JP4934003B2 - 光学素子の製造方法と光学素子の成形型 - Google Patents

光学素子の製造方法と光学素子の成形型 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス等の成形素材を一対の成形型間に挟んで加熱軟化させた後、押圧して光学素子を成形する光学素子の製造方法と光学素子の成形型に関する。
昨今、デジタルカメラ等の小型化に伴い、デジタルカメラに用いられるCCDやCMOSの形状に合わせて、光学系の形状を小型化することが求められている。
そこで、光学系に使用される光学素子の光学的に不要な外周部をカットして、D形状、小判形状等の形状をした光学素子を製作して対応しているが、加工工程が増えて工数が増加し、製造コストが増大するという弊害も生じている。
これに対し、この種類の形状の光学素子に関しては、成形手段により軸対称形状以外の光学素子を成形する技術が提案されている。例えば、特許文献1では、光軸を中心とする略円形の光学機能面の周縁の一部を直線部で切り欠いた小判形状のピックアップの樹脂光学素子に関する技術が開示されている。
また、特許文献2では、一対の上型及び下型と胴型の他に、上型及び下型と同一外径でかつ所望のレンズ外形と同一の内径(多角形、円、楕円等)を有する補助胴型を用いて非軸対称形状の光学素子を成形する技術が開示されている。
特開2004−264538号公報 特開平5−85747号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、液状にして材料を充填できる樹脂製の光学素子に対しては有効な成形手段であるが、光学ガラスのように液状化する温度近くまで加熱することで、本来の光学的性質が失われてしまう材料に対しては適用できない手段である。
また、特許文献2では、成形型の構成により所望とする光学素子の概略形状を作製することはできても、冷却時に非軸対称形状から発生するガラスの不均一な冷却と収縮により、所望とする成形面の精度が得られないおそれがある。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、成形後の光学素子カット工程を廃止してリードタイムの短縮とコスト低減を図り得る光学素子の成形装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
加熱軟化した成形素材を、一対の成形型間に配置して押圧し成形する非軸対称形状の光学素子の製造方法において、前記一対の成形型の少なくとも一方の成形面が有する中央の曲面およびその周囲の平面のうちの少なくとも前記曲面に溝を形成し、前記溝に、成形される光学素子の外周形状を規制する外周規制部材を挿入し、前記曲面のうち前記溝よりも中央側に配置された前記成形素材を軟化させ、軟化した前記成形素材を前記外周規制部材の該成形素材側の面に沿って流動させた後に冷却することにより、光学素子の外周の一部に平面を成形することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
加熱軟化した成形素材を、一対の成形型間に配置して押圧し成形する非軸対称形状の光学素子の成形用のセットにおいて、前記一対の成形型と、成形される光学素子の外周形状を規制する外周規制部材と、を含み、前記一対の成形型の少なくとも一方の成形面は、中央の曲面と、その周囲の平面と、を有し、少なくとも前記曲面に、前記外周規制部材を挿入する溝を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、一対の成形型の少なくとも一方の成形面に溝を形成し、該溝に、成形される光学素子の外周形状を規制する外周規制部材を挿入して成形素材を成形することで、所望とする外周形状を持った光学素子が成形工程のみで得られ、成形後の光学素子の外周部カット工程が削減でき、リードタイムの短縮とコスト低減を図ることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の光学素子の成形装置の成形前の概略構成を示す図であり、図2は、成形後の概略構成を示す図である。
図3は、図1のIII−III線に沿う断面において、外周規制部材36を外した成形用上型26の成形面部の状態を示す図である。
図4は、図1のV−V線に沿う断面において、外周規制部材36を外した成形用下型28の成形面部の状態を示す図である。
図5は、図1のV−V線に沿う断面で成形用下型28の溝に外周規制部材36を設置し、型中央部に成形素材32を載置した状態を示す図である。
図6は、2つの外周規制部材36を対向して配置した状態の外観図である。
図7は、図2のVII−VII線に沿う断面を示す図である。
図8(a)(b)は、外周部に2つの平面を有する光学素子を示している。
図1、2に示す成形装置10は、上下に対向する一対の上加熱板12及び下加熱板14と、これらを固定して支持する上プレート支持軸22及び下プレート支持軸24と、上加熱板12及び下加熱板14の夫々に内蔵されているカートリッジヒータ18、20と、上プレート支持軸22及び上加熱板12を上下(対向)方向に駆動する不図示のエアシリンダと、下プレート支持軸24が固定されている不図示の本体と、成形装置10の全体を覆い、酸化性雰囲気を非酸化性雰囲気に置換できる不図示の筐体から構成されている。
上加熱板12及び上プレート支持軸22は、不図示のエアシリンダによって昇降動作自在に支持されている。
なお、上プレート支持軸22にエアシリンダを取付ける代わりに、下プレート支持軸24側にエアシリンダを取付けてもよく、さらに、上プレート支持軸22及び下プレート支持軸24の双方にエアシリンダを取付けてもよい。
また、不図示の筐体と上下プレート支持軸22,24の嵌合部は、筐体の内部気密を保持できるだけのシールが施されている。また、不図示の筐体には、雰囲気を置換するための不図示の雰囲気吸排気孔が設けられている。
成形装置10の下加熱板14上には型セット16が載置される。
この型セット16は、上型26、下型28、及びスリーブ30を有しており、上型26及び下型28は、スリーブ30の内部で、それぞれの成形面26’,成形面28’が対向するように配置され、スリーブ30の軸方向(O−O方向)に摺動可能な状態でスリーブ30の両端側から嵌挿されている。
上型26の成形面26’は、中央の曲面26aとその周囲の平面26bとを有し、下型28の成形面28’は、中央の曲面28aとその周囲の平面28bとを有している。各々の曲面26a、28aは、所望とする光学素材に対して凹球面または凹状の非球面形状に形成されている。
そして、図3に示すように、上型26の成形面26’には、型平面の中心(Y軸)に対し対称かつY軸と平行に所定幅の2本の溝27,27が、図4に示すように、下型28の成形面28’にも、型平面の中心(Y軸)に対し対称かつY軸と平行に所定幅の2本の溝29,29が形成されている。これら上型26及び下型28の溝27,29は、同一幅に形成され、上型26の成形面26’の溝27と下型28の成形面28’の溝29は等しい長さに設定されている。
なお、本実施形態では、これらの溝27,29は直線で形成されているとしたが、その本数、形状はこれに限らない。成形される光学素子の形状によって、例えば、多角形の場合は複数本設け、その形状も直線や曲線となる。また、成形される光学素子の形状が例えばD字状であれば、溝27,29は1本でよい。
さらに、これらの溝27(29)は、成形面26’(28’)の曲面26a(28a)と平面26b(28b)の部分を連続的に通過するように形成されているが、これに限らない。例えば、加工が可能であれば、成形面26’(28’)の曲面26a(28a)のみに溝27(29)を形成してもよい。
次に図5に示すように、下型28の2本の溝29,29には、外周規制部材36,36が夫々挿入される。この外周規制部材36は、図6に示すように、外観略T字状をなし、上型26の移動方向(図6のO方向)に延びる外周規制部36aと、これと直交方向(図6のX方向)に延びる支持部36bとを有している。
前記上下型26、28とスリーブ30、外周規制部材36で型セット16を組むときは、外周規制部材36の外周規制部36aの下端を下型28の溝29に挿入し、支持部36bを下型28の成形面28’の平面28bに載置して、2つの外周規制部材36、36の外周規制部36a、36aが対向するように下型28上に配置した後、下型28にスリーブ30を嵌挿する。スリーブ30の上端開放側から、成形素材32を成形面28’の中心に載置した後、スリーブ30の上端開放側から上型26を嵌挿して、成形素材32を成形面28と成形面26で挟持する。
このとき、外周規制部材36の外周規制部36aの上端は上型26の溝27に挿入されるように上型26と下型28の中心軸に対する回転角を一致するように配置する。
ここで、上下型の溝27、29の深さは、成形面26’、28’の平面部26b、28bに外周規制部材36の支持部36bを載置した際に、外周規制部36aの端部が溝27、29の底に接触しない深さになっている。また、外周規制部材36の外周規制部36aの長さは、型セット16を組んで成形素材32を挟持した時に、外周規制部36aの両端が溝27、29に挿入された状態になるように設定されている。
型セット16を構成する上型26、下型28、スリーブ30の材質は、例えばWCなどの超硬合金や、SiC等のセラミクス等が用いられ、外周規制部材36には前記同材質に加え石英ガラス等も用いられる。
成形される成形素材32は一般に市販されている光学ガラス用硝材(例えばL-BSL7)の加工品(例えば球形状)などが用いられる。
次に、本実施の形態での成形時の作用を説明する。
型セット16の下型26の成形面28’の曲面28a上に成形素材32を載置した後、上型26の成形面26’の曲面26aによって挟むように上型26をスリーブ30に嵌挿し、不図示の筐体内の下加熱板14上に載置する。
不図示の筐体を密閉後、筐体内部の雰囲気を不図示の雰囲気吸排気孔より非酸化性雰囲気に置換する。
上加熱板12を上プレート支持軸22を介して不図示のエアシリンダで降下させて、図1に示すように、上型26の成形面26’とは反対側の端面に接触させた後、上下加熱板12,14に内蔵のカートリッジヒータ18、20で成形素材32のガラス軟化点付近の温度まで加熱する。
成形素材32がガラス軟化点付近の温度に達したら、不図示のエアシリンダによって、上プレート支持軸22、上加熱板12を介して上型26を降下させる向きに押圧力をかけ、上型26及び下型28間で成形素材32を所望の光学素子形状に押し広げる。
図7において、外周規制部材36、36側に流動した軟化ガラスは、上型26及び下型28の溝27、29と平行な方向に流動した軟化ガラスよりも先に外周規制部36aに接触する。さらに、所望の中心肉厚を得るために押圧を続けると、軟化ガラスは外周規制部36aに向けては流動できず、外周規制部36aの面に沿って流動する。
所望の中心肉厚に達した時点で、図2及び図7に示すような状態で押圧を終了する。なお、成形される光学素子34の中心肉厚は、上型26の押し込み量で決定される。
ここで、外周規制部材36の外周規制部36aと軟化ガラスとの滑りが悪い場合、軟化ガラスが外周規制部36aの面に沿った方向には流動せず、所望の中心肉厚に達する前に成形が終了してしまう。
そこで、軟化ガラスと外周規制部材36の外周規制部36aとの間の滑りを良くすることで、軟化ガラスを外周規制部36aの面に沿って流動させて所望形状の光学素子34を得るために、外周規制部材36の外周規制部36aに軟化ガラスとのすべりが良いカーボン系のコートを施しても良い。
これにより、軟化ガラスと外周規制部材36の外周規制部36aとの間の滑りが確保でき、外周規制部36aに沿って流動が進むようになる。
所望形状の成形が終了した後は、上型26及び下型28の加熱を停止し、型セット16の冷却を開始する。このとき、所望形状によっては、成形によって得られた光学素子34の光学機能面に非軸対称形状が原因で不均一な温度分布や収縮が生じ、形状の変化が発生するが、上型26より一定押圧を加えることにより変形を阻害する。また、外周規制部材36の材料に、ガラスの熱伝導率に等しい石英ガラスやセラミックス等を選択した場合は、レンズ34の外周面34aと平面部34bの熱伝導率による温度分布が補正でき、より、冷却時の歪が防止できる。
冷却により常温近くまで型セット16の温度が下がったら、不図示の筐体より型セット16を取り出し、成形された光学素子34を取り出す。
以上の一連の工程により、図8(a)(b)に示すような、2つの平面34b,34bを有する非軸対称の小判形の光学素子34が得られる。
この光学素子34は、光学機能面34,34と、その外周側の2つの外周面34a,34aと、これらの端部同士を接続する2つの直線状の平面34b,34bとを有している。
光学素子34の2つの平面34b,34bは光軸Oに対して左右対称に平行に配置されている。
なお、本実施形態では、小判形状の両凸レンズの成形について説明したが、これに限らない。例えば、小判形状の両凹レンズの成形についても同様である。
また、本実施形態では、外周側面に2つの平面34b,34bを有する光学素子34を成形する場合について説明したが、これに限らない。例えば、1つの平面34bを有するレンズ34を成形する場合は、上下型26,28の溝27,29を1本にし、外周規制部材36を一つだけ使用する。(例えば図7においてどちらか2個配置されている外周規制部材36を片側1個のみ使用する形になる。)これにより、1つの側面を有する光学素子34(いわゆるD形状の光学素子)を得ることができる。
本実施形態によれば、面精度の良い非軸対称(小判形状等)の光学素子34を容易に得ることができる。また、成形手段のみで平面34bを有する光学素子34を得ることができるので、成形後のレンズカット工程を廃止することができ、リードタイムの短縮と製造コストの低減を図ることができる。
[第2の実施の形態]
図9は、第2の実施の形態の光学素子の成形装置の成形前の概略構成を示す図であり、図10は、成形後の概略構成を示す図である。
図11は、2つの外周規制部材36を対向して配置した状態の外観図である。
図12(a)(b)は、2つの平面を有する光学素子を示している。
なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
本実施形態では、例えば片面が凸で片面が凹形状のメニスカスレンズの成形を想定している。
第1の実施の形態と同様に、成形装置10は、上下に対向する一対の上加熱板12及び下加熱板14等を有している。型セット16は下加熱板14上に載置される。この型セット16を除く部分の構成は第1の実施の形態と同様である。
型セット16は、上型26、下型28、及びスリーブ30を有している。上型26及び下型28は、スリーブ30の内部で、それぞれの成形面26’,成形面28’が対向するようにスリーブ30の両端側から嵌挿されている。
上型26の成形面26’は、中央の曲面26aとその周囲の平面26bとを有している。また、下型28の成形面28’は、中央の曲面28aとその周囲の平面28bとを有している。曲面26aは、所定の曲率を有する凸球面に形成され、曲面28aは、所定の曲率を有する凹球面に形成されている。曲面26a、曲面28aは球面に限らず非球面であってもよい。
上型26は、スリーブ30の軸方向(O−O方向)に摺動可能となっている。また、成形時には、上型26の成形面26’の曲面26aと下型28の成形面28’の曲面28aとの間に、球形状の成形素材32が配置される。この成形素材32は、市販の光学ガラス(例えばL−BSL7(オハラ製))を加工(例えば球形状等)して用いている。ただし、成形素材32は、ガラス以外の例えば合成樹脂でもよい。
下型28の成形面28’には、図4と同様に、型平面の中心(Y軸)に対し対称かつY軸と平行に2本の溝29,29が形成されている。ただし、上型26の成形面26’には、この溝は形成されていない。
なお、本実施形態においても、2本の溝29は直線としたが、その本数、形状はこれに限らない。成形される光学素子の形状によって選択される。また、成形される光学素子の形状が例えばD字状であれば、溝29は1本でよい。
さらに、この溝29は、下型28の成形面28’の曲面28aと平面28bの部分を連続的に通過するように形成されているが、これに限らない。例えば、加工が可能であれば、成形面28’の曲面28aのみに形成してもよい。
そして、下型28の成形面28’に形成された2本の溝29,29に、2つの外周規制部材36、36を夫々挿入して取付ける。この外周規制部材36は、図11に示すように、外観略L字状をなし、上型26の移動方向(図11のO方向)に延びる外周規制部36aと、これと直交方向(図11のX方向)に延びる支持部36bとを有している。
外周規制部材36の材質、及び、外周規制部36aのガラス接触面へのコートに関しては、第1の実施の形態と同様である。
成形に際しては、外周規制部材36は、その外周規制部36aが下型28の溝29に挿入され、支持部36bは下型28の成形面28’の平面28bに載置される。こうして、2つの外周規制部材36、36が、その外周規制部36a、36aが対向するように下型28上に配置される。
成形時には、上型26が下型28に接近移動して、光学素子の中心肉厚が所望となるまで押圧を行う。所望の中心肉厚に達したら、型セット16の加熱を中止して、冷却を開始する。このとき、該上型26の成形面26’の凸状の曲面26aと外周規制部材36の外周規制部36aの上端縁36cは当接し、これにより、成形される光学素子34の中心肉厚を制御することができる。次に、型セット16が冷却で常温近くの温度に達したら、型セット16を不図示の筐体から取り出し、光学素子(メニスカスレンズ)34を取り出す。
取り出された光学素子34は、図12(a)(b)に示すように、2つの平面34b,34bを有する非軸対称の小判形の光学素子(メニスカスレンズ)34である。
この光学素子34は、光学機能面34,34と、その外周側の2つの外周面34a,34aと、それらの端部同士を接続する2つの直線状の平面で、光軸Oに対して左右対称に平行に配置される平面34b,34bとを有している。
本実施形態によれば、下型28の成形面28’にのみ溝29を形成し、この溝29に外周規制部材36を挿入することで、成形手段のみで外周側面に2つの平面34b,34bを有する光学素子(メニスカスレンズ)34を得ることができるので、成形後のレンズカット工程を廃止することができるとともに、上型26の成形面26’を外周規制部材36の上端縁36cに当接して、光学素子34の中心肉厚を制御するので、光学素子34の中心肉厚のバラツキ精度が向上される。
第1の実施の形態の光学素子の成形装置の成形前の概略構成を示す図である。 第1の実施の形態の光学素子の成形装置の成形後の概略構成を示す図である。 図1のIII−III線に沿う断面において、外周規制部材を外した成形面の状態を示す図である。 図1のV−V線に沿う断面において、外周規制部材を外した成形面の状態を示す図である。 図1のV−V線に沿う断面を示す図である。 2つの外周規制部材が対向して配置した状態の外観図である。 図2のVII−VII線に沿う断面を示す図である。 (a)は、2つの平面を有する光学素子の平面図、(b)は、その正面図である。 第2の実施の形態の光学素子の成形装置の成形前の概略構成を示す図である。 第2の実施の形態の光学素子の成形装置の成形後の概略構成を示す図である。 2つの外周規制部材が対向した状態の外観図である。 (a)は、2つの平面を有する光学素子の平面図、(b)は、その正面図である。
符号の説明
10 光学素子の成形装置
12 上加熱板
14 下加熱板
16 型セット
18 カートリッジヒータ
20 カートリッジヒータ
22 上プレート支持軸
24 下プレート支持軸
26 上型
26 成形面
26a 曲面
26b 平面
27 溝
28 下型
28 成形面
28a 曲面
28b 平面
29 溝
30 スリーブ
32 成形素材
34 光学素子
34 光学機能面
34 光学機能面
34a 外周面
34b 平面
36 外周規制部材
36a 外周規制部
36b 支持部
36c 上端縁

Claims (2)

  1. 加熱軟化した成形素材を、一対の成形型間に配置して押圧し成形する非軸対称形状の光学素子の製造方法において、
    前記一対の成形型の少なくとも一方の成形面が有する中央の曲面およびその周囲の平面のうちの少なくとも前記曲面に溝を形成し、
    前記溝に、成形される光学素子の外周形状を規制する外周規制部材を挿入し、
    前記曲面のうち前記溝よりも中央側に配置された前記成形素材を軟化させ、
    軟化した前記成形素材を前記外周規制部材の該成形素材側の面に沿って流動させた後に冷却することにより、光学素子の外周の一部に平面を成形する
    ことを特徴とする非軸対称形状の光学素子の製造方法。
  2. 加熱軟化した成形素材を、一対の成形型間に配置して押圧し成形する非軸対称形状の光学素子の成形用のセットにおいて、
    前記一対の成形型と、
    成形される光学素子の外周形状を規制する外周規制部材と、を含み、
    前記一対の成形型の少なくとも一方の成形面は、中央の曲面と、その周囲の平面と、を有し、
    少なくとも前記曲面に、前記外周規制部材を挿入する溝を形成した
    ことを特徴とする非軸対称形状の光学素子の成形用のセット
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