JP4942077B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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本発明は、回路遮断時に発生するアークガスの排気を良好としつつ、異物の侵入を防止した回路遮断器に関するものである。
回路遮断器の筺体には、回路遮断時に発生するアークガスを速やかに外部に排気するための排気孔が形成されている。しかし排気孔を通じて外部から筺体内部に異物が侵入する可能性がある。
そこで、これまでの回路遮断器では、図6に示すように筺体に設けた排気孔51の外側に、柔軟で薄いファイバー状のダストバリア52を、排気孔51の排気側を覆うように取り付けて、筐体内部への異物の侵入を防いでいた。このダストバリア52の下端は固定端であるが上端は自由端であるので、アークガスが発生して筐体内の圧力が高くなると、ダストバリア52の上端が弾性変形して湾曲し、アークガスは排気孔51から排気されるが、常時は排気孔51を閉塞して異物の侵入を防止するようになっている。
また、特許文献1のように、ダストバリアを備えた排気孔をU字型の開口部にして開口面積を拡大し、よりアークガスの排気性能を更に向上させたものもある。ところが、これらの構造でアークガスを排気するには、ダストバリアの製作と取付けが必要であり、部品点数が多くなり、コストが増加するという問題があった。
特開平9−73854号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、部品点数を削減しつつ、回路遮断時に発生するアークガスの排気を良好とし、外部からの異物の侵入を防止できる回路遮断器を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、回路遮断器の筐体に形成されたアークガスの排気孔の内側に、異物侵入防止用リブを筐体と一体に成形した回路遮断器において、前記異物侵入防止用リブを前記排気孔に対向する位置に形成し、流動気流に対して内外非対称の流動抵抗を与える内外非対称形状とするとともに、筐体内部側に凹陥した形状としたことを特徴とするものである。
なお、異物侵入防止用リブは、V字形状であることが好ましい。
本発明の回路遮断器は、回路遮断器の筐体に形成されたアークガスの排気孔の内側に、異物侵入防止用リブを筐体と一体に成形したので、従来のようなダストバリア等の部品が不要となり、部品点数を削減し、コスト削減を実現することができる。
また、異物侵入防止用リブを前記排気孔に対向する位置に形成するとともに、内外非対称形状にして、流動気流に対して内外非対称の流動抵抗を与えることとすれば、アークガスの排気は支障なく行われるが、外部から筺体内部への気流は流れ難くなり、気流中に浮遊するダストは侵入しにくくなる。
なお、異物侵入防止用リブを凹陥した形状とすれば、この凹陥した部分で異物を受け止めることとなるので、外部からの異物の侵入の防止に更に効果がある。
また、請求項2のように異物侵入防止用リブをV字形状とすれば、アークガスの排気抵抗が小さく、しかも外部からの異物侵入防止効果が更に良好となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は本発明の実施形態である回路遮断器の縦断面図、図2は内部構造を示す斜視図、図3は筐体の水平断面図である。図1〜図3において、1は合成樹脂製の筐体であり、その内部に、過電流等を検出して回路を遮断する引き外し装置2と、この引き外し装置2により駆動される可動接触子3が設けられている。
この回路遮断器は2点切り方式を採用しているため、可動接触子3の中央部がクロスバ16により回転可能に支持されており、可動接触子3の両端に可動接点8がそれぞれ形成されている。オン状態では、可動接点8の一方は電源側端子4の上面に形成された固定接点8aと接触し、可動接点8の他方は、負荷側端子5と接続された固定部材6の下面に形成された固定接点8bと接触している。しかし過電流等を検出したときには、引き外し装置2が可動接触子3を回転させ、回路を遮断する。
この接点開離時に発生するアークガスを排気するために、筐体1には電源側の排気孔9と負荷側の排気孔10とが形成されている。この実施形態では、電源側の排気孔9及び負荷側の排気孔10は、それぞれ電源側端子4及び負荷側端子5の端子座の下側に3列3行に形成されている。また接点で発生したアークガスを電源側の排気孔9と負荷側の排気孔10に導通するために、筐体1の内部に排気通路11、12が形成されている。排気孔9、10の形状は任意であり、略長方形状であっても円形状であっても差し支えない。
なおこの実施形態では、電源側端子4の垂直立ち上がり部4aに略長方形状の導通孔13を形成し、アークガスが電源側端子4で塞がれることなく、電源側の排気孔9から排気されるようになっている。また、垂直立ち上がり部4aの幅に対し、水平部4bの幅を狭くしたので、垂直立ち上がり部4aの下側には、隙間7が形成され、この隙間7もアークガスの流路となる。
これらの電源側の排気孔9及び負荷側の排気孔10の内側にはそれぞれ、流動気流に対して内外非対称の流動抵抗を与える異物侵入防止用リブ15、17が、筐体1と一体に成形されている。これらの異物侵入防止用リブ15、17は、排気口9、10に対向する位置に設けられ、筐体1の底面から内側に突出させて一体成形されたものである。外部からダスト内部で発生したアークガスを排気孔9、10から外部に排出する流動に対する抵抗は小さく、外部から排気孔9、10を通じて筺体1の内部に向かう空気の流動に対しては大きい抵抗を与えることができるように、異物侵入防止用リブ15、17の断面は、内側と外側とで非対称の形状となっており、それによって流動気流に対して内外非対称の流動抵抗を実現している。
このため、異物侵入防止用リブ15、17は筐体1の内側に凹陥した形状であることが好ましく、この実施形態では外側に向かって開いたV字形状となっている。このような形状とすることによって、アークガスは異物侵入防止用リブ15、17の両側を通って排気孔9、10から速やかに排気されるが、外部からの異物の侵入は異物侵入防止用リブ15、17によって防止される。
なお図5に示すように、本実施形態の筐体1の裏面には、出荷時に単三欠相保護用リード線19が垂れ下がることを防止して、保持するための突起20、21、22が形成されている。従来は出荷時に単三欠相保護用リード線19を筐体1の裏面にテープで止めていたのであるが、本実施形態のように構成すれば、単三欠相保護用リード線19をこれらの突起20、21、22で挟んで保持させることができる。
以上説明したように本発明によれば、部品点数を削減しつつ、回路遮断時に発生するアークガスの排気を良好とし、外部からの異物の侵入を防止ことが可能となった。
なお、回路遮断器は、単相三線式の回路遮断器に限定されず、各種の回路遮断器に適用できることはいうまでもない。また、上記実施形態では、排気孔を電源側及び負荷側の両方に設けたが、どちらか一方にのみ排気孔を設けたこととしてもよい。更に、可動接触子の端部の一方のみに可動接点を設けた、一点切りの回路遮断器に適用できることはいうまでもない。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う回路遮断器もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の実施形態の回路遮断器を示す縦断面図である。 内部構造を示す斜視図である。 筐体の水平断面図である。 筐体の斜視図である。 筐体の背面図である。 従来技術を示す断面図である。
1 筐体
2 引き外し装置
3 可動接触子
4 電源側端子
4a 垂直立ち上がり部
4b 水平部
5 負荷側端子
6 固定部材
7 隙間
8 可動接点
8a 固定接点
8b 固定接点
9 電源側の排気孔
10 負荷側の排気孔
11 排気通路
12 排気通路
13 導通孔
15 異物侵入防止用リブ
16 クロスバ
17 異物侵入防止用リブ
19 単三欠相保護用リード線
20 突起
21 突起
22 突起
51 排気孔
52 ダストバリア

Claims (1)

  1. 回路遮断器の筐体に形成されたアークガスの排気孔の内側に、異物侵入防止用リブを筐体と一体に成形した回路遮断器において、前記異物侵入防止用リブを前記排気孔に対向する位置に形成し、流動気流に対して内外非対称の流動抵抗を与える内外非対称形状とするとともに、筐体内部側に凹陥した形状としたことを特徴とする回路遮断器。
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