JP2014020479A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カバー部材21と、シール部材30とを備える。シール部材30の芯金31には、回転側部材11の外周面に摺接する摺接部36を有するシールリップ35が固着される。シールリップ35の外周部には複数の磁性体50が周方向に配列される。カバー部材21側には、複数の磁性体50を磁力によって吸着することでシールリップ35の摺接部36を回転側部材11から離反させる電磁コイル55が配設される。回転側部材1の外周の周方向には複数の永久磁石61が配設される。カバー部材21側には複数の永久磁石61に対応する発電コイル65が配設される。電磁コイル55と発電コイル65とが接続線70、71によって接続される。
【選択図】図2
Description
また、シール部材130の芯金131には、回転側部材111の外周面に摺接する摺接部136を有する弾性体よりなるシールリップ135が固着されている。
また、前記したような構造をもつ密封装置としては、例えば特許文献1に開示されている。
このため、回転側部材の高速回転に対応するために、回転側部材の外周面に対し非接触のシール部材が用いられることがあるが、非接触のシール部材を用いると密閉性が低下する。
一方、回転側部材の回転に伴って、回転側部材外周の複数の磁石がカバー部材側の発電コイルに対し回転することで電流が発生し、その電流が接続線を通して電磁コイルに流れ磁力が発生する。
回転側部材の回転速度が速くなればなるほど、発電コイルの発電量が大きくなり、これに比例して電磁コイルの磁力が大きくなる。
そして、回転側部材の回転速度が設定値以上になる高速回転時には、電磁コイルに発生する磁力によって、電磁コイルにシールリップの外周部の複数の磁性体が吸着される。
これによって、シールリップが弾性的に拡径され、シールリップの摺接部が回転側部材の外周面から離反され、非接触状態となる。
このため、回転側部材の回転速度が設定値以上になる高速回転時には、回転側部材に対するシールリップの摺接部の摺動による発熱や摩耗が抑制される。
この実施例1においては、鉄道車両の車輪用転がり軸受装置に組み付けられる密封装置を例示する。
図1と図2に示すように、鉄道車両の転がり軸受装置は、車輪が配設される回転軸12の一端側に形成された小径軸部12aの外周面に配設される内輪部材13と、この内輪部材13の外周に環状空間を隔てて同一中心線上に配設される外輪部材16と、これら内・外輪部材13、16間に転動可能に配設される複数の転動体18と、これら転動体18を保持する保持器19とを備えている。
この規制部材14は、回転軸12の大径軸部12bの外周面に嵌込まれる筒部14aと、この筒部14aの一端から径方向内方へ環状に突出され、その内径端が小径軸部12aの内周面に近接する内径側環状部14bと、筒部14aの他端から径方向外方へ環状に突出された外径側環状部14cとを有し、その外径側環状部14cの一側面には、環状溝14dが形成されている。そして、規制部材14は、その内径側環状部14bの一側面に対し内輪部材13の端面が当接した状態で小径軸部12aの外周面に対する内輪部材13の嵌込み量を規制する。
また、固定筒部22の端部外周面には、外輪部材16の開口孔部17の奥側に形成された環状溝17aに係合してカバー部材21の抜け止めをなす環状突部22aが形成されている。
芯金31は、カバー部材21の嵌込み筒部24の内周に嵌込まれて固定される筒状部32と、この筒状部32の一端からカバー部材21の嵌込み筒部24と小径筒部26との間の段差部23に沿って径方向内方へ曲げられた環状部33とを有している。
この弾性部材34には、回転側部材11としての規制部材14の筒部14a外周面に摺接する摺接部36を有するシールリップ35と、規制部材14の筒部14a外周面に僅かな隙間をもって接近しラビリンスを構成するシールリップ38とが軸方向に所定間隔を隔てて延出されている。
また、シールリップ35は、その内径側に突出されて縦断面V字状に形成され、その内径側突出部を摺接部36としている。
また、シールリップ35は、その摺接部36を所望とする弾性力をもって規制部材14の筒部14a外周面に圧接させるために、外径側の環状V溝部に無端環状のコイルスプリング37が組み付けられている。
これら複数の磁性体50は、径方向に延び内径側端部がシールリップ35の先端寄り外周部に埋め込まれて固着される結合片51と、この結合片51の外径側端部から軸方向に曲げられた被吸着片52とを有してL字状をなしている。
一方、カバー部材21の小径筒部26の内周面には、複数の永久磁石61に対応する発電コイル65が配設されている。この発電コイル65は、小径筒部26の内周面に絶縁を保って嵌込まれる環状の鉄心66と、この鉄心66の内周面から径方向内方へ突出された複数の突出部67に巻回されたコイル68とを有している。
そして、電磁コイル55と発電コイル65とが接続線70、71によって接続されている。なお、接続線70、71の一部はシール部材30の芯金31の環状部33を貫通して配線されている。
したがって、回転軸12が停止あるいは低速回転時には、シール部材30のシールリップ35の摺接部36が回転側部材11としての規制部材14の筒部14aの外周面に摺接することで密閉性が確保される。
一方、回転軸12の回転に伴って、この回転軸12と一体に回転する規制部材14外周の複数の永久磁石61がカバー部材21側の発電コイル65に対し回転することで電流が発生し、その電流が接続線70、71を通して電磁コイル55に流れる。これによって、電磁コイル55に磁力が発生する。
そして、回転軸12の回転速度が設定値以上になる高速回転時には、電磁コイル55に発生する磁力によって、電磁コイル55にシール部材30のシールリップ35の外周部の複数の磁性体50が吸着される。
このため、回転軸12の回転速度が設定値以上になる高速回転時には、規制部材14の筒部14aの外周面に対するシールリップ35の摺接部36の摺動による発熱や摩耗が抑制される。これによって、シール部材30の耐久性の向上を図ることができる。
例えば、前記実施例1に係る密封装置においては、鉄道車両の車輪用転がり軸受装置に組み付けられる密封装置である場合を例示したが、軸状の回転側部材と筒状の固定側部材との間を密封する密封装置として採用することができる。
12 回転軸
15 固定側部材
16 外輪部材
20 密封装置
21 カバー部材
30 シール部材
31 芯金
35 シールリップ
36 摺接部
50 磁性体
55 電磁コイル
61 永久磁石(磁石)
65 発電コイル
70、71 接続線
Claims (1)
- 軸状の回転側部材と、この回転側部材の外周に同一中心線上に配設される筒状の固定側部材との間を密封するために、前記固定側部材の開口部に嵌込まれて固定される筒状のカバー部材と、このカバー部材の内周に嵌込まれて固定される芯金を有するシール部材とを備えた密封装置であって、
前記シール部材の芯金には、前記回転側部材の外周面に摺接する摺接部を有する弾性体よりなるシールリップが固着され、
前記シールリップの外周部には複数の磁性体が周方向に配列され、
前記カバー部材側には、前記複数の磁性体を磁力によって吸着することで前記シールリップの摺接部を前記回転側部材から離反させる電磁コイルが配設され、
前記回転側部材の外周の周方向には複数の磁石が配設され、
前記カバー部材側には前記複数の磁石に対応する発電コイルが配設され、
前記電磁コイルと前記発電コイルとが接続線によって接続されていることを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
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JP2012160582A JP5910385B2 (ja) | 2012-07-19 | 2012-07-19 | 密封装置 |
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JP5910385B2 JP5910385B2 (ja) | 2016-04-27 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017145954A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 立川ブラインド工業株式会社 | ワンウェイクラッチ及びこれを備えた遮蔽装置 |
JP2019521026A (ja) * | 2016-05-19 | 2019-07-25 | ユージェット エス.エー. | 車両用駆動ユニットを有するホイール、ホイールの取り付け方法、及びホイールの軸受装置をシールするためのシール装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0928053A (ja) * | 1995-07-12 | 1997-01-28 | Okuma Mach Works Ltd | 電動機のシール構造 |
JP2009250393A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置 |
-
2012
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