JP3542561B2 - Icタグを用いた駐車券発行装置及び駐車料金精算装置 - Google Patents

Icタグを用いた駐車券発行装置及び駐車料金精算装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場への車輌の入庫と出庫を管理することができる管理装置に関するものであって、具体的には駐車カードに代えてIC素子を埋め込んだICタグを用いて車輌の入庫と出庫を管理することができるICタグを用いた駐車券発行装置と駐車料金精算装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場への入庫管理と、駐車料金の精算を行う出庫管理を行う装置として、従来より、例えば実公平2−41702号公報に見られるようなカード発行機を駐車場の入庫口に設置し、車輌の検知によってこのカード発行機から発行される駐車券(磁気カード)を抜き取ると、入口ゲートが開いて車輌の入庫を可能にし、また、出庫時にはこの駐車券を出庫口に設けた料金精算機に差込むと、駐車券に記録されている入庫時刻から駐車料金(駐車時間)が算出され、この算出した料金の精算を済ませると、出口ゲートが開いて車輌の出庫を可能にする構成の駐車場管理装置が使用されている。
【0003】
しかし、前記磁気カード製の駐車券を用いた処理装置は、情報を書込む媒体として紙製又はプラスチック製の磁気カードを使用し、この磁気カードの磁気ストライプに磁気ヘッドを接触させて情報をリード・ライトするため、使用するうちにカードが曲げられたり痛んだりして、磁気データが壊れたりする消耗的な面があり、何度も繰返し使用できない問題と、始めに挿入したカードを一時的に待機させて保留し、引続き2枚目のカードを挿入して料金の割引き等を行う場合に、精々1枚のカードを待機させるのが限度で、何枚ものカードを挿入して更に料金の割引き率を高くするような処理は、構造的に成し得ない問題があった。
【0004】
これに対して、例えば特開平3−265083号公報や特開2000−163518号公報等に見られる処理システムは、ICコインを用いたりICタグを用いた非接触式処理システムを使用するため、磁気カードを使用する上記従来の処理装置に比較して、情報量が格段に多く、また、非接触であるから長期間の使用を可能とする優れた耐久性を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ICコインを用いた処理装置に付いては、ICコインを上から下に転動させながら情報のリード・ライトを行うものであるから、装置全体が上下方向に延びて比較的大型化する問題と、コインを一旦待機させて保留したり、これを再び戻したりする動作を実現するためには、技術的に難しい面があって構造が複雑化し、製造コストが高くなる問題があった。また、上記ICタグを用いた処理装置に付いては、上記公報に見られるように搬送手段としてベルトコンベアを使用しているため、益々構造の複雑化を招くと共に、処理動作が遅くて迅速な対応ができない問題もあって、いずれも駐車場の駐車券発行機や料金精算機としては不適切なものであった。
【0006】
従って本発明の技術的課題は、紙カードやプラスチックカード製の磁気に代えて、非接触にて時刻等の情報をリード・ライトでき、且つ、構造的に丈夫なICタグ製の駐車チップを使用すると共に、駐車チップの受け入れとリード・ライト、待機、回収等の各種機能をコンパクトにまとめて、装置全体の小型化と、処理動作のスピードアップを可能にしたICタグを用いた駐車券発行装置と駐車料金精算装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の如く、車輌の検知、又は、発行釦のONに従って、非接触式のICタグを用いて構成した駐車チップに少くとも発行時刻を記録して発行して、発行口からこの駐車チップを抜き取ると、車輌の入庫を許可するように構成した駐車券発行装置であって、装置内に設けたチップ供給部から供給されて来る駐車チップを受け入れる収容室を少くとも2箇所以上有し、且つ、モータによって周方向に正転又は逆転しながら上記収容室内の駐車チップを必要な位置に移送する振り分けディスクを設けると共に、この振り分けディスクが回転する軌跡上には、上記収容室に収容されている駐車チップと非接触で交信して入庫情報のリード・ライトを行う非接触式読取り書込部と、振り分けディスクの収容室に収容されている駐車チップを、装置の外部に設けた発行口に発行する発行手段と、上記収容室内の駐車チップを装置内部に回収する回収手段を設けるように構成している。
【0008】
(2) また、本発明では前記請求項2に記載の如く、装置内に設けた受け板上に、少くとも2個以上の収容室を設けた振り分けディスクをモータによって正逆回転自在に設けると共に、この振り分けディスクの回転軌跡上に、駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップに対して入庫情報のリード・ライトを非接触で行うアクセスポジションと、駐車チップを一時待機させる待機ポジションと、駐車チップを装置外部に発行する発行ポジションと、駐車チップを装置内部に回収する回収ポジションを設けて、駐車チップに対するリード・ライトの内容に従って上記モータが振り分けディスクを正逆回転するか、又は、回転させずに、収容室内の駐車チップを上記いずれかのポジションに位置せしめるように構成している。
【0009】
(3) また、本発明では前記請求項3に記載の如く、駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップのアクセスポジションと、駐車チップを装置外部へ発行する発行ポジションを、振り分けディスクの回転軌跡上の同一ポジションに設けると共に、振り分けディスクの各収容室の底板と成る受け板のうち、上記同一ポジションとなる部分を開口し、この開口部分には開放すると収容室内の駐車チップを装置外部へ排出して発行することができる排出ゲートを開閉自在に設け、且つ、排出ゲートには非接触式読取り書込部を設けるように構成している。
【0010】
(4) また、本発明では前記請求項4に記載の如く、振り分けディスクの受け入れポジションに対してチップの供給用ガイド口を二つ設け、これ等二つのガイド口のうち、ガイド通路を連設した一方のガイド口を新規駐車チップの供給用と成し、他方のガイド口を装置外部から投入された定期券等のICタグ製パスチップの受け入れ用とするように構成している。
【0011】
(5) また、本発明では前記請求項5に記載の如く、発行釦がONされると、ガイド通路の途中に設けチップストッパが係止を解いて、新規駐車チップを一方のガイド口より振り分けディスクの受け入れポジションに投入して、情報のリード・ライトを行った後、発行口に発行するように構成すると共に、上記発行釦がONされずに他方のガイド口を通して定期券のパスチップが振り分けディスクの受け入れポジションに投入された場合は、上記新規駐車チップの発行は行わずに、上記パスチップに対して情報のリード・ライトを行った後、排出口の排出ゲートを開いて発行口に送り戻すように構成し、且つ、発行口に発行及び送り戻された上記の駐車チップ又はパスチップを発行口から引き取ると、入庫ゲートが開いて車輌の入庫を可能にするように構成している。
【0012】
(6) また、本発明では前記請求項6に記載の如く、車輌の検知によって精算処理が可能な状態となり、非接触式のICタグを用いて構成した入庫時刻記録済みの駐車チップを投入すると、現在時刻から駐車料金を演算して利用者に知らしめ、駐車料金の精算が済むと車輌の出庫を許可するように構成した駐車料金精算機であって、投入口から投入された駐車チップを受け入れる収容室を少くとも2箇所以上有し、且つ、モータによって周方向に正転又は逆転しながら上記収容室内の駐車チップを必要な位置に移送する振り分けディスクを設けると共に、この振り分けディスクが回転する軌跡上には、上記収容室に収容されている駐車チップと非接触で交信して情報のリード・ライトを行う非接触式読取り書込部と、振り分けディスクの収容室に収容されている駐車チップを、装置の外部に送り戻す排出手段と、上記収容室内の駐車チップを装置内部に回収する回収手段を設けるように構成している。
【0013】
(7) また、本発明では前記請求項7に記載の如く、装置内に設けた受け板上に、少くとも2個以上の収容室を設けた振り分けディスクをモータによって正逆回転自在に設けると共に、この振り分けディスクの回転軌跡上に、駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップに対して情報のリード・ライトを非接触で行うアクセスポジションと、駐車チップを一時待機させる待機ポジションと、駐車チップを装置外部に送り戻す排出ポジションと、駐車チップを装置内部に回収する回収ポジションを設けて、駐車チップに対するリード・ライトの内容に従って上記モータが振り分けディスクを回転するか、又は、回転させずに、収容室内の駐車チップを上記いずれかのポジションに位置せしめるように構成している。
【0014】
(8) また、本発明では前記請求項8に記載の如く、駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップのアクセスポジションと、駐車チップを装置外部へ排出して送り戻す排出ポジションを、振り分けディスクの回転軌跡上の同一ポジションに設けると共に、振り分けディスクの各収容室の底板と成る受け板のうち、上記同一ポジションとなる部分を開口し、この開口部分には開放すると収容室内の駐車チップを装置外部へ排出して送り戻すことができる排出ゲートを開閉自在に設け、且つ、排出ゲートには非接触式読取り書込部を設けるように構成している。
【0015】
(9) また、本発明では前記請求項9に記載の如く、駐車チップが投入口から受け入れポジションに位置する振り分けディスクの収容室内に投入されると、非接触式読取り書込部が駐車チップに記録されている入庫時刻を含む情報を読取って計算部に送り、この読取り情報から駐車料金を算出するように構成する一方、モータが振り分けディスクを回転して上記の駐車チップを待機ポジションに移送することにより、新たに受け入れポジションに位置した振り分けディスクの収容室への非接触式サービスチップの投入を待ち、サービスチップの投入があると、非接触式読取り書込部がサービスチップに記録されているサービス情報を読取って計算部に送り、上記駐車チップから読取った情報に基づいて演算した駐車料金からサービス情報を減算して新たな駐車料金を算出し、その後、上記モータが振り分けディスクを回転して、各収容室に収容されているサービスチップと駐車チップを回収ポジションに移動して回収するように構成すると共に、上記サービスチップの投入がない場合は、振り分けディスクを回転して駐車チップを回収ポジションに移動するように構成している。
【0016】
(10) また、本発明では前記請求項10に記載の如く、振り分けディスクを回転することによって、収容室へのサービスチップの投入と、読取り書込部によるサービス情報の読取りと、このサービス情報に基づく駐車料金の減額と、サービスチップを回収ポジションへ送る回収動作を、精算終了まで繰返し行えるように構成している。
【0017】
(11) また、本発明では前記請求項11に記載の如く、駐車チップを待機ポジションに移動する際の振り分けディスクの回転方向と、サービスチップを回収ポジションに移動する際の振り分けディスクの回転方向を、逆向きに成るように構成している。
【0018】
(12) また、本発明では前記請求項12に記載の如く、振り分けディスクの収容室に投入されて駐車料金の精算処理を終えた駐車チップを、アクセスポジションで読取り書込部が廃券処理した後、回収ポジションに移動して回収するように構成する一方、上記の駐車チップに代えてパスチップが振り分けディスクの収容室に投入された場合には、アクセスポジションにて読取り書込部が出庫情報を記録した後、排出ゲートを開いて返却口に返却して、車輌の出庫を許可するように構成している。
【0019】
上記(1)で述べた手段によれば、駐車チップが振り分けディスクの収容室に収容されると、モータが振り分けディスクを回転して駐車チップのメモリーに対する入庫情報の書込みと、駐車チップの発行又は回収を行うことができるものであって、入庫情報のリード・ライトを行う非接触式読取り書込部と、駐車チップの発行手段及び回収手段を、上記振り分けディスクの回転軌跡上にコンパクトに設けることができ、従って、駐車券発行装置全体の小型化と処理の迅速化を図ることができると共に、構造的に丈夫な駐車チップの使用により、何度でも繰返し使用することができる耐久性を発揮することを可能にする。
【0020】
上記(2)で述べた手段によれば、駐車チップが振り分けディスクの収容室に入ると、所定の位置に於いて駐車チップのメモリに対する入庫情報のリード・ライトが行われ、このリード・ライトに基づく振り分けディスクの回転によって、収容室に収容された駐車チップが発行、回収、待機のいずれかのポジションに移送され、相応の処理が成されるものであって、振り分けディスクを正逆回転自在にした点で、各収容室に収容した駐車チップが各ポジションに移動する迄の時間を最小限にして、駐車券発行処理のスピードアップを図ることを可能にする。
【0021】
上記(3)で述べた手段によれば、駐車チップを受け入れる受入れ部の底部を開閉自在に構成して、駐車チップの受け入れと共に、駐車チップの装置外部への発行を可能と成し、更に、この受入れ部には駐車チップの情報をリード・ライトする機能も具備させたため、送られて来る駐車チップのチエックや、入庫情報のリード・ライトの各種処理や、装置外部への排出処理を素早く行って、車輌の入庫処理を円滑に行うことを可能にする。
【0022】
上記(4)で述べた手段によれば、駐車チップの投入をガイドするガイド口を二つにして、一方を新規駐車チップ発行用、他方を装置外部からのパスチップ (定期券)投入受け入れ用に区別して用いるため、1台の装置で新規駐車チップの発行と、パスチップの取扱い処理を行うことができるものであって、装置全体のシンプル化と小型化を可能にする。
【0023】
上記(5)で述べた手段によれば、発行釦をONすると、入庫情報を記録した駐車チップが発行釦に発行され、また、パスチップが投入されると上記駐車チップの発行は行わずに入庫情報を記録したパスチップが発行されて、車輌の入庫を可能にするものであって、1台の駐車券発行機で駐車チップの発行と、パスチップの取扱い処理を行うことを可能にする。
【0024】
上記(6)で述べた手段によれば、精算機に投入された駐車チップが振り分けディスクの収容室に収容されると、モータが振り分けディスクを回転して駐車チップのメモリーに記録されている入庫情報のリード・ライトに基づく駐車料金の算出と、駐車チップの排出及び回収を行うことができるものであって、情報のリード・ライトを行う非接触式読取り書込部と、駐車チップの排出手段及び回収手段を、上記振り分けディスクの回転軌跡上にコンパクトに設けることができ、従って、精算装置全体の小型化と処理の迅速化を図ることができると共に、構造的に丈夫な駐車チップの使用により、何度でも繰返し使用することができる耐久性を発揮することを可能にする。
【0025】
上記(7)で述べた手段によれば、料金精算機に駐車チップが投入されると、所定の位置に於いて駐車チップメモリに対する入庫情報のリード・ライトが行われて駐車料金が算出され、このリード・ライトに基づく振り分けディスクの回転に基づいて、収容室に収容された駐車チップが排出、回収、待機のいずれかのポジションに移送され、相応の処理が成されるものであって、各種の状況に合せた料金計算とその処理を可能にすることができると共に、振り分けディスクを正逆回転自在にした点で、各収容室に収容したICチップが各ポジションに移動する迄の時間を最小限にして、精算処理のスピードアップを図ることを可能にする。
【0026】
上記(8)で述べた手段によれば、駐車チップを受け入れる受入れ部の底部を開閉自在に構成して、駐車チップの受け入れと共に、駐車チップの装置外部への排出を可能と成し、更に、この受入れ部には駐車チップの情報をリード・ライトする機能も具備させたため、投入された駐車チップのチエックや、情報のリード・ライトの各種処理や、精算装置外部への排出処理を素早く行って、車輌を円滑に出庫させることを可能にする。
【0027】
上記(9)で述べた手段によれば、駐車チップが投入されると、所定の位置に於いて駐車チップメモリに対する情報のリード・ライトが行われ、このリード・ライトに基づく振り分けディスクの回転に基づいて、収容室に収容された駐車チップが排出、回収、待機のいずれかのポジションに移送され、相応の処理が成されるものであるが、特に、振り分けディスクは収容室の駐車チップを待機ポジションに位置させる待機処理が可能であるため、例えば、先ず入庫口で受け取った駐車チップを投入した後に、1枚又は複数枚のサービス用の駐車チップを順次投入して、割引サービス等の料金処理を行うことが可能であり、更に、振り分けディスクを正逆回転させることで、上記投入した駐車チップを待機位置に維持した状態のまま、多数枚(実際には無制限)のサービスチップを投入して、これを一枚づつ読取り、回収することも可能であるため、各種の状況に合せた料金計算とその処理を可能にすることを可能にする。
【0028】
上記(10)で述べた手段によれば、サービスチップの投入によって、割引サービス等の料金サービスを受けることができるのであるが、特に、サービスチップの投入、読取り、料金の減算、回収の各動作を、精算終了まで繰返し行うことができるため、実際には無制限にサービスチップを使用することを可能にする。
【0029】
上記(11)で述べた手段によれば、振り分けディスクの正逆回転により、複数枚のサービスチップを交互に待機ポジションに移動したり、回収ポジションに移動することができるため、複数枚のサービスチップを投入した場合であっても、サービスチップによる駐車料金の減額処理を円滑に、且つ、正確に進めることを可能にする。
【0030】
上記(12)で述べた手段によれば、使用済みの駐車チップを廃券処理して回収するため、不正な再使用を防止できると共に、駐車チップはICタグを用いて構成されているため、廃券情報等の書込み情報を消去することによって、これを再び新規駐車チップとして繰返し再利用することができ、更に、駐車チップに代えて精算機にパスチップが投入された場合は、不正使用防止のために「出庫情報」を記録してこれを返却口に返却し、駐車料金の精算を行わずに車輌の出庫を可能にする。
【0031】
以上の如くであるから、上記(1)〜(12)で述べた各手段によって、上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るICタグを用いた駐車券発行装置及び駐車料金精算装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明を実施した駐車場PK全体の構成を説明した構成図であって、図中、30は入庫口に設けた駐車券発行機、30Aは駐車チップ発行釦、30Gは入庫ゲート装置、PA,PBは車輌検知センサで、この検知センサPAが車輌を検知した後、利用者が上記の発行釦30AをONすると、図2に示した発行口30Dに入庫時刻(現在時刻)を記録したIC素子を埋め込んだICタグ製の駐車チップMC(図4参照)が発行され、この駐車チップMCを発行口30Dから抜き取ると、入庫ゲート装置30Gが入庫ゲートを開いて車輌の入庫を可能とし、上記検知センサPBが入庫車輌の通過を検知すると、上記の入庫ゲートを閉じるように構成されている。
【0033】
尚、図2は駐車券発行機30の正面図で、図中、30Bは各種のメッセージを表示する表示器、30Cは駐車チップMCと同様にICタグを用いて構成した定期券のようなパスチップSC(図4参照)用の投入口であって、投入口30Cから投入されたパスチップSCは、入庫情報が書き込まれた後、上記の発行口30Dに送り戻される仕組に成っている。
【0034】
更に図1に於いて、40は上記駐車場PKの出庫口に設けた駐車料金精算機、40Gは出庫ゲート装置、PCとPDは車輌検知センサーで、この車輌検知センサーPCが車輌を検知すると、料金精算機40が精算可能な状態になり、利用者が入庫時に受け取った駐車チップMCをチップ投入口40B(図3参照)に投入すると、入庫時刻から駐車料金が算出され、この駐車料金の精算をすませると、上記の出庫ゲート装置40Gがゲートを開いて車輌の出庫を可能と成し、次いで、車輌検知センサーPDが出庫車輌の通過を検知すると、ゲートを閉じる仕組に成っている。
【0035】
尚、図3は駐車料金精算機40の構成を説明した正面図であって、図中、40Aは駐車料金等を表示する表示器、40Cは紙幣投入口、40Dは係員呼出釦、40Eは領収書発行口、40Fはコイン投入口、40Hは精算中止釦、40Jは釣銭払出口を示し、また、40B′は前述したパスチップSCや、精算に使用できずに返却された駐車チップMC、或は、いたずらや間違って投入されたその他の異物等の返却口を示す。尚、上記のパスチップSCはチップ投入口40Bから投入する仕組に成っている。
【0036】
次に、上記駐車券発行機30と駐車料金精算機40に使用して、車輌の入出庫を具体的に処理するICチップリーダライタ部の具体的な構造を図面を参照しながら説明する。
【0037】
図4は上記ICチップリーダライタ部全体を示した側断面図、図5はその平面図、図6はその要部を説明した平面図、図7はその側断面図であって、これ等の図面に於いて符号1で全体的に示したICチップリーダライタ部は、ベース1Kの上部に斜め下方に傾斜させて取付けた受け板1A上に、複数の収容室10A…を設けた振り分けディスク10を回転自在に取付け、これ等いずれかの収容室10Aに投入した新規に発行された駐車チップMC、又は、装置外部から送り込まれたパスチップSCや、図8乃至図10に示したサービスチップKCを、ステッピングモータ11によって振り分けディスク10の回転軌跡上に設けたアクセスポジション、待機ポジション、排出ポジション、回収ポジションのいずれかに移送することによって、各チップMC,SC,KCのメモリ(IC素子)に対して非接触にて各種の情報をリード・ライトしたり、これ等の各チップMC,SC,KCを待機させたり、装置の外部に発行したり、装置内に回収したりするように構成されている。
【0038】
更に図中、2,2は上記の振り分けディスク10の上面側を跨ぐようにして、上記受け板1Aの上面部に取付けた左右のフレーム板、3はこれ等左右のフレーム板2,2間に形成した新規に発行される駐車チップMC用のガイド通路で、並設されたスベリ板3Aとシューターカバー3Bとによって形成されるこのガイド通路3の先端側(下端側)は、スベリ板3Aに連設した下側スベリ板3Cを経て、左右2枚のフレーム板2,2の間に2枚のガイド板7A,7Bによって構成された第1ガイド口7に連設されていて、上記のガイド通路3を経て送られて来る駐車チップMCを、図6に於いて符号DRで示した受け入れポジションに位置する振り分けディスク10の収容室10Aに投入する仕組に成っている。
【0039】
また、4は上記ガイド通路3に設けたチップ検出用の投入センサ、5は上記下側スベリ板3Cに設けた切欠部3Dの部分に、取付軸5Cを用いて回動自在に取付けた開閉レバー、6はプランジャーの先端部6Aをこの開閉レバー5の下端部に連結することによって、開閉レバー5を図4で実線にて示した係止位置と、仮想線で示した開放位置に切換え回動することができるフィーダソレノイドで、通常時は開閉レバー5が図4で実線で示した係止位置にセットされていて、チップストッパー5Aが駐車チップMCの移動を係止しているが、上記のフィーダソレノイド6がONして開閉レバー5を上記仮想線の位置に回動すると、チップストッパー5Aが下側スベリ板3C上から引き込まれて、駐車チップMCの上記第1ガイド口7への落下(投入)を可能にする仕組に成っている。
【0040】
次に、8は上記第1ガイド口7を構成する一方のガイド板7Aと、底部ガイド板8Aを用いて構成した第2ガイド口で、第1ガイド口7の下側に並設したこの第2ガイド口8には、装置1の外部から送り込まれて来るパスチップSCや、サービスチップKCが投入され、これを上記受け入れポジションDRに位置する振り分けディスク10の収容室10Aに投入するように構成されている。尚、9はアクチュエータ9Aを上記第2ガイド口8の通路上に突出することによって、上記パスチップSCやサービスチップKCの投入枚数をカウントする投入センサ、1Cは左右のフレーム板2,2をベース1K側に固定する取付ブラケットである。
【0041】
下方に傾斜する受け板1A上に取付けた上記の振り分けディスク10は、受け板1Aに沿って斜めに取付けられていて、この受け板1Aが各収容室10Aの低板と成って、各ガイド口7,8から投入される各種のチップMCやSC,KCを各収容室10Aの中に収めることができるが、前記受け入れポジションDRの部分と、図5、図6に於いて右上に示した回収口17の部分の受け板1Aが切欠されていて、この部分で各収容室10Aの底面が開口されている。
【0042】
図4と図7に於いて、1A′は上記受け入れポジションDRの部分に形成した受け板1Aの切欠口で、14はこの切欠口1A′を底面側より開閉するフラッパー構造の排出ゲート、13Aはこの排出ゲート14の根端部をベース1K側に回動自在に取付ける回動軸、12はプランジャ12Aの先端側を上記根端部の下端に連結することによって、上記の排出ゲート14を開閉作動する発行・返却ソレノイド、15は上記排出ゲート14の底面に取付けたICデータの読取り書込部で、上記受け入れポジションDRに位置する振り分けディスク10の収容室10Aに収納される各チップMC又はSC又はKCは、この受け入れポジションDRの部分で上記読取り書込部15によって非接触にて各種情報がリード・ライトされる仕組に成っている。
【0043】
従って、上記構成から成るICチップリーダライタ部1では、チップの受け入れポジションDRが、情報のリード・ライトを行うアクセスポジションと、チップを排出ゲート14を開いて装置の外部に排出する排出ポジションを兼ねていて、装置全体の構造をコンパクトなものにしている。また、図5と図6に於いて、左右の収容室10A,10Aに相当する位置が、各チップMC,SC,KCを一時待機させる待機ポジションを示し、更に、右上の回収口17の位置が、各チップMC又はKCを図7に示したシュータ17Sを通して装置内に回収する回収ポジションに成っている。
【0044】
また、図6に於いて、10M…は、各収容室10Aに収容されている各チップMC,SC,KCを、正確に上述した各ポジションに移送するために、振り分けディスク10の外周面に設けた読取りマークで、この読取りマーク10M…を受け板1Aの上側部に取付けた位置決めセンサー16で読取ることによって、前記振り分けディスク10を回転するステッピングモータ11の作動を制御する仕組に成っている。
【0045】
尚、図4に於いて、11Aは上記振り分けディスク10の回転軸、10Sはこの回転軸11Aを取付けた振り分けディスク10の中央取付け部、1Bは上記の回転軸11Aとステッピングモータ11、並びに、前述した発行・返却ソレノイド12を取付けるために、ベース1Kに設けたフレーム板、1B′は上記排出ゲート14の回動軸13Aを回転自在に支持したブラケットで、これは上記フレーム板1Bに連設されている。また、図7に示した間隔Lは、いたずらや間違いでチップMC,SC,KC以外の小物類や小さなコイン等が投入された場合に、これを排出する隙間である。
【0046】
本発明で用いるICチップリーダライタ部1は以上の如き構成であるから、先ず、ガイド通路3を通して第1ガイド口7から図8の(イ)図に示す如く受け入れポジションに位置する振り分けディスク10の収容室10Aに投入された新規な駐車チップMCは、排出ゲート14の底面に設けた読取り書込部15によってIC情報が読取られて、駐車チップMCが正常なものであるか否かが判定され、読取りがOKの場合は、必要な情報を書き込んだ後に発行・返却ソレノイド12に作動信号が送られて、排出ゲート14が下側に開き、必要な情報(時刻情報等)を書き込んだ駐車チップMCを装置の外部に発行するが、上記の読取りがNGの場合は、ステッピングモータ11に作動信号が送られて、振り分けディスク10を上記(イ)図に於いて反時計回転方向に3/8回転して、NGの駐車チップMCを回収口17に落して装置内に回収する。
【0047】
また、以上の如く発行された駐車チップMCが、装置外部より第2ガイド口8を通して図8の(イ)図の如く受け入れポジションDRの収容室10Aに投入された場合も、上記読取りの可否が判定されて、NGの場合は排出ゲート14を開いてNGの駐車チップMCを装置外に送り戻すが、OKの場合は、読取ったIC情報に基づいて演算した料金等を装置の外部に設けた表示部に表示した後、振り分けディスク10を図8の(ロ)図に示すように時計回転方向に90°回転して、OKの駐車チップMCを待機ポジションに待機させ、受け入れポジションDRに位置する収容室10AへのサービスチップKCの受け入れを用意する。
【0048】
もし、サービスチップKCの投入がない場合は、振り分けディスク10をホームポジションに戻して、読取り書込部15が駐車チップMCに廃券処理を行い、次いで、振り分けディスク10を反時計回転方向に3/8回転して、廃券処理した駐車チップMCを回収口17に落して回収するが、サービスチップKCが投入されて受け入れポジションDRの収容室10Aに収容された場合は、投入されたサービスチップKCから読取り書込部15が情報を読取ってこれを演算部に送って、その情報が割引情報である場合は、その割引額を減じた新たな駐車料金を計算して、この料金を表示部に表示する。
【0049】
また、上記の如く情報が読取られたサービスチップKCは、読取りを終えると直ちに読取り書込部15によって廃券処理が成され、次いで、振り分けディスク10を図8の(ハ)図に示すように反時計回転方向に3/8回転して、廃券処理済みのサービスチップKCを回収口17に落して回収すると共に、更に始めに投入された駐車チップMCも廃券処理を施した後、上記のサービスチップKCと同様に振り分けディスク10の反時計回転方向への回転に従って回収口17に落されて回収される。
【0050】
尚、上記のサービスチップKCを2枚以上使用する場合は、図8の(ロ)図と(ハ)図に示した動作を繰返し行うことによって、更にその割引額を高めることを可能にする。
【0051】
上記図4乃至図8に示したICチップリーダライタ部1は、いずれも各チップのガイド口7,8を2箇所設けた構成になっているが、図9及び図10では新規駐車チップMCの発行と、発行済み駐車チップMCの投入口やパスチップSCの投入口、及び、サービス用に用いるサービスチップKCの投入口を、全て1つのガイド口20でまかなう様に構成したものであって、図9の(イ)図、(ロ)図、(ハ)図は、前述した駐車券発行機30の新規駐車チップMCの受け入れ状態と、情報の読取り書き込みの状態、及び、書き込みを終えた駐車チップMCを装置外部に排出する状態を順番に説明したもので、これ等の図面に於いて、DXは受け入れポジション、DYは読取り書込部15によるアクセスポジション、DZは排出ポジションを示し、更に図中右側の収容室10Aの位置が回収口17(図10参照)が開口された回収ポジションとなる仕組に成っている。
【0052】
図10は、ガイド口20を1つにした装置であって、且つ、前述した駐車料金精算機40の内部に於いて、上記発行された駐車チップMCに加えて、1枚又は2枚のサービスチップKCが投入された時の処理手順を順番に説明したものであって、(イ)図は使用した駐車チップMCに引き続いて、サービスチップKCが投入された状況を示し、(ロ)図は更に2枚目のサービスチップKCが続けて投入された状況を示したものであって、(ハ)図は振り分けディスク10を(イ)図の状態から反時計回転方向に270°回転して、情報の読取りと廃券処理を行った使用済み駐車チップMCを回収口17に落し込んで回収した状態を示し、この時点で、2つのサービスチップKC,KCの情報が読取られていて、(イ)図の状態で演算表示された料金は、これ等サービス情報によって減じられ、その料金が新たに表示部に表示されることになる。
【0053】
更に(ニ)図は、情報の読取りと同時に廃券処理された2枚のサービスチップKC,KCを、振り分けディスク10の反時計方向への回転に従って、順次回収口17に落し込んで回収している状況を示したものであって、引き続きサービスチップKCを投入すれば、更にその割引額を多くできることは前記図4乃至図8に示した実施例と同様である。
【0054】
図11は、上述したICチップリーダライタ部1を前記駐車券発行機30に実施した装置の電気的構成を説明したブロック図であって、制御部の中心を構成するCPU31と、システムプログラムを格納したメモリ32の間にバス33を介して接続したインターフエイス34には、車輌検知信号受信部35と、パスチップ投入口開閉ソレノイド36と、駐車チップ発行釦30Aと、時計回路30Tと、チップ抜き取りセンサー37と、発行チップ回収ソレノイド38と、入口ゲート開信号発信部39が接続され、更にこのインターフエイス34にバス34Xを介して接続したICチップリーダライタ部1の制御部には、前述したフィーダソレノイド6と読取り書込部15と発行、返却ソレノイド12と、2つのチップ投入センサ4,9と、ステッピングモータ11と、位置決めセンサ16が接続されていて、夫々がメモリ32に格納されたシステムプログラムに従って、CPU31の監視下で上述した各動作を行う仕組に成っている。
【0055】
更に図12は、上述したICチップリーダライタ部1を前述した駐車料金精算機40に実施した装置の電気的構成を説明したブロック図であって、CPU41とメモリ42の間にバス43を介して接続したインターフエイス44には、料金表示器40Aと、チップ投入口シャッタソレノイド45と、投入金額読取部46と、釣銭支払部47と、係員呼出ボタン40Dと、車輌検知信号受信部48と、プリンタ部49と、出口ゲート開信号発信部50と、精算中止ボタン40Hが接続され、更に、このインターフエイス44には、バス44Xとを介して前記図11で示したのと同じ構成のICチップリーダライタ部1が接続されていて、夫々がメモリ42に格納されたシステムプログラムに従って、CPU41の監視下で上述した各動作を行う仕組に成っている。
【0056】
以上述べた如く、図4乃至図10に示した構成のICチップリーダライタ部1は、駐車券発行機30と駐車料金精算機40のいずれにも実施して、夫々駐車チップMCの発行処理(入庫処理)や、各チップMC,SC,KCを用いた駐車料金の精算処理(出庫処理)を行うことができるのであるが、次に、これ等各チップMC,SC,KCを取扱う駐車券発行機30と、駐車料金精算機40の動作フローを、図13乃至図17に示したチヤートに従って説明する。
【0057】
図13と図14は駐車券発行機30の動作フローを示したものであって、図13に示したステップS1からステップS12の各処理ステップと、このステップS12に続く図14に示したステップS23からステップS29に至る各フローは、駐車チップ発行釦30AのONに基づいて入庫時刻を記録した駐車チップMCを発行して、車輌を入庫させる通常の入庫処理手順を示したものであり、また、図14に示したステップS13からステップS29に至る各フローは、定期券等のパスチップSCを用いて車輌を入庫させる処理手順を説明したものである。
【0058】
また、図15乃至図17は、駐車料金精算機40の動作フローを示したものであって、図15に示したステップS30からステップS43′に至る各フローは、駐車チップMC又はパスチップSCを用いて車輌を出庫させる場合の処理手順を示し、図16と図17に示したステップS44からステップS71に至るフローは、サービスチップKCの使用によって駐車料金を減額して精算した後、車輌を出庫させる手順と、精算を中止した場合の処理手順を説明したものである。
【0059】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係るICタグを用いた駐車券発行装置及び駐車料金精算装置によれば、投入された各種チップを振り分けディスクの収容室に収容して、この振り分けディスクを回転しながら、各チップに対する情報のリード・ライトを行ったり、各チップに情報を書き込んで発行したり、一時待機させたり、使用済み又は使用不可能なチップを廃券処理して回収口に回収したりできるため、ICコインを下方に転動させながらこれ等の各処理を行ったり、ICタグをコンベヤで搬送しながらこれ等の処理を行う従来の処理装置に比較して、駐車券発行機と駐車料金精算装置全体の構造を簡単に、且つ、コンパクトに造ることができると共に、処理時間の大幅な短縮を可能にするものであって、丈夫で繰返しの使用を可能にしたタグチップを使用した点と相俟って、駐車場の入出管理に用いて洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICタグを用いた駐車券発行装置及び駐車料金精算装置を実施する駐車場の全体を説明した構成図である。
【図2】駐車券発行機の正面図である。
【図3】駐車料金精算機の正面図である。
【図4】本発明で用いるICチップリーダライタ部の側断面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】同じく要部の平面図である。
【図7】同じく要部の側断面図である。
【図8】(イ)図、(ロ)図、(ハ)図は振り分けディスクの回転による各チップの受け入れと読取りと回収の各処理状況を順番に説明した説明図である。
【図9】(イ)図、(ロ)図、(ハ)図は本発明の他の実施例に於ける各チップの受け入れと読取りと放出の各処理状況を順番に説明した説明図である。
【図10】(イ)図、(ロ)図、(ハ)図、(ニ)図は本発明の他の実施例に於けるサービスチップの受け入れと読取りと回収の処理状況を順番に説明した説明図である。
【図11】本発明に係る駐車券発行装置の電気的構成を説明したブロック図である。
【図12】本発明に係る駐車料金精算装置の電気的構成を説明したブロック図である。
【図13】駐車券(チップ)発行機の動作を説明したフローチヤートである。
【図14】図13のフローチヤートの続きを説明したフローチヤートである。
【図15】駐車料金精算機の動作を説明したフローチヤートである。
【図16】図15に示したフローチヤートの続きを説明したフローチヤートである。
【図17】図16に示したフローチヤートの続きを説明したフローチヤートである。
【符号の説明】
MC 駐車チップ
SC パスチップ
KC サービスチップ
1 ICチップリーダライタ部
1A 受け板
3 ガイド通路
4,9 チップ投入センサ
5A チップストッパー
6 フィーダソレノイド
7 第1ガイド口
8 第2ガイド口
10 振り分けディスク
10M 読取りマーク
10A 収容室
11 ステッピングモータ
12 発行、返却ソレノイド
14 排出ゲート
15 読取り書込部
16 位置決めセンサ
17 回収口
20 ガイド口
DR 受け入れポジション

Claims (12)

  1. 車輌の検知、又は、発行釦のONに従って、非接触式のICタグを用いて構成した駐車チップに少くとも発行時刻を記録して発行して、発行口からこの駐車チップを抜き取ると、車輌の入庫を許可するように構成した駐車券発行装置であって、
    装置内に設けたチップ供給部から供給されて来る駐車チップを受け入れる収容室を少くとも2箇所以上有し、且つ、モータによって周方向に正転又は逆転しながら上記収容室内の駐車チップを必要な位置に移送する振り分けディスクを設けると共に、この振り分けディスクが回転する軌跡上には、上記収容室に収容されている駐車チップと非接触で交信して入庫情報のリード・ライトを行う非接触式読取り書込部と、振り分けディスクの収容室に収容されている駐車チップを、装置の外部に設けた発行口に発行する発行手段と、上記収容室内の駐車チップを装置内部に回収する回収手段を設けたことを特徴とするICタグを用いた駐車券発行装置。
  2. 装置内に設けた受け板上に、少くとも2個以上の収容室を設けた振り分けディスクをモータによって正逆回転自在に設けると共に、この振り分けディスクの回転軌跡上に、駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップに対して入庫情報のリード・ライトを非接触で行うアクセスポジションと、駐車チップを一時待機させる待機ポジションと、駐車チップを装置外部に発行する発行ポジションと、駐車チップを装置内部に回収する回収ポジションを設けて、駐車チップに対するリード・ライトの内容に従って上記モータが振り分けディスクを正逆回転するか、又は、回転させずに、収容室内の駐車チップを上記いずれかのポジションに位置せしめるように構成したことを特徴とする請求項1記載のICタグを用いた駐車券発行装置。
  3. 駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップのアクセスポジションと、駐車チップを装置外部へ発行する発行ポジションを、振り分けディスクの回転軌跡上の同一ポジションに設けると共に、振り分けディスクの各収容室の底板と成る受け板のうち、上記同一ポジションとなる部分を開口し、この開口部分には開放すると収容室内の駐車チップを装置外部へ排出して発行することができる排出ゲートを開閉自在に設け、且つ、排出ゲートには非接触式読取り書込部を設けたことを特徴とする請求項2記載のICタグを用いた駐車券発行装置。
  4. 振り分けディスクの受け入れポジションに対してチップの供給用ガイド口を二つ設け、これ等二つのガイド口のうち、ガイド通路を連設した一方のガイド口を新規駐車チップの供給用と成し、他方のガイド口を装置外部から投入された定期券等のICタグ製パスチップの受け入れ用としたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のICタグを用いた駐車券発行装置。
  5. 発行釦がONされると、ガイド通路の途中に設けチップストッパが係止を解いて、新規駐車チップを一方のガイド口より振り分けディスクの受け入れポジションに投入して、情報のリード・ライトを行った後、発行口に発行するように構成すると共に、上記発行釦がONされずに他方のガイド口を通して定期券のパスチップが振り分けディスクの受け入れポジションに投入された場合は、上記新規駐車チップの発行は行わずに、上記パスチップに対して情報のリード・ライトを行った後、排出口の排出ゲートを開いて発行口に送り戻すように構成し、且つ、発行口に発行及び送り戻された上記の駐車チップ又はパスチップを発行口から引き取ると、入庫ゲートが開いて車輌の入庫を可能にするように構成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のICタグを用いた駐車券発行装置。
  6. 車輌の検知によって精算処理が可能な状態となり、非接触式のICタグを用いて構成した入庫時刻記録済みの駐車チップを投入すると、現在時刻から駐車料金を演算して利用者に知らしめ、駐車料金の精算が済むと車輌の出庫を許可するように構成した駐車料金精算機であって、
    投入口から投入された駐車チップを受け入れる収容室を少くとも2箇所以上有し、且つ、モータによって周方向に正転又は逆転しながら上記収容室内の駐車チップを必要な位置に移送する振り分けディスクを設けると共に、この振り分けディスクが回転する軌跡上には、上記収容室に収容されている駐車チップと非接触で交信して情報のリード・ライトを行う非接触式読取り書込部と、振り分けディスクの収容室に収容されている駐車チップを、装置の外部に送り戻す排出手段、上記収容室内の駐車チップを装置内部に回収する回収手段を設けたことを特徴とするICタグを用いた駐車料金精算装置。
  7. 装置内に設けた受け板上に、少くとも2個以上の収容室を設けた振り分けディスクをモータによって正逆回転自在に設けると共に、この振り分けディスクの回転軌跡上に、駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップに対して情報のリード・ライトを非接触で行うアクセスポジションと、駐車チップを一時待機させる待機ポジションと、駐車チップを装置外部に送り戻す排出ポジションと、駐車チップを装置内部に回収する回収ポジションを設けて、駐車チップに対するリード・ライトの内容に従って上記モータが振り分けディスクを回転するか、又は、回転させずに、収容室内の駐車チップを上記いずれかのポジションに位置せしめるように構成したことを特徴とする請求項6記載のICタグを用いた駐車料金精算装置。
  8. 駐車チップの受け入れポジションと、駐車チップのアクセスポジションと、駐車チップを装置外部へ排出して送り戻す排出ポジションを、振り分けディスクの回転軌跡上の同一ポジションに設けると共に、振り分けディスクの各収容室の底板と成る受け板のうち、上記同一ポジションとなる部分を開口し、この開口部分には開放すると収容室内の駐車チップを装置外部へ排出して送り戻すことができる排出ゲートを開閉自在に設け、且つ、排出ゲートには非接触式読取り書込部を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載のICタグを用いた駐車料金精算装置。
  9. 駐車チップが投入口から受け入れポジションに位置する振り分けディスクの収容室内に投入されると、非接触式読取り書込部が駐車チップに記録されている入庫時刻を含む情報を読取って計算部に送り、この読取り情報から駐車料金を算出するように構成する一方、モータが振り分けディスクを回転して上記の駐車チップを待機ポジションに移送することにより、新たに受け入れポジションに位置した振り分けディスクの収容室への非接触式サービスチップの投入を待ち、サービスチップの投入があると、非接触式読取り書込部がサービスチップに記録されているサービス情報を読取って計算部に送り、上記駐車チップから読取った情報に基づいて演算した駐車料金からサービス情報を減算して新たな駐車料金を算出し、その後、上記モータが振り分けディスクを回転して、各収容室に収容されているサービスチップと駐車チップを回収ポジションに移動して回収するように構成すると共に、上記サービスチップの投入がない場合は、振り分けディスクを回転して駐車チップを回収ポジションに移動するように構成したことを特徴とする請求項6、7、又は8記載のICタグを用いた駐車料金精算装置。
  10. 振り分けディスクを回転することによって、収容室へのサービスチップの投入と、読取り書込部によるサービス情報の読取りと、このサービス情報に基づく駐車料金の減額と、サービスチップを回収ポジションへ送る回収動作を、精算終了まで繰返し行うように構成したことを特徴とする請求項6、7、8又は9記載のICタグを用いた駐車料金精算装置。
  11. 駐車チップを待機ポジションに移動する際の振り分けディスクの回転方向と、サービスチップを回収ポジションに移動する際の振り分けディスクの回転方向を、逆向きに構成したことを特徴とする請求項6、7、8、9又は10記載のICタグを用いた駐車料金精算装置。
  12. 振り分けディスクの収容室に投入されて駐車料金の精算処理を終えた駐車チップを、アクセスポジションで読取り書込部が廃券処理した後、回収ポジションに移動して回収するように構成する一方、上記の駐車チップに代えてパスチップが振り分けディスクの収容室に投入された場合には、アクセスポジションにて読取り書込部が出庫情報を記録した後、排出ゲートを開いて返却口に返却して、車輌の出庫を許可するように構成したことを特徴とする請求項6、7、8、9、10又は11記載のICタグを用いた駐車料金精算装置。
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