JP4935713B2 - プレス品のせん断縁における成形可否判別方法 - Google Patents

プレス品のせん断縁における成形可否判別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4935713B2
JP4935713B2 JP2008046606A JP2008046606A JP4935713B2 JP 4935713 B2 JP4935713 B2 JP 4935713B2 JP 2008046606 A JP2008046606 A JP 2008046606A JP 2008046606 A JP2008046606 A JP 2008046606A JP 4935713 B2 JP4935713 B2 JP 4935713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
shear edge
deformation
strain
determining whether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008046606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009204427A (ja
Inventor
栄治 飯塚
正樹 卜部
雄司 山崎
明英 吉武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2008046606A priority Critical patent/JP4935713B2/ja
Publication of JP2009204427A publication Critical patent/JP2009204427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935713B2 publication Critical patent/JP4935713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

本発明は、プレス品のせん断縁における成形可否判別方法に関し、詳しくは、主に自動車用プレス部品のせん断縁におけるFEM解析による成形可否判別方法に関する。
プレス品、例えば自動車用プレス部品は、金型を用いたプレス加工により量産成形される。この量産成形で、伸びフランジ変形を伴う。伸びフランジ変形を受けるフランジ縁は、主にせん断縁である。伸びフランジ成形不良の主因は、成形途中で前記せん断縁に割れが発生することである。そこで、このような割れが発生しない適正な成形仕様(成形製品形状、あるいはプレス用金型形状など)を選定することが重要である。この適正な成形仕様を選定するための手法として、有限要素法による解析(略してFEM解析)と材料試験を組み合わせて成形可否を判別する方法が知られている。
この判別方法では、与えた成形仕様で加工されたとした場合におけるプレス品のせん断縁におけるひずみ状態を、FEM解析により計算する。この計算で得たひずみ状態が、材料試験データに基づいて定めたプレス品のせん断縁における変形限界ひずみに達していなければ成形可、達して(あるいは超えて)いれば成形否と判定する。
なお、FEM解析を用いる成形可否予測方法に関して、特許文献1に、3次元モデルを適当な仮定の下に2次元モデルに還元して計算の迅速化、正確化を図る旨の開示があるが、これは、せん断縁が対象外となっているため、せん断縁における成形可否判別には使えない。
プレス品のせん断縁における変形限界ひずみは、板材の材料特性、ブランク加工条件、プレス成形ひずみに依存することが知られている(例えば非特許文献1参照)。ここで、材料特性については、引張特性のほか、図1に示す穴広げ試験方法[日本鉄鋼連盟規格JFS T 1001に準拠]によって測定される円錐穴広げ率が主因子とされている。なお、円錐穴広げ率は、円錐ポンチで穴広げをする過程で、せん断縁に割れを生じたときの穴広がり率λ=((d−d0)/d0)×100(%)で表される。ここで、d0は初期穴径、dは広がった穴径である。また、ブランク加工条件については、穴あけ加工方法の種類(切削、レーザー、打抜きなど)、および、打抜きを用いる場合はさらに、せん断条件、特にクリアランス(図1中のδ/t)が主因子とされている。また、プレス成形ひずみについては、せん断縁における円周方向ひずみ(最大主ひずみ)または板厚減少率が主因子とされている。
そこで、従来では、次のような方法で、プレス品のせん断縁での成形可否を判別していた。
(1) 材料種、クリアランスをパラメータとして、穴広げ試験[鉄連規格]により円錐穴広げ率λを測定し、これを真ひずみに変換したものに、適宜の係数(安全係数)を掛けて、変形限界量とする。
(2) パラメータを(1)と同じにした、成形仕様の候補について、プレス工程をFEM解析し、成形後のせん断縁での変形量(円周方向の真ひずみ量)を算出する。
(3) (2)からの変形量を(1)からの変形限界量と比較し、変形量<変形限界量ならば成形可、そうでなければ成形否と判定する。成形否の場合は、候補の成形仕様を変更して(2)、(3)を繰り返す。
特開平8−197153号公報 塑性と加工:46-534(2005),625-629.
しかしながら、量産成形現場においては、せん断縁でのプレス割れが多発する場合があり、問題となっていた。この問題の解決に努めた過程で、プレス割れ多発の一因として、前記従来の方法ではせん断縁での成形可否を不十分な精度でしか判定できていないという点が判明した。この点が、本発明が解決しようとする課題である。
発明者らは前記課題の解決手段を考究し、その結果、次の知見を得た。
(1) せん断縁での変形限界量に対する主因子となるべきものは、円周方向ひずみや板厚減少率だけではなく、せん断縁近傍のひずみ勾配も挙げられる。
せん断縁近傍のひずみ勾配は、図2(a)に示すように、プレス品1のひずみ分布をFEM解析した結果を基に、せん断縁2近傍内の、せん断縁2を起点した半径方向距離と、該半径方向距離で表される位置における最大主ひずみ(円周方向の真ひずみ)との関係を直線で近似し、この近似した直線の勾配から導出される量である。なお、この直線の勾配は、図2(a)のように右下がりの勾配となるので、負の値となるが、負号を省略したものをひずみ勾配とする。
(2) ひずみ勾配と変形限界量の関係は、穴広げ試験方法において、初期穴径およびポンチ形状を種々変えて、穴広げ実験を行うことにより得られる。
(3) ひずみ勾配が大きくなるにつれて変形限界量が増大する。これについては、図2(b)に示すように、せん断縁2のような破断危険部近傍は、内部の支持効果によりひずみの集中と割れの発生が抑制されると考えると、この支持効果が、ひずみ勾配が大きい(すなわち内部の変形余力が大きい)ほど大きくなって、変形限界量を増大させると解釈される。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、その要旨構成は、以下のとおりである。
(1)
金属材料のプレス成形可否を判定する方法であって、
所定の形状を有する金属材料を用いて初期穴径と穴広げ用ポンチ形状を変えて穴広げ試験を行ってせん断縁での変形限界量を求める実験工程と、
解析計算により前記穴広げ試験後のせん断縁近傍のひずみ勾配を算出し、該ひずみ勾配と前記変形限界量を関連づけて成形可能領域を決定する第1の計算工程と、
暫定成形仕様について解析計算を行い、せん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配を求める第2の計算工程と、
該第2の計算工程で求めた変形量およびひずみ勾配が、前記成形可能領域内にあるかないかによって前記暫定成形仕様での成形可否を判定する判定工程と
を有することを特徴とするプレス品のせん断縁における成形可否判別方法。
(2)
前記第2の計算工程で、解析計算によりせん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配を求める際に、実験を援用することを特徴とする上記(1)に記載のプレス品のせん断縁における成形可否判別方法。
(3)
上記(1)または(2)に記載されるプレス品のせん断縁における成形可否判別方法によって成形可と判別された成形仕様に則って、金属材料をプレス成形してなるプレス品。
本発明の成形可否判別方法によれば、変形限界量をひずみ勾配と関連付けて成形可否判別を行うようにしたから、判別精度が格段に向上し、量産プレス成形工程でせん断縁から割れが多発することがなくなる。また、本発明のプレス品は、本発明の成形可否判別方法によって精度よく成形可と判別された成形仕様でプレス成形されたので、品質不良が極めて小さい(信頼性の高い)成形製品となっている。
図3は、本発明方法の概要を示すフロー図である。図3において、ステップ100は実験工程である。実験工程では、所定の形状を有する金属材料を用いて初期穴径と穴広げ用ポンチ形状を変えて穴広げ試験を行って穴広げ率を測定し、これを真ひずみに変換して、せん断縁での変形限界量とする。
ステップ110,120,130は第1の計算工程である。第1の計算工程では、解析(FEMによる)計算により前記穴広げ試験後のせん断縁近傍のひずみ勾配を算出し(ステップ110)、該ひずみ勾配と前記変形限界量との関連づけを行い(ステップ120)、該関連づけした結果に基づき、成形可能領域を決定する(ステップ130)。この成形可能領域は、ひずみ勾配と変形量を互いに直交配置してなる2次元空間において、前記関連づけした変形限界量とひずみ勾配との関係を境界条件としてもつ領域で表され、パラメータとして材料種および穴あけ加工条件(クリアランスなど)を有する。
ステップ200,210は第2の計算工程である。第2の計算工程では、成形仕様を暫定し(ステップ200)、この暫定成形仕様について、FEM解析計算により、成形完了後のせん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配を求める(ステップ210)。
なお、第2の計算工程では、FEM解析計算に加えて、必要に応じて適宜の実験、例えば暫定成形仕様に対応する試作金型等を用いたプレス実験などを行い、その結果を援用することによって、せん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配を求めるようにしてもよい。
ステップ300は判定工程である。判定工程では、第2の計算工程で求められた変形量およびひずみ勾配が、第1の計算工程で決定された成形可能領域(ただし、そのパラメータが暫定成形仕様と同じもの)の内に存在するか否かを調べ、存在する場合は成形可、存在しない場合は成形否と判定する。
そして、判定工程の判定結果が成形可の場合は、暫定成形仕様を量産成形に実用しうる成形仕様として決定する(ステップ400)。また、成形否の場合は、ステップ310で暫定成形仕様を変更してステップ210,300を繰り返し、最終的には成形可に到達でき、量産成形に実用しうる成形仕様を決定することができる。
実験工程および第1の計算工程について、1例を挙げて説明する。この例では、実験工程において、表1に示す各種の薄鋼板材料A〜Eを用い、図4に示すように、クリアランスを一定(δ/t=0.125(=12.5%))として打抜き穴をあけ、その初期穴径を10、25、50(mm)の各1つとし、穴広げ用ポンチを円錐ポンチ(ポンチ形状が円錐形状のもの)、円筒ポンチ(ポンチ形状が円筒形状のもの)の各1つとした各条件下で穴広げ試験を行い、穴広げ率を測定した。
Figure 0004935713
上記穴広げ率と初期穴径の関係を、材料別、ポンチ形状別にグラフで示すと、図5のようになる。穴広げ率は初期穴径が小さくなると大きくなるが、ポンチ形状によっても大きく変化する。変形限界量の主因子がせん断縁でのひずみ量のみであるならば、穴広げ率に対するポンチ形状の寄与はこれほど大きなものとはならないはずである。つまり、従来では、変形限界量に対して、ひずみ量のみで、成形可否を判定していたために、判定精度が悪かったといえる。
一方、上記穴広げ率を真ひずみに変換して変形限界量(変形限界ひずみ)とし、第1の計算工程に則り、FEM解析計算により、せん断縁近傍におけるひずみ勾配(これの定義は図2に示した)を算出し、上記変形限界量(変形限界ひずみ)と関連づけて、材料別、ポンチ形状別にグラフで示すと、図6のようになる。図6に示されるように、変形限界量は、クリアランスが一定の場合、材料ごとに材料と同符号の直線で図示されるところの、ひずみ勾配の線形増加関数で精度よく記述できることがわかる。すなわち、ひずみ勾配を変形限界量の主因子とすることにより、成形可否の判定精度が格段に向上することになる。
なお、この例では、せん断縁近傍として、せん断縁から材料側へ穴半径方向距離Δr=5mmだけ離れた位置までの範囲を用いたが、せん断縁を起点としてひずみ勾配を決定できる範囲(円周方向ひずみの半径方向距離依存性が直線近似できる範囲)でありさえすれば、前記Δrの値は特に限定されない。好ましいΔrの範囲としては、1〜10mm、より好ましくは3〜5mmである。
そして、図6より、材料と同符号の直線より下側の領域を同材料の成形可能領域とすればよいことがわかる。
また、発明者らは、変形限界量に及ぼすせん断クリアランスの影響を調べる実験を行った。その結果によれば、高強度鋼板材料に対し、せん断クリアランスの変域が2〜40%である場合、同じひずみ勾配(ひずみ勾配の変域は0〜約0.12/mm)における、せん断クリアランスによる変形限界量の変化値域の下限は、上限の半分程度の値になる(便宜上、知見Kとする)。この知見Kを考慮すると、材料ごとの成形可能領域を、変形限界量(限界最大主ひずみ)とひずみ勾配の関係にせん断クリアランスの影響を加味して、図7のように表すことができる。なお、図7では縦軸(Y軸)を限界最大主ひずみ、横軸(X軸)をひずみ勾配とする。
図7において、直線L1から直線L2までの領域(領域B)は、クリアランスによる変形限界量の変化値域(クリアランスによって成形可能領域が変わる領域)である。直線L1は、前記実験工程および第1の計算工程で、クリアランスを最適(変形限界量が最大となるクリアランス)にして、求めることができ、この求めた直線L1の式が Y=aX+bであるとすると、直線L2は、上記知見Kから、Y=(aX+b)/2 なる式で与えることができる。直線L2より下側の領域(領域C)は、クリアランスに関わらず成形を完遂できる領域である。直線L1より上側の領域(領域A)は、クリアランスに関わらず成形時にせん断縁割れが生じてしまう領域である。
以下、実施例について説明する。この実施例では、表1に記した板厚、引張特性(YS等)、および表2に記した円錐穴広げ率λ(ただし、初期穴径=10mm、クリアランス=12.5%における値である)を有する薄鋼板材料A〜Eを、表2に示す成形仕様のM1またはM2に従ってプレス成形するにあたり、これらの成形仕様でプレスが実行されたとしたときの成形可否を、従来方法と本発明方法のそれぞれを用いて判定した。従来方法を用いた場合を従来例、本発明方法を用いた場合を本発明例とする。
Figure 0004935713
成形仕様のM1は、面外変形モデルを基本形態とする。この基本形態は、図8(a)に示すように、周方向の約1/4部分を切除された素材の切除端周辺部を板面に垂直な方向に曲げるものである。この成形加工では、切除端(せん断縁)のR部が伸びフランジ部になる。また、成形仕様のM2は、面内変形モデルを基本形態とする。この基本形態は、図8(b),(c)に示すように、平面内湾曲形状に切断された素材の幅中央部を、金型の溝に倣わせて断面ハット型の湾曲部品とするものである。この成型加工では、切断端(せん断縁)のR部が伸びフランジ部になる。なお、M1,M2におけるプレス品は、実部品ではなく、実部品の小型モデルである。
(従来例)
従来例1〜5では、変形限界量は、円錐穴広げ率の真ひずみ換算値の70%(すなわち、0.7×ln(1+λ/100))と定めており、表2に記す値になった。暫定した成形仕様についてFEM解析計算でせん断縁の変形量を算出した結果、表2に記す値になった。変形量<変形限界量であるから、判定結果はOK(成形可の意。以下同じ)である。よって、プレスを実行したが、伸びフランジ割れが生じ、実はNG(成形否の意。以下同じ)であった。あとは実験に頼るしかない。そこで、成形仕様の基本形態の保存下で、変形量が小さくなる方向に成形条件(ブランキングライン、曲げタイミング等)を少しずつ変更してプレス実験を繰り返し、最終的に、伸びフランジ割れが生じない成形仕様に到達した。
このように、従来方法では、判定結果がOKでもプレス実行結果がNGとなる場合が少なくない。
(本発明例)
本発明例1〜5では、変形限界量は、実験工程および第1の計算工程を実行し、図6に示すように、ひずみ勾配の線形増加関数として定めた。暫定した成形仕様について第2の計算工程を実行し、算出したせん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配は、表2に記す値になった。このひずみ勾配値を前記線形増加関数に代入して求めた変形限界量は、表2に記す値になった。変形量>変形限界量であるから、判定工程の判定結果はNGである。よって、プレスは実行せず、成形仕様の基本形態の保存下で、変形量が小さくなる方向に成形条件(ブランキングライン、曲げタイミング等)を少しずつ変更して、第2の計算工程と判定工程を繰り返し、最終的に、OK判定を得て、伸びフランジ割れが生じない成形仕様に到達した。なお、OK判定を得た成形仕様については、プレス実験により成形が完遂できることを確認した。
このように、本発明方法によれば、成形可否判定精度が向上するので、誤判定による伸びフランジ割れ発生を防止できる。また、NG判定の後、OK判定をもたらす目標の成形仕様を探索する過程では、計算のみで探索できるので、効率良く目標の成形仕様に到達できる。
穴広げ試験方法を示す説明図である。 せん断縁におけるひずみ勾配の導出方法(a)、および破断危険部近傍での内部の支持効果(b)を示す説明図である。 本発明方法の概要を示すフロー図である。 変形限界ひずみとひずみ勾配を関連づける穴広げ試験の1例を示す説明図である。 穴広げ率と初期穴径の関係を示すグラフである。 変形限界ひずみとひずみ勾配の関係を示すグラフである。 ひずみ勾配とクリアランスを考慮した成形可能範囲の概要を示す説明図である。 実施例において成形可否判定対象とした成形仕様の基本形態を示す概略図であり、(a)は面外変形モデル、(b)は面内変形モデルである。
符号の説明
1 プレス品
2 せん断縁
100,110,120,130,200,210,300,310,400 ステップ

Claims (3)

  1. 金属材料のプレス成形可否を判定する方法であって、
    所定の形状を有する金属材料を用いて初期穴径と穴広げ用ポンチ形状を変えて穴広げ試験を行ってせん断縁での変形限界量を求める実験工程と、
    解析計算により前記穴広げ試験後のせん断縁近傍のひずみ勾配を算出し、該ひずみ勾配と前記変形限界量を関連づけて成形可能領域を決定する第1の計算工程と、
    暫定成形仕様について解析計算を行い、せん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配を求める第2の計算工程と、
    該第2の計算工程で求めた変形量およびひずみ勾配が、前記成形可能領域内にあるかないかによって前記暫定成形仕様での成形可否を判定する判定工程と
    を有することを特徴とするプレス品のせん断縁における成形可否判別方法。
  2. 前記第2の計算工程で、解析計算によりせん断縁の変形量およびせん断縁近傍のひずみ勾配を求める際に、実験を援用することを特徴とする請求項1に記載のプレス品のせん断縁における成形可否判別方法。
  3. 請求項1または2に記載されるプレス品のせん断縁における成形可否判別方法によって成形可と判別された成形仕様に則って、金属材料をプレス成形してなるプレス品。
JP2008046606A 2008-02-27 2008-02-27 プレス品のせん断縁における成形可否判別方法 Active JP4935713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046606A JP4935713B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 プレス品のせん断縁における成形可否判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046606A JP4935713B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 プレス品のせん断縁における成形可否判別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009204427A JP2009204427A (ja) 2009-09-10
JP4935713B2 true JP4935713B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41146863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046606A Active JP4935713B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 プレス品のせん断縁における成形可否判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935713B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5472518B1 (ja) * 2012-11-19 2014-04-16 Jfeスチール株式会社 伸びフランジの限界ひずみ特定方法およびプレス成形可否判定方法
KR20200015711A (ko) * 2017-07-20 2020-02-12 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 금속판의 전단 가공면에서의 변형 한계의 평가 방법, 깨짐 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법
JP2021001754A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 Jfeスチール株式会社 金属板の成形可否評価方法
JP2021104537A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 Jfeスチール株式会社 伸びフランジ性評価方法、プレス金型設計方法、及びプレス部品の製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5146395B2 (ja) * 2008-08-20 2013-02-20 新日鐵住金株式会社 歪勾配を考慮した伸びフランジ割れの推定方法およびプレス成形シミュレーションの伸びフランジ割れ判定システム
JP5381606B2 (ja) * 2009-10-19 2014-01-08 新日鐵住金株式会社 フランジ割れ分析方法
JP5493687B2 (ja) * 2009-10-20 2014-05-14 新日鐵住金株式会社 せん断加工条件の設定方法
JP5435352B2 (ja) * 2010-01-08 2014-03-05 新日鐵住金株式会社 板状材料の破断ひずみ特定方法
JP5561203B2 (ja) * 2011-02-23 2014-07-30 Jfeスチール株式会社 伸びフランジ割れ判定方法
JP6098664B2 (ja) * 2015-05-08 2017-03-22 Jfeスチール株式会社 せん断縁の成形可否評価方法
JP6852426B2 (ja) * 2016-02-05 2021-03-31 日本製鉄株式会社 成形性評価方法、プログラム及び記録媒体
JP6897413B2 (ja) * 2017-08-10 2021-06-30 日本製鉄株式会社 成形性評価方法、プログラム及び記録媒体
WO2019039134A1 (ja) 2017-08-23 2019-02-28 Jfeスチール株式会社 金属板のせん断加工面での変形限界の評価方法、割れ予測方法およびプレス金型の設計方法
JP6870670B2 (ja) * 2018-09-13 2021-05-12 Jfeスチール株式会社 変形限界の評価方法、割れの予測方法及びプレス金型の設計方法
CN113453818B (zh) * 2019-02-26 2023-11-28 杰富意钢铁株式会社 弯曲裂纹评估方法、其系统以及冲压成形部件的制造方法
JP6819832B1 (ja) 2019-03-14 2021-01-27 Jfeスチール株式会社 伸びフランジ割れ評価方法、金属板の選定方法、プレス金型の設計方法、部品形状の設計方法、及びプレス部品の製造方法
JP7218783B1 (ja) 2021-09-10 2023-02-07 Jfeスチール株式会社 プレス成形割れ判定方法、プレス成形割れ判定装置及びプレス成形割れ判定プログラム、並びにプレス成形割れ抑制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3897477B2 (ja) * 1999-03-25 2007-03-22 トヨタ自動車株式会社 応力−ひずみ関係シミュレート方法およびスプリングバック量予測方法
JP2003117614A (ja) * 2001-10-11 2003-04-23 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金板のプレス加工方法およびアルミニウム合金板
JP4494323B2 (ja) * 2005-10-17 2010-06-30 株式会社神戸製鋼所 板材の破断評価方法、破断評価プログラム及び破断評価装置
RU2402010C2 (ru) * 2006-02-01 2010-10-20 Ниппон Стил Корпорейшн Способ прогнозирования разрушения

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5472518B1 (ja) * 2012-11-19 2014-04-16 Jfeスチール株式会社 伸びフランジの限界ひずみ特定方法およびプレス成形可否判定方法
WO2014077060A1 (ja) 2012-11-19 2014-05-22 Jfeスチール株式会社 伸びフランジの限界ひずみ特定方法およびプレス成形可否判定方法
CN104813156A (zh) * 2012-11-19 2015-07-29 杰富意钢铁株式会社 伸展凸缘的极限应变确定方法和可否冲压成型判定方法
US9953115B2 (en) 2012-11-19 2018-04-24 Jfe Steel Corporation Method for specifying stretch flange limit strain and method for determining feasibility of press forming
KR20200015711A (ko) * 2017-07-20 2020-02-12 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 금속판의 전단 가공면에서의 변형 한계의 평가 방법, 깨짐 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법
KR102271009B1 (ko) 2017-07-20 2021-06-29 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 금속판의 전단 가공면에서의 변형 한계의 평가 방법, 깨짐 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법
JP2021001754A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 Jfeスチール株式会社 金属板の成形可否評価方法
JP7031640B2 (ja) 2019-06-20 2022-03-08 Jfeスチール株式会社 金属板の成形可否評価方法
JP2021104537A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 Jfeスチール株式会社 伸びフランジ性評価方法、プレス金型設計方法、及びプレス部品の製造方法
JP7092107B2 (ja) 2019-12-26 2022-06-28 Jfeスチール株式会社 伸びフランジ性評価方法、プレス金型設計方法、及びプレス部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009204427A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4935713B2 (ja) プレス品のせん断縁における成形可否判別方法
KR102345288B1 (ko) 변형 한계의 평가 방법, 균열 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법
JP5472518B1 (ja) 伸びフランジの限界ひずみ特定方法およびプレス成形可否判定方法
JP4814851B2 (ja) 薄板プレス成形シミュレーションにおける伸びフランジ割れの推定方法
KR102334109B1 (ko) 금속판의 전단 가공면에서의 변형 한계의 평가 방법, 균열 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법
JP6512191B2 (ja) 金型の設計方法およびプレス成形品の製造方法
KR101951587B1 (ko) 파단 예측 방법, 프로그램, 기록 매체 및 연산 처리 장치
JP6819832B1 (ja) 伸びフランジ割れ評価方法、金属板の選定方法、プレス金型の設計方法、部品形状の設計方法、及びプレス部品の製造方法
JP2018020350A (ja) プレス成形品の製造方法
JP6350498B2 (ja) プレスしわ発生判定方法
JP5875255B2 (ja) 円筒深絞りの成形シミュレーション方法、装置及びプログラム
JP5561203B2 (ja) 伸びフランジ割れ判定方法
JP2015036147A (ja) バーリング加工用パンチおよびバーリング加工方法
JP4823886B2 (ja) 薄板のブランキングプレス用金型およびブランク加工方法
JP6176430B1 (ja) プレス成形品の製造方法
JP7092107B2 (ja) 伸びフランジ性評価方法、プレス金型設計方法、及びプレス部品の製造方法
JP2020069534A (ja) プレス部品の製造方法及び下金型の設計方法
JP6773255B1 (ja) 曲げ割れ評価方法、曲げ割れ評価システム、及びプレス成形部品の製造方法
JP6303815B2 (ja) 鍛造割れ予測方法、鍛造割れ予測プログラム、および記録媒体
JP7288212B2 (ja) ブランク材の製造方法、プレス成形品の製造方法、形状判定方法、形状判定プログラム、ブランク材の製造装置、及びブランク材
JP7031640B2 (ja) 金属板の成形可否評価方法
JP2012011458A (ja) プレス成形シミュレーションにおける割れ判定方法およびそれを用いたプレス成形部品の製造方法
CN115427166A (zh) 金属板的缩颈极限应变确定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100823

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4935713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250