JP4938294B2 - 導電性部材及びこの導電性部材を用いた帯電部材及びこの帯電部材を用いたプロセスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジを用いた画像形成装置 - Google Patents

導電性部材及びこの導電性部材を用いた帯電部材及びこの帯電部材を用いたプロセスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、導電性部材及びこの導電性部材を用いた帯電部材及びこの帯電部材を用いたプロセスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジを用いた画像形成装置に関する。
従来から、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置には、感光体ドラム(像担持体)に対して帯電処理を行う帯電部材や、感光体ドラム上のトナーに対して転写処理を行う転写部材として導電性部材が用いられている。
図1は画像形成装置の模式図を示したものであり、画像形成装置1は、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム4と、感光体ドラム4に対して帯電処理を行う帯電部材としての帯電ローラ2と、帯電ローラ2に電圧を印加するためのパワーパック(電圧印加源)3と、感光体ドラム4の表面電位を測定する表面電位計5と、感光体ドラム4の静電潜像にトナーを固着させる現像ローラ6と、感光体ドラム4上のトナー像を記録紙Sに転写処理する転写ローラ7と、転写処理後の感光体ドラム4をクリーニングするクリーニング装置8とを備えている。なお、図2に示すように、感光体ドラム4、帯電ローラ2、現像ローラ6、クリーニング装置8を一括して有するプロセスカートリッジ9が画像形成装置1内に設置される場合もある。
帯電ローラ2はパワーパック3より電源供給を受け、感光体ドラム4を所望の電位に帯電させる。この感光体ドラム4は図示を略す駆動機構により矢印A方向に回転する。表面電位計5はその回転方向に沿って帯電ローラ2の直後に設けられ、感光体ドラム4の表面4aの電位を測定する。
現像ローラ6は帯電した感光体ドラム4にトナーを付着させ、転写ローラ7は感光体ドラム4に付着したトナーを記録紙Sに転写する。クリーニング装置8は感光体ドラム4に残留したトナーを除去し、感光体ドラム4をクリーニングする。
この画像形成装置1による画像形成過程では、まず、帯電ローラ2により感光体ドラム4の表面4aが負の高電位に帯電される。続いて、その表面4aが露光される。この露光Lにより表面4aの各電位が受光量に応じた電位分布となり、これにより、静電潜像がその表面4aに形成される。
感光体ドラム4が回転して、その表面4aの静電潜像が形成された部分が現像ローラ6を通過すると、表面4aには電位分布に応じたトナーが付着して静電潜像がトナー像として可視化される。このトナー像は所定のタイミングで給送される記録紙Sに転写ローラ7により転写され、記録紙Sは図示を略す定着ユニットに向かって矢印B方向に搬送される。
一方、転写後、感光体ドラム4は、表面4aに残留するトナーがクリーニング装置8により除去されてクリーニングされると共に、図示を略すクエンチングランプにより電荷が除去されて次回の作像処理に移行する。
上記の画像形成装置1における一般的な帯電方式として帯電ローラ2を感光体ドラム4に接触させる接触帯電方式が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
しかしながら、接触帯電方式からなる帯電ローラ2を用いた場合には、以下に掲げるような問題がある。
(1)帯電ローラの構成物質が帯電ローラから染み出して感光体ドラムの表面に固着し、この固着が進行すると、感光体ドラムの表面に帯電ローラの跡が残る。
(2)帯電ローラ2に交流電圧を印加した際に、感光体ドラムに接触している帯電ローラが振動して帯電音が起こる。
(3)感光体ドラムの表面のトナーが帯電ローラに固着して帯電性能が低下する。特に、帯電ローラにおいて(1)の染み出しが生じると、トナーが一層固着し易くなる。
(4)帯電ローラを構成している物質が感光体に固着し易い。
(5)感光体ドラムを長期間駆動しないと、帯電ローラに永久変形が生じる。
このような問題に対処するために、帯電ローラ2を感光体ドラム4に接触するのではなく近接させる近接帯電方式が考案されている(特開平3−240076号公報等)。この近接帯電方式は、帯電ローラ2と感光体ドラム4との最近接距離(以下、空隙という)が50μm〜300μmとなるように両者を対向させ、帯電ローラ2に電圧を印加して感光体ドラム4の帯電を行うものである。
近接帯電方式では帯電ローラ2と感光体ドラム4とが接触していないので、接触帯電方式で問題となる「帯電ローラの構成物質の感光体ドラムへの固着」、及び「長期間の不使用により生じる帯電ローラの永久変形」は問題とはならない。また、「トナーの固着による帯電ローラの帯電性能の低下」についても、帯電ローラに固着するトナーが少なくなるため、近接帯電方式が優れている。
非接触帯電方式では、感光体ドラムに帯電ローラが当たらないために、弾性体を用いる必要はなく、従って、硬質の熱可塑性樹脂を用いることができる。
これにより、感光体と帯電ローラとの間の空隙を均一にすることが可能となる。帯電ローラによる感光体ドラムの表面の帯電メカニズムは、帯電ローラと感光体ドラムとの間の微小放電によるパッシェンの法則に従った放電であることが知られている。感光体ドラムを所定の帯電電位に保持する機能を得るためには、熱可塑性樹脂の電気抵抗値を半導電性領域(106Ωcm〜109Ωcm程度)に制御する必要がある。
電気抵抗値を制御する方法としては、熱可塑性樹脂中にカーボンブラック等の導電性顔料を分散させる方法が知られている。しかし、導電性顔料を用いて電気抵抗調整層を半導電性領域に設定しようとすると、電気抵抗値のばらつきが大きくなるので、部分的に帯電不良が起こるか、又は、電子伝導により局所放電(リーク放電)が発生し、画像欠陥を発生させるという問題がある。
一方、電気抵抗値を制御するための別の手段として、イオン導電性材料を用いることにより、電気抵抗値のばらつきを小さくし、かつ、電子伝導系を用いた場合に生じるような局所的リークを防止できるため、帯電不良を防止できる。
イオン導電性材料としては、アルカリ金属塩、アンモニウム塩のような電解質塩があるが、低分子量であるので、マトリックス樹脂の表面にブリードアウトしやすい性質があり、その結果、帯電ローラの表面へブリードアウトした場合に、トナーの固着が発生し、画像不良が発生するという問題がある。また、通電により分極が生じるため、経時変化により電気抵抗値が上昇する。
そこで、ブリードアウトを避けるために、高分子量のイオン導電性材料を使用するものが提案されている(特開2005−91818号公報)。このものでは、イオン導電性材料がマトリックス樹脂中に分散固定化されるため、表面へのブリードアウトが起こり難い。この種の高分子型イオン導電性材料としては、主にポリアミドエラストマー(PEEA)が用いられている。
特開昭63−149668号公報 特開平1−2111779号公報 特開平1−267667号公報
ところが、この種の高分子のイオン導電性材料だけでは、導電性部材として用いたとしても目的とする低い抵抗値を得ることができないという問題がある。これを解決するためには、塩を添加することが考えられ、これにより望ましい抵抗値が得られる。この抵抗値を低くするためには、塩がイオン解離しやすいことが条件となる。
これには、過塩素酸塩が用いられることが多い。そこで、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸リチウム等が用いることが考えられるが、これらを用いた場合には、過塩素酸ナトリウムがイオン解離した際に、空気中の水分と反応して、強アルカリ性の水酸化ナトリウムを生じ、経時的変化により熱可塑性樹脂が劣化し、ソルベントクラックが発生するという問題がある。
なお、本発明と類似の技術として、熱可塑性樹脂に有機ホスホニウム塩を加えたものとして、特開2002−311687号公報に開示のものが知られている。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、電気抵抗調整層の低抵抗化を達成できかつ経時的な熱可塑性樹脂の劣化を防止でき、ひいては、ソルベントクラックの発生をも防止できる導電性部材、更には、熱可塑性樹脂の経時的な劣化を防止しつつ、電気抵抗調整層として目標とする電気抵抗値を容易に得ることができる導電性部材及びこの導電性部材を用いた帯電部材及びこの帯電部材を用いたプロセスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジを用いた画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の導電性部材は、一方から他方に向かって延びかつ所定電位が印加される長尺形状の導電性支持体と、該導電性支持体の周面を包囲するように形成されかつ電気抵抗を調整する電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の表面を被覆するようにして設けられて前記電気抵抗調整層の表面を保護する表面保護層とを有するものにおいて、
前記電気抵抗調整層には分子中にエーテル基を有する熱可塑性樹脂材料と有機ホスホニウム塩とが含まれていることを特徴とする。
請求項2に記載の導電性部材は、前記エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料がポリエーテルエステルアミドであることを特徴とする。
請求項3に記載の導電性部材は、前記電気抵抗調整層が前記エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料と該エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料よりも硬度が高い熱可塑性樹脂材料との混合生成物からなり、該混合生成物は、両熱可塑性樹脂材料を溶融状態で混練し、溶融状態の混練物を硬化して生成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の導電性部材は、前記溶融状態の混練物には、相溶化剤としてグリシジルメタクリレート基を含有する熱可塑性樹脂が添加されていることを特徴とする。
請求項5に記載の導電性部材は、前記表面保護層には非トナー付着性の樹脂層が用いられていることを特徴とする。
請求項6に記載の導電性部材は、前記電気抵抗調整層が像担持体に与える帯電電位を調整するために用いられ、前記導電性支持体の延びる方向両端部に前記像担持体と前記表面保護層との間に空隙を形成して該空隙を保持する空隙保持部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の導電性部材は、前記各空隙保持部材が前記導電性支持体と前記電気抵抗調整層との少なくとも一方に接着固定されていることを特徴とする。
請求項8に記載の導電性部材は、前記各空隙保持部材の接着面がプライマー処理されていることを特徴とする。
請求項9に記載の導電性部材は、前記導電性支持体が円柱形状であることを特徴とする。
請求項10に記載の導電性部材は、一方から他方に向かって延びかつ所定電位が印加される長尺形状の導電性支持体と、該導電性支持体の周面を包囲するように形成されかつ電気抵抗を調整する電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の表面を被覆するようにして設けられて前記電気抵抗調整層の表面を保護する表面保護層とを有するものにおいて、
前記電気抵抗調整層には分子中にエーテル基を有して吸水率の低い熱可塑性樹脂材料と分子中にエーテル基を有して吸水率の高い熱可塑性樹脂材料との混合生成物と有機ホスホニウム塩とが含まれていることを特徴とする。
請求項11に記載の導電性部材は、前記混合生成物は、両熱可塑性樹脂材料を溶融状態で混練し、溶融状態の混練物を硬化して生成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の導電性部材は、前記溶融状態の混練物には、相溶化剤としてグリシジルメタクリレート基を含有する熱可塑性樹脂が添加されていることを特徴とする。
請求項13に記載の導電性部材は、前記電気抵抗調整層が像担持体に与える帯電電位を調整するために用いられ、前記導電性支持体の延びる方向両端部に前記像担持体と前記表面保護層との間に空隙を形成して該空隙を保持する空隙保持部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項14に記載の導電性部材は、前記各空隙保持部材が前記導電性支持体と前記電気抵抗調整層との少なくとも一方に接着固定されていることを特徴とする。
請求項15に記載の導電性部材は、前記各空隙保持部材の接着面がプライマー処理されていることを特徴とする。
請求項16に記載の導電性部材は、前記導電性支持体が円柱形状であることを特徴とする。
請求項17に記載の帯電部材は、請求項3又は請求項10に記載の導電性部材からなることを特徴とする。
請求項18に記載のプロセスカートリッジは、請求項17に記載の帯電部材を有することを特徴とする。
請求項19に記載の画像形成装置は、請求項18に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、イオン解離しにくいと考えられかつイオン解離してもアルカリ性の物質が生じない有機ホスホニウム塩を電気抵抗調整層に含有させたので、導電性部材として目標とする抵抗値を得ることができ、かつ、アルカリ性物質が生じないため、樹脂の劣化を防止でき、従って、通電時の経時的な熱可塑性樹脂材料の劣化を防止できるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料としてポリエーテルエステルアミドを用いることにしたので、機械加工性を損なうことなく、導電性部材として目標とする抵抗値を得ることができかつイオン解離によって生成された物質に起因するソルベントクラックを防止できるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料の硬度と、このエーテル基を有する熱可塑性樹脂材料の硬度よりも高い熱可塑性樹脂材料とを溶融混練して生成された混合生成物を用いることにしたので、請求項2に記載の発明に較べて、より一層機械加工性能を向上させることができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、相溶化剤としてグリシジルメタクリレート基を含有する熱可塑性樹脂を添加することにしたので、エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料とこのエーテル基を有する熱可塑性樹脂材料の硬度よりも高い熱可塑性樹脂材料との分散性能の向上を図ることができ、導電性部材としてより一層目標とする抵抗値に近づけることができるという効果を奏する。また、成形加工によって形成される電気抵抗調整層のウエルドラインの強度の向上を図ることができるため、通電の繰り返し或いは連続通電時の樹脂劣化に起因するクラックの発生を防止できるという効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、表面保護層を非トナー付着性の樹脂材料を用いて形成したので、トナーが表面保護層に付着するのを防止でき、従って、画像形成装置に用いた場合に、安定した品質の画像を提供できるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、像担持体と表面保護層との間を空隙保持部材を用いて非接触に保つことにしたので、導電性部材を構成する物質の像担持体への付着、長期間の不使用により生じる導電性部材の変形を回避できるという効果を奏する。
請求項7に記載の発明によれば、空隙保持部材を電気抵抗調整層と導電性支持体との少なくとも一方に接着固定する構成としたので、導電性支持部材を回転させながらその導電性支持体の長手方向に電気抵抗調整層と空隙保持部材とを切削加工する場合に、電気抵抗調整層と空隙保持部材とが相対回転するのを防止できる。
請求項8に記載の発明によれば、空隙保持部材を電気抵抗調整層と導電性支持体との少なくとも一方に対する接着強度の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項9に記載の発明によれば、電荷の局所的集中を防止できるので導電性部材の寿命を延ばすことができるという効果を奏する。
請求項10に記載の発明によれば、分子中にエーテル基を有して吸水率の低い熱可塑性樹脂材料と分子中にエーテル基を有して吸水率の高い熱可塑性樹脂材料とを溶融混練して硬化させて生成した混合生成物を用いて電気抵抗調整層を形成したので、吸水率が低くて抵抗値の高い傾向にある熱可塑性樹脂材料と吸水率が高くてかつ抵抗値が低い傾向にある熱可塑性樹脂材料との両者の長所を取り入れ、目標とする電気抵抗調整層の抵抗値に近づけつつかつ機械加工性を損なうことを防止できる導電性部材を提供できるという効果を奏する。
更には、その混合生成物にはイオン解離しにくいと考えられかつイオン解離してもアルカリ性の物質が生じない有機ホスホニウム塩を電気抵抗調整層に含有させたので、導電性部材としてより目標とする抵抗値を得ることができ、かつ、アルカリ性物質が生じないため、樹脂の劣化を防止でき、従って、通電時の経時的な熱可塑性樹脂材料の劣化を防止できるという効果を奏する。
請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の効果をより一層向上させる効果がある。
請求項12に記載の発明によれば、導電性部材としてより一層目標とする抵抗値に近づけることができるという効果を奏する。また、成形加工によって形成される電気抵抗調整層のウエルドラインの強度の向上を図ることができるため、通電の繰り返し或いは連続通電時の樹脂劣化に起因するクラックの発生を防止できるという効果を奏する。
請求項13に記載の発明によれば、像担持体と表面保護層との間を空隙保持部材を用いて非接触に保つことにしたので、導電性部材を構成する物質の像担持体への付着、長期間の不使用により生じる導電性部材の変形を回避できるという効果を奏する。
請求項14に記載の発明によれば、導電性支持体を回転させながらその導電性支持体の長手方向に電気抵抗調整層と空隙保持部材とを切削加工する場合に、電気抵抗調整層と空隙保持部材とが相対回転するのを防止できるという効果を奏する。
請求項15に記載の発明によれば、空隙保持部材を電気抵抗調整層と導電性支持体との少なくとも一方に対する接着強度の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項16に記載の発明によれば、電荷の局所的集中を防止できるので導電性部材の寿命を延ばすことができるという効果を奏する。
請求項17に記載の発明によれば、長期間に渡って安定した帯電電位を像担持体に与えることができるという効果を奏する。
請求項18に記載の発明によれば、交換可能なプロセスカートリッジを提供できるという効果を奏する。
請求項19に記載の発明によれば、高品質でかつ長期の使用に対して安定した画像を得ることができる画像形成装置を提供できるという効果を奏する。
以下に、本発明に係わる導電性部材及びこの導電性部材を用いた帯電部材及びこの帯電部材を用いたプロセスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジを用いた画像形成装置の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図3は、画像形成装置1の帯電ローラ(帯電部材)2として使用される導電性部材の構成を示している。その画像形成装置1の概略構成は、図1を用いて説明したものと同様の構成であるので、ここでは、画像形成装置1の構成の説明は省略する。帯電ローラ2は近接帯電方式のものであって、一方から他方に向かって延びかつ所定電位が印加される長尺形状の導電性支持体10と、この外周面10aを包囲するようにして形成されて電気抵抗を調整する電気抵抗調整層11とを備えている。導電性支持体10の両端部には電気抵抗調整層11の端部にそれぞれ当接するようにして一対の空隙保持部材12が設けられている。
その一対の空隙保持部材12の間が、図4に示すように、感光体ドラム4の表面4aに対して所定量の空隙Gを保持するように対して対向される対向軸部11Aとなっている。その空隙Gは一対の空隙保持部材12が像担持体としての感光体ドラム4の表面4aに当接したときに形成される。
導電性支持体10は円柱状の芯金から構成され、その円柱状芯金10には帯電ローラ2に電圧を印加するためのパワーパック(電圧印加源)3(図1参照)が接続される。電気抵抗調整層11は導電性支持体10を中心軸とする円筒状を呈する。空隙保持部材12と対向軸部11Aとの間には高低差が設けられており、この高低差は導電性支持体10を回転させながら空隙保持部材12と電気抵抗調整層11とを切削又は研磨処理することにより形成される。その対向軸部11Aには非トナー付着性の樹脂層からなる表面保護層13が形成されている。
その表面保護層13は、トナーの付着、トナー構成成分の付着により帯電ローラ2(導電性部材)の機能が劣化するため、これを防止するために形成されている。表面保護層13の電気抵抗値は、電気抵抗調整層11の抵抗値よりも大きく形成されている。これにより、像担持体の欠陥部への電圧集中、異常放電(リーク)を回避することができる。ただし、表面保護層13の電気抵抗値を高くしすぎると、帯電能力や転写能力が不足するので、表面保護層13と電気抵抗調整層11との抵抗値の差を103cm以下とするのが望ましい。この表面保護層13を形成する材料には、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等が非粘着性に優れ、トナー固着防止の面で好ましい。
また、樹脂材料が、電気的に絶縁性を有するので、樹脂材料に対して各種導電性材料を分散させることによって、表面保護層13の電気抵抗値を調整する。この表面保護層13を電気抵抗調整層11の表面に形成するには、表面保護層13を形成するのに用いる材料を有機溶媒に溶解させて塗料を作製し、スプレー塗装、ディッピング、ロールコート等の各種のコーティング方法を用いることができる。その表面保護層13の膜厚は、5μm〜30μmが好ましい。
その空隙保持部材12は電気抵抗調整層11又は導電性支持体10のいずれか一方に接着固定される。その接着固定の際には、空隙保持部材12を電気抵抗調整層11又は導電性支持体10のいずれか一方に強固に接着させるためにプライマー処理を施すのが望ましい。
接着剤としては、エポキシ系、シアノアクリレート系等、各種の接着剤を用いることができるが、硬化時間の短いシアノアクリレート系が量産性の向上を図るうえで望ましい。
ここで、接着剤を用いることにしたのは、導電性支持部材10を回転させながらその導電性支持部材10の長手方向に電気抵抗調整層11と空隙保持部材12とを切削加工する場合に、電気抵抗調整層11と空隙保持部材12とが相対回転するのを防止できるからである。
図4は図3に示す帯電ローラ2を感光体ドラム4に隣接設置した状態を示した模式図であり、帯電ローラ2は感光体ドラム4に対して所定の圧力で当接されて配置される。この帯電ローラ2は、その対向軸部11Aの外径が空隙保持部材12の外径に対して僅かに小径を呈する。
帯電ローラ2の空隙保持部材12の外周面は感光体ドラム4の表面4aに当接するが、空隙保持部材12と対向軸部11Aとの間に高低差があるので、表面保護層13と感光体ドラムの表面4aとの間に空隙Gが形成される。
帯電ローラ2は、その空隙保持部材12が感光体ドラム4の画像形成領域X1以外の感光層塗布領域(非画像形成領域X2)に当接するようにして設置される。この状態で帯電ローラ2に電圧を印加することにより、感光体ドラム4はその画像形成領域X1が帯電される。
感光体ドラム4は、ここでは、円筒状を呈するものを用いているが、ベルト状のものであっても良く、導電性部材も円筒状でなくとも、例えば楕円筒形状のものであっても構わないが、感光体ドラム4、導電性部材は円筒状のものであることが望ましい。
というのは、導電性部材と感光体ドラム4との同じ面を常時対向させた状態にして帯電を行わせることにすると、通電ストレスによる化学的変化が導電性部材の表面と感光体ドラム4の表面4aとに生じるが、帯電ローラ2と感光体ドラム4とを円筒形状にして両者を回転駆動させることにすれば、互いに対向する面を回転に伴って変化させることが可能となるからである。
対向軸部11Aと感光体ドラム4の表面4aとの間の空隙Gの量は、画像を形成したときに帯電ムラによる画像不良の発生を防止するために、対向軸部11Aの一方から他方に向かっての空隙Gの量のバラツキを20μm以下とするのが望ましい。
電気抵抗調整層11には、分子中にエーテル基を有する熱可塑性樹脂材料と有機ホスホニウム塩とが含まれている。イオン導電性が必要なわけは、カーボンブラックのような電子導電系の導電剤を用いると、電荷がカーボンブラックを通じて像担持体に向かって放電するために、カーボンブラックの分散状態に起因する微小な放電ムラが生じ易く、高画質化を図ることができないからである。特に、高電圧の印加時にこの放電ムラによる画質不良が生じる傾向にある。
イオン導電性の熱可塑性樹脂材料としては、アルカリ金属塩、アンモニウム塩のような低分子量の塩もあるが、通電すると、分極を生じやすく、ブリードアウトが生じやすい。従って、高分子型イオン導電性の熱可塑性樹脂材料として、ポリエーテル基を含む高分子型イオン導電性の熱可塑性樹脂材料が用いられる。ポリエーテル基を含む熱可塑性の樹脂材料としてはポリアミドエラストマーとして用いられているポリエーテルエステルアミドがある。ポリエーテルエステルアミドは、ポリエーテルとポリアミドとの共重合体であり、ポリアミドとポリエーテルとの割合は任意に選べる。このポリエーテルエステルアミドは、イオン導電性の高分子材料であり、像担持体へのリークが起こり難く、また、マトリックス樹脂中の表面へのブリードアウトも生じがたい。
しかし、ポリエーテル基を含む高分子型イオン導電性の熱可塑性樹脂材料のみでは、目標とする電気抵抗値を有する電気抵抗調整層11を形成しがたい。そこで、塩を併用することにより目標とする低抵抗の電気抵抗値を有する電気抵抗調整層11を製作することが考えられる。
塩としては、過塩素酸塩が一般的に用いられているが、水との反応によりアルカリ性物質を形成し易く、このアルカリ性物質の生成に起因する熱可塑性樹脂層の劣化が生じやすくなるので、導電性部材の耐久性が問題となる。そこで、過塩素酸塩の代わりに、有機ホスホニウム塩を用いる。この有機ホスホニウム塩は、分子中にアルカリ性の金属物質を有しないので、アルカリ性の物質が生じることがない。
電気抵抗調整層11の体積固有抵抗値としては、105Ωcmから109Ωcm程度が望ましい。というのは、体積固有抵抗率が109Ωcmを超えると、帯電量の不足により均一な画像を得るのに十分な帯電電位を感光体ドラム4に与えることができず、体積固有抵抗率が105Ωcmよりも低いと、感光体ドラム4への欠陥部があると、その欠陥部に電圧集中が生じ、異常放電(リーク)が生じるからである。より好ましくは、105Ωcmから106Ωcmの範囲を電気抵抗調整層11の体積固有抵抗値の目標範囲とするのが望ましい。体積固有抵抗値のバラツキが小さいほど、画像品質のバラツキを小さくできるからである。
ポリエーテルエステルアミドは、従来から熱可塑性のエラストマーとして用いられているように、柔らかくて機械加工しにくいという問題がある。そこで、ポリエーテルエステルアミドよりも硬度が高い熱可塑性樹脂材料とポリエーテルエステルアミドとの両熱可塑性樹脂材料を溶融状態で混練し、この溶融状態の混練物を熱硬化させて混合生成物を製作することにすると、ポリエーテルエステルアミドを単独で用いたときの硬度よりも高い硬度を有する電気抵抗調整層11を製作することができ、機械加工性が向上する。ポリエーテルエステルアミドよりも硬度の高い熱可塑性樹脂材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ABS、ポリスチレン、及びその共重合体等の汎用樹脂、ポリカーボネート、ポリアセタール等のエンジニアリングプラスチック等がある。
配合量については、高分子のイオン導電性の熱可塑性物質30重量%〜80重量%に対して、この高分子のイオン導電性の熱可塑性物質の硬度よりも硬度の高い熱可塑性樹脂の配合量を70重量%〜20重量%程度にするのが、目標とする体積固有抵抗率に近づけるうえで望ましい。
両熱可塑性物質の相溶性を高めるために、相溶化剤を添加するのが望ましい。相溶化剤としては、熱可塑性樹脂同士間に化学作用して、相溶性を向上させるために、ブロックグラフト・コポリマーが多くて主鎖にポリカーボネート、ポリオレフィンを有するものを用いるのが望ましく、特に、反応性基としてグリシジルメタクリレート(GMA)基を有するものが望ましい。
対向軸部11Aの表面と空隙保持部材12との高低差は100μm以下であることが望ましい。空隙Gが大きくなると、既述したように、像担持体の劣化や異常放電が生じやすくなるからである。
この空隙保持部材12の体積抵抗率は1013Ωcm以上であることが望ましい。これ未満であると、その空隙保持部材12は像担持体との接触の際に像担持体の基層との間にショート電流が発生するおそれがあるからである。
なお、空隙保持部材12の全部が電気絶縁性を有する必要はなく、少なくとも像担持体との接触部分が電気絶縁性を有しているなら、ショート電流の発生を防止できる。空隙保持部材12の材料としては、絶縁性材料である他は特に限定されないが、像担持体を傷つけない程度に柔らかいこと、トナーが固着しにくいこと等の理由から、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂やフッ素樹脂等が好ましい。
具体的には、高密度PE(ポリエチレン)や高分子量PE(ポリエチレン)等がトナー非粘着性と像担持体に対する低摩耗性の観点から望ましい。トナー非粘着性の樹脂材料には、ここでは、例えばオレフィン系のものを用いる。このトナー非粘着性の樹脂材料は接着し難い性質を有する。従って、空隙保持部材12を電気抵抗調整層11と導電性支持部材10との少なくとも一方に接着する際に、その空隙保持部材12が接着される箇所に予めプライマー処理を施して、トナー非粘着性の樹脂材料を除去しておくのが望ましい。これにより、空隙保持部材12の電気抵抗調整層11と導電性支持部材10とに対する接着不良を防止できる。
この導電性部材は、例えば、導電性支持体10としての円柱状芯金の外周に電気抵抗調整層11を射出成形により形成する工程と、両端部に予めプライマー処理が施された空隙保持部材12を接着固定する工程と、導電性支持体10を回転させながら電気抵抗調整層11と空隙保持部材12とを一方の端部から他方の端部に向かって切削又は研削することにより高低差のばらつきを解消しつつ一定の高低差を形成する工程と、切削又は研削加工された電気抵抗調整層11の外周面に表面保護層13を形成する工程とを経て製作される。
以下に、実施例及び比較例について説明する。
下記の表1に示す熱可塑性樹脂X1、X2、X3、塩を表1に示す各配合比の条件のもとで溶融状態で混練した後、SUM(Niメッキが施された金属)からなる外径10mmの円柱状芯金(導電性支持体)10に射出成形により電気抵抗調整層11を形成した。その後、電気抵抗調整層11のゲート部相当箇所をカットし、電気抵抗調整層11の長さ調整を行った。
そして、電気抵抗調整層11の両端部に密着するように導電性支持体10の端部にそれぞれリング形状の空隙保持部材12を圧入した。このリング形状の空隙保持部材12には高密度ポリエチレン樹脂(ノバテックPP HY540 日本ポリケム社製)のものを用いた。場合に応じて、この空隙保持部材12にはあらかじめプライマー(PR550)処理を行った。その後、導電性支持体10の端部に接着剤(アルテコD)を塗布した後、導電性支持体10の端部に空隙保持部材12を接着固定した。その後、成形時の応力歪みを緩和するためにアニール処理を行った。次に、切削連続加工によって、空隙保持部材12の外径を12.5mm、電気抵抗調整層11の外径を12.4mmに仕上げた。
次に、電気抵抗調整層11の表面に、アクリルシリコーン樹脂(3000VH−P、川上塗料製)、イソシアネート系硬化剤(川上塗料製)、及びカーボンブラック(全固形分に対して25重量%)からなる混合物をスプレーコーティングすることにより、膜厚10μmの表面保護層13を形成した。その後、オーブンで80度C、30分間、加熱硬化させることにより、表1に示す実験例及び比較例の導電性部材を得た。
Figure 0004938294
なお、表1において、各樹脂、塩については、(1)は富士化成工業、(2)はアルケマ株式会社、(3)は三洋化成工業株式会社、(4)はチバスペシャリティケミカルズ、(5)は宇部興産株式会社、(6)はポリプラスチック株式会社、(7)は電気化学工業株式会社、(8)は帝人化成株式会社、(9)は東レ・デュポン株式会社、(10)は日本油脂株式会社、(11)は日本化学工業株式会社の製品を意味する。
また、熱可塑性樹脂X3、塩については、熱可塑性樹脂X1と熱可塑性樹脂X2の合計の重量を100gとしたときの重量(g)で表している。
更に、表1中の記号又は名称 TPAE H151、TPAE 10HP、MV3000、MV1041、ペレスタットNC6321、イルガスタットP16、PA12 3014B、PA12 3014B、ペレスタット300は熱可塑性樹脂X1の商品名を示し、ABS GR3000、ABS GR3000、ABS GR500、PC AD5503、ハイトレル35482、POM M90−44は、熱可塑性樹脂X2の商品名を示し、モディパーCL440G、モディパー A4400、ロタダ AX8840、モディパー A5400(GMAを有しない)は熱可塑性樹脂X3の商品名を示し、ETPP−FB、PX−416FB、ETPP−I、過塩素酸Na、テトラメチルアンモニウムクロライドは塩の商品名を示している。ここで、ETPP−FB、PX−416FB、ETPP−Iは有機ホスホニウム塩である。
試験1として、実施例及び比較例とも、導電性部材を常温・常湿で24時間放置後、温度10度Cかつ相対湿度15%で24時間放置して導電性部材の電気抵抗値の測定を行った。その後、画像形成装置(株式会社リコー製の製品名 imagio Neo C600)に搭載し、ハーフトーンの画像出力を行い、帯電ムラ発生状況を評価した。
また、試験2として、実施例及び比較例とも、導電性部材を画像形成装置(株式会社リコー製の製品名 imagio Neo C600)に搭載し、印加電圧をDC=800V、AC=2.4KVpp(周波数2KHz)に設定し、A4の用紙を用いて300000枚の通紙試験を行った後、導電性部材の耐久性を評価した。この評価環境条件は、温度23度C、相対湿度60%のもとで行った。その導電性部材の耐久性は、電気抵抗調整層11にクラックが生じているか否かにより判定した。なお、比較例1、3、4については、電気抵抗値が高すぎて、連続して通紙実験を行うことができないので、耐久性評価を行っていない。
この評価結果から、明らかなように有機ホスホニウム塩を含有させて製作した電気抵抗調整層11を有する導電性部材(実施例1〜実施例4)は、有機ホスホニウム塩を含有させずに製作した電気抵抗調整層11を有する導電性部材(比較例1〜比較例3)に較べて、電気抵抗調整層11の電気抵抗値が低く、また、耐久性も良好であることが理解できる。
なお、その画像形成装置は、公知の構造のものであり、図5に示すように、装置本体の下部に給紙部を有し、その上方に感光体ドラム4等を有する作像部21を有し、その上方に排紙ローラ22、23を有し、ビントレイ24、排紙トレイ25に排出する構造のものであり、各給紙段には給紙ローラが設けられ、書き込みユニット26により感光体ドラム4に書き込みが行われ、この感光体ドラム4の外周に接して帯電ローラとしての導電性部材2が設けられている。
(実施例2)
図6は分子中にエーテル基を有する熱可塑性樹脂の吸水率と体積固有抵抗値との関係を示すグラフである。この図6において、白三角印は各株式会社製の単独での吸水率の低い熱可塑性樹脂材料を示している。各会社の製品とも、吸水率の低い熱可塑性樹脂材料は一般に体積固有抵抗値が高い傾向にある。また、黒三角印は各株式会社製の単独での吸水率の高い熱可塑性樹脂材料を示している。各会社の製品とも、吸水率の高い熱可塑性樹脂材料は一般に体積固有抵抗値が低い傾向にある。X印はその吸水率の低い熱可塑性樹脂材料とその吸水率の高い熱可塑性樹脂材料とを溶融状態で混合して生成した混合生成物(いわゆるブレンド品)である。この図6に示すグラフから明らかなように、混合生成物は、吸水率が両者の中間付近にあり、体積固有抵抗値も両者の中間程度にあり、目標とする体積固有抵抗値に近いものが得られている。
従って、分子中にエーテル基を有して吸水率の低い熱可塑性樹脂材料と分子中にエーテル基を有して吸水率の高い熱可塑性樹脂材料とを溶融混練して硬化させて生成した混合生成物を用いて電気抵抗調整層を形成することにすると、吸水率が低くて抵抗値の高い傾向にある熱可塑性樹脂材料と吸水率が高くて抵抗値が低い傾向にある熱可塑性樹脂材料との両者の長所を取り入れ、目標とする電気抵抗調整層の抵抗値に近づけつつかつ機械加工性を損なうことを防止できる導電性部材を提供できることになる。
図6に示す混合生成物には、全て有機ホスホニウム塩が基本的に含まれている。ちなみに、材料の組成としては、ABS/PEEA/相溶化剤/ホスホニウム塩である。その比率は40/60/4.5/3である。ブレンドする場合、PEEAを50/50の比率とし、60の部分が30/30ということになる。
すなわち、溶融状態の混練物に、相溶化剤としてグリシジルメタクリレート基を含有する熱可塑性樹脂を添加すると、導電性部材としてより一層目標とする抵抗値に近づけることができ、また、成形加工によって形成される電気抵抗調整層のウエルドラインの強度の向上を図ることができるため、通電の繰り返し或いは連続通電時の樹脂劣化に起因するクラックの発生を防止できることにもなる。
電気抵抗調整層11を像担持体に与える帯電電位を調整するために用い、導電性支持体10の延びる方向両端部に像担持体と表面保護層13との間に空隙を形成して空隙を保持する空隙保持部材12をそれぞれ設けると、像担持体と表面保護層13との間を空隙保持部材12を用いて非接触に保つことができるので、導電性部材を構成する物質の像担持体への付着、長期間の不使用により生じる導電性部材の変形を回避できることとなる。
また、各空隙保持部材12を導電性支持体10と電気抵抗調整層11との少なくとも一方に接着固定する構成とすると、導電性支持体10を回転させながらその導電性支持体10の長手方向に沿って電気抵抗調整層11の外周面と空隙保持部材12の外周面とを切削加工する場合に、電気抵抗調整層11と空隙保持部材12とが相対回転するのを防止できることになる。
各空隙保持部材12の接着面をプライマー処理すると、空隙保持部材12を電気抵抗調整層11と導電性支持体10との少なくとも一方に対する接着強度の向上を図ることができる。
導電性支持体10を円柱形状とすると、電荷の局所的集中を防止できるので導電性部材の寿命を延ばすことができる。
この導電性部材は帯電部材として用いることができ、この帯電部材をプロセスカートリッジに組み込んで、これを記載の画像形成装置に搭載することができる。
一般的な画像形成装置の構成を示した概略図である。 プロセスカートリッジを備えた画像形成装置の構成を示した概略図である。 本発明に係わる導電性部材を示した縦断面図である。 本発明に係わる導電性部材と感光体ドラムとの対向関係を示す説明図である。 本発明に係わる導電性部材及び比較例に用いた導電性部材が搭載された画像形成装置の概要図である。 吸水率の低い熱可塑性樹脂及び吸水率の高い熱可塑性樹脂と体積固有抵抗値との関係を示すグラフである。
符号の説明
10…導電性支持体
11…電気抵抗調整層
13…表面保護層

Claims (19)

  1. 一方から他方に向かって延びかつ所定電位が印加される長尺形状の導電性支持体と、該導電性支持体の周面を包囲するように形成されかつ電気抵抗を調整する電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の表面を被覆するようにして設けられて前記電気抵抗調整層の表面を保護する表面保護層とを有する導電性部材において、
    前記電気抵抗調整層には分子中にエーテル基を有する熱可塑性樹脂材料と有機ホスホニウム塩とが含まれていることを特徴とする導電性部材。
  2. 前記エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料がポリエーテルエステルアミドであることを特徴とする請求項1に記載の導電性部材。
  3. 前記電気抵抗調整層は、前記エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料と該エーテル基を有する熱可塑性樹脂材料よりも硬度が高い熱可塑性樹脂材料との混合生成物からなり、該混合生成物は、両熱可塑性樹脂材料を溶融状態で混練し、溶融状態の混練物を硬化して生成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の導電性部材。
  4. 前記溶融状態の混練物には、相溶化剤としてグリシジルメタクリレート基を含有する熱可塑性樹脂が添加されていることを特徴とする請求項3に記載の導電性部材。
  5. 前記表面保護層には非トナー付着性の樹脂層が用いられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の導電性部材。
  6. 前記電気抵抗調整層は像担持体に与える帯電電位を調整するために用いられ、前記導電性支持体の延びる方向両端部に前記像担持体と前記表面保護層との間に空隙を形成して該空隙を保持する空隙保持部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1にないし請求項5のいずれか1項に記載の導電性部材。
  7. 前記各空隙保持部材が前記導電性支持体と前記電気抵抗調整層との少なくとも一方に接着固定されていることを特徴とする請求項6に記載の導電性部材。
  8. 前記各空隙保持部材の接着面がプライマー処理されていることを特徴とする請求項7に記載の導電性部材。
  9. 前記導電性支持体が円柱形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の導電性部材。
  10. 一方から他方に向かって延びかつ所定電位が印加される長尺形状の導電性支持体と、該導電性支持体の周面を包囲するように形成されかつ電気抵抗を調整する電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の表面を被覆するようにして設けられて前記電気抵抗調整層の表面を保護する表面保護層とを有する導電性部材において、
    前記電気抵抗調整層には分子中にエーテル基を有して吸水率の低い熱可塑性樹脂材料と分子中にエーテル基を有して吸水率の高い熱可塑性樹脂材料との混合生成物と有機ホスホニウム塩とが含まれていることを特徴とする導電性部材。
  11. 前記混合生成物は、両熱可塑性樹脂材料を溶融状態で混練し、溶融状態の混練物を硬化して生成されていることを特徴とする請求項10に記載の導電性部材。
  12. 前記溶融状態の混練物には、相溶化剤としてグリシジルメタクリレート基を含有する熱可塑性樹脂が添加されていることを特徴とする請求項11に記載の導電性部材。
  13. 前記電気抵抗調整層は像担持体に与える帯電電位を調整するために用いられ、前記導電性支持体の延びる方向両端部に前記像担持体と前記表面保護層との間に空隙を形成して該空隙を保持する空隙保持部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記載の導電性部材。
  14. 前記各空隙保持部材が前記導電性支持体と前記電気抵抗調整層との少なくとも一方に接着固定されていることを特徴とする請求項13に記載の導電性部材。
  15. 前記各空隙保持部材の接着面がプライマー処理されていることを特徴とする請求項14に記載の導電性部材。
  16. 前記導電性支持体が円柱形状であることを特徴とする請求項10ないし請求項15のいずれか1項に記載の導電性部材。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の導電性部材からなる帯電部材。
  18. 請求項17に記載の帯電部材を有するプロセスカートリッジ。
  19. 請求項18に記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。

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