JP4937307B2 - 通電軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、軸とハウジング間に電位差のある箇所に用いられて両者間に微小電流を流す構造とされ、軌道輪と転動体との間に生じる電食を防止できる通電軸受に関する。
従来、通電軸受として、シールやグリースに導電性を持つ物質を混合させたものが、一般的に知られている。
実開昭62−170829号公報
しかし、シールに導電性を持つ物質を混合させた場合、回転初期は安定して電流を流すことが可能でも、短時間でシールの摩耗が大きくなり、軸受内輪と外輪間の電気抵抗が次第に大きくなって、電流が流れ難くなるという欠点がある。
また、グリースに導電性を持つ物質を混合させた例では、転動体と軌道輪の転走面間の接触面圧が大きくなった場合、グリースの油膜切れが生じて、導電性物質が転動体と転走面の間から排除され、電気抵抗が大きくなることがある。また、グリースに混合した導電性物質が時間の経過と共にグリースと分離することにり、転動体と転走面の間に導電性物質が侵入できなくなり、電気抵抗が大きくなることがある。
また、通電軸受の他の従来例として、図13に示すように、軸受の内輪51と外輪52の間に細線状の導電性材料53を介在させた構成のものが提案されている(特許文献1)。
しかし、このような構成では、軸受の回転に伴い、内外輪51,52とばね53との接触部に封入グリースが介在し、内外輪51,52の間の電気抵抗が大きくなるという問題点がある。
この発明の目的は、軸受の内外輪間の電気抵抗を安定して小さくできて、転走面に電食が生じ難くなる通電軸受を提供することである。
この発明における参考提案例の通電軸受は、それぞれ内輪および外輪となる一対の軌道輪の間に転動体を介在させた転がり軸受であって、上記一対の軌道輪のうちの一方の軌道輪に、導電性の取付部材を介して導電性部材を取付け、この導電性部材の先端を、他方の軌道輪に取付けられた導電性の接触部材に接触させたことを特徴とする。
この構成によると、内輪と外輪の間に電位差が発生しても、内輪と外輪との間には、導電性の取付部材、導電性部材、および導電性の接触部材により電気抵抗の小さいバイパス回路が形成されるため、このバイパス回路を電流が流れることになる。そのため、内外輪の転走面と転動体との間に電流が流れることが防止され、転走面に電食が発生し難くなる。また、内輪と外輪間の電気抵抗を小さくすることができるので、軸と軸受ハウジングの間に微小電流を流すことができる。
また、一方の軌道輪に取付けた導電性部材と、他方の軌道輪に取付けられた接触部材とを接触させるので、両軌道輪に対して接触する一つの導電性部材を設ける場合に比べて、転走面から離れた位置で接触させることが容易で、絶縁性の封入グリースの介在による電気抵抗増加が避け易い。また、ハウジングに導電性部材を取付けるものと異なり、軸受自体に導電性部材を備えるため、機器への組み立てが容易である。
上記導電性部材を弾性体としても良い。導電性部材を弾性体とすると、そのばね力で接触部材に押し当てられるので、導電性部材または接触部材が摩耗しても、接触抵抗が経時的に大きくならず、より安定して電流を流すことができる。
導電性部材とする弾性体は、例えば板ばねやコイルばね等のばね状のものであっても良く、また導電性ゴムや合成樹脂材としても良い。導電性部材を板ばね形状とする場合、その先端部を櫛歯状としても良い。導電性部材を板ばね形状とし、またその先端を櫛歯状とした場合、内外輪の軸心が相対的に傾いても、接触部材に対して導電性部材が片当たりとなることが防止され、接触部材への接触が安定する。
一対の軌道輪のうちのいずれか一方の軌道輪に、上記導電性部材を上記取付部材を介して設け、上記接触部材の軸方向を向く面に上記導電性部材を接触させたものとしても良い。軸方向に向く面で接触させるようにした場合、接触面のグリースの介在が避け易い。この場合に、内輪回転であっても、外輪回転であっても良い。
また、上記取付部材は、外輪の内径面に嵌合する円筒部、および外輪の幅面と当接するフランジ部を有するものとしても良い。この円筒部の嵌合により、取付部材を容易に外輪に取付けることができ、かつフランジ部で軸方向の位置が規制できて、接触がより安定する。
この発明における第1の参考提案例の通電軸受は、それぞれ内輪および外輪となる一対の軌道輪の間に転動体を介在させた転がり軸受であって、導電性を有し外輪の内径面に嵌合する円筒部、および外輪の幅面と当接するフランジ部を有する取付部材を介して、弾性および導電性を有する板ばねからなる導電性部材を上記外輪に取付け、この板ばねからなる導電性部材の先端を、上記内輪に嵌合した軸に取付けられた導電性の接触部材に、内輪の軸中心で接触させ、上記接触部材が、少なくとも球面を有する部材とコイルばねとを有し、この球面を有する部材がコイルばねにより取付部材側に付勢されるものである。
第1の参考提案例の場合、前述の参考提案例につき説明した各作用,効果が得られる。また、第1の参考提案例の場合は、軸中心で接触させるため、接触部材の導電性部材に対する接触部の周速が非常に小さく、略ゼロになり、接触部の摩耗を小さく抑えることができる。また接触部の摩耗が生じ難いことにより、許容回転数を大きくすることが可能となる。導電性部材は、軸に取付けられた導電性の接触部材に内輪の軸中心で接触させるので、両軌道輪に対して接触する一つの導電性部材を設ける場合に比べて、転走面から離れた位置で接触させることが容易で、絶縁性の封入グリースの介在による電気抵抗増加が避け易い。導電性部材は外輪に取付けるため、ハウジングに取付けるものと異なり、軸受自体に導電性部材を備えることができ、軸受の軸受使用機器への組み立てが容易である。第1の発明においても導電性部材を弾性体としても良く、その弾性体は、ばね状や導電性ゴムまたは導電性樹脂のものとしても良い。
また、前記軸が軸方向に振動したときに、その振動を上記接触部材のコイルばねで吸収できるので、導電性部材の接触部材への接触圧を一定に保つことができる。
この発明の通電軸受は、第1の参考提案例において、コイルばねを圧縮コイルばねとし、板ばねからなる導電性部材を外に固定し、板ばねからなる導電性部材の先端を、導電性の接触部材に内輪の軸中心で上記板ばねのばね力により接触させて押し当ている。また、球面を有する部材が圧縮コイルばねにより取付部材側に付勢されて上記導電性部材の接触部材への接触圧を一定に保っている。
すなわち、この発明の通電軸受は、それぞれ内輪および外輪となる一対の軌道輪の間に転動体を介在させた転がり軸受であって、導電性を有し外輪の内径面に嵌合する円筒部、および外輪の幅面と当接するフランジ部を有する取付部材を介して、弾性および導電性を有する板ばねからなる導電性部材を上記外輪に固定し、この板ばねからなる導電性部材の先端を、上記内輪に嵌合した軸に取付けられた導電性の接触部材に、内輪の軸中心で上記板ばねのばね力により接触させて押し当て、上記接触部材が、少なくとも球面を有する部材と圧縮コイルばねとを有し、この球面を有する部材が圧縮コイルばねにより取付部材側に付勢されて上記導電性部材の接触部材への接触圧を一定に保つものである。
この発明の場合も、第1の参考提案例につき説明した作用,効果が得られる。また、導電性部材の先端を、導電性の接触部材に内輪の軸中心で上記板ばねのばね力により接触させて押し当てているため、導電性部材が摩耗してもばね力は継続して働き、常に導電性部材が接触部材に接触した状態を保つことができる。したがって、内外輪間に形成されるバイパス回路の電気抵抗を長期にわたって安定して小さくできる。しかも前記軸が軸方向に振動したときに、その振動を上記接触部材の圧縮コイルばねで吸収できるので、導電性部材の接触部材への接触圧を一定に保つことができる。
また、導電性部材をねじ部材により外輪に締付け固定した場合、ねじを緩めるだけで導電性部材を交換できるので、メンテナンス性が良い。長期使用の後に導電性部材が摩耗限界に至っても、導電性部材が取り替え可能であるため、軸受が寿命に至るまで、通電性能を維持することが可能である。
上記ねじ部材を上記取付部材に螺合させる雌ねじ部は、上記取付部材に形成したバーリング加工部の内周面に設けても良い。バーリング加工部を利用すると、単に板厚内の雌ねじとする場合に比べてねじ孔を深く形成できて、確実な固定が行え、また別部材のナットを用いるものに比べて部品点数が削減される。
上記接触部材は、上記軸内に装着された有底の導電性ガイド筒と、この導電性ガイド筒内に配置される上記球面を有する部材と、導電性ガイド筒内におけるその底部と上記球面を有する部材との間に介装された圧縮コイルばねとを有し、上記導電性ガイド筒の先端開口縁には、その先端から上記球面を有する部材が所定以上進出するのを規制するストッパ部材が設けられたものである。
また、これらの発明において、上記一対の軌道輪の間に熱固化型グリースを封入しても良い。熱固化型グリースを用いると、軸受内部からのグリース漏れが無くなり、導電性部材と接触部材との接触部にグリースが介在することがなく、グリース介在に起因する電気抵抗の増大を回避できる。
1の参考提案例の通電軸受は、導電性を有し外輪の内径面に嵌合する円筒部、および外輪の幅面と当接するフランジ部を有する取付部材を介して、弾性および導電性を有する板ばねからなる導電性部材を上記外輪に取付け、この板ばねからなる導電性部材の先端を、上記内輪に嵌合した軸に取付けられた導電性の接触部材に、内輪の軸中心で接触させ、上記接触部材が、少なくとも球面を有する部材とコイルばねとを有し、この球面を有する部材がコイルばねにより取付部材側に付勢されるものであるため、軸受の内外輪間の電気抵抗を安定して小さくできて、転走面に電食が生じ難くいものとなり、また軸とハウジング間に微小電流を流すことが可能になる。軸中心で接触させるため、摩耗が抑制され、許容回転数を大きくすることが可能となる。また、導電性部材は、軸に取付けられた導電性の接触部材に内輪の軸中心で接触させるので、両軌道輪に対して接触する一つの導電性部材を設ける場合に比べて、転走面から離れた位置で接触させることが容易で、絶縁性の封入グリースの介在による電気抵抗増加が避け易い。またハウジングに導電性部材を取付けるものと異なり、軸受自体に導電性部材を備えるため、機器への組み立てが容易である。導電性部材を取付部材にボルト,ナット等で締付け固定するようにした場合は、導電性部材が摩耗したときに容易に交換が可能となる。また、導電性部材を弾性体とした場合は、摩耗が生じても接触抵抗が経時的に大きくならず、安定して電流を流すことができる。
この発明の通電軸受は、第1の参考提案例において、導電性部材の先端を、導電性の接触部材に内輪の軸中心で上記板ばねのばね力により接触させて押し当てており、上記接触部材は、上記軸内に装着された有底の導電性ガイド筒と、この導電性ガイド筒内に配置される上記球面を有する部材と、導電性ガイド筒内におけるその底部と上記球面を有する部材との間に介装された圧縮コイルばねとを有し、上記導電性ガイド筒の先端開口縁には、その先端から上記球面を有する部材が所定以上進出するのを規制するストッパ部材が設けられたため、導電性部材が摩耗してもばね力は継続して働き、常に導電性部材が接触部材に接触した状態を保つことができる。したがって、内外輪間に形成されるバイパス回路の電気抵抗を長期にわたって安定して小さくできる。しかも前記軸が軸方向に振動したときに、その振動を上記接触部材の圧縮コイルばねで吸収できるので、導電性部材の接触部材への接触圧を一定に保つことができる。導電性部材をねじ部材により外輪に締付け固定した場合、ねじを緩めるだけで導電性部材を交換できるので、メンテナンス性が良い。長期使用の後に導電性部材が摩耗限界に至っても、導電性部材が取り替え可能であるため、軸受が寿命に至るまで、通電性能を維持することが可能である。
この発明において、潤滑剤として熱固化型グリースを封入した場合は、グリースの介在に起因する電気抵抗の増大を回避できる。
(A)はこの発明の参考提案例にかかる通電軸受の断面図、(B),(C)は同通電軸受における取付部材および接触部材の断面図である。 (A)は図1におけるI−I矢視断面図、(B)は(A)におけるII−II矢視断面図、(C)は接触部材の変形例の平面図である。 この発明の他の参考提案例にかかる通電軸受の断面図である。 同通電軸受の正面図である。 この発明のさらに他の参考提案例にかかる通電軸受の断面図である。 同通電軸受の正面図である。 この発明の実施形態にかかる通電軸受の断面図である。 同通電軸受の正面図である。 この発明のさらに他の参考提案例にかかる通電軸受の断面図である。 同通電軸受の正面図である。 この発明のさらに他の参考提案例にかかる通電軸受の断面図である。 同通電軸受の正面図である。 従来例の正面図である。
この発明の第1の参考提案例を図1および図2と共に説明する。図1(A)はこの通電軸受の断面図を示す。この通電軸受は、軌道輪である内輪1と外輪2の間に転動体3を介在させた転がり軸受であって、ここでは回転軸11に嵌着される内輪1が回転側軌道輪とされ、外輪2が固定側軌道輪とされている。転動体3は保持器4で保持されている。転動体3は、鋼球等のボールが用いられ、この通電軸受は、深溝玉軸受とされている。内外輪1,2は軸受鋼等の金属製である。
外輪2の一端部に、導電性材料からなる取付部材5を介して複数の板ばね形状の導電性部材6が取付けられている。導電性部材6は、1個でも、また3個以上であっても良い。取付部材5は鋼板等の金属板とされ、またプレス加工が容易な材質のものとされている。導電性部材6は、ばね性を有する鋼板やその他の金属板が用いられている。
図1(B)は取付部材5の断面図を示す。取付部材5はリング状であって、外輪2の内径面に嵌合する円筒部5aと、外輪2の幅面に当接する外向きフランジ部5bと、内向きフランジ部5cとを有する。取付部材5は1枚の金属板のプレス加工品からなり、外向きフランジ部5bは、円筒部5aの一端から外径側へ延びて、外径縁で折り返された2重形状とされ、片方の折り返し板部分は円筒部5aよりも内径側へ延び、その内径端から上記円筒部5aと反対側へ延びる円筒部5dを介して上記内向きフランジ部5cが内径側へ延びている。上記ばね状の導電性部材6は、内向きフランジ部5cに取付けられている。上記嵌合用の円筒部5aを外輪2の内径面に圧入嵌合させ、外向きフランジ部5bを外輪2の幅面に当接させることで、取付部材5が外輪2に取付けられる。
図1(A)におけるI−I矢視断面図を示す図2(A)のように、上記取付部材5における内向きフランジ部5cの軸受対向側の面に、一対の導電性部材6,6が180°の周回角度を隔てて配置され、リベット等の固着具7によって内向きフランジ部5cに取付けられている。これら導電性部材6は板ばねであって、図2(A)におけるII−II矢視断面図を示す図2(B)のように、固着具7による内向きフランジ部5cへの取付端部から他端部側6aが軸受側に若干起き上がるように折れ曲がっている。導電性部材6の先端は、内向きフランジ部5c側へ若干折り曲げられて接触端部6bとされている。また、これら導電性部材6は、その接触端部6bとなる先端部が軸11の回転方向Rの前方に向くように配置されている。
導電性部材6の先端部である接触端部6bは、単純な平板状としたが、例えば図2(C)に示すように、長さ方向に沿う複数のスリット6bbが平行に形成されて、複数の櫛歯6baが平行に延びる櫛歯状としても良い。
図1に示すように、内輪1の上記取付部材5と対向する端部には導電性材料からなる接触部材8が取付けられ、この接触部材8に導電性部材6の接触端部6bが接触させてある。図1(C)は上記接触部材8の断面図を示す。この接触部材8はリング状であって、内輪1の外径面に嵌合する円筒部8aと、この円筒部8aの一端から内径側および外径側の両方に延びる環状帯部8bとを有する。上記円筒部8aを内輪1の外径面に圧入嵌合させ、環状帯部8bの内径側部分を内輪1の幅面に当接させることで、接触部材8が内輪1に取付けられる。この接触部材8における環状帯部8bの外径側部分と、取付部材5の外向きフランジ部5bとで、軸受内部の潤滑剤が取付部材5と接触部材8との接触部に漏れ出ることを防ぐ仕切壁が形成されている。内外輪1,2間の空間の取付部材5とは反対側の端部は、外輪2に取付けられたシール部材9で封止されている。内外輪1,2間に封入する潤滑剤は、一般のグリースであっても良いが、熱固化型グリースが封入されている。熱固化型グリースは、初期状態では流動性を有していて、熱を与えることによって固形化するものであり、封入後に加熱により固形化される。
この構成によると、内輪1と外輪2の間に電位差が発生しても、内輪1と外輪2との間には、取付部材5と導電性部材6と接触部材8とで電気抵抗の小さいバイパス回路が形成されるため、このバイパス回路を電流が流れることになり、内外輪1,2の転走面と転動体3との間に電流が流れることが防止される。そのため、内外輪1,2の転走面に電食が発生し難くなる。
また、取付部材5に取付けられた導電性部材6は板ばねとされ、そのばね力で接触部材8に押し当てられているので、導電性部材6の接触端部6bが摩耗してもばね力は継続して働き、常に導電性部材6が接触部材8に接触した状態を保つことができる。したがって、内外輪1,2間に形成される上記バイパス回路の電気抵抗を長期にわたって安定して小さくできる。導電性部材6を図2(C)に示すように櫛歯状とした場合は、内外輪1,2の軸心が相対的な傾きによる接触の不安定さを克服することができる。
取付部材5は、その円筒部5aを外輪2の内径面に圧入嵌合させ、外向きフランジ部5bを外輪2の幅面に当接させることで外輪2に取付けられるので、取付部材5の軸方向および径方向の移動を確実に規制でき、導電性部材6の接触部材8への接触をより安定させることができる。
内外輪1,2間の潤滑剤として上記のように熱固化型グリースを封入した場合は、軸受内部からのグリース漏れが無くなる。そのため、導電性部材6と接触部材8との接触部にグリースが介在することがなく、グリース介在に起因する電気抵抗の増大を回避できる。
図3および図4は、この発明における第2の参考提案例を示す。この通電軸受は、図1および図2に示した第1の参考提案例において、内輪1に取付けられるリング状の接触部材8に代えて、取付部材5に対向する回転軸11の端面の軸中心に、ボルトからなる接触部材8Aが取付けてある。接触部材8Aは、回転軸11の端面に形成されたねじ孔に螺合して取付けられる。また、板ばねからなる導電性部材6は、接触端部6bが接触部材8Aのボルト頭部8Aaの中央に押し当てられている。導電性部材6は、取付部材5の内向きフランジ部5cから中央に向けて延ばした取付片5dに、リベット等の固着具7により取付けられている。内外輪1,2間の取付部材5に対向する端部環状空間は、取付部材5の円筒部5aから内径側に延びる仕切り部5eにより封止されている。その他の構成は第1の参考提案例と同じである。
この参考提案例では、導電性部材6を回転軸11の軸中心で接触部材8Aに接触させているので、接触部材8Aの導電性部材6との接触部の周速が非常に小さく、略零になり、接触部の摩耗を小さく抑えることができる。これにより、導電性部材6や接触部材8Aの寿命が向上し、また摩耗が小さいため、回転軸11の許容回転数を大きくすることが可能となる。
図5,図6は、この発明のさらに他の参考提案例を示す。この通電軸受は、図3および図4に示した参考提案例において、回転軸11の端面の軸中心に設ける接触部材として、コンタクトプローブ8Bが用いられている。このコンタククトプローブ8Bは、回転軸11内に回転軸11と同心状に装着したガイドスリーブ12と、導電性材料からなり上記ガイドスリーブ12内に挿入されて軸方向に進退自在な進退ロッド13と、上記ガイドスリーブ12が装着される回転軸11のスリーブ装着穴11aの底部と前記進退ロッド13の後端との間に介装され、進退ロッド13を取付部材5側に付勢する導電性ばね部材14とで構成される。進退ロッド13の先端部13aは凸球面状とされ、この先端部13aに導電性部材6の接触端部6bが押し当てられる。これにより、外輪2と内輪1との間には、取付部材5、導電性部材6、進退ロッド13、導電性ばね部材14、および回転軸11からなる電気抵抗の小さいバイパス回路が構成される。また、取付部材5への導電性部材6の取付けは、これまでの各参考提案例のようにリベッドからなる固着具7で行うのに代えて、ここではねじ部材であるボルト15とナット16により締付け固定するようにしている。なお、内外輪1,2の間の空間の取付部材5に対向する側の端部は、取付部材5の円筒部5aの内径面に嵌合させたシール部材10で封止されている。その他の構成は図3および図4の参考提案例と同じである。
この参考提案例の場合は、導電性部材6を、接触部材として回転軸11の軸中心に設けられたコンタクトプローブ8Bの進退ロッド先端部13aに押し当てているので、接触部材8Bの導電性部材6との接触部の周速が非常に小さくなり、接触部の摩耗をより小さく抑えることができる。また、回転軸11が軸方向に振動したとき、その振動をコンタクトプローブ8Bの導電性ばね部材14で吸収でき、導電性部材6の接触部材8Bへの接触圧を一定に保つことができる。また、導電性部材6をボルト15とナット16とで取付部材5に締付け固定しているので、導電性部材6が摩耗したときに、これを容易に交換することができる。
図7,図8は、この発明の実施形態を示す。この通電軸受は、図3および図4に示した参考提案例において、回転軸11の端面の軸中心に設ける接触部材として、ボールプランジャ8Cが用いられている。このボールプランジャ8Cは、回転軸11内に回転軸11と同心状に装着した有底の導電性ガイド筒17と、この導電性ガイド筒17内に配置される導電性ボール18と、前記導電性ガイド筒17内におけるその底部17aと前記導電性ボール18との間に介装され、導電性ボール18を取付部材5側に付勢する導電性ばね部材19とで構成される。導電性ガイド筒17の先端側口縁にはその先端から導電性ボール18が所定以上進出するのを規制するストッパ部材20が設けられ、その導電性ボール18に導電性部材6の接触端部6bが押し当てられる。これにより、外輪2と内輪1との間には、取付部材5、導電性部材6、導電性ボール18、導電性ばね部材19、導電性ガイド筒17、および回転軸11からなる電気抵抗の小さいバイパス回路が構成される。内外輪1,2の間の空間の取付部材5に対向する側の端部が、取付部材5の円筒部5aの内径面に嵌合させたシール部材10で封止されることは、図5,図6に示した参考提案例と同じである。その他の構成は図3,図4の参考提案例と同じである。
この実施形態の場合も、導電性部材6を、接触部材として回転軸11の軸中心に設けられたボールプランジャ8Cの導電性ボール18に接触させたので、接触部の周速が非常に小さくなり、接触部の摩耗を小さく抑えることができる。また、回転軸11が軸方向に振動したときに、その振動をボールプランジャ8Cの導電性ばね部材19で吸収できるので、導電性部材6の接触部材8Cへの接触圧を一定に保つことができる。
図9,図10は、この発明のさらに他の参考提案例を示す。この通電軸受は、図3および図4に示した参考提案例において、取付部材5への導電性部材6の取付けを、リベットからなる固着具7に代えて、ボルト15とナット16により締付け固定している。これにより、導電性部材6が摩耗したときに、これを容易に交換することもできる。なお、内外輪1,2の間の空間の取付部材5と対向する側の端部は、取付部材5の円筒部5aの内径面に嵌合させたシール部材10で封止されている。
図11,図12は、この発明のさらに他の参考提案例を示す。この通電軸受は、図5,図6に示した参考提案例において、取付部材5への導電性部材6の取付けを、ボルト15とナット16による締付け固定に代えて、取付部材5の取付片5dに形成したバーリング加工部5fの内周面の雌ねじ部5faにボルト21を螺合させることで、導電性部材6を締付け固定するようにしている。その他の構成は図5,図6の参考提案例と同じである。
この参考提案例の場合は、取付部材5のバーリング加工部5fに螺合させたボルト21で、導電性部材6を取付部材5に締付け固定しているので、導電性部材6を交換可能に取付ける構造を少ない部品点数で実現でき、コストの低減および組立の簡略化が可能となる。
なお、上記実施形態および各参考提案例の構成の通電軸受は、内外輪1,2間に予期しない電圧差が生じたときに、転動体3を避けたバイパス回路を経て電流を流す場合に限らず、所定の電気回路の通電路の一部として上記バイパス回路を利用する場合にも適用可能である。
なお、上記実施形態および各参考提案例は内輪1が回転するものとしたが、外輪2が回転するものとし、内輪2は固定の軸(図示せず)に取付けられるものとしても良い。
1…内輪(軌道輪)
2…外輪(軌道輪)
3…転動体
5…取付部材
5a…円筒部
5b…外向きフランジ部
6…導電性部材
8C…接触部材
11…軸
15…ボルト
16…ナット
18…導電性ボール(球面を有する部材)
19…コイルばね

Claims (2)

  1. それぞれ内輪および外輪となる一対の軌道輪の間に転動体を介在させた転がり軸受であって、導電性を有し外輪の内径面に嵌合する円筒部、および外輪の幅面と当接するフランジ部を有する取付部材を介して、弾性および導電性を有する板ばねからなる導電性部材を上記外輪に固定し、この板ばねからなる導電性部材の先端を、上記内輪に嵌合した軸に取付けられた導電性の接触部材に、内輪の軸中心で上記板ばねのばね力により接触させて押し当て、上記接触部材が、少なくとも球面を有する部材と圧縮コイルばねとを有し、この球面を有する部材が圧縮コイルばねにより取付部材側に付勢されて上記導電性部材の接触部材への接触圧を一定に保つものであり、
    上記接触部材は、上記軸内に装着された有底の導電性ガイド筒と、この導電性ガイド筒内に配置される上記球面を有する部材と、導電性ガイド筒内におけるその底部と上記球面を有する部材との間に介装された圧縮コイルばねとを有し、上記導電性ガイド筒の先端開口縁には、その先端から上記球面を有する部材が所定以上進出するのを規制するストッパ部材が設けられた通電軸受。
  2. 上記一対の軌道輪の間に熱固化型グリースを封入した請求項に記載の通電軸受。
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