JP4934327B2 - 汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置 - Google Patents

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    • F01M11/12Indicating devices; Other safety devices concerning lubricant level

Description

本発明は、作業機に搭載される汎用エンジンの作動を、オイルレベルに基づいて制御する汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置に関する。
エンジンの潤滑方式としては、クランクケースの中に溜められているオイルにより、各摺動部分を潤滑する方式(以下、オイル貯留方式と言う。)が多用されている。作業機には、このようなオイル貯留方式のエンジンが搭載されている。
オイル貯留方式のエンジンにおいては、各摺動部分を円滑に潤滑するために、オイルの貯留量、つまりオイルのレベルが適切であることが求められる。オイルのレベルを検出するオイルレベル検出装置としては、各種のものが知られている(例えば、特許文献1−2参照。)。
特公昭53−44615号公報 特開2004−150374公報
上記特許文献1及び特許文献2に示される従来のオイルレベル検出装置は、車両用エンジンに設けられたものであって、フロートスイッチを備える。これらのオイルレベル検出装置によれば、オイルのレベルが予め設定された下限レベルまで低下したときに、これに応じてフロートが下がるので、フロートが下がったことをスイッチが感知することにより、レベル低下を検出することができる。
さらには、上記特許文献1に示されるオイルレベル検出装置は、レベル低下を検出したときに、ランプやブザー等の警報器によって警報を発するものである。
一方、上記特許文献2に示されるオイルレベル検出装置は、車両が走行している路面の状態を常に検出し、状態が悪い路面であると判断した場合には、オイルのレベル検出を止めるようにしたものである。ここで、「状態が悪い路面」とは、オイルの油面が大きく揺れたり傾斜することによって、オイルのレベル検出をするのに悪影響を及ぼす路面のことである。
すなわち、特許文献2に示されるオイルレベル検出装置は、(1)路面の状態が良い場合には、レベル低下を検出したときに警報を発し、(2)路面の状態が悪い場合には、一時的にオイルのレベル検出を中断し、この結果、警報を発しないようにしたものである。このため、路面の状態が悪い場合に、誤ってレベル低下であると検出されることを抑制できる。
ところで、エンジンの中には、作業機に搭載される汎用エンジンがある。また、作業機の中には、激しい振動を発生する作業機や、汎用エンジンの姿勢を一時的に大きく傾けて作業をする作業機もある。このように、汎用エンジンの中には、車両に搭載した場合に比べて、より過酷な環境で使用されるものがある。しかし、クランクケースの中にオイルが十分に溜められている場合には、オイルの油面が大きく変動したり一時的に傾いても、オイルで各摺動部分を円滑に潤滑することができる。
このように過酷な環境で使用される汎用エンジンに、上記従来のオイルレベル検出装置を備えることが考えられる。しかし、これらの上記従来のオイルレベル検出装置は、レベル低下の場合に警報を発するだけである。
これに対して、エンジンの耐久性を高めるには、レベル低下の場合にもっと積極的に対応して、エンジンを停止させることが考えられる。つまり、(1)エンジンの始動時にオイルが不足している場合には、始動を阻止し、(2)エンジンの作動中にオイルが不足した場合には、停止させるようにすればよい。
しかし、クランクケースの中にオイルが十分に溜められているにもかかわらず、作業中にオイルの油面が激しく且つ大きく変動したり、一時的に傾く度に、オイルレベル検出装置がレベル低下を検出したのでは、エンジンが停止してしまう。この結果、作業を中断しなければならない。作業機による作業性を高めるには改良の余地がある。
本発明は、(1)激しい振動を発生する作業機や一時的に大きく傾けて作業をする作業機に搭載される、汎用エンジンの耐久性を確保するとともに、(2)この汎用エンジンを搭載した作業機による作業性を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、作業機に搭載されるエンジンを制御する汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置であって、この汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置は、
エンジンの動力によって発電する発電機と、
発電機が発生する電力によって点火プラグを点火させる点火回路と、
エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサと、
エンジンのクランクケースに取り付けられ、このクランクケース内に溜められているオイルのレベルが、予め設定された下限レベルまで低下したときに、レベル低下の検出信号を発するフロート式オイルレベル検出センサと、
エンジンを始動させるためのスタータと、
エンジン回転センサ並びにフロート式オイルレベル検出センサの各検出信号に応じて、点火回路から点火プラグへの電力供給を制御する制御部とを備え
この制御部は、
フロート式オイルレベル検出センサからレベル低下の検出信号を受けていないという条件と、
スタータによって始動されているエンジンの回転数が、点火プラグによる点火作用を開始してエンジンを始動させるための、予め設定されている一定の第1基準回転数に達したという条件との、
両方を満たしていると判断した後に、点火プラグへの電力供給を開始させるように、点火回路を制御する構成であることを特徴とする。
さらに、請求項1に係る発明では、制御部は、点火プラグへ電力供給を開始した後であって、エンジン回転センサにて検出されたエンジンの回転数が、エンジンのアイドリング回転数として予め設定され且つ第1基準回転数よりも大きい値の一定の第2基準回転数に達したという条件を満たしているときに、フロート式オイルレベル検出センサの検出信号にかかわらず、点火プラグへの電力供給を継続させるように、点火回路を制御する構成であることを特徴とする。
さらに、請求項1に係る発明では、制御部は、点火プラグへ電力供給を開始した後であって、エンジンの回転数が第2基準回転数に達していないという条件と、レベル低下の検出信号を受けたという条件とを満たしたときに、点火プラグへの電力供給を停止させるように、点火回路を制御する構成であることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、請求項1において、制御部は、スタータの始動操作を開始した時点に、レベル低下の検出信号を受けたという条件を満たしたときには、点火プラグへの電力供給を停止させるように、点火回路を制御する構成であることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、エンジンの停止中と作動中とでは、オイルの油面の状況が異なるので、これに応じて、フロートの挙動も異なることに着目したものである。つまり、エンジンの停止中においては油面が変動せず、エンジンの作動中においては油面の変動が大きい。
これに対して請求項1に係る発明では、エンジンの動力で発電機が発生した電力によって、点火回路が点火プラグを点火させるようにするとともに、(1)エンジン回転センサが検出したエンジンの回転数と、(2)フロート式オイルレベル検出センサが検出したオイルのレベル低下との、2つの検出信号に基づいて、点火回路から点火プラグへの電力供給を制御するようにしたものである。
エンジンの回転数をエンジン回転センサで検出することにより、エンジンが始動前又は始動時であるか或いは作動中であるか、つまり、エンジンの作動状況を確実に検出することができる。
エンジンの始動時に、フロート式オイルレベル検出センサがオイルのレベル低下を検出した場合には、エンジンの始動を阻止すればよい。オイルが足りているときだけ始動するので、エンジンの各摺動部分を円滑に潤滑することができ、この結果、エンジンの耐久性を確保することができる。
一方、オイルのレベルが適切であってエンジンが始動した後においては、クランクケース内にオイルが十分に溜められているので、作業中にオイルの油面が激しく且つ大きく変動したり一時的に傾いていても、エンジンを停止する必要はない。従って、このエンジンを搭載した作業機による作業性を高めることができる。
このように、エンジンの回転数とオイルのレベル低下との、2つの検出信号に基づいて、確実に且つ容易にエンジンの始動、停止を行うことができる。
さらに、請求項1に係る発明では、点火プラグへ電力供給を開始した後であって、エンジンの回転数が上昇して、一定の第2基準回転数に達した後には、フロート式オイルレベル検出センサで検出されたオイルのレベルにかかわらず、点火プラグへの電力供給を継続させるようにしたものである。
例えば、エンジンの実際の回転数がアイドリング回転数(つまり、アイドリング状態におけるエンジンの回転数)に達したときには、エンジンが始動を完了したと判断して、その後には、オイルの油面が激しく且つ大きく変動したり一時的に傾いた場合であっても、エンジンを作動状態で継続させることができる。
さらに、請求項1に係る発明では、点火プラグへ電力供給を開始した後であって、エンジンの回転数が一定の第2基準回転数に達する前の時点に、オイルのレベルが下限レベルまで低下しているときには、点火プラグへの電力供給を停止させるようにしたものである。
スタータの始動操作をし、点火プラグへ電力供給を開始した後で、エンジンの実際の回転数がアイドリング回転数に達する前は、エンジンが始動途中にある。この始動途中に、オイルのレベルが下限レベルまで低下している場合には、点火回路は点火プラグへの電力供給を停止する。この結果、点火プラグが点火作動をしないので、エンジンは始動しない。従って、作業者は、エンジンの始動途中で、オイルのレベルが規定値を下回っていることを、明確に知ることができる。
請求項2に係る発明では、スタータの始動操作を開始した時点で、オイルのレベルが下限レベルまで低下しているときには、点火プラグへの電力供給を阻止させるようにしたものである。
スタータの始動操作をすることにより、エンジンのクランク軸が回る。この結果、発電機はクランク軸で駆動されて発電を開始する。発電を開始した時点で、オイルのレベルが下限レベルまで低下している場合には、点火回路は点火プラグへの電力供給を阻止する。この結果、点火プラグが点火作動をしないので、エンジンは始動しない。
つまり、オイルのレベルが下限レベルまで低下している場合であっても、スタータの操作は何回でも可能である。しかし、オイルのレベルが低下すると、点火プラグは点火作動をしない。この結果、エンジンは始動しない。
従って、作業者は、スタータの始動操作を繰り返してもエンジンが始動しないので、オイルレベルが規定値を下回っていると、判断することができる。すなわち、作業者は、スタータの始動操作を開始した時点で、オイルのレベルが規定値を下回っていることを、明確に知ることができる。しかも、レベル低下であることを報知するための報知装置を、オイルレベル低下判断装置に設ける必要はない。部品数の増加を抑制することができるとともに、小型のエンジンを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る汎用エンジン並びに汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置の模式図である。
エンジン10は、略水平なクランク軸11を備え、クランクケース12の中に溜められているオイルLuで各摺動部分を潤滑する潤滑方式の、単気筒内燃機関である。このエンジン10は各種作業機に搭載する汎用エンジンであって、リコイルスタータ21等のスタータを備えている。
また、エンジン10の作動を制御する、汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置20は、エンジン回転センサ22、発電機23、点火装置24、フロート式オイルレベル検出センサ25、メインスイッチ26及び制御部27を備えている。なお、オイルレベル低下判断装置20はバッテリを備えていない構成である。
リコイルスタータ21は、作業者がエンジン10を手動で始動させる始動装置であり、例えばクランク軸11又はフライホイール13に設けたものである。
エンジン回転センサ22は、エンジン10の回転数(回転速度)を検出して、検出信号を発するものである。
発電機23は、エンジン10の出力の一部によって電力を発電して、点火装置24や制御部27等の電装品に供給するものである。この発電機は、例えばクランク軸11に直結したフライホイール13に設けられた永久磁石23aと、この永久磁石23aに隣接して配置したコイル23bとからなる。
点火装置24は、点火回路31と点火コイル32と点火プラグ33とからなる。この点火装置24は、発電機23で発電した電力をバッテリに蓄えることなく、そのまま点火コイル32の一次電力として使用する磁石発電式点火装置(フライホイールマグネトー式点火装置)である。
つまり、この点火装置24の点火方式としては、点火プラグ33の点火タイミングに合わせて、発電機23から点火回路31へ電力を供給し、その電力を点火コイル32の一次電力として用いるようにした、方式を採用している。このような点火方式を採用したので、バッテリを備える必要がなく、エンジン10を小型・軽量にすることができる。
点火回路31は、発電機23が発生する電力によって点火プラグ33を点火させるものである。より具体的には、点火回路31は点火コイル32の一次コイル32aに発電機23の電力を断続的に発することで、点火コイル32の二次コイル32bに高電圧の断続電流を発生させるものである。二次コイル32bで発生した高電圧の断続電流は点火プラグ33に供給することになる。
フロート式オイルレベル検出センサ25(オイルアラート25)は、クランクケース12に取り付けられ、このクランクケース12内に溜められているオイルLu(潤滑油Lu)のレベルを検出するものである。フロート式オイルレベル検出センサ25の詳細を次の図2で説明する。
図2(a)及び図2(b)は本発明に係るフロート式オイルレベル検出センサの要部構成図兼作用図である。図2(a)は、オイルLuが下限レベルLmを超えて十分に溜まっている状態における、フロート式オイルレベル検出センサ25の要部の断面構造を示す。図2(b)は、オイルLuが下限レベルLmまで低下した状態における、フロート式オイルレベル検出センサ25の要部の断面構造を示す。
フロート式オイルレベル検出センサ25は、クランクケース12内に取り付けられたケース41と、ケース41に収納されたリードスイッチ42及びフロート43とからなる。リードスイッチ42は常開接点42aを有しており、略垂直に配置されている。フロート43は、油面に浮かび、油面に追従して上下に移動する、環状の浮き子であり、内周面に環状の永久磁石44を備えるとともに、リードスイッチ42を中心にして上下移動可能である。
次に、フロート式オイルレベル検出センサ25の作用を説明する。
図2(a)に示すように、オイルLuが下限レベルLmを超えて十分に溜まっている状態においては、フロート43が油面上に浮いている。この状態では、リードスイッチ42の常開接点42aは永久磁石44の磁力の影響を受けないで開状態(スイッチオフ状態)にある。この結果、フロート式オイルレベル検出センサ25はオフ状態にある。
その後、図2(b)に示すように、オイルLuの油面が下限レベルLmまで低下した状態においては、フロート43がケース41内の下部まで下降する。この状態では、永久磁石44がリードスイッチ42の常開接点42aから離れた位置まで下降する。このため、リードスイッチ42の常開接点42aは永久磁石44の磁力の影響を受けて閉状態(スイッチオン状態)に反転する。この結果、フロート式オイルレベル検出センサ25はオン状態に反転して、レベル低下の検出信号を発する。
このように、オイルLuの実際のレベルLr(油面の高さLr)が、予め設定された下限レベルLm(つまり、常開接点42aがスイッチオン状態に反転するレベルLm)まで低下したときに、レベル低下の検出信号を発する。
図1に示すように、メインスイッチ26は、エンジン10の始動を許容するとともに、エンジン10を停止させるための、手動の主電源スイッチであって、スイッチ信号を制御部27に発するものである。
図1に示すように、制御部27は、エンジン回転センサ22並びにフロート式オイルレベル検出センサ25の各検出信号に応じて、点火回路31から点火プラグ33への電力供給を制御するものである。
次に、上記図1に示す制御部27をマイクロコンピュータとした場合の制御フローについて、図3〜図5に基づき説明する。図中、ST××はステップ番号を示す。特に説明がないステップ番号については、番号順に進行する。以下、図1及び図2を参照しつつ説明する。
図3は本発明に係るエンジンの始動操作時点から制御部が制御処理を実行するまでの一連の手順を示すフローチャートである。
ST01;作業者がメインスイッチ26をオン操作する。
ST02;メインスイッチ26のオン状態において、作業者がリコイルスタータ21のノブを引張ることで、リコイルスタータ21を始動操作する。
ST03;リコイルスタータ21の始動操作をすることにより、クランク軸11が回る。この結果、発電機23はクランク軸11で駆動されて発電を開始する。
ST04;発電機23から供給される電力によって制御部27及び点火回路31が自動的に起動する。
ST05;制御部27は所定のエンジン始動・運転処理を自動的に実行する。このエンジン始動・運転処理を具体的に実行するための具体的な制御フローについては、次の図4で説明する。
図4は本発明に係る制御部の制御フローチャート(メインルーチン)であり、制御部27が上記図3に示すステップST05の「エンジン始動・運転処理」を実行するための、基本的な制御フローを示す。
ST11;フロート式オイルレベル検出センサ25の検出信号、つまり、オイルレベル信号を読み込む。
ST12;クランクケース12内に溜められているオイルLuの実際のレベルLr、つまり、オイルレベルが適正であるか否かを調べ、NOならST13に進み、YESならST14に進む。オイルレベル信号が「レベル低下」であるときには、実際のレベルLrが下限レベルLmまで低下したと判断して、NOとなる。
ST13;オイルレベルが下限以下なので、点火回路31に点火阻止指令を発した後に、この制御フローによる制御を終了する。すなわち、点火プラグ33への電力供給を停止させるように、点火回路31を制御する。点火コイル32から点火プラグ33へ高圧電気が印加されないので、エンジン10は停止したままである。
ST14;オイルレベルが適正なので、エンジン回転センサ22でエンジン10の実際の回転数Nr(以下、「実回転数Nr」と言う。)を検出する。
ST15;実回転数Nrが上昇して、予め設定されている一定の第1基準回転数Ns1に達したか否かを調べ、NOならYESになるまでST14に戻り、YESならST16に進む。
ここで、「第1基準回転数Ns1」とは、点火プラグ33による点火作用を開始してエンジン10を始動させるのに好適な、エンジン10の回転数のことであり、例えば400〜600rpm程度に設定されている。
ST16;点火回路31に点火開始指令を発する。すなわち、点火プラグ33へ電力を供給させるように、点火回路31を制御する。点火コイル32から点火プラグ33へ高圧電気が印加されるので、エンジン10は始動する。
ST17;再び、エンジン回転センサ22でエンジン10の実回転数Nrを検出する。
ST18;実回転数Nrが更に上昇して、予め設定されている一定の第2基準回転数Ns2に達したか否かを調べ、NOならST19に進み、YESならST22に進む。
「第2基準回転数Ns2」は、例えば、無負荷状態において安定して運転可能なエンジン10の最低回転速度、つまり、アイドリング状態のエンジン10の回転数(無負荷最低回転速度又はローアイドル回転数とも言う。以下、「アイドリング回転数」と言う。)に設定される。この第2基準回転数Ns2は、第1基準回転数Ns1よりも大きい値である。
ST19;実回転数Nrがまだ第2基準回転数Ns2に到達しない低速状態なので、再びオイルレベル信号を読み込む。
ST20;オイルレベルが適正であるか否かを調べ、NOならST21に進み、YESならST17に戻る。
ST21;オイルレベルが下限以下なので、点火回路31に点火停止指令を発した後に、この制御フローによる制御を終了する。すなわち、点火プラグ33への電力供給を停止させるように、点火回路31を制御する。点火コイル32から点火プラグ33へ高圧電気が印加されないので、エンジン10は停止する。
このように、実回転数Nrが第2基準回転数Ns2に上昇するまで、ST17〜ST20を繰り返す。一方、実回転数Nrの上昇途中でオイルレベルが下限以下まで下がったときには、ST21においてエンジン10を停止させる。
ST22;実回転数Nrが第2基準回転数Ns2(アイドリング回転数Ns2)まで上昇したことにより、エンジン10が安定した運転状態に移行したので、所定のエンジン運転継続処理を実行して、エンジン10の運転を続ける。このエンジン運転継続処理を具体的に実行するための具体的な制御フローについては、後述する(図5参照)。
ST23;メインスイッチ26のスイッチ信号を読み込む。
ST24;メインスイッチ26がオン状態のままであるか否かを調べ、NOならST25に進み、YESならST22に戻る。作業者がメインスイッチ26をオフ操作した場合に、NOの判断になる。
ST25;メインスイッチ26がオフなので、点火回路31に点火停止指令を発した後に、この制御フローによる制御を終了する。すなわち、点火プラグ33への電力供給を停止させるように、点火回路31を制御する。点火コイル32から点火プラグ33へ高圧電気が印加されないので、エンジン10は停止する。
このように、作業者がメインスイッチ26をオフ操作するまで、ST22を繰り返してエンジン10の運転状態を継続することができる。
図5は本発明に係る制御部の制御フローチャート(サブルーチン)であり、制御部27が上記図4に示すステップST22の「エンジン運転継続処理」を実行するための、具体的な制御フローを示す。
ST31;オイルレベル信号を読み込む。
ST32;オイルレベルが適正であるか否かを調べ、NOならST33に進み、YESならST34に進む。
ST33;オイルレベルが下限以下なので、点火回路31に対する点火停止指令を阻止した後に、ST34に進む。従って、オイルレベルが下限以下であっても、制御部27から点火回路31へ点火停止指令を発することはない。
ST34;点火回路31に対する点火指令を継続した後に、図4のST22に戻る。すなわち、点火プラグ33への電力供給を継続させるように、点火回路31を制御する。点火コイル32から点火プラグ33へ高圧電気が印加され続けるので、エンジン10は運転状態を継続する。
以上の説明において、図4に示すST11〜ST13の組合せ構造は、オイルLuが不足しているときにエンジン10の始動を阻止する、エンジン始動阻止手段を構成する。また、図4に示すST17〜ST21の組合せ構造は、エンジン10の始動途中において、オイルLuが不足したときにエンジン10を停止させる、エンジン停止手段を構成する。また、図4に示すST22は、エンジン10の運転中には、オイルLuの実レベルLrに関係無く、エンジン10の運転状態を継続させる、エンジン運転継続手段を構成する。
次に、上記図3〜図5の制御フローチャートで説明したオイルレベル低下判断装置20の作用を、図1を参照しつつ図6に基づいて説明する。
図6は本発明に係るオイルレベル低下判断装置の作用説明図であり、横軸を時間としたタイムチャートで各部の作用を示す。
オイルLuの実際のレベルLrが低下している(オイルLuが不足している)状態において、時点t1でメインスイッチ26をオンにした後に、時点t2でリコイルスタータ21を始動操作する。この始動操作に応じてクランク軸11は回り始める。この結果、発電機23は発電を開始する。発電機23から供給される電力によって制御部27及び点火回路31が自動的に起動する。
しかし、オイルLuが不足しているので、点火プラグ33は点火しない。リコイルスタータ21による始動操作を止めると、クランク軸11は停止し、この結果、発電機23も停止する。このように、オイルLuが不足している状態でエンジン10が始動することはない。
その後、メインスイッチ26をオフ操作した後、クランクケース12にオイルLuを補充することにより、時点t3で実際のレベルLrは適正レベルに達する。
その後、時点t4でメインスイッチ26をオンにした後に、時点t5でリコイルスタータ21を始動操作する。この始動操作に応じてクランク軸11は回り始める。この結果、発電機23は発電を開始する。発電機23から供給される電力によって制御部27及び点火回路31が自動的に起動する。
エンジン10の実回転数Nrが第1基準回転数Ns1まで上昇した時点t6で、点火プラグ33は点火作用を開始する。
その後、エンジン10の実回転数Nrが第2基準回転数Ns2まで上昇する前の時点t7で、オイルLuの実際のレベルLrが再び低下すると、その時点t7で点火プラグ33は点火作用を停止する。リコイルスタータ21による始動操作を止めると、クランク軸11は停止し、この結果、エンジン10は停止する。
その後、メインスイッチ26をオフ操作した後、クランクケース12にオイルLuを補充することにより、時点t8で実際のレベルLrは適正レベルに達する。
その後、時点t9でメインスイッチ26をオンにした後に、時点t10でリコイルスタータ21を始動操作する。この始動操作に応じてクランク軸11は回り始める。この結果、発電機23は発電を開始する。発電機23から供給される電力によって制御部27及び点火回路31が自動的に起動する。
エンジン10の実回転数Nrが第1基準回転数Ns1まで上昇した時点t11で、点火プラグ33は点火作用を開始する。
その後、エンジン10の実回転数Nrが上昇し、時点t12で第2基準回転数Ns2に達する。従って、この時点t12以降には、オイルLuの実際のレベルLrにかかわらず、点火プラグ33は点火作用を継続する。その後、時点t13でメインスイッチ26をオフ操作すると、その時点t13で点火プラグ33は点火作用を停止する。この結果、エンジン10は停止する。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
本発明では、エンジン10の停止中と作動中とでは、オイルLuの油面の状況が異なるので、これに応じて、フロート43の挙動も異なることに着目したものである。つまり、エンジン10の停止中においては油面が変動せず、エンジン10の作動中においては油面の変動が大きい。
これに対して制御部27は、エンジン10の動力で発電機23が発生した電力によって、点火回路31が点火プラグ33を点火させるようにするとともに、(1)エンジン回転センサ22が検出したエンジン10の実回転数Nrと、(2)フロート式オイルレベル検出センサ25が検出したオイルLuのレベル低下との、2つの検出信号に基づいて、点火回路31から点火プラグ33への電力供給を制御する構成である。
実回転数Nrをエンジン回転センサ22で検出することにより、エンジン10が始動前又は始動時であるか或いは作動中であるか、つまり、エンジン10の作動状況を確実に検出することができる。
エンジン10の始動時に、フロート式オイルレベル検出センサ25がオイルLuのレベル低下を検出した場合には、エンジン10の始動を阻止すればよい。オイルLuが足りているときだけ始動するので、エンジン10の各摺動部分を円滑に潤滑することができ、この結果、エンジン10の耐久性を確保することができる。
一方、オイルLuのレベルが適切であってエンジン10が始動した後においては、クランクケース12内にオイルLuが十分に溜められているので、作業中にオイルLuの油面が激しく且つ大きく変動したり一時的に傾いていても、エンジン10を停止する必要はない。従って、このエンジン10を搭載した作業機(図示せず)による作業性を高めることができる。
このように、エンジン10の実回転数NrとオイルLuのレベル低下との、2つの検出信号に基づいて、確実に且つ容易にエンジン10の始動、停止を行うことができる。
さらに図6の時点t1〜t3における作用で示すように、制御部27は、リコイルスタータ21の始動操作を開始した時点t2に、フロート式オイルレベル検出センサ25からレベル低下の検出信号を受けたという条件を満たしたときに(図4のST11〜ST12の内容)、点火プラグ33への電力供給を阻止させるように、点火回路31を制御する(図4のST13の内容)構成である。
なお、リコイルスタータ21の始動操作を開始したタイミングt2に対して、図4のST11〜ST12が実行されるタイミングは、ほとんど同時であると、考えることができる。このため、本発明においては、リコイルスタータ21の始動操作を開始した時点t2とは、図4のST11〜ST12が実行された時点と同じであるとする。
リコイルスタータ21の始動操作をすることにより、クランク軸11が回る。この結果、発電機23はクランク軸11で駆動されて発電を開始する。発電を開始した時点t2で、オイルLuのレベルが下限レベルLmまで低下している場合には、点火回路31は点火プラグ33への電力供給を停止する。この結果、点火プラグ33が点火作動をしないので、エンジン10は始動しない。
つまり、オイルLuのレベルが下限レベルLmまで低下している場合であっても、リコイルスタータ21の操作は何回でも可能である。しかし、オイルLuのレベルが低下すると、点火プラグ33は点火作動をしない。この結果、エンジン10は始動しない。
従って、作業者は、リコイルスタータ21の始動操作を繰り返してもエンジン10が始動しないので、オイルレベルが規定値を下回っていると、判断することができる。すなわち、作業者は、リコイルスタータ21の始動操作を開始した時点t2で、オイルLuのレベルが規定値Lmを下回っていることを、明確に知ることができる。
しかも、レベル低下であることを報知するための報知装置を、オイルレベル低下判断装置20に設ける必要はない。部品数の増加を抑制することができるとともに、小型のエンジン10を提供することができる。
さらに図6の時点t3〜t8における作用で示すように、制御部27は、点火回路31から点火プラグ33へ電力供給を開始した(図4のST16の内容)時点t6の後であって、実回転数Nrが第2基準回転数Ns2に達していないという条件(図4のST17〜ST18の内容)と、フロート式オイルレベル検出センサ25からレベル低下の検出信号を受けたという条件(図4のST19〜ST20の内容)とを満たしたときに、点火プラグ33への電力供給を停止させるように、点火回路31を制御する(図4のST21の内容)構成である。
リコイルスタータ21の始動操作をし、点火回路31から点火プラグ33へ電力供給を開始した後で、実回転数Nrがアイドリング回転数Ns2(第2基準回転数Ns2)に達する前は、エンジン10が始動途中にある。この始動途中に、オイルLuのレベルが下限レベルLmまで低下している場合には、点火回路31は点火プラグ33への電力供給を停止する。この結果、点火プラグ33が点火作動をしないので、エンジン10は始動しない。従って、作業者は、エンジン10の始動途中で、オイルLuのレベルが規定値Lmを下回っていることを、明確に知ることができる。
さらに、図6の時点t8〜t13における作用で示すように、制御部27は、エンジン回転センサ22にて検出された実回転数Nrが、予め設定されている一定の第2基準回転数Ns2に達したという条件を満たしているときに(図4のST17〜ST18の内容)、フロート式オイルレベル検出センサ25の検出信号にかかわらず、点火プラグ33への電力供給を継続させるように、点火回路31を制御する(図4のST22の内容。つまり、図5のST31〜ST34の内容)構成である。
例えば、実回転数Nrが上昇してアイドリング回転数Ns2(第2基準回転数Ns2)に達したときには、エンジン10が始動を完了したと判断して、その後には、オイルLuの油面が激しく且つ大きく変動したり一時的に傾いた場合であっても、エンジン10を作動状態で継続させることができる。
なお、エンジン回転センサ22は、単独に設けられた構成に限定されるものではなく、例えば、図7に示すように他の部材と共用する構成であってもよい。また、エンジン回転センサ22は、上述の直接的に実回転数Nrを検出する構成の他に、間接的に検出する構成であってもよい。
図7は本発明に係る汎用エンジン並びに汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置(変形例)の模式図である。変形例のエンジン回転センサは、発電機23に組込まれた構成である。例えば、変形例のエンジン回転センサは、発電機23に有しているピックアップコイルで検出された信号に基づいて、エンジン10の実回転数Nrを直接的に又は間接的に検出することができる。
このピックアップコイルは、発電用のコイル23b又は別に付設したコイルによって構成されるものであり、クランク軸11と共に回転する永久磁石23aの磁気的な影響を受けて、クランク軸11の実回転数Nrに応じたパルスを発生する。
すなわち、実回転数Nrに応じて、ピックアップコイルが発生する単位時間当たりのパルス数や、パルスの電圧が変化する。例えば、実回転数Nrが増加すれば、単位時間当たりのパルス数や、パルスの電圧は増大する。
例えば制御部27にコンデンサを備えることで、このコンデンサに上記パルス電圧を充電することにより、上記単位時間当たりのパルス数とパルスの電圧とに応じて、コンデンサの充電電圧が変わる。コンデンサの充電電圧はクランク軸11の実回転数Nrに応じた値となる。つまり、制御部27は、コンデンサの充電電圧の値を実回転数Nrに置き換えて、間接的にみている。
従って、この場合のエンジン回転センサは、ピックアップコイル及びコンデンサの組合せ構造によって、実回転数Nrを間接的に検出する構成であると、考えることができる。このため、図4に示すステップST14及びST17では、このように間接的にエンジン10の実回転数Nrを検出する。
また、上記ピックアップコイルは、点火コイル32の一次コイル32aを兼ねてもよい。その場合には、ピックアップコイルが発生した電力を、そのまま点火コイル32の一次電力として使用することになる。
なお、本発明の実施の形態において、エンジン10は作業機等に搭載される汎用エンジンであればよい。
また、制御部27は、マイクロコンピュータを主とした構成に限定されるものではない。
また、スタータは、リコイルスタータ21に限定されるものではなく、セルスタータであってもよい。
本発明のオイルレベル低下判断装置20は、(1)エンジン停止中に、オイルLuが不足しているときには、エンジン10の始動を阻止し、(2)エンジン10の始動途中で、オイルLuが不足したときには、エンジン10を停止させ、(3)エンジン運転中においては、オイルLuのレベルにかかわらず、エンジン10の運転状態を継続するように、制御するものである。
従って、作業中にオイルLuの油面が激しく且つ大きく変動したり一時的に傾く作業機、例えばランマー(rammer)等の土木作業機や刈払機等の各種農・作業機に搭載される、エンジン10を制御するのに好適である。
本発明に係る汎用エンジン並びに汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置の模式図である。 本発明に係るフロート式オイルレベル検出センサの要部構成図兼作用図である。 本発明に係るエンジンの始動操作時点から制御部が制御処理を実行するまでの一連の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る制御部の制御フローチャート(メインルーチン)である。 本発明に係る制御部の制御フローチャート(サブルーチン)である。 本発明に係るオイルレベル低下判断装置の作用説明図である。 本発明に係る汎用エンジン並びに汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置(変形例)の模式図である。
符号の説明
10…エンジン、13…クランクケース、20…汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置、21…スタータ(リコイルスタータ)、22…エンジン回転センサ、23…発電機、25…フロート式オイルレベル検出センサ、27…制御部、31…点火回路、33…点火プラグ、Lm…下限レベル、Lr…オイルのレベル(実際のレベル)、Lu…オイル、Nr…エンジンの回転数、Ns2…基準回転数(第2基準回転数)、t2,t5,t10…リコイルスタータの始動操作を開始した時点。

Claims (2)

  1. 作業機等に搭載されるエンジンを制御する汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置であって、前記汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置は、
    前記エンジンの動力によって発電する発電機と、
    前記発電機が発生する電力によって点火プラグを点火させる点火回路と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサと、
    前記エンジンのクランクケースに取り付けられ、このクランクケース内に溜められているオイルのレベルが、予め設定された下限レベルまで低下したときに、レベル低下の検出信号を発するフロート式オイルレベル検出センサと、
    前記エンジンを始動させるためのスタータと、
    前記エンジン回転センサ並びに前記フロート式オイルレベル検出センサの各検出信号に応じて、前記点火回路から前記点火プラグへの電力供給を制御する制御部とを備え、
    この制御部は、
    前記フロート式オイルレベル検出センサから前記レベル低下の検出信号を受けていないという条件と、
    前記スタータによって始動されている前記エンジンの回転数が、前記点火プラグによる点火作用を開始して前記エンジンを始動させるための、予め設定されている一定の第1基準回転数に達したという条件との、
    両方を満たしていると判断した後に、前記点火プラグへの電力供給を開始させるように、前記点火回路を制御する構成であり、
    さらに、前記制御部は、前記点火プラグへ電力供給を開始した後であって、前記エンジン回転センサにて検出された前記エンジンの回転数が、前記エンジンのアイドリング回転数として予め設定され且つ前記第1基準回転数よりも大きい値の一定の第2基準回転数に達したという条件を満たしているときには、前記フロート式オイルレベル検出センサの検出信号にかかわらず、前記点火プラグへの電力供給を継続させるように、前記点火回路を制御する構成であり、
    さらに、前記制御部は、前記点火プラグへ電力供給を開始した後であって、前記エンジンの回転数が前記第2基準回転数に達していないという条件と、前記レベル低下の検出信号を受けたという条件とを満たしたときに、前記点火プラグへの電力供給を停止させるように、前記点火回路を制御する構成であることを特徴とした汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置。
  2. 前記制御部は、前記スタータの始動操作を開始した時点に、前記レベル低下の検出信号を受けたという条件を満たしたときには、前記点火プラグへの電力供給を阻止させるように、前記点火回路を制御する構成であることを特徴とした請求項1記載の汎用エンジンのオイルレベル低下判断装置。
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