JP4935265B2 - 板状体の輸送用パレット - Google Patents

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Description

本発明は、板状体を輸送するためのパレットに関する。
従来、ガラス板等の板状体のうち、特に大サイズのものを運搬する際には、該板状体を特注の木箱に入れた状態で運搬しており、運搬後には該木箱は解体され、廃棄されていた。そのため大量の廃材が発生することとなり資源の無駄が多く、また使用後の木箱の解体処理には多大な労力を要していた。
また、受注生産される板状体の運搬に木箱を用いる場合には、同サイズの板状体の枚数が少ないために、厚みの薄い木箱を用いることが多いが、厚みの薄い木箱を自立させることは困難であるため、木箱への板状体の積み下ろし時には板状体や木箱が倒れる危険性があった。
このような状況下、木箱に替えて繰り返し使用可能なパレットを用いて板状体を運搬する方法、及び、運搬に用いられるパレットが提案されている。
例えば、特許文献1には、幅の異なるガラス板の搬送に対応できるように、フレーム幅を伸縮可能とした大型ガラス搬送用のガラス搬送用パレットが開示されている。
このような大型のパレットを使用することにより、種々の形状を有する大型のガラス板を搬送することができ、しかも当該パレットを繰り返して使用することができる。
しかしながら、この大型のパレット自体は自立することができないために倒れる危険があって、ガラス板を積載する際にパレットを支持させるための傾斜した支持台が別途必要となるために作業効率が悪いという問題があった。
また、特許文献2には、伸縮可能な両側保護アームを備え、大板のガラス板の輸送時には保護アームを伸張させてガラス板を保護し、返送時には保護アームを収納することができる物流具が開示されている。
また、特許文献3には、異なる幅寸法のガラス板を背中合わせに積載して、自立できるようにした板状体輸送用架台が開示されている。
また、特許文献4には、左右に車輪を備えた車体上に板状体を立てることができる板状体の運搬台車が開示されている。
しかしながら、これらのパレットは、パレットが自立できるように底面の面積を広くしているために、1つのパレットだけでトラックの荷台上の大部分を占有してしまうこととなり、輸送効率が悪いという問題があった。
また、特許文献5には、板ガラス支持位置を通常の運搬車の荷台より下げて大板の板ガラスを運搬することができるようにした板ガラス運搬車が開示されている。
しかし、この発明においては運搬車とパレットが一体化しているので、運搬前、運搬後に板状体を別のパレット等へ移し替える必要があり、作業効率が悪いという問題があった。
特開2004−284614号公報 特開2000−272684号公報 特開平10−167363号公報 特開平10−138925号公報 特開平6−297995号公報
本発明は、上記問題点の解決を図るためにされたものであり、板状体をパレット上に積載する際には、板状体を作業性良く安定的に積載することができるように自立可能とし、また、板状体を積載してトラック等により輸送する際には、効率よく輸送することができるように複数のパレットをトラックの荷台上に並列させることが可能な板状体の輸送用パレットの提供を目的とする。
すなわち、本発明は、
(1)板状体を積載し、輸送するための板状体の輸送用パレットであって、
矩形形状に枠組みした床桟フレームと、
上記床桟フレームの底面に固着した脚部と、
上記床桟フレームの背側上端部に固着立設した背枠フレームと、
上記背枠フレームの背面側にその端部が回動可能に軸支された張出しフレームとを備えており、
上記背枠フレームの主面と上記張出しフレームの主面とが直交する状態と、上記張出しフレームの主面と上記背枠フレームの主面とが略平行になるように、上記張出しフレームが上記背枠フレームの背面側に収納された状態とを取り得ることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
或いは、本発明は、
(2)上記(1)に記載の板状体の輸送用パレットであって、
上記脚部の底部は、上記背枠フレームの主面に対して垂直な平面から所定の角度傾斜した平面を有し、かつ、上記張出しフレームは、パレット支持用のレベルアジャスターを備え、
上記背枠フレームの主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾斜した状態で自立可能となるように構成されていることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
或いは、本発明は、
(3)上記(2)に記載の板状体の輸送用パレットであって、
上記レベルアジャスターは、上下方向に段階的に昇降可能であることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
或いは、本発明は、
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の板状体の輸送用パレットであって、
上記床桟フレームの背面側側面には、パレット直立用の直立サポート部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
或いは、本発明は、
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の板状体の輸送用パレットであって、
上記背枠フレームと対向する上記床桟フレームの前面側には、少なくとも1つの前蓋フレームが着脱自在に取り付けられていることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
或いは、本発明は、
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の板状体の輸送用パレットであって、
上記背枠フレームの主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態でパレットを安定して自立させるために、上記脚部の前面側下端にクサビが着脱自在に取り付けられていることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
或いは、本発明は、
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載の板状体の輸送用パレットであって、
上記背枠フレームは、横方向に伸縮可能であることを特徴とする板状体の輸送用パレットである。
本発明の板状体の輸送用パレットによると、板状体のパレットへの積み降ろしをする際には張出しフレームを広げることによりパレットを自立させることができ、板状体が背枠フレームに凭れかかるようにして作業性良く安定的に積み降ろしをすることができる。
また、板状体を積載したパレットをトラックにより輸送する際には、上記張出しフレームの主面と上記背枠フレームの主面とが略平行になるように張出しフレームを背枠フレームの背面側に収納することにより、複数のパレットをトラックの荷台上に並列して積載することができ、板状体を効率よく輸送することができる。
本発明の板状体の輸送用パレットは、
板状体を積載し、輸送するための板状体の輸送用パレットであって、
矩形形状に枠組みした床桟フレームと、
上記床桟フレームの底面に固着した脚部と、
上記床桟フレームの背側上端部に固着立設した背枠フレームと、
上記背枠フレームの背面側にその端部が回動可能に軸支された張出しフレームとを備えており、
上記背枠フレームの主面と上記張出しフレームの主面とが直交する状態と、上記張出しフレームの主面と上記背枠フレームの主面とが略平行になるように、上記張出しフレームが上記背枠フレームの背面側に収納された状態とを取り得ることを特徴とする。
また、本発明の板状体の輸送用パレットの底部は、上記背枠フレームの主面に対して垂直な平面から所定の角度傾斜した平面を有し、かつ、上記張出しフレームは、パレット支持用のレベルアジャスターを備え、
上記背枠フレームの主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾斜した状態で自立可能となるように構成されていることが望ましい。
図1(a)は、本発明に係る板状体の輸送用パレットの一例を示す正面図であり、張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが略平行になるように、張出しフレーム5が背枠フレームの背面側に収納された状態を示しており、図1(b)は、図1(a)に示した板状体の輸送用パレットにおいて、張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが直交した状態を示す平面図であり、図1(c)は、図1(a)に示した板状体の輸送用パレットにおいて、張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが直交した状態を示す右側面図である。
なお、張出しフレーム、背枠フレーム等の主面とは、上記張出しフレーム等を構成する最も外側の枠が外縁部分となる板状体を想定した際の該板状体の主面を意味する。
以下、本発明の板状体の輸送用パレットの具体例について説明する。
図1(a)に示すように、本発明の板状体の輸送用パレット1は、矩形形状に枠組みした床桟フレーム2と、床桟フレーム2の底面に固着した脚部3と、床桟フレーム2の背側上端部に固着立設した背枠フレーム4と、背枠フレーム4の背面側にその端部が回動可能に軸支された張出しフレーム5とを備えている。
床桟フレーム2は、筒状角型のSS鋼材を矩形形状に縦横に配置して枠組みしてなる部材であり、床桟フレーム2の背側上端部には、筒状角型のSS鋼材からなる縦背枠フレーム4aが所定間隔で上方に複数本固着立設されている。
そして、縦背枠フレーム4a同士を連結するように横方向に横背枠フレーム4bが固着され、縦背枠フレーム4aと横背枠フレーム4bとから背枠フレーム4が構成されている。
このような構成とすることにより、背枠フレーム4の前面にパレット1に積載する対象物である板状体Gを接触させて積載することができる。
続いて、図2を参照して脚部3及び背枠フレーム4について説明する。
図2(a)は、本発明の板状体の輸送用パレットの一例を示す右側面図であり、張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが直交した状態を示しており、図2(b)は、図2(a)に示した板状体の輸送用パレットの正面図の一部であり、張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが略平行になるように、張出しフレーム5が背枠フレーム4の背面側に収納された状態を二点鎖線で示している。
図2(a)に示すパレット1は、張出しフレーム5の主面が背枠フレーム4の主面と直交した状態であり、張出しフレーム5に設けられたレベルアジャスター51、及び、脚部3によって支持されて自立している。
脚部3は、床桟フレーム2の底面に固着されており、脚部3の底部を接地させることによりパレット1を支持することができる。
脚部3の底部は、背枠フレーム4の主面に対して垂直な平面から所定の角度傾斜した傾斜平面31と、床桟フレーム2の主面に対して平行な平行平面32とを有している。
脚部3の底部が傾斜平面31を有する形状であると、傾斜平面31を接地させてパレット1を支持することができ、背枠フレーム4の主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態でパレット1を傾斜姿勢で支持することができる。
ここで、所定の角度とは、パレット1が接地されている地面に対して垂直な平面と、背枠フレームの主面とがなす角のうち鋭角である角度を指すこととする。
縦背枠フレーム4aの背面側には張出しフレーム5がその端部で回動可能に軸支されている。具体的には、背枠フレーム4の背面側に補強フレーム14が設けられており、補強フレーム14に張出しフレーム5用の軸支部材14aが設けられ、この軸支部材14aにより張出しフレーム5が回動可能に軸支されている。なお、張出しフレーム5も筒状角型のSS鋼材を組み合わせてなる部材であり、図1及び図2に示す張出しフレーム5は、一例として下部の長方形と上部の台形が結合してなる五角形形状の主面を有している。
上記のように構成された張出しフレーム5は、補強フレーム14に軸支された端部を中心にして回動させることができ、図2(a)に示すように張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが直交した状態とすることができる。
また、張出しフレーム5を広げた際に背枠フレーム4から遠い側となる端部の下端部分には、レベルアジャスター51が設けられており、その下端部に支持部52が設けられている。
支持部52の底面は背枠フレーム4の主面に対して垂直な平面から所定の角度傾いており、支持部52の底面を接地してパレット1を支持した際に背枠フレーム4が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態となるように構成されている。
レベルアジャスター51及び脚部3の底部がこのように構成されていると、張出しフレーム5の主面と背枠フレーム4の主面とが直交する状態とし、傾斜平面31と支持部52の底面とを接地させることにより、背枠フレーム4の主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾斜した状態でパレット1を自立させることができる。
この際、支持部52の底面と傾斜平面31は、同一平面上に位置していることが望ましい。両平面同士の関係をこのような関係とすることにより支持部52の底面及び傾斜平面31の双方を接地させて安定的にパレット1を支持することができるためである。
このように背枠フレーム4の主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態でパレット1を自立させることにより、板状体Gを背枠フレーム4に凭れかかるようにして積載することができる。従って、板状体Gをパレット1に作業性よく安定的に積載することができる。
また、図1(a)及び図2(b)に示すように、張出しフレーム5を、補強フレーム14に軸支された端部を中心にして回動させ、その主面が背枠フレーム4の主面と略平行になる状態とすることにより、張出しフレーム5を収納状態とすることができる。
張出しフレーム5をこのような収納状態とすることにより、トラックの荷台上に複数のパレットを並べて積載することができる。これについて以下に説明する。
図3(a)は、トラックの荷台上に、張出しフレーム5が背枠フレーム4に収納された状態で複数のパレットを並列して積載した状態を模式的に表した正面図であり、図3(b)は、その平面図であり、図3(c)は、その右側面図である。
図3に示すように、張出しフレーム5が背枠フレーム4の背面側に収納された状態とすると、パレット1をその脚部3のみで支持して直立させることができる。この際パレット1は略平板形状となるため、図3(c)に示すように複数のパレット1、1、1・・・の主面が平行になるように載置することにより複数のパレット1、1、1・・・をトラックの荷台上に並列した状態でコンパクトに積載することができる。
このようにパレットをトラックの荷台に上記態様で積載することにより、板状体Gを効率よく輸送することができる。
以下、本発明の板状体の輸送用パレットを構成する部材の望ましい形態について、図1等を参照してさらに詳細に説明する。
床桟フレーム2の上面には板状体Gが直接接触することとなる。そのため床桟フレーム2の上面であって板状体Gが接触する部分には、板状体Gに傷が生じないようにゴム板等の緩衝材を貼り付けておくことが望ましい。
床桟フレーム2の底面にはクレーンのワイヤーを引っ掛けてパレット1を底吊りにするためのワイヤー掛け部材13を設けておくことが望ましい。このような部材を設けておくことにより、パレットを傷つけることなく、クレーンを用いてパレットを吊り上げて運搬することができる。
床桟フレーム2の両側面には側面フレーム9が立設されていることが望ましい。側面フレーム9は、筒状角型のSS鋼材を矩形形状に配置して枠組みした形状を有しており、これにより積載した板状体Gが側面から滑り落ちることを防止することができる。
また、横背枠フレーム4bの両端を左右の側面フレーム9にそれぞれ固着することにより、パレット1の強度を増すことができる。
また、側面フレーム9の外側にはワイヤ掛部11を設けておくことが望ましい。ワイヤ掛部11にワイヤを引っ掛けてパレットをトラックに固定することにより、パレットがトラックの荷台上で倒れることを防止できる。
なお、ワイヤ掛部11の形状はワイヤを引っ掛けることができる形状であれば特に限定されるものではない。
また、側面フレーム9のうち板状体Gが直接接触する内側部位には、板状体Gの表面に傷が生じないように床桟フレーム2と同様の緩衝材を貼り付けておくことが望ましい。
背枠フレーム4は、板状体Gが直接凭れかかる部材であるため、板状体が直接接触する部位には、板状体Gの表面に傷が生じないように床桟フレーム2と同様にゴム板等の緩衝材を貼り付けておくことが望ましい。
また、縦背枠フレーム4aの上端には天板フレーム10が固着されていることが望ましい。天板フレーム10は、床桟フレーム2と同様に、筒状角型のSS鋼材を矩形形状に配置して枠組みした形状を有している。
また、背枠フレーム4が伸縮しない場合は、天板フレーム10はその両端で側面フレーム9に固着されていることが望ましい。このような天板フレーム10を設けることにより縦背枠フレーム4a及び側面フレーム9の上端部が固定されるため、背枠フレーム4及び側面フレーム9が振動することの無い安定したパレットとすることができる。
また、天板フレーム10の上面には、クレーンのワイヤーによってパレット1を底吊りにする際にワイヤーを引っ掛けるためのワイヤーズレ止めフック12を設けておくことが望ましい。このような部位を設けておくと、パレットを吊り上げる際にワイヤーがずれることがなく、パレットを安定して吊り上げることができる。
また、本発明のパレット1には、天板フレーム10と床桟フレーム2の間を連結するように、横背枠フレーム4bよりも背面側に上側ベルト掛けパイプ15aが設けられていることが望ましい。
また、床桟フレームの主面内に、横背枠フレーム4bと略平行に、下側ベルト掛けパイプ15b(図2(a)参照)が設けられていることが望ましい。
上側ベルト掛けパイプ15a及び下側ベルト掛けパイプ15bは板状体Gを固定するためのラッシングベルトを設置するために設けられた円筒状の部材である。
なお、ラッシングベルトは上側ベルト及び下側ベルトの2本のベルトをラチェットバックルで接続したベルトである。
上側ベルトの上端には上側ベルト掛けパイプ15aに引っ掛けることができるS字金具が固設され、下端はバックルに固定されている。
また、下側ベルトの下端は金具を介して下側ベルト掛けパイプ15bに固定され、上端をバックルに通して下側ベルトの上端を引っ張るか押し込むかの操作を行うことによって下側ベルト掛けパイプ15bとバックルとの間のベルト長を調整することができるようになっている。
ラッシングベルトをこのような構成とし、S字金具を上側ベルト掛けパイプ15aから外した状態でラッシングベルトをパレット1の前面側の地面に垂らしておき、板状体Gをパレット1に積載した後に、ラッシングベルトの上端を板状体Gの前面側で引き上げてS字金具をベルト掛けパイプ15aに引っ掛けることにより、ラッシングベルトで板状体Gの前面を固定することができる。
S字金具を引っ掛けた直後のラッシングベルトはたるんだ状態であるが、下側ベルトのバックルに通された下側ベルトの上端を引っ張ることで、下側ベルト掛けパイプ15bとバックルの間のベルト長を短くすることができ、ラッシングベルトのたるみを解消することができる。
このようにラッシングベルトのたるみを解消しておいた上で、バックルを複数回締めこむことにより、板状体Gをラッシングベルトで締付固定することができ、板状体Gが前面側に倒れることを防止することができる。
なお、ラッシングベルトの形状、材質等は特に限定されるものでないが、起立した板状体の転倒を防止することのできる強度を有する布製のベルトであることが望ましい。
また、板状体Gを安定して固定するためには本発明の輸送用パレット1に所定間隔で複数のベルト掛けパイプ及びラッシングベルトを設けておくことが望ましい。
張出しフレーム5は、広げた状態で固定できるように、張出しストッパ55を備えていることが望ましい(図1(b)参照)。張出しストッパ55は棒状部材であり、その両端を張出しフレーム5の嵌合部と補強フレーム14の嵌合部にそれぞれ嵌合させることにより突っかい棒の役割を果たすための部材であるため、これを用いると張出しフレーム5を広げた状態で固定することができる。
なお、張出しストッパ55の端部形状、並びに、張出しフレーム5、及び、補強フレーム14の嵌合部の形状は、張出しストッパ55の端部と各嵌合部が嵌合できる形状であれば特に限定されるものではなく、張出しストッパ55の端部に突出部を設けた場合は、上記嵌合部を開口形状とすることができ、張出しストッパ55の端部に開口部を設けた場合は、上記嵌合部を突出形状とすることができる。
また、張出しフレーム5の形状は、図2に示した形状に限定されるものでないが、その主面を形成する辺と頂点、又は、頂点同士を結ぶような筋交いを複数有する形状(図2(a)参照)であることが望ましい。このような形状とすることにより張出しフレーム5の強度を増すことができ、重量物である板状体Gを積載したパレットを、安定的に支持することができる。
また、張出しフレーム5は、張出しフレーム5を広げた際にその下端部分でパレット1を支持することができる部位を備えていることが望ましい。その部位の形態は特に限定されるものではなく、上記レベルアジャスターの他、例えば、張出しフレームの底面にゴム製の板状体を貼った形態等であってもよい。
また、張出しフレーム5にレベルアジャスター51が設けられている場合、レベルアジャスター51の設置位置は、支持部52で安定的にパレット1を支持できる位置であれば特に限定されるものではなく、例えば張出しフレーム5の主面を構成する辺のうち底辺となる位置等に設置してもよい。
また、支持部52の形状、構造も特に限定されるものでないが、レベルアジャスター51にねじ嵌めされており、パレット1を床面に接地する際には支持部52の長さを微調整できることが望ましい。
これにより、パレット1の接地面に段差があった際にも脚部3の傾斜平面31と支持部52の底面の双方を接地させ安定してパレット1が自立できるように支持することができる。
また、レベルアジャスター51は、上下方向に段階的に昇降可能な構造であることが望ましい。図2(a)及び(b)に示す張出しフレーム5には、上部固定孔53a及び下部固定孔53bが設けられており、固定ピン54を固定孔53a、53bのいずれか及びレベルアジャスター51に貫通させて固定ピン54の先端側を固定することによってレベルアジャスター51を固定孔53a、53bのいずれかの位置に固定することができる。
図2(a)においては、張出しフレーム5は広げられており、固定ピン54が下部固定孔53bとレベルアジャスター51を貫通し、レベルアジャスター51は張出しフレーム5の下部に固定されている。この状態では支持部52を接地させることによりパレット1を支持することができる。
図2(b)においては、張出しフレーム5の主面が背枠フレーム4の主面と略平行になるように張出しフレーム5が収納された状態を二点鎖線で示している。張出しフレーム5が収納される際には、固定ピン54は上部固定孔53aとレベルアジャスター51を貫通し、レベルアジャスター51は張出しフレーム5の上部固定孔53aに固定されている。このようにするとレベルアジャスター51が床桟フレーム2と接触することがなく張出しフレーム5を収納することができる。
このようにレベルアジャスター51を上下方向に段階的に昇降可能な構造とすると、レベルアジャスターを下部固定孔53bに固定した際にはその下端に設けた支持部でパレットを支持することができるとともに、上部固定孔53aに固定した際には張出しフレームを床桟フレームと接触することなく収納することができる。
脚部3の形状は、パレット1を支持できる形状であれば特に限定されるものでないが、その底部が床桟フレーム2に対し平行な平行平面32(図2(a)参照)を有していることが望ましい。平行平面32を接地してパレット1を支持することによりパレット1を直立させることができ、複数のパレットをトラックの荷台上に並列した状態で積載することができる。
本発明の板状体の輸送用パレットにおいて、床桟フレーム2の背面側側面には、パレット直立用の直立サポート部材6が着脱自在に取り付けられていることが望ましい。
図4(a)は、本発明の輸送用パレット1に直立サポート部材6を取り付けた状態の拡大背面図であり、図4(b)は、図4(a)の右側面図であり、本発明の輸送用パレット1を直立させた状態を示している。
なお、図4(a)、(b)ともに、直立サポート部材6を支持部材として使用していない状態及びストッパを持ち上げた状態を二点鎖線で示している。
直立サポート6は、円筒形状の円筒部62の上下に、いずれも中央部に貫通孔64を備えた上部円盤部61と下部円盤部62が鍔状に結合しており、棒状部69のような細長い棒状の部材を貫通させることができるとともに、鍔状の部分を所定厚さの空間が形成された部分に挿入することができる。
床桟フレーム2の底面には、丁度、上部円盤部61を遊挿することができる空間が形成された挿入部70が設けられており、また、床桟フレーム2の挿入部70の近傍の側面には、板状のストッパ66を下の方向に遊挿するための空間が形成されたストッパ挿入部材67が設けられている。
従って、図4(a)に示すように、直立サポート6の上部円盤部61を挿入部70に挿入し、上部円盤部61が挿入部70に引っ掛かって直立サポート6がぶら下がった状態とした後、床桟フレーム2の側面に設けられたストッパ挿入部材67に、板状でストッパ挿入部材67より長さが長く、両端部に外れ防止のための引っ掛かり部が形成されたストッパ66を下降させて挿入し、挿入部70の前面を塞ぐことにより、直立サポート6を挿入部70に固定することができる。
これにより、図4(b)に示すように、下部円盤部63の底面と脚部3の平行平面32とが同一平面上になるように直立サポート6を固定することができ、パレット1を下部円盤部63の底面と脚部3の平行平面32とで支持することができるので、パレット1を直立させた状態で安定的に支持することができる。
一方、直立サポート6を支持部材として使用しない際には、図4において二点鎖線で示したように、ストッパ66を持ち上げることにより挿入部70の前面を開放された状態とすることができ、直立サポート6の上部円盤部61を挿入部70より取り出して、棒状部69に突き刺すことにより、直立サポート6を床桟フレーム2の上面に取り付けることができる。
直立サポート6を床桟フレーム2の上面に取り付けておくことにより、板状体Gを積載する際には、図2(a)に示したように傾斜平面31とレベルアジャスター51の支持部52の底面とを接地させることができ、背枠フレーム4が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾斜した状態でパレット1を自立させることができる。
本発明の輸送用パレット1において、背枠フレーム4と対向する床桟フレーム2の前面側には、少なくとも1つの前蓋フレーム7が着脱自在に取り付けられていることが望ましい。
前蓋フレーム7は、図1(a)に示すように、筒状角型のSS鋼材を矩形形状に縦横に配置して枠組みしてなる部材である。
このような前蓋フレーム7を、板状体Gを積載したパレット1の前面に設置することにより、板状体Gが前方に倒れて割れることを防止することができる。
ここで、本発明の板状体の輸送用パレット1を大型の板状体Gの積載に用いる場合、非常に長い部材となるところ、パレット全体の前面を覆う前蓋フレームを作製すると、非常に長くて重い部材となる。この際、作業者1人で前蓋フレームを着脱することは困難であり、作業性がきわめて悪くなるとともに危険であるという問題がある。
図1(a)に示すパレット1においては、前蓋フレーム7が4枚取り付けられており、この4枚の前蓋フレーム7はそれぞれ独立して着脱することができる。
前蓋フレーム7は作業者1人で容易に着脱できる長さ及び重さの部材であるため、これを少なくとも1枚、望ましくは複数枚取り付けるようにすることにより、前蓋フレームを着脱する際の作業性を向上させることができる。
以下に、前蓋フレーム7をパレット1に着脱する具体的手順について述べる。
図5(a)は、図1(a)においてAで示す部分の拡大右側面図であり、図5(b)は上記部分の拡大正面図である。
図6(a)は、前蓋フレームの一例を示す正面図であり、図6(b)はその右側面図である。
床桟フレーム2は、前蓋フレーム7に平行に設けられた横床桟フレーム2aと、前蓋フレーム7に垂直に設けられた縦床桟フレーム2bからなり、図5(a)に示すように、縦床桟フレーム2bには、前側の横床桟フレーム2aよりも少し前側に突出した床桟係止部71が設けられている。そして、この床桟係止部71には、上下方向に矩形形状の貫通孔200bが形成されており、床桟係止部71の一方の側面にはピン用貫通孔71aが、反対側の側面にはピン用貫通孔71bが設けられている。ピン用貫通孔71aは円形であり、ピン用貫通孔71bは円形の一部に溝部71cが結合した形状となっている。
また、床桟フレーム2b及び床桟係止部71の底部には貫通孔200bの下面の一部を塞ぐように貫通防止板75が設けられている。
また、床桟係止部71には固定ピン73が、予めピン用貫通孔71aを貫通した状態で設けられている。
一方、前蓋フレーム7も上下方向に伸びた2本の縦前蓋フレーム7aと、これら縦前蓋フレーム7aを結合する左右方向に伸びた横前蓋フレーム7bとからなる。
縦前蓋フレーム7aは最下部の横前蓋フレーム7bよりも下に突出しており、縦前蓋フレーム7aの下端には、前面側に突出した角材形状の前蓋係止部72が設けられている。そして、前蓋係止部72を含む縦前蓋フレーム7aの底面の形状は、縦前蓋フレーム7aの下端部を貫通孔200bに上方から挿入することができる形状となっている。
また、縦前蓋フレーム7aの上端には背面側にL字型の上端引掛部76が設けられている。
前蓋フレーム7をこのような形状とすると、上端引掛部76を天板フレーム10に引っ掛けて固定し、縦前蓋フレーム7aの下端部を固定ピン73を用いて床桟係止部71に固定することによって、前蓋フレーム7をパレット1に設置することができる。以下にその具体的手順について示す。
まず、前蓋フレーム7の主面が背枠フレームの主面に対し少し傾いた状態で、縦前蓋フレーム7aの下端を、貫通孔200bに挿入する。
次に、前蓋フレーム7を起こして直立させる。この操作は、縦前蓋フレーム7aの下端が貫通孔200bに挿入された状態を維持したままで、上端引掛部76のL字型の先端が天板フレーム10の背面側に位置することができるように、前蓋フレーム7を持ち上げて行う。
直立させた前蓋フレーム7を下ろし、縦前蓋フレーム7aと上端引掛部76のL字型で形成されるコの字形状の部位を天板フレーム10に引っ掛ける。
これにより前蓋フレーム7の上端部が天板フレーム10に固定される。
続いて、前蓋フレーム7の下端部を床桟フレーム2に固定する。
前蓋係止部72を含む縦前蓋フレーム7aの下端が貫通孔200bに挿入され、ピン用貫通孔71a及び71bよりも前蓋係止部72が下方に位置する状態で、ピン用貫通孔71bを貫通するように固定ピン73を挿すと、前蓋係止部72は固定ピン73よりも上に移動することができなくなるため、前蓋係止部72を含む縦前蓋フレーム7aは貫通孔200bから抜けることができなくなる。これにより前蓋フレーム7の下端部は床桟フレーム2に固定される。
固定ピン73はその片側が約90°折れ曲がった略円柱形状であり、その先端近傍には横に飛び出すように棒状の抜止突出部74が設けられており、一方、ピン用貫通孔71bには抜止突出部74が貫通可能な形状の溝部71cが設けられている。
固定ピン73をピン用貫通孔71bに挿入する際には抜止突出部74を溝部71cに合わせて貫通させたのちに抜止突出部74と溝部71cとの位置をずらすことにより、固定ピン73がピン用貫通孔71bより自然に抜けることがなくなり、前蓋フレーム7の位置を固定することができる。
また、ピン用貫通孔71aは円形であり、固定ピン73の抜出突出部74が引っかかるような形状であるため、固定ピン73がピン用貫通孔71aから自然に抜けることはない。
また、上記設置手順とは逆の操作を行うことで、容易に前蓋フレーム7を取り外すことができる。
なお、前蓋フレーム7をパレット1に設置した際、前蓋フレーム7の背面には板状体Gが直接接触する可能性がある。そのため、板状体Gが接触する可能性のある部分には、板状体Gに傷が生じないようにゴム板等の緩衝材を貼り付けておくことが望ましい。
このように、本発明の板状体の輸送用パレット1の床桟フレーム2の前面側に着脱自在な前蓋フレーム7を少なくとも1枚備えていると、板状体Gが前方に倒れて割れることを防止することができる。また、このような前蓋フレーム7はパレット1の横幅と同じ幅の前蓋フレームと比較して作業性良く、かつ、安全に着脱することができる。
また、本発明の板状体の輸送用パレット1においては、背枠フレーム4の主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態でパレットを安定して自立させるために、上記脚部の前面側下端にクサビが着脱自在に取り付けられていることが望ましい。
図7(a)は、図1(a)においてBで示す部分の拡大正面図であり、図7(b)は上記部分の拡大右側面図である。
図7では、クサビ8が差し込まれた状態を実線で示しており、クサビ8が収納された状態を二点鎖線で示している。
クサビ8は、平面視矩形状の底板82aとその両側面に互いに平行になるように設けた側板82bからなる外壁部82と、2枚の側板82bを結合するように取り付けられたコの字形状の取手部81と、底板82aから垂直に立設し、屈曲して取手部81と反対側下方に向かって伸びた板状体である、断面視ヘの字形状のヘの字部材85とからなる。
本発明の板状体の輸送用パレットを自立させる際には、上記のとおり傾斜平面31を接地させてパレット1を自立させるが、平行平面32と地面の間には隙間が生じるため、その隙間分だけパレット1が前方に傾いて倒れる可能性がある。
しかし、このようなクサビ8を脚部前カバー84の下に挿入することにより、図7(b)に示すように脚部前カバー84の下端がクサビ8のへの字部材85と接触することとなり、パレットが前方に傾いて倒れにくくなる。
従って、クサビ8を取り付けることにより、きわめて安定的にパレット1を自立させることができる。
また、平行平面32を接地させてパレット1を直立させる際には、クサビ8を取り外す必要がある。クサビ8は、パレット1をワイヤーで吊り上げる際に取手部81を持って引き抜くことにより取り外すことができる。
床桟フレーム2の底面には、クサビ8より一回り大きいクサビ収納部83が設けられているため、取り外したクサビ8はクサビ収納部83に収納することができる。
このように、本発明の板状体の輸送用パレット1が着脱自在なクサビ8を備えていると、張出しフレーム5を広げた状態でクサビ8をパレット1の下部に挿入することにより背枠フレーム4の主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態でパレット1をきわめて安定的に自立させることができ、また、クサビ8を取り外すことによりパレット1を直立させることができる。
また、本発明の板状体の輸送用パレットにおいて、上記背枠フレームは、横方向に伸縮可能であることが望ましい。
背枠フレームを伸縮可能とする機構としては、特に限定されるものでないが、以下のような構造を有するものが考えられる。すなわち、左右の側板フレームが床桟フレームの横幅の外側にまで伸びることができるように、床桟フレーム及び天板フレームに固定されていない構造とし、左右の側板フレームからそれぞれ水平方向に伸びるスライドロッドを、上下に1本ずつ計2本設置するとともに、これらのスライドロッドが互いに重なり合う長さとする。また、各スライドロッドを縦背枠フレームに設けたガイドピンに通し、左右のスライドロッドを近接した状態で段違いに配置するとともに、一方のスライドロッドに長手方向に伸びる突部を形成し、他のスライドロッドに長手方向に伸びる凹部を形成し、両者の突部と凹部とが互いに嵌合した状態で長手方向に移動可能な構造としたものを例示することができる。
この際、左右のスライドロッドが重なっている幅が伸縮のストロークとなる。
このように、スライドロッド同士が重なるようにすることにより背枠フレームの幅を横方向に縮めることができ、スライドロッド同士が重なる幅を短くすることにより、背枠フレームの幅を横方向に伸ばすことができる。
また、このような構造とすると、一方のスライドロッドを移動させる際には嵌合した他方のスライドロッドがガイドの役割を果たすので、スライドロッドの位置がずれることなく背枠フレームの長さを伸縮することができる。
このように、本発明の板状体の輸送用パレットにおいて、背枠フレームが横方向に伸縮可能な構造であると、短い板状体Gを積載する際には側面フレームが板状体Gの両端に位置するように背枠フレームの横幅を縮めることにより、より安定的に板状体Gを積載することができる。
また、背枠フレームの横幅を縮めるとトラックに積載する際にトラックの荷台中でパレットが占有する領域が小さくなるため、特に空のパレットを輸送する際の積載量を増すことができ、輸送効率を向上させることができる。
また、長い板状体Gを積載する際には、側面フレームが板状体Gの両端にまで位置するように背枠フレームを伸ばすことにより、床桟フレームの横方向の長さよりも長い板状体Gをも積載することができる。
以上、本発明の板状体輸送用パレットの好適な実施形態の一例について述べたが、本発明はこれに限定されるものでなく、種々の応用が考えられる。
本発明の板状体の輸送用パレットの大きさは特に限定されるものでないが、その幅の好ましい下限は4m、好ましい上限は8.5mである。
板状体の幅が4m未満であれば従来公知のパレットを使用する方が作業効率が良く、また、板状体の幅が8.5mを超えることはほとんど無いため、本発明の輸送用パレットの製作に要する手間等を考慮すると木箱等を用いるほうが効率がよいためである。
また、背枠フレームが横方向に伸縮可能であるパレットにおいても、その可動範囲の好ましい下限は4mであり、好ましい上限は8.5mである。
また、本発明の板状体の輸送用パレットを張出しフレーム5を広げて自立させる際に、背枠フレーム4が地面に対して垂直な状態から傾斜する好ましい角度は6°程度である。傾斜角度が6°未満であると板状体Gを積載する際に安定的に板状体Gを背枠フレーム4に凭れかけることができないためである。
板状体Gとしては、強化ガラス板、半強化ガラス板、生板等の単板、あるいは複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生板ガラスを組み合わせてPVBやEVA等の中間膜または樹脂注入で接着した合わせガラス、及び、上記のガラス板に飛散防止樹脂膜を貼着したフラットな各種ガラス板、アクリル板、ポリーカーボネート板等の各種樹脂板、ボード、合板等の各種木製の板等が対象となり、その形状は矩形のものが主に対象となる。
これらの板状体Gの大きさは特に限定されるものでないが、その幅が4〜8.5mであることが好ましい。本発明の板状体の輸送用パレットは、このような板状体Gの積載及び輸送に対して好適に使用することができる。
本発明の板状体の輸送用パレットを構成する各部材の材質は特に限定されるものでないが、例えば、SS鋼材、SM鋼材、SN鋼材等の鋼材、又は、ニッケル基合金若しくはステンレス等の他の合金材料等を好適に使用することができる。このような材質の部材を使用することにより重量物である板状体を安定的に支持することができる。
続いて、本発明の輸送用パレットの使用方法の具体的な一例について説明するが、本発明の輸送用パレットの使用方法は以下の形式に限定されるものではない。
はじめに、張出しフレーム5が収納された状態で保管され、板状体Gを積載していない状態のパレット1を、最も上方に位置する横背枠フレーム4bの下側にフォークリフトのフォークを差し込むことにより持ち上げて、所定の作業場所に移動する。
あるいは、クレーンに連結したワイヤーを、それぞれ2箇所のワイヤー掛け部材13に掛けて底吊りにして、さらにワイヤーをその位置がずれないようにワイヤーズレ止めフック12に掛けておき、クレーンを動かすことによってパレット1を吊り上げて所定の作業場所に移動してもよい。
次に、パレット1を持ち上げたまま、脚部3が地面に接地していない状態で、張出しフレーム5を引き出し、張出しストッパ55の端部を補強フレーム14の嵌合部に嵌合させて張出しフレーム5を広げた状態で固定する。
張出しフレーム5が収納された状態においてはレベルアジャスター51は上部で固定されているので、固定ピン54を引き抜き、レベルアジャスター51を下降させ、下部固定孔53bに位置を合わせて、固定ピン54の差し込みにより固定する。
この状態でフォーク又はクレーンを下げ、パレットを下降させることにより、脚部3を地面に接地させる。この際、図2(a)に示すように脚部3の傾斜平面32とレベルアジャスター51の支持部52の底面が地面に接地することとなり、背枠フレーム4が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾斜した状態でパレット1を自立させることとなる。
このとき必要があれば支持部52上部のねじを操作して支持部52の長さを微調整して、パレット1をより安定的に自立させることができる。
この状態で、クサビ収納部83に収納されているクサビ8の取っ手部81を掴み、クサビ収納部83からクサビ8を引き抜き、図7に示すようにクサビ8を脚部カバー84の下に差し込む。
図1に示すパレット1においては、一例として5ヶ所にクサビ8を差し込むことができる。
続いて、前蓋フレーム7の取り外しを行う。前蓋フレーム7はその下端が床桟係止部71に固定されているので、固定ピン73の抜出突出部74と溝部71cを合わせて固定ピン73をピン用貫通孔71bより引き抜き、前蓋フレーム7と床桟係止部71との固定を解除する。
続いて、前蓋フレーム7を持ち上げて天板フレーム4と上端引掛部76との係止状態を解除する。このようにすることで前蓋フレーム7をパレット1から取り外す。
続いて、背枠フレーム4が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態で自立しているパレット1に、板状体Gを積載する。板状体Gの積載法は特に限定されるものでないが、バキュームリフトを好適に用いることができる。
バキュームリフトにより板状体Gを持ち上げ、板状体Gが背枠フレーム4に凭れかかるようにした状態でバキュームを解除することにより板状体Gをパレット1に積載することができる。
板状体Gをパレット1に積載した後に、ラッシングベルトを板状体Gの前面側に引き上げ、上側ベルトのS字金具をベルト掛けパイプ15aに引っ掛け、ラッシングベルトのたるみを解消して、バックルを締めこむことにより、板状体Gを固定する。
板状体Gを固定することによって、板状体Gが前面側に倒れることを防止することができる。
続いて、前蓋フレーム7を取り付ける。前蓋フレーム7の取り付け手順は上述した取り外し手順と逆であり、縦前蓋フレーム7aの下端を床桟係止部71に設けた貫通孔200bに挿入した状態で、上端引掛部76を天板フレーム4に引っ掛けて前蓋フレーム7の上端部を固定し、固定ピン73の抜止突起部74と溝部71cを合わせて固定ピン73をピン用貫通孔71bに挿入することにより前蓋フレーム7の下端部を固定する。このようにすることにより、前蓋フレーム7を取り付ける。
なお、図1に示すパレット1には4枚の前蓋フレーム7を取り付けることができる。
続いて、載置した板状体Gとパレット1とをPPバンドにより結束して梱包する。PPバンドにより板状体Gとパレット1を結束する方法は特に限定されるものでないが、例えば、パレット1に載置した板状体の前面とパレット1の背面側の主面に接するように一本のPPバンドを板状体Gとパレット1の周囲に横方向に一周させてその両端を結束する方法等により行うことができる。
また、板状体Gの左端及び右端よりも外側の縦背枠フレーム4a又は側面フレーム9にPPバンドの一端を固定しておき、板状体Gの前面側で左右の両側のPPバンドを結束する方法によって板状体Gとパレット1を結束して梱包することもできる。
板状体Gをこのようにして梱包することにより、板状体Gが前面側に倒れることを防止することができる。
次に、パレット1をクレーンにより少し吊り上げる。
このようにすることによりパレット1は地面から浮き上がるので、差し込んでおいたクサビ8の取手部81を掴んでクサビ8を引き抜き、クサビ収納部83に収納する。
続いて、張出しフレーム5のレベルアジャスター51から固定ピン54を引き抜き、レベルアジャスター51を上に引き上げて、上部固定孔53aに位置を合わせて、固定ピン54を差し込んでレベルアジャスター51を上方で固定する。
そして、張出しストッパ55の端部と補強フレーム14の嵌合部との嵌合を解除して、張出しフレーム5の主面が背枠フレーム4の主面と略平行になるように張出しフレーム5を収納する。
そして、パレット1の脚部を地面から浮かせた状態でクレーンを移動して、パレットを積載するトラックの荷台までパレット1を移動させる。
パレット1をトラックの荷台に積載する前に、直立サポート6を設置する。
直立サポート6は図4(a)の点線部分に示すように床桟フレームの上面に取り付けられているため、これを棒状部69から引き抜いて取り外す。
そしてストッパ66を持ち上げて挿入部70の前面を開口状態とし、上部円盤部61を挿入部70に挿入後、ストッパ66を下ろして挿入部70の前面を塞ぐことにより、直立サポート6が外れないように固定する。
直立サポートを取り付けたパレット1を、クレーンでさらに上方に吊り上げることにより、トラック100の荷台101上に積載する。この際、図3(c)に示すようにパレット1の背面側(脚部3の傾斜平面31の側)がトラック100の荷台101上のスタンション102側になるように積載することが望ましい。このようにすることにより板状体Gは荷台101の中心方向に凭れかかることとなり、荷台上でのバランスを保つことができる。
このときパレット1は直立しており、上記操作を他のパレットについても繰り返すことによって図3に示すように複数枚のパレット1をトラック100の荷台101上に並列した状態で積載することができる。
トラック100から板状体Gを荷降ろしする際には、パレット1の脚部を浮かせた状態で、直立サポート6を固定した手順の逆の操作によって取り外し、床桟フレーム2の上面に取り付ける。
そして、トラック100からパレット1を降ろし、パレット1の脚部を浮かせた状態で、最初にパレット1を自立させた際と同様にして張出しフレーム5を広げて固定し、レベルアジャスター51を引き下げて下方で固定する。
その後、クレーンを下ろしてパレット1を地面に接地させることにより、安定的にパレット1を自立させることができる。
上述のように、本発明の板状体輸送用パレットを使用すると、パレットを自立させた状態で大型の板状体を安定して積載することができ、かつ、複数のパレットを直立させた状態でトラックの荷台上に並列して積載することができるため、板状体を安定して効率よく輸送することが可能となる。
(a)は、本発明に係る板状体の輸送用パレットの一例を示す正面図であり、(b)は、張出しフレームを広げた状態を示す平面図であり、(c)は、(b)に示した状態の右側面図である。 (a)は、張出しフレームを広げた状態を模式的に示す右側面図であり、(b)は、その正面図である。 (a)は、トラックの荷台上に複数のパレットを並列して積載した状態を模式的に表した正面図であり、(b)は、その平面図であり、(c)は、その右側面図である。 (a)は、直立サポート部材を取り付けた状態の拡大背面図であり、(b)は、その右側面図である。 (a)は、図1(a)においてAで示す部分の拡大右側面図であり、(b)は、上記部分の拡大正面図である。 (a)は、前蓋フレームの一例を示す正面図であり、(b)は、その右側面図である。 (a)は、図1(a)においてBで示す部分の拡大正面図であり、(b)は、上記部分の拡大右側面図である。
符号の説明
1 パレット
2 床桟フレーム
3 脚部
4 背枠フレーム
5 張出しフレーム
6 直立サポート
7 前蓋フレーム
8 クサビ
31 傾斜平面
32 平行平面
51 レベルアジャスター
G 板状体

Claims (7)

  1. 板状体を積載し、輸送するための板状体の輸送用パレットであって、
    矩形形状に枠組みした床桟フレームと、
    前記床桟フレームの底面に固着した脚部と、
    前記床桟フレームの背側上端部に固着立設した背枠フレームと、
    前記背枠フレームの背面側にその端部が回動可能に軸支された張出しフレームとを備えており、
    前記背枠フレームの主面と前記張出しフレームの主面とが直交する状態と、前記張出しフレームの主面と前記背枠フレームの主面とが略平行になるように、前記張出しフレームが前記背枠フレームの背面側に収納された状態とを取り得ることを特徴とし、
    前記脚部の底部は、前記背枠フレームの主面に対して垂直な平面から所定の角度傾斜した傾斜平面、及び、前記床桟フレームの主面に対して平行な平面である平行平面を有し、
    前記張出しフレームは、パレット支持用のレベルアジャスターを備え、
    前記背枠フレームの主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾斜した状態で自立可能となるように構成されている、板状体の輸送用パレット。
  2. 前記レベルアジャスターは、上下方向に段階的に昇降可能である請求項に記載の板状体の輸送用パレット。
  3. 前記床桟フレームの背面側側面には、パレット直立用の直立サポート部材が着脱自在に取り付けられている請求項1又は2に記載の板状体の輸送用パレット。
  4. 前記背枠フレームと対向する前記床桟フレームの前面側には、少なくとも1つの前蓋フレームが着脱自在に取り付けられている請求項1〜3のいずれかに記載の板状体の輸送用パレット。
  5. 前記背枠フレームの主面が地面に対して垂直な状態から所定の角度傾いた状態でパレットを安定して自立させるために、前記脚部の前面側下端にクサビが着脱自在に取り付けられている請求項1〜4のいずれかに記載の板状体の輸送用パレット。
  6. 前記背枠フレームは、横方向に伸縮可能である請求項1〜5のいずれかに記載の板状体の輸送パレット。
  7. 前記レベルアジャスターの下端部の支持部が前記背枠フレームの主面に対して垂直な平面から所定の角度傾いている請求項1〜6のいずれかに記載の板状体の輸送用パレット。
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