JP4703046B2 - 駐車管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車管理システムに関し、特に、駐車場内における車両の盗難を防止するのに有効な駐車管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
駐車管理システムとしては、時間貸し駐車システムと定額駐車システムが一般的である。
時間貸し駐車システムは、入場時に入場時刻を記録して駐車券を発行し、駐車券を抜き取ると入場ゲートが開いて入場可能となる。出場時は、駐車券を係員に提示するか(有人管理の場合)、或いは駐車券を料金精算機に挿入し(無人管理の場合)、それぞれ駐車時間に応じた駐車料金を支払うと出場を許可するシステムである。無人管理の場合は、出口に出場ゲートを設け利用者が料金精算せずに出場するのを防止している。
【0003】
定額駐車システムは、入場時に定額の駐車料金を支払うと入場ゲートが開いて入場可能となる。出場時は、出場ゲートに車両が接近すると車両センサでこれを検出し自動的に出場ゲートを開けて出場を許可するシステムであり、主にレジャー施設、公園、公共施設等の駐車場に適用される。
ところが、従来のこの種の駐車管理システムでは、入場時に乗ってきた車両と異なる車両で出場しても判らない。時間貸し駐車システムの場合は駐車券を所有してさえいればどのような車両でも出場が可能であり、定額駐車システムの場合は出場時に駐車券が不要であるので、更に容易に出場できる。このため、駐車場内における車両の盗難を防止することが難しい。
【0004】
このような駐車場における車両の盗難を防止することを目的とした従来例として、例えば特開2000-182147号公報等で開示されたものがある。
この従来例は、駐車場の出入口にそれぞれ画像認識による車両番号読取り装置を設置し、入場時に入場車両の車両番号を画像認識してその時の発行駐車券に記録し、出場時に出場車両の車両番号を画像認識し、認識した出場車両の車両番号を、精算に使用した駐車券に記録されている車両番号と照合し車両の一致/不一致を判定することにより、盗難を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像認識を利用した従来装置では、ナンバープレートの状態(汚れ具合等)や周囲の環境状況により誤認識が発生する。また、車両番号読取り装置を駐車場の出入口にそれぞれ設置する必要があり、そのためのスペース確保による駐車スペースの減少及び設備費用の増加により、特に中小規模の駐車場では実用に難点がある。
【0006】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、設備費用が安価で且つ車両の盗難防止効果に優れた駐車管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の発明の駐車管理システムは、駐車券を発行する駐車券発行手段と、前記駐車券に固有情報を書き込む書き込み手段と、駐車場内の所定の駐車エリア毎に設けられ前記固有情報を読み取る読み取り手段と、前記所定の駐車エリア毎に設けられ車両の入出庫を検出する車両センサと、該車両センサが出庫を検出した時に、前記読み取り手段で読み取った前記固有情報と前記書き込み手段で書き込まれた固有情報とを照合して駐車エリア入庫時の駐車券と駐車エリア出庫時の駐車券との一致/不一致を判定し出庫した車両が正常出庫か不正出庫かを判定する判定手段と、駐車場出口に設置されたゲート手段と、駐車券に書き込まれた前記固有情報と前記判定手段の判定結果とに基づいて、正常出庫と判定された駐車券の時のみ車両の出場を許可すべく前記ゲート手段を開制御する制御手段とを備えて構成した。
【0008】
かかる構成では、駐車券発行手段は入場する駐車場利用者に対して駐車券を発行する。書き込み手段は発行した駐車券に固有情報を書き込み、読み取り手段は駐車エリアに駐車した利用者の操作により駐車券に記録された固有情報を読み取る。判定手段は、駐車車両の出庫が車両センサにより検出された時に、読み取り手段の読み取った固有情報と駐車券に書き込まれた固有情報とを照合して駐車エリア入庫時の駐車券と駐車エリア出庫時の駐車券との一致/不一致を判定し、一致していれば正常出庫、不一致であれば不正出庫と判定し、この判定結果を制御手段に出力する。制御手段は、判定結果と出場する利用者の駐車券の固有情報とに基づいて正常判定された駐車券であればゲート手段を開制御して出場を許可し、不正出庫と判定された駐車券であればゲート手段を閉状態に保持して出場を阻止する。
【0009】
具体的には、請求項2のように、前記書き込み手段を前記駐車券発行手段に設け、駐車券発行時に前記固有情報を書き込む構成とし、駐車エリア入庫時に前記読み取り手段の読み取った前記固有情報を記憶手段に記憶させ、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された固有情報と車両の駐車エリア出庫時に読み取り手段で読み取った固有情報とを照合して駐車券の一致/不一致を判定し出庫した車両が正常出庫か不正出庫かを判定する構成とすればよい。また、請求項5のように、前記書き込み手段を駐車エリア毎に設置し、駐車エリア入庫時に前記書き込み手段で前記固有情報として対応する駐車エリアを示す情報を書き込む構成とし、前記判定手段は、車両の駐車エリア出庫時に前記読み取り手段で読み取った前記駐車エリアを示す情報が出庫する駐車エリアと一致/不一致がを判定し出庫した車両が正常出庫か不正出庫かを判定する構成としてもよい。
【0010】
請求項2の構成において、請求項3のように所定の各駐車エリアの前記読み取り手段及び車両センサからの情報を前記記憶手段及び判定手段に入力して集中管理する構成としてもよく、請求項4のように前記記憶手段及び判定手段を駐車エリア毎に設ける構成としてもよい。
また、請求項5の構成において、請求項6のように所定の各駐車エリアの前記読み取り手段及び車両センサからの情報を前記判定手段に入力して集中管理する構成としてもよく、請求項7のように前記判定手段を駐車エリア毎に設ける構成としてもよい。
【0011】
請求項8の発明では、前記制御手段が、駐車場出口に設置された駐車料金を精算する料金精算機と一体に設ける構成とした。
かかる構成では、駐車場利用者が出場の際に料金精算機に駐車券を挿入すると、その駐車券の固有情報が判定手段により正常出庫と判定された駐車券か不正出庫と判定された駐車券かを判定し、正常出庫の駐車券であれば料金精算後にゲート手段を開制御して出場を許可する。不正出庫の駐車券であれば料金精算せずにゲート手段を閉状態に保持して出場を阻止するようにする。
【0012】
請求項9のように、前記判定手段からの判定出力により不正出庫を通報する通報手段を付加するとよい。
請求項10のように、駐車場の人間用出入口に、駐車券の挿入により通行を可能にするゲート装置を備える構成とすれば、利用者は駐車場を出入りする際には必ず駐車券を所持する必要があり、車両窃盗者の手に駐車券が入ることを防止できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る駐車管理システムの第1実施形態のシステム構成を示し、無人管理の時間貸し駐車場の場合について説明する。
図1において、駐車場1の入口には、駐車券発行機2、入場ゲート3が設けられる。駐車場1の出口には、料金精算機4、出場ゲート5が設けられる。駐車場1内には、例えば仕切り線6で仕切られて各駐車エリア7A,7B,・・・が設けられている。各駐車エリア7A,7B,・・・にはID判定装置10が設けられる。また、例えば駐車場内や駐車場係員等が常駐する中央管理室等、適切な場所に不正出庫を通報する通報手段である警報装置20を設ける。尚、図示しないが、駐車場の出入口には、入場ゲート3及び出場ゲート5の各遮断バー3A,5Aを挟んで駐車場内外に、例えばループコイル等の車両センサがそれぞれ埋設されて入場車両や出場車両を検出する構成であることは言うまでもない。
【0014】
前記駐車券発行機2は、入場する利用者に対して入場時刻及び盗難防止のための固有情報として予め設定したID番号を書き込んだ駐車券を発行する。本実施形態では、駐車券発行機2が駐車券発行手段及び書き込み手段に相当する。尚、駐車券としては、磁気カード、非接触ICカード等、情報の書き込み及び読み取りが可能なものであればどのような形態のものでもよい。
【0015】
前記入場ゲート3は、駐車券発行機2及び図示しない駐車場内側の車両センサからの信号に基づいて遮断バー3Aを開閉駆動する。
前記料金精算機4は、出場する利用者の駐車券の入場時刻と出場時刻とから駐車時間を計算し駐車料金を自動精算する。また、ID判定装置10からの判定結果に基づいて出場利用者の駐車券のID番号(固有情報)が正常出庫か不正出庫かを判断し、この判断結果に基づいてゲート手段である出場ゲート5の遮断バー5Aの開閉駆動を制御する機能を備える。従って、本実施形態では料金精算機4が制御手段の機能を備える。
【0016】
前記出場ゲート5は、駐車券発行機2及び図示しない駐車場外側の車両センサからの信号に基づいて遮断バー5Aを開閉駆動する。
前記各ID判定装置10は、同一の構成であり、固有情報の読み取り手段であるID読取り部11、車両センサ12、入庫時の固有情報を記憶する記憶手段である記憶部13及び駐車エリア出庫時に正常出庫か不正出庫かを判定する判定手段である判定部14を備える。
【0017】
前記ID読取り部11は、駐車エリア7A,7B,・・・に入庫した車両の乗員が提示した駐車券のID番号を読み取る。尚、ID読取り部11は駐車券の情報記録形態に対応した読み取り機構を備えるものであることは言うまでもない。前記車両センサ12は、車両の入出庫を検出して判定部14に送信する。記憶部13は、判定部14からの入庫検出情報により読み取ったID番号を記憶する。判定部14は、車両センサ12の入庫検出出力に基づいてID読取り部11の読み取ったID番号を記憶部13に記憶させると共に、車両センサ12の出庫検出出力に基づいてID読取り部11の読み取ったID番号と記憶部13に記憶された入庫時のID番号とを照合し、駐車券の一致/不一致を判定して正常出庫か不正出庫かを判定し、判定結果を料金精算機4に送信すると共に、不正出庫の場合に警報装置20に駆動指令を出力する。
【0018】
次に、本実施形態の駐車管理システムの動作を図2のフローチャートに示し説明する。
ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、入場ゲート3の遮断バー3A手前の車両センサ(図示せず)からの出力に基づいて入場車両が存在するか否かを判定する。入場車両を検出するとステップ2に進む。
【0019】
ステップ2では、駐車券発行機2で入場時刻と駐車券固有のID番号を駐車券に書き込み発行すると共に、音声案内により駐車券の抜き取りを促す。
ステップ3では、駐車券発行機2から駐車券が抜き取られるまで待機する。抜き取られるとステップ4に進み、入場処理を実行する。具体的には、駐車券発行機2からの制御出力により入場ゲート3の遮断バー3Aを開駆動し、車両が遮断バー3Aを通過して遮断バー3A前方の車両センサ(図示せず)で検出されると車両センサからの検出出力により入場ゲート3の遮断バー3Aを閉駆動する。
【0020】
ステップ5では、入場車両がいずれかの駐車エリア7A,7B,・・・に入庫したか否かを各駐車エリア7A,7B,・・・のID判定装置10により判定する。即ち、車両センサ12からの出力により判定部14で判定する。例えば入場車両が駐車エリア7Aに入庫すれば、駐車エリア7AのID判定装置10が車両入庫と判断する。
【0021】
ステップ6では、利用者の操作に基づいて駐車券のID番号を読取り及び記憶する。この際、読取り操作が行われなかった場合は例えば入庫時読取りなしとして記憶しておく。
ステップ7では、出庫のためのID番号の読取り操作が利用者により実行されたか否かを判定する。実行された場合はステップ8、9に進み、実行されていなければステップ10に進む。
【0022】
ステップ8では、読み取った出庫時のID番号と記憶部13に記憶されている入庫時のID番号を比較し一致/不一致を判定し、ステップ9で、車両センサ12からの出力に基づいて出庫か否かを判定する。また、ステップ10に進んだ場合は、車両センサ12からの出力に基づいて出庫か否かを判定する。ステップ9又はステップ10で出庫と判定された場合はステップ11に進む。
【0023】
ステップ11では、ステップ7の判定がYESでID番号の読み取りが行われている場合には、ステップ8の判定結果として出庫時のID番号及びそのID番号が正常又は不正であることを示す情報を料金精算機4に送信する。判定結果が不正の場合には警報装置20にも駆動指令を発生する。また、ステップ7の判定がNOでID番号の読み取りが行われていない場合には、不正出庫と見なしてその結果を料金精算機4に送信すると共に警報装置20に駆動指令を発生する。これにより、駐車エリアの出庫が正常でない場合に、出庫時点で係員等に不正出庫を通報でき素早い対応ができるようになる。尚、正常出庫の場合はステップ11で警報装置20に駆動指令を発生しないことは言うまでもない。
【0024】
ステップ12では、出場ゲート5の遮断バー5A手前の車両センサ(図示せず)からの出力に基づいて出場車両が存在するか否かを判定し、出場車両があればステップ13に進む。
ステップ13では、音声案内により料金精算機4への駐車券の挿入を促し、駐車券が挿入されると駐車券に記録されている入場時刻やID番号等の記録情報を読み取る。
【0025】
ステップ14では、ID判定装置10からの判定結果に基づいてステップ13で読み取ったID番号が正常出庫と判定された駐車券か不正出庫と判定された駐車券かを判定する。正常出庫の駐車券の場合はステップ15に進み、従来と同様にして、出場時刻と駐車券に記録された入場時刻とから駐車時間を計算し駐車料金を自動精算し、出場処理を実行する。出場処理では、出場ゲート5の遮断バー5Aを開駆動して出場を許可し、車両が遮断バー5Aを通過して遮断バー5A前方の車両センサ(図示せず)で検出されると車両センサからの検出出力により出場ゲート5の遮断バー5Aを閉駆動する。一方、出庫時のID番号照合で不一致と判定された駐車券及び駐車エリアの出庫記録のない駐車券のような不正出庫の駐車券の場合はステップ16に進み、出場ゲート5の遮断バー5Aを閉状態に保持して出場を阻止する。この場合、直ちに係員へ通報し対処する。
【0026】
かかる本実施形態の駐車管理システムによれば、駐車エリアに入庫した時の駐車券と出庫する時の駐車券とを照合することにより、同一の車両が同一の駐車券で出場するか否かを検出するようにしたので、利用者の駐車券が窃盗者の手に渡らない限り車両の盗難を防止することができる。また、各駐車エリア7A,7B,・・・内の空きスペースにコンパクトで安価なID判定装置10を設置するだけなので、画像認識装置を利用するシステムに比べて設備費用を軽減できると共に、画像認識装置等の盗難防止用装置の設置スペースを確保する必要がなく駐車スペースが削減されることもなく、特に中小規模の駐車場に有効である。
【0027】
尚、上記実施形態において、ID読取り部11に書き込み機能を付加し、駐車エリアを示す情報例えば駐車エリア番号を、入庫時のID番号読取り時に駐車券に書き込む構成とし、判定手段が自身の識別情報として駐車エリア番号を付加して判定結果を料金精算機4へ送信する構成とするとよい。
かかる構成では、出場時にどの駐車エリアから出庫した車両であるかをチェックすることができる。この場合、例えば窃盗者が他人の駐車車両を駐車エリアからID番号の読取り操作を実行せずに不正に出庫させ、その後、自身の駐車券を使用して自身の車両をその駐車エリアで正常に入庫及び出庫させた後、予め出庫させた他人の車両で出場しようとしてもこれを阻止できる。即ち、駐車券のID番号照合結果が正常な駐車券であっても上述のように駐車券に駐車エリア情報を記録する構成であれば、出庫時にID番号の読取り操作が実行されていない不正出庫の発生した駐車エリアからの出場車両であることが料金精算時にチェックでき、車両の出場を阻止して車両の盗難を防止できる。
【0028】
次に本発明に係る駐車管理システムの第2実施形態を説明する。
図3は本発明の第2実施形態のシステム構成を示す図である。尚、第1実施形態と同一要素には同一符号を付してある。
図3において、第2実施形態は第1実施形態と駐車券発行機とID判定装置の構成が多少異なるだけで、その他の構成は同じである。即ち、本実施形態の駐車券発行機2′は従来と同様の構成で、盗難防止のための固有情報であるID番号は書き込まず入場時刻を書き込んだ駐車券を発行する。本実施形態のID判定装置10′は、第1実施形態のID読取り部11に代えて固有情報の書き込み及び読み取りが可能なリード/ライト部11′を備えると共に記憶部が省略されている。リード/ライト部11′は、固有情報として対応する駐車エリアを示す情報を書き込む構成である。例えば各駐車エリア7A,7B,・・・にそれぞれ固有のエリア番号(1,2,・・等)を割り当てておき、駐車エリア7Aのリード/ライト部11′では固有情報としてエリア番号1を書き込むようにする。従って、本実施形態では、駐車券発行機2が駐車券発行手段に相当し、リード/ライト部11′が書き込み手段及び読み取り手段に相当する。
【0029】
次に、第2実施形態の駐車管理システムの動作を図4のフローチャートに示し説明する。
ステップ21では、第1実施形態と同様にして入場車両が存在するか否かを判定する。入場車両を検出するとステップ22に進む。
ステップ22では、駐車券発行機2から入場時刻を書き込んだ駐車券を発行すると共に、音声案内により駐車券の抜き取りを促す。
【0030】
ステップ23〜25までは第1実施形態と同様の動作であり説明を省略する。
ステップ26では、利用者がリード/ライト部11′により駐車券に固有情報として駐車エリア番号を記録する。
ステップ27では、出庫のためのエリア番号(固有情報)の読み取り操作が実行されたか否かを判定する。実行された場合はステップ28、29に進み、実行されていなければステップ30に進む。
【0031】
ステップ28では、読み取ったエリア番号と当該駐車エリアのエリア番号を比較し一致/不一致を判定する。ステップ29,30では、第1実施形態と同様にして出庫したか否かを検出する。
以後のステップ31〜36までの動作は、固有情報がID番号でなく駐車エリア番号であるのを除いて第1実施形態と同様の動作であり説明を省略する。
【0032】
かかる第2実施形態によれば、駐車エリア7A,7B,・・・への入庫時に固有情報として入庫した駐車エリアのエリア番号を書き込み、出庫時に駐車券からエリア番号を読み込み照合する構成としたので、入庫時の固有情報をID判定装置10′に記憶させる必要がなく、記憶部13が不要になりID判定装置10′のより一層の低コスト化及びコンパクト化を図れる。
【0033】
また、第1及び第2実施形態において、例えば駐車場の利用者が通行する人間用出入口に、駐車券で開くゲート装置を設けるシステム構成とし、駐車券がなければ前記出入口の通行ができないようにすれば、利用者は車両から離れる時に必ず駐車券を所持するようになり、駐車券が窃盗者の手に渡ることを防止でき、より一層盗難防止効果を高めることができる。
【0034】
第1実施形態では、記憶部13と判定部14をID判定装置10毎に設ける構成としたが、図5に示すように、各ID判定装置10にID読取り部11と車両センサ12だけを設け、記憶部13と判定部14を例えば料金精算機4に内蔵し、各駐車エリア7A,7B,・・・の各ID判定装置10のID読取り部11及び車両センサ12からの出力を料金精算機4内の記憶部13と判定部14で集中管理する構成としてもよい。第2実施形態の場合も、各ID判定装置10にリード/ライト部11′と車両センサ12だけを設け、判定部14を例えば料金精算機4に内蔵して集中管理する構成としてもよい。
【0035】
尚、上記各実施形態では、時間貸し駐車場システムに適用した例を示したが、定額駐車システムにも適用できることは言うまでもない。この場合、駐車場出口には料金精算機に代えてID判定装置の判定結果に基づいて出場利用者の駐車券の固有情報が正常出庫か不正出庫かを判断して出場ゲートの開閉駆動制御機能を備える制御装置を設置すればよい。また、上記各実施形態では駐車場内の全ての駐車エリアにID判定装置を設置する構成としたが、駐車場内の一部の駐車エリアにだけID判定装置を設置する構成でもよいことは言うまでもない。また、利用者が駐車エリアを移動したような場合は、他の駐車エリアに入庫してID番号が記憶された時点で以前の駐車エリアにおける正常出庫の記録を消去するようにすれば、同一の駐車券のID番号が重複して記憶される無駄を省ける。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、駐車券を利用して入場時と出場時の乗員の同一性を判断するようにしたので、画像処理技術を利用する従来装置に比べて設備コストを安価にできる。また、撮影条件による誤認識の問題がなく盗難防止の信頼性を向上できる。
【0037】
また、請求項3、6の発明のように各駐車エリアの車両センサ及び読み取り手段からの情報を集中管理する構成とすれば、各駐車エリアに設置する装置構成を簡素化でき、設備コストをより一層低減できる。
また、請求項9の発明によれば、不正出庫を検出した時に不正を通報できるので、車両が駐車場出口に行き着く以前に盗難発生を知ることができ素早い対処が可能になる。
【0038】
更に、請求項10の発明によれば、駐車場利用者は駐車場の内外を通行する際に必ず駐車券を所持しなければならず、駐車券が他人の手に入ることを防止でき、本発明のシステムのよる盗難防止効果をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のシステム構成図
【図2】第1実施形態の動作を説明するフローチャート
【図3】本発明の第2実施形態のシステム構成図
【図4】第2実施形態の動作を説明するフローチャート
【図5】各駐車エリアの駐車状態を集中管理する場合の説明図
【符号の説明】
1 駐車場
2、2′ 駐車券発行機
4 料金精算機
5 出場ゲート
7A,7B 駐車エリア
10、10′ ID判定装置
11 ID読取り部
11′ リード/ライト部
12 車両センサ
13 記憶部
14 判定部

Claims (10)

  1. 駐車券を発行する駐車券発行手段と、
    前記駐車券に固有情報を書き込む書き込み手段と、
    駐車場内の所定の駐車エリア毎に設けられ前記固有情報を読み取る読み取り手段と、
    前記所定の駐車エリア毎に設けられ車両の入出庫を検出する車両センサと、
    該車両センサが出庫を検出した時に、前記読み取り手段で読み取った前記固有情報と前記書き込み手段で書き込まれた固有情報とを照合して駐車エリア入庫時の駐車券と駐車エリア出庫時の駐車券との一致/不一致を判定し出庫した車両が正常出庫か不正出庫かを判定する判定手段と、
    駐車場出口に設置されたゲート手段と、
    駐車券に書き込まれた前記固有情報と前記判定手段の判定結果とに基づいて、正常出庫と判定された駐車券の時のみ車両の出場を許可すべく前記ゲート手段を開制御する制御手段と、
    を備えて構成したこと特徴とする駐車管理システム。
  2. 前記書き込み手段を前記駐車券発行手段に設け、駐車券発行時に前記固有情報を書き込む構成とし、駐車エリア入庫時に前記読み取り手段の読み取った前記固有情報を記憶手段に記憶させ、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された固有情報と車両の駐車エリア出庫時に読み取り手段で読み取った固有情報とを照合して駐車券の一致/不一致を判定し出庫した車両が正常出庫か不正出庫かを判定する構成である請求項1に記載の駐車管理システム。
  3. 前記所定の各駐車エリアの前記読み取り手段及び車両センサからの情報を、前記記憶手段及び判定手段に入力して集中管理する構成とした請求項2に記載の駐車管理システム。
  4. 前記記憶手段及び判定手段を駐車エリア毎に設ける構成とした請求項2に記載の駐車管理システム。
  5. 前記書き込み手段を駐車エリア毎に設置し、駐車エリア入庫時に前記書き込み手段で前記固有情報として対応する駐車エリアを示す情報を書き込む構成とし、前記判定手段は、車両の駐車エリア出庫時に前記読み取り手段で読み取った前記駐車エリアを示す情報が出庫する駐車エリアと一致/不一致かを判定し出庫した車両が正常出庫か不正出庫かを判定する構成である請求項1に記載の駐車管理システム。
  6. 前記所定の各駐車エリアの前記読み取り手段及び車両センサからの情報を前記判定手段に入力して集中管理する構成とした請求項5に記載の駐車管理システム。
  7. 前記判定手段を駐車エリア毎に設ける構成とした請求項5に記載の駐車管理システム。
  8. 前記制御手段は、駐車場出口に設置された駐車料金を精算する料金精算機と一体に設けた請求項1〜7のいずれか1つに記載の駐車管理システム。
  9. 前記判定手段からの判定出力により不正出庫を通報する通報手段を付加した請求項1〜8のいずれか1つに記載の駐車管理システム。
  10. 駐車場の人間用出入口に、駐車券の挿入により通行を可能にするゲート装置を備える構成とした請求項1〜9のいずれか1つに記載の駐車管理システム。
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