JPH0694839B2 - エンジンの保護装置 - Google Patents

エンジンの保護装置

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Publication number
JPH0694839B2
JPH0694839B2 JP5078603A JP7860393A JPH0694839B2 JP H0694839 B2 JPH0694839 B2 JP H0694839B2 JP 5078603 A JP5078603 A JP 5078603A JP 7860393 A JP7860393 A JP 7860393A JP H0694839 B2 JPH0694839 B2 JP H0694839B2
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JP
Japan
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engine
oil
rotation speed
circuit
oil level
Prior art date
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Application number
JP5078603A
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English (en)
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JPH06117320A (ja
Inventor
孝 小池
Original Assignee
三信工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三信工業株式会社 filed Critical 三信工業株式会社
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンが過熱したり
オイルが規定レベル以下になった時に、エンジン回転速
度を落してエンジンを保護しつつ運転を継続可能にした
分離潤滑式エンジンの保護装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】分離潤滑式2サイクルエンジンが過熱し
た時や潤滑オイルが不足した時に、そのままエンジンを
運転し続けるとエンジンの焼付きなどをおこすおそれが
ある。エンジンの焼付きは修理が著しく困難であり、場
合によっては修理が不可能となることもある。そこでこ
のような場合においても重大な修復不能な状態に至らな
いようにすることが望まれる。
【0003】そこでエンジンが過熱したらエンジンを停
止させることが考えられる。また潤滑オイルが一定以下
になるとエンジンを停止させることが考えられる(例え
ば実開昭56−113110号参照)。しかしこの場
合、エンジンが船舶や車両に搭載されたものであれば、
その時点で船や車両が停止してしまい、帰港あるいは帰
社(宅)できなくなるという問題が生じる。
【0004】また潤滑オイルポンプのオイル供給圧が一
定圧以下になるとエンジンを停止または低速にするもの
もある(例えば特開昭50−140739号)。しかし
この場合にはオイル圧が下がり始めた時にはオイル液面
がポンプのオイル吸入口のレベルに近いことを意味し、
それ以後はエンジンを直ちに停止するか、短時間しか運
転を継続できず、帰港、帰宅するほどの長い時間運転す
ることは不可能であった。
【0005】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、エンジン過熱時やオイル不足の際に重大な
故障に至らないようにエンジンを保護し、また低速では
あっても帰港あるいは帰社(宅)はできるようにするエ
ンジンの保護装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の構成】本発明はこの目的達成のため、このよう
な場合にエンジンの回転速度を制限してエンジンを保護
するようにしたものである。すなわちこの目的は、分離
潤滑式2サイクルエンジンにおいて、潤滑オイルのタン
クに設けられこのタンクに所定量の潤滑オイルを残して
オイルレベルの下限を検出するオイルレベルセンサと、
前記オイルレベルセンサが一度オンするとこのオン状態
を保持する自己保持回路と、エンジンの過熱状態を検出
する温度センサと、前記エンジンの回転速度を検出する
回転速度検出手段と、前記自己保持回路のオン状態およ
び前記エンジンの過熱状態の少くとも一方の状態にあっ
てかつ前記回転速度検出手段で検出した回転速度が一定
以上の時にエンジンの少なくとも一部の気筒を失火させ
てエンジン回転速度を規制しつつ運転を継続させる失火
回路とを備えることを特徴とするエンジンの保護装置に
より達成される。
【0007】
【実施例】図面は本発明の一実施例の回路図である。こ
の図において符号10は公知のCDI(コンデンサ放電
式点火)回路であり、充電コイル12の交流出力はダイ
オード14、16で半波整流され、正の半波によってコ
ンデンサ18を図示の極性に充電する。このコンデンサ
18の充電電荷はパルサコイル20の正の半波(ゲ−ト
パルス)により点弧されるサイリスタ22、および点火
コイル24の一次側を通って放電され、その時点火コイ
ル24の二次側に誘起される高電圧により点火栓26が
点火される。
【0008】30は充電コイル、32はこのコイル30
の出力を全波整流するダイオ−ドブリッジ、34はこの
ブリッジ32の出力端に並列接続された電池、また36
はメインスイッチである。38は空冷2サイクルエンジ
ンでありそのシリンダヘッドには温度センサ40が固定
されている。40aはこの温度センサ40の接点であっ
てエンジン38のオーバーヒートを検知して閉路(オ
ン)する。この接点40aはエンジ過熱警告手段となる
ブザー42と直列接続され、この直列回路は前記電池3
4にメインスイッチ36を介して並列接続されている。
なおこのブザー42に代えて仮想線で示した発光ダイオ
ード42Aを用いてもよい。
【0009】50、52、54はそれぞれ緑、オレン
ジ、赤の警告ランプであり、これらは潤滑オイル量に応
じて点灯する。すなわち56で示す潤滑オイルのタンク
にはオイルレベルセンサ58が取付けられ、このセンサ
58はオイルレベルと共に上下動するフロート60によ
り作動する。オイルレベルセンサ58はオイルレベルの
上限で動作する常開接点62aおよび常閉接点62b
と、タンク内に所定量のオイルを残してオイルレベルの
下限で動作する常開接点64aおよび常閉接点64bを
備える。前記緑の警告ランプ50は接点62aと直列接
続され、この直列回路がメインスイッチ36を介して電
池34に並列接続されている。このためオイルが上限レ
ベル以上あれば、この緑のランプが点灯する。
【0010】前記赤のランプ54はオイルの下限を知ら
せるオイル警告手段であって、接点64aの自己保持回
路66と直列接続され、この直列回路がメインスイッチ
36を介して電池34に並列接続されている。この自己
保持回路66はランプ54に直列接続されたサイリスタ
68と、このサイリスタ68のゲート・カソード間に接
続され接点64aの閉路によって充電されるコンデンサ
70とを有する。従ってオイルレベルが一度下限になる
と接点64aが閉路してコンデンサ70が充電され、サ
イリスタ68が点弧して赤のランプ54が点灯し続け
る。この状態はメインスイッチ36を一度切るまで保た
れる。
【0011】前記オレンジの警告ランプ52には常閉接
点62b,64bが直列接続され、この直列回路はメイ
ンスイッチ36を介し電池34に並列接続されている。
接点62bはオイルレベルの上限以下で閉路し、接点6
4bはオイルレベルの下限以上で閉路するから、結局オ
イルレベルが上限と下限の間にある時に両接点62b、
64bは共に閉路し、ランプ52が点灯することにな
る。
【0012】失火回路72は次のように構成される。前
記サイリスタ22のゲートパルスにより、抵抗74を介
して充電されるコンデンサ76と、このコンデンサ76
に並列接続された放電用抵抗78とでエンジン38の回
転速度を検出する回転速度検出手段が形成される。すな
わち回転速度が速ければゲートパルスの周波数が高くな
りコンデンサ76の充電端電圧も上昇する。この充電端
電圧が所定電圧以上になるとNPNスイッチングトラン
ジスタ80がオンする。このトランジスタ80にはアナ
ログスイッチ82が直列接続され、この直列回路がサイ
リスタ22のゲ−ト・接地間に接続されている。84は
オア回路であり、前記温度センサ40の接点40aのオ
ンと、オイルの下限を検出する接点64aのオンとの論
理和をとり、両接点40a、64aの少なくとも一方が
オンになるとアナログスイッチ82を閉路する。
【0013】この実施例は次のように動作する。エンジ
ン温度が適正であれば温度センサ40の接点40aはオ
フでブザー42(または発光ダイオード42A)は不作
動である。エンジン38がオーバーヒートするとブザ−
42が鳴り(または発光ダイオード42Aが点灯し)、
この時オア回路84はアナログスイッチ82を閉路す
る。従ってエンジン38が所定速度以上で回転していれ
ばコンデンサ76の充電端電圧も高くトランジスタ80
はオンし、サイリスタ22のゲ−トパルスはこのトラン
ジスタ80に流れるからサイリスタ22は点弧しなくな
る。すなわち点火栓26は失火しエンジン38の速度は
低下する。コンデンサ76の充電電荷が抵抗78および
トランジスタ80のベースを通って放電されその充電端
電圧が所定電圧以下になると再び点火栓26は点火し始
める。このように点火栓26は点火、失火を繰り返すの
でエンジン速度は過大にならず、エンジン38が保護さ
れる。
【0014】オイルが上限レベル以上ある時は接点62
aが閉、接点62bが開となるから緑のランプ50のみ
が点灯する。オイルレベルが上限と下限の間になるとオ
レンジのランプ52が点灯し、さらに下限に一度達する
と自己保持回路66によって赤のランプ54が点灯し続
ける。この時にもオア回路84はアナログスイッチ82
を閉路し、エンジン38の速度を規制する。
【0015】以上の実施例では、失火回路72は回転速
度を規制するために点火栓26の発火を一時期止めるよ
うに作動するが、本発明の失火回路は点火栓の発火を2
回に一度失火させるなど発火頻度を変えるようにした
り、あるいは複数気筒のエンジンの場合一部の気筒だけ
を失火させるようにするなど種々の方法が可能である。
【0016】
【発明の効果】特許請求の範囲第1項の発明によれば、
オイルレベルセンサがタンク内に所定量のオイルを残し
てオイルの下限以下になったか、あるいはエンジンが過
熱したことを検出して失火回路を作動させ、この失火回
路はエンジン回転速度が一定以上の時にエンジンの少な
くとも一部の気筒を失火させてエンジン速度を規制しつ
つエンジンの運転は継続させるものであるから、エンジ
ンを痛めたり修理不能な重大な故障を招くおそれがな
い。特に失火回路はオイルが下限以下になったりエンジ
ンが過熱した時であっても一定速度以下での運転継続を
許容するから、例えば船舶や車両等に用いた時には帰港
あるいは帰社(宅)することが可能である。
【0017】また、オイルレベルセンサのオンを保持す
る自己保持回路を設けたから、運転中の姿勢変化により
失火回路の作動が断続することがなく、安定した運転が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成図
【符号の説明】
38 エンジン 40 温度センサ 42 エンジン過熱警告用のブザー 54 オイル警告用のランプ 56 潤滑オイルのタンク 58 オイルレベルセンサ 72 失火回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離潤滑式2サイクルエンジンにおい
    て、潤滑オイルのタンクに設けられこのタンクに所定量
    の潤滑オイルを残してオイルレベルの下限を検出するオ
    イルレベルセンサと、前記オイルレベルセンサが一度オ
    ンするとこのオン状態を保持する自己保持回路と、エン
    ジンの過熱状態を検出する温度センサと、前記エンジン
    の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記自己保
    持回路のオン状態および前記エンジンの過熱状態の少く
    とも一方の状態にあってかつ前記回転速度検出手段で検
    出した回転速度が一定以上の時にエンジンの少なくとも
    一部の気筒を失火させてエンジン回転速度を規制しつつ
    運転を継続させる失火回路とを備えることを特徴とする
    エンジンの保護装置。
JP5078603A 1993-03-15 1993-03-15 エンジンの保護装置 Expired - Lifetime JPH0694839B2 (ja)

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JPH06117320A JPH06117320A (ja) 1994-04-26
JPH0694839B2 true JPH0694839B2 (ja) 1994-11-24

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