JP4931460B2 - 駐輪場管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、自転車やオートバイ等の二輪車の駐輪を管理する駐輪場管理システムに関し、特に、上記二輪車の駐輪を、ICチップタグによって施錠と解錠を行うことができる二輪車用ロック装置を用いて管理する駐輪場管理システムに関するものである。
従来の二輪車用駐輪管理システムには、機械的な鍵を複数の車輪用ロック装置の夫々に個別に具備させる鍵式構造のものと、例えば特許文献1、2に記載されているように、複数の車輪用ロック装置と料金精算機を含む駐輪管理装置の間を電気的に接続して、駐輪時には車輪を任意のロック装置に押し込むことによりロックされ、退出時には、料金精算機に対して当該ロック装置の番号を入力して駐輪料金の精算を済ませると、ロックが外されて車輪の取り出しを可能にする電機式駐輪管理システムとが存在する。
特開2005−324669号公報 特開2003−44887号公報
ところが、上記鍵式駐輪システムの場合は、鍵の貸し出しに人手がかかる問題と、大規模駐輪場において鍵を全て異なる物にすると、鍵を紛失した場合にロック装置側の鍵も交換する必要があって、コストが高くなる問題があり、また、同一の鍵を使用する場合は、他のロック装置の施錠と解錠が可能になるため、二輪車の盗難や、1つの鍵で何台もの二輪車を駐輪するといった不正が発生する問題があった。
加えて、鍵式駐輪システムの場合は、その鍵で使用できるロック装置が固定されてしまうため、例えば、早朝に来ても出入口に近い場所が利用できない等、利用者にとって利便性が悪い問題があった。
また、電機式駐輪管理システムについては、一般的には、ロック装置は数台ごとに中継装置を介して料金精算機に接続されていて、大規模駐輪場では全ての配線が料金精算機と接続されることになるため、配線工事が複雑化して設置費用が高額化する問題があり、加えて、徐々にロック装置の台数を増設したり、部分的に駐輪スペースを移動したりする、フレキシブルな運用が不可能に成る問題があった。
更に、上述した特許文献1、2に記載された駐輪場管理システムでは、多数並設されたロック装置のうち、一時利用者用のロック装置は、空車時にロック装置を解錠状態に維持して車輪の押し込みを待つ構成に成っているため、この解錠状態に開口維持されたロック装置の車輪検知開口部に傘や空き缶等を差し込むことにより、ロック装置を施錠状態にして使用できないようにしてしまう悪戯や妨害が頻繁に発生して、多くの損害を被る問題もあった。
本発明は上述した各問題を解決するために開発されたものであって、その技術的課題は、鍵を使用せずにロック装置の施錠と解錠を行うようにして、1つの鍵で何台もの二輪車を駐輪させるという不正を防止すると共に、駐輪場内の任意のロック装置に自由に駐輪させることができ、また、配線工事が簡単でフレキシブルな運用が可能で、且つ、空車時にはロック装置を施錠状態に維持して、傘や空き缶等の差込を予防できるように工夫した駐輪場管理システムを提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係る駐輪場管理システムは、自転車やオートバイ等の二輪車の駐輪を、ICチップタグによって施錠と解錠を行う二輪車用のロック装置と、駐輪料金の精算を行う料金精算機を用いて管理する駐輪場管理システムであって、上記のICチップタグを、書き換え可能なデータエリアを有する非接触型ICチップタグを用いて構成する一方、上記二輪車の駐輪スペースごとに上記のロック装置を個別に設けて、これ等各ロック装置の内部若しくは外部近傍には、当該ロック装置が施錠又は解錠されるたびに、施錠又は解錠を行った上記非接触型ICチップタグのデータエリアに対して駐輪データの読み書きを行うICチップ読取り/書込部を設けると共に、駐輪場内又はその近傍に設置された上記の料金精算機には、上記非接触型ICチップタグのデータエリアに書き込まれている駐輪データを読み取って駐輪料金を精算し、駐輪料金が決済されると、上記のデータエリアに当該ロック装置を解錠可能にするための情報を書き込む精算処理手段を具備せしめたことを特徴としている。
(2) また、本発明の請求項2に係る駐輪場管理システムは、前記二輪車用のロック装置に、所定位置への車輪の押し込みを検知する車輪検知手段と、この検知手段による車輪検知に従って、車輪を退出不可能な状態に保持して施錠する施錠手段と、上記の車輪検知手段が車輪を検知していない空車時であっても、上記のロック装置を上記施錠手段によって施錠状態に維持する空車時施錠手段と、前記ICチップ読取り/書込部による読み取りの結果、前記ICチップタグが使用可能と判断された場合に、上記ロック装置を解錠して上記車輪の押し込みを可能にする解錠手段と、を具備せしめたことを特徴としている。
(3) また、本発明の請求項3に係る駐輪場管理システムは、前記二輪車用のロック装置に、当該ロック装置が車輪の押し込みが可能な解錠状態から、前記車輪検知手段による車輪の検知によって施錠状態に移行する際に、前記ICチップ読取り/書込部が前記ICチップタグのデータエリアに駐輪中のステータスを書き込んで、空車状態の他の二輪車用ロック装置への当該ICチップタグの使用を不可能に設定するICチップタグの重複使用禁止手段と、上記二輪車用ロック装置が施錠されるたびに、上記ICチップタグの固有のIDをこの二輪車用ロック装置若しくは当該ロック装置を制御する制御装置のメモリに記憶する駐輪施錠記憶手段と、上記ICチップ読取り/書込部が上記ICチップタグから同一のIDを読み取ると、上記二輪車用ロック装置を解錠するロック解錠手段と、を具備せしめたことを特徴としている。
(4) また、本発明の請求項4に係る駐輪場管理システムは、前記各ロック装置の夫々に、所定位置に押し込まれた車輪を検知する車輪センサと、施錠用と解錠用の各ソレノイドと、ICチップ読取り/書込部を具備せしめると共に、これ等各ロック装置を個々に制御可能な制御装置に接続して構成したことを特徴としている。
(5) また、本発明の請求項5に係る駐輪場管理システムは、前記ICチップタグが、少なくとも定期利用者用と一時利用者用の2種類から成り、定期利用者用ICチップタグは、ロック装置の解錠と施錠に際して、当該ICチップタグをロック装置のICチップ読取り/書込部に読み取らせることにより、解錠と施錠を可能にする一方、一時利用者用ICチップタグは、一時利用者から預かり金を受領して前記料金精算機が発行し、且つ、発行された一時利用者用ICチップタグは前記ロック装置から二輪車を退出させた後でも、当該一時利用者用として保有可能であると共に、このICチップタグを上記料金精算機に返却すると、上記の預かり金が返却されるように構成されていることを特徴としている。
(6) また、本発明の請求項6に係る駐輪場管理システムは、前記料金精算機に、読み取った一時利用者用ICチップタグのデータエリアに精算済みのデータが書き込まれていない場合に、料金を決済して精算済み情報を上記のデータエリアに書き込んだ後、当該ICチップタグを返却する精算手段と、読み取った一時利用者用ICチップタグのデータエリアに精算済みを示すデータが書き込まれているが、駐輪中のステータスが書き込まれていない場合に、利用者に対してICチップタグの使用を終了するか否かを問い合わせて、使用者が使用終了の操作を行った場合に、当該ICチップタグを内部に回収するICチップタグ回収手段と、を具備せしめたことを特徴としている。
(7) また、本発明の請求項7に係る駐輪場管理システムは、前記料金精算機に、所定の預かり金の支払いを受けると一時利用者用ICチップタグを発行するICチップ発行手段と、一時利用者による使用終了の操作によってICチップタグが内部に回収される際に、上記の預かり金を返却する預かり金返却手段と、回収したICチップタグを順次自動的に発行待機位置まで循環移送する再利用手段と、を具備せしめたことを特徴としている。
(8) 更に、本発明の請求項8に係る駐輪場管理システムは、前記非接触型ICチップタグに代えて、非接触型ICカードを媒体として使用することを特徴としている。
上記(1)〜(7)で述べた請求項1〜7に係る各手段によれば、駐輪場の利用者のうち、一時利用者は初回の入場時に料金精算機に預かり金を支払うことで、一時利用者用のICチップタグを受け取り、このICチップタグを施錠されている空車状態のロック装置に読み取らせることによって解錠した後、二輪車の車輪をロック装置の所定位置に押し込むことにより、施錠して駐輪することができる。
駐輪した二輪車の退出時には、料金精算機に一時利用者用のICチップタグを入れて駐輪料金を精算すれば、ICチップタグのデータエリアに解錠用の情報が書き込まれるため、このICチップタグをロック装置のICチップ読取り/書込部に読み取らせることによって、解錠して二輪車を退出させることができる。
そして、上記一時利用者用のICチップタグは、次回から空車状態のロック装置に対して直接使用することができ、また、このICチップタグは料金精算機に返却することで、預かり金を一時利用者に払い戻すことができる。
一方、定期利用者は、定期者用のICチップタグを用いて、駐輪時に直接ロック装置に当該ICチップタグを読み込ませることにより、解錠して駐輪が可能となる。また、ロック装置と料金精算機とは直接通信接続することなく、数台がまとめて制御装置に接続されて制御作動される。
また、上記(8)で述べた請求項8に係る手段によれば、広く普及しているICカードを用いてシステムを構築することができると共に、他のポイントサービスと併用した利用も可能になるため、システムの拡張性を高くすることができる。
以上述べた次第で、本発明に係る駐輪場管理システムによれば、一時利用者も書き換え可能なデータエリアを有するICチップタグを使うことで、これを紛失したとしても容易に再発行できるため、安心して利用できる駐輪場管理システムを構築できると共に、ロック装置は空車時においても常時施錠状態に維持されているため、傘や空き缶等の挿入によって車輪検知状態にして、ロック装置を使用できなくする悪戯を防止できるため、係員の常駐を必要としない無人管理の駐輪場を実現することができる。
更に本発明によれば、駐輪時には駐輪中のステータスをICチップタグのデータエリアに書き込むため、駐輪中のICチップタグを用いて他の二輪車を他のロック装置に駐輪させる不正を防止でき、また、一時利用者用のICチップタグは一度発行を受けると、これを何回でも繰り返し使用することができるため、料金精算機がICチップタグの発行によって混雑する問題も解消できるものであって、ICチップタグを用いて駐輪場を適正に管理することができる。また、本発明によればロック装置が施錠されるたびに、ICチップタグの固有のIDをロック装置若しくは当該ロック装置を制御する制御装置のメモリに記憶し、解錠時にこのIDと照合させて合致した場合のみ解錠可能とすることで、間違えて他の二輪車のロックを解錠してしまうことが防止でき、同様に故意に他の二輪車のロックを解錠する盗難も防止することができる。
また、本発明によれば一時利用者の通常の料金精算時には精算動作を行うが、ロック装置から二輪車を退出させた後に、ICチップタグを料金精算機に投入した場合には、使用終了の可能性が高いことから、預かり金返却操作の問いかけを行うと共に、一時利用者はいつでも利用開始と料金精算ができるため、利用者にとって利便性がよく、更に、預かり金を支払うことでICチップタグを発行しているため、むやみに紛失されることがなく、紛失されたとしても預かり金を保障金として没収することで、ICチップタグのコストの回収を可能とするものであって、係員によるICチップタグの補充作業も不要にして、安定した駐輪場の運営を可能にする利点を備えている。
更に加えて、本発明では複数のロック装置と料金精算機を直接配線で接続する必要がないため、配線と埋設工事費用を大幅に削減して、比較的低コストにて駐輪場を開業できる経済性も備えるものであって、広く普及されているICカードを用いてシステムを構築したり、他のポイントサービス等と併用した利用ができる拡張性も備える点と相俟って、自転車やオートバイ等の二輪車用駐輪場に実施して頗る好適なものである。
以下に、上述した本発明に係る駐輪場管理システムの実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明が実施された駐輪場の部分的なロック装置周辺の構成図であって、図中、BSは二輪車としての自転車、STは駐輪場に設置された連結部材、10…は連結部材STに対してその長手方向に間隔をあけた状態で、交互に複数並設した高低2段構造の二輪車用ロック装置であって、ロック装置10…をこの様に高低2段に並設することによって、狭いスペースに多数の自転車BS…を駐輪できる仕組みに成っている。
10Hと10Lは高低2段の各ロック装置10…に夫々連設した高低2段構造のガイドレール、BRは自転車BSの車輪、10Zは各ロック装置10…に設けた車輪BRの押し込み部(凹状嵌め込み部)、10Xは各ロック装置10毎に設けたICチップタグTP用のポケット部で、ICチップタグTPとしては書き換え可能なデータエリアを有する非接触型ICチップタグが使用される。更に図1において、40は上記連結部材STに取付けた制御装置を示す。尚、ICチップタグTPには定期者用と一時利用者用とが存在し、定期者用のタグは例えば売店や管理室等で販売されるが、一時利用者用のタグは後述する料金精算機50に所定の預かり金を支払うことで発行される。
図2と図3は上記ロック装置10の内部構成を説明した平断面図で、図2は解錠時の状態を、また、図3は施錠時の状態を示したものである。これ等の図面において、11は前記押し込み部10Zの内部に先端部を突出したセンサアームで、11Rはその支軸部、12はセンサアーム11に連設若しくは同軸的に形成した根端部、12Kは根端部12に形成したカム部、12Sは牽引バネ、13はアクチュエータ13Aを上記センサアーム11に連設した根端部12側に突出させた車輪センサで、図2の解錠状態で車輪BRが押し込み部10Zの内部に押し込まれてセンサアーム11を図3の状態に押圧回動すると、根端部12が図面上時計回転方向に回動してアクチュエータ13Aを押圧するため、車輪センサ13がONする仕組みに成っている。
更に図中、14は根端部14Bを軸15を回動支軸としてロック装置10の内部に回動自在に取付けたロックアーム、16は当該ロックアーム14の根端部14Bに連設若しくは同軸的に取付けた作動片、17と21は上記ロック装置10の内部に取付けた施錠ソレノイドと解錠ソレノイドで、施錠ソレノイド17によって進退作動するロッド17Aの先端部が、連結軸17Bを用いて上記作動片16に連結され、解錠ソレノイド21のロッド21Aが同じくロック装置10の内部に設けられた解錠アーム19の一端側に連結されている。
また、18と20は上記作動片16と解錠アーム19の一端側に取付けた牽引バネ、16Tは作動片16の先端に設けたフック部、19Aは解錠アーム19の他端側に形成した係合部であって、図2の解錠状態から、図3の如く車輪BRが押し込み部10Z内部に押し込まれてセンサアーム11を押すと、車輪センサ13がONして施錠ソレノイド17がロッド17Aを図3に示した矢印方向に吸引(PULL)作動するため、ロックアーム14が回動されてアーム先端部14Aが押し込み部10Zの入口を塞ぐため、自転車BSの車輪BRをロック装置10にロック(施錠)することができる。
上記ロック装置10による施錠時には、図3に示すように作動片16の先端に形成したフック部16Tが解錠アーム19の係合部19Aに係合されるため、上記施錠ソレノイド17の吸引作動を停止しても、上記ロックアーム14による施錠状態は維持される。
以上の如く施錠されたロック装置10を解錠するには、図2に示した矢印方向に解錠ソレノイド21を吸引作動すれば、解錠アーム19が回動されて上記フック部16Tに対する係合部19Aの係合を外すため、ロックアーム14は前記牽引バネ18に牽引されて図2に示す状態に解錠回動されるため、前記車輪BRに対するロックが外されて、自転車BSを自由にロック装置10より退出させることができ、また、前記センサアーム11も牽引バネ12Sの牽引作用によって図2に示した当初の解錠状態に自動復帰する。
上記図2に示したロックアーム14の解錠状態は牽引バネ18によって維持され、また、上記図3に示したロックアーム14による施錠状態は上記フック部16Tと係合部19Aの係合によって維持されるため、施錠と解錠の各ソレノイド17,21は、ロックアーム14が完全に回動を終えるまでの数秒間だけ吸引(PULL)すれば、その後は解放(OFF)できるので、電力の消費を抑えることができる。
尚、図2と図3において、30はロック装置10内に設けた非接触型ICチップ読取り/書込部で、前記図1に示したロック装置10のポケット部10XにICチップタグTPを載置又は挿入すると、上記ICチップ読取り/書込部30との間で非接触にてデータの読み書きが行われる仕組みに成っている。
次に図4は上記図1に示した制御装置40の構成を説明したブロック図であって、制御装置40は前記連結部材STのブロックごと、即ち、1本の連結部材STに並設されるロック装置10…を1ブロックとする各ブロックごとに1台設けられていて、各ロック装置10…に対する自転車BSの駐輪と退出を個別に管理及び制御する仕組みに成っている。
即ち、制御装置40は制御部の中心を構成するCPU41と、システムプログラムを格納したメモリ42と、これ等CPU41とメモリ42の間にバス43を介して接続されたインターフェイス44とによって構成されている。前述した車輪センサ13と施錠と解錠の各ソレノイド17,21及びICチップ読取り/書込部30を備えた各ロック装置10…は、通信線45を介してロック装置10ごとに個別に割り振られた上記のインターフェイス44に接続されている。
図5は、駐輪場の敷地内、又は、その近傍に設置される駐輪料金精算機50の外観を示したものであって、この料金精算機50は一時利用者用のICチップタグを発行する機能と、一時利用者の駐輪料金を計算して精算する機能を備えている。図5において、50Aは上記ICチップタグTPの投入口、50Bは紙幣の挿入口、50Hはコインの投入口、50CはICチップタグTPと領収証及びおつりの返却口、55は各種メッセージ等の表示器、57は精算取消/使用終了釦、58はICチップタグTPの発行釦、59は係員呼び出し釦、69は音声出力用のスピーカを示す。尚、定期利用者用のICチップタグTPは、前述したように、売店や管理室等で販売されるが、この料金精算機50が販売してもよく、その選択は任意とする。
また、図6は上記料金精算装置50の内部構成を説明した側断面図であって、図中、70は投入口50Aより投入されたICチップタグTPを、返却シュータ50Dを通して返却口50Cに返却したり、排出シュータ50Eを通して予蓄タンク50Fに送り込んだりするICチップタグリーダー/ライター部、75は予蓄タンク50Fに予蓄されたICチップタグTPを、必要に応じて循環レール部50R、上部円弧状レール部50T及び送り込みレール部50Gを通して、上記ICチップタグリーダー/ライター部70に送り込む循環装置であって、送り込みレール部50Gには、フイーダーソレノイド76によって作動されて、送られて来るICチップタグTPを一定間隔で送り込んだり、或いは送り込みを停止したりするチップストッパー76Tが設けられている。
更に上記ICチップタグリーダー/ライター部70の構成を詳細に説明すると、71はステッピングモータ72によって制御回転される振り分けディスク、101は上記送り込みレール部50Gより循環供給されるICチップタグTPを、上記の振り分けディスク71に送り込む循環通路、102は投入口50Aに投入されたICチップタグTPを上記の振り分けディスク71に送り込む投入通路、77は振り分けディスク71のタグ排出部に設けた排出ゲートで、その下側には前述のロック装置10内部に具備されたものと同様のチップ読取り/書込部が取付けられている。79は上記投入通路102の途中に設けたタグ投入センサで、各通路101,102を通して送られて来た各ICチップタグTPは、振り分けディスク71の収容室(図示省略)に収容された後、そのデータエリアに対して上記ICチップ読取り/書込部30でデータの読み書きが行われる。
また、上記ICチップ読取り/書込部30は、上記データ読取りの結果、当該ICチップタグTPが一時利用者のものであって、且つ、引き続き使用されるものである場合、或いは、預かり金の支払い、又は、定期料金の支払いに応じて発行された一時又は定期利用者用のICチップタグTPである場合は、排出ゲート77が前記返却シュータ50Dの上側部で発行/返却ソレノイド78によって下方に開口回動されて、そのICチップタグTPを返却口50Cに返却又は発行されるが、当該ICチップタグTPが使用を終了したものである場合は、上記の排出ゲート77上に位置しているICチップタグTPは、振り分けディスク71が180度回動してフレーム80の上面でICチップタグTPを搬送し、前記排出シュータ50Eの上側部の開口部80Aまで搬送されて、そこから排出シュータ50E内に落下することで、ICチップタグTPを予蓄タンク50Fに排出するように構成される。
以上の如く予蓄タンク50Fに予蓄されたICチップタグTPは、振循環ディスク75Hの各循環室(図示省略)に収められ、送り出しモータ75Aによる回転により、必要に応じて順次循環レール部50R側に送り出されて、再利用される。尚、図6では省略しているが循環レール部50Rと上部円弧状レール部50Tには送り出されたICチップタグTPが下側から連なって蓄積されており、一枚送り出す毎に上部円弧状レール部50Tの頂点を越えたICチップタグTPが送り込みレール部50Gに滑り落ちる様に成っている。また、送り込みレール部50Gにはタグ送りだしセンサ74がICチップタグTPが待機位置にあるかどうかを検知できるように取付けられており、ICチップタグTPが検出されるまで送り出しモータ75AがICチップタグTPを循環レール部50Rに送り出す方向に回転する様にプログラミングされている。
尚、上述したICチップタグリーダー/ライター部70及び循環装置75の具体的な構造に関し、本出願人は既に特開2002−216180と特開2002−366998で出願公開済みであって、本出願で説明を省略した詳細な構成及び、作用、効果は、斯る公報に開示されているが、これ等公報に記載の技術はいずれも実施の一例であることは勿論である。
図7は、上述した料金精算機50の電気的構成を説明したブロック図であって、図中、51は制御部の中心を構成するCPU、52は各種のプログラムを格納したメモリ、53はこれ等CPU51とメモリ52とインターフェイス54の間を接続するバスであって、インターフェイス54には、投入口50Aに設けたシャッター(図示省略)を開閉する投入口シャッターソレノイド68と、前述したチップ発行釦58と、精算取消/使用終了釦57と、係員呼び出し釦59と、表示器55と、スピーカ69と、インターホン56と、時計回路60が接続され、更に、料金精算用の硬貨読取り部61、紙幣読取り部62、釣銭払い出し部63及び人感センサ67が接続されていて、夫々がCPU51の監視下でメモリ52に格納されたプログラムに従って制御作動する仕組みに成っている。
更に上記のインターフェイス54には、前述したフィーダソレノイド76と、ICチップ読取り/書込部30と、ICチップタグTPの発行/返却ソレノイド78と、タグ投入センサ79と、ステッピングモータ72と、振り分けディスク位置決めセンサ73及びタグ送り出しセンサ74(いずれも図6では図示省略)と、送り出しモータ75Aと残量センサ75B(図6では省略)とを具備したチップ送り出し部75を制御可能に接続されたICチップタグリーダー/ライター部70が接続されていて、夫々が前記CPU51の監視下で前記メモリ52に格納されたプログラムに従って制御作動される仕組みに成っている。
また、上述したメモリ52には、前記請求項6と7に記載の各手段、即ち、読み取った一時利用者用ICチップタグTPのデータエリアに精算済みのデータが書き込まれていない場合に、料金を決済して精算済み情報を上記のデータエリアに書き込んだ後、当該ICチップタグTPを返却する精算手段と、読み取った一時利用者用ICチップタグTPのデータエリアに精算済みを示すデータが書き込まれているが、駐輪中のステータスが書き込まれていない場合に、利用者に対してICチップタグの使用を終了するか否かを問い合わせて、使用者が使用終了の操作を行った場合に、当該ICチップタグを内部に回収するICチップタグ回収手段と、所定の預かり金の支払いを受けると一時利用者用ICチップタグTPを発行するICチップ発行手段と、一時利用者による使用終了の操作によってICチップタグTPが内部に回収される際に、上記の預かり金を返却する預かり金返却手段と、回収したICチップタグTPを順次自動的に発行待機位置まで循環移送するための再利用手段と、を実現するためのプログラムが具備されている。
図8は、上述したICチップタグTPのデータフォーマットを示したものであって、ブロックNo.1、2は書換え不可能なデータエリアに製造過程で書き込まれているデータであるが、その他のブロックには書換え可能なエリアに成っている。
次に、本発明の動作を図9乃至図13に示したフローチャートに従って説明すると、図9はロック装置10の駐輪時の動作を説明したものであって、ステップS1でロック装置10のICチップ読取り/書込部30によってICチップタグTPのデータエリアがリードされると、ステップS2でICチップタグTPの種別がOKであるか否か、即ち、定期種別か一時利用種別かを読み取って、予め設定された種別以外のICチップタグTPでは解錠しない。次いで、予め設定された種別のICチップタグTPである場合はステップS3に進んで上記データエリアに駐輪中のステータスが存在するか否かが判定されて、ステータスが無い場合(退出ステータスの場合)は次のステップS4に進んで、駐輪中のステータスが存在する場合は同様に解錠しない。
ステップS4では、解錠ソレノイド21がC秒間(例えば3秒程度)PULLされて、ロック装置10を図2に示した解錠状態と成し、次いで、ステップS5に進んで車輪センサ13が車輪BRを検知したか否かが判断される。車輪の検知は、車輪BRが押し込み部10Zに押し込まれて来て、車輪センサ13がONしたか否かで判定され、ONしない場合はステップS10に進んで最大A分間(例えば5分程度)車輪センサ13がONするまで待ち続けるが、それでもONしない場合は、ステップS9に進んで施錠ソレノイド17をD秒間(例えば5秒程度)PULLして、ロック装置10を再度施錠する。
前記ステップS5で車輪BRを検知すると、次のステップS6に進んでICチップタグTPの有無が判定され、YESの場合はステップS7に進んでICチップタグTPに駐輪中のステータスが書き込まれ、次いで、ステップS8で制御装置40のメモリ42にICチップタグTPのIDを書込み、その後、ステップS9に進んで車輪BRをロック(施錠)して処理を終えるが、ステップS6でICチップタグTPが無しと判定された場合は、一枚のICチップタグで複数箇所に駐輪するなどの不正使用の可能性が高いため、ステップS9で車輪BRをロックして、自転車BSを確保してしまう。
図10は、定期利用者がロック装置10から自転車BSを退出する時の動作を説明したフローチャートであって、ステップS11で定期利用者のICチップタグTPをロック装置10にリードさせ、次のステップS12で前述の駐輪時のステップS8で制御装置40のメモリ42に保存したIDと照合し、不一致の場合は解錠せず、一致の場合はステップS13でICチップタグTPに退出ステータスを書き込んで、次のステップS14で解錠ソレノイド21をC秒間(3秒程度)PULLして解錠する。
次のステップS15では車輪BRの有無が検知され、無い場合(車輪BRが退出した場合)は、次のステップS16に進んでICチップタグTPの有無が判断される。車輪BRとICチップタグTPが有りの場合は、ステップS19に進んで両方の条件が合致するまでB分間(退出猶予時間を考慮に入れて5分程度)解錠状態を維持し、B分間経過した場合はICチップタグTPを取り忘れたものと判断し、ステップS20に進んでICチップタグTPに改めて駐輪中のステータスを書込み、次いで、ステップS18に進んで施錠ソレノイド17をD秒間(5秒程度)PULLすることにより、車輪BRを再度施錠して処理を終える。
また、前記ステップS16でICチップタグTPが無いと判定された場合(ICチップタグTPがポケット部10Xから取り除かれた場合)は、制御装置40のメモリ42に記録されている当該ICチップタグTPのIDをクリアし、次いで、ステップS18に進んで施錠ソレノイド17をD秒間PULLして、空車状態のまま施錠することによって、処理を終える。
図11は、一時利用者がロック装置10から自転車BSを退出させる時の動作を説明したフローチャートであって、そのステップS22からステップS33に至るまでの処理操作は、ステップS24の処理を除いて前記図10で示した定期利用者がロック装置10から自転車BSを退出させる場合の処理操作(ステップS11〜ステップS21)と同一であるため、ここでは上記ステップS24の処理内容に付いてのみ説明して、他の処理の説明は省略することにする。
即ち、ステップS24は、料金精算を終えた時刻からの猶予時間がE分以内であるかの判断を行うものであって、駐輪時間によって料金を段階的に増加させる運用の場合には、精算後の退出可能時間をE分として規定することができる。また、一回の駐輪利用時に一定料金で運用する場合であっても、日付をまたいで駐輪した時は追加料金を課す場合もあり、その場合には同日精算済みかどうかの判断を行う。その場合のE分は、当日であれば不問とするものであって、従って、朝駐輪して直ぐに精算しておけば、帰りに料金精算機50の前に並んで精算する煩わしさから解放される利点がある。尚、このステップS24を省略して定期利用者用の動作と全く同じに運用することも可能である。
次に、図12は料金精算機50によって一時利用者用ICチップタグTPが発行される処理手順を説明したフローチャートであって、発行に際しては、ステップS34で発行釦58が押下されると、次のステップS35に進んで表示器55に料金が表示され、次いで、ステップS36に進んで料金が投入されると、ステップS37で釣銭が必要か否かが判定され、必要な場合はステップS38で釣銭を払い出し、次いでステップS39で一時利用者用ICチップタグTPを送り出す動作によってICチップタグTPが排出ゲート77上に送り込まれ、次のステップS40に進む。
ステップS40では、ICチップ読取り/書込部30によって上記排出ゲート77に送り込まれたICチップタグTPのリードが可能であるか否かが試され、可能である場合はステップS41に進んで当該ICチップ読取り/書込部30によって利用開始日がICチップタグTPのデータエリアに書き込まれるが、リード不可能な場合は、ステップS45に進んで振り分けディスク71が回転してICチップタグTPの回収動作がなされた後、再びステップS39に戻ってICチップタグTPの送り出しが行われる。
一方、正常にリード可能な場合は、ステップS41で利用開始日として日付を書き込み、ステップS42に進んでICチップタグTPへのデータの書込み具合がチェックされて、ステップS43でベリファイOKの場合は、ステップS44に進んで発行/返却ソレノイド78がG秒(/0.5秒程度)PULLして排出ゲート77を開き、処理を終えるが、ベリファイNOである場合は、前述したステップS45に進んでチップ回収動作が行われた後、ステップS39に戻ってICチップタグTPの発行動作が再び行われる。
図13は、駐輪料金の精算動作時の処理を説明したフローチャートであって、初めのステップS46でタグ投入センサ79がICチップタグTPの投入を検知すると、ステップS47に進んでICチップ読取り/書込部30がICチップタグTPのデータファイルをリードする。次のステップS48でリードがOKの場合は、ステップS49に進んでICチップタグTPの種別、即ち、定期者用か一時利用者用かの種別が判定され、一時利用者用のICチップタグTPである場合は、ステップS50でデータファイルに駐輪中のステータスが存在するか否かが判定され、駐輪中のステータスが存在する場合はステップS51に進み、駐輪中のステータスが存在しない場合は、ステップS59に進む。
ステップS51では、駐輪料金が精算済みか否かが判定され、精算済みの場合はステップS58に進んで発行/返却ソレノイド78がG秒(0.5秒程度)PULLされて、ICチップタグTPを返却口50Cに返却する。尚、前記のステップS48でリード不可の場合、及び、ステップS49で定期者用ICチップタグと判断された場合も、夫々上記ステップS58に進んでICチップタグTPが返却口50Cに返却される。尚、上記のステップS49で定期者用ICチップタグと判断された場合は、表示器55にその有効期限やその他必要な情報を表示して、当該ICチップタグが返却されるようにしてもい。
また、上記のステップS50で駐輪中のステータス無しと判断された場合は、ステップS59に進んで表示器55に「使用終了しますか」の表示や、必要に応じて音声ガイドを行い、次いで、ステップS60に進んで前記精算取消を兼ねる精算取消/使用終了釦57が押下されると、ステップS61に進んで預かり金の払い戻しを行い、次いで、ステップS62に進んで当該ICチップタグTPの回収動作を行って処理を終える。しかし、上記ステップS60で精算取消/使用終了釦57が押下されない場合は、ステップS63に進んでF秒間(例えば10秒程度)応答がなければ、前記ステップS58に進んで当該ICチップタグTPを返却口50Cに返却して処理を終える。
また、上記ステップS51で精算済みでないと判断された場合は、料金計算(ステップS52)、料金表示(ステップS53)、料金投入(ステップS54)、釣銭有無の判断(ステップS55)、釣銭の払い出し(ステップS56)、精算時刻をICチップタグTPに書込処理(ステップS57)の各動作を行った後、ステップS58でICチップタグTPを返却口50Cに返却して処理を終える。
尚、上述した実施例では、媒体として非接触型のICチップタグTPを用いて自転車BS等の駐輪を管理するシステムに付いて説明したが、請求項8に記載の如く、ICチップタグTPに代えて非接触型ICカードを媒体として構成することも可能であることは勿論である。
本発明に係る駐輪場管理システムの構成を説明した斜視図。 本発明で使用するロック装置の解錠時の構成を説明した平断面図。 本発明で使用するロック装置の施錠時の構成を説明した平断面図。 ロック装置と制御装置の接続構成を説明したブロック図。 料金精算機の全体を説明した外観斜視図。 料金精算機の内部構造を説明した側断面図。 料金精算機の電気的構成を説明したブロック図。 ICチップタグのデータフォーマット。 ロック装置の駐輪時の動作を説明したフローチャート。 定期利用者がロック装置から自転車を退出させる場合の動作を説明したフローチャート。 一時利用者がロック装置から自転車を退出させる場合の動作を説明したフローチャート。 一時利用者用ICチップタグの発行動作を説明したフローチャート。 駐輪料金の精算時の動作を説明したフローチャート。
符号の説明
TP 非接触型ICチップタグ
BS 二輪車としての自転車
BR 車輪
10 二輪車用のロック装置
11 センサーアーム
13 車輪センサ
14 ロックアーム
17 施錠ソレノイド
21 解錠ソレノイド
30 ICチップ読取り/書込部
40 制御装置
41 CPU
42 メモリ
44 インターフェイス
50 料金精算機
70 ICチップタグリーダ/ライタ部

Claims (8)

  1. 自転車やオートバイ等の二輪車の駐輪を、ICチップタグによって施錠と解錠を行う二輪車用のロック装置と、駐輪料金の精算を行う料金精算機を用いて管理する駐輪場管理システムであって、
    上記のICチップタグを、書き換え可能なデータエリアを有する非接触型ICチップタグを用いて構成する一方、
    上記二輪車の駐輪スペースごとに上記のロック装置を個別に設けて、これ等各ロック装置の内部若しくは外部近傍には、当該ロック装置が施錠又は解錠されるたびに、施錠又は解錠を行った上記非接触型ICチップタグのデータエリアに対して駐輪データの読み書きを行うICチップ読取り/書込部を設けると共に、
    駐輪場内又はその近傍に設置された上記の料金精算機には、上記非接触型ICチップタグのデータエリアに書き込まれている駐輪データを読み取って駐輪料金を精算し、駐輪料金が決済されると、上記のデータエリアに当該ロック装置を解錠可能にするための情報を書き込む精算処理手段を具備せしめたことを特徴とする駐輪場管理システム。
  2. 前記二輪車用のロック装置に、
    所定位置への車輪の押し込みを検知する車輪検知手段と、
    この検知手段による車輪検知に従って、車輪を退出不可能な状態に保持して施錠する施錠手段と、
    上記の車輪検知手段が車輪を検知していない空車時であっても、上記のロック装置を上記施錠手段によって施錠状態に維持する空車時施錠手段と、
    前記ICチップ読取り/書込部による読み取りの結果、前記ICチップタグが使用可能と判断された場合に、上記ロック装置を解錠して上記車輪の押し込みを可能にする解錠手段と、
    を具備せしめたことを特徴とする請求項1に記載の駐輪場管理システム。
  3. 前記二輪車用のロック装置に、
    当該ロック装置が車輪の押し込みが可能な解錠状態から、前記車輪検知手段による車輪の検知によって施錠状態に移行する際に、前記ICチップ読取り/書込部が前記ICチップタグのデータエリアに駐輪中のステータスを書き込んで、空車状態の他の二輪車用ロック装置への当該ICチップタグの使用を不可能に設定するICチップタグの重複使用禁止手段と、
    上記二輪車用ロック装置が施錠されるたびに、上記ICチップタグの固有のIDをこの二輪車用ロック装置若しくは当該ロック装置を制御する制御装置のメモリに記憶する駐輪施錠記憶手段と、
    上記ICチップ読取り/書込部が上記ICチップタグから同一のIDを読み取ると、上記二輪車用ロック装置を解錠するロック解錠手段と、
    を具備せしめたことを特徴とする請求項1又は2に記載の駐輪場管理システム。
  4. 前記各ロック装置の夫々に、所定の位置に押し込まれた車輪を検知する車輪センサと、施錠用と解錠用の各ソレノイドと、ICチップ読取り/書込部を具備せしめると共に、これ等各ロック装置を個々に制御可能な制御装置に接続して構成したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の駐輪場管理システム。
  5. 前記ICチップタグが、少なくとも定期利用者用と一時利用者用の2種類から成り、定期利用者用ICチップタグは、ロック装置の解錠と施錠に際して、当該ICチップタグをロック装置のICチップ読取り/書込部に読み取らせることにより、解錠と施錠を可能にする一方、一時利用者用ICチップタグは、一時利用者から預かり金を受領して前記料金精算機が発行し、且つ、発行された一時利用者用ICチップタグは前記ロック装置から二輪車を退出させた後でも、当該一時利用者用として保有可能であると共に、このICチップタグを上記料金精算機に返却すると、上記の預かり金が返却されるように構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の駐輪場管理システム。
  6. 前記料金精算機に、
    読み取った一時利用者用ICチップタグのデータエリアに精算済みのデータが書き込まれていない場合に、料金を決済して精算済み情報を上記のデータエリアに書き込んだ後、当該ICチップタグを返却する精算手段と、
    読み取った一時利用者用ICチップタグのデータエリアに精算済みを示すデータが書き込まれているが、駐輪中のステータスが書き込まれていない場合に、利用者に対してICチップタグの使用を終了するか否かを問い合わせて、使用者が使用終了の操作を行った場合に、当該ICチップタグを内部に回収するICチップタグ回収手段と、
    を具備せしめたことを特徴とする請求項1又は5に記載の駐輪場管理システム。
  7. 前記料金精算機に、
    所定の預かり金の支払いを受けると一時利用者用ICチップタグを発行するICチップ発行手段と、
    一時利用者による使用終了の操作によってICチップタグが内部に回収される際に、上記の預かり金を返却する預かり金返却手段と、
    回収したICチップタグを順次自動的に発行待機位置まで循環移送する再利用手段と、
    を具備せしめたことを特徴とする請求項1、5又は6に記載の駐輪場管理システム。
  8. 前記非接触型ICチップタグに代えて、非接触型ICカードを媒体として使用することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の駐輪場管理システム。
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