JP2007335783A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007335783A
JP2007335783A JP2006168431A JP2006168431A JP2007335783A JP 2007335783 A JP2007335783 A JP 2007335783A JP 2006168431 A JP2006168431 A JP 2006168431A JP 2006168431 A JP2006168431 A JP 2006168431A JP 2007335783 A JP2007335783 A JP 2007335783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
layer
metal gate
formation region
electrode layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006168431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4929867B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Tamura
泰之 田村
Hiroyuki Nakada
博之 中田
Yasushi Akasaka
泰志 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006168431A priority Critical patent/JP4929867B2/ja
Publication of JP2007335783A publication Critical patent/JP2007335783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4929867B2 publication Critical patent/JP4929867B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

【課題】高性能かつ信頼性の高い金属ゲート電極部を有する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1上に形成したゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層4が形成され、金属ゲート電極層4上にマスク層5が形成され、pMOS形成領域2bのマスク層5が除去され、nMOS形成領域2aのマスク層5aをマスクとしてpMOS形成領域2bの金属ゲート電極層4が除去され、マスク層5a上およびゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層6が形成され、pMOS形成領域2bをマスクするフォトレジストパターン7が形成され、フォトレジストパターン7をマスクとしてnMOS形成領域2aの金属ゲート電極層6が除去され、nMOS形成領域2aのマスク層5aが除去される。よって、nMOS形成領域2a上およびpMOS形成領域2b上の金属ゲート電極部形成のためのエッチング時にゲート絶縁膜3や半導体基板1表面への損傷を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、ゲート電極に金属材料を用いた半導体装置の製造方法に関する。
CMOSLSI(Complementary Metal−Oxide Semiconductor Large Scale Integrated circuit)の高性能化を継続的に進めていくためには、半導体微細加工技術の開発と共に、さらなる高速化・高集積化・低消費電力化が不可欠である。
高性能CMOSLSIの実現を目指す上で、近年、ゲート電極に用いる多結晶シリコン(Poly−Si)の代替材料として、例えば、窒化チタン(TiN)やタンタル窒化シリコン(TaSiN)などの金属材料が提案された。このような金属材料を用いたゲート電極(以下、「金属ゲート電極」と呼ぶ)により、電流駆動力の低下を引き起こすゲート電極の空乏化を抑制することができた。
また、CMOSLSIのnMOS領域およびpMOS領域の金属ゲート電極に仕事関数の異なる金属材料を用いることにより、各領域のしきい値電圧を決定することが可能となった。従って、従来のしきい値電圧決定のための過度のイオン注入を必要としないため、チャネルへのイオン注入ドーズ量を減少させることができた。このため、金属ゲート電極を有するCMOSLSIでは、高いキャリア移動度を得ることができた。
なお、CMOSLSIにおいて、nMOS領域およびpMOS領域の金属ゲート電極の仕事関数は、nMOS領域では、シリコン(Si)の伝導帯下端に近い仕事関数を有し、pMOS領域では、Siの価電子帯上端に近い仕事関数を有することが望ましい。
また、用いる金属材料の抵抗が十分小さい場合は、金属ゲート電極部はその金属材料のみで構成される。一方、用いる金属材料の抵抗が高い場合、その金属材料からなる金属ゲート電極の上部に、より抵抗が低い金属材料からなる金属ゲート電極を形成し、複数層の金属ゲート電極からなる金属ゲート電極部を構成することにより、金属ゲート電極部のゲート抵抗を低減させる手段が利用されている。
次に、金属ゲート電極を有する半導体装置の製造方法の例として、以下に2つ挙げる。
まず、図9、図10は金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の1つ目の例を示す断面模式図である(例えば、非特許文献1参照)。
半導体基板にnMOS形成領域100a、埋込素子分離領域200およびpMOS形成領域100bが形成されている。この半導体基板に、ゲート絶縁膜として、酸化ハフニウム(HfO2)/酸化シリコン(SiO2)膜310a、金属ゲート電極層として、TiN層410aを形成する(図9(A))。
次に、フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングによりnMOS形成領域100aのTiN層410aを除去し、pMOS形成領域100bにTiN層411aを形成する(図9(B))。
そして、nMOS形成領域100aのHfO2/SiO2膜310a上およびTiN層411a上に、金属ゲート電極層としてTaSiN層410bおよびPoly−Si層510aを形成する(図9(C))。
その後、フォトリソグラフィ工程により形成されたフォトレジストパターン602をレジストマスクとして、ドライエッチングによりPoly−Si層510aを加工し、Poly−Si層512aを形成する(図10(A))。
続けて、ドライエッチングによりTaSiN層410bを加工し、TaSiN層412bを形成する(図10(B))。
最後に、ドライエッチングにより、TiN層411aを加工し、TiN層412aを形成し、金属ゲート電極部を作成する(図10(C))。
以上の工程により、nMOS形成領域100aおよびpMOS形成領域100bにおいて、仕事関数および層数が異なる金属ゲート電極部が形成される。なお、nMOS形成領域100aにおいては、1層(TaSiN層412b)、pMOS形成領域100bにおいては、2層(TiN層412a、TaSiN層412b)の金属ゲート電極部が構成される。
図11、図12は金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の2つ目の例を示す断面模式図である(例えば、特許文献1参照)。
半導体基板にnMOS形成領域100a、埋込素子分離領域200およびpMOS形成領域100bが形成されている。この半導体基板に、ゲート絶縁膜300aおよび金属ゲート電極層400aを形成する(図11(A))。
フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、nMOS形成領域100aの金属ゲート電極層400aを除去し、pMOS形成領域100bに金属ゲート電極層401aを形成し、そして、nMOS形成領域100aのゲート絶縁膜300aを除去し、pMOS形成領域100bにゲート絶縁膜301aを形成する(図11(B))。
次に、nMOS形成領域100a上および金属ゲート電極層401a上にゲート絶縁膜300bおよび金属ゲート電極層400bを形成する(図11(C))。
その後、フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極層400bを除去し、nMOS形成領域100aに金属ゲート電極層401bを形成し、そして、pMOS形成領域100bのゲート絶縁膜300bを除去し、nMOS形成領域100aにゲート絶縁膜301bを形成する(図12(A))。
さらに、金属ゲート電極層401aおよび金属ゲート電極層401b上に、金属ゲート電極層400c(タングステン(W)もしくはアルミニウム(Al))を形成する(図12(B))。
最後に、フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、金属ゲート電極部を形成する。nMOS形成領域100aの金属ゲート電極部は、金属ゲート電極層402bおよび金属ゲート電極層402cにより構成され、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極部は、金属ゲート電極層402aおよび金属ゲート電極層402cにより構成される(図12(C))。
以上の工程により、nMOS領域およびpMOS領域において、層数の等しい金属ゲート電極がそれぞれに形成される。
S.B.Samavedam,et al.,"Dual−Metal Gate CMOS with HfO2 Gate Dielectric"IEDM Tech.Dig.,p.433(2002) 特開2002−359295号公報
しかし、金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法には以下のような問題点があった。
図9、図10で示した従来の金属ゲート電極部の形成工程において、nMOS形成領域100a上およびpMOS形成領域100b上の金属ゲート電極部の層数が異なるため、図10(B)および図10(C)の工程で、同時にエッチングを開始すると、層数が少ないnMOS形成領域100aの金属ゲート電極部では、早くエッチングが完了する。そのため、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極部が形成されるまでの間、nMOS形成領域100aのゲート絶縁膜やnMOS形成領域100aの基板表面が長くエッチングにさらされることになり、損傷領域700a、700bが生じてしまう問題があった。
一方、図11、図12で示した従来の金属ゲート電極部の形成工程においても以下のような問題がある。
図11(C)および図12(A)の工程において、pMOS形成領域100bの金属ゲート電極層400bとゲート絶縁膜300bを除去する際に、フォトレジストパターン(図示せず)をnMOS形成領域100a上に形成してエッチングを行う。そしてその後、アッシングによりフォトレジストパターンを除去する。しかしこのエッチング工程において、下地の金属ゲート電極層401a、401bがオーバーエッチングやアッシングの影響で損傷を受けて変質してしまい、リーク電流やゲート抵抗の増加などの問題が生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高性能かつ信頼性の高い金属ゲート電極部を有する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、ゲート電極部に金属材料を用いた半導体装置の製造方法において、図1に示すように、半導体基板1上に形成したゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層4を形成する工程と、金属ゲート電極層4上にマスク層5を形成する工程と(図1(A))、pMOS形成領域2bのマスク層5を除去する工程と、nMOS形成領域2aのマスク層5aをマスクとしてpMOS形成領域2bの金属ゲート電極層4を除去する工程と(図1(B))、マスク層5a上およびゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層6を形成する工程と、pMOS形成領域2bをマスクするフォトレジストパターン7を形成する工程と(図1(C))、フォトレジストパターン7をマスクとしてnMOS形成領域2aの金属ゲート電極層6を除去する工程と、nMOS形成領域2aのマスク層5aを除去する工程と(図1(D))、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
上記の方法によれば、半導体基板1上に形成したゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層4が形成され、金属ゲート電極層4上にマスク層5が形成され、pMOS形成領域2bのマスク層5が除去され、nMOS形成領域2aのマスク層5aをマスクとしてpMOS形成領域2bの金属ゲート電極層4が除去され、マスク層5a上およびゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層6が形成され、pMOS形成領域2bをマスクするフォトレジストパターン7が形成され、フォトレジストパターン7をマスクとしてnMOS形成領域2aの金属ゲート電極層6が除去され、nMOS形成領域2aのマスク層5aが除去される。
また、ゲート電極部に金属材料を用いた半導体装置の製造方法において、半導体基板上に形成したゲート絶縁膜上に第1の金属ゲート電極層を形成する工程と、前記第1の金属ゲート電極層上に第1のマスク層を形成する工程と、第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を除去する工程と、第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層をマスクとして前記第1の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層を除去する工程と、前記第1のマスク層上および前記ゲート絶縁膜上に第2の金属ゲート電極層を形成する工程と、前記第2の金属ゲート電極層上に第2のマスク層を形成する工程と、前記第1の半導体素子形成領域をマスクするレジストマスクを形成する工程と、前記レジストマスクをマスクとして前記第2の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の金属ゲート電極層を除去する工程と、前記第1の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を除去する工程と、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層上に1または複数層の他の金属ゲート電極層を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
上記の方法によれば、半導体基板上に形成したゲート絶縁膜上に第1の金属ゲート電極層が形成され、第1の金属ゲート電極層上に第1のマスク層が形成され、第1の半導体素子形成領域の第1のマスク層が除去され、第2の半導体素子形成領域の第1のマスク層をマスクとして第1の半導体素子形成領域の第1の金属ゲート電極層が除去され、第1のマスク層上およびゲート絶縁膜上に第2の金属ゲート電極層が形成され、第2の金属ゲート電極層上に第2のマスク層が形成され、第1の半導体素子形成領域をマスクするレジストマスクが形成され、レジストマスクをマスクとして第2の半導体素子形成領域の第2のマスク層および第2の金属ゲート電極層が除去され、第1の半導体素子形成領域の第2のマスク層および第2の半導体素子形成領域の第1のマスク層が除去され、第1の金属ゲート電極層および第2の金属ゲート電極層上に1または複数層の他の金属ゲート電極層が形成される。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、半導体基板上の第1の半導体素子形成領域の第2のゲート電極層上に、マスク層を形成することができる。このため、第1の半導体素子形成領域の第2の金属ゲート電極層などが、ドライエッチングやフォトレジストパターン除去のためのアッシングに長時間さらされても、第1の半導体素子形成領域の第2の金属ゲート電極層への損傷を防止することが可能となる。さらに、半導体基板上の第1の半導体素子形成領域上および第2の半導体素子形成領域上に形成したゲート絶縁膜上にそれぞれ同一層数の金属ゲート電極層を形成することができる。このため、第1の半導体素子形成領域上および第2の半導体素子形成領域上の金属ゲート電極部形成のためのエッチング時にゲート絶縁膜や半導体基板表面への損傷を防止することができる。
また、第2の半導体素子形成領域の第1の金属ゲート電極層上および第1の半導体素子形成領域の第2の金属ゲート電極層上に、第2の半導体素子形成領域の第1のマスク層および第1の半導体素子形成領域の第2のマスク層を形成することができる。このため、ドライエッチングやフォトレジストパターン除去のためのアッシングに長時間さらされても、第2の半導体素子形成領域の第1の金属ゲート電極層および第1の半導体素子形成領域の第2の金属ゲート電極層の損傷を防止することが可能となる。さらに、半導体基板上の第1の半導体素子形成領域上および第2の半導体素子形成領域上に形成したゲート絶縁膜上にそれぞれ同一層数の金属ゲート電極層を形成することができる。このため、第1の半導体素子形成領域上および第2の半導体素子形成領域上の金属ゲート電極部形成のためのエッチング時にゲート絶縁膜や半導体基板表面への損傷を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の半導体装置の製造方法の概略を示す断面模式図である。
金属ゲート電極を有する半導体装置の製造方法において、半導体基板1に、埋込素子分離領域2を形成し、そして、半導体基板1上に、ゲート絶縁膜3、金属ゲート電極層4およびマスク層5を形成する(図1(A))。
フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングによりpMOS形成領域2bのマスク層5を除去し、nMOS形成領域2aにマスク層5aを形成する。さらに、薬液によりpMOS形成領域2bの金属ゲート電極層4を除去し、nMOS形成領域2aに金属ゲート電極層4aを形成する(図1(B))。
金属ゲート電極層4aの形成後、マスク層5a上およびpMOS形成領域2bのゲート絶縁膜3上に金属ゲート電極層6を形成する。そして、フォトリソグラフィ工程により、pMOS形成領域2bにフォトレジストパターン7を形成する(図1(C))。
その後、ドライエッチングにより、nMOS形成領域2aの金属ゲート電極層6を除去し、pMOS形成領域2bに金属ゲート電極層6aを形成し、nMOS形成領域2aのマスク層5aを除去する。続いてフォトレジストパターン7を除去する(図1(D))。
そして、金属ゲート電極層4a、金属ゲート電極層6aおよびゲート絶縁膜3を同時にエッチングし、金属ゲート電極を形成する(図示せず)。
このように、図1の本発明の実施の形態のような半導体装置の製造方法によれば、金属ゲート電極層4a上にマスク層5aを形成することにより、フォトレジストパターン(図示せず)除去の際、下地の金属ゲート電極層4aへの損傷を防止することが可能となる。さらに、nMOS形成領域2a上およびpMOS形成領域2b上のゲート絶縁膜3上に同一層数の金属ゲート電極層6aを形成することが可能なため、金属ゲート電極部を形成するためのエッチング時にゲート絶縁膜3や半導体基板1表面への損傷を防止することができる。
以下、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法について図2〜図4を用いて詳細に説明する。
図2〜図4は、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図である。
第1の実施の形態は、nMOS領域およびpMOS領域にそれぞれ仕事関数が異なる単層の金属ゲート電極を形成する例である。
Si基板にnMOS形成領域10a、埋込素子分離領域20およびpMOS形成領域10bが形成されている。Si基板を熱酸化して、ゲート絶縁膜として、1.5nmのSiO2膜を形成し、続けて、200℃、50mTorrの雰囲気で、窒素(N2)プラズマ処理を行い、酸窒化シリコン(SiON)膜30を形成する。
次に、SiON膜30上に、金属ゲート電極層として、四塩化チタン(TiCl4)とアンモニア(NH3)を原料として、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法にて、TiN層40aを10nm形成する。そして、TiN層40a上に、マスク層として、ジシラン(Si26)を原料として、CVD法にて、Poly−Si層50aを50nm形成する(図2(A))。
なお、Poly−Si層50aの形成は、酸化性ガスが含まれない雰囲気で行うことにより、TiN層40aの表面の酸化を抑制することができ、金属ゲート電極部のゲート抵抗の増加を低減することが可能となる。
次に、フォトリソグラフィ工程により、nMOS形成領域10aのPoly−Si層50a上にフォトレジストパターン60aを形成する。フォトレジストパターン60aをマスクとして、pMOS形成領域10bのPoly−Si層50aをドライエッチングにより除去し、nMOS形成領域10aにPoly−Si層51aを形成する(図2(B))。
そして、フォトレジストパターン60aをアッシングにより除去する。さらに、80℃の硫酸(H2SO4)および過酸化水素溶液(H22)に浸し、pMOS形成領域10bのTiN層40aを除去し、nMOS形成領域10aにTiN層41aを形成する(図2(C))。
なお、金属ゲート電極層を除去する際は、下地のゲート絶縁膜にできる限り損傷を与えないことが重要である。ゲート絶縁膜が損傷を受けてしまうと、リーク電流や界面準位、固定電荷の増加などが生じる。このため、金属ゲート電極層を除去する際は、下地のゲート絶縁膜とのエッチング選択比が十分高く、ゲート絶縁膜を変質させない方法・条件で除去を行うことが望ましい。つまり、ゲート絶縁膜、nMOS領域およびpMOS領域に用いる材料に応じて、除去方法・除去条件を決定すべきである。例えば、ゲート絶縁膜にHfO2を用いた場合は、フッ化水素(HF)系の薬液を用いて除去しても大きな問題はない。しかし、ゲート絶縁膜に、SiONやハフニウム酸窒化シリコン(HfSiON)などを用いた場合は、HF系のガス・薬液は避け、H22などの薬液で除去することが望ましい。以上を踏まえて、ゲート絶縁膜にSiON膜30を用いている第1の実施の形態においては、pMOS形成領域10bのTiN層40aを除去するために、薬液として、H22およびH2SO4を用いた。
さて、nMOS形成領域10aにTiN層41aを形成した後、金属ゲート電極層として、Poly−Si層51a上およびpMOS形成領域10bのSiON膜30上に、タンタル(Ta)層40bをスパッタ法により、10nm形成する(図3(A))。
Ta層40bの形成後、フォトリソグラフィ工程により、pMOS形成領域10bにフォトレジストパターン60bを形成する(図3(B))。
フォトレジストパターン60bをマスクとして、nMOS形成領域10aのTa層40bをドライエッチングにより除去し、pMOS形成領域10bにTa層41bを形成する。さらに、ドライエッチングにより、Poly−Si層51aを除去する。そして、フォトレジストパターン60bをアッシングにより除去する(図3(C))。
フォトレジストパターン60bの除去後、フォトリソグラフィ工程により、フォトレジストパターン60cをTiN層41aおよびTa層41b上に形成する(図4(A))。
その後、フォトレジストパターン60cをマスクとして、TiN層41aおよびTa層41bにエッチングを行い、TiN層42aおよびTa層42bを形成し、これらにより金属ゲート電極が構成される(図4(B))。
以上の工程により、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれ仕事関数が異なる単層の金属ゲート電極が形成される。
なお、第1の実施の形態では、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bの金属ゲート電極は、工程数を少なくできることと、nMOS領域およびpMOS領域のゲートを短絡するための位置合わせが不要で、微細化が容易であることから、同時にエッチングを行うことを前提としている。nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bの金属ゲート電極層の膜厚を揃え、金属ゲート電極を同時にエッチングする場合、それぞれの金属ゲート電極層のエッチングレートが同じであれば、同時にエッチングを終了させることが可能である。
なお、金属ゲート電極層のエッチングレートがnMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bで異なる場合、エッチングレートが早い層は先にエッチングを終了してしまい、他方のエッチングが終了するまでの間に、下地のゲート絶縁膜や半導体基板などに損傷を与えてしまう可能性がある。よって、エッチングレートが異なる場合、半導体基板への損傷を防ぐために、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bのそれぞれの金属ゲート電極層の膜厚は、エッチングレートが早い金属ゲート電極層は膜厚を大きく、遅い金属ゲート電極層は膜厚を小さくするなど、エッチングレートに応じて膜厚を設定し、金属ゲート電極層を形成することが望ましい。
以上を踏まえて、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法では、TiN層41a上にPoly−Si層51aを形成することができるため、フォトレジストパターン60aを除去するためのアッシングによるTiN層41aへの損傷を防止することが可能となる。さらに、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれ同一層数の金属ゲート電極層を形成することができる。このため、nMOS形成領域10a上およびpMOS形成領域10b上の金属ゲート電極形成のためのエッチング時に、SiON膜30や半導体基板への損傷を防止することができる。
また、pMOS形成領域10bのTiN層40aをH2SO4およびH22を用いて除去するために、SiON膜30の削りや表面の変質を防止することが可能となる。
以上のことから、金属ゲート電極層、ゲート絶縁膜および半導体基板へのアッシングやドライエッチングなどによる損傷を防ぐことにより、第1の実施の形態により形成される金属ゲート電極のリーク電流やゲート抵抗の増加などを抑制でき、高性能で信頼性が高い半導体装置の製造方法を提供できる。
次に、第2の実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と異なり、nMOS領域およびpMOS領域の金属ゲート電極層がそれぞれ2層で構成される例である。
図5は第2の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図である。
既述の通り、第1の実施の形態において、CMOSLSIのnMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bの金属ゲート電極に仕事関数の異なる金属材料を用いることにより、各形成領域のしきい値電圧を決定した。一方、金属ゲート電極の抵抗が十分低ければ、それぞれ単層で構成することが可能である。ところが、用いる金属材料の抵抗が高い場合、その金属材料からなる金属ゲート電極の上部に、より抵抗が低い金属材料からなる金属ゲート電極を1または複数層形成し、複数層の金属ゲート電極からなる金属ゲート電極部を構成することにより、金属ゲート電極部のゲート抵抗を低減させる手段が利用されている。しかし、膜厚を小さくしすぎると、上層の抵抗低減用の金属ゲート電極とのミキシングにより、しきい値制御ができなくなってしまう。よって、下層の金属ゲート電極の膜厚は、その抵抗率や2層目以降の金属ゲート電極との反応・相互拡散などを踏まえて決定することが望ましい。例えば、WやTaといった単体金属は基本的に十分抵抗が低いので単層として用いることが可能である。一方、金属ゲート電極に用いる材料として、例えば、TaSiNや第1の実施の形態のTiNなどの金属材料はその組成により、抵抗が高い場合がある。そのような場合は、抵抗の高い金属ゲート電極は5nm〜50nm形成し、その抵抗の高い金属ゲート電極上に低抵抗金属材料を堆積することにより、ゲート抵抗を低減させることが望ましい。
第2の実施の形態の半導体装置の製造方法では、図2(A)〜図3(C)で示した第1の実施の形態の半導体装置の製造方法の後に、図5(A)で示すように、低抵抗金属ゲート電極として、スパッタ法により、W層40cを50nm形成する。W層40c上に、マスク層として、ヘキサクロロジシラン(HCDS)とNH3を原料として、CVD法を用いて、窒化シリコン(SiN)層50cを50nm形成する(図5(A))。
フォトリソグラフィ工程により、SiN層50c上に、フォトレジストパターン60fを形成する。フォトレジストパターン60fをマスクとして、W層40cおよびSiN層50cをエッチングし、W層42cおよびSiN層52cを形成し、さらに、TiN層41aおよびTa層41bをエッチングし、TiN層42aおよびTa層42bを形成する。その結果、nMOS形成領域10aの金属ゲート電極部はTiN層42aおよびW層42cの2層にて構成され、pMOS形成領域10bの金属ゲート電極部はTa層42bおよびW層42cの2層で構成される(図5(B))。
さらに、SiON膜30をエッチングし、SiON膜32を形成する。最後に、アッシングにより、フォトレジストパターン60fを除去し、ドライエッチングによりSiN層52cを除去後、酸化膜(図示せず)を形成し、側壁絶縁膜80を形成する。nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれ砒素(As)イオンおよびフッ化硼素(BF2)イオンを注入して、ソース/ドレイン領域90を形成する(図5(C))。
以上のような第2の実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、ゲート抵抗を低減することができるとともに、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法と同様の効果が得られる。
第3の実施の形態の半導体装置の製造方法について図6〜図8を用いて説明する。
図6〜図8は、第3の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図である。
第3の実施の形態は、2種類のマスク層を用いてエッチング工程時に金属ゲート電極層表面を保護する例である。
Si基板にnMOS形成領域10a、埋込素子分離領域20およびpMOS形成領域10bが形成されている。Si基板を熱酸化して、0.5nmのSiO2膜を形成し、続けて、300℃、125mTorrの雰囲気で、四塩化ハフニウム(HfCl4)と水蒸気(H2O)を原料として原子層成長(ALD:Atomic Layer Deposition)法により、HfO2膜を3nm形成する。さらに、800℃、760mTorrの酸素(O2)/N2雰囲気中(O2=0.2%)で5秒間熱処理し、Si基板上にゲート絶縁膜として、HfO2/SiO2膜35を形成する。HfO2/SiO2膜35上に、金属ゲート電極層として、TiCl4とNH3を原料として、CVD法にて、TiN層45aを10nm形成する。そして、マスク層として、テトラエトキシシラン(TEOS)とO2を原料として、CVD法を用いて、SiO2層55aを30nm形成する(図6(A))。なお、SiO2層55aの形成は、第1の実施の形態と同様に、酸化性ガスが含まれない雰囲気で行うことにより、TiN層45aの表面の酸化を抑制することができ、金属ゲート電極部のゲート抵抗の増加を低減することが可能となる。
次に、フォトリソグラフィ工程により、SiO2層55a上にフォトレジストパターン60gを形成する。フォトレジストパターン60gをマスクとして、pMOS形成領域10bのSiO2層55aをドライエッチングにより除去し、nMOS形成領域10aにSiO2層56aを形成する(図6(B))。
SiO2層56aの形成後、フォトレジストパターン60gをアッシングにより除去する。そして、第1の実施の形態と同様に、薬液として80℃のH2SO4およびH22を用いて、pMOS形成領域10bのTiN層45aを除去し、nMOS形成領域10aにTiN層46aを形成する(図6(C))。
TiN層46aの形成後、金属ゲート電極層として、SiO2層56a上およびpMOS形成領域10bのHfO2/SiO2膜35上に、TaSiN層45bをスパッタ法により25nm形成し、さらに、マスク層として、TEOSとO2を原料としたCVD法によりSiO2層55bを30nm形成する(図7(A))。
その後、フォトリソグラフィ工程により、pMOS形成領域10bにフォトレジストパターン60hを形成する(図7(B))。
フォトレジストパターン60hをマスクとして、ドライエッチングによりnMOS形成領域10aのSiO2層55bおよびnMOS形成領域10aのTaSiN層45bを除去し、pMOS形成領域10bにSiO2層56bおよびpMOS形成領域10bにTaSiN層46bを形成する。続けて、フォトレジストパターン60hをアッシングにより除去する(図7(C))。
そして、希釈フッ化水素溶液(dHF)に浸し、SiO2層56aおよびSiO2層56bを除去する(図8(A))。
その後、第1の実施の形態の場合と同様に、低抵抗の金属ゲート電極として、窒化タンタル(TaN)層45cをスパッタ法により、50nm形成する。続いて、マスク層として、HCDSとNH3を原料として、CVD法にて、SiN層55cを50nm形成する(図8(B))。なお、第3の実施の形態においては、金属ゲート電極部を2層の金属ゲート電極により構成しているが、第2の実施の形態と同様に、必要に応じて、3層以上の金属ゲート電極により構成させることも可能である。
フォトリソグラフィ工程およびドライエッチングにより、SiN層55c、TaN層45c、TiN層46a、TaSiN層46bおよびHfO2/SiO2膜35を加工する。よって、nMOS形成領域10aの金属ゲート電極部は、TiN層47aおよびTaN層47cにより構成され、pMOS形成領域10bの金属ゲート電極部は、TaSiN層47bおよびTaN層47cにより構成され、そしてゲート絶縁膜として、HfO2/SiO2膜37が形成される。最後に、酸化膜(図示せず)を形成し、エッチングにより、側壁絶縁膜80を形成する。nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれAsイオンおよびBF2イオンを注入して、ソース/ドレイン領域90を形成する(図8(C))。
以上の工程により、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bにそれぞれ2層の金属ゲート電極が形成される。
第3の実施の形態によれば、金属ゲート電極層である、TiN層46a上およびTaSiN層46b上にマスク層として、SiO2層56aおよびSiO2層56bが形成される。このため、ドライエッチングやフォトレジストパターン除去のためのアッシングに長時間さらされても、マスク層によってTiN層46aおよびTaSiN層46bへの損傷を防止することができる。さらに、nMOS形成領域10aおよびpMOS形成領域10bに同一層数の金属ゲート電極部を形成することができる。このため、金属ゲート電極部形成のためのエッチング時のHfO2/SiON膜35や半導体基板への損傷を最小に抑えることが可能となる。また、pMOS形成領域10bのTiN層45aをH2SO4およびH22を用いて除去するため、HfO2/SiO2膜35の削りや表面の変質などの損傷を抑制することができる。このため、TiN層46a表面、TaSiN層46b表面およびHfO2/SiO2膜35の変質が抑制され、ゲート電流やゲート抵抗の増加などを防ぐことが可能となる。
以上のことから、金属ゲート電極層、ゲート絶縁膜および半導体基板へのアッシングやドライエッチングなどによる損傷を防ぐことにより、第3の実施の形態により形成される金属ゲート電極のリーク電流やゲート抵抗の増加などを抑制でき、高性能で信頼性が高い半導体装置の製造方法を提供できる。
なお、第3の実施の形態において、ゲート絶縁膜、金属ゲート電極層およびマスク層に用いた材料およびその形成方法などの代わりに、以下の材料および形成方法などを用いても、同様の効果を得ることができる。
ゲート絶縁膜として、HfO2/SiO2膜35に対し、Si基板を熱酸化して、0.5nmのSiO2膜を成長させた後、280℃、0.3Torrの雰囲気でテトラ−ターシャル−ブトキン−ハフニウム(HTB)とSi26を原料とした有機金属化学気相成長(MOCVD:Metal Organic CVD)法により、ハフニウム酸化シリコン(HfSiO)膜を2.5nm形成し、さらに、700℃、0.76TorrのNH3/N2雰囲気で熱処理し、HfSiO膜にN2を導入し、HfSiON膜とする。
金属ゲート電極層として、TiN層45aに対し、スパッタ法により20nm形成されたW層とする。
マスク層として、SiO2層55aおよびSiO2層55bに対し、HCDSとNH3を原料としたCVD法により50nm形成されたSiN層とする。
金属ゲート電極層を除去する薬液として、80℃のH2SO4およびH22に対し、60℃のH22/H2Oとする。
金属ゲート電極層として、TaSiN層45bに対し、スパッタ法により50nm形成されたタンタルシリコン(TaSi)層とする。
マスク層を除去する薬液として、H2SO4およびH22に対し、dHFとする。
金属ゲート電極として、TaN層45cに対し、スパッタ法により、5nm〜50nm形成されたW層とする。
本発明の実施の形態の半導体装置の製造方法の概略を示す断面模式図である。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その1)である。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その2)である。 第1の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その3)である。 第2の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図である。 第3の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その1)である。 第3の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その2)である。 第3の実施の形態の半導体装置の製造方法の各工程における断面模式図(その3)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の1つ目の例を示す断面模式図(その1)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の1つ目の例を示す断面模式図(その2)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の2つ目の例を示す断面模式図(その1)である。 金属ゲート電極を有する従来の半導体装置の製造方法の2つ目の例を示す断面模式図(その2)である。
符号の説明
1 半導体基板
2a nMOS形成領域
2b pMOS形成領域
3 ゲート絶縁膜
4,4a,6,6a 金属ゲート電極層
5,5a マスク層
7 フォトレジストパターン

Claims (8)

  1. ゲート電極部に金属材料を用いた半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上に形成したゲート絶縁膜上に第1の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記第1の金属ゲート電極層上にマスク層を形成する工程と、
    第1の半導体素子形成領域の前記マスク層を除去する工程と、
    第2の半導体素子形成領域の前記マスク層をマスクとして前記第1の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層を除去する工程と、
    前記マスク層上および前記ゲート絶縁膜上に第2の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記第1の半導体素子形成領域をマスクするレジストマスクを形成する工程と、
    前記レジストマスクをマスクとして前記第2の半導体素子形成領域の前記第2の金属ゲート電極層を除去する工程と、
    前記第2の半導体素子形成領域の前記マスク層を除去する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記マスク層は、酸化性ガスが含まれない雰囲気中で、形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の半導体素子形成領域の前記マスク層を除去する工程の後に、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層上に1または複数層の他の金属ゲート電極層を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. ゲート電極部に金属材料を用いた半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上に形成したゲート絶縁膜上に第1の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記第1の金属ゲート電極層上に第1のマスク層を形成する工程と、
    第1の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を除去する工程と、
    第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層をマスクとして前記第1の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層を除去する工程と、
    前記第1のマスク層上および前記ゲート絶縁膜上に第2の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    前記第2の金属ゲート電極層上に第2のマスク層を形成する工程と、
    前記第1の半導体素子形成領域をマスクするレジストマスクを形成する工程と、
    前記レジストマスクをマスクとして前記第2の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の金属ゲート電極層を除去する工程と、
    前記第1の半導体素子形成領域の前記第2のマスク層および前記第2の半導体素子形成領域の前記第1のマスク層を除去する工程と、
    前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層上に1または複数層の他の金属ゲート電極層を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1のマスク層および前記第2のマスク層は、酸化性ガスが含まれない雰囲気中で、形成されることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ゲート絶縁膜が酸化ハフニウムにより構成される場合、前記第1の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層の除去を、フッ化水素溶液を用いて行うことを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ゲート絶縁膜が酸窒化シリコンまたはハフニウム酸窒化シリコンにより構成される場合、前記第1の半導体素子形成領域の前記第1の金属ゲート電極層の除去を、過酸化水素溶液を用いて行うことを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記他の金属ゲート電極層の金属材料の抵抗が、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層の金属材料の抵抗よりも低く、かつ、前記第1の金属ゲート電極層および前記第2の金属ゲート電極層の膜厚が5nm〜50nmであることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置の製造方法。
JP2006168431A 2006-06-19 2006-06-19 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4929867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006168431A JP4929867B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006168431A JP4929867B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007335783A true JP2007335783A (ja) 2007-12-27
JP4929867B2 JP4929867B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=38934936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006168431A Expired - Fee Related JP4929867B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4929867B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093295A1 (ja) * 2008-01-25 2009-07-30 Panasonic Corporation 半導体装置及びその製造方法
US9196597B2 (en) 2010-01-13 2015-11-24 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor package with single sided substrate design and manufacturing methods thereof
US9349611B2 (en) 2010-03-22 2016-05-24 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Stackable semiconductor package and manufacturing method thereof

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210033102A (ko) 2019-09-17 2021-03-26 삼성전자주식회사 반도체 소자

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002198441A (ja) * 2000-11-16 2002-07-12 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子のデュアル金属ゲート形成方法
JP2002359295A (ja) * 2001-04-11 2002-12-13 Samsung Electronics Co Ltd デュアルゲートを有するcmos型半導体装置形成方法
WO2004093182A1 (en) * 2003-04-09 2004-10-28 Freescale Semiconductor, Inc. Process for forming dual metal gate structures
JP2005340844A (ja) * 2005-06-13 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
US20060011949A1 (en) * 2004-07-18 2006-01-19 Chih-Wei Yang Metal-gate cmos device and fabrication method of making same
JP2006108602A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002198441A (ja) * 2000-11-16 2002-07-12 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子のデュアル金属ゲート形成方法
JP2002359295A (ja) * 2001-04-11 2002-12-13 Samsung Electronics Co Ltd デュアルゲートを有するcmos型半導体装置形成方法
WO2004093182A1 (en) * 2003-04-09 2004-10-28 Freescale Semiconductor, Inc. Process for forming dual metal gate structures
US20060011949A1 (en) * 2004-07-18 2006-01-19 Chih-Wei Yang Metal-gate cmos device and fabrication method of making same
JP2006108602A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2005340844A (ja) * 2005-06-13 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093295A1 (ja) * 2008-01-25 2009-07-30 Panasonic Corporation 半導体装置及びその製造方法
JP2009176997A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Panasonic Corp 半導体装置及びその製造方法
US8129794B2 (en) 2008-01-25 2012-03-06 Panasonic Corporation Semiconductor device including MISFETs having different threshold voltages
US9196597B2 (en) 2010-01-13 2015-11-24 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor package with single sided substrate design and manufacturing methods thereof
US9349611B2 (en) 2010-03-22 2016-05-24 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Stackable semiconductor package and manufacturing method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP4929867B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7671471B2 (en) Method for making a semiconductor device having a high-k dielectric layer and a metal gate electrode
JP4602440B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5781944B2 (ja) スレッショルド調節半導体合金を堆積させるのに先立ちパターニング不均一性を低減することによる前記半導体合金の厚みばらつきの低減
JP5357269B2 (ja) ゲート・スタックを形成する方法
JP4723975B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2004253767A (ja) デュアルゲート構造およびデュアルゲート構造を有する集積回路の製造方法
TWI488225B (zh) 用濕式化學方法形成受控底切而有優異完整性的高介電係數閘極堆疊
TW201926548A (zh) 半導體結構的製造方法
JP5669752B2 (ja) チャネル半導体合金を備えたトランジスタにおける堆積不均一性の低減によるスレッショルド電圧ばらつきの低減
US7160771B2 (en) Forming gate oxides having multiple thicknesses
US20120256270A1 (en) Dual metal gates using one metal to alter work function of another metal
JP2007036116A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010177265A (ja) 半導体装置の製造方法
US8569136B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
JP4929867B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US8471341B2 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
US10109492B2 (en) Method of forming a high quality interfacial layer for a semiconductor device by performing a low temperature ALD process
JP6731344B2 (ja) ハイブリッドの高−k first及び高−k lastリプレースメントゲートプロセス
JP2010021200A (ja) 半導体装置の製造方法
US7767512B2 (en) Methods of manufacturing a semiconductor device including CMOS transistor having different PMOS and NMOS gate electrode structures
JP4996890B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4850458B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2008117842A (ja) 半導体装置、およびその製造方法
US7638395B2 (en) Semiconductor device fabricating method
CN105826256B (zh) Cmos晶体管的形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080729

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4929867

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees