JP4936939B2 - 遊技機用演出装置及びそれを用いた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機のセンター役物等に用いられる遊技機用演出装置と、そのような演出装置が遊技盤に配置されたパチンコ機等の遊技機に関する。
例えば、スロットマシンにおいて、演出表示用の液晶表示装置(可変表示手段)の前方側に、左右スライド可能な扉部材が前後に複数(3枚)並べられた遮蔽部材を配置することが開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−40413号公報(図6)
このような遊技機によれば、演出表示を行う液晶表示装置の前方側で、前後に並ぶ複数(3枚)の扉部材が開閉移動することによって、遊技者の興趣を高めることができる。ところが、一連の開閉移動を行う複数の扉部材に対して複数(2個)の電動モータ(駆動手段)が配置されているため、装置が大型化して重量が増大するとともに、複数の電動モータの駆動を制御するために制御系も複雑になる。また、遮蔽部材を駆動する電動モータや隣り合う扉部材間に設ける長孔とピン(連動手段)を遮蔽部材(扉部材)の下部にのみ設置してあるため、遮蔽部材(扉部材)の上部の姿勢が不安定になりやすくなる。
本発明の課題は、複数の扉部材が可変表示手段を遮蔽する方向又は露出させる方向に移動する際に、上部側に連動手段が配置された扉部材の下部側の姿勢を安定させるとともに、構造の簡素化を図ることのできる遊技機用演出装置とそれを用いた遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技機用演出装置は、
遊技盤に配置されてその遊技盤上での遊技状態の変化に応じた演出表示を行う可変表示手段と、
前記遊技盤に固定される矩形状のケーシングと、
前記遊技盤の遊技者側となる前方側において複数の扉部材が前後方向に重なり合うように配置されるとともに、各扉部材が前記可変表示手段に沿って互いに平行な異なる直線状ルートを閉鎖方向へ向って所定の順序で移動することにより、前記可変表示手段の表示領域を遮蔽可能な遮蔽手段と、
その遮蔽手段が前記閉鎖方向又はそれとは反対の開放方向へ移動する際にそれらの移動方向への移動を開始する扉部材を始動扉としたとき、その始動扉に駆動力を及ぼして移動を開始させるための駆動手段と、
その駆動手段から前記始動扉へもたらされた駆動力を後続の扉部材へ順次動力伝達するために、互いに隣り合う前記扉部材の上部から直接又は他部材を介して間接的に各々突出形成されるとともに、前記移動方向に沿って前記ケーシングの上部に固定配置された直線状の軌道部材上で接当してスライド移動するスライダを有する1又は複数の連動手段と、
前記扉部材の下部において、前記ケーシングの下部及び/又は隣接する前記扉部材の下部を案内ガイドとして上下方向の軸線周りで回転可能な回転輪を有する案内手段とを備え、
前記駆動手段が前記始動扉を前記移動方向へ駆動するとき、前記複数の扉部材は、上部においては前記連動手段を介し、下部においては前記案内手段を介して前記移動方向へ移動することを特徴とする。
このように、隣り合う扉部材は、上部においては、軌道部材上で接当してスライド移動するスライダを有する連動手段で動力伝達するとともに、下部においては、上下方向の軸線周りで回転可能な回転輪を有する案内手段を介して移動する。したがって、複数の扉部材が可変表示手段を遮蔽する方向又は露出させる方向に移動する際に、上部側に連動手段が配置された扉部材の下部側の姿勢を案内手段により安定させることができる。具体的には、案内手段(回転輪)によって、軌道部材上のスライダを中心とする扉部材の前後方向の振れ(揺動)を抑制することができる。また、扉部材の下部には連動手段が設けられないので構造が簡素化されるとともに、移動の際に扉部材の下部が受ける抵抗が小さくなるので駆動手段にかかる負荷が小さくなる。さらに、複数の扉部材に対して単一の駆動手段で駆動することも可能になるので、装置の小型化・軽量化や制御系の単純化を図ることができる。
その際、案内手段の回転輪は、ケーシングの下部において扉部材の下部を挿入するために形成された溝部を構成する案内壁の内面に接当することができる。これによって、上記した扉部材の前後方向の振れ(揺動)をより確実に抑制することができる。
また、案内手段の回転輪は、隣接する扉部材の下部において表面に直接又は他部材を介して間接的に接当することができる。これによっても、上記した扉部材の前後方向の振れ(揺動)をより確実に抑制することができる。
具体的には、案内手段の回転輪は、扉部材に移動方向に沿って複数個(例えば2個)取り付けられ、扉部材の前方側及び後方側のうちいずれか一方側においては、すべての回転輪が同時に溝部の案内壁内面に接当し得るとともに、扉部材の他方側においては、移動に伴っていずれかの回転輪が隣接する扉部材の表面に接当する場合がある。これによって、上記した扉部材の前後方向の振れ(揺動)を一層確実に抑制して扉部材を円滑に移動させることができる。ただし、扉部材の他方側においては、移動に伴って隣接する扉部材の表面に接当する回転輪の個数が変化するケース、及び/又は接当する回転輪の組合せが変化するケースとを含む。
なお、隣接する扉部材の表面に回転輪を案内するための勾配面(傾斜面)が設けられていると、その接当表面への回転輪の移動(乗り上げ)が円滑に行える。
これらの遊技機用演出装置において、始動扉には、複数の扉部材が各々の移動位置に展開して可変表示手段の表示領域を遮蔽する閉鎖状態へ移行したときに、移動方向及び/又は前後方向への変位を抑制するための保持手段が設けられていることが望ましい。このような保持手段を設けることによって、駆動手段により駆動される始動扉を閉鎖状態において安定して保持することができる。
具体的には、保持手段は、始動扉をケーシングに対して磁気的に吸着保持させる吸着部材(例えば、永久磁石と強磁性体の組合せ)で構成することができる。磁気的な吸着作用を利用して始動扉を保持するので、駆動手段により開放方向に駆動切替したとき、閉鎖状態(安定保持状態)から開放状態(離脱状態)へ円滑に移行できる。したがって、始動扉を閉鎖・開放するための機械的な切替手段を要しない。
そして、始動扉に隣接する扉部材はその始動扉に設けられた保持手段が装入可能な空間を形成するための切欠部を有し、遮蔽手段を構成する複数の扉部材が可変表示手段の表示領域を外れた収納位置にて重なり合う開放状態にあるときに、始動扉の保持手段を隣接する扉部材の切欠部に収容させることができる。このように、開放状態において保持手段(吸着部材)が切欠部に収容されることによって、保持手段ひいては複数の扉部材をコンパクトに収納することができる。
なお、隣接する扉部材の切欠部が、その隣接する扉部材の表面に回転輪を案内するための勾配面(傾斜面)に繋がる形で設けられていると、遮蔽手段(複数の扉部材)の小さなスペースに保持手段(吸着部材)及び回転輪を配置することができる。
そして、上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、以上のような遊技機用演出装置が、遊技盤に固定配置されたことを特徴とする。
このように、複数の扉部材が可変表示手段を遮蔽する方向又は露出させる方向に移動する際に、上部側に連動手段が配置された扉部材の下部側の姿勢が安定するとともに、遊技機としての構造の簡素化を図ることもできる。
なお、本発明の遊技機には、(1)パチンコ機等の弾球遊技機、(2)スロットマシンやパチスロ機等の回胴式遊技機、(3)ポーカーゲーム機等の各種ゲーム機、等が含まれる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技機用演出装置としてのセンター役物を備えたパチンコ機を例示する正面図である。図1に示すように、パチンコ機1(遊技機)の遊技盤2の盤面2a(前面)には、ほぼ左半周が内外2本の発射レール2bによって区画され、全体としてほぼ円形の遊技領域2cが形成されている。遊技領域2cのほぼ中央後方に配置されて遊技盤2上での遊技状態の変化に応じた演出表示を行う液晶表示部10(可変表示手段)と、遊技盤2に固定されて液晶表示部10を保持する矩形枠状のケーシング20と、ケーシング20の前方に固定されて液晶表示部10を取り囲むように配置された前側装飾部3とを含むセンター役物100(遊技機用演出装置)が遊技盤2に取り付けられている。
図2は本発明に係るセンター役物の一例を示し、スライド扉の開放状態における平面図、正面図及び側面図、図3はセンター役物の主要部の斜視図、図4はその平面図及び正面図、図5はB1−B1断面拡大図及びA1−A1断面拡大図、図6はC1−C1断面拡大図及びD1−D1断面拡大図である。図2に示すように、センター役物100はさらに、障子のようにスライド開閉する各3枚の扉部材31,32,33を有する左右一対のスライド扉30L,30R(遮蔽手段)と、スライド扉30L,30Rのうちの始動扉31,31を各々駆動するための左右一対の電動モータ40L,40R(駆動手段)と、スライド扉30L,30Rのうちの付勢扉33,33を各々開放方向へ付勢するための左右一対の引張コイルばね50L,50R(弾発部材;付勢手段)と、スライド扉30L,30Rのうちの始動扉31,31から中間扉32,32へ各々動力伝達するための左右一対の第一係合部60L,60R(第一の連動手段)と、スライド扉30L,30Rのうちの中間扉32,32から付勢扉33,33へ各々動力伝達するための左右一対の第二係合部70L,70R(第二の連動手段)と、を備えている。
図2(b)に示すように、センター役物100の主要部は左右対称に形成・配置されているので、以下の説明においては、向って右側の構成部材で代表して記載する。その際右側を意味する「R」の符号を省略する。
図3及び図4に示す開放状態において、スライド扉30は、3枚の扉部材31,32,33が液晶表示部10(図2参照)の前方側(遊技者側)で前後方向に重なり合う収納位置に配置されている。各扉部材31,32,33は、液晶表示部10に沿って互いに平行な異なる直線状ルートを閉鎖方向(図中左方向)へ向って順次移動することにより、液晶表示部10の表示領域11を遮蔽する(図2,図7参照)。なお、スライド扉30を構成する各扉部材31,32,33は、左右方向(移動方向)に短辺部30a、上下方向(直交方向)に長辺部30bを有し、ほぼ同じ大きさの矩形板状に形成されている。
電動モータ40は、スライド扉30が閉鎖方向(左方向)へ移動する際に、3枚の扉部材31,32,33のうち最も後方側(奥側)に位置する始動扉31に駆動力を及ぼして移動を開始させる。具体的には、電動モータ40の回転駆動は、歯車列41とラック機構42を介して始動扉31の直線移動に動力伝達されている。なお、符号43は電動モータ40の回転停止位置(扉部材31,32,33の収納位置)を規定するためのフォトセンサ(検出手段)を示す。また、符号44は、始動扉31(又はラック機構42)とケーシング20(図2参照)との間に取り付けられ、始動扉31の移動を円滑にするための一対のローラ(案内輪)を示す。
引張コイルばね50は、3枚の扉部材31,32,33のうち最も前方側(遊技者側)に位置して最後に閉鎖方向(左方向)への移動を開始する付勢扉33と、ケーシング20(図2参照)との間に掛け渡され、付勢扉33に作用して閉鎖方向とは反対の開放方向(右方向)に付勢している。
第一係合部60は始動扉31と中間扉32との間に配置され、電動モータ40から始動扉31へもたらされた駆動力を中間扉32へ動力伝達する。一方、第二係合部70は中間扉32と付勢扉33との間に配置され、電動モータ40から始動扉31を経て中間扉32へもたらされた駆動力を、中間扉32からさらに付勢扉33へ動力伝達する。
具体的には図5に示すように、第一係合部60は、始動扉31から前方へ一体的に突出する係合ピン61と、中間扉32を吊下げ保持する保持板34に形成された長孔62とを有する。そして、係合ピン61の先端部が左右方向に移動可能に長孔62に係合している。また、第二係合部70は、中間扉32を吊下げ保持する保持板34から突出形成された一対の中間扉側スライダ72a,72bと、付勢扉33を吊下げ保持する保持板35から突出形成された一対の付勢扉側スライダ73a,73bとを有する。そして、中間扉側スライダ72a,72bと付勢扉側スライダ73a,73bとは、左右方向に沿ってケーシング20に固定配置された直線状のガイドレール23(軌道部材)上で交互に(入れ子状に)配置されている。したがって、移動方向によって一方側のスライダが他方側のスライダに接当し、中間扉32と付勢扉33とを同じ方向にスライド移動させることができる。
図5に示すように、矩形枠状のケーシング20の上辺部20a(図2(b)参照)には上方溝部21(溝部)が形成されている。上方溝部21は、扉部材31,32,33の上端部側の短辺部30a(図4(b)参照)をそれぞれ挿入するための上部直線状ルートを構成するとともに、第一係合部60及び第二係合部70を収容している。また、引張コイルばね50は、ケーシング20の上辺部20a側において、ガイドレール23の近傍に平行状に配置されるとともに、スライダ72a,72b,73a,73bの移動方向(左右方向)に沿って弾性変形する。さらに、第一係合部60における係合ピン61の移動軌跡と、第二係合部70におけるスライダ72a,72b,73a,73bの移動軌跡(ガイドレール23)とは、前後方向において互いに重なり合うように(すなわち、上下方向において高さが一致するように)配置されている。
したがって、電動モータ40、引張コイルばね50、第一係合部60及び第二係合部70は、いずれもケーシング20の上辺部20a側に配置されることになる。
図6に示すように、矩形枠状のケーシング20の下辺部20bには下方溝部22(溝部)が形成されている。下方溝部22は、扉部材31,32,33の下端部側の短辺部30a(図4(b)参照)をそれぞれ挿入するための下部直線状ルートを構成する。また、扉部材32,33には、下方溝部22の案内壁内面24及び/又は扉部材32の下部表面を案内ガイドとして、上下方向の軸線O(図4参照)周りで回転可能な複数(例えば4個)の案内ローラ82a,82b,83a,83b(回転輪)が案内手段80として配置されている。
具体的には、中間扉32の下端部において、2個の中間扉用案内ローラ82a,82bがガイドレール23と平行なD1−D1切断線に沿って配置され(図4参照)、ケーシング20の下方溝部22に形成された、前後に対向する案内壁内面24に接当し得る。
また、付勢扉33の下端部において、2個の付勢扉用案内ローラ83a,83bがガイドレール23と平行なC1−C1切断線に沿って配置され(図4参照)ている。付勢扉用案内ローラ83a,83bは、前方側(遊技者側)においては、ともに下方溝部22の案内壁内面24に接当し、後方側(奥側)においては、一方の案内ローラ83bが中間扉32の下部表面に接当し得る。ただし、中間扉32の表面に接当する付勢扉用案内ローラは移動に伴って入れ替わり、開放状態では右側の案内ローラ83b(図6(a)参照)、閉鎖状態では左側の案内ローラ83aとなる(図11(a)参照)。
始動扉31には、3枚の扉部材31,32,33が各々の移動位置に展開して液晶表示部10の表示領域11を遮蔽する閉鎖状態へ移行したときに(図7参照)、始動扉31をケーシング20に対して磁気的に吸着保持させる吸着部材90(保持手段)が設けられている(図11参照)。具体的には、ケーシング20の下辺部20bの左右方向中央位置に永久磁石91が埋設され、始動扉31の下端部に鋼板92(強磁性体)が固定され、磁気的な吸着力によって移動方向及び前後方向への変位を抑制している。
また、中間扉32は、始動扉31に設けられた鋼板92が装入可能な空間Sを形成するための切欠部32aを有している。したがって、図6に示す開放状態において、3枚の扉部材31,32,33が液晶表示部10(図2参照)の前方側(遊技者側)で前後方向に重なり合う収納位置に配置されているとき、始動扉31の鋼板92を中間扉32の切欠部32aに収容させることができる。
さらに、中間扉32の切欠部32aが、中間扉32の接当表面に付勢扉用案内ローラ83aを案内するための勾配面32b(傾斜面)に繋がる形で設けられているので、接当表面へのローラ83aの移動(乗り上げ)が円滑に行える。なお、切欠部32aとは反対側の中間扉32の接当表面にも、付勢扉用案内ローラ83bを案内するための勾配面32c(傾斜面)が設けられているので、接当表面へのローラ83bの移動(乗り上げ)が円滑に行える。
以上で説明したセンター役物100の作動について、図7〜図15を参照しつつさらに説明する。電動モータ40の駆動回転によって始動扉31が移動方向(閉鎖方向又は開放方向)へ駆動されるとき、3枚の扉部材31,32,33は、上部においては第一係合部60及び第二係合部70を介し、下部においては案内ローラ80を介して移動する。
<開放状態から閉鎖状態への移行>
スライド扉30は、図2〜図6に示す開放状態(3枚の扉部材31,32,33が液晶表示部10の表示領域11を外れた収納位置にて前後方向に重なり合う状態)から、図12〜図15に示す中間状態を経て、図7〜図11に示す閉鎖状態(3枚の扉部材31,32,33が各々の移動位置に展開して液晶表示部10の表示領域11を遮蔽する状態)に移行する。
ケーシング20の上辺部20aでは、開放状態において、電動モータ40が始動扉31を閉鎖方向(左方向)へ駆動すると、第一係合部60の係合ピン61が長孔62内を移動する間、始動扉31のみが閉鎖方向へ移動する(図5参照)。次に、第一係合部60の係合ピン61が長孔62と係合することにより、始動扉31と中間扉32とが同時に閉鎖方向へ移動する(図5参照)。さらに、第二係合部70の中間扉側スライダ72bが付勢扉側スライダ73aに接当すると、始動扉31及び中間扉32とともに付勢扉33が、引張コイルばね50の付勢力に抗して(引張コイルばね50を徐々に伸長させながら)閉鎖方向へ移動する(図14参照)。その後、始動扉31から中間扉32を経て付勢扉33に至る3枚の扉部材が各々の移動位置に展開し、閉鎖状態への移行が完了する(図10参照)。
このときケーシング20の下辺部20bでは、中間扉用案内ローラ82a,82bが下方溝部22の案内壁内面24に接当して、ガイドレール23を中心とする中間扉32の前後揺動を防止する(図6,図15,図11参照)。また、閉鎖方向への移動前半では、付勢扉用案内ローラ83bが下方溝部22の案内壁内面24と中間扉32の下部表面とに接当し(図6参照)、閉鎖方向への移動後半では、付勢扉用案内ローラ83aが下方溝部22の案内壁内面24と中間扉32の下部表面とに接当して(図15,図11参照)、ガイドレール23を中心とする付勢扉33の前後揺動を防止する。その後、閉鎖状態への移行が完了したとき、鋼板92が永久磁石91に吸着されることにより、始動扉31がケーシング20に固定される(図11参照)。
<閉鎖状態から開放状態への復帰>
スライド扉30は、図7〜図11に示す閉鎖状態(3枚の扉部材31,32,33が各々の移動位置に展開して液晶表示部10の表示領域11を遮蔽する状態)から、図12〜図15に示す中間状態を経て、図2〜図6に示す開放状態(3枚の扉部材31,32,33が液晶表示部10の表示領域11を外れた収納位置にて前後方向に重なり合う状態)に復帰する。
ケーシング20の上辺部20aでは、閉鎖状態において、電動モータ40が始動扉31を開放方向(右方向)へ駆動すると、付勢扉33は引張コイルばね50の付勢力によって(引張コイルばね50を徐々に縮小させながら)開放方向へ移動する。このとき、第二係合部70の付勢扉側スライダ73aは中間扉側スライダ72bに接当し、第一係合部60の長孔62は係合ピン61と係合するので、3枚の扉部材31,32,33は展開状態で開放方向へ移動する(図10参照)。
次に、引張コイルばね50が最小寸法まで縮小して、第二係合部70の付勢扉側スライダ73bが収納位置に達すると、第一係合部60の係合ピン61が長孔62内を移動する間、始動扉31のみが閉鎖方向へ移動する。その後、第一係合部60の係合ピン61が長孔62と係合し、始動扉31と中間扉32とが同時に開放方向へ移動して、第二係合部70の中間扉側スライダ72aが付勢扉側スライダ73aに接当したとき、開放状態への復帰が完了する(図5参照)。なお、このときフォトセンサ43の検出により、電動モータ40の回転が停止する。
このときケーシング20の下辺部20bでは、鋼板92と永久磁石91との吸着が解除され、中間扉用案内ローラ82a,82bが下方溝部22の案内壁内面24に接当して、ガイドレール23を中心とする中間扉32の前後揺動を防止する(図11,図15,図6参照)。また、開放方向への移動前半では、付勢扉用案内ローラ83aが下方溝部22の案内壁内面24と中間扉32の下部表面とに接当し(図11,図15参照)、開放方向への移動後半では、付勢扉用案内ローラ83bが下方溝部22の案内壁内面24と中間扉32の下部表面とに接当し(図6参照)、ガイドレール23を中心とする付勢扉33の前後揺動を防止する。
このように、ケーシング20の上辺部20aでは、始動扉31と中間扉32との間及び中間扉32と付勢扉33との間を係合部60,70で動力伝達するとともに、電動モータ40が始動扉31に駆動力を及ぼして最初に閉鎖方向への移動を開始させ、引張コイルばね50が付勢扉33に作用して開放方向に付勢する。したがって、特に3枚の扉部材31,32,33を閉鎖方向へ移動する場合に、始動扉31と中間扉32との間及び中間扉32と付勢扉33との間の相互位置関係が安定して、扉部材毎の停止位置のずれや、開閉サイクル毎の連動関係のずれが生じにくくなる。また、3枚の扉部材31,32,33に対して単一の電動モータ40で駆動するので、センター役物100の小型化・軽量化や制御系の単純化を図ることができる。
一方、ケーシング20の下辺部20bでは、3枚の扉部材31,32,33が閉鎖方向又は開放方向に移動する際に、扉部材31,32,33の下部側の姿勢を案内ローラ80により安定させることができる。案内ローラ80によって、ガイドレール23上のスライダ72a,72b,73a,73bを中心とする扉部材31,32,33の前後方向の振れ(揺動)を抑制することができる。また、扉部材31,32,33の下部には電動モータ40や係合部60,70が設けられないので構造が簡素化されるとともに、移動の際に扉部材31,32,33の下部が受ける抵抗が小さくなるので電動モータ40にかかる負荷が小さくなる。
本発明に係る遊技機用演出装置としてのセンター役物を備えたパチンコ機を例示する正面図。 本発明に係るセンター役物の一例を示し、スライド扉の開放状態における平面図、正面図及び側面図。 図2の主要部の斜視図。 図3の平面図及び正面図。 図2(b)又は図4(b)のB1−B1断面拡大図及びA1−A1断面拡大図。 図2(b)又は図4(b)のC1−C1断面拡大図及びD1−D1断面拡大図。 スライド扉の閉鎖状態における平面図及び正面図。 図7の主要部の斜視図。 図8の平面図及び正面図。 図7(b)又は図9(b)のB2−B2断面拡大図及びA2−A2断面拡大図。 図7(b)又は図9(b)のC2−C2断面拡大図及びD2−D2断面拡大図。 スライド扉の中間状態における正面図。 図12の主要部の平面図及び正面図。 図12又は図13(b)のB3−B3断面拡大図及びA3−A3断面拡大図。 図12又は図13(b)のC3−C3断面拡大図及びD3−D3断面拡大図。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
2a 盤面
10 液晶表示部(可変表示手段)
11 表示領域
20 ケーシング
21 上方溝部(溝部)
22 下方溝部(溝部)
23 ガイドレール(軌道部材)
24 案内壁内面
30 スライド扉(遮蔽手段)
31 始動扉(扉部材)
32 中間扉(扉部材)
32a 切欠部
32b 勾配面(傾斜面)
33 付勢扉(扉部材)
40 電動モータ(駆動手段)
50 引張コイルばね(弾発部材;付勢手段)
60 第一係合部(第一の連動手段)
61 係合ピン
62 長孔
70 第二係合部(第二の連動手段)
72a,72b 中間扉側スライダ
73a,73b 付勢扉側スライダ
80 案内ローラ(回転輪;案内手段)
82a,82b 中間扉用案内ローラ(回転輪;案内手段)
83a,83b 付勢扉用案内ローラ(回転輪;案内手段)
90 吸着部材(保持手段)
91 永久磁石
92 鋼板(強磁性体)
100 センター役物(遊技機用演出装置)
O 回転軸線

Claims (7)

  1. 遊技盤に配置されてその遊技盤上での遊技状態の変化に応じた演出表示を行う可変表示手段と、
    前記遊技盤に固定される矩形状のケーシングと、
    前記遊技盤の遊技者側となる前方側において複数の扉部材が前後方向に重なり合うように配置されるとともに、各扉部材が前記可変表示手段に沿って互いに平行な異なる直線状ルートを閉鎖方向へ向って所定の順序で移動することにより、前記可変表示手段の表示領域を遮蔽可能な遮蔽手段と、
    その遮蔽手段が前記閉鎖方向又はそれとは反対の開放方向へ移動する際にそれらの移動方向への移動を開始する扉部材を始動扉としたとき、その始動扉に駆動力を及ぼして移動を開始させるための駆動手段と、
    その駆動手段から前記始動扉へもたらされた駆動力を後続の扉部材へ順次動力伝達するために、互いに隣り合う前記扉部材の上部から直接又は他部材を介して間接的に各々突出形成されるとともに、前記移動方向に沿って前記ケーシングの上部に固定配置された直線状の軌道部材上で接当してスライド移動するスライダを有する1又は複数の連動手段と、
    前記扉部材の下部において、前記ケーシングの下部及び/又は隣接する前記扉部材の下部を案内ガイドとして上下方向の軸線周りで回転可能な回転輪を有する案内手段とを備え、
    前記駆動手段が前記始動扉を前記移動方向へ駆動するとき、前記複数の扉部材は、上部においては前記連動手段を介し、下部においては前記案内手段を介して前記移動方向へ移動することを特徴とする遊技機用演出装置。
  2. 前記案内手段の回転輪は、前記ケーシングの下部において前記扉部材の下部を挿入するために形成された溝部を構成する案内壁の内面に接当する請求項1に記載の遊技機用演出装置。
  3. 前記案内手段の回転輪は、前記隣接する扉部材の下部において表面に直接又は他部材を介して間接的に接当する請求項1又は2に記載の遊技機用演出装置。
  4. 前記案内手段の回転輪は、前記扉部材に前記移動方向に沿って複数個取り付けられ、
    前記扉部材の前方側及び後方側のうちいずれか一方側においては、すべての回転輪が同時に前記溝部の案内壁内面に接当し得るとともに、
    前記扉部材の他方側においては、移動に伴っていずれかの回転輪が前記隣接する扉部材の表面に接当する請求項3に記載の遊技機用演出装置。
  5. 前記始動扉には、前記複数の扉部材が各々の移動位置に展開して前記可変表示手段の表示領域を遮蔽する閉鎖状態へ移行したときに、前記移動方向及び/又は前後方向への変位を抑制するための保持手段が設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用演出装置。
  6. 前記始動扉に隣接する扉部材はその始動扉に設けられた保持手段が装入可能な空間を形成するための切欠部を有し、前記遮蔽手段を構成する複数の扉部材が前記可変表示手段の表示領域を外れた収納位置にて重なり合う開放状態にあるときに、前記始動扉の保持手段が前記隣接する扉部材の切欠部に収容されている請求項5に記載の遊技機用演出装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遊技機用演出装置が前記遊技盤に固定配置されたことを特徴とする遊技機。
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