コイルの半径方向に分解可能となるように2つのパーツで形成され、前記誘導コイルは、前記ボビンの表面に沿って巻き線を該誘導コイルの軸方向と略平行に張って形成された巻始め部と、該巻始め部に対して前記半径方向の外側に配置され、前記巻き線を前記ボビンに巻回して形成された巻回部とを有し、前記2つのパーツで形成されたボビンの一方には、前記誘導コイルの巻始め部を覆うように該巻始め部と前記巻回部の間に配置される上部カバー部、及び前記上部カバー部より下方に配置され、前記誘導コイルを覆うように形成された一対の下部カバー部を有し、前記上部カバー部及び前記下部カバー部は鉤状に形成され、前記上部カバー部の該鉤の先端は、前記誘導コイルの巻き方向と反対方向に延び、前記下部カバー部の該鉤の先端は、前記上部カバー部に対して反対方向である前記誘導コイルの巻き方向と同方向に延びており、前記上部カバー部に対して前記ボビンの周方向に僅かにずれた位置に形成されることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1に記載の無電極放電灯装置において、前記熱伝導体の一部を前記誘導コイルに略接するように配置したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載の無電極放電灯装置において、前記コアは、前記熱伝導体と接する面が略平面状であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至請求項の何れかに記載の無電極放電灯装置を備えることを特徴とする照明器具である。
請求項1に記載の無電極放電灯装置によれば、ボビンが誘導コイルの半径方向に分解可能であるので、半径方向に分解されるボビンの各パーツを、別々に成形することが可能になる。このため、従来、筒状のボビンを成形する場合に必要であった抜き勾配をボビンに形成する必要がなく、誘導コイルの半径方向に対し、ボビンの厚みを薄く且つ均一にすることができる。すなわち、キャビティの容積に占めるボビンの割合を抑え、熱伝導体の割合を増やすことができるので、カプラの放熱性を改善することができる。
また、巻始め部と巻回部の間に配置されるカバー部により巻始め部を覆うようにすれば、巻始め部と巻回部の間に十分な沿面距離を確保でき、従って、絶縁耐圧が高くなり、装置の高出力化に伴う始動電圧の上昇にも対応できる。さらに、ボビンに形成された上部カバー部の鉤の先端は、誘導コイルの巻き方向と反対方向に延び、下部カバー部の鉤の先端は、上部カバー部に対して反対方向である誘導コイルの巻き方向と同方向に延び、下部カバー部は、上部カバー部に対してボビンの周方向に僅かにずれた位置に形成されている。このため、巻き線をボビンに巻回する際、巻始め部が鉤状のカバー部に引っ掛かって保持でき、誘導コイルをボビンに確実に固定して、誘導コイルの位置ずれを防止することができる。
請求項に記載の無電極放電灯装置によれば、熱伝導体の一部を誘導コイルに略接するように配置すれば、従来例と同様にコアからの熱を熱伝導体を介して放熱することができることに加えて、温度が特に高くなる誘導コイルの周囲の熱を熱伝導体を介して放熱し易くなる。
請求項に記載の無電極放電灯装置によれば、コアの熱伝導体と接する面が略平面状とすれば、装置の高出力化に伴うコアの大型化、長尺化に対しても、コアの熱伝導体との接触面の寸法精度を高く維持することができ、コアと熱伝導体の密着性を確保することができる。このため、コアからの熱を熱伝導体を介して効率よく放熱することができる。
請求項に記載の無電極放電灯装置によれば、放熱性に優れ、装置の高出力化を図ることができる無電極放電灯装置を備えることで、照明器具の大光束化を図ることができ、このため、従来に比べて設置台数を削減することができ、省メンテナンス化、及び省資源化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る無電極放電灯装置について図面を参照して説明する。図1に示されるように、無電極放電灯装置1は、放電ガスを封入した透光性のバルブ2と、バルブ2に形成されたキャビティ21に分離自在に収納され、高周波電磁界を発生させるカプラ(高周波電磁界発生部)3とを備えている。
図2に示されるように、バルブ2は、略球状に形成されており、その内部中央に向けてキャビティ21を形成するステム22が設けられている。また、バルブ2は、キャビティ21内に設けられた排気管23を有している。排気管23は、バルブ2内の空気を排気し、バルブ2内に水銀などの放電ガスを充填するために用いられ、放電ガス充填後は管先端部が封止される。また、バルブ2の内面2aには、蛍光物質が塗布されており、放電ガスが励起されることにより放射される紫外線が、この蛍光物質によって可視光に変換されることによってバルブ2が発光する。なお、バルブ2は、樹脂ベース部4によって支持固定されており、樹脂ベース部4はバルブ2と共にカプラ3に対して分離自在である。
カプラ3は、高周波電流が流れることにより高周波電磁界を発生させる誘導コイル31と、軟磁性材料により形成され、誘導コイル31に挿入されるコア32と、誘導コイル31及びコア32から発せられた熱を、キャビティ21の入口付近に伝導する熱伝導体33と、コア32及び熱伝導体33を収納して保持すると共に、誘導コイル31が巻回される樹脂製のボビン34とを有している。ボビン34は、後に詳述するように、誘導コイル31の半径方向に分解可能となるように2つのパーツで形成されている。なお、以下においては、誘導コイル31の半径方向を単に半径方向Aといい、誘導コイル31の軸方向を単に軸方向Bという。その他、無電極放電灯装置1は、誘導コイル31に高周波電流を供給するための高周波電源(図示せず)を備えている。
なお、誘導コイル31には、例えば、リッツ線が用いられる。また、コア32には、例えば、高周波磁気特性の良好なMn−Znフェライトが用いられる。熱伝導体33には、例えば、伝導性の高いアルミニウム若しくは銅、又はこれらの合金が用いられる。ボビン34には、例えば、液晶ポリマーなどの耐熱性の樹脂が用いられ、各パーツ毎に所定形状の金型を用いて成形される。
図3はボビン分解時のカプラ3を、図4はボビン組立時のカプラ3を、図5は誘導コイル31を巻回した状態のカプラ3をそれぞれ示す。また、図6乃至図8は、図5の各位置における断面図を示す。図3に示されるように、ボビン34は、上部ボビン35と下部ボビン36とを備えており、上部ボビン35は、半径方向Aに分解可能な2つのパーツ35a,35bを組み立てることにより、軸方向Bに延びる略円筒を形成する。また、各パーツ35a,35bは、誘導コイル31が巻回される部分(以下、コイル取付部という)に開口部41を有している。
図3、及び、図6乃至図8の断面図に示されるように、コア32及び熱伝導体33は、軸方向Bに延びる柱状に形成されており、それぞれ一対で構成されている。コア32同士及び熱伝導体33同士は互いに対向するように配置され、一対のコア32で、各熱伝導体33を挟み込むように組み立てられる。なお、コア32は、熱伝導体33と接する面が略平面状となるように略扁平に形成されている。図3に示されるように、組み立てられたこれらコア32及び熱伝導体33のコイル取付部に対応する部分には、ガラスクロステープ6が巻回される。また、図6及び図7に示されるように、組み立てられたこれらコア32及び熱伝導体33の半径方向Aの断面は、円形の外周縁付近を互いに略平行な一対の直線で切り取ったような形状になっている。なお、以下においては、組み立てられたコア32及び熱伝導体33の平面部分を組立体の平面部61、及び、組み立てられたコア32及び熱伝導体33の曲面部分を組立体の曲面部62という。組立体の曲面部62は、ボビン34の開口部41に面するように配置される。また、組み立てられたコア32及び熱伝導体33の中央付近には、排気管23が挿入される隙間が形成される。
図3に示されるように、上部ボビン35の各パーツ35a,35bは、互いに対向する位置にオス型の嵌合部42とメス型の嵌合部43を備えている。カプラ3は、下部ボビン36にコア32及び熱伝導体33を立設し、コイル取付部に対応する部分にガラスクロステープ6を巻回した状態で、上部ボビン35の各パーツ35a,35bでコア32及び熱伝導体33を包み込むように嵌合部42,43を嵌合させて組み立てられる(図4参照)。このように、カプラ3は、各パーツ35a,35bでコア32及び熱伝導体33を包み込むように、嵌合部42,43を嵌合させて組み立てるだけなので、装置の高出力化に伴いカプラ3が大型化した場合であっても組立作業が容易になる。
図6及び図9に示されるように、誘導コイル31は、上部ボビン35の表面に沿って巻き線を誘導コイル31の軸方向Bと略平行に張って形成された巻始め部31aと、巻始め部31aに対して半径方向Aの外側に配置され、巻き線を上部ボビン35に巻回して形成された巻回部31bとを有している。上部ボビン35は、図6に示されるように、コイル取付部において、誘導コイル31の巻始め部31aを覆うように巻始め部31aと巻回部31bの間に配置される上部カバー部(カバー部)51を有している。また、図7及び図8に示されるように、上部ボビン35及び下部ボビン36は、コイル取付部よりも下方に配置され、巻き線を覆うように形成された下部カバー部52を有している。これら上部カバー部51及び下部カバー部52は、組立体の平面部61と略平行に形成された切欠53,54に対して半径方向Aの外側に配置され、切欠53,54に収納された巻き線を保持できるように鉤状に形成されている。これら切欠53,54、並びに、上部カバー部51及び下部カバー部52は、軸方向Bに延設されている。上部カバー部51は、コイル取付部の開口部41が形成されていない部分に形成されており、図6に示されるように、鉤の先端が、誘導コイル31の巻き方向Cと反対方向に延びるように形成されている。一方、図7及び図8に示されるように、下部カバー部52の鉤の先端は、上部カバー部51に対して反対方向(誘導コイルの巻き方向Cと同方向)に延びており、上部カバー部51に対してボビン34の周方向に僅かにずれた位置に形成されている。なお、下部カバー部52は1対で構成されており、それぞれ巻始め側と巻き終り側の巻き線が収納される。
次に、誘導コイル31の巻回方法について説明する。まず、切欠54に沿って巻き線を軸方向Bと略平行に下方から上方に張って下部カバー部52の上端でL字状に折り曲げ、巻き線を下部カバー部52に引っ掛ける。そして、巻き線をボビン34の周方向に這わせた後に、更にL字状に折り曲げ、ボビン34の表面に沿って巻き線を軸方向Bと略平行に張って巻始め部31aを形成する。更に、上部カバー部51の上端で、巻き線をL字状に折り曲げ、巻き線をボビン34に巻回して巻回部31bを形成する。この状態で、巻回部31bは巻始め部31aに対して半径方向Aの外側に配置され、上部カバー部51は、巻始め部31aと巻回部31bの間に配置される。また、開口部41に面している組立体の曲面部(熱伝導体の一部)62は、ガラスクロステープ6のみを介して、誘導コイル31に略接するように配置される。
以上のように本実施形態の無電極放電灯装置1によれば、ボビン34が誘導コイル31の半径方向Aに分解可能であるので、半径方向Aに分解されるボビン34の各パーツ35a,35bを、別々に成形することが可能になる。このため、従来、筒状のボビンを成形する場合に必要であった抜き勾配をボビン34に形成する必要がなく、半径方向Aに対し、ボビン34の厚みを薄く且つ均一にすることができる。すなわち、キャビティ21の容積に占めるボビン34の割合を抑え、熱伝導体33の割合を増やすことができるので、カプラ3の放熱性を改善することができる。
また、誘導コイル31の巻始め部31aと巻回部31bの間に配置される上部カバー部51により巻始め部31aを覆うようにしたので、巻始め部31aと巻回部31bの間に十分な沿面距離が確保される。このため、絶縁耐圧が高くなり、装置の高出力化に伴う始動電圧の上昇にも対応できる。また、絶縁耐性を向上させるために別部材を用いる必要がないので、キャビティ21の容積に占める熱伝導体33の割合が削減されることもない。
また、鉤状の上部カバー部51の先端が、誘導コイル31の巻き方向Cと反対方向に延びているので、巻き線をボビン34に巻回する際、巻始め部31aが鉤状の上部カバー部51に引っ掛かって保持される。このため、誘導コイル31をボビン34に確実に固定して、誘導コイル31の位置ずれを防止することができる。
また、開口部41に面しているコア32及び熱伝導体33の曲面部(熱伝導体の一部)が、ガラスクロステープ6のみを介して、誘導コイル31に略接するように配置されているので、従来例と同様にコア32からの熱を熱伝導体33を介して放熱することができることに加えて、温度が特に高くなる誘導コイル31の周囲の熱を熱伝導体33を介して放熱し易くなる。このため、装置を高出力化した場合においても、高い発光効率を実現できる(例えば、ランプ電力240Wにした場合において、90LPW程度)。
また、コア32の熱伝導体33と接する面が略平面状であるので、装置の高出力化に伴うコア32の大型化、長尺化に対しても、コア32の熱伝導体33との接触面の寸法精度を高く維持することができ、コア32と熱伝導体33の密着性を確保することができる。このため、コア32からの熱を熱伝導体33を介して効率よく放熱することができる。
図10乃至図12は、本実施形態に係る無電極放電灯装置1を、それぞれダウンライト11、高天井用の照明器具12、及び道路灯13に組み込んだ例を示す。各照明器具11,12,13は無電極放電灯装置1を収納する灯具14を備えており、各灯具14は、固定部15や支柱16等を用いてメンテナンスし難い高所に設置することが可能である。このような照明器具11,12,13によれば、放熱性に優れ、装置の高出力化を図ることができる無電極放電灯装置1を備えるので、器具の大光束化(例えば、光束22000lm、ランプ電力240W程度)を図ることができる。このため、従来に比べて設置台数を削減することができ、省メンテナンス化、及び省資源化を図ることができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、上部ボビン35の分割数は上述したように2つであることが好ましいが、3つ以上であってもよい。
本発明の一実施形態に係る無電極放電灯装置の側面図。 同無電極放電灯装置の断面図。 同無電極放電灯装置のカプラの分解斜視図。 同カプラの誘導コイルを外した状態の斜視図。 同カプラの誘導コイルを取り付けた状態の斜視図。 図5のI−I線断面図。 図5のII−II線断面図。 図5のIII−III線断面図。 同カプラの誘導コイル付近の斜視図。 同無電極放電灯装置の使用例を示す斜視図。 同無電極放電灯装置の使用例を示す斜視図。 同無電極放電灯装置の使用例を示す側面図。
符号の説明
1 無電極放電灯装置
2 バルブ
3 カプラ(高周波電磁界発生部)
21 キャビティ
31 誘導コイル
32 コア
33 熱伝導体
34 ボビン
31a 巻始め部
31b 巻回部
51 上部カバー部(カバー部)

Claims (4)

  1. 放電ガスを封入した透光性のバルブと、前記バルブに形成されたキャビティに収納され、高周波電磁界を発生させる高周波電磁界発生部とを備え、
    前記高周波電磁界発生部は、
    高周波電流が流れることにより高周波電磁界を発生させる誘導コイルと、
    軟磁性材料により形成され、前記誘導コイルに挿入されるコアと、
    前記誘導コイル及び/又は前記コアから発せられた熱を、前記キャビティの入口付近に伝導する熱伝導体と、
    前記コア及び/又は前記熱伝導体を収納して保持すると共に、前記誘導コイルが巻回される樹脂製のボビンとを有する無電極放電灯装置において、
    前記ボビンは前記誘導コイルの半径方向に分解可能となるように2つのパーツで形成され、
    前記誘導コイルは、前記ボビンの表面に沿って巻き線を該誘導コイルの軸方向と略平行に張って形成された巻始め部と、該巻始め部に対して前記半径方向の外側に配置され、前記巻き線を前記ボビンに巻回して形成された巻回部とを有し、
    前記2つのパーツで形成されたボビンの一方は、前記誘導コイルの巻始め部を覆うように該巻始め部と前記巻回部の間に配置される上部カバー部、及び前記上部カバー部より下方に配置され、前記誘導コイルを覆うように形成された一対の下部カバー部を有し、
    前記上部カバー部及び前記下部カバー部は鉤状に形成され、前記上部カバー部の該鉤の先端は、前記誘導コイルの巻き方向と反対方向に延び、前記下部カバー部の該鉤の先端は、前記上部カバー部に対して反対方向である前記誘導コイルの巻き方向と同方向に延びており、前記上部カバー部に対して前記ボビンの周方向に僅かにずれた位置に形成されることを特徴とする無電極放電灯装置。
  2. 前記熱伝導体の一部を前記誘導コイルに略接するように配置したことを特徴とする請求項1に記載の無電極放電灯装置。
  3. 前記コアは、前記熱伝導体と接する面が略平面状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無電極放電灯装置。
  4. 請求項1乃至請求項の何れかに記載の無電極放電灯装置を備えることを特徴とする照明器具。
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