JP4938459B2 - 連結部材、高圧燃料噴射システム及び連結部材の製造方法 - Google Patents

連結部材、高圧燃料噴射システム及び連結部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、高圧燃料システムにおける疲労破壊の可能性を低減する機構及び方法に関する。詳細には、本発明は、高圧ポンプ及び/又はコモン燃料レールシステムに用いることのできる特殊な連結部幾何形状に関する。
燃料経済性の向上要求及び政府によって排気低減要求が課せられるとともに、燃焼サイクルの噴射事象の間に噴射される燃料の量を正確に制御するため、様々な燃料システムが開発された。詳細には、従来の燃料噴射システムに比べて、内燃機関の燃料噴射器によって噴射された燃料の制御を向上させる高圧燃料噴射システムが開発された。
それらの高圧燃料噴射システムは、典型的に少なくとも1個の高圧ポンプを用いて、燃料噴射器から噴射される燃料を加圧する。燃料システムは、燃料噴射器の数に応じて、複数のそれらの圧力ポンプを用い、ポンプの各々は燃料噴射器に高圧に加圧された燃料を提供する。他の燃料システムは、高圧コモンレールと一緒により少ない数の高圧ポンプを用いる。それらの実施において、1個または複数の高圧ポンプは高圧のコモンレールに接続され、それによって内燃機関の燃料噴射器へ高圧に加圧された燃料を提供する。次いで、コモンレールは加圧された燃料を各燃料噴射器へ分配する。
上記にて概要を説明したそれらの高圧燃料噴射システムは、場合によって、加圧された燃料の高い圧力、例えば、30,000psi又はそれ以上まで上昇する圧力が燃料噴射システムの様々な部品の疲労破壊を招き得るという限界が見出された。詳細には、高圧ポンプ及び/又はコモンレールのこれらの高圧での急速な応力サイクルは、燃料噴射システム中の燃料通路を疲労によって破壊させることがある。それらの疲労破壊は、燃料の流れ方向が変化しまたは分配される燃料通路の連結部において特に顕著であることが見出された。例えば、疲労破壊は、各噴射器用の通路がコモンレールに接続される、コモンレールの分岐コネクター用連結部の近くに発生することが観察された。類似の疲労破壊は、高圧ポンプ及び燃料の方向を変化させまたは分配する、それに付属する燃料通路にも観察された。
高圧燃料システムに付随する上記の問題に対処するために、高圧ポンプ及びコモンレール燃料システムの疲労破壊を低減する新規な機構及び方法が当技術分野に提案された。例えば、Hitachiらの米国特許第5,979,945号は、より小さな直径の孔とより大きな直径の孔の交差を含むパイプ接続配置を含むコモンレールを開示しており、孔の幾何形状は、パイプ接続配置の強度並びに内部圧力疲労に対する抵抗性を改善するために様々な異なる設計を用いて構成される。また、Hitachiらの参考文献は、分岐コネクターの1つの幾何形状において、2個の孔の軸が互いに偏位して交差しない構成を開示する。
さらに、様々な材料、並びに様々な処理工程によって処理された材料が燃料噴射バルブ本体に使用するのに適していることが見出された。例えば、Yasusakaの日本国特許第2002−241922A号は、5〜6%のCr、1.0〜1.3%のMo、及び0.1以上のVを含む高合金鋼からなる燃料噴射バルブ本体を開示する。また、参考文献は、燃料噴射バルブ本体がガス窒化で処理してそれによって強い高密度のFe3Nからなる層、および高硬度窒素化された窒化拡散層を提供することを開示する。参考文献は改善された耐久性と圧力抵抗性を得ることができると述べている。
Hitachiらの文献に記述された疲労破壊抵抗性の改善にかかわらず、高圧燃料システムの耐久性をさらに増加するためにさらなる改善が望まれる。詳細には、それらの部品を用いる高圧燃料システムの耐久性をさらに高めるために、高圧ポンプ及び/又はコモンレールの疲労破壊抵抗性を改善する機構及び方法が望まれる。
前述の観点から、本発明の一態様は高圧燃料システムの疲労破壊の可能性を低減する機構である。
本発明の他の態様は、高圧燃料システムの疲労破壊の可能性を低減する方法である。
一例示的実施形態によれば、本発明は疲労破壊を低減するために特殊な連結部幾何形状を用いる。さらに詳細には、高圧燃料噴射システムの燃料流の方向を変化させるための連結部材が提供され、連結部材は、長手軸に沿っての第1通路が形成され、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼で形成された連結部材本体と、前記第1通路の内周面に中心軸が前記長手軸と同一方向に設けられ、前記第1通路の内径より大きい径で、環状に形成された溝部と、前記溝部から前記連結部材本体の径方向に前記連結部材本体の外周面から突出して設けられ、内部には前記第1通路と連通する第2通路が形成され、前記連結部材本体の径方向の断面視において、前記第2通路の中心軸が前記長手軸と交差しない位置に偏心して設けられているコネクターと、を有し、高圧流体を内燃機関に提供することを特徴としている。
一実施形態によれば、溝は第1通路の少なくとも一部の周縁を囲む。他の実施形態において、第1通路の断面は実質上円形であり、溝の形状は環状であり、溝は第1通路の第1直径よりも大きな溝直径を有する。さらに、他の実施形態において、溝には皿状湾曲が設けられる。
さらに他の実施形態において、第2通路の中心軸が第1通路の長手軸と交差しないように、第2通路の開口は溝中で横断方向に偏位している。さらに他の実施形態において、第2通路は複数の第2通路であり、各々溝中に配置された開口を有する。これに関して、複数の通路は第1通路に対して溝中で横断方向に偏位する。
一実施形態において、連結部はクロム、モリブデン、バナジウムの少なくとも1種を含む合金鋼から作られ、合金鋼は熱処理サイクルによって処理されて硬化されたマルテンサイト芯(martensitic core)を提供し、ガス窒化されて窒素含有量の高い表面及び残留圧縮応力を有する硬質表面層を提供する。例えば、連結部は、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、及び/又は1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼から作ることができ、合金鋼は熱処理サイクルによって処理されて硬化されたマルテンサイト芯を提供し、ガス窒化されて窒素含有量の高い表面を有する表面、及び残留圧縮応力を有する硬質表面層を提供する。
一実施形態によれば、高圧燃料システムは本発明の連結部とともに実施される。他の実施形態によれば、高圧燃料システムは少なくとも1個の高圧ポンプを含み、本発明の連結部が高圧ポンプ中に設けられる。
本発明の他の態様によれば、コモンレールは高圧燃料を内燃機関の燃料噴射器へ分配するために提供され、コモンレールは、コモンレール本体と、前記コモンレール本体中に形成された第1通路であって、前記第1通路が第1の直径及びそこを通って延在する長手軸を有し、前記第1通路が前記第1通路の長手軸の一部に沿って配置された溝を含む第1通路と、前記コモンレール本体中に形成された第2通路であって、前記第2通路が、第2直径及びそこを通って延在する中心軸と開口を有し、前記第2通路の前記開口が前記第1通路の前記溝中に設けられて前記第2通路と前記第1通路の間に流体連通を可能にする第2通路とを含む。
本発明のさらに他の態様は、高圧燃料を内燃機関の燃料噴射器へ提供するための高圧燃料ポンプであり、高圧燃料ポンプは、燃料ポンプ本体と、前記燃料ポンプ本体中に形成された第1通路であって、前記第1通路が第1の直径及びそこを通って延在する長手軸を有し、前記第1通路が前記第1通路の長手軸の一部に沿って配置された溝を含む第1通路と、前記燃料ポンプ本体中に形成された第2通路であって、前記第2通路が、第2直径と、そこを通って延在する中心軸と、開口とを有し、前記第2通路の前記開口が前記第1通路の前記溝中に設けられて前記第2通路と前記第1通路の間に流体連通を可能にする第2通路とを含む。
本発明のさらに他の態様によれば、高圧燃料噴射システム中の燃料流の方向を変化させるようにされた高圧燃料噴射システムの連結部のために疲労破壊に対する抵抗性を高める方法が提供され、方法は、本体を提供するステップと、前記本体中にそこを通って延在する長手軸を有する第1通路を提供するステップと、前記第1通路の前記長手軸の一部に沿って配置された溝を提供するステップと、前記本体中に開口を有する第2通路を提供するステップと、前記第2通路の前記開口を前記第1の通路上に位置する前記溝中に配置して、前記第2通路と前記第1通路の間の流体連通を可能にするステップとを含む。
他の実施形態において、方法は、第2通路の中心軸が第1通路の長手軸と交差しないように、溝の周辺上の第2通路の開口を偏位させるステップをさらに含む。前記溝中に配置された開口を有する前記本体中に他の第2通路を設けるステップをさらに含む。さらに他の実施形態において、方法は、第2通路を横断方向に偏位させ互いに対向させて前記溝中に配置するステップをさらに含む。他の実施形態において、方法は連結部を熱処理して硬化されたマルテンサイト芯を提供するステップも含む。さらに他の実施形態において、方法は、連結部をガス窒化して窒素含有量の豊富な表面及びその上の硬質表面を提供するステップをさらに含む。
本発明のこれら及び他の利点と特徴は、添付図面とともに以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明を検討することによってさらに明らかになるであろう。
図1A及び1Bは、内燃機関(図示されない)の高圧燃料システムに用いられるコモンレール10の斜視図及び特徴図を示し、コモンレール10は本発明の一実施形態による複数のコネクター12を含む。コモンレール10は、高圧燃料システムの燃料ポンプ(図示されない)からの加圧された燃料を受取り、加圧された燃料をコネクター12の連結部に流体的に接続された複数の燃料噴射器(図示されない)に分配するようにされる。
以下で詳細に説明するように、本発明による連結部は、コモンレール10内で加圧された燃料によって生じる急速な圧力サイクルに起因する応力を低減し、それによって連結部の疲労破壊の可能性を低減する。本明細書に用いられる用語「連結部(juncture)」は、流体の分配又は流体の流れ方向を変更させる流体的に連絡のある2個またはそれ以上の通路の交差を一般に指すことに留意すべきである。無論、通路は典型的に部品本体、パイプ、流体ライン等の構造で提供され又は形成される。したがって、本明細書に用いられる用語「連結部」は、通路が互いにどのように交差するか、及びそれに関連する幾何形状についていうものと理解すべきである。
図1Aおよび1Bに図示した実施形態のコモンレール10は、本体14中に形成された第1通路24を通って延在する長手軸16を備える、実質上管状のコモンレール本体14を有する細長いレールの種類である。本体14上には複数の取り付け用ボス18が一体的に形成され、取り付けブラケット又は燃料システム及び/又は他のエンジン部品へのコモンレール10の取り付けを確実にする。さらに、コモンレール10の本体14上にはアクセス孔20も一体的に形成され、コモンレールの第1通路24とコモンレール10に燃料を供給し及び/又は制御する高圧システムに付属する様々な部品の間の流体連通を可能にする。例えば、供給ライン(図示されない)をアクセス孔20の1つに接続して、燃料ポンプからコモンレール10へ加圧された燃料を提供することができる。さらに、圧力緩衝器(図示されない)をアクセス孔20の1つに接続して、コモンレール10中の燃料による圧力サイクルの大きさを最小にすることができる。無論、圧力制御器(図示されない)などの他の部品を同様にコモンレール10に接続することができる。
コモンレール10の疲労破壊を招くことのあるコモンレール10の圧力サイクルは、高圧燃料システムの燃料ポンプによるコモンレール10中の燃料のサイクル加圧に起因する。燃料ポンプによるコモンレール10中のこの燃料の加圧は、コモンレール10内に周期的な圧力スパイクをもたらし、最終的に疲労による破壊を招く。さらに、コモンレール10の圧力サイクルは、コモンレール10中の燃料が燃焼のために噴射される間、噴射器の運転によっても悪化し、噴射事象は、高圧燃料システムの燃料ポンプによって補充されるコモンレール10中の燃料圧力に周期的な圧力降下を招く。これらの噴射事象は、コモンレール10中のサイクル圧力の大きさをさらに増加させ、さらに最終的な疲労破壊の発生の原因となる。
前述のように、それらの疲労破壊は燃料流が変化しまたは分配される燃料通路の連結部で特に顕著であることが見出された。例えば、疲労破壊は、各噴射器用の通路がコモンレールに接続される、従来のコモンレールの連結部近くに発生することが観察された。さらに、疲労破壊は、燃料の方向を変化させまたは分配する高圧ポンプの燃料通路にも観察された。
図1Cは、図1Bのコモンレール10に提供されたコネクター12を、1C〜1Cに沿って見た1つの軸状断面図であり、本発明による連結部13をさらに明瞭に示す。図1Cは、単に連結部13の例示的実施形態を示すことに留意すべきである。図示されるように、連結部13は、コモンレール10の本体14に一体的に形成され、実質上コモンレール10の長手方向に延在する第1通路24及び第2通路26によって画定され、長手軸16は第1通路24を通って延在する。
加圧された燃料は第1通路10から第2通路26を経由してコネクター12へ分配され、第1通路24と第2通路26の交差は図示した実施形態の連結部13を画定する。これに関して、第2通路26は開口28を含み、第1通路24と第2通路26の間の流体連通を提供する。第2通路26は、その中を延在する中心軸30を含む。図示されるように、第1通路24及び第2通路26は、図示した実施形態において、両方とも円形断面を有するように実施される。したがって、第1通路24は第1直径D1を有し、第2通路26は第2直径D2を有し、本実施例において、第1直径D1は第2直径D2よりも大きい。
図1Cの断面図から明瞭に図示されるように、第2通路26及びその開口28は第1通路24に対して横断方向に偏位して配置される。したがって、第2通路26を通って延在する中心軸30は、第1通路24を通って延在する長手軸16と交差しない。これに関して、図示した実施形態において、中心軸30は長手軸16から距離「d」だけ横断方向に偏位する。
図1Dは、図1Cの連結部を1D〜1Dに沿って見た長手断面図であり、本発明の本例示的実施形態の溝34をさらに明瞭に示す。明瞭に示されるように、第1通路24は長手軸16の一部に沿って配置された溝34を含み、第2通路26の開口28が溝34に設けられ、第2通路26と第1通路24の間に流体連通を提供する。溝34は第1通路24の少なくとも一部の周縁を囲む。
上述に関して、第1通路24は第1直径D1を備える円形断面を有するので、溝34は形状が環状であり、溝34は、第1通路24の第1直径D1よりも大きい、図1Cに示した直径GDを有する。さらに、図示した実施形態において、溝34は第1通路24の長手軸16に沿って「l」の距離を延在し、距離lは第2通路26の直径よりも大きい。さらに、示したように、溝34には皿形状の湾曲35が設けられ、長手軸16に向かって凹むので、溝34の周辺は全体的に円環面体に似る。
無論、図1C及び1Dは、単に溝34の一例示的幾何形状を示し、本発明はそれに制限されず、他の実施形態において異なる幾何形状を有することができる。例えば、通路は円形である必要はなく、実質上楕円又は異なる形状とすることができる。さらに、溝34の周縁には皿形状の湾曲35を設ける必要はなく、第1通路24の表面と平行であるように実質上直線状とすることができる。さらに、溝34は第2通路26の直径と同じ距離だけ延在することができる。しかし上述の幾何形状及び形態は、疲労破壊の可能性を効果的に低減し、製造がより容易である。
したがって、本発明によれば、高圧燃料システム中の疲労破壊の可能性を低減する機構が提供される。詳細には、図1Aに示したものなどのコモンレール10に実施することができる燃料流の方向を変化させ及び燃料を分配する連結部13が提供される。第1通路24中に、第2通路26の開口28が配置される溝34を提供することによって、圧力サイクルによって生じる連結部13に存在する応力が低減されることが見出された。したがって、疲労破壊の可能性も、第2通路が溝なしに直接第1通路に接続される従来の連結部に比べて低減される。さらに、第2通路26の中心軸30が第1通路24を通って延在する長手軸16と交差しないように、第2通路26の位置を第1通路24に対して横断方向に偏位させることによって、疲労破壊の可能性はさらに低減される。
図示した実施形態において、コモンレール10の本体14、したがってその中に提供される連結部13は、クロム、モリブデン、及び/又はバナジウムの合金鋼から作られる。例えば、連結部は、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、及び/又は1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼から作ることができる。合金鋼は熱処理サイクルによって処理して硬化されたマルテンサイト芯を提供し、ガス窒化して窒素含有量の高い表面を有する表面、及び残留圧縮応力を有する硬質表面層を提供することが好ましい。この合金鋼及びその処理は、特に上述の本発明の連結部とともに、疲労破壊の可能性を低減するのに非常に効果的であることが見出された。無論、他の実施形態、他の材料及び/又は処理を用いることができる。
図2A及び2Bは、高圧燃料噴射システムに用いられる他の種類のコモンレール50の斜視図及び側面図を示す。コモンレール50は、より短いコモンレール本体54を有するスタッビータイプ(stubby type)であり、本発明の他の実施形態による連結部を有する複数のコネクター52を含む。コモンレール50は、加圧された燃料を受容し、加圧された燃料をコネクター52を経由して複数の噴射器(図示されない)へ分配するようにされる。コモンレール50の本体54は、コモンレール50の取り付けが可能な複数の取り付けボス58を有する。
コモンレール50の本体54は、そこを延在する長手軸65を備える第1通路64、及びコネクター52の各々に配置された第2通路66(この実施例において、2個の第2通路66)で形成され、第1通路64と第2通路64の交差は、通路を互いに流体的に接続する連結部を画定する。これに関して、第2通路66の各々は、さらに詳細を以下で論じる、図示した実施形態による図2Cに示した方法で第1通路64に流体的に接続され、それによって連結部53を提供する。
これらの図に示したように、コネクター52は対で提供され、各コネクター52は実質上他のコネクター52と直径方向に対向するように本体54上に配置される。発明の本実施形態によれば、各連結部53は、第1通路64に設けられた溝54を経由して第2通路66を第1通路64に流体接続する。これに関して、連結部53の開口は実質上対向するように溝54に設けられる。また、図示されるように、第2通路66を延在する中心軸が長手軸56と交差しないように、第2通路66は第1通路64と横断方向に偏位して配置される。したがって、図示した実施形態において、第2通路66は実質上直径方向に対向し、かつ横断方向に偏位する。
無論、他の実施形態において、第2通路は互いに直径方向に対向するように構成する必要はなく、第2通路66は任意の適切な方法で構成することができる。例えば、第2通路は互いに角度を付けて配置することができ、又は第2通路が直径方向に対向せず、替りに、第1通路の一方の側に配置するように、実質上第1通路を直進することができる。さらに他の実施形態において、3個、4個、またはさらにそれ以上の数の通路が第1通路と交差することができ、これらの複数の通路は、本明細書に教示され、及び説明した方法で、第1通路にその中に設けられた溝を経由して流体接続される。
再び図2B及び2Cを参照すれば、2個の環状溝が燃料ポンプ部品50の第1通路64に沿って提供されることが明らかなはずである。詳細には、2個の環状溝は、直径方向に配置された一対の連結部53(1個の溝は図2Cに示され、他の溝は示されない)の位置に対応する長手軸56に沿って長手方向に配置される。
図示した実施形態において、燃料ポンプ部品50及びその中に提供される対応する連結部53は、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、及び/又は1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼から作ることができ、コモンレールに関して前に説明したように、熱処理及びガス窒化することが好ましい。無論、前述のように、他の材料及び処理を用いる事ができる。
上述の実施形態において、疲労破壊を低減するための連結部は、高圧燃料システム用のコモンレールに用いたが、本発明はそれに制限されないことにさらに留意すべきである。これに関して、本発明は高圧ポンプ、燃料噴射器、及び/又はコモンレール燃料システム等、燃料流の方向を変化させまたは分配する任意の燃料通路の連結部に効果的に実施することができる。
図3Aは高圧燃料噴射システムの燃料ポンプ部品100の斜視図であり、燃料ポンプ部品100は、本発明の他の実施形態による連結部を含む。燃料ポンプ部品100は単に燃料ポンプ組み立て体(図示されない)の単一の部品だけを示すことは明らかなはずである。例えば、示した燃料ポンプ部品100は、加圧された燃料をコモンレールへ分配するようにされたvヘッド設計を有する燃料分配筐体である。
また、図3Aに示した燃料ポンプ部品100のトポグラフ図である図3Bを参照すれば、燃料ポンプ部品100は、複数の取り付けボス106を有する燃料ポンプ本体104を含み、燃料ポンプ部品100を例えば燃料ポンプ組み立て体の残りに搭載することを可能にする。また、燃料ポンプ部品100は、燃料ポンプ部品100との流体アクセスを提供する複数の穴114、及び、以下でさらに詳細に説明する本発明の連結部を含む複数のコネクター112を含む。図示したコネクター112は燃料システムのコモンレールへの流体接続を可能にし、それによって加圧燃料の分配が可能になる。
図3C及び3Dはコネクター112の断面図であり、本発明の一実施形態によって実施される燃料ポンプ部品100の連結部118を明瞭に示す。図示されるように、燃料ポンプ部品100のコネクター112はそこを延在する長手軸122を有する第1通路120を含む。また、燃料ポンプ部品100の本体104には、そこを延在する中心軸125を有する第2通路124が設けられ、第2通路124は第1通路120に流体連通し、それによって連結部118を画定する。
また、示したように、燃料ポンプ部品100の第1通路120には溝128が設けられ、第1通路120及び第2通路124が溝128を経由して互いに流体連通するように第2通路124が配置される。さらに、コモンレールに関して前述し、図3Dにおいて明瞭に示されるように、第2通路124を通って延在する中心軸125が第1通路120の長手軸122と交差しないように、第2通路124は第1通路120に対して偏位して配置される。さらに、第2通路の部分が直径方向に対向せず、替りに、第1通路130の一方の側に配置されるように、第2通路124は実質上第1通路120を直進する。
図示した実施例において、第1通路120が円形断面を有しているので、溝128は形状が環状である。さらに、溝128は円環面体の形状を有するので、外周縁は皿状湾曲129を含む。さらに、第1通路120の直径は第2通路124の直径よりも大きい。無論、他の実施形態において、連結部118及び/又は通路は、異なる幾何形状を有することもできる。
したがって、本発明の上述の態様によれば、高圧燃料ポンプにおける疲労破壊を低減する機構が提供される。第2通路124への開口が配置される第1通路120中に溝128を提供することによって、連結部118での応力は従来の連結部に比べて低減され、したがって、疲労破壊の可能性が低減される。さらに、第2通路124の中心軸125が長手軸122に交差しないように第2通路124の位置を第1通路120に対して偏位させることによって、疲労破壊の可能性がさらに低減される。
燃料ポンプ部品100、したがって、その中に提供される連結部118は、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、及び/又は1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼から作ることができ、コモンレールに関して前に説明したように、熱処理及びガス窒化することが好ましい。それらの処理された合金鋼は、本発明の連結部とともに使用するとき、疲労破壊の可能性を低減するのに非常に効果的であることが見出された。
図4A及び4Bは、高圧燃料噴射システムに使用されるバレル設計を有する他の燃料ポンプ部品140の様々な図であり、燃料ポンプ部品140は疲労破壊の可能性を低減するための本発明による連結部を含む。燃料ポンプ部品140は燃料を加圧するためのポンプ組み立て体(図示されない)の単なる一部である。燃料ポンプ部品140は、複数の取り付け孔144を有する燃料ポンプ本体142を含み、燃料ポンプ部品140を例えば燃料ポンプ組み立て体の筐体に取り付けることを可能にする。また、燃料ポンプ部品140は、燃料ポンプ部品140に流体連通を提供するための、その1個だけが図4Aに示される穴146、及び燃料ポンプ組み立て体の対応する穴に受容される固定具147を含む。また、燃料ポンプ部品140はコネクター148を含み、燃料ポンプ部品140に流体連通を可能にする。図4Cは、図4Bの燃料ポンプ部品140中の連結部を4C〜4Cに沿って見た断面図であり、図4Dは4D〜4Dに沿って見た連結部の断面図である。
示したように、燃料ポンプ部品140の第1通路150には溝152が設けられ、第2通路150が溝156を経由して流体接続するように第2通路156が配置され、通路は本発明の連結部を画定する。図4Cに最も明瞭に示されるように、前述のようにして、第2通路156は第1通路150に対して偏位して配置される。図示した実施例において、溝152は環状の形状を有し、第1通路150の直径は第2通路156の直径よりも大きい。さらに、溝152は図4Dに示すように皿状湾曲153を有する円環面体の形状を有する。
さらに、再び図4Dの断面図を参照すれば、本発明の連結部を備えて実施される燃料ポンプ部品140の本体142中に他の通路が提供される。詳細には、固定具147を通って延在する縦通路160は、複数の穴146の間に流体連通を提供する横断通路162と交差し、縦通路160と横断通路162は連結部166を画定する。図示されるように、縦通路160は溝164を含み、横断通路162は縦通路160から偏位して溝164中に配置される。さらに、横断通路162の部分が直径方向に対向せず、替りに、縦通路160の一方の側に配置されるように、横断通路162は縦通路160を実質上直進する。
したがって、本発明による連結部は、示した燃料ポンプ部品140などの高圧燃料システムにおいて任意の適切な方法で実施することができる。前述のように、本発明によるそれらの連結部は疲労破壊の可能性を低減することができる。上述に関して、燃料ポンプ部品140、したがってその中に提供される連結部166は、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、及び/又は1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼から作ることができ、コモンレールに関して前に説明したように、熱処理及びガス窒化することが好ましい。しかし、他の実施形態において、替りに他の材料を使用することができる。
前述のように、連結部及び高圧燃料システムの連結部中に設けられる溝の上記実施形態は単なる実施例であり、本発明は異なる連結部及び/又は溝の幾何形状を用いて、コモンレール、燃料ポンプ部品、または燃料噴射器などの異なる用途において実施することができる。詳細には、第1通路の溝に単一の第2通路だけが流体接続される実施形態において、溝は環状または円環面体形状である必要はない。
図5は、他の実施形態による図1Aに示したものなどのコモンレール200の断面図であり、コモンレール200はそこを通って延在する第1通路204を備えるコモンレール本体202を有する。図示されるように、コネクター207の第2通路206は本発明による連結部208で第1通路204と交差する。この実施形態において、第1通路204には、形状が環状ではなく三日月形状の溝210が設けられる。図示されるように、溝210は第1通路204の周縁を部分的にのみ囲む。
第2通路206は溝210中に配置されて第1通路204に流体接続する。また、溝210は皿状湾曲の円環面体形状をもたない。無論、他の実施形態において、それらの湾曲をもたない非環状溝を同様に設けることができる。また、前述のように三日月形状を有する溝210は、圧力サイクルに起因する応力を効果的に低減し、コモンレール200中の披露破壊の可能性も低減することが見出された。図5に示した第1通路中の溝200の本実施形態は、図1Cに示した溝などのように完全な環状溝を可能にする十分な材料が得られない状況において特に有利である。
図6は、他の実施形態による図2Cに示したものなどのコモンレール300の断面図であり、コモンレール300はそこを通って延在する第1通路304を備えるコモンレール本体302を有する。図示されるように、複数のコネクター308(3個の連結部308)がコモンレール本体302に提供され、本発明による連結部を画定する。コネクター308は、前述のようにして第1通路304に設けられる溝312を経由して第1通路304と交差する第2通路310を含む。詳細には、第2通路310を通って延在する中心軸が第1通路304の長手軸と交差しないように、第2通路310は第1通路304に対して横断方向に偏位して配置される。再び、本発明の特定の構成を図6に関して説明したが、本発明は同様に異なるように実施できることは明らかなはずである。
上述の議論から、本発明の他の態様は、高圧燃料噴射システムの疲労破壊に抵抗性を増加する方法を提供することであることは明らかなはずである。詳細には、燃料流の方向を変化させるようにされた連結部が、疲労破壊の可能性を低減するための溝を含む方法が提供される。方法は、そこを通って延在する長手軸を有する第1通路を提供するステップと、第1通路の長手軸の一部に沿って配置された環状溝を提供するステップとを含む。方法は、開口を有する第2通路を提供するステップと、環状溝中に第2通路の開口を提供して第2通路と第1通路の間に流体連通を可能にするステップとをさらに含む。
本方法の他の実施形態によれば、方法は、第2通路の中心軸が第1通路の長手軸と交差しないように、第2通路の開口を環状溝中に横断方向に偏位させるステップをさらに含む。連結部の熱処理及び/又はガス窒化の追加のステップを提供して、連結部の疲労破壊の可能性をさらに最小化することができる。
再び、図示した実施形態において、疲労破壊の可能性を低減するための連結部及び方法は燃料ポンプのコモンレール及び部品に利用したが、本発明はそれに制限されないことに留意すべきである。これに関して、本発明は、燃料噴射器など、燃料流の方向を変化させまたは分配する高圧燃料システムの任意の連結部に効果的に実施することができる。
本発明による様々な実施形態を示し説明したが、本発明はそれに制限されないことが理解される。当業者であれば、本発明を変更し、修正し、さらに応用することができる。したがって、本発明は前に示し説明した詳細に制限されず、それらの変更及び修正の全てを含む。
本発明の一実施形態による連結部を含む高圧燃料噴射システムのコモンレールの斜視図である。 図1Aのコモンレールの側面図である。 一例示的実施例による図1Bのコモンレールにおける連結部を、1C〜1Cに沿って見た軸状断面図である。 さらに明瞭に溝を示す、1D〜1Dに沿って見た図1Cの連結部の長手方向断面図である。 本発明の一実施形態による連結部を含む高圧燃料噴射システムに用いられる他のコモンレールの斜視図である。 図2Aに示したコモンレールの側面図である。 2C〜2Cに沿って見た図2Bのコモンレールにおける2個の連結部の断面図である。 本発明の一実施形態による連結部を含む高圧燃料噴射システムに用いられる燃料ポンプ部品の斜視図である。 図3Aに示した燃料ポンプ部品のトポグラフ図である。 3C〜3Cに沿って見た図3Bの燃料ポンプ部品における連結部の断面図である。 3D〜3Dに沿って見た図3Cの燃料ポンプ部品における連結部の断面図である。 本発明の他の実施形態による連結部を含む高圧燃料噴射システムに用いられる他の燃料ポンプ部品の斜視図である。 図4Aに示した燃料ポンプ部品の側面図である。 4C〜4Cに沿って見た図4Bの燃料ポンプ部品における連結部の断面図である。 4D〜4Dに沿って見た図4Bの燃料ポンプ部品における連結部の断面図である。 溝が第1通路の一部の周縁のみを囲む、本発明の他の実施形態による連結部の断面図である。 他の実施形態によるコモンレールの3個の連結部の断面図である。

Claims (13)

  1. 長手軸に沿って第1通路が形成され、5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼で形成された連結部材本体と、
    前記第1通路の内周面に中心軸が前記長手軸と同一方向に設けられ、前記第1通路の内径より大きい径で、環状に形成された溝部と、
    前記溝部から前記連結部材本体の径方向に前記連結部材本体の外周面から突出して設けられ、内部には前記第1通路と連通する第2通路が形成され、前記連結部材本体の径方向の断面視において、前記第2通路の中心軸が前記長手軸と交差しない位置に偏心して設けられているコネクターと、
    を有する高圧流体を内燃機関に提供する連結部材。
  2. 前記溝部の中心軸は、前記第1通路の中心軸と一致していない請求項1に記載の連結部材。
  3. 前記第1通路は円形断面とされ、前記溝部の中心軸が前記第2通路側に偏心している請求項2に記載の連結部材。
  4. 前記溝部の長手軸方向の断面が円弧状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結部材。
  5. 前記コネクターが、前記連結部本体に複数設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結部材。
  6. 複数の前記コネクターが、前記長手軸を挟んで前記連結部材本体に互いに対向して配置されている請求項5に記載の連結部材。
  7. 前記合金鋼が熱処理サイクルによって処理され、硬化されたマルテンサイト芯を有する請求項1に記載の連結部材。
  8. 前記合金鋼がガス窒化されて窒素含有量の高い表面を有する表面、及び残留圧縮応力を有する硬質表面層を提供する請求項1に記載の連結部材。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の連結部材が備えられた高圧燃料噴射システム。
  10. 連結部材本体を5.5重量%までのクロム、1.5重量%までのモリブデン、1.0重量%までのバナジウムを含む合金鋼で形成するステップと、
    前記連結部材本体に、長手軸に沿って第1通路を設けるステップと、
    前記第1通路の内周面に、中心軸を前記長手軸と同一方向とし、前記第1通路の内径より大きい径で環状に溝部を設けるステップと、
    前記連結部材本体の外周面にコネクターを取り付けるステップと、
    前記コネクターの内部に、前記連結部材本体の径方向の断面視において、中心軸が前記長手軸と交差しない位置に、前記第1通路と連通する第2通路を設けるステップと、
    を有する、高圧流体を内燃機関に提供する連結部材の製造方法。
  11. 前記連結部材本体に、前記コネクターを前記長手軸を挟んで前記連結部材本体に互いに対向して複数設け、前記コネクターに前記第2通路を設けるステップをさらに追加した請求項10に記載の連結部材の製造方法。
  12. 前記連結部材本体を熱処理し、硬化されたマルテンサイト芯とするステップをさらに追加した請求項10又は11に記載の連結部材の製造方法。
  13. 前記連結部材本体をガス窒化して、前記連結部材本体の表面の窒素含有量を高くするステップをさらに追加した請求項10又は11に記載の連結部材の製造方法。
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