JP3090796U - 車両用前照灯の放電管用口金 - Google Patents

車両用前照灯の放電管用口金

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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の放電管を光源とする車両用前照灯、D1
S、D1R、D2S、D2R等に代えて、そのまま当該
照明装置に容易に装着でき、安全且つ信頼性の高い構造
の車両用前照灯の放電管用口金を提供する。 【解決手段】放電管2から出射される光の一部を遮光す
る遮光板5、コネクタ部13、該コネクタ部13と一体
に連結される固定取り付け部12から構成されている。
前記放電管2は、紫外線カットガラス管1により周囲が
囲まれている。遮光板5は、略四角形の薄板からなり、
前記紫外線カットガラス管1の下方の周囲に設けられ、
冠状部6に嵌入され、紫外線カットガラス管1と共に固
化固定される。前記遮光板5は、紫外線カットガラス管
1の外側に略密着して冠状部6に形成された挿通孔の内
側に設けられると共に、紫外線カットガラス管1を一周
してその両端は離れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両用前照灯の放電管用口金に関し、特に放電管の周囲を囲む紫外線 カットガラス管の強度を高めると共に、光の配光パターンを良好にする放電管用 口金に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用の前照灯光源としてキセノンランプのような放電管がある。前記放電管 は初期点灯印加電圧が約2万Vと高電圧であるが、約100ルーメン±15%/ ワットの高効率であって、従来のハロゲンランプよりも約2倍の大きな光束が得 られる。更に消費電力が35W程度で済み、寿命も4倍以上なので省エネルギー に最適であって、真に車両用の前照灯として理想的な光源である。
【0003】 一方、前照灯、特に車両用前照灯等では、ロービーム/ハイビームの切り替え を行えるように構成されなければならないが、現在の放電管ではH−4タイプの ハロゲンランプのようにランプ自身の中に2つの発光部を設けるのは構造的に困 難である。また、ハロゲンランプを用いた方式のように、別個に2つの放電管を 反射鏡の中央近傍に併設するのではスペース的に問題であり、反射鏡の構成も難 しい。さらに、コスト的にも割高になる。
【0004】 前記問題点を解決する前照灯として本発明者らは、先に「車両用前照灯」(特 願2002−159571)を出願した。かかる発明による車両用前照灯は、単 一発光部を有する放電管から発せられる光を前方に反射する反射鏡と、前記単一 発光部を有する放電管から発せられる光のうち、前方に直接出射される光と前記 反射鏡の下方に向かって出射される光を遮蔽する遮蔽手段を具備するマルチビー ムモードの車両用前照灯である。前記単一発光部を有する放電管を偏心回転しな がら前進/後退して反射鏡のロービームまたはハイビームに適した位置に前記単 一発光部を有する放電管の発光部を三次元的に任意の位置に移動させる回転移動 手段と、該回転移動手段の回転を制御する回転制御手段を備えることにより、ロ ービーム/ハイビームの切り替えを行えるように構成した。斯かる車両用前照灯 は、既存のハロゲンランプを光源とするプロジェクター式ヘッドライト等の照明 装置における口金装着部の形状寸法に適合するようにして、直ちに現行のハロゲ ンランプに代えて放電管を照明装置に採用可能にした。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記車両用前照灯において、放電管から発せられる光は、略全ての方向に光を 出射している。しかし、放電管から出射される光には反射鏡で有効に反射される 光の他に、特に放電管の周囲を囲む紫外線カットガラス管を口金に固定する側か ら出射される光は前記紫外線カットガラス管の内部で乱反射されてから紫外線カ ットガラス管の外に出射され、前記反射鏡に反射する。その結果、ハロゲンラン プ用として製作された反射鏡による配光パターンと異なるものとなり、車両用前 照灯の性能を損なうことがある。
【0006】 前記問題を解決するために、従来、図5に示すような製品もある。即ち、放電 管2の一方の電極リード線2aと、周囲を囲む紫外線カットガラス管1から導出 され、細管4を挿通した電極リード線2bとが、固定取り付け部12に一体に連 結されるコネクタ部13にある図示していない外部電源供給ケーブルとの接続電 極に接続されている。前記紫外線カットガラス管1の表面には黒鉛14がコーテ ィングされ、紫外線カットガラス管1から出射される光の一部を遮光している。 しかし、前述のように、放電管はおよそ2万ボルトという高電圧を印加するため 、前記細管4が破損してひび割れた場合など、前記黒鉛14との間で、気中放電 が生じる場合がある。
【0007】 また、上記放電管用口金では仕切り壁を設けた2重構造として最短絶縁距離を 長くする工夫が為されたものもあるが、構造的にやや複雑になりコストが嵩む。 更に、口金に十分な耐圧を確保しても該口金からプラス/マイナスの電源ケーブ ルが各々引き出されている構造であり、自動車の製造における照明装置を含む電 装部品の安全性向上・品質の均一化及び電装部品の組立や修理の簡易化が要請さ れることから、上記車両用前照灯の放電管用口金においても、取り付け/取り外 しの簡素化、安全性の向上、信頼性の向上を図る必要がある。
【0008】 前記放電管用口金では、ハロゲンランプの口金のような支柱部分が無く、単に 放電管2と紫外線カットガラス管1が口金の筒穴に嵌合しているだけなので、照 明装置の口金装着部への取り付けの際に放電管2と紫外線カットガラス管1がそ の筒穴との境の根元部分にクラックが入りやすいという取り扱い上の問題点があ る。その結果、前記のように、細管4が破損してひび割れたり、あるいは、放電 管2と紫外線カットガラス管1が折れて破損する場合もある。
【0009】 本考案は、かかる問題を解決して不要な光を遮光すると共に、組み込み時に不 要な力が紫外線カットガラス管、細管などの側面に加わった場合にも紫外線カッ トガラス管、細管などが破損することのない車両用前照灯の放電管用口金を提供 することを目的としてなされたものであり、従来の放電管を光源とする車両用前 照灯、D1S、D1R、D2S、D2R等に代えて、そのまま当該照明装置に容 易に装着でき、安全且つ信頼性の高い構造の車両用前照灯の放電管用口金を提供 するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために請求項1記載の車両用前照灯の放電管用 口金は、放電管を光源とする車両用前照灯の照明装置における口金装着部の形状 寸法に適合して装着可能な絶縁材からなる放電管用口金において、前記放電管か ら出射される光の一部を遮光する遮光板と、前記放電管の周囲を囲む紫外線カッ トガラス管が嵌入され、底部に該紫外線カットガラス管から導出される放電管の 一方の電極リード線とを挿入するための挿通孔と、該挿通孔の廻りに形成された 側壁の外側に他方の電極リード線を挿通した細管を係合固定するための切り欠き 部がそれぞれ形成された冠状部と、該冠状部を挿入するための挿通孔及び前記放 電管の両電極リード線を外部に導出する挿通孔が形成された筒状部と、該筒状部 と一体に連結される外部電源供給ケーブルとの接続電極を設けたコネクター部を 有し、前記遮光板は、その両端は離れるように紫外線カットガラス管の外側を略 密着するように一周し、その下端が前記冠状部に形成された挿通孔の内側に嵌入 されると共に前記冠状部に耐熱性の接着剤で固着されており、前記他方の電極リ ード線を挿通した細管と前記遮光板との間は隙間が形成されていることを特徴と する。
【0011】 請求項2記載の考案は、請求項1に記載の車両用前照灯の放電管用口金におい て、前記遮光板は、少なくとも前記紫外線カットガラス管に当接する側が、前記 放電管から出射される光を吸収する塗料が塗装されるか、又は/及び材料から形 成されていることを特徴とする。
【0012】 請求項3記載の考案は、請求項1に記載の車両用前照灯の放電管用口金におい て、前記遮光板は、前記冠状部から前記放電管の発光部が隠れない高さに設けら れることを特徴とする。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例について図面により説明する。図1は本考案の実施例の 斜視図であって、図1(a)は放電管2の周囲を囲む紫外線カットガラス管1と 電極リード線2bを挿通した細管4との位置関係を明確にする図、図1(b)は 、電極リード線2bを挿通した細管4と遮光板5との位置関係を明確にする図、 図1(c)は図1(a)、図1(b)の一部上面図である。図2は、遮光板5、 冠状部6及び筒状部11の分解斜視図である。図3は、図2の組立斜視図である 。
【0014】 以下各図を用いて本考案の実施形態を説明する。図1において、放電管2を光 源とする車両用前照灯の放電管用口金は、周知の放電管を光源とする車両用前照 灯の照明装置における口金装着部の、規格化された形状寸法に適合して装着可能 な放電管用口金であって、例えば、車両用前照灯、D1S、D1R、D2S、D 2R型に用いられるコネクタと同一である。図1における車両用前照灯の放電管 用口金は、図2に示すように、前記放電管2から出射される光の一部を遮光する 遮光板5、冠状部6、筒状部11、該筒状部11を収納する図1に示すコネクタ 部13、該コネクタ部13と一体に連結される図1に示す固定取り付け部12か ら構成されている。
【0015】 前記筒状部11は、コネクタ部13内に一体収納され、放電管から導出されて いる2本の電極リード線は、前記筒状部11を通り、図示していない外部電源供 給ケーブルとの接続電極を設けたコネクター部13に接続されている。前記筒状 部11の材質はPPS(ポニフェニレンスルフィド)樹脂、PI(ポリイミド) 樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂等の絶縁性、耐熱性に優れた 樹脂製が好ましい。
【0016】 前記固定取り付け部12の上面には後述するシェード51を取り付ける係合切 り欠き14a、14bがそれぞれ形成されている。前記固定取り付け部12によ り図示していない反射鏡の外側より金属バネ等の方法により放電管2の発光部が 後述する予め定められた位置になるように固定されている。
【0017】 前記放電管2は、紫外線カットガラス管1により周囲が囲まれていて、該放電 管2の図示していない一方の電極リード線は、前記冠状部6の底部に形成された 挿通孔7を通り筒状部11の外に導出される。他方の電極リード線2bは、セラ ミック素材の細管4に挿通され、冠状部6の外側壁に形成された切り欠き部8と 筒状部11の内側に充填された後述する耐熱性の接着剤によって前記細管4が係 合固定されて筒状部11の外に導出される。
【0018】 図2に示すように、遮光板5は、高さHの略四角形の薄板を、前記紫外線カッ トガラス管1の下方の周囲に巻きつけることにより形成されるもので、前記冠状 部6に嵌入され、紫外線カットガラス管1と共に筒状部11に後述するように固 着される。
【0019】 前記遮光板5の材料は、耐熱性で熱により変色のない物であればよく、例えば ステンレスの薄板(0.1mm程度)に、その両面を例えば黒鉛コーティングし たものである。これ以外に前記条件を満足するものであれば耐熱性の合成樹脂ま たはセラミック材などであってもよい。前記遮光板5は、放電管2の周囲を囲む ように、紫外線カットガラス管1に略密着する径の円筒状に加工され、紫外線カ ットガラス管1に略密着すらように一周して、その両端イ、ロが当接せず、その 両端イ、ロは前記他方の電極リード線2bを挿通した細管4の直径Φと略等しい か、僅かに小さい距離だけ離れたスリット状の隙間(幅W)が形成されている。
【0020】 図2に示すように、冠状部6は、前記放電管2の周囲を囲む紫外線カットガラ ス管1がその内部に嵌入される凹部が形成され、その底部には前記紫外線カット ガラス管1から導出される放電管の一方の電極リード線2aを挿入するための挿 通孔7が形成されている。また、前記凹部の外側壁には他方の電極リード線2a が挿通された細管4が係合固定される切り欠き部8が形成されている。前記冠状 部6は、放電管2が発する熱に対して耐えられる耐熱材料であると共に、前記放 電管2の初期点灯印加電圧(約2万V)に耐え得る材料であればよく、例えば、 セラミックなどが好ましい。筒状部11は、前記冠状部6を挿入するため凹部が 形成されていて、前記放電管2の両電極リード線2a、2bを外部に導出する挿 通孔10が形成されている。
【0021】 図3に示すように、遮光板5は、前記スリット状の両端間の隙間が冠状部6に 形成された切り欠き部8の位置に一致するようにしてその下部が冠状部6の凹部 に嵌入される。更に、図1に示すように、前記紫外線カットガラス管1の他方の 電極リード線2aを挿通した細管4を切り欠き部8に一致するようにして前記遮 光板5の内側に挿入する。そして、細管4と切り欠き部8を係合固定して前記遮 光板5とともに冠状部6が筒状部11に形成された凹部に嵌入され、耐熱性の接 着剤で固着される。
【0022】 図1に戻り、遮光板5及び細管4との関係について説明する。前述したように 、放電管2の初期点灯印加電圧が約2万Vと高電圧である。そのために、遮光板 5には細管4から前記高電圧が印加され、その距離が近い場合には、細管4が破 損した場合、高電圧による気中放電が生ずる場合がある。斯かる不具合を解消す るために、細管4は、前記遮光板5に形成された前記隙間に対向して以下のよう に設けられている。
【0023】 即ち、図1(c)の紫外線カットガラス管1と細管4を上部から見た時の一部 拡大図に示すように、遮光板5は、紫外線カットガラス管1の周囲に密着するよ うにして略一周していて、遮光板5に形成された前記スリット状の隙間(幅W) に対向する位置に細管4が距離H1だけ離れて立設されている。前記細管4から 紫外線カットガラス管1の外側までの最短距離、遮光板5の両端イ、ロ迄の距離 を、それぞれH1、H2、H3、前記細管4の直径をΦ、とし、H1<H2、H 3及び、Φ>Wとする。更に、好ましくは、放電管2から出射された光が、前記 遮光板5のスリット部から漏れても細管4に遮られて結果的に紫外線カットガラ ス管1から出射されないと同様の効果になるようにΦとH1との関係を定めるこ とが好ましいが、かかる条件が満足されなくとも、後述する図4に示すシェード により、前記漏洩する光は遮光される。図1(b)では、細管4とスリット部と の位置関係を容易にするために、Φ<Wとして図示してある。
【0024】 前記のように、遮光板5がスリット状になっていることにより、以下のような 効果がある。即ち、前述したように、放電管2の初期点灯印加電圧が約2万Vと 高電圧である。そのために、細管4が破損した場合、該細管4に挿通された電極 リード線2bから遮光板5に前記高電圧が印加され、その距離が近い場合には高 電圧による気中放電が生ずる。しかし、遮光板5が、細管4の立設されている場 所で前記のようにスリット状に切り離されていることにより、前記放電が発生し にくくなる効果がある。即ち、H1<H2、H3である結果、前記放電が発生す る電圧は前記細管4から紫外線カットガラス管1の外側までの最短距離H1の部 分が最も低い。しかし、当該部分は前述したように、スリットが形成されていて 、導電体ではない。従って、気中放電が開始される電圧は遮光板5の両端イ、ロ 迄の最短距離H2、H3の部分が最も低くなり、H1<H2、H3である結果、 スリットが形成されていることにより放電開始電圧が高まり、機器の損傷が軽減 される。
【0025】 又、遮光板5がスリット状になっている結果、紫外線カットガラス管1の加工 精度が多少低くても、遮光板5のスリットの幅が前後して調整され、容易に紫外 線カットガラス管1の周囲に密着するようにして紫外線カットガラス管1の強度 が補強される効果がある。更に、紫外線カットガラス管1が放電管2が発生する 熱により膨張・収縮しても、前記スリットが形成されていることにより、膨張・ 収縮が吸収され、紫外線カットガラス管1の破壊がを防止される効果がある。
【0026】 図4は、紫外線カットガラス管1に被るシェード21の説明図であって、図4 (a)は、前記紫外線カットガラス管1を放電管用口金に挿入した時の概略図、 図4(b)はシェード21、図4(c)は前記紫外線カットガラス管1を放電管 用口金に挿入してシェード21を紫外線カットガラス管1に被せた図である。シ ェード21は円筒状であり、紫外線カットガラス管1が接触しないだけの内径を 有し、後部21cから21の内部に紫外線カットガラス管1が嵌入されるように なっている。更にその先端と底部にはそれぞれ光を遮る、傘状の遮蔽部21aと 、樋状の遮蔽部21bが形成されている。該遮蔽部21a、21bは、光を遮る 材料であればよく、例えば薄い金属板を打抜成形したものや耐熱性の合成樹脂ま たはセラミック材が適当である。
【0027】 シェード21の後部21cには爪部21d、21eが形成されていて、前記固 定取り付け部12の上面に形成された係合切り欠き14a、14bにそれぞれ係 合固定され、シェード21が固定取り付け部12に固定される。即ち、シェード 21は前照灯に対して常に一定した方向(遮蔽部21bが放電管2に対して下) となるように取り付けられる。また、前述した遮光板5に形成された隙間及び細 管4が前記遮蔽部21bに対向するように(隙間及び細管4が遮蔽部21bを向 く)シェード21の係合位置が定められている。その結果、前記のように、Φ> Wを満足しなくても、スリットから漏れた光は遮光される。
【0028】
【考案の効果】
請求項1記載の車両用前照灯の放電管用口金によれば、放電管を光源とする車 両用前照灯の照明装置における口金装着部の形状寸法に適合して装着可能な絶縁 材からなる放電管用口金において、前記放電管から出射される光の一部を遮光す る遮光板を放電管の周囲を囲む紫外線カットガラス管の周囲に設けることにより 前記紫外線カットガラス管から外に出射される光を遮光、本来の配光パターンを 維持できるとともに、紫外線カットガラス管、細管などに不用意に加わる外力に よる破壊を低減できる。更に、前記遮光板は、紫外線カットガラス管の外側に略 密着して冠状部に形成された挿通孔の内側に設けられると共に、紫外線カットガ ラス管を一周してその両端が当接せず、その両端が離れていることにより、細管 の破損による放電を防止すると共に、紫外線カットガラス管の加工精度を緩和し 、更に紫外線カットガラス管の熱膨張・収縮により紫外線カットガラス管が破壊 されることを低減する。
【0029】 請求項2記載の車両用前照灯の放電管用口金によれば、放電管から発せられ光 を吸収し、遮光板の遮光効果を高めることができる。
【0030】 請求項3記載の車両用前照灯の放電管用口金によれば、放電管から発せられ光 のうち、有効に使用すべき光が遮光板により遮断されることがなくなり、車両用 前照灯の効率を低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図であって、図1(a)
は紫外線カットガラス管と細管との位置関係を明確にす
る図、図1(b)は、細管と遮光板との位置関係を明確
にする図、図1(c)は図1(a)、図1(b)の一部
上面図である。
【図2】遮光板、冠状部及び筒状部の分解斜視図であ
る。
【図3】図2の組立斜視図である。
【図4】紫外線カットガラス管に被るシェードの説明図
であって、図4(a)は、紫外線カットガラス管を放電
管用口金に挿入した時の概略図、図4(b)はシェー
ド、図4(c)は前記紫外線カットガラス管を放電管用
口金に挿入してシェードを紫外線カットガラス管に被せ
た図である。
【図5】従来の車両用前照灯における放電管用口金の実
施形態の図である。
【符号の説明】
1 紫外線カットガラス管 2 放電管 4 細管 5 遮光板 6 冠状部 7、10 挿通孔 8 切り欠き部 11 筒状部 12 固定取り付け部 13 コネクタ部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電管を光源とする車両用前照灯の照明装
    置における口金装着部の形状寸法に適合して装着可能な
    絶縁材からなる放電管用口金において、 前記放電管から出射される光の一部を遮光する遮光板
    と、 前記放電管の周囲を囲む紫外線カットガラス管が嵌入さ
    れ、底部に該紫外線カットガラス管から導出される放電
    管の一方の電極リード線とを挿入するための挿通孔と、
    該挿通孔の廻りに形成された側壁の外側に他方の電極リ
    ード線を挿通した細管を係合固定するための切り欠き部
    がそれぞれ形成された冠状部と、 該冠状部を挿入するための挿通孔及び前記放電管の両電
    極リード線を外部に導出する挿通孔が形成された筒状部
    と、 該筒状部と一体に連結される外部電源供給ケーブルとの
    接続電極を設けたコネクター部を有し、 前記遮光板は、その両端は離れるように紫外線カットガ
    ラス管の外側を略密着するように一周し、その下端が前
    記冠状部に形成された挿通孔の内側に嵌入されると共に
    前記冠状部に耐熱性の接着剤で固着されており、前記他
    方の電極リード線を挿通した細管と前記遮光板との間は
    隙間が形成されていることを特徴とする車両用前照灯の
    放電管用口金。
  2. 【請求項2】前記遮光板は、少なくとも前記紫外線カッ
    トガラス管に当接する側が、前記放電管から出射される
    光を吸収する塗料が塗装されるか、又は/及び材料から
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用前照灯の放電管用口金。
  3. 【請求項3】前記遮光板は、前記冠状部から前記放電管
    の発光部が隠れない高さに設けられることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の車両用前照灯の放電管用口金。
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