JP4937772B2 - 基板の処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板の処理方法に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー処理では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、当該レジスト膜に所定のパターンを露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などが順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。このレジストパターンをマスクとして、ウェハのエッチング処理が行われ、その後レジスト膜の剥離処理、ウェハの洗浄などが行われて、ウェハ上に所定のパターンが形成される。このように所定の層に所定のパターンが形成される工程が通常20〜30回程度繰り返し行われて、半導体デバイスが製造される。
これらの処理のうち、前記の露光処理は、例えば露光処理を行う装置内のチャックによってウェハの裏面を吸着保持し、ウェハ上のレジスト膜にArFレーザーやKrFレーザー等を照射することにより行われている。この露光処理を行う際に、例えばウェハの裏面に汚れが付着していると、チャックによってウェハが水平に保持されず、露光処理の際のデフォーカスの一因となる。したがって、露光処理が適正に行われるためには、チャックによってウェハが水平に吸着されていること、すなわちチャックが吸着するウェハの裏面が平坦であることが必要になる。
そこで従来より、ウェハの裏面の汚れを除去する装置として、ウェハの表裏面を反転させる搬送アームと、ウェハを保持する回転自在なスピンチャックと、スピンチャックによって保持されたウェハの表裏面を洗浄するスクライビングブラシとを備えたスクライビング装置が提案されている。そして従来はウェハの露光処理を行う前に、このスクライビング装置を用いて、まず搬送アームによってウェハの裏面を上側に向け、この状態でウェハをスピンチャックで保持する。そしてスピンチャックを回転させながらスクライビングブラシをウェハの裏面に接触させることで、ウェハの裏面に付着した汚れを除去していた。(特許文献1)
特開平3−52226号公報
しかしながら、ウェハの裏面の汚れを除去したとしても、ウェハの製造工程において各種処理を行う際に、ウェハの裏面に微小な傷がついてウェハの裏面に凹凸が生じる場合がある。特にエッチング処理を行う際には、ウェハとウェハを保持する静電チャックとの熱膨張率が異なるため、エッチング処理中にウェハと静電チャックの表面温度が上昇すると、ウェハの裏面に微小な傷がつきやすい。そしてこのようなウェハの裏面の微小な傷によって、ウェハが露光処理の際に水平に保持されず、デフォーカスが起きることがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板を水平に保持して露光処理を適正に行うために、露光処理の前に基板の裏面を平坦にすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明においては、基板の表面に塗布膜を形成し、フォトリソグラフィー処理における露光処理を行った基板の現像を行う処理ステーションと、前記露光処理を行う露光装置との間に配置され、基板の裏面に塗布膜を形成する塗布処理装置を備えたインターフェイス部を有する塗布現像処理システムを用いて、少なくとも基板に対してフォトリソグラフィー処理とエッチング処理をこの順で複数回行う基板の処理方法であって、前記フォトリソグラフィー処理における露光処理を行う直前に、前記インターフェイス部に設けられた前記塗布処理装置において、基板の裏面に凹凸をなくして当該裏面を平坦化させるための塗布膜を形成する工程を有することを特徴とする、基板の処理方法が提供される。
本発明の基板の処理方法によれば、露光処理を行う前、例えば露光処理の直前に、基板の裏面に塗布膜が形成されるので、例えばフォトリソグラフィー処理における露光処理の前に行った基板の搬送中や、フォトリソグラフィー処理の前に行ったエッチング処理において、基板の裏面に微小な傷がついた場合でも、この傷を覆うように塗布膜が形成される。その結果、塗布膜形成後に行われる露光処理の際においては、基板の裏面を凹凸がなく平坦にすることができる。したがって、露光処理の際に基板を水平に保持することができ、露光処理を適正に行うことができる。この場合、もちろん基板の裏面に塗布膜を形成する工程は、最初のフォトリソグラフィー処理中の露光処理を行う工程の前に行われてもよい。これによって、最初のフォトリソグラフィー処理中に行われる露光処理の前の処理工程、例えばレジスト膜を形成する工程を行う際や、基板の搬送中に基板の裏面に微小な傷がついた場合でも、露光処理の前に塗布膜が形成されるので、露光処理の際の基板の裏面を平坦にすることができる。
前記基板の裏面に塗布膜を形成するにあたっては、例えば基板の裏面を上側にした状態で、基板の裏面に塗布液を塗布し、基板の裏面上の塗布液を硬化させてもよい。これによって、基板の裏面に塗布膜を形成することができる。
前記塗布膜を形成する工程の直前に、基板の裏面を洗浄する工程を有していてもよい。これによって、基板の裏面に塗布膜が形成される直前に基板の裏面の汚れが除去されるので、塗布膜をより確実に平坦にすることができる。
前記基板の裏面に塗布された塗布液を硬化させるにあたっては、当該塗布液を加熱して硬化させてもよく、あるいは当該塗布液に紫外線または電子線を照射して硬化させてもよい。これによって、使用する塗布液の種類に応じて、塗布液を加熱するか、あるいは塗布液に紫外線または電子線を照射するかを選択することができる。
別な観点による参考例においては、基板の裏面に塗布膜を形成する塗布処理装置であって、基板を収容する処理容器と、前記処理容器を第1の処理室と第2の処理室に区画する仕切り部材と、前記処理容器内に搬入された基板を搬送する搬送アームと、前記搬送アームを支持し、前記搬送アームを水平軸周りに回動させる回動機構と、前記回動機構を支持し、前記回動機構を昇降させる昇降機構と、前記昇降機構を支持し、前記第1の処理室と前記第2の処理室の間で、前記昇降機構を水平方向に搬送する搬送機構と、前記第1の処理室内にあって、基板の裏面を上側に向けて当該基板を水平に保持する基板保持部と、前記第1の処理室内にあって、前記基板保持部に保持された基板の裏面に塗布液を塗布する塗布ノズルと、前記第2の処理室内にあって、前記塗布ノズルから基板の裏面に塗布された塗布液を硬化させる硬化処理部と、を有することを特徴とする、塗布処理装置が提供される。
参考例の塗布処理装置によれば、搬送アームと回動機構によって基板の裏面を上側に向け、この基板の裏面に塗布ノズルから塗布液を塗布し、そして硬化処理部によって基板の裏面に塗布された塗布液を硬化させることで、基板の裏面に塗布膜を形成することができる。したがって、基板の裏面を平坦化することができる。
基板を収容する処理容器を第1の処理室と第2の処理室に区画する仕切り部材を設けているので、塗布液の塗布が行われる第1の処理室内と、塗布液の硬化が行われる第2の処理室内との雰囲気をそれぞれ独立して雰囲気制御することができる。
またこのように一の塗布処理装置内で基板の裏面に塗布膜を形成することができるので、円滑に塗布膜の形成ができ、基板処理のスループットを向上させることができる。
前記基板保持部の下方には、当該基板保持部を鉛直軸周りに回転させる回転機構が設けられていてもよい。この回転機構によって、基板保持部で保持された基板は回転するので、基板の裏面に塗布された塗布液を均一に拡散させることができる。
前記塗布ノズルは、基板の幅方向に延びるスリット状の吐出口を有するノズルであってもよい。
前記第1の処理室内には、前記基板の裏面の汚れを除去する洗浄部が設けられていてもよい。
前記硬化処理部は、前記塗布ノズルから基板の裏面に塗布された塗布液を加熱する加熱装置を有していてもよく、また前記塗布ノズルから基板の裏面に塗布された塗布液に紫外線を照射する紫外線照射装置または電子線を照射する電子線照射装置のいずれかを有していてもよい。
前記塗布処理装置は、基板に露光処理を行う露光処理装置と同一の基板処理システム内に設置されていてもよい。これによって、インラインで基板の裏面に塗布膜を形成することができ、一連の基板の処理を円滑に行うことができる。
本発明によれば、露光処理の前に基板の裏面を平坦にすることができ、好適な露光処理を行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる塗布処理装置110を搭載した基板処理システムとしての塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と、フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を多段に配置している処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置8との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台5が設けられ、当該カセット載置台5は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体7が設けられている。ウェハ搬送体7は、カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。
ウェハ搬送体7は、Z軸周りのθ方向に回転可能であり、後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するウェハWの温度を調節する温度調節装置60やウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61に対してもアクセスできる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は、複数の処理装置が多段に配置された、例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側から第1の処理装置群G1、第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側から第3の処理装置群G3、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には、第1の搬送装置A1が設けられており、第1の搬送装置A1の内部には、ウェハWを支持して搬送する第1の搬送アーム10が設けられている。第1の搬送アーム10は、第1の処理装置群G1、第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には、第2の搬送装置A2が設けられており、第2の搬送装置A2の内部には、ウェハWを支持して搬送する第2の搬送アーム11が設けられている。第2の搬送アーム11は、第2の処理装置群G2、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置、例えばウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置20、21、22、露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置23、24が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には、液処理装置、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置30〜34が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には、各処理装置群G1、G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室40、41がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には、温度調節装置60、トランジション装置61、精度の高い温度管理下でウェハWを温度調節する高精度温度調節装置62〜64及びウェハWを高温で加熱処理する高温度熱処理装置65〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では、例えば高精度温度調節装置70、レジスト塗布処理後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装置71〜74及び現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置、例えば高精度温度調節装置80〜83、ポストエクスポージャーベーキング装置84〜89が下から順に10段に重ねられている。
図1に示すように第1の搬送装置A1のX方向正方向側には、複数の処理装置が配置されており、例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置90、91、ウェハWを加熱する加熱装置92、93が下から順に4段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置A2のX方向正方向側には、例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置94が配置されている。
インターフェイス部4には、例えば図1に示すようにX方向に向けて延伸する搬送路100上を移動するウェハ搬送体101と、バッファカセット102と、本発明にかかるウェハWの裏面に塗布膜を形成する塗布処理装置110が設けられている。ウェハ搬送体101は、Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイス部4に隣接した露光装置8と、バッファカセット102、塗布処理装置110及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。塗布処理装置110は、インターフェイス部4のX方向負方向(図1中の下方向)に設けられ、例えば図2に示すように4段に重ねられている。
次に、上述の塗布処理装置110の構成について、図4に基づいて説明する。塗布処理装置110は、内部を閉鎖可能な処理容器150を有している。処理容器150の一側面には、ウェハWの搬送手段であるウェハ搬送体101の搬入領域に臨む面にウェハWの搬入出口151が形成され、搬入出口151には、開閉シャッタ152が設けられている。処理容器150の内部には、この処理容器150の内部を第1の処理室111と第2の処理室112に区画する仕切り部材153が設けられ、第1の処理室111と第2の処理室112はそれぞれ内部を閉鎖可能となっている。仕切り部材153には、後述する搬送アーム160、回動機構163、搬送機構166が通過することができる通過口154が形成され、通過口154には、開閉シャッタ155が設けられている。
第1の処理室111の内部には、図5に示すように搬入出口151から搬入されたウェハWを載置するウェハ受け渡し台140が設けられている。ウェハ受け渡し台140上には、ウェハWを支持する支持ピン140aが例えば3個設けられている。
塗布処理装置110の内部には、ウェハ受け渡し台149からウェハWを受け取って、第1の処理室111と第2の処理室112との間でウェハWを搬送する搬送アーム160が設けられている。搬送アーム160は、図6に示すように接近、離隔することができる一対のチャック部161、161を有している。チャック部161は1/4円環状に構成されたフレーム部161aと、このフレーム部161aと一体に形成され、かつフレーム部161aを支持するためのアーム部161bとを有している。フレーム部161a、161aには、それぞれウェハ挟持部162、162が設けられ、ウェハ挟持部162の側面には、図7に示すようにテーパ溝162aが形成されている。そして一対の離隔したチャック部161、161が相互に接近することによって、ウェハWの周縁部がテーパ溝162a、162aに挿入されてウェハWは支持される。
搬送アーム160は、図6に示すように回動機構163に支持されている。回動機構163は内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有し、この回動機構163により搬送アーム160は水平軸周り(X軸周り)に回動でき、かつ水平方向(X方向)に伸縮できる。すなわち、搬送アーム160で保持されたウェハWの表裏面を反転させることができ、また当該ウェハWを水平方向(X方向)に移動させることができる。回動機構163の下面にはシャフト164が設けられ、シャフト164の下端部は昇降機構165に接続されている。昇降機構165はその内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有し、この昇降機構165により回動機構163及び搬送アーム160は昇降できる。昇降機構165は搬送機構166に支持されており、搬送機構166により回動機構163及び搬送アーム160は、図5に示すように処理容器150の長手方向(Y方向)に沿って設けられたガイドレール166に沿って、第1の処理室111と第2の処理室112との間を移動することができる。すなわち、搬送アーム160に支持されたウェハWを、第1の処理室111と第2の処理室112との間で搬送することができる。
第1の処理室111の内部には、図4に示すように基板保持部としてウェハWの裏面を上側に向けてウェハWを水平に保持するスピンチャック120が設けられている。このスピンチャック120はモータなどを含む回転機構121により鉛直軸周りに回転でき、かつ昇降できる。スピンチャック120の上面には、図8に示すようにウェハWの周縁部を保持する保持ピン122がウェハWの周縁部に沿って例えば8個設けられている。保持ピン122は、図9に示すようにウェハWを直接保持する水平な保持面122aと、ウェハWの周側縁に平行な垂直壁122bとを有し、垂直壁122bの頂上部は、ウェハWが122aに保持されたときのウェハWの上面よりも突出する高さとなっている。スピンチャック120の上面中央部には、図8に示すように下方向に凹部124が形成されており、この凹部124とウェハWとの間に空間123が形成されている。またスピンチャック120の上面中央部には、空間123に向けて不活性ガス、例えば窒素ガスを噴出させるガス供給口124aが形成されており、このガス供給口124aには、スピンチャック120の内部を通るガス供給管125が接続されている。ガス供給口124aから空間123に向けて噴出された不活性ガスは、ウェハWの下面側から周側縁を辿ってその上面に回り込んで流れる。そして、このウェハWの上面側に周り込む不活性ガスの圧力により、ウェハWを各保持ピン122に押し付けて固定している。かかる技術は例えば特開平3−52226号公報に記載されている公知のものを採用できる。
スピンチャック120の周囲には、図4に示すようにカップ体126が設けられている。カップ体126の上面には、ウェハWを保持した状態のスピンチャック120が昇降できるようにウェハW及びスピンチャック120よりも大きい開口部が形成されている。カップ体126底部には、ウェハW上から零れ落ちる塗布液を排出するための排液口127が形成されており、この排液口127には排液管128が接続されている。
スピンチャック120の上方には、図4に示すようにウェハW裏面の中心部に塗布液を塗布するための塗布ノズル130が配置されている。塗布ノズル130は、塗布液供給管131を介して塗布液供給源132に接続されている。また塗布液供給管131にはバルブや流量調整部等を含む供給制御装置133が介設されている。塗布液供給源132から供給される塗布液には、例えばSOG(Spin
On Glass)材料、あるいは有機系材料のレジスト等が用いられる。
塗布ノズル130は、図5に示すようにアーム134を介して移動機構135に接続されている。アーム134は移動機構135により、第1の処理室111のY方向に沿って設けられたガイドレール136に沿って、カップ体126の一端側(図5では右側)の外側に設けられた待機領域137から他端側に向かって移動できると共に、上下方向に移動できるように構成されている。待機領域137は、塗布ノズル130を収納できるように構成されていると共に、塗布ノズル130の先端部を洗浄できる洗浄部137aが設けられている。
第2の処理室112の上部には、図4に示すようにウェハWに塗布された塗布液を硬化させるランプ加熱装置141が設けられている。ランプ加熱装置141は、ウェハWを加熱する事でウェハW上の塗布液を硬化させることができる。
本実施の形態にかかる塗布処理装置110を搭載した塗布現像処理システム1は以上のように構成されており、次にこの塗布現像処理システム1で行われるウェハWのフォトリソグラフィー処理、及びフォトリソグラフィー処理の終了後にウェハWに行われる各種処理について説明する。
先ず、ウェハ搬送体7によって、カセット載置台5上のカセットCからウェハWが一枚取り出され、第3の処理装置群G3の温度調節装置60に搬送される。温度調節装置60に搬送されたウェハWは、所定温度に温度調節され、その後第1の搬送装置10によってボトムコーティング装置23に搬送され、反射防止膜が形成される。反射防止膜が形成されたウェハWは、第1の搬送装置10によって加熱装置92、高温度熱処理装置65、高精度温度調節装置70に順次搬送され、各装置で所定の処理が施される。その後ウェハWは、レジスト塗布装置20に搬送される。
レジスト塗布装置20においてウェハWの表面にレジスト膜が形成されると、ウェハWは第1の搬送アーム10によってプリベーキング装置71に搬送され、加熱処理が施された後、続いて第2の搬送アーム11によって周辺露光装置94、高精度温度調節装置83に順次搬送されて、各装置において所定の処理が施される。その後、インターフェイス部4のウェハ搬送体101によって本発明にかかる塗布処理装置110に搬送される。
ウェハ搬送体101によって、処理容器150の搬入出口151から搬入されたウェハWは、ウェハ受け渡し台140に載置される。そして回動機構163によって、搬送アーム160をウェハ受け渡し台140の位置まで延伸させる。その後、搬送アーム160の一対の離隔したチャック部161、161を接近させて、テーパ溝162a内にウェハWを保持する。
次に回動機構163によって、搬送アーム160で保持されたウェハWを反転回動し、ウェハWの裏面を上側に向ける。この状態で搬送機構166によって、ウェハWをスピンチャック120の上方に移動させる。そこでスピンチャック120を上昇させて、搬送アーム160の一対のチャック部161、161を離隔させて、搬送アーム160からスピンチャック120にウェハWを受け渡す。そして搬送アーム160をスピンチャック120の上方から退出させると共に、スピンチャック120のガス供給口124aから不活性ガスを噴出することによってウェハWをスピンチャック120に水平に保持する。その後スピンチャック320を下降させて、ウェハWを所定の位置まで下降させる。
次に回転駆動部121によってウェハWを回転させると共に、塗布ノズル130をウェハWの中心部上方に移動させる。そして塗布ノズル130からウェハWの裏面の中心部に塗布液を吐出する。吐出された塗布液は、ウェハWの回転により生じる遠心力によってウェハWの裏面上を拡散する。その後、塗布ノズル130をウェハWの中心部上方から待機領域137に移動させる。なお、塗布液は露光装置8でウェハWの裏面が吸着される範囲に塗布されていればよく、ウェハWの裏面の周縁部に塗布液が塗布されていなくてもよい。
ウェハWの裏面に塗布液が拡散すると、スピンチャック120上のウェハWを所定の位置まで上昇させると共に、搬送アーム160を延伸させてスピンチャック120の上方に移動させる。そしてスピンチャック120から搬送アーム160にウェハWを受け渡す。
次に搬送機構166によって、ウェハWを第2の処理室112内に移動させる。そして回動機構163、昇降機構165及び搬送機構166によって、図4及び図5の破線部に示すように、ウェハWがランプ加熱装置141の直下に位置するようにウェハWの位置を調整する。その後ウェハWが搬送アーム160に保持された状態で、ランプ加熱装置141によってウェハWを加熱し、ウェハWの裏面上の塗布液を硬化させる。
ウェハWの裏面上の塗布液が硬化して塗布膜が形成されると、搬送機構166によってウェハWを再び第1の処理室111内に移動させる。そして回動機構163によってウェハWを反動回動してウェハWの表面を上側に向け、搬送アーム160からウェハ受け渡し台140にウェハWを受け渡す。その後ウェハ搬送体101によってウェハWが塗布処理装置110の外部に搬送される。
ウェハ搬送体101によって塗布処理装置110の外部に搬送されたウェハWは、露光装置8に搬送される。露光装置8では、ウェハWの裏面上の塗布膜が吸着保持されて、ウェハW上のレジスト膜に所定のパターンが露光される。露光処理の終了したウェハWは、ウェハ搬送体101によってポストエクスポージャーベーキング装置84に搬送され、所定の処理が施される。
ポストエクスポージャーベーキング装置84における熱処理が終了すると、ウェハWは第2の搬送アーム11によって高精度温度調節装置81に搬送されて温度調節され、その後現像処理装置30に搬送され、ウェハW上に現像処理が施され、レジスト膜にパターンが形成される。その後ウェハWは、第2の搬送アーム11によってポストベーキング装置75に搬送され、加熱処理が施された後、高精度温度調節装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは、第1の搬送アーム10によってトランジション装置61に搬送され、ウェハ搬送体7によってカセットCに戻されて一連のフォトリソグラフィー処理が終了する。
ウェハWに行われる各種処理についてのフローチャートを図10に示すと、前記のようにフォトリソグラフィー処理が行われた後(ステップS1)、ウェハW上のレジスト膜に形成されたパターンをマスクとして、ウェハW上の薄膜を選択的にエッチングするエッチング処理が行われる(ステップS2)。そして、ウェハWに残存するレジスト膜を例えばプラズマを発生させて除去するアッシング処理が行われ(ステップS3)、その後ウェハW上に付着した例えば金属、有機物の汚れを除去する洗浄処理が行われる(ステップS4)。このような各種処理工程を経て、ウェハW上の一の層に所定のパターンが形成される。そして以上のフォトリソグラフィー処理、エッチング処理、アッシング処理、洗浄処理がこの順で所定の回数繰り返し行われることで、ウェハWに多層のパターンが形成され、一連のウェハWの処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、露光装置8でウェハWに対して露光処理を行う直前に、塗布処理装置110でウェハWの裏面に塗布膜が形成されるので、露光装置8に至るまでの間のエッチング処理等の他の処理を行う際にウェハWの裏面に微小な傷がついた場合でも、この傷を覆うように塗布膜が形成され、ウェハWの裏面を平坦にすることができる。したがって、露光処理の際には、塗布膜によって平坦になった裏面を支持することができるので、ウェハWを正しく水平に保持することができ、露光処理を適正に行うことができる。
このようにパターンの露光前にウェハWの裏面を平坦にすることは、特にウェハW上に微細なパターンを形成する際に用いられるダブルパターニング処理を行う場合に有効である。ダブルパターニング処理では、ウェハW上の微細な層に形成されるパターンを2回に分けて露光処理し、最初の露光処理後にエッチング処理を行い、再び同じ層に2回目の露光処理を行っている。このダブルパターニング処理の際に、本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1を用いると、エッチング処理後の2回目の露光処理前に、ウェハWの裏面に塗布膜を形成して、裏面を平坦にすることができるので、露光処理を適正に行うことができる。
本実施の形態においては、塗布処理装置110内に塗布ノズル130とランプ加熱装置141を設けたので、ウェハWの裏面に塗布液を塗布してから、この塗布液を加熱して硬化させるまでの処理を一の装置内で行うことができる。したがって、塗布膜の形成を円滑に行うことができる。
本実施の形態においては、ウェハWを収容する処理容器150を第1の処理室111と第2の処理室112に区画する仕切り部材153を設けたので、ウェハWの裏面に対して塗布液の塗布が行われる第1の処理室111内と、この塗布液を加熱して硬化させる第2の処理室112内との雰囲気をそれぞれ独立して雰囲気制御することができる。
本実施の形態においては、塗布処理装置110が塗布現像処理システム1内に設けられたので、インラインでウェハWの裏面に塗布膜を形成することができ、ウェハ処理のスループットを向上させることができる。
以上の実施の形態の塗布処理装置110の第1の処理室111の内部に、図11に示すようにウェハWの裏面を洗浄する洗浄部としてのスクライビングブラシ170をさらに設けてもよい。スクライビングブラシ170はスピンチャック120の上方に配置される。スクライビングブラシ170の下面には洗浄液供給口(図示せず)が形成されており、この洗浄液供給口は洗浄液供給管171を介して洗浄液供給源172に接続されている。また洗浄液供給管171にはバルブや流量調整部等を含む供給制御装置173が介設されている。
スクライビングブラシ170は、図12に示すようにアーム174を介して移動機構175に接続されている。アーム174は移動機構175により、第1の処理室111のY方向に沿って設けられたガイドレール136に沿って、カップ体126の一端側(図12では左側)の外側に設けられた待機領域176から他端側に向かって移動できると共に、上下方向に移動できるように構成されている。待機領域176は、スクライビングブラシ170を収納できるように構成されていると共に、スクライビングブラシ170の先端部を洗浄できる洗浄部176aが設けられている。
かかる場合、ウェハWを搬送アーム160からスピンチャック120に受け渡した後、回転駆動部121によってウェハWを回転させると共に、スクライビングブラシ170とウェハWの裏面を接触させる。その後スクライビングブラシ170の洗浄液供給口から洗浄液を供給しながら、ウェハWの裏面を洗浄する。このようにしてウェハWの裏面に付着していた汚れが除去されると、スクライビングブラシ170をウェハWの上方から待機領域176に移動させる。そしてその後、塗布ノズル130をウェハWの上方に移動させ、ウェハWの裏面に塗布液を塗布する。このように塗布ノズル130からウェハWの裏面に塗布液を塗布する直前に、スクライビングブラシ170によって、ウェハWの裏面に付着していた汚れが除去されるので、その後ウェハWの裏面に形成される塗布膜をより確実に平坦にすることができる。
以上の実施の形態で用いた塗布ノズル130に代えて、図13に示すようにX方向に延びるスリット状の吐出口180aを有する塗布ノズル180を用いてもよい。塗布ノズル180の上部には、塗布液供給源182に通じる塗布液供給管181が接続されている。また塗布液供給管181にはバルブや流量調整部等を含む供給制御装置183が介設されている。塗布ノズル180は、図14及び図15に示すように例えばウェハWのX方向の幅よりも長く形成され、アーム184を介して移動機構185に接続されている。アーム184は移動機構185により、第1の処理室111のY方向に沿って設けられたガイドレール186に沿って、カップ体126の一端側(図15では右側)の外側に設けられた待機領域187から他端側に向かって移動できると共に、上下方向に移動できるように構成されている。待機領域187は、塗布ノズル180を収納できるように構成されている。
またこのように塗布ノズル180を用いた場合、移動機構187の移動によって塗布ノズル180からウェハWの裏面に塗布液を塗布することができる。したがって、スピンチャック120を回転させ、かつ昇降させる回転機構121に代えて、図15に示すようにスピンチャック120を昇降のみさせることができる昇降機構129を用いてもよい。
以上の実施の形態のランプ加熱装置141に代えて、ウェハWに塗布された塗布液に紫外線を照射する紫外線照射装置(図示せず)または電子線を照射する電子線照射装置(図示せず)のいずれかを設けてもよい。これによって、使用する塗布液の種類に応じて、選択的にランプ加熱装置141、紫外線照射装置または電子線照射装置を使い分けることができる。
以上の実施の形態では、塗布処理装置110は塗布現像処理システム1の内部に設けられていたが、塗布現像処理システム1の外部に設けられていてもよい。このような例として、塗布膜形成システム200は、図16及び図17に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布膜形成システム200に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション201と、ウェハWの裏面に塗布膜を形成する処理を施す処理ステーション202とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション201には、カセット載置台203が設けられ、当該カセット載置台203は、複数のカセットCをX方向(図16中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション201には、搬送路204上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体205が設けられている。ウェハ搬送体205は、カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。またウェハ搬送体205は、Z軸周りのθ方向に回転可能であり、後述する処理ステーション202側の塗布膜形成装置110に対してもアクセスできる。
処理ステーション202のX方向正方向側(図16の上方向)には、カセットステーション201側から処理装置群G10、G20が順に配置され、X方向負方向側(図16の下方向)には、カセットステーション201側から処理装置群G30、G40が順に配置されている。処理装置群G10、G20と処理装置群G30、G40の間には、搬送路206上をY方向に向かって移動可能なウェハ搬送体207が設けられている。またウェハ搬送体207は、X方向、鉛直方向(Z方向)にも移動自在であり、かつZ軸周りのθ方向に回転可能であり、処理装置群G10、G20、G30、G40内の処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
処理装置群G30、G40内には、図17に示すように塗布処理装置110がそれぞれ4段に重ねられている。また処理装置群G10、G20にも同様に塗布処理装置110がそれぞれ4段に重ねられている。すなわち、処理ステーション202内には、塗布処理装置110が合計16個設けられている。このように塗布膜形成システム200には複数の塗布処理装置110が設けられているので、複数のウェハWの裏面に同時に塗布膜を形成することができる。
そしてこの塗布膜形成システム200によるウェハWの裏面上の塗布膜の形成を、例えばウェハWのエッチング処理後であって、かつウェハW上のレジスト膜の剥離処理をするアッシング処理の前に行う(図18の矢印a)。これによって、エッチング処理を行う際にウェハWの裏面に微小な傷がついた場合でも、この傷を覆うように塗布膜が形成され、その後行われる露光処理の際のウェハWの裏面を凹凸がなく平坦にすることができる。なお、この塗布膜形成システム200による塗布膜の形成は、アッシング処理の後であって、かつウェハWの表裏面を洗浄する洗浄処理の前に行ってもよく(図18の矢印b)、また洗浄処理の後であって、かつ露光処理を含むフォトリソグラフィー処理を行う前に行ってもよい(図18の矢印c)。また、最初に行われるフォトリソグラフィー処理の前に行ってもよい(図18の矢印d)。
なお、以上の実施の形態では、塗布処理装置110内を第1の処理室111と第2の処理室112に分けていたが、この第1処理室111と第2の処理室112をそれぞれ別の装置に分けてもよい。すなわち、塗布処理装置110を、塗布ノズル130からウェハWの裏面に塗布液を塗布する装置と、ランプ加熱装置141によりウェハWを加熱してウェハWの裏面の塗布液を固化させる装置に分けてもよい。
また、以上の実施の形態では、塗布液を塗布することによってウェハWの裏面に塗布膜を形成したが、例えばCVD(Chemical
Vapor Deposition)法によって、ウェハWの裏面に薄膜を形成してもよい。すなわち、ウェハWの裏面に原料ガスを供給し、化学触媒反応によってウェハWの裏面に薄膜を堆積させることで、ウェハWの裏面を平坦にしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板の処理方法、塗布処理装置、及び基板処理システムに有用である。
本実施の形態にかかる塗布処理装置を搭載した、塗布現像処理システムの構成の概略平面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの正面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの背面図である。 本実施の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略縦断面図である。 本実施の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略平面図である。 搬送アーム、回動機構及び搬送機構の斜視図である。 ウェハを保持した搬送アームの側面図である。 スピンチャックの縦断面図である。 スピンチャックの支持ピンの構造を示した縦断面図である。 ウェハの処理の手順を示したフローである。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略縦断面図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略平面図である。 スリット状の吐出口を有する塗布ノズルの斜視図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略縦断面図である。 他の形態にかかる塗布処理装置の構成の概略平面図である。 他の形態にかかる塗布処理装置を搭載した、塗布膜形成システムの構成の概略平面図である。 他の形態にかかる塗布膜形成システムの正面図である。 塗布膜形成システムにより塗布膜を形成する時期を示したフローである。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
110 塗布処理装置
111 第1の処理室
112 第2の処理室
120 スピンチャック
121 回転機構
130 塗布ノズル
141 ランプ加熱装置
150 処理容器
153 仕切り部材
160 搬送アーム
163 回動機構
165 昇降装置
166 搬送機構
170 スクライビングブラシ
200 塗布膜形成システム
W ウェハ

Claims (5)

  1. 基板の表面に塗布膜を形成し、フォトリソグラフィー処理における露光処理を行った基板の現像を行う処理ステーションと、前記露光処理を行う露光装置との間に配置され、基板の裏面に塗布膜を形成する塗布処理装置を備えたインターフェイス部を有する塗布現像処理システムを用いて、少なくとも基板に対してフォトリソグラフィー処理とエッチング処理をこの順で複数回行う基板の処理方法であって、
    前記フォトリソグラフィー処理における露光処理を行う直前に、前記インターフェイス部に設けられた前記塗布処理装置において、基板の裏面に凹凸をなくして当該裏面を平坦化させるための塗布膜を形成する工程を有することを特徴とする、基板の処理方法。
  2. 前記塗布膜を形成する工程は、
    基板を反転して、当該基板の裏面を上側に向ける工程と、
    前記基板の裏面に塗布液を塗布する工程と、
    前記基板の裏面に塗布された塗布液を硬化させる工程と、を有することを特徴とする、請求項1に記載の基板の処理方法。
  3. 前記塗布膜を形成する工程の直前に、基板の裏面を洗浄する工程を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の基板の処理方法。
  4. 前記基板の裏面に塗布された塗布液は、加熱されて硬化することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の基板の処理方法。
  5. 前記基板の裏面に塗布された塗布液は、紫外線または電子線が照射されて硬化することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の基板の処理方法。
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