JP4291172B2 - 導電性ローラ及びそれを有するプロセスカートリッジ、並びに、そのプロセスカートリッジを有する画像形成装置 - Google Patents
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Description
(1)帯電ローラを構成している物質が帯電ローラから染み出し、これが被帯電体の表面に付着移行して帯電ローラ跡を残すこと、
(2)帯電ローラに交流電圧を印加したときに、被帯電体に接触している帯電ローラが振動するので、帯電音が発生すること、
(3)感光体ドラム上のトナーが帯電ローラに付着する(特に、上述の染み出しによって、よりトナー付着がおこりやすくなる。)ので、帯電ローラの帯電性能が低下すること、
(4)帯電ローラを構成している物質が感光体ドラムへ付着すること、及び、
(5)感光体ドラムを長期停止したときに、帯電ローラが永久変形すること、
といった問題があった。
(イ)前記空隙保持部材が、電気絶縁性の樹脂材料でリング状に成形された樹脂成形体で構成され、かつ、
(ロ)前記リング状に成形された樹脂成形体の外周表面には、該樹脂成形体の外周面に付着したトナー粒子を、前記導電性ローラの回転によって該導電性ローラの軸線方向の端部に搬送させるために、該導電性ローラの軸線に対して斜め方向に形成された互いに平行な凹溝が、多数本設けられている
ことを特徴とする導電性ローラである。
抵抗調整層幅<感光層幅
であることが好ましい。
ABS樹脂(デンカABS GR−0500、電気化学工業社製)50重量%、及び、ポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%を配合して樹脂組成物とし、この樹脂組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に射出成形により被覆して電気抵抗調整層を形成した。そして、この電気抵抗調整層の両端部に当接するように、高密度ポリエチレン樹脂(ノバテックPP HY540、日本ポリケム社製)からなるリング状の空隙保持部材を導電性支持体に挿入接着した後、切削によって前記空隙保持部材の外径(最大径)を12.12mmとすると共に、前記抵抗調整層の外径を12.12mmとした。次に、空隙保持部材の表面に切削加工により幅0.02mm、深さ0.02mmの凹溝を導電性ローラの軸線(芯軸)に対して45°傾斜させて3mm間隔に設けた。続いて、この抵抗調整層の表面に、アクリルシリコーン樹脂(3000VH−P、川上塗料社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、カーボンブラック(全固形分に対して35重量%)からなる樹脂組成物(体積固有抵抗:2×109 Ωcm)により膜厚約10μmの表面層を形成して導電性ローラ
を得た。
空隙保持部材の表面に切削加工により幅0.05mm、深さ0.05mmの凹溝を芯軸に対して60°傾斜させて2mm間隔で設けた以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを得た。
空隙保持部材の表面に切削加工により幅0.2mm、深さ0.2mmの凹溝を芯軸に対して30°傾斜させて3mm間隔で設けた以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを得た。
空隙保持部材の表面に切削加工により幅0.1mm、深さ0.1mmの凹溝を芯軸に対して45°傾斜させて5mm間隔で設けた以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを得た。
空隙保持部材の表面に切削加工により幅0.07mm、深さ0.07mmの凹溝を芯軸に対して75°傾斜させて3mm間隔で設けた以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを得た。
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマーCG、ダイソー社製)100重量部及び過塩素酸アンモニウム3重量部を配合してゴム組成物とし、このゴム組成物(体積固有抵抗:4×108 Ωcm)をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に押出成形により被覆してゴム被覆層を形成した後、このゴム被覆層に加硫処理を施し、続いて、この加硫処理を施したゴム被覆層を研削により外径12mmに仕上げて電気抵抗調整層を形成した。そして、この電気抵抗調整層の表面に、ポリビニルブチラール樹脂(デンカブチラール3000−K、電気化学工業社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して25重量%)からなる樹脂組成物(体積固有抵抗:2×1010Ωcm)により、膜厚10μmの表面層を形成した。そして、この両端周囲に厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)で構成されるテープ状部材(ダイタックPF025−H、大日本インキ社製)を貼り付けて導電性ローラを得た。
ABS樹脂(デンカABS GR−0500、電気化学工業社製)50重量%、及び、四級アンモニウム塩基を含有するイオン導電性の高分子化合物(レオレックスAS−1720、第一工業製薬製)50重量%からなる樹脂組成物(体積固有抵抗:2×108 Ωcm)とし、この樹脂組成物をステンレスからなる外径8mmの芯軸に射出成形により被覆して被覆層を形成した後、この被覆層を切削加工によって外径12.0mmに仕上げて電気抵抗調整層を形成した。そして、この抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して45重量%)からなる樹脂組成物(体積固有抵抗:2×1010Ωcm)により、膜厚約10μmの表面層を形成した。次に、前記電気抵抗調整層の両端部に当接するように、ポリアミド樹脂(ノバミッド1010C2、三菱エンジニアリングプラスチック社製)で構成されるリング状の空隙保持部材を導電性支持体に挿入接着して、導電性ローラを得た。
ABS樹脂(デンカABS GR−0500、電気化学工業社製)50重量%、及び、
ポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%を配合して樹脂組成物(体積固有抵抗:2×108 Ω・cm)とし、この樹脂組成物をステンレスからなる外径8mmの導電性支持体(芯軸)に射出成形により被覆して、外径12.0mmの電気抵抗調整層を形成した。そして、この電気抵抗調整層の表面に、フッ素樹脂(ルミフロンLF−600、旭硝子社製)、イソシアネート系硬化剤、及び、酸化スズ(全固形分に対して45重量%)からなる樹脂組成物(体積固有抵抗:2×1010Ωcm)により、膜厚約10μmの表面層を形成した。次に、ポリアミド樹脂(ノバミッド1010C2、三菱エンジニアリングプラスチックス社製)で構成される外径12.12mmのリング状の空隙保持部材に切削加工により幅を0.2mm、深さ0.2mmの凹溝を芯軸と平行に3mm間隔で設け、この凹溝を設けたリング状の空隙保持部材を、前記電気抵抗調整層の両端部に当接するように、導電性支持体に挿入接着して、導電性ローラを得た。
ポリアミド樹脂(ノバミッド1010C2、三菱エンジニアリングプラスチックス社製)で構成される外径12.12mmのリング状の空隙保持部材に切削加工により幅を0.002mm、深さ0.002mmの凹溝を芯軸に対して45°傾斜させて1mm間隔で設け、この凹溝を設けたリング状の空隙保持部材を前記電気抵抗調整層の両端部に挿入接着した以外は、比較例3と同様にして導電性ローラを得た。
2 電気抵抗調整層
3 空隙保持部材
4 凹溝
5 感光体ドラム
G 空隙
10 導電性ローラ
Claims (6)
- 導電性支持体と、該導電性支持体上に形成された電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層の両端に当接するように該導電性支持体に挿入されて設けられた空隙保持部材と、を有する導電性ローラにおいて、
(イ)前記空隙保持部材が、電気絶縁性の樹脂材料でリング状に成形された樹脂成形体で構成され、かつ、
(ロ)前記リング状に成形された樹脂成形体の外周表面には、該樹脂成形体の外周面に付着したトナー粒子を、前記導電性ローラの回転によって該導電性ローラの軸線方向の端部に搬送させるために、該導電性ローラの軸線に対して斜め方向に形成された互いに平行な凹溝が、多数本設けられている
ことを特徴とする導電性ローラ。 - 前記凹溝が、前記空隙保持部材の一周全ての位置において、前記導電性ローラの軸方向に該凹溝のみが存在する部分がないような該導電性ローラの軸線に対する角度θで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の導電性ローラ。
- 前記凹溝の溝幅が5μmよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の導電性ローラ。
- 前記導電性ローラが帯電ローラであることを特徴とする請求項1〜3に記載の導電性ローラ。
- 請求項4に記載の導電性ローラが被帯電体上に近接配置されるように設けられていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項5に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
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