JP4929867B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、ゲート電極に金属材料を用いた半導体装置の製造方法に関する。
CMOSLSI(Complementary Metal−Oxide Semiconductor Large Scale Integrated circuit)の高性能化を継続的に進めていくためには、半導体微細加工技術の開発と共に、さらなる高速化・高集積化・低消費電力化が不可欠である。
高性能CMOSLSIの実現を目指す上で、近年、ゲート電極に用いる多結晶シリコン(Poly−Si)の代替材料として、例えば、窒化チタン(TiN)やタンタル窒化シリコン(TaSiN)などの金属材料が提案された。このような金属材料を用いたゲート電極(以下、「金属ゲート電極」と呼ぶ)により、電流駆動力の低下を引き起こすゲート電極の空乏化を抑制することができた。
また、CMOSLSIのnMOS領域およびpMOS領域の金属ゲート電極に仕事関数の異なる金属材料を用いることにより、各領域のしきい値電圧を決定することが可能となった。従って、従来のしきい値電圧決定のための過度のイオン注入を必要としないため、チャネルへのイオン注入ドーズ量を減少させることができた。このため、金属ゲート電極を有するCMOSLSIでは、高いキャリア移動度を得ることができた。
なお、CMOSLSIにおいて、nMOS領域およびpMOS領域の金属ゲート電極の仕事関数は、nMOS領域では、シリコン(Si)の伝導帯下端に近い仕事関数を有し、pMOS領域では、Siの価電子帯上端に近い仕事関数を有することが望ましい。
また、用いる金属材料の抵抗が十分小さい場合は、金属ゲート電極部はその金属材料のみで構成される。一方、用いる金属材料の抵抗が高い場合、その金属材料からなる金属ゲート電極の上部に、より抵抗が低い金属材料からなる金属ゲート電極を形成し、複数層の金属ゲート電極からなる金属ゲート電極部を構成することにより、金属ゲート電極部のゲート抵抗を低減させる手段が利用されている。
次に、金属ゲート電極を有する半導体装置の製造方法の例として、以下に2つ挙げる。
まず、図、図は金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の1つ目の例を示す断面模式図である(例えば、非特許文献1参照)。
半導体基板にnMOS形成領域100a、埋込素子分離領域200およびpMOS形成領域100bが形成されている。この半導体基板に、ゲート絶縁膜として、酸化ハフニウム(HfO2)/酸化シリコン(SiO2)膜310a、金属ゲート電極層として、TiN層410aを形成する(図(A))。
次に、フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングによりnMOS形成領域100aのTiN層410aを除去し、pMOS形成領域100bにTiN層411aを形成する(図(B))。
そして、nMOS形成領域100aのHfO2/SiO2膜310a上およびTiN層411a上に、金属ゲート電極層としてTaSiN層410bおよびPoly−Si層510aを形成する(図(C))。
その後、フォトリソグラフィ工程により形成されたフォトレジストパターン602をレジストマスクとして、ドライエッチングによりPoly−Si層510aを加工し、Poly−Si層512aを形成する(図(A))。
続けて、ドライエッチングによりTaSiN層410bを加工し、TaSiN層412bを形成する(図(B))。
最後に、ドライエッチングにより、TiN層411aを加工し、TiN層412aを形成し、金属ゲート電極部を作成する(図(C))。
以上の工程により、nMOS形成領域100aおよびpMOS形成領域100bにおいて、仕事関数および層数が異なる金属ゲート電極部が形成される。なお、nMOS形成領域100aにおいては、1層(TaSiN層412b)、pMOS形成領域100bにおいては、2層(TiN層412a、TaSiN層412b)の金属ゲート電極部が構成される。
、図は金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の2つ目の例を示す断面模式図である(例えば、特許文献1参照)。
半導体基板にnMOS形成領域100a、埋込素子分離領域200およびpMOS形成領域100bが形成されている。この半導体基板に、ゲート絶縁膜300aおよび金属ゲート電極層400aを形成する(図(A))。
フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、nMOS形成領域100aの金属ゲート電極層400aを除去し、pMOS形成領域100bに金属ゲート電極層401aを形成し、そして、nMOS形成領域100aのゲート絶縁膜300aを除去し、pMOS形成領域100bにゲート絶縁膜301aを形成する(図(B))。
次に、nMOS形成領域100a上および金属ゲート電極層401a上にゲート絶縁膜300bおよび金属ゲート電極層400bを形成する(図(C))。
その後、フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極層400bを除去し、nMOS形成領域100aに金属ゲート電極層401bを形成し、そして、pMOS形成領域100bのゲート絶縁膜300bを除去し、nMOS形成領域100aにゲート絶縁膜301bを形成する(図(A))。
さらに、金属ゲート電極層401aおよび金属ゲート電極層401b上に、金属ゲート電極層400c(タングステン(W)もしくはアルミニウム(Al))を形成する(図(B))。
最後に、フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、金属ゲート電極部を形成する。nMOS形成領域100aの金属ゲート電極部は、金属ゲート電極層402bおよび金属ゲート電極層402cにより構成され、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極部は、金属ゲート電極層402aおよび金属ゲート電極層402cにより構成される(図(C))。
以上の工程により、nMOS領域およびpMOS領域において、層数の等しい金属ゲート電極がそれぞれに形成される。
S.B.Samavedam,et al.,"Dual−Metal Gate CMOS with HfO2 Gate Dielectric"IEDM Tech.Dig.,p.433(2002) 特開2002−359295号公報
しかし、金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法には以下のような問題点があった。
、図で示した従来の金属ゲート電極部の形成工程において、nMOS形成領域100a上およびpMOS形成領域100b上の金属ゲート電極部の層数が異なるため、図(B)および図(C)の工程で、同時にエッチングを開始すると、層数が少ないnMOS形成領域100aの金属ゲート電極部では、早くエッチングが完了する。そのため、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極部が形成されるまでの間、nMOS形成領域100aのゲート絶縁膜やnMOS形成領域100aの基板表面が長くエッチングにさらされることになり、損傷領域700a、700bが生じてしまう問題があった。
一方、図、図で示した従来の金属ゲート電極部の形成工程においても以下のような問題がある。
(C)および図(A)の工程において、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極層400bとゲート絶縁膜300bを除去する際に、フォトレジストパターン(図示せず)をnMOS形成領域100a上に形成してエッチングを行う。そしてその後、アッシングによりフォトレジストパターンを除去する。しかしこのエッチング工程において、下地の金属ゲート電極層401a、401bがオーバーエッチングやアッシングの影響で損傷を受けて変質してしまい、リーク電流やゲート抵抗の増加などの問題が生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高性能かつ信頼性の高い金属ゲート電極部を有する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
発明の一観点によれば、以下のようなゲート電極部に金属材料を用いた半導体装置の製造方法が提供される。
この半導体装置の製造方法は、半導体基板上に形成したゲート絶縁膜上に第1の金属ゲート電極層を形成する工程と、前記第1の金属ゲート電極層の形成後に、前記第1の金属ゲート電極層上に第1のマスク層を形成する工程を有する。また、前記第1のマスク層の形成後に、第1の半導体素子形成領域をマスクする第1のレジストマスクを形成する工程を有する。また、前記第1のレジストマスクの形成後に、前記第1のレジストマスクをマスクとして、第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を除去する工程を有する。また、前記第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層の除去後に、前記第1のレジストマスクを除去する工程を有する。また、前記第1のレジストマスクの除去後に、前記第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層をマスクとして、薬液処理により前記第2の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層を除去する工程を有する。また、前記第2の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層の除去後に、前記第1のマスク層上および前記ゲート絶縁膜上に第2の金属ゲート電極層を形成する工程を有する。また、前記第2の金属ゲート電極層の形成後に、前記第2の金属ゲート電極層上に第2のマスク層を形成する工程と、前記第2のマスク層の形成後に、前記第2の半導体素子形成領域をマスクする第2のレジストマスクを形成する工程を有する。また、前記第2のレジストマスクの形成後に、前記第2のレジストマスクをマスクとして前記第1の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の金属ゲート電極層を除去する工程を有する。また、前記第1の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の金属ゲート電極層の除去後に、前記第2のレジストマスクを除去する工程を有する。また、前記第2のレジストマスクの除去後に、前記第2の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を薬液処理により除去する工程を有する。また、前記第2の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層の除去後に、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層上に1または複数層の他の金属ゲート電極層を形成する工程を有する。また、前記1または複数層の他の金属ゲート電極層の形成後に、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、前記第1の金属ゲート電極層、前記第2の金属ゲート電極層および前記1または複数層の他の金属ゲート電極層を加工して、前記第1の半導体素子形成領域および前記第2の半導体素子形成領域に金属電極部を形成する工程と、を有する。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、第1の半導体素子形成領域の第1の金属ゲート電極層上および第の半導体素子形成領域の第2の金属ゲート電極層上に、第の半導体素子形成領域の第1のマスク層および第の半導体素子形成領域の第2のマスク層を形成することができる。このため、ドライエッチングやフォトレジストパターン除去のためのアッシングに長時間さらされても、第の半導体素子形成領域の第1の金属ゲート電極層および第の半導体素子形成領域の第2の金属ゲート電極層の損傷を防止することが可能となる。さらに、半導体基板上の第1の半導体素子形成領域上および第2の半導体素子形成領域上に形成したゲート絶縁膜上にそれぞれ同一層数の金属ゲート電極層を形成することができる。このため、第1の半導体素子形成領域上および第2の半導体素子形成領域上の金属ゲート電極部形成のためのエッチング時にゲート絶縁膜や半導体基板表面への損傷を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
〜図は、実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図である。
Si基板にnMOS形成領域10a、埋込素子分離領域20およびpMOS形成領域10bが形成されている。Si基板を熱酸化して、0.5nmのSiO2膜を形成し、続けて、300℃、125mTorrの雰囲気で、四塩化ハフニウム(HfCl4)と水蒸気(H2O)を原料として原子層成長(ALD:Atomic Layer Deposition)法により、HfO2膜を3nm形成する。さらに、800℃、760mTorrの酸素(O2)/窒素(2 雰囲気中(O2=0.2%)で5秒間熱処理し、Si基板上にゲート絶縁膜として、HfO2/SiO2膜35を形成する。HfO2/SiO2膜35上に、金属ゲート電極層として、四塩化チタン(TiCl4 アンモニア(NH3 を原料として、CVD(Chemical Vapor Deposition)法にて、TiN層45aを10nm形成する。そして、マスク層として、テトラエトキシシラン(TEOS)とO2を原料として、CVD法を用いて、SiO2層55aを30nm形成する(図(A))。なお、SiO2層55aの形成は、酸化性ガスが含まれない雰囲気で行うことにより、TiN層45aの表面の酸化を抑制することができ、金属ゲート電極部のゲート抵抗の増加を低減することが可能となる。
次に、フォトリソグラフィ工程により、SiO2層55a上にフォトレジストパターン60gを形成する。フォトレジストパターン60gをマスクとして、pMOS形成領域10bのSiO2層55aをドライエッチングにより除去し、nMOS形成領域10aにSiO2層56aを形成する(図(B))。
SiO2層56aの形成後、フォトレジストパターン60gをアッシングにより除去する。そして、薬液として80℃のH2SO4および過酸化水素溶液(22 を用いて、pMOS形成領域10bのTiN層45aを除去し、nMOS形成領域10aにTiN層46aを形成する(図(C))。
TiN層46aの形成後、金属ゲート電極層として、SiO2層56a上およびpMOS形成領域10bのHfO2/SiO2膜35上に、TaSiN層45bをスパッタ法により25nm形成し、さらに、マスク層として、TEOSとO2を原料としたCVD法によりSiO2層55bを30nm形成する(図(A))。
その後、フォトリソグラフィ工程により、pMOS形成領域10bにフォトレジストパターン60hを形成する(図(B))。
フォトレジストパターン60hをマスクとして、ドライエッチングによりnMOS形成領域10aのSiO2層55bおよびnMOS形成領域10aのTaSiN層45bを除去し、pMOS形成領域10bにSiO2層56bおよびpMOS形成領域10bにTaSiN層46bを形成する。続けて、フォトレジストパターン60hをアッシングにより除去する(図(C))。
そして、希釈フッ化水素溶液(dHF)に浸し、SiO2層56aおよびSiO2層56bを除去する(図(A))。
その後、第1の実施の形態の場合と同様に、低抵抗の金属ゲート電極として、窒化タンタル(TaN)層45cをスパッタ法により、50nm形成する。続いて、マスク層として、ヘキサクロロジシラン(HCDSとNH3を原料として、CVD法にて、窒化シリコン(SiN層55cを50nm形成する(図(B))。なお、実施の形態においては、金属ゲート電極部を2層の金属ゲート電極により構成しているが、必要に応じて、3層以上の金属ゲート電極により構成させることも可能である。
フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、SiN層55c、TaN層45c、TiN層46a、TaSiN層46bおよびHfO2/SiO2膜35を加工する。よって、nMOS形成領域10aの金属ゲート電極部は、TiN層47aおよびTaN層47cにより構成され、pMOS形成領域10bの金属ゲート電極部は、TaSiN層47bおよびTaN層47cにより構成され、そしてゲート絶縁膜として、HfO2/SiO2膜37が形成される。最後に、酸化膜(図示せず)を形成し、エッチングにより、側壁絶縁膜80を形成する。nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれ砒素(Asイオンおよびフッ化硼素(BF2 イオンを注入して、ソース/ドレイン領域90を形成する(図(C))。
以上の工程により、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれ2層の金属ゲート電極が形成される。
実施の形態によれば、金属ゲート電極層である、TiN層46a上およびTaSiN層46b上にマスク層として、SiO2層56aおよびSiO2層56bが形成される。このため、ドライエッチングやフォトレジストパターン除去のためのアッシングに長時間さらされても、マスク層によってTiN層46aおよびTaSiN層46bへの損傷を防止することができる。さらに、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bに同一層数の金属ゲート電極部を形成することができる。このため、金属ゲート電極部形成のためのエッチング時のHfO2酸窒化シリコン(SiON膜35や半導体基板への損傷を最小に抑えることが可能となる。また、pMOS形成領域10bのTiN層45aをH2SO4およびH22を用いて除去するため、HfO2/SiO2膜35の削りや表面の変質などの損傷を抑制することができる。このため、TiN層46a表面、TaSiN層46b表面およびHfO2/SiO2膜35の変質が抑制され、ゲート電流やゲート抵抗の増加などを防ぐことが可能となる。
以上のことから、金属ゲート電極層、ゲート絶縁膜および半導体基板へのアッシングやドライエッチングなどによる損傷を防ぐことにより、実施の形態により形成される金属ゲート電極のリーク電流やゲート抵抗の増加などを抑制でき、高性能で信頼性が高い半導体装置の製造方法を提供できる。
なお、実施の形態において、ゲート絶縁膜、金属ゲート電極層およびマスク層に用いた材料およびその形成方法などの代わりに、以下の材料および形成方法などを用いても、同様の効果を得ることができる。
ゲート絶縁膜として、HfO2/SiO2膜35に対し、Si基板を熱酸化して、0.5nmのSiO2膜を成長させた後、280℃、0.3Torrの雰囲気でテトラ−ターシャル−ブトキン−ハフニウム(HTB)とジシラン(Si26 を原料とした有機金属化学気相成長(MOCVD:Metal Organic CVD)法により、ハフニウム酸化シリコン(HfSiO)膜を2.5nm形成し、さらに、700℃、0.76TorrのNH3/N2雰囲気で熱処理し、HfSiO膜にN2を導入し、ハフニウム酸窒化シリコン(HfSiON膜とする。
金属ゲート電極層として、TiN層45aに対し、スパッタ法により20nm形成されたW層とする。
マスク層として、SiO2層55aおよびSiO2層55bに対し、HCDSとNH3を原料としたCVD法により50nm形成されたSiN層とする。
金属ゲート電極層を除去する薬液として、80℃の硫酸(2SO4 およびH22に対し、60℃のH22/H2Oとする。
金属ゲート電極層として、TaSiN層45bに対し、スパッタ法により50nm形成されたタンタルシリコン(TaSi)層とする。
マスク層を除去する薬液として、H2SO4およびH22に対し、dHFとする。
金属ゲート電極として、TaN層45cに対し、スパッタ法により、5nm〜50nm形成されたW層とする。
本実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その1)である。 本実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その2)である。 本実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その3)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の1つ目の例を示す断面模式図(その1)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の1つ目の例を示す断面模式図(その2)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の2つ目の例を示す断面模式図(その1)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の2つ目の例を示す断面模式図(その2)である。
10a nMOS形成領域
10b pMOS形成領域
20 埋込素子分離領域
35,37 HfO 2 /SiO 2
45a,46a,47a TiN層
45b,46b,47b TaSiN層
45c,47c TaN層
55a,55b,56a,56b SiO 2
55c SiN層
60g,60h フォトレジストパターン
80 側壁絶縁膜
90 ソース/ドレイン領域

Claims (5)

  1. ゲート電極部に金属材料を用いた半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上に形成したゲート絶縁膜上に第1の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記第1の金属ゲート電極層の形成後に、前記第1の金属ゲート電極層上に第1のマスク層を形成する工程と、
    前記第1のマスク層の形成後に、第1の半導体素子形成領域をマスクする第1のレジストマスクを形成する工程と、
    前記第1のレジストマスクの形成後に、前記第1のレジストマスクをマスクとして、第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を除去する工程と、
    前記第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層の除去後に、前記第1のレジストマスクを除去する工程と、
    前記第1のレジストマスクの除去後に、前記第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層をマスクとして、薬液処理により前記第2の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層を除去する工程と、
    前記第2の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層の除去後に、前記第1のマスク層上および前記ゲート絶縁膜上に第2の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記第2の金属ゲート電極層の形成後に、前記第2の金属ゲート電極層上に第2のマスク層を形成する工程と、
    前記第2のマスク層の形成後に、前記第2の半導体素子形成領域をマスクする第2のレジストマスクを形成する工程と、
    前記第2のレジストマスクの形成後に、前記第2のレジストマスクをマスクとして前記第1の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の金属ゲート電極層を除去する工程と、
    前記第1の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の金属ゲート電極層の除去後に、前記第2のレジストマスクを除去する工程と、
    前記第2のレジストマスクの除去後に、前記第2の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を薬液処理により除去する工程と、
    前記第2の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層の除去後に、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層上に1または複数層の他の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記1または複数層の他の金属ゲート電極層の形成後に、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、前記第1の金属ゲート電極層、前記第2の金属ゲート電極層および前記1または複数層の他の金属ゲート電極層を加工して、前記第1の半導体素子形成領域および前記第2の半導体素子形成領域に金属電極部を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1のマスク層および前記第2のマスク層は、酸化性ガスが含まれない雰囲気中で、形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ゲート絶縁膜が酸化ハフニウムにより構成される場合、前記第2の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層の除去を、フッ化水素溶液を用いて行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ゲート絶縁膜が酸窒化シリコンまたはハフニウム酸窒化シリコンにより構成される場合、前記第2の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層の除去を、過酸化水素溶液を用いて行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記他の金属ゲート電極層の金属材料の抵抗が、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層の金属材料の抵抗よりも低く、かつ、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層の膜厚が5nm〜50nmであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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