JP2004354477A - 帯電部材及びそれを有する画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性支持体1と、該導電性支持体1上に形成された電気抵抗調整層2と、該電気抵抗調整層2の両端に形成されたスペース部材3,3と、を有する帯電部材10において、前記スペース部材3,3が、(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、を満たす熱可塑性樹脂で構成されているものとする。前記スペース部材は、好ましくは、分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体に対して帯電処理を行う近接帯電方式用の帯電部材及びそれを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体に対して帯電処理を行う帯電部材としては、帯電ローラが一般的に用いられている。図3は、従来の帯電ローラを有する画像形成装置の説明図である。
【0003】
図3において、110は、従来の帯電ローラ方式の画像形成装置である。従来の帯電ローラ方式の画像形成装置110は、静電潜像が形成される感光体ドラム101、感光体ドラム101に接触して帯電処理を行う帯電ローラ102、レーザ光等の露光手段103、感光体ドラム101の静電潜像にトナーを付着させる現像ローラ104、帯電ローラ102にDC電圧を印加するためのパワーパック105、感光体ドラム101上のトナー像を記録紙107に転写処理する転写ローラ106、転写処理後の感光体ドラム101をクリーニングするためのクリーニング装置108、及び、感光体ドラム101の表面電位を測定する表面電位計109から構成されている。なお、図3では、他の電子写真プロセスにおいて通常必要な機能ユニットは、本明細書では必要としないので、省略してある。
【0004】
次に、このような従来の帯電ローラ方式の画像形成装置110における基本的な作像動作について説明する。
【0005】
感光体ドラム101に接触された帯電ローラ102に対してDC電圧をパワーパック105から給電すると、感光体ドラム101の表面は、一様に高電位に帯電する。その直後に、画像光が感光体ドラム101の表面に露光手段103により照射されると、感光体ドラム101の照射された部分は、その電位が低下する。このような帯電ローラ102による感光体ドラム101の表面への帯電メカニズムは、帯電ローラ102と感光体ドラム101との間の微少空間におけるパッシェンの法則に従った放電であることが知られている。
【0006】
画像光は、画像の白/黒に応じた光量の分布であるので、かかる画像光が照射されると、画像光の照射によって感光体ドラム101の面に記録画像に対応する電位分布、即ち、静電潜像が形成される。このように静電潜像が形成された感光体ドラム101の部分が現像ローラ104を通過すると、その電位の高低に応じてトナーが付着し、静電画像を可視像化したトナー像が形成される。かかるトナー像が形成された感光体ドラム101の部分に、記録紙107が所定のタイミングでレジストローラ(図示せず)により搬送され、前記トナー像に重なる。そして、このトナー像が転写ローラ106によって記録紙に転写された後、該記録紙107は、感光体ドラム101から分離される。分離された記録紙107は、搬送経路を通って搬送され、定着ユニット(図示せず)によって、加熱定着された後、機外へ排出される。このようにして転写が終了すると、感光体ドラム101は、その表面がクリーニング装置108によりクリーニング処理され、さらに、クエンチングランプ(図示せず)により、残留電荷が除去されて、次回の作像処理に備えられる。
【0007】
帯電ローラを用いた帯電方式としては、感光体にローラを接触させる接触帯電方式(特許文献1〜3を参照。)が一般に用いられているが、このような接触帯電方式には、
(1)帯電ローラを構成している物質が帯電ローラから染み出し、これが被帯電体の表面に付着移行して帯電ローラ跡を残すこと、
(2)帯電ローラに交流電圧を印加したときに、被帯電体に接触している帯電ローラが振動するので、帯電音が発生すること、
(3)感光体上のトナーが帯電ローラに付着する(特に、上述の染み出しによって、よりトナー付着がおこりやすくなる。)ので、帯電ローラの帯電性能が低下すること、
(4)帯電ローラを構成している物質が感光体へ付着すること、及び、
(5)感光体を長期停止したときに、帯電ローラが永久変形すること、
といった問題があった。
【0008】
このような問題を解決する技術として、帯電ローラを感光体に近接させるようにした近接帯電方式による帯電装置(特許文献4を参照。)が提案されている。この近接帯電方式による帯電装置は、帯電ローラを感光体に最近接距離(0.005〜0.3mm)になるように対向させて、帯電ローラに電圧を印加することにより、感光体の帯電を行うようにしたものである。この近接帯電方式による帯電装置では、ローラと感光体とが接触していないので、従来の接触帯電方式による帯電装置において問題となっていた、(a)帯電ローラを構成している物質が感光体へ付着すること、及び、(b)感光体が長期停止したときに永久変形すること、といった問題はない。また、この近接帯電方式による帯電装置では、帯電ローラに付着するトナーが少なくなるので、感光体上のトナー等が帯電ローラに付着することが少なく、そのために、帯電ローラの帯電性能が低下することがない。
【0009】
この近接帯電方式による帯電装置では、帯電ローラの両端部にナイロンやフッ素樹脂からなるスペーサリング層が設けられている。しかしながら、前記スペーサリング層は、その材質が硬いので、感光体を磨耗させやすく、そのために、この近接帯電方式による帯電装置は、長期間にわたって使用すると、感光体と帯電ローラとの間の空隙を維持できないという問題があった。
【0010】
また、感光体の表面と帯電ローラの表面との間に微少な空間を保持するためにテープ状の空隙保持手段を備えた帯電装置(特許文献5,6を参照。)が提案されているが、このテープ状の空隙保持手段を備えた帯電装置は、長期間にわたって使用すると、テープ状の空隙保持手段が磨耗し、また、帯電ローラとテープ状の空隙保持手段との間にトナーが進入し固着するので、感光体の表面と帯電ローラの表面との間の空隙を維持できないという問題があった。
【0011】
さらに、スペース部材として金属性リングを使用することも提案されたが、スペース部材として金属性リングを使用すると、感光体を著しく磨耗させるので、帯電ローラと金属で構成される感光体基体との間でショート電流が発生してしまい、電圧印加電源の破壊等の不具合を招いてしまうという問題があった。
【0012】
【特許文献1】
特開昭63−149668号公報
【特許文献2】
特開平1−211779号公報
【特許文献3】
特開平1−267667号公報
【特許文献4】
特開平3−240076号公報
【特許文献5】
特開2001−194868号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、長期間にわたって使用しても、感光体と帯電部材との間に安定した空隙を維持できる耐久性の高い近接帯電方式用の帯電部材及びそれを有する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、導電性支持体と、該導電性支持体上に形成された電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の両端に形成されたスペース部材と、を有する帯電部材において、
前記スペース部材が、
(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、
(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、
を満たす熱可塑性樹脂で構成されていることを特徴とする帯電部材である。
【0015】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記スペース部材が、分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成されていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記スペース部材が、電気絶縁性材料で構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記電気絶縁性材料の体積固有抵抗が、1019Ω・cm以上であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれかに記載された発明において、前記電気抵抗調整層が、高分子型イオン導電材料を含有する熱可塑性樹脂組成物で構成されていることを特徴とするものである。
【0019】
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載された発明において、高分子型イオン導電材料が、ポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物で構成されていることを特徴とするものである。
【0020】
請求項7に記載された発明は、請求項5又は6に記載された発明において、前記電気抵抗調整層の体積固有抵抗が、106 〜109 Ωcmであることを特徴とするものである。
【0021】
請求項8に記載された発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記電気抵抗調整層が、その表面に保護層を有することを特徴とするものである。
【0022】
請求項9に記載された発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の帯電部材を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す帯電ローラの断面図である。そして、図2は、帯電ローラを感光体上に配置した状態を示す模式図である。
【0024】
図1において、10は、帯電部材(帯電ローラ)である。帯電部材(帯電ローラ)10は、導電性支持体1と、該導電性支持体1上に形成された電気抵抗調整層2と、該電気抵抗調整層2の両端に形成されたスペース部材3,3と、を有している。そして、前記スペース部材3は、
(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、
(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、
を満たす熱可塑性樹脂で構成されている。
【0025】
図2に示すように、帯電部材(帯電ローラ)10は、感光体1に任意の圧力で当接し、そして、感光体4と等速に回転する。スペース部材3,3は、画像形成領域を外した非画像形成領域に形成されている。スペース部材3,3は、帯電部材(帯電ローラ)10と感光体4との間に空隙Gを設定するために設けられ、通常、その空隙Gは、好ましくは、100μm以下である。空隙Gが大きくなると、帯電部材(帯電ローラ)10への電圧印加条件を高くする必要があるので、感光体4の電気的劣化や異常放電が発生しやすくなり、そのために、前述のとおり、空隙Gは、100μm以下とする。
【0026】
前記スペース部材3は、(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、を満たす熱可塑性樹脂で構成されている。
ここで、本発明における「デュロメータ硬さ」は、JIS−K7215に準拠した方法により測定されるものであって、タイプDデュロメータを使用して、荷重49Nの条件で得られる値で示される。「デュロメータ硬さ」がHDD30より小さいと、軟らかすぎて感光体当接時に変形してしまうので、適正な空隙Gが得られない。そして、「デュロメータ硬さ」がHDD70より大きいと硬すぎて感光体が磨耗してしまう、という不具合が発生する。それ故、本発明においては、「デュロメータ硬さ」は、前述のとおり、HDD30〜HDD70とする。
また、本発明における「テーバー式磨耗試験機による磨耗質量」は、JIS−K7204に準拠した方法により測定されるものであって、テーバー式磨耗試験機を使用して、荷重9.8Nの条件で試験後、試験前後の質量差から得られる値で示される。「テーバー式磨耗試験機による磨耗質量」が10mg/1000サイクルより多い材料であると、スペース部材自身の磨耗が顕著となり、適正な空隙が維持できない、という不具合が発生する。それ故、本発明においては、「磨耗質量」は、10mg/1000サイクル以下とする。
【0027】
このように、スペース部材3,3が、(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、を満たす熱可塑性樹脂で構成されていると、長期間にわたって使用しても、感光体4と帯電部材(帯電ローラ)10との間に安定した空隙Gを維持することができるので、摩耗の発生を防止することができ、そのために、耐久性の高い近接帯電方式用の帯電部材(帯電ローラ)10を提供することができる。
【0028】
前記スペース部材3,3は、好ましくは、分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成される。前記本発明における「分子量100万以上のポリエチレン樹脂」は、(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、という条件を満たす熱可塑性樹脂であるので、スペース部材3,3が分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成されていると、押出成形等の手段によって容易にスペース部材の形状に加工することができ、しかも、長期間にわたって使用しても、感光体4と帯電部材(帯電ローラ)10との間に安定した空隙Gを維持することができる耐久性の高い帯電部材(帯電ローラ)10とすることができる。
本発明においては、前記スペース部材3,3は、好ましくは、分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成されるが、(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、という条件を満たす限り、分子量100万以上のポリエチレン樹脂以外の熱可塑性樹脂で構成されていてもかまわない。
【0029】
本発明においては、前記スペース部材3,3は、電気絶縁性材料で構成されている。かかる電気絶縁性材料は、好ましくは、その体積固有抵抗が1019Ω・cm以上のものである。このように、スペース部材3,3が電気絶縁性材料で構成されていると、帯電部材(帯電ローラ)10と感光体4における基体層(図示せず)とのショート電流の発生を無くすることができる。
【0030】
本発明においては、前記電気抵抗調整層2は、高分子型イオン導電材料を含有する熱可塑性樹脂組成物で構成されている。前記熱可塑性樹脂組成物を構成するベース樹脂は、好ましくは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS)及びアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(ABS)であるが、本発明の目的に反しないかぎり、これら以外の成形加工が可能な樹脂であってもかまわない。また、前記熱可塑性樹脂組成物に含有される高分子型イオン導電材料は、好ましくは、ポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物で構成されている。
【0031】
このように、電気抵抗調整層2が高分子型イオン導電材料を含有する熱可塑性樹脂組成物で構成されていると、電気抵抗調整層2の体積固有抵抗を、好ましいとされる、106 〜109 Ω・cmとすることができ、そのために、均一画像が得られる帯電部材10とすることができ、しかも、高分子型イオン導電材料が高分子化合物で構成されているので、高分子型イオン導電材料によるブリードアウトが生じ難い。
また、前記熱可塑性樹脂組成物に含有される高分子型イオン導電材料がポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物で構成されていると、「ポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物」が前記熱可塑性樹脂組成物を構成するベース樹脂(マトリックスポリマー)の中に分子レベルで均一に分散されて固定化されるので、電気抵抗調整層2には、分散不良に伴う抵抗値のバラツキが生じない。
【0032】
本発明においては、前記電気抵抗調整層2の体積固有抵抗は、好ましくは、106 〜109 Ω・cmである。106 Ω・cmよりも体積固有抵抗が低いと、感光体全体への電圧集中(リーク)、異常放電が生じてしまい、また、109 Ω・cmを越えると帯電量の不足により、均一画像を得る為の十分な帯電電位を得ることができなくなる。それ故、本発明においては、前記電気抵抗調整層2の体積固有抵抗は、106 〜109 Ω・cmとする。
【0033】
本発明においては、前記電気抵抗調整層2を構成する樹脂組成物は、好ましくは、熱可塑性樹脂30〜70重量%、及び、高分子型イオン導電材70〜30重量%を含有している。このように、前記電気抵抗調整層2を構成する樹脂組成物が熱可塑性樹脂30〜70重量%及び高分子型イオン導電材70〜30重量%を含有することによって、前記電気抵抗調整層2の体積固有抵抗を106 〜109 Ω・cmにすることができる。
【0034】
前記電気抵抗調整層2を構成する樹脂組成物の調整方法に関しては、特に、制限はなく、各材料の混合物を二軸混練機、ニーダー等で溶融混練することによって、容易に調整できる。前記電気抵抗調整層2を導電性支持体1の上に形成するには、前記半導電性樹脂組成物を導電性支持体1の上に押出成形、射出成形等の手段により被覆することによって行う。また、任意の段階で、表面に切削加工、又は、研削加工を施して、必要とされる表面精度を得ることができる。
【0035】
スペース部材3,3の作成方法には、特に、制限はなく、電気抵抗調整層2が形成された帯電部材(帯電ローラ)10の両端にスペース部材3,3を挿入し、切削加工、又は、研削加工を施して所定の外径に加工することにより、容易に作製できる。この際、スペース部材3,3と導電性芯軸1との間、及び/又は、スペース部材3,3と電気抵抗調整層2との間に接着剤を塗布することにより、帯電部材(帯電ローラ)10を長期間に渡って使用した際にスペース部材3,3が脱離することを防止することができる。
【0036】
本発明においては、電気抵抗調整層2がその表面に保護層(図示せず)を有している。導電性支持体1の上に電気抵抗調整層2のみを形成して帯電ローラ10を構成する場合には、電気抵抗調整層2の表面性が良くないと、帯電の均一性が劣ることとなる。このような不具合は、電気抵抗調整層2の表面に保護層(図示せず)を形成することにより回避することができる。保護層の電気抵抗値は、電気抵抗調整層2のそれよりも大きくなるように形成する。このように、保護層の抵抗値を電気抵抗調整層2のそれよりも大きくなるように形成すると、感光体4の欠陥部への電圧集中、異常放電(リーク)を回避することができる。ただし、保護層の電気抵抗値を高くしすぎると帯電効率が低下するので、保護層と半導電性弾性層2との電気抵抗値の差を103 Ω・cm以下にすることが好ましい。保護層を形成する材料としては、製膜性が良好であるという点で熱可塑性樹脂組成物が好適である。樹脂材料としては、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等が非粘着性に優れ、トナー固着防止の面で好ましい。また、樹脂材料は、電気絶縁性であるので、単体で保護層を形成すると、帯電ローラ10としての特性が得られない。そこで、上記樹脂に対して各種導電材料を分散することによって保護層の電気抵抗を調整する。保護層の電気抵抗調整層2上への形成は、上記保護層構成材料を有機溶媒に分散して塗料を作製し、スプレー塗装、ディッピング等によってコーティングすることによって行う。膜厚については、厚すぎると帯電効率が低下し、薄すぎると環境依存性が悪化するので、10〜30μm程度が好ましい。
【0037】
本発明の画像形成装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の帯電部材(帯電ローラ)10を有している。このように、本発明の画像形成装置が、請求項1〜8のいずれかに記載の帯電部材(帯電ローラ)10を有していると、長期間にわたって使用しても、感光体4と帯電部材(帯電ローラ)10との間に安定した空隙Gを維持でき、そのために、長期間にわたって、画像不良の発生を防止し、優れた画像品質を得ることができる。
【0038】
本実施の形態においては、帯電部材10を具体化した帯電ローラについて説明したが、本発明における帯電部材10は、本発明の目的に反しない限り、帯電ローラ以外の帯電部材、例えば、ブレードのようなものであってもかまわない。
【0039】
【実施例】
(実施例1)
ABS樹脂(デンカABS GR−0500、電気化学工業社製)50重量%、及び、ポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%を配合して体積固有抵抗:2×108 Ω・cmの樹脂組成物とし、この樹脂組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に射出成形により被覆して、電気抵抗調整層を形成した。この電気抵抗調整層の両端部に、分子量300万のポリエチレン樹脂(サンファインUH−900、旭硝子社製、デュロメータ硬さHDD61、テーバー式磨耗試験機による磨耗質量5mg/1000サイクル)で構成されるリング状のスペーサを挿入接着した後、切削によって、スペース部材の外径を12.1mmとすると共に、電気抵抗調整層の外径を12.0mmとした。そして、電気抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して60重量%)からなる樹脂組成物により膜厚約10μの保護層を形成して帯電ローラを得た(図1を参照。)。
【0040】
(実施例2)
実施例1と同様に形成した電気抵抗調整層の両端部に、分子量450万のポリエチレン樹脂(サンファインUH−950、旭硝子社製、デュロメータ硬さHDD65、テーバー式磨耗試験機による磨耗質量5mg/1000サイクル)で構成されるリング状のスペース部材を挿入接着した後、切削によって、スペース部材の外径を12.1mmとすると共に、電気抵抗調整層の外径を12.0mmとした。そして、電気抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して60重量%)からなる樹脂組成物により膜厚約10μの保護層を形成して帯電ローラを得た(図1を参照。)。
【0041】
(比較例1)
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマーCG、ダイソー社製)100重量部及び過塩素酸アンモニウム3重量部を配合して体積固有抵抗:4×108 Ω・cmのゴム組成物とし、このゴム組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に押出成形により被覆してゴム被覆層を形成した後、このゴム被覆層に加硫処理を処理を施し、続いて、この加硫処理を施したゴム被覆層を研削により外径12mmに仕上げて電気抵抗調整層を形成した。この電気抵抗調整層の表面に、ポリビニルブチラール樹脂(デンカブチラール3000−K、電気化学工業社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して60重量%)からなる樹脂組成物により、膜厚10μmの保護層を形成した。そして、この両端周囲に厚さ50μmのテープ状部材(ダイタックPF025−H、大日本インキ社製)を貼り付けて帯電ローラを得た。
【0042】
(比較例2)
ABS樹脂(デンカABS GR−0500、電気化学工業社製)50重量%及びポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%を配合して体積固有抵抗:2×108 Ω・cmのゴム組成物とし、このゴム組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に射出成形により被覆した。この電気抵抗調整層の両端部にポリアミド樹脂(ノバミッド1010C2、三菱エンジニアリングプラスチックス社製、デュロメータ硬さHDD82、テーバー式磨耗試験機による磨耗質量7mg/1000サイクル)で構成されるリング状のスペース部材を挿入接着した後、切削によって、スペース部材の外径を12.1mmとすると共に、電気抵抗調整層の外径を12.0mmとした。そして、電気抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して60重量%)からなる樹脂組成物により、膜厚約10μの保護層を形成して帯電ローラを得た(図1を参照。)。
【0043】
(比較例3)
ABS樹脂(GR−0500、電気化学工業社製)50重量%及びポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%を配合して体積固有抵抗:2×108 Ω・cmのゴム組成物とし、このゴム組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に射出成形により被覆した。この電気抵抗調整層の両端部にフッ素樹脂(ポリフロンPTFE M−392、ダイキン工業社製、デュロメータ硬さHDD61、テーバー式磨耗試験機による磨耗質量500mg/1000サイクル)で構成されるリング状のスペース部材を挿入接着した後、切削によって、スペース部材の外径を12.1mmとすると共に、電気抵抗調整層の外径を12.0mmとした。そして、この電気抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して60重量%)からなる樹脂組成物により膜厚約10μの保護層を形成して帯電ローラを得た(図1を参照。)。
【0044】
(比較例4)
ABS樹脂(GR−0500、電気化学工業社製)50重量%及びポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%を配合して体積固有抵抗:2×108 Ω・cmのゴム組成物とし、このゴム組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に射出成形により被覆した。この電気抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して60重量%)からなる樹脂組成物により、膜厚約10μの保護層を形成した。そして、この電気抵抗調整層の両端部に外径12.1mmのステンレス鋼からなるリング状のスペース部材を挿入接着して帯電ローラを得た。
【0045】
(比較例5)
比較例4と同様に電気抵抗調整層及び保護層を順次形成し、次いで、これらのの両端周囲に厚さ50μmのテープ状部材(ダイタックPF025−H、大日本インキ社製)を貼り付けて帯電ローラを得た。
【0046】
以上、実施例1〜2及び比較例1〜5で得られた帯電ローラについて、図3に示される画像形成装置を使用して評価を行った。
【0047】
(試験1)
図2に示される画像形成装置を使用して、23℃60%RHの環境において、300,000枚の複写を行い、感光体の帯電電位及び帯電電位のばらつき幅を測定すると共に、300,000枚通紙後の画像の評価を行い、そして、帯電ローラ表面へのトナー固着、スペース部材の常態、及び、感光体(スペース部材当接部)の状態について評価を行った。その際、帯電ローラに印加する電圧は、DC=−800V、AC=2400Vpp(周波数=2KHz)とした。試験結果は、次の表1に示される。
【0048】
【表1】
【0049】
表1より次のことがわかる。即ち、実施例1〜2のローラでは、全項目において良好な結果が得られたが、比較例1〜5のローラでは、不具合がみられた。
【0050】
【発明の効果】
(1)請求項1に記載された発明によれば、スペース部材が、(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、を満たす熱可塑性樹脂で構成されているので、長期間にわたって使用しても、感光体と帯電部材との間に安定した空隙を維持することができ、そのために、摩耗の発生を防止することができ、よって、耐久性の高い近接帯電方式用の帯電部材を提供することができる。
(2)請求項2に記載された発明によれば、スペース部材が分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成されているので、押出成形等の手段によって容易にスペース部材の形状に加工することができ、しかも、長期間にわたって使用しても、感光体と帯電部材との間に安定した空隙を維持することができる耐久性の高い帯電部材とすることができる。
【0051】
(3)請求項3に記載された発明によれば、スペース部材が電気絶縁性材料で構成されているので、帯電部材と感光体における基体層とのショート電流の発生を無くすることができる。
(4)請求項4に記載された発明によれば、電気抵抗調整層が高分子型イオン導電材料を含有する熱可塑性樹脂組成物で構成されているので、電気抵抗調整層の体積固有抵抗を、好ましいとされる、106 〜109 Ω・cmとすることができ、そのために、均一画像が得られる帯電部材とすることができ、しかも、高分子型イオン導電材料が高分子化合物で構成されているので、高分子型イオン導電材料によるブリードアウトが生じ難い。
【0052】
(5)請求項5に記載された発明によれば、高分子型イオン導電材料がポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物で構成されているので、「ポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物」が前記熱可塑性樹脂組成物を構成するベース樹脂(マトリックスポリマー)の中に分子レベルで均一に分散されて固定化されるので、電気抵抗調整層には、分散不良に伴う電気抵抗値のバラツキが生じない。
(6)請求項6に記載された発明によれば、電気抵抗調整層の体積固有抵抗が106 〜109 Ω・cmであるので、均一画像を得ることができ、しかも、感光体全体への電圧集中(リーク)及び異常放電が生じることがない。
【0053】
(7)請求項7に記載された発明によれば、電気抵抗調整層がその表面に保護層を有しているので、電気抵抗調整層の表面性が多少悪くても、帯電の均一性を確保することができる。
(8)請求項8に記載された発明によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の帯電部材を有しているので、長期間にわたって使用しても、感光体と帯電部材との間に安定した空隙を維持でき、そのために、長期間にわたって、画像不良の発生を防止することができ、よって、優れた画像品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す帯電ローラの断面図である。
【図2】帯電ローラを感光体上に配置した状態を示す模式図である。
【図3】従来の帯電ローラを用いた画像形成装置の説明図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体
2 電気抵抗調整層
3,3 スペース部材
4 感光体
G 空隙
10 帯電部材(帯電ローラ)
Claims (9)
- 導電性支持体と、該導電性支持体上に形成された電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の両端に形成されたスペース部材と、を有する帯電部材において、
前記スペース部材が、
(イ)デュロメータ硬さ:HDD30〜HDD70、及び、
(ロ)テーバー式磨耗試験機の磨耗質量:10mg/1000サイクル以下、
を満たす熱可塑性樹脂で構成されていることを特徴とする帯電部材。 - 前記スペース部材が、分子量100万以上のポリエチレン樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1記載の帯電部材。
- 前記スペース部材が、電気絶縁性材料で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電部材。
- 前記電気絶縁性材料の体積固有抵抗が、1019Ω・cm以上であることを特徴とする請求項3に記載の帯電部材。
- 前記電気抵抗調整層が、高分子型イオン導電材料を含有する熱可塑性樹脂組成物で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の帯電部材。
- 前記高分子型イオン導電材料が、ポリエーテルエステルアミド成分を含有する高分子化合物で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の帯電部材。
- 前記電気抵抗調整層の体積固有抵抗が、106 〜109 Ω・cmであることを特徴とする請求項4又は5に記載の帯電部材。
- 前記電気抵抗調整層が、その表面に保護層を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の帯電部材。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の帯電部材を有することを特徴とする画像形成装置。
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