JP5156670B2 - 可動盤面部品、遊技盤、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤上の液晶表示面を開閉する障子、扉等の可動部材をガイドするガイドレールのレイアウトが、遊技盤の角隅部に設けられるコネクタ設置領域等の存在に起因して著しく制限を受けている不具合を解決することができる可動盤面部品、遊技盤、及びパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、可変表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図り、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動盤面部品を種々の方向に動作させることにより演出効果を高めている。
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の可変表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、本出願人の提案に係る特許文献1には、遊技盤面上に設けた液晶表示装置の表示面を開閉する障子や扉を盤面と略平行な方向へ開閉、出没動作させることによって遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させるようにした可動盤面部品が提案されている。この可動盤面部品においては、障子の下辺に固定したラックギヤをモータにより回転駆動されるピニオンギヤと噛合させることにより障子を左右(内外)方向へ直線的に進退させるように構成している。
ところで、図5(a)及び(b)はパチンコ遊技機の背面図、及び遊技盤の背面図であり、遊技盤100は遊技機本体側の遊技盤取付け枠110に対して着脱自在に構成されており、遊技盤100を遊技盤取付け枠110の前面側から装着したときに遊技盤側のコネクタ105と図示しない遊技盤取付け枠側のコネクタとが直接接続されるように、略矩形状の遊技盤裏面の右下角隅部(背面から見た場合には左下角隅部)には遊技盤側のコネクタ105を設置するためのスペース(コネクタ設置領域)106が設けられ、スペース106内に遊技盤側のコネクタ105が配置されている。一方、遊技盤取付け枠110には、枠内に遊技盤100を組み付けた際にスペース106と対面する位置に遊技盤取付け枠側のコネクタを設置するための張出し部111が設けられている。遊技盤取付け枠110に対して遊技盤100を組み付けた際に、スペース106と張出し部111上の各コネクタ同士が対面した状態となって接続される。
このように遊技盤裏面の下角隅部にはコネクタ設置領域としてのスペース106が設けられているため、このスペース106内には、コネクタとの干渉を避けるため、部品を配置することができない。
このように遊技盤側のコネクタ設置領域106は、遊技盤裏面上における部品等の設置有効スペースを低減させて、各種部品を配置する際のレイアウト自由度を低下させる原因となっている。
例えば、図6(a)及び(b)は従来の可動盤面部品の一例としての障子の開閉機構(右側の障子のみを図示)を示している。この障子の開閉機構150は、液晶表示面101を配置するために遊技盤に設けた開口部の裏面に配置されている。開閉機構150は、上ガイドレール151と下ガイドレール152とによって上下端縁を夫々スライド自在に支持されかつ互いに横方向へ伸縮自在に連結された三枚の障子片160a〜160cからなる右側障子(可動部材)160と、モータ153、モータにより駆動されるピニオンギヤ154、及びピニオンギヤ154により横方向へ進退移動すると共に内側の障子片160aに固定されたスライドギヤ155からなる駆動機構と、を有している。障子160が液晶表示面101を最大限に開放するためには、障子160の内側端縁が液晶表示面の外側端縁(右端縁)に達する程度まで最大限に移動させる必要がある。本構成例では、下ガイドレール152は、その外側端部(右側端部)152aがコネクタ設置領域106の内端縁106aと近接した位置で終端しているため、液晶表示面101の横方向面積を更に拡張するためにレイアウト変更しようとしても、図6(a)に示した開放時の右側障子160の位置を図示位置よりも更に右側に変位させることができないため、レイアウト変更が困難となる。つまり、コネクタとの干渉を避ける必要から下ガイドレール152の外側端部152aの位置をコネクタ設置領域106の面上に延長することができないため、最大限に右側へ開放移動させた時の右側障子160の配置に限界が生じ、その結果として液晶表示面101の横方向面積の拡大が困難となっている。
なお、可動部材のガイドレール等がコネクタ設置領域に設けられるコネクタと干渉する場合に限らず、ガイドレール等が遊技盤裏面に配置された他の部品(要干渉回避部品)と干渉する場合や、遊技盤取付け枠110の前面側に設けられた他の部品(要干渉回避部品)と干渉する場合にも同様な問題を生じる。
特願2008−188632公報
以上のように、遊技盤面と並行に開閉移動する障子等の可動部材を配置するために遊技盤裏面に可動部材をガイドするガイドレールを配置する場合、ガイドレールの外端部が遊技盤裏面や遊技盤取付け枠に設置したコネクタ、その他の部品(要干渉回避部品)と干渉しないようにレール外側端部を要干渉回避部品の手前で終端させるのが普通であり、このため可動部材等のレイアウト自由度が低下していた。この可動部材が遊技盤面に配置された液晶表示画面を開閉する手段として用いられる場合には、可動部材を開放した際の外側限界位置が規制されることによって液晶表示画面の横方向面積の拡大が困難化するという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技盤面と並行に進退移動する障子等の可動部材の対向する2つの辺を夫々ガイドレールによってスライド自在に支持する際に、遊技盤裏面側に配置されるガイドレールの外端部の位置を遊技盤裏面に配置されるコネクタ等の要干渉回避部品と干渉しないようにしつつコネクタ等の設置領域を越えた外側に延長し、可動部材が開放した際の外側限界位置をコネクタ等の設置領域とオーバーラップした位置にまで延長できるようにした可動盤面部品、遊技盤、及びパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る可動盤面部品は、裏面に要干渉回避領域を有した遊技盤の他の裏面部分に配置されて該遊技盤面と略並行に進退する少なくとも一つの可動部材と、該可動部材に設けた被ガイド部をガイドするために前記遊技盤裏面に配置されたガイドレールと、を備えた可動盤面部品であって、前記ガイドレールは、少なくとも一方の外側端部が前記要干渉回避領域の近傍にて終端し、前記被ガイド部は、前記可動部材の移動方向に沿って相対移動可能に設けられており、且つ該可動部材に対して内方向へ弾性付勢されており、前記被ガイド部は、該被ガイド部が前記ガイドレールの一端部に近接しているときには該可動部材が前記要干渉回避領域側へ突出することを許容する一方で、該可動部材が内側位置に移動する際には該可動部材と共に同方向へ移動し、該被ガイド部が内側位置にて係止された後は該可動部材が前記弾性付勢力に抗して移動しつつ内側位置に達することを許容するように構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、遊技盤面と並行に且つ直線的に開閉移動する可動部材をガイドレールによってスライド自在に支持する際に、遊技盤裏面側に配置されるガイドレールの一端部の位置を遊技盤裏面に配置される要干渉回避部品と干渉しないようにしながらも、可動部材が開放した際の移動限界位置を要干渉回避領域とオーバーラップした位置にまで延長できる。従って、可動部材によって開閉されるディスプレイ等の画面を要干渉回避領域との干渉を考慮せずに拡大することが可能となる。
請求項2の発明に係る可動盤面部品は、裏面に要干渉回避領域を有した遊技盤の他の裏面部分に配置されて該遊技盤面と略並行に且つ互いに接近離間自在に進退する一対の可動部材と、該各可動部材に設けた被ガイド部をガイドするために前記遊技盤裏面に配置されたガイドレールと、を備えた可動盤面部品であって、前記ガイドレールは、少なくとも一方の外側端部が前記要干渉回避領域の近傍にて終端し、前記要干渉回避領域側に位置する前記可動部材に対して前記被ガイド部は、前記可動部材の移動方向に沿って相対移動可能に設けられており、且つ該可動部材に対して内方向へ弾性付勢されており、前記被ガイド部は、前記ガイドレールの一端部に近接しているときには前記可動部材が前記要干渉回避領域側へ突出することを許容する一方で、該可動部材が内側位置に移動する際には該被ガイド部が前記ガイドレール上に係止されることにより、該可動部材が前記弾性付勢力に抗して該被ガイド部に沿って移動しつつ内側位置に達することを許容するように構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係る可動盤面部品は、前記要干渉回避領域側に位置する前記被ガイド部は、前記可動部材が開放位置にあるときには該可動部材の内側端縁よりも内方向へ突出しており、前記可動部材が内側位置に達した時には前記ガイドレール上に設けたストッパ、或いは他の可動部材、或いは他の可動部材に設けた被ガイド部により内側位置に保持された状態にあることを特徴とする。
請求項4の発明に係る遊技盤は、請求項1、2、又は3に記載の可動盤面部品を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項4に記載の遊技盤を備えたことを特徴とする。
本発明の可動盤面部品は、可動部材に相対移動可能に組み付けた被ガイド部を介して該可動部材をガイドレールにより支持し、且つ該ガイドレールの外側端部が要干渉回避領域(要干渉回避部品)の近傍にて終端している場合に、該被ガイド部を可動部材に対して内方向へ弾性付勢し、更に被ガイド部は、該被ガイド部がガイドレールの一端部に近接しているときには該可動部材が要干渉回避領域側へ突出することを許容する一方で、該可動部材が内側位置に移動する際には該被ガイド部がガイドレール上に係止されることにより該可動部材が弾性付勢力に抗して該被ガイド部に沿って移動しつつ内側位置に達することを許容するように構成されている。
このため、遊技盤面と並行に開閉移動する障子等の可動部材をガイドレールによってスライド自在に支持する際に、遊技盤裏面側に配置されるガイドレールの外端部の位置を遊技盤裏面に配置されるコネクタと干渉しないようにしつつ、可動部材が開放した際の外側限界位置を要干渉回避領域とオーバーラップした位置にまで延長することができる。
本発明の一実施形態に係る可動盤面部品を備えたパチンコ遊技機の遊技盤部分の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る可動盤面部品を備えたパチンコ遊技機の遊技盤部分の構成を示す正面図である。 (a)及び(b)、(c)並びに(d)は本発明の可動盤面部品における可動部材を駆動する機構の閉止状態及び開放状態を示す裏面図、並びにガイドレール部の構成説明図である。 (a)及び(b)は本発明の他の実施形態に係る可動盤面部品の構成及び動作説明図である。 (a)及び(b)はパチンコ遊技機の背面図、及び遊技盤の背面図である。 (a)及び(b)は従来の可動部材の構成及び動作説明図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る可動盤面部品を備えたパチンコ遊技機の遊技盤部分の構成を示す正面図であり、図3(a)及び(b)、(c)並びに(d)はこの可動盤面部品における可動部材を駆動する機構の閉止状態及び開放状態を示す裏面図、並びにガイドレール部の構成説明図である。
遊技盤1は、パチンコ遊技機本体の正面に配置されて各種盤面部品を搭載する板部材であり、矩形環状の図示しない遊技盤取付け枠の内側に着脱自在に装着される。この遊技盤取付け枠の一側端縁には、遊技盤の前面を覆うガラス板を備えた図示しないガラス扉枠が開閉自在に軸支されている。また、遊技盤の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域2の周囲には、図示しない打球装置から発射された遊技球を遊技領域2の上部に案内したり、アウト球回収口3に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。また、遊技領域2のほぼ中央部の開口部4内には、液晶表示装置やCRT等で構成され、各種の図柄をカラー画像等で変動表示する図柄変動表示装置(可変表示装置)5等が配置されている。開口部4内に設置される図柄変動表示装置5の下方には始動入賞口6が配置されていて、始動入賞口6に遊技球が入るたびに、図柄変動表示装置により複数種類の図柄が変動表示され、表示図柄が所定図柄にて停止すると、遊技者に有利な特別遊技状態が発生するようになっている。更に、遊技盤1の遊技領域2には、図示しない多数の遊技釘が突設されており、これらの遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
図柄変動表示装置5と、その外周に配置されたセンター飾り7等は、センター役物8を構成している。
遊技盤1は遊技機本体側の図示しない遊技盤取付け枠に対して着脱自在に構成されており、遊技盤1を遊技盤取付け枠の前面側から装着したときに遊技盤側のコネクタと遊技盤取付け枠側のコネクタとが直接接続されるように、略矩形状の遊技盤裏面の右下角隅部(背面から見た場合には左下角隅部)には遊技盤側のコネクタ(要干渉回避部品)50を設置するためのスペースであるコネクタ設置領域(要干渉回避領域)51が設けられている。一方、遊技盤取付け枠には、枠内に遊技盤1を組み付けた際にコネクタ設置領域51と対面する位置に遊技盤取付け枠側のコネクタを設置するための張出し部が設けられている(図5を参照)。遊技盤取付け枠に対して遊技盤1を組み付けた際に、コネクタ設置領域51と張出し部上の各コネクタ同士が対面した位置関係となり、互いに接続される。
このように遊技盤裏面の下角隅部にはコネクタ設置領域51が設けられているため、このコネクタ設置領域51内にはコネクタ50との干渉を避けるため、他の部品を配置することができない。
この実施形態に係る可動盤面部品20は、図2にも示すように、遊技盤の開口部4の裏側に配置されて開口部を閉じた閉止位置(内側位置)と開放した開放位置(外側位置)との間を遊技盤面と略並行に横方向進退する左右一対の障子を象った可動部材21、22と、可動部材21、22の上辺と下辺に夫々設けた被ガイド部23、24をガイドするために開口部4の上縁部及び下縁部に沿った遊技盤裏面に夫々配置された上ガイドレール30及び下ガイドレール35と、を備えている。なお、上側の各被ガイド部23は、可動部材21、22の上辺中間部に固定し、下側被ガイド部24Aは可動部材22の下辺に固定するが、他方の下側被ガイド部24Bは可動部材22の下辺に対して後述するように相対移動可能に係合する。
可動部材21、22は図示しないモータからの駆動力によって作動するワイヤ、或いはギヤ等から成る駆動機構によって内外方向へ進退駆動される。具体的には、例えば特許文献1や図6に示したラックアンドピニオン機構を採用することができる。
本例においては、上ガイドレール30は、左右何れの方向にもコネクタ設置領域51が存在しないため、遊技盤の左右端縁まで延長することができる。
また、左右の可動部材21、22のうちの正面左側の可動部材21は、その移動軌跡の外側(正面左側)にコネクタ設置領域が存在しないため、下ガイドレール35の左側端部は遊技盤の左側端縁まで移動することができる。
一方、下ガイドレール35の正面右側端部(右外端部)は、これを右外側へ向けて延長形成すると、コネクタ設置領域51上のコネクタ50と干渉する関係にある。このため、本発明では、下ガイドレールの外端部(一端部)35aをコネクタ設置領域51の手前(近傍)にて終端させると共に、可動部材22の開閉動作に伴って被ガイド部24Bを可動部材に対して相対移動させることにより、コネクタ50との干渉を回避しつつ、左側可動部材22を最大限に外側まで開放し得るように構成している。
つまり、ガイドレール本体の外端部35aをそのまま正面右外側に延長した場合にはコネクタ設置領域内に突出してコネクタ50と干渉するため、コネクタ設置領域の内側端部にて終端させている。一方、コネクタ設置領域側に位置する可動部材22に対して被ガイド部24Bは、可動部材の移動方向に沿って相対移動可能に設けられており、且つ弾性部材40によって該可動部材に対して閉止方向(矢印x方向=内方向)へ弾性付勢されている。弾性部材40は可動部材22と被ガイド部24Bとの間に張設されて被ガイド部24Bを閉止方向(内方向)へ弾性付勢している。
更に、被ガイド部24Bは、図3(b)に示すようにガイドレールの一端部35aに近接しているときには可動部材22がコネクタ設置領域51側へ突出して開口部4を最大限に開放することを許容する一方で、図3(a)のように可動部材22が閉止位置(内側位置)に移動する際には被ガイド部24Bが図示の閉止位置にてガイドレール35上に係止されることにより、可動部材22が弾性部材40による弾性付勢力に抗して該被ガイド部に沿って移動しつつ閉止位置に達することを許容するように構成されている。
具体的には、図3(a)のように図示しない駆動機構が両可動部材21、22を閉止位置に移動させることによって両可動部材が閉止状態にあるときには、被ガイド部24Bは他方の可動部材21の一部(或いはガイドレール35に設けたストッパ35b)に当接することによって弾性部材40を圧縮させながら閉止位置に停止し続ける。一方、(b)のように駆動機構が両可動部材21、22を開放方向へ移動させる際には、被ガイド部24Bは可動部材22に追随して開放方向へ移動するが外端部35aに設けたストッパと当接することによりそれ以上は外側へ(コネクタ設置領域方向へ)移動することができない。一方、被ガイド部24Bが外端部35aにて移動を停止した後も弾性部材40により連結された可動部材22は外側への移動を継続し、上側の被ガイド部23が上側ガイドレール30の端部に設けたストッパに当接するまで開放動作を継続することができる。また、(b)の開放状態から(a)の閉止状態に復帰する際には被ガイド部24Bは弾性部材40を介して連結された可動部材22に追従して閉止方向(内方向)へ移動し、(a)に図示した閉止位置(内側位置)にて移動を停止する。
なお、図3(b)のように可動部材22が開放位置にあるときおける被ガイド部24Bの横方向位置を、図示のように可動部材2の内側端縁よりも距離L1だけ閉止方向へ突出させておくことにより、可動部材22が下ガイドレール35の外端部35aを越えて突出する距離L2を増大させることが可能となる。
このように構成したとしても、可動部材が閉止位置に達した時には被ガイド部24Bはガイドレール上に設けたストッパ35b、或いは他の可動部材21、或いは他の可動部材に設けた被ガイド部24Aにより押圧されて弾性部材40に抗して開放方向へ位置を変位させるため、可動部材の閉止位置への移動に対する障害となることがない。
また、図示しない駆動機構による駆動によって可動部材22を図3(a)に示した閉止位置から(b)に示した開放位置まで水平な軌跡に沿って開放させるためには、ガイドレール35にガイドされつつ移動する被ガイド部24Bに対する可動部材22の相対的な横方向位置を変化させることが必要となり、そのために本発明では図3(c)(d)に示した如き構成を採用する。
まず、図3(c)では被ガイド部24側に断面略U字状の凹所24aを設け、この凹所24a内に可動部材22の下辺に設けた嵌合部22aを横方向移動自在に嵌合支持している。また、(d)では可動部材の下辺に凹所22bを設け、この凹所22b内に被ガイド部24に設けた嵌合部24bを横方向移動自在に嵌合支持している。
凹所24aと嵌合部22aとの間、及び凹所22bと嵌合部24bとの間には、上下方向への位置ずれが発生しないように図示しない位置ずれ防止用のガイドを設ける。
このように構成することにより、可動部材を安定して開閉動作させることができる。
なお、上記実施形態では可動部材を横方向へ開閉する構成とし、下ガイドレール35の外側にコネクタ設置領域51が位置する場合を説明したが、本発明によるガイドレールの構造は、下ガイドレール35の両側にコネクタ設置領域が位置する場合にも適用することができる。
即ち、図4(a)及び(b)は下ガイドレール35の両側にコネクタ設置領域(要干渉回避領域)51が位置する場合における可動盤面部品の構成例を示しており、図3に示した構成に加えて、他方の可動部材21の下辺に被ガイド部24Aを移動方向へ進退自在に支持すると共に閉止方向へ向けて弾性部材40により弾性付勢している。図4(b)に示した可動部材の開放時には両被ガイド部24A、24Bは各可動部材21、22の内側端縁よりも内側へ突出することができるため、各可動部材21、22は各外端部35aを越えて外側へ大きく開放移動することができる。また、(a)のように両可動部材が閉止位置にあるときには両被ガイド部24A、24Bは弾性部材40を圧縮しながら互いに接触した状態を保持する。
なお、本発明は、可動部材の移動方向が縦方向、斜め方向であっても適用できるし、上ガイドレールの延長位置にコネクタ設置領域が存在する場合には上ガイドレールについて本発明の構造を適用すればよい。
このように本発明においては、裏面にコネクタ設置領域51を有した遊技盤1の他の裏面部分に配置されて遊技盤面と略並行に進退する可動部材21、22と、可動部材に設けた被ガイド部24をガイドするために遊技盤裏面に配置されたガイドレール30、35と、を備えた可動盤面部品において、少なくとも一方のガイドレール35は、一方の端部35aがコネクタ設置領域51の近傍(手前)に位置しているが、ガイドレールに沿って移動する被ガイド部24が可動部材に対して相対移動可能に構成され、且つ閉止方向へ弾性付勢されているため、可動部材は開放時にはガイドレール本体の端部35aを越えた方向に移動することが可能となる。
このため、遊技盤裏面に設けたガイドレール35の外側にコネクタ設置領域等の障害物が存在する場合であっても、可動部材22を間断なく安定してコネクタ設置領域とオーバーラップした外側まで開放させることが可能となる。
可動部材が液晶表示装置等を開閉する扉部材である場合には、扉部材の横方向可動範囲が拡大するため、使用する液晶表示装置の画面の横幅を可能な限り拡大することができることとなる。
このように発明によれば、遊技盤面と並行に且つ直線的に開閉移動する可動部材をガイドレールによってスライド自在に支持する際に、遊技盤裏面側に配置されるガイドレールの端部の位置を遊技盤裏面に配置されるコネクタ(要干渉回避部品)と干渉しないようにしつつ、被ガイド部材と可動部材とを移動方向へ相対移動するように構成したので、可動部材が開放した際の移動限界位置をコネクタ設置領域(要干渉回避領域)とオーバーラップした位置にまで延長できる。従って、可動部材によって開閉されるディスプレイ等の画面をコネクタ設置領域との干渉を考慮せずに拡大することが可能となる。
なお、本発明は、可動部材をガイドするガイドレール等がコネクタ設置領域に設けられるコネクタと干渉する場合に限らず、ガイドレール等が遊技盤裏面に配置された他の要干渉回避部品と干渉する虞がある場合や、遊技盤取付け枠の前面側に設けられた他の要干渉回避部品と干渉する虞がある場合にも適用することができる。
従って、要干渉回避部品とはコネクタに限らない。また遊技盤裏面に形成される要干渉回避領域の概念には、該要干渉回避領域自体には要干渉部品が搭載されていないが、対応する遊技盤取付け枠側に要干渉回避部品があるためにガイドレール等を設置できない場合を含む。
本発明の可動盤面部品はあらゆる遊技盤に適用することができる。また、本発明の可動盤面部品を備えた遊技盤はあらゆる遊技機に対しても適用することができる。
1…遊技盤、2…遊技領域、4…開口部、6…始動入賞口、8…センター役物、20…可動盤面部品、21、22…可動部材、23、24…被ガイド部、30…上ガイドレール、35…下ガイドレール、35a…外端部(一端部)、40…弾性部材、50…コネクタ(要干渉回避部品)、51…コネクタ設置領域(要干渉回避領域)

Claims (5)

  1. 裏面に要干渉回避領域を有した遊技盤の他の裏面部分に配置されて該遊技盤面と略並行に進退する少なくとも一つの可動部材と、該可動部材に設けた被ガイド部をガイドするために前記遊技盤裏面に配置されたガイドレールと、を備えた可動盤面部品であって、
    前記ガイドレールは、少なくとも一方の外側端部が前記要干渉回避領域の近傍にて終端し、
    前記被ガイド部は、前記可動部材の移動方向に沿って相対移動可能に設けられており、且つ該可動部材に対して内方向へ弾性付勢されており、
    前記被ガイド部は、該被ガイド部が前記ガイドレールの一端部に近接しているときには該可動部材が前記要干渉回避領域側へ突出することを許容する一方で、該可動部材が内側に移動する際には該可動部材と共に同方向へ移動し、該被ガイド部が内側位置にて係止された後は該可動部材が前記弾性付勢力に抗して移動しつつ内側位置に達することを許容するように構成されていることを特徴とする可動盤面部品。
  2. 裏面に要干渉回避領域を有した遊技盤の他の裏面部分に配置されて該遊技盤面と略並行に且つ互いに接近離間自在に進退する一対の可動部材と、該各可動部材に設けた被ガイド部をガイドするために前記遊技盤裏面に配置されたガイドレールと、を備えた可動盤面部品であって、
    前記ガイドレールは、少なくとも一方の外側端部が前記要干渉回避領域の近傍にて終端し、
    前記要干渉回避領域側に位置する前記可動部材に対して前記被ガイド部は、前記可動部材の移動方向に沿って相対移動可能に設けられており、且つ該可動部材に対して内方向へ弾性付勢されており、
    前記被ガイド部は、前記ガイドレールの一端部に近接しているときには前記可動部材が前記要干渉回避領域側へ突出することを許容する一方で、該可動部材が内側位置に移動する際には該可動部材と共に同方向へ移動し、該被ガイド部が内側位置にて係止された後は該可動部材が前記弾性付勢力に抗して移動しつつ内側位置に達することを許容するように構成されていることを特徴とする可動盤面部品。
  3. 前記要干渉回避領域側に位置する前記被ガイド部は、前記可動部材が外側位置にあるときには該可動部材の内側端縁よりも内方向へ突出しており、前記可動部材が内側位置に達した時には前記ガイドレール上に設けたストッパ、或いは他の可動部材、或いは他の可動部材に設けた被ガイド部により内側位置に保持された状態にあることを特徴とする請求項1、又は2に記載の可動盤面部品。
  4. 請求項1、2、又は3に記載の可動盤面部品を備えたことを特徴とする遊技盤。
  5. 請求項4に記載の遊技盤を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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