JP4942154B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセス等を利用した画像形成装置およびそのインターロックシステムに関する。
はじめに、従来のカラーレーザビームプリンタの構成について説明する。
図6は、本発明が対象とする画像形成装置の一例である、タンデムタイプのカラーレーザビームプリンタ100の概略構成を示す図である。
このカラーレーザビームプリンタ100は、黒(Bk),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各色ごとに画像形成部を設けているいわゆるタンデムタイプのプリンタである。それぞれの画像形成部には、感光ドラム18、感光ドラム18を一様に帯電する一次帯電器16、感光ドラム18上にレーザビーム13を照射し潜像を形成するスキャナユニット11、潜像を現像して可視像とする現像器14(現像ローラ17)が備えられる。さらに、可視像を転写紙に転写する転写器19、感光体の残留トナーを除去するクリーニング装置15等も備えられている。なお、図8では、各色用の画像形成部を構成する同機能の構成要素を区別するため、上記符号の添字としてそれぞれa,b,c,dを付けている。
ここでスキャナユニット11の詳細な構成について説明する。図7は、スキャナユニット11の構成を示す図である。
パーソナルコンピュータ等の外部機器からの画像形成指示があると、カラーレーザビームプリンタ100内のコントローラ(図示せず)において、画像情報が露光手段であるレーザビームをオン/オフするための画像信号(VDO信号)101に変換される。この画像信号(VDO信号)101は、スキャナユニット11内のレーザユニット102に入力される。103は、レーザユニット102によりオン/オフ変調されたレーザビームである。104は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)105を定常回転させるスキャナモータである。106は、ポリゴンミラー105によって変更されたレーザビーム107を被走査面である感光ドラム18上に焦点を結ばせる結像レンズである。
この構成により、画像信号101により変調されたレーザビーム107が感光ドラム108上を水平走査(主走査方向への走査)し、感光ドラム108上に潜像が形成される。
109はビーム検出口で、スリット状の入射口よりビームを取り入れる。この入射口より入ったレーザビームは、光ファイバ110内を通って光電変換素子111に導かれる。光電変換素子111により電気信号に変換されたレーザビームは、増幅回路(図示しない)により増幅された後、水平同期信号となる。
説明を図6に戻す。カセット22から給紙される記録媒体としての転写紙は、画像形成部とタイミングをとるために、レジストローラ21で待機する。レジストローラ21の近傍には、給紙された転写紙の先端を検知するためのレジセンサ24が設けてある。画像形成部を制御する画像形成装置制御回路316(図9;以下、制御手段と称す)はレジセンサ24の検出結果により、紙の先端がレジストローラ21に到達したタイミングを検知する。そして、1色目(図の例ではイエロー色)の像を、像担持体である感光ドラム18a上に形成するとともに、定着器23のヒータ(図示しない)温度が所定の温度になるよう制御する。
29は吸着ローラであり、このローラの軸に吸着バイアスを印可し、転写紙を搬送ベルト20上に静電的に吸着させる。レジストローラ21で待機した転写紙は、レジセンサ24の検出結果と像形成プロセスとのタイミングをとって、各色画像形成部を通過するように配置された転写ベルト20上を搬送されるとともに、転写器19aにより1色目の画像が転写紙上に転写される。
同様に、2色目(図の例ではマゼンタ)の像は、レジセンサ24の検出結果と、2色目像形成プロセスとのタイミングをとって、転写ベルト20上を搬送される転写紙上の、1色目の像の上に重畳転写される。以降同様に、3色目(図の例ではシアン)の像,4色目(図の例では黒色)の像が、各像形成プロセスとのタイミングを取って、転写紙上に順次重畳転写される。
そして、トナー画像が転写された転写紙は定着器23へと搬送され、その転写紙が定着器23におけるニップ部を通過することにより、トナーが加圧、加熱されて転写紙に溶融定着される。定着器23を通過した転写紙は機外に排紙されフルカラーの画像形成が終了する。
上述のカラーレーザビームプリンタ100においては、印字する紙種や環境等の要因によって、稀に印字途中に転写紙が装置内に滞留しミスプリントとなることがある。また、感光ドラム18や現像器14とトナーが一体構成された着脱可能なプロセスカートリッジや転写ベルト20、定着器23等は、装置の寿命よりも使用可能な時間(あるいは印字可能な枚数)が少ない。このため、寿命に達した時やトナーがなくなった場合に、随時対象ユニットを交換する必要がある。
このように、装置内に滞留している転写紙を除去する場合や、交換ユニットを交換する場合、ユーザは所定のドア形状の外装カバー(以下、ドアと称す)を開けて、装置内へ手を入れることになる。この時ユーザに意図せず怪我等の危害を及ぼさないように、ドアオープンに連動してモータ類や高圧回路等の電源を機械的に遮断する、安全面での配慮が要求される。
また、同様にドアオープン時に、レーザユニット102からのレーザビーム107が直接または間接的にユーザの目に照射されることがないように、ドアオープンに連動してレーザビーム107を遮るためのレーザシャッタを設けることが要求されている。
しかしながら、上述のタンデム方式のカラーレーザビームプリンタ100の場合、レーザビームが4色分存在すること、なおかつ開閉可能なドアが複数枚存在する場合には、メカニカルなレーザシャッタ構成が困難になる。つまり、それぞれのドアのオープンに連動して、4つのビームを同時に遮るようなシャッタを設計しようとすると、機構自体が大きく複雑になってしまい、小型化、低価格化することが技術的に困難となる。このため、特許文献1で提案されているような、ドアオープンに連動して、レーザユニット102への電源を機械的に遮断する電気的なレーザシャッタを採用したプリンタが市販されている。
以下電気的レーザシャッタ機構を含んだ従来のインターロックシステムについて説明する。
図8はカラーレーザビームプリンタ100の外装とドアの概要説明図、図9は従来のインターロックシステムの構成を示す構成図である。
図8において、31は外装と一体構成された前ドア、32は左ドアである。前ドア31は、主にジャム処理時や前記プロセスカートリッジの交換時に開閉され、左ドア32は、主にジャム処理時や転写ベルト20と定着器23の交換の時に開閉される。それぞれのドアには、突起35と36がそれぞれ設けられており、双方のドアが閉じられた時に、装置の内カバーに設けられたスリット33,34を通して、突起35,36が本体内部に設けられたスイッチ機構500のリンク機構(図示せず)を押す。
図9において、601,602は所定の安全規格に適合したインターロックスイッチである。スイッチ602はスイッチ601に直列接続されており、スイッチ機構500のリンク機構が押されると、インターロックスイッチ601とインターロックスイッチ602がほぼ同時に導通する。
スイッチ機構500のリンク機構は、突起35,36のいずれか一方のみで押しても、インターロックスイッチ601,602を導通させることはできないようになっている。つまり、前ドア31または左ドア32のオープン時には、これらのスイッチ601,602は共にオープン状態となり、前ドア31および左ドア32の双方を閉じた時に、スイッチ601,602は共にクローズ状態となる。
スイッチング電源700は、整流回路とDC−DCコンバータから構成されており、商用電源621の交流電圧を、画像形成装置内で使用する直流電圧変換して出力する。ここでは、スイッチング電源700から、+3.3V,+5V1,+24V1を出力する場合を示している。+3.3Vは主に画像形成を制御するCPU等を含む制御手段316へ、+5V1は各種センサ類、+24V1は制御手段316の一部やファンモータ等に用いられている。
また、直流電圧+24V1は、所定の安全規格に適合したインターロックリレー503と、リレー接点の開閉時における突入電流からリレー接点を保護する突入電流制限手段506を介して、+24V3に接続される各負荷に電圧供給する。なお、突入電流制限手段506は、リレー接点の開閉時における突入電流からリレー接点を保護するためにFET等の半導体素子から構成される。
インターロックリレー503のコイルへは、前述のインターロックスイッチ601,602を介して+24V1が供給される。このため、左ドア32あるいは前ドア31がオープンすると、インターロックリレー503のコイルへの通電が断たれ、リレー503の接点がオープンとなる。この結果、+24V3に接続された負荷、すなわちドアオープン時にユーザ保護のために遮断する必要のあるモータ類や高圧回路等への電源供給を遮断する。
また、インターロックスイッチ601,602オープン時における、リレー503のコイルに発生する起電力を回生させるため、インターロックリレー503のコイルには並列にダイオード505が設けられている。さらに、+24V3の電圧は、抵抗541,542により分圧され、ドアオープン検出信号S1として制御手段316のADポートに入力される。制御手段316は、検出信号S1のアナログ値が所定の値以下となった場合に前ドア31あるいは左ドア32のいずれかのドアが開いていると判断し、所定の値以上となった場合にドアが閉じていると判断する。
つぎに電気的レーザシャッタ機構部分について説明する。
+5V1には、所定の安全規格に適合した2接点構造のインターロックリレー603が接続されている。このインターロックリレー603は、駆動系負荷をオンオフするリレー503とは異なり、レーザユニット102への負荷電流を流すことができればよいため、例えば1A以上の定格があれば十分である。
インターロックリレー603のコイルへはインターロックリレー503と同様に、前述のインターロックスイッチ601,602を介して+24V1が供給されている。インターロックリレー603の接点の後には、リレー接点の開閉時における突入電流からリレー接点を保護するため、またその後に接続される露光手段としてのレーザユニット102の破損防止のために、突入電流制限手段606が設けられている。なお、この突入電流制限手段606は、FET等の半導体素子から構成される。
ここで、電気的なレーザシャッタを構成する場合、使用するレーザの出力電力にも依存するものの、レーザユニット102への電源を遮断するためには、所定の安全規格に適合した2つ以上の機械的な接点をその電源経路に設けることが要求される。安全規格上、ドアオープン時にユーザ保護のために遮断する必要のあるモータ類や高圧回路等に対してよりも更に高い安全性を要求されている。つまり、2つの機械的な接点のうち一つが万一溶着しても、もう一つが動作することにより、ユーザの安全性を確保するという思想である。
したがって、インターロックリレー603のコイルへの通電/遮断を行うインターロックスイッチは、インターロックスイッチ601とインターロックスイッチ602を直列接続することで、どちらか一方が溶着しても他方がコイルへの通電を断つことができる。またインターロックリレー603の2接点のうちいずれか一方が仮に溶着しても他方の接点により、レーザユニット102への通電を断つことができる。
このようなインターロックシステムの場合、スイッチ機構500のリンク機構により動作させるインターロックスイッチ601,602のラインは、リレーコイルへの電源+24V1ラインであるため長く引き回しても誤動作等の不具合を起こしにくい。またmAオーダの小さい電流が流れるため、比較的細い電線(図中細線)を使用して配線作業を容易にすることができる。
一方、+24V3ラインは数Aの大きな電流が流れるため、比較的太い電線(図中太線)が用いられる。この電源ラインの開閉にインターロックリレー503を用い、これを適切に配置することで、+24V3ラインの比較的太い電線を最短で配線することができる。さらに、電線を最短にすることで束線のもつ抵抗分による電圧ドロップを小さくし、+24V3の電圧精度を向上することができる。
これらのメリットは装置のサイズが大きい程、また+24V3ラインに流れる負荷電流が大きい程顕著に現れるため、比較的大型の高速機において、上述したようなインターロックシステムが使用されている。しかしながら、インターロックリレー503の代わりに+24V3ラインを直接開閉するようなインターロックスイッチを設けた場合の方が安価に構成できるため、設計する装置の大きさや仕様等によってリレーを使用するかスイッチを使用するか適宜選択される。
なお、インターロックリレー503の代わりに+24V3ラインを直接開閉するようなインターロックスイッチを設けた場合には、代わりに用いたインターロックスイッチを太い電線ごとスイッチ機構500を配置している位置まで比較的長く引き回すことになる。このため、配線作業性が悪く、+24V3の電圧降下分も大きくなる。このような、インターロックスイッチを用いたインターロックシステムは、特許文献2や特許文献3でも紹介されており、一般に実施されている。
一方、近年、レーザビームプリンタの待機時の消費電力を低減させる動きも高まっている。
ネットワークに接続された画像形成装置は、パーソナルユースの画像形成装置と異なり、電源スイッチが常にオンでスタンバイ状態となっている時間が長い。一般に、画像形成装置のスタンバイ時には画像形成制御部等が待機状態で動作しており、かつオンデマンド定着器でない場合には、定着器のスタンバイ時の温度調節により定期的にヒータへ通電することで定着器を暖めているため大きな電力消費を伴う。このため、スタンバイ状態よりもさらに消費電力を削減するため、定着器のスタンバイ時の温度調節を停止し、かつ画像形成装置の機能の大半を極力停止した、低消費電力モードが設けられている。
低消費電力モードにおいても、レーザプリンタの制御手段やパーソナルコンピュータのとのインターフェース回路部での消費電力、そられに電力を供給するスイッチング電源でのスイッチングロス等により、わずかながらも電力(例えば数10W)を消費している。このような観点で、待機時の消費電力を軽減すべく、主電源部と副電源とを設け、省電力時には主電源を停止させて、副電源(いわゆる待機電源)から制御部へ電源供給を行うことで主電源により消費する電力を削減するような提案が一般になされている。
特開平3−75762号公報 実公平7−41023号公報 特開2002−174988号公報
近年、レーザビームプリンタの高速化に伴って、露光手段として使用するレーザ素子の出力電力は数mWよりもさらに大きなものが要求されたり、発振器から上下2本のレーザが発振されるツインビームレーザが採用される等、レーザの選択肢が広がってきている。その際、選定するレーザによって、レーザを駆動するレーザドライバのスペックやレーザ自体の動作電圧のバラつきがある。これらを考慮すると、レーザユニット102へ供給する電源電圧には、従来使用していた5Vよりもやや(例えば0.5V)高くかつ高精度(例えば±2.5%)が要求される場合がある。
特許文献1に開示された発明では、スイッチング電源から供給されるレーザユニットへの電源電圧を、インターロックリレーにより直接オンオフしているため、リレーの接点や束線等の接触抵抗による電圧変動を受けやすい構成となっている。このため、レーザ用電源のさらなる電圧精度向上が求められる場合には、抵抗値の低い部品へ変更しない限り、改善が困難な構成である。また、同レーザへの電圧をモータドライバ等の他の素子と兼用する場合には、レーザ用電源電圧の中心値をやや高くできるか否かは、兼用する素子の定格等により制約を受けてしまう。
プリンタの待機時における消費電力(一次側)については、一昔前ではエナジースター規格やブルーエンジェル規格等の省エネルギーに関する規格に適合した数10W程度が一般的であった。しかし、近年においては、規格の改訂を先取りするように、低消費電力モード時において10Wを下回るようなレーザビームプリンタも市販されてきている。このような環境の中、さらなる消費電力の削減が必須となってきている。
前述の従来のインターロックリレーを用いたインターロックシステムでは、ドア閉じているとリレーコイルへ通電され続けるため、コイルでの消費電力は一次側の電力に換算すると、約1W(使用するリレーにも依存する)に相当する。このため、このリレーコイルで消費する電力は、待機時における消費電力を10W以下とするようなプリンタにおいては、無視できる電力ではなく低減する必要が出てきている。
また、前記電気的レーザシャッタ機構の一部としてのインターロックリレー603は、所定の安全規格に適合した2接点構造のリレーであるため、市場での部品流通量が比較的少なく、急な製品増産時に対応した部品入手性への不安がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされてものであり、選定するレーザユニットによる大きな制約を受けず、これまでよりもレーザユニットへ精度の良い電源電圧を供給することのできる電気的レーザシャッタを有する画像形成装置を提供することを目的とする。また、さらなる低消費電力に対応したシンプルで安価なインターロックシステムを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した課題は、本発明の画像形成装置によって解決される。
本発明の第1の側面は、像担持体を露光して該像担持体上に潜像を形成する露光手段と、 前記潜像をトナー像として可視化する画像形成手段と、外装に一体構成されたドアと、前記ドアが開いた時に給電を断つ必要のある直流負荷と、少なくとも前記直流負荷を動作させるための第1の直流電圧を出力する第1の電源手段と、前記ドアが開けられると前記第1の直流電圧を前記直流負荷へ給電する経路を遮断し、前記ドアが閉じられると前記第1の直流電圧を前記直流負荷へ給電する第1の開閉手段と、を有する画像形成装置において、前記第1の直流電圧を少なくとも前記露光手段を動作させるための第2の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータである第2の電源手段と、前記第1の開閉手段を介した第1の直流電圧を、前記第2の電源手段へ給電あるいは遮断するための第2の開閉手段とをさらに有し、前記第2の開閉手段は、前記ドアが開けられると前記第1の直流電圧を前記第2の電源手段へ給電する経路を遮断し、前記ドアが閉じられると前記第1の直流電圧を前記第2の電源手段へ給電し、前記第1及び第2の開閉手段は、略同時に導通されて前記給電をそれぞれ行うことを特徴とする。
本発明の第2の側面は、前記第1の開閉手段および前記第2の開閉手段は、インターロックスイッチであることを特徴とする。
本発明の第3の側面は、前記第1の開閉手段は電磁リレーであり、前記電磁リレーのリレーコイルへ該電磁リレーの動作電圧である第3の直流電圧を給電あるいは遮断するための第3の開閉手段をさらに有し、前記第3の開閉手段は、前記ドアが開けられると前記リレーコイルへ前記第3の直流電圧を給電することで前記電磁リレーの接点を導通させ、前記ドアが閉じられると前記リレーコイルへ前記第3の直流電圧を給電する経路を遮断することで前記電磁リレーの接点を開放することを特徴とする。
本発明の第4の側面は、前記第2の開閉手段および前記第3の開閉手段は、インターロックスイッチであることを特徴とする。
本発明の第5の側面は、前記第3の開閉手段を介して前記リレーコイルへ給電される第3の直流電圧の値に応じて、前記ドアの開閉検知を行うことを特徴とする。
本発明の第6の側面は、前記第3の開閉手段を介した第3の直流電圧を、前記リレーコイルへ給電あるいは遮断するための第4の開閉手段を設け、本画像形成装置の低消費電力動作状態において、前記第4の開閉手段をオフすることで、前記リレーコイルへの給電を断つことを特徴とする。
本発明の第7の側面は、前記第1の開閉手段は、前記第1の電源手段と同一基板上に設けられ、前記第2の電源手段は、前記第1の電源手段が設けられる基板とは異なる基板上に設けられることを特徴とする。
本発明の第8の側面は、御手段を動作させるための第3の電源手段をさらに有し、本画像形成装置の低消費電力動作状態あるいは前記ドアが開けられた時に、前記第1の電源手段の出力を停止させることを特徴とする。
本発明の第9の側面は、前記ドアが開けられた時に前記第1の電源手段の出力を停止した場合において、前記制御手段は、前記ドアが閉められた時に、前記第1の直流電圧が特定の電圧以下となっている状況で前記第1の開閉手段をオンさせることを特徴とする。
本発明の第10の側面は、前記露光手段は、半導体レーザを使用したレーザ露光装置であることを特徴とする。
本発明の第11の側面は、前記第の開閉手段と直列に突入電流抑制手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、露光手段への給電の経路を遮断するための開閉手段のうち一つを、ドアが開いた時に給電を断つ必要のある直流負荷への給電をオンオフする開閉手段と兼ねる構成とする。かつ、露光手段への電源電圧を供給する電源(DC−DCコンバータ)を別に設ける。これにより、露光手段への突入電流制限手段を設けることなく、精度良く露光手段への電源電圧を供給することができる。
また、従来のインターロックシステム構成で必要であった、所定の安全規格に適合した特殊部品の使用数量を減らすことができ、安価な構成でかつ部品の入手性を改善することができる。
さらに、低消費電力モード時には、第1の電源手段の出力を停止させ、上記電磁リレーへの通電を断つことで、さらなる低消費電力を実現することができる画像形成装置を提供することができる。
また、インターロック用電磁リレーを使用する場合でも、この電磁リレーに電源電圧を供給する第1の電源手段をドアオープン時にオフし次にドアクローズした際に流れる過電流を回避することが可能である。したがって、この電磁リレー用の突入電流制限手段を省くことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、以下では本発明の一実施形態として、カラーレーザビームプリンタ100を例にとって説明する。ただし、本発明はカラーレーザビームプリンタに限定されるものではなく、電子写真プロセスを使用した画像形成装置全般に適用することができる。
また、従来の技術例で説明した部品と同じ部品は、説明を省略あるいは簡略化すると共に、従来の技術例で説明に使用した同一符号を使用して現してある。
[実施例1]
本実施形態におけるインターロックシステムでは、駆動系負荷をオンオフするためにインターロックリレーを用いずに、電気的レーザシャッタ構成を実現する例を説明する。
図1は第1の実施例のインターロックシステムの構成を示す構成図である。
はじめに、図1および前述した図8を参照して第1の実施例のインターロックシステムの構成を説明する。
図8において、31は外装と一体構成された前ドア、32は左ドアである。前ドア31は、主にジャム処理時やプロセスカートリッジの交換時に開閉され、左ドア32は、主にジャム処理時や転写ベルト20と定着器23の交換の時に開閉される。それぞれのドアには、突起35,36が設けられており、双方のドアが閉じられた時に、装置の内カバーに設けられたスリット33,34を通して、突起35,36が本体内部に設けられたスイッチ機構500のリンク機構(図示せず)を押す。
501,502は所定の安全規格に適合したインターロックスイッチである。スイッチ502はスイッチ501に直列接続されており、スイッチ機構500のリンク機構が押されると、インターロックスイッチ501とインターロックスイッチ502がほぼ同時に導通する。
スイッチ機構500のリンク機構は、突起35,36のいずれか一方のみで押しても、インターロックスイッチ501,502を導通させることはできないようになっている。つまり、前ドア31または左ドア32のオープン時には、これらのスイッチ501,502は共にオープン状態となり、前ドア31および左ドア32の双方を閉じた時に、スイッチ501,502は共にクローズ状態となる。
スイッチング電源700は、整流回路とDC−DCコンバータから構成されており、商用電源621の交流電圧を、画像形成装置内で使用する直流電圧変換して出力する。ここでは、スイッチング電源700から、+3.3V,+5V1,+24V1を出力する場合を示している。+3.3Vは主に画像形成を制御するCPU等を含む制御手段316へ、+5V1は各種センサ類、+24V1は制御手段316の一部やファンモータ等に用いられている。
スイッチング電源700から出力された直流電圧+24V1は、所定の安全規格に適合したインターロックスイッチ501を介して、+24V3に接続される各負荷に電圧供給する。左ドア32あるいは前ドア31がオープンすると、インターロックスイッチ501がオープンする。このため、+24V3に接続された負荷、すなわちドアオープン時にユーザ保護のために遮断する必要のあるモータ類や高圧回路等への電源供給を遮断する。
+24V3に接続される負荷にも依存するものの、インターロックスイッチ501がオンした際には各負荷の持つ入力容量をチャージするための突入電流が流れる。このため、インターロックスイッチ501には、必要に応じて例えば定格16Aでラッシュ電流150Aに耐え得るような電流容量の大きなスイッチを選定する。当然、そのインターロックスイッチ501の前後の配線も流れる電流に対応した太い電線(図中太線)を選定する。
また、+24V3の電圧は、抵抗541,542により分圧され、ドアオープン検出信号S1として制御手段316のADポート(通常の入力ポートでも構わない)に入力される。制御手段316は、検出信号S1のアナログ値が所定の値以下となった場合に前ドア31あるいは左ドア32のいずれかのドアが開いていると判断し、所定の値以上となった場合にドアが閉じていると判断する。
次ぎに、電気的レーザシャッタ機構部分について説明する。
+24V3ラインには、所定の安全規格に適合したインターロックスイッチ502を介して、スイッチング電源700の実装された基板とは異なる基板上、例えば制御手段316が実装された基板上に設けられたDC−DCコンバータ551が接続されている。なお、このDC−DCコンバータ551は、レーザユニット102により短い配線ができる位置に配置されるのが好ましい。
DC−DCコンバータ551はスイッチング方式の降圧コンバータであり、入力された+24V3から露光手段であるレーザユニット102に供給する+5V2を出力する。したがって、DC−DCコンバータ551までの配線経路の抵抗分等において、仮に+24V3の電圧が変動しても、+5V2はDC−DCコンバータ551の出力電圧精度と、レーザユニット102までの配線抵抗分のみで決まる。このため、従来の電気的レーザシャッタ構成よりも精度良くレーザユニット102への電源電圧を供給することができる。なお、露光手段であるレーザユニット102に必要な負荷電流が小さい場合には、DC−DCコンバータ551はシリーズレギュレータで構成しても構わない。
ここで使用するインターロックスイッチ502は、駆動系負荷をオンオフするインターロックスイッチ501とは異なり、DC−DCコンバータ551を介してレーザへの電力供給可能であればよい。このため、+24V3電源電圧をオンオフできる電流容量の小さなスイッチで、例えば1A以上の定格があれば十分である。
なお、従来のインターロックシステムで設けていた、突入電流制限手段606が削除されている理由は、次のとおりである。
インターロックスイッチ502のオンに伴って、DC−DCコンバータ551は動作を開始し、その出力電圧は0Vから+5V2へ推移する。このため、レーザユニット102へは直接突入電流が流れずに、露光手段としてのレーザユニット102を破壊する心配がないためである。
以上のように、レーザユニット102への電源を遮断するためのスイッチのうちの一つを使って駆動系負荷もオンオフする構成とし、かつレーザユニット102への電源電圧を供給するDC−DCコンバータ551を設ける構成としている。これにより、レーザユニット102への突入電流制限手段を設けることなく、精度良くレーザユニット102への電源電圧を供給することができる。
また、ここでは+5V2はレーザユニット102の専用電源のため、+5V1電圧に接続されたセンサ等の他の負荷に左右されることなく、必要に応じてDC−DCコンバータ551の出力電圧の中心値を決定することができる。
また、従来例で示したインターロックシステム構成では、所定の安全規格に適合した4部品、すなわちインターロックスイッチ601,602とインターロックリレー503,603の4部品が必要であった。本実施例では、これらを、2接点構造の流通量の少ないインターロックリレー603を使用することなく、インターロックスイッチ501,502の2つに減らすことができる。
さらに、従来のインターロックシステムと同様に、レーザユニット102への電源を遮断するために、所定の安全規格に適合したインターロックスイッチ501と502の2つの機械的な接点をその電源経路に設けることができる。つまり、2つの機械的な接点のうち一つが万一溶着しても、もう一つが動作することにより、ユーザの安全性を確保することができる。
[実施例2]
本実施例では、駆動系負荷をオンオフするためにインターロックリレーを用いた構成において、電気的レーザシャッタ構成を実現する例を説明する。
図2は第2の実施例のインターロックシステムの概略構成を示す図である。
ここでは図2を参照して第2の実施例のインターロックシステムの構成を説明する。第1の実施例で説明した部品と同じ部品は、説明を省略あるいは簡略化すると共に、第1の実施例で説明に使用した同一符号を使用して現している。
図2において、501,502は所定の安全規格に適合したインターロックスイッチである。スイッチ機構500のリンク機構が押されると、インターロックスイッチ501とインターロックスイッチ502がほぼ同時に導通する。前ドア31または左ドア32のオープン時には、これらのスイッチ501,502は共にオープン状態となり、前ドア31および左ドア32の双方を閉じた時に、スイッチ501,502は共にクローズ状態となる。
スイッチング電源700から出力された直流電圧+24V1は、所定の安全規格に適合したインターロックリレー503と、突入電流制限手段506を介して、+24V3に接続される各負荷に電圧供給する。なお、突入電流制限手段506は、リレー接点の開閉時における突入電流からリレー接点を保護するためにFET等の半導体素子から構成される。
インターロックリレー503のコイルへは、前述のインターロックスイッチ501を介して+24V1が供給される。リレーコイルへ+24V1を供給するインターロックスイッチ501は、リレーコイルへのmAオーダの小さい電流をオンオフできればよいため、電流定格容量の小さなスイッチを使用することができる。
左ドア32あるいは前ドア31がオープンすると、インターロックリレー503のコイルへの通電が断たれ、リレー503の接点がオープンとなる。このため、+24V3に接続された負荷、すなわちドアオープン時にユーザ保護のために遮断する必要のあるモータ類や高圧回路等への電源供給を遮断する。なお、インターロックスイッチ501オープン時における、リレー503のコイルに発生する起電力を回生させるため、インターロックリレー503のコイルには並列にダイオード505が設けられている。
インターロックリレー503のコイルへ供給される電圧は抵抗541,542により分圧され、ドアオープン検出信号S1として制御手段316のADポートに入力される。制御手段316は、検出信号S1のアナログ値が所定の値以下となった場合に前ドア31あるいは左ドア32のいずれかのドアが開いていると判断し、所定の値以上となった場合にドアが閉じていると判断する。
次ぎに、電気的レーザシャッタ機構部分について説明する。
この部分については、第1の実施例と同様に、突入電流制限手段606を削除した、次のような構成をとっている。
+24V3ラインには、所定の安全規格に適合したインターロックスイッチ502を介して、DC−DCコンバータ551が接続されている。また、DC−DCコンバータ551は入力された+24V3から露光手段であるレーザ102に供給する+5V2を出力する。
ここで使用するインターロックスイッチ502は、駆動系負荷をオンオフするインターロックスイッチ501とは異なる。したがって、DC−DCコンバータ551を介してレーザユニット102への電力供給可能であればよいため、+24V3電源電圧をオンオフできる電流容量の小さなスイッチで、例えば1A以上の定格があれば十分である。また、リレーコイルへ電源を供給するインターロックスイッチ501に使用するスイッチと、インターロックスイッチ502で使用するスイッチに同一のスイッチを採用してもよい。
このようなインターロックリレーを用いたインターロックシステムの場合、インターロックスイッチ501とインターロックスイッチ502のラインは、前述のようにそれぞれ小さい電流が流れる。このため、比較的細い電線(図中細線)を使用して配線作業を容易にすることができる。一方、+24V3ラインは数Aの大きな電流が流れるため比較的太い電線(図中太線)が用いられる。この電源ラインの開閉にインターロックリレー503を用い、これを適切に配置することで、+24V3ラインの比較的太い電線を最短で配線することができる。さらに、電線を最短にすることで束線のもつ抵抗分による電圧ドロップを小さくし、+24V3の電圧精度を向上することができる。
以上のように、本実施例では、実施例1に対し、レーザユニット102への電源を遮断するためのスイッチのうちの一つを、駆動系負荷もオンオフするインターロックリレー503とする構成とした。かつ、レーザユニット102への電源電圧を供給するDC−DCコンバータ551を設けている。これにより、実施例1と同様に、レーザユニット102への突入電流制限手段(606)を設けることなく、精度良くレーザユニット102への電源電圧を供給することができる。
このように、第1の実施例と同様の効果が得られる他、インターロックリレーを用いたことで第1の実施例よりも高価となるものの、配線作業性を改善することができる。
また、従来例で示したインターロックシステム構成では、所定の安全規格に適合した4部品、すなわちインターロックスイッチ601,602とインターロックリレー503,603の4部品が必要であった。本実施例では、2接点構造の流通量の少ないリレー603を使用することなく、インターロックスイッチ501,502とインターロックリレー503の3つに減らすことができ、安価なシステムを構成することができる。
[実施例3]
本実施例では、第2の実施例で説明した駆動系負荷をオンオフするためにインターロックリレーを用いた構成において、待機時の低消費電力を実現しつつ、電気的レーザシャッタ構成を実現する例を説明する。
図3は第3の実施例のインターロックシステムの構成を示す構成図である。
ここでは図3を参照して第3の実施例のインターロックシステムの構成を説明する。
なお、第2の実施例で説明した部品と同じ部品は、説明を省略あるいは簡略化すると共に、第2の実施例で説明に使用した同一符号を使用して現している。
スイッチング電源700は、整流回路704と2つのDC−DCコンバータ705a,705bから構成されており、商用電源621の交流電圧を、画像形成装置内で使用する直流電圧変換して出力する。必要に応じて、整流回路704はアクティブフィルタ方式(昇圧コンバータ方式)の力率改善回路を利用した回路構成とし、商用電源621からスイッチング電源700へ供給される電力の力率を改善してもよい。
DC−DCコンバータ705aが出力する+3.3Vは主に画像形成を制御するCPU等を含む制御手段316へ、+24V1は制御手段316の一部やファンモータ等に用いられている。また、DC−DCコンバータ705bが出力する+5V1は各種センサ類へ、直流電圧+24V2は、突入電流制限手段506を介して、+24V3に接続される各負荷に電圧供給する。なお、突入電流制限手段506は、所定の安全規格に適合したインターロックリレー503のリレー接点の開閉時における突入電流からリレー接点を保護するためにFET等の半導体素子から構成される。
ここで、本実施例では、インターロックリレー503はスイッチング電源700に内に設けているものの、組立性等を考慮して他の基板(例えば制御手段を実装した基板)上に設けても構わない。制御手段316からは、DC−DCコンバータ705bをオンオフするための信号S2が設けられている。この信号S2は、ハイレベルでDC−DCコンバータ705bをオン、ローレベルでDC−DCコンバータ705bをオフする。なお、このS2を1kHz程度のクロックとして、クロックを出力するとコンバータ705bをオン、クロックを停止するとコンバータ705bをオフとしても構わない。
低消費電力モード時において、制御手段316はこの信号S2を用いてDC−DCコンバータ705bを(力率改善回路が設けられている場合には力率改善回路と共に)オフさせる。これにより、DC−DCコンバータ705b回路とそれに接続される負荷で消費される電力を軽減している。
また、低消費電力モード時において、DC−DCコンバータ705b回路をオフさせたとしても、DC−DCコンバータ705aは動作状態であるから、リレー503のコイルへは+24V1の電圧がインターロックスイッチ501を介して供給され続ける。このため、前述のように一次側で約1Wの電力を消費することになる。
この電力消費を回避するために、リレーコイルへの通電をオンオフするリレー制御手段507を設け、低消費電力モード時において、+24V2ラインの電圧の低下に応じてハード的にリレー503コイルへの通電を断つことができる構成となっている。なお、リレー制御手段507のオンオフは、信号S2を利用してソフト的に制御しても構わない。
また、インターロックリレー503のコイルへ供給される電圧は抵抗541,542により分圧される。分圧された出力は、ドアオープン検出信号S1として制御手段316のADポートに入力されるため、低消費電力モードであっても、ドアの開閉検知をすることが可能な構成となっている。
このような構成のインターロックシステムにおいて、ドアオープン時にDC−DCコンバータ705b回路からの+5V1,+24V2,+24V3のすべてを停止させても問題ない場合には、突入電流制限手段を削除することが可能である。すなわち、制御手段316がS1によりドアオープンを検出すると、前述の既存の信号S2をローレベルにしてDC−DCコンバータ705b回路をオフにする。このため、+5V1,+24V2,+24V3の各出力は所定の時間を経て0Vへ推移する。
その後ドアが閉じられると、制御手段316はS1によりそれを検知し、信号S2をハイレベルにして、DC−DCコンバータ705b回路をオンさせる。+5V1,+24V2,+24V3の各出力は、各出力電圧の負荷に接続されている負荷容量を充電しながら、0Vからそれぞれ所定の値へ立ち上がるため、基本的に突入電流は流れない。したがって、突入電流制限手段を削除することが可能となる。
ただし、ここで注意すべき点は、DC−DCコンバータ705bのオンの際には、+24V2が所定電圧以上になる前にインターロックリレー503の接点を閉じる必要があるということである。このようなシーケンスを、ハード的あるいはソフト的にタイミングを適切に調節して達成することで(例えば、そのための制御用信号を追加してもよい)、リレー503の接点が活電状態でオンされることを回避し、接点の劣化を防止することができる。
なお、ドアオープンされて、+5V1,+24V2,+24V3の各出力が所定の電圧以下に低下する前に、再びドアクローズされた場合には、リレー503の接点が活電状態でオンされる可能性がある。これに対処するには、制御手段が、各出力が所定の電圧以下となるに足る時間待った後、信号S2をハイレベルとして、DC−DCコンバータ705bをオンさせればよい。
以上のように、レーザユニット102への電源電圧を供給するDC−DCコンバータ551を設け、レーザユニット102への電源を遮断するためのスイッチのうちの一つを、駆動系負荷もオンオフするインターロックリレー503とする構成としている。これにより、露光手段102への突入電流制限手段を設けることなく、精度良くレーザユニット102への電源電圧を供給することができる。
また、インターロックリレー503を介して負荷へ供給する電圧を出力するDC−DCコンバータ705bを、ドアオープン時に前述の既存の信号S2を用いてオフする構成としている。これにより、次にドアクローズした際にリレー503へ流れる過電流を回避し、突入電流制限手段を削除することができる。
その他実施例2と同様の効果が得られる。
また、低消費電力モード時には、インターロックリレー503のリレーコイルへの通電を断つこと、およびDC−DCコンバータ705bをオフすることで、さらなる低消費電力を実現することができる。なお、力率改善回路が設けられている場合には、力率改善回路と共にオフするのが好ましい。
[実施例4]
本実施例では、第3の実施例で説明したスイッチング電源と異なる構成のスイッチング電源を使用した場合において、待機時の低消費電力を実現しつつ、電気的レーザシャッタ構成を実現する例を説明する。
図4は第4の実施例のインターロックシステムの構成を示す図である。
ここでは図4を参照して第4の実施例のインターロックシステムの構成を説明する。
なお、第3の実施例で説明した部品と同じ部品は、説明を省略あるいは簡略化すると共に、第3の実施例で説明に使用した同一符号を使用して現している。
図4におけるスイッチング電源700は、2つの整流回路704a,704bと2つのDC−DCコンバータ705a,705bから構成されており、商用電源621の交流電圧を、画像形成装置内で使用する直流電圧変換して出力する。整流回路704aはコンデンサインプット式の整流回路で、DC−DCコンバータ705aへ接続されている。整流回路704bはアクティブフィルタ方式(昇圧コンバータ方式)の力率改善回路を利用した整流回路で、DC−DCコンバータ705bへ接続されている。
制御手段316からは、DC−DCコンバータ705bをオンオフするための信号S2が設けられている。この信号S2は、ハイレベルでDC−DCコンバータ705bをオン、ローレベルでDC−DCコンバータ705bをオフする。なお、このS2を1kHz程度のクロックとして、クロックを出力するとコンバータ705bをオン、クロックを停止するとコンバータ705bをオフする構成としても構わない。
低消費電力モード時において、制御手段316はこの信号S2を用いてDC−DCコンバータ705bを整流回路704bと共にオフさせ、DC−DCコンバータ705b回路とそれに接続される負荷で消費される電力を軽減している。このような構成のインターロックシステムにおいて、ドアオープン時にDC−DCコンバータ705bからの+5V1,+24V2,+24V3のすべてを停止させても問題ない場合には、実施例3で説明した理由から突入電流制限手段を削除することが可能である。
以上のように、本実施例でも第3の実施例と同様に、ドアクローズした際にインターロックリレー503へ流れる過電流を回避し、突入電流制限手段を削除することができる。 また、低消費電力モード時には、インターロックリレー503のリレーコイルへの通電を断つことで、さらなる低消費電力を実現することができる。
[実施例5]
本実施例では、第3の実施例および第4の実施例で説明したスイッチング電源と異なる構成のスイッチング電源を使用した場合において、待機時の低消費電力を実現しつつ、電気的レーザシャッタ構成を実現する他の例を説明する。
図5は第5の実施例のインターロックシステムの構成を示す図である。
ここでは図5を参照して第5の実施例のインターロックシステムの構成を説明する。
なお、第3の実施例で説明した部品と同じ部品は、説明を省略あるいは簡略化すると共に、第3の実施例で説明に使用した同一符号を使用して現している。
図5におけるスイッチング電源700は、整流回路704とDC−DCコンバータ705から構成されており、商用電源621の交流電圧を、画像形成装置内で使用する直流電圧変換して出力する。整流回路704はコンデンサインプット式の整流回路で、DC−DCコンバータ705へ接続されている。整流回路704は必要に応じてアクティブフィルタ方式(昇圧コンバータ方式)の力率改善回路を利用した整流回路としても構わない。
DC−DCコンバータ705が出力する24V1は、FET等の半導体素子を利用して突入電流制限機能を設けたスイッチ手段508を介して直流電圧+24V2は出力される。+24V2は、所定の安全規格に適合したインターロックリレー503と、突入電流制限手段506を介して、+24V3に接続される各負荷に電圧供給する。なお、突入電流制限手段506は、リレー接点の開閉時における突入電流からリレー接点を保護するためにFET等の半導体素子から構成される。
制御手段316からは、スイッチ手段508をオンオフするための信号S2が設けられている。この信号S2は、ハイレベルでスイッチ手段508をオンして+24V2を出力し、ローレベルでスイッチ手段508をオフして+24V2出力を停止する。低消費電力モード時において、制御手段316はこの信号S2を用いてスイッチ手段508と整流回路704の力率改善回路部706を共にオフさせ、これらと+24V2および+24V3にそれに接続される負荷で消費される電力を軽減している。
このような構成のインターロックシステムにおいて、ドアオープン時に+24V2,+24V3のすべてを停止させても問題ない場合には、突入電流制限手段506を削除することが可能である。制御手段316がS1によりドアオープンを検出すると、信号S2をローレベルにしてスイッチ手段508をオフにする。このため、+24V2,+24V3の各出力は所定の時間を経て0Vへ推移する。
その後ドアが閉じられると、制御手段316はS1によりそれを検知し、信号S2をハイレベルにして、スイッチ手段508をオンさせる。+24V2,+24V3の各出力は、スイッチ手段508にあらかじめ設けられた突入電流制限機能により、所定の時間をかけて0Vからそれぞれ所定の値へ立ち上がるため、基本的に突入電流は流れない。したがって、突入電流制限手段506を削除することが可能となる。
以上のように、本実施例においても第3の実施例と同様に、ドアクローズした際にインターロックリレー503へ流れる過電流を回避し、従来構成の突入電流制限手段を削除することができる。
また、低消費電力モード時には、インターロックリレー503のリレーコイルへの通電を断つことで、さらなる低消費電力を実現することができる。
本発明の第1の実施例に関わる画像形成装置のインターロックシステムの概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施例に関わる画像形成装置のインターロックシステムの概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施例に関わる画像形成装置のインターロックシステムの概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施例に関わる画像形成装置のインターロックシステムの概略構成を示す図である。 本発明の第5の実施例に関わる画像形成装置のインターロックシステムの概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。 従来のスキャナユニットを説明する図である。 従来の画像形成装置の外装とドアの構成を説明する図である。 従来の画像形成装置のインターロックシステムの概略構成を示す図である。
符号の説明
11…スキャナユニット
13…レーザビーム
14…現像器
15…クリーニング装置
16…一次帯電器
17…現像ローラ
18…感光ドラム
19…転写器
20…搬送ベルト
21…レジストローラ
22…給紙カセット
23…定着器
24…レジセンサ
29…吸着ローラ
31…前ドア
32…左ドア
33…スリット
34…スリット
35…突起
36…突起
100…カラーレーザビームプリンタ
102…レーザユニット(露光手段)
104…スキャナモータ
105…ポリゴンミラー
106…結像レンズ
108…感光ドラム
109…ビーム検出口
110…光ファイバ
111…光電変換素子
112…転写紙
316…画像形成装置制御回路(制御手段)
500…スイッチ機構
501…インターロックスイッチ
502…インターロックスイッチ
503…インターロックリレー(電磁リレー)
506…突入電流制限手段(突入電流抑制手段)
507…リレー制御手段
508…スイッチ手段
551…DC−DCコンバータ(突入電流抑制手段)
601…インターロックスイッチ
602…インターロックスイッチ
603…インターロックリレー
621…商用電源
700…スイッチング電源
704…整流回路
705…DC−DCコンバータ
706…力率改善回路部

Claims (11)

  1. 像担持体を露光して該像担持体上に潜像を形成する露光手段と、
    前記潜像をトナー像として可視化する画像形成手段と、
    外装に一体構成されたドアと、
    前記ドアが開いた時に給電を断つ必要のある直流負荷と、
    少なくとも前記直流負荷を動作させるための第1の直流電圧を出力する第1の電源手段と、
    前記ドアが開けられると前記第1の直流電圧を前記直流負荷へ給電する経路を遮断し、前記ドアが閉じられると前記第1の直流電圧を前記直流負荷へ給電する第1の開閉手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1の直流電圧を少なくとも前記露光手段を動作させるための第2の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータである第2の電源手段と、
    前記第1の開閉手段を介した第1の直流電圧を、前記第2の電源手段へ給電あるいは遮断するための第2の開閉手段と
    をさらに有し、
    前記第2の開閉手段は、前記ドアが開けられると前記第1の直流電圧を前記第2の電源手段へ給電する経路を遮断し、前記ドアが閉じられると前記第1の直流電圧を前記第2の電源手段へ給電し、
    前記第1及び第2の開閉手段は、略同時に導通されて前記給電をそれぞれ行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の開閉手段および前記第2の開閉手段は、インターロックスイッチであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の開閉手段は電磁リレーであり、前記電磁リレーのリレーコイルへ該電磁リレーの動作電圧である第3の直流電圧を給電あるいは遮断するための第3の開閉手段をさらに有し、
    前記第3の開閉手段は、前記ドアが開けられると前記リレーコイルへ前記第3の直流電圧を給電することで前記電磁リレーの接点を導通させ、前記ドアが閉じられると前記リレーコイルへ前記第3の直流電圧を給電する経路を遮断することで前記電磁リレーの接点を開放することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の開閉手段および前記第3の開閉手段は、インターロックスイッチであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3の開閉手段を介して前記リレーコイルへ給電される第3の直流電圧の値に応じて、前記ドアの開閉検知を行うことを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3の開閉手段を介した第3の直流電圧を、前記リレーコイルへ給電あるいは遮断するための第4の開閉手段を設け、本画像形成装置の低消費電力動作状態において、前記第4の開閉手段をオフすることで、前記リレーコイルへの給電を断つことを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の開閉手段は、前記第1の電源手段と同一基板上に設けられ、前記第2の電源手段は、前記第1の電源手段が設けられる基板とは異なる基板上に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 御手段を動作させるための第3の電源手段をさらに有し、本画像形成装置の低消費電力動作状態あるいは前記ドアが開けられた時に、前記第1の電源手段の出力を停止させることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記ドアが開けられた時に前記第1の電源手段の出力を停止した場合において、前記制御手段は、前記ドアが閉められた時に、前記第1の直流電圧が特定の電圧以下となっている状況で前記第1の開閉手段をオンさせることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記露光手段は、半導体レーザを使用したレーザ露光装置であることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記第の開閉手段と直列に突入電流抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
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