JP4928780B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、姿勢を変化させることが可能なアームによってX線管および検出器を支持したX線診断装置に関する。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い、循環器分野を中心に進歩を遂げている。
X線診断装置は、通常、X線発生部、X線検出部、保持装置、寝台、信号処理部、表示部等から構成されている。そして保持装置は、C形アームあるいはΩアームを含み、このアームの両端に、X線発生部およびX線検出部を互いに対向する状態で支持している。そして、アームの姿勢を変化させることにより、被検体に対するX線発生部およびX線検出部の位置を変化させ、最適な位置や方向におけるX線撮影を可能にしている。
このようなX線診断装置では、被検体の搬入または搬出のために保持装置を退避させたり、検査の途中で保持装置の頭入れ/横入れを切り替えることがある。これらの動作のためのアームの姿勢の変更は、一般的にはマニュアル操作の基づいて行われる。すなわち操作パネルや近接スイッチでのスイッチ操作が行われている間に、アームの姿勢を連続的に変化させる。
あるいは、例えば特許文献1に示されるようなオートポジション機能により、アームの姿勢を自動的に変化させる。オートポジション機能は、過去に形成したアームの姿勢を記憶しておき、操作者の指示に応じてその記憶している姿勢を自動的に再現する。
特開平8−289885号公報
しかしながらマニュアル操作では、スイッチ操作が止められてからアームの動作が停止するまでにタイムラグが生じるために、操作者が意図する姿勢に合わせることが困難である。
またオートポジション機能では、アームの姿勢を保存番号に対応付けて記憶しており、その再現には保存番号を操作者が指定する必要があるため、操作者は保存番号を記憶しておかなければならない。
またオートポジション機能では、多数の可動部を総合的に制御して記憶姿勢を再現するため、特定の可動部のみによりアームの姿勢を変更したい場合には適用できない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、アームを、予め定められた姿勢に容易に合わせることができるX線診断装置を提供することにある。
以上の目的を達成するために本発明は、X線を放射するX線管と、前記X線を検出する検出器と、前記X線と前記検出器とを互いに対向した状態に支持するアームと、前記アームを第1の回転軸まわりに回転させる第1の駆動部と、前記アームを第2の回転軸まわりに回転させる第2の駆動部と、前記アームの姿勢の変化の指示を入力する手段と、前記指示に応じて前記アームの姿勢を変化させるように前記第1および第2の駆動部を個別に制御する制御手段とを具備し、かつ前記制御手段は、前記指示が入力されている間に前記姿勢を連続的に変化させるとともに、前記第1の回転軸まわりの前記アームの回転範囲の中間に定められた第1の基準角度、あるいは前記第2の回転軸まわりの前記アームの回転範囲の中間に定められた第2の基準角度では前記姿勢の変化を停止するように前記第1および第2の駆動部を制御し、さらに前記姿勢の変化を停止したのちに同じ指示が入力されたことに応じて前記姿勢の変化を再開するように前記第1および第2の駆動部を制御するようにした
本発明によれば、アームを、予め定められた姿勢に容易に合わせることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るX線診断装置のC形アーム保持装置1の外観を示す斜視図である。
C形アーム保持装置1は、寝台2とともに並べられて床面F上に設置される。
寝台2は、撮影対象となる被検体Pを載置するための天板20を備える。天板20の長手方向に沿った中心線は、水平な基準線BLにほぼ一致する。寝台2は、天板20をその長手方向に沿って矢印aで示すように、あるいは鉛直方向へ矢印bに示すように移動可能である。
C形アーム保持装置1は、床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12およびC形アーム13を含む。
床旋回アーム10は、その一端において第1の回転軸Z1まわりに矢印cで示すように旋回自在に床面F上に設けられる。第1の回転軸Z1は、鉛直軸であり、基準線BLと直交する。第1の回転軸Z1は、天板20の長手方向の可動範囲MR内において基準線BLと交差する。つまり、床旋回アーム10は、天板20の長手方向の可動範囲MR内に設けられる。床旋回アーム10は、その他端においてほぼ鉛直な第2の回転軸Z2まわりに矢印dで示すように回転自在にスタンド11を支持する。
スタンド11は、ほぼ水平な第3の回転軸(C形アーム水平回転軸)Z3まわりに矢印eで示すように回転自在にアームホルダ12を支持する。アームホルダ12は、C形アーム水平回転軸Z3と直交するほぼ水平な第4の回転軸(スライド回転軸)Z4まわりに矢印fで示すようにスライド回転自在にC形アーム13を支持する。C形アーム13はその両端に、X線発生部3およびX線検出部4を互いに対向させて支持する。
X線発生部3は、その本体にX線管球を内蔵するとともに、X線絞り機構30を備える。X線管球は、X線を放射する。X線絞り機構30は、X線管球から放射されたX線の照射野を、矩形や円形等の任意の形状に成形する。
X線検出部4は、X線検出器40を備える。X線検出器40は、典型的には、2次元状に配列された複数のX線検出半導体素子を有するフラットパネルデテクタ(FPD)が使用される。
X線絞り機構30は、X線発生部3の本体により、X線管球のX線焦点とX線検出部4の検出面中心を結ぶ撮影軸SAに一致する第5の回転軸Z5まわりに矢印gで示すように軸回転自在に支持される。X線検出器40は、X線検出部4の本体により、第5の回転軸Z5まわりに矢印hで示すように軸回転自在に支持される。
X線発生部3のX線焦点と、撮影軸SAと、C形アーム水平回転軸Z3とは、スライド回転軸Z4に一点ISで交差する。周知の通り、交点ISの絶対座標(撮影室座標系上の位置)は、C形アーム13がC形アーム水平回転軸Z3まわりに回転しようと、C形アーム13がスライド回転軸Z4まわりに回転しようと、床旋回アーム10が第1の回転軸Z1まわりに旋回しようと、スタンド11が第2の回転軸Z2まわりに回転しない限りにおいては変位しない。この交点ISは、一般的にはアイソセンタと呼ばれる。
図1に示したように、C形アーム13が床旋回アーム10の上に重なって最も小さく折り畳まれた姿勢にあるとき、アイソセンタISが、第1の回転軸Z1上に位置する。すなわち上記の姿勢にあるとき、C形アーム13が撮影軸SAを鉛直方向に対して傾ける姿勢にあるならば、撮影軸SAと、C形アーム水平回転軸Z3と、スライド回転軸Z4とが、アイソセンタISにおいて第1の回転軸Z1と交差し、C形アーム13が撮影軸SAを鉛直方向にする姿勢にあるならば、撮影軸SAは第1の回転軸Z1にほぼ一致する。これは、第1の回転軸Z1と第2の回転軸Z2との距離と、第2の回転軸Z2とアイソセンタISとの距離とが同一になるように、各部のサイズや支持位置が総合的に決定されている。
図2は本実施形態に係るX線診断装置の要部の構成を示すブロック図である。なお、図2において図1と同一部分には同一符号を付して示す。
この図2に示すようにC形アーム保持装置1はさらに、床旋回アーム回転機構14、スタンド回転機構15、アームホルダ回転機構16、Cアームスライド機構17および軸回転機構18−1,18−2を含む。寝台2はさらに、天板スライド機構21および天板昇降機構22を含む。
本実施形態のX線診断装置はさらに、移動機構駆動部5、操作部6およびシステム制御部7を含む。移動機構駆動部5はさらに、床旋回アーム駆動部50、スタンド駆動部51、アームホルダ駆動部52、スライド駆動部53、軸回転駆動部54−1,54−2、天板駆動部55および移動機構駆動制御部56を含む。
床旋回アーム回転機構14は、床旋回アーム10に内蔵され、床旋回アーム10を第1の回転軸Z1まわりに旋回させる。スタンド回転機構15は、床旋回アーム10またはスタンド11に内蔵され、スタンド11を第2の回転軸Z2まわりに回転させる。アームホルダ回転機構16は、スタンド11またはアームホルダ12に内蔵され、アームホルダ12を第3の回転軸Z3まわりに回転させる。Cアームスライド機構17は、アームホルダ12に内蔵され、C形アーム13を第4の回転軸Z4まわりにスライド回転させる。軸回転機構18−1,18−2は、X線絞り機構30およびX線検出器40を第5の回転軸Z5まわりにそれぞれ回転させる。
天板スライド機構21は、天板20を水平方向にスライドさせる。天板スライド機構21は、天板20の長手方向および横手方向のそれぞれに天板20をスライドさせることができる。天板昇降機構22は、天板20を昇降させる。
これらの床旋回アーム回転機構14、スタンド回転機構15、アームホルダ回転機構16、Cアームスライド機構17、軸回転機構18−1,18−2、天板スライド機構21および天板昇降機構22は、典型的にはモータを含み、必要に応じてギア、ベルト、ロッドなどの動力伝達機構を含む。
また、床旋回アーム回転機構14、スタンド回転機構15、アームホルダ回転機構16、Cアームスライド機構17および軸回転機構18−1,18−2には、それぞれ角度センサ14a,15a,16a,17a,18a−1,18a−2が備えられる。これらの角度センサは、床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12、C形アーム13、X線絞り機構30またはX線検出器40の現在角度を検出する。天板スライド機構21および天板昇降機構22には、それぞれ位置センサ21a,21bが備えられる。これらの位置センサは、天板20の位置を検出する。上記の角度センサおよび位置センサの検出信号は、それぞれ移動機構駆動制御部56に入力される。
床旋回アーム駆動部50、スタンド駆動部51、アームホルダ駆動部52、スライド駆動部53および軸回転駆動部54−1,54−2は、床旋回アーム回転機構14、スタンド回転機構15、アームホルダ回転機構16、Cアームスライド機構17および軸回転機構18−1,18−2に駆動信号をそれぞれ供給する。天板駆動部55は、天板スライド機構21および天板昇降機構22に駆動信号を供給する。
移動機構駆動制御部56は、操作部6またはシステム制御部7からの指令に基づいて、各駆動部50〜55による駆動信号の供給を制御する。移動機構駆動制御部56は、操作者のマニュアル操作に応じてC形アーム保持装置1の姿勢を変化させるときに、予め定められた基準角度にて回転動作を停止させる機能を備える。基準角度は、各回転軸Z1〜Z5のそれぞれに個別に定められる。ただし基準角度は、回転軸Z1〜Z5の全てに関して定められるようにする必要はなく、一部の回転軸についてのみ設定されても良い。基準角度としては、予めデフォルトの角度が登録されても良いし、操作者からの指令に応じて任意の角度が登録されても良い。デフォルトの角度に加えて、操作者からの指令に応じて任意の角度を追加登録するようにしても良い。
操作部6は、操作パネルに設けられた各種のスイッチや、C形アーム保持装置1の近傍に設けられた近接スイッチなどを含む。操作部6は、C形アーム保持装置1の姿勢や天板20の移動に関わる操作者の指令を入力する。システム制御部7は、C形アーム保持装置1の姿勢や天板20の移動に関わる指令を、予め定められたシーケンスに応じて、あるいはオートポジション機能を実現するように自動的に出力する。
次に以上のように構成されたX線診断装置の動作について説明する。なお、本実施形態における特徴的な動作は、C形アーム保持装置1の姿勢の制御に関わる動作であるので、以下ではこの点について詳細に説明する。
操作者は、マニュアル操作にてC形アーム保持装置1の姿勢を変更しようとするとき、操作部6にて回転対象とする回転軸(以下、対象回転軸と称する)と、回転方向とを表す回転指令を入力する。この回転指令は、典型的にはボタンの押下により行われる。マニュアル操作の場合に操作者は、回転を継続したい期間中、ボタンを押し続けるなどして回転指令を入力し続ける。一方、ある軸まわりの現在の角度を基準角度として登録した場合に操作者は、回転軸の指定を伴う登録指令を操作部6にて入力する。この登録指令は、典型的にはボタンの押下により行われる。
さて移動機構駆動制御部56は、操作部6にて何らかの操作が行われたことに応じて、図3に示すような処理を開始する。
ステップSa1およびステップSa2において移動機構駆動制御部56は、上記の操作部6における操作が回転指令または登録指令であるか否かを確認する。そしていずれの指令でもない場合に移動機構駆動制御部56は、その指令に応じた処理(図示せず)へ移行する。
登録指令がなされたならば、移動機構駆動制御部56はステップSa2からステップSa3へ進む。ステップSa3において移動機構駆動制御部56は、指定された回転軸まわりの現在の角度を基準角度として登録する。そして移動機構駆動制御部56は、これをもって図3の処理を終了する。
一方、回転指令がなされたならば、移動機構駆動制御部56はステップSa1からステップSa4へ進む。ステップSa4において移動機構駆動制御部56は、回転指令から対象回転軸と回転方向とを判定する。続いてステップSa5において移動機構駆動制御部56は、上記の判定した対象回転軸まわりに判定した回転方向への回転を生じさせる駆動信号の出力を開始するように、対象回転軸に対応した駆動部に指示する。各駆動部50〜54−2は、移動機構駆動制御部56からの上記のような指示に基づいて駆動信号の出力を開始する。各回転機構14〜18−2は、床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12、C形アーム13、X線絞り機構30またはX線検出器40を駆動信号が供給されている間に連続的に回転させる。なお以下においては、床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12、C形アーム13、X線絞り機構30およびX線検出器40のうちでこのように回転されている部位を、回転部位と称する。
具体的には、第1の回転軸Z1まわりの時計回りの回転が指令されたのであれば移動機構駆動制御部56は、床旋回アーム10を時計回りに回転させるための駆動信号の出力開始を床旋回アーム駆動部50に指示する。そうすると、床旋回アーム駆動部50は、指示された駆動信号の出力を開始する。この駆動信号が供給されている間、床旋回アーム回転機構14は、床旋回アーム10を時計回りに連続的に回転させる。
このように回転部位が回転されている状態にあるときに、ステップSa6およびステップSa7において移動機構駆動制御部56は、回転指令が停止されるか、あるいは回転部位の現在角度が強制停止角度に到達するのを待ち受ける。強制停止角度は、対象回転軸まわりについての基準角度と流れ量とに基づいて算出される。流れ量とは、移動機構駆動制御部56が駆動部50〜54−2に対して駆動信号の出力停止を指示してから、回転部位の回転が実際に停止するまでに当該部位が回転する角度である。流れ量は、床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12、C形アーム13、X線絞り機構30およびX線検出器40に関する値が予め定められる。
操作部6のボタンの押下が止められるなどして回転指令が停止されたならば、移動機構駆動制御部56はステップSa6からステップSa8へ進む。また回転部位の現在角度が強制停止角度に到達したならば、移動機構駆動制御部56はステップSa7からステップSa8へ進む。ステップSa8において移動機構駆動制御部56は、ステップSa5にて出力開始を指示した駆動部に対して、駆動信号の出力停止を指示する。そして移動機構駆動制御部56は、これをもって図3の処理を終了する。
各駆動部50〜54−2は、移動機構駆動制御部56からの上記のような指示に基づいて駆動信号の出力を停止する。そうすると、駆動信号を出力していた回転機構は、動作を停止する。しかしながら、床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12、C形アーム13、X線絞り機構30またはX線検出器40は、対応する回転機構が動作を停止しても、慣性により少し回転をし続ける。また、駆動信号の出力停止が指示されてから回転機構が動作を停止するまでには若干のタイムラグが生じる。これらによって床旋回アーム10、スタンド11、アームホルダ12、C形アーム13、X線絞り機構30またはX線検出器40は、ステップSa8にて出力停止が指示されてから、流れ量とほぼ同じ角度だけ回転した上で回転を停止する。このため、回転部位の現在角度が強制停止角度に到達したために駆動信号の出力停止が指示されたのであれば、回転部位はほぼ基準角度にて停止する。
典型的には、図4に示すように第1の回転軸Z1と撮影軸SAとがほぼ一致するとともに、第1の回転軸Z1と第2の回転軸Z2とが基準線BLに沿って並ぶ状態において、第1の回転軸Z1まわりの角度および第2の回転軸Z2まわりの角度が0度と定義される。床旋回アーム10は、例えば−135度〜+135度の範囲で第1の回転軸Z1まわりに回転可能である。スタンド11は、例えば−90度〜+90度の範囲で第2の回転軸Z2まわりに回転可能である。このとき、第1の回転軸Z1まわりに関しての基準位置は、一例としては−90度、0度および+90度がデフォルトとして設定される。また第2の回転軸Z2まわりに関しての基準位置は、一例としては0度がデフォルトとして設定される。
このような条件下では、図5(a)に示す状態においては第1の回転軸Z1まわりの角度が0度、第2の回転軸Z2まわりの角度が−90度である。この状態から操作者が図5(a)に矢印RAで示すような第2の回転軸Z2まわりの回転を指令したとする。そうすると、第2の回転軸Z2まわりにスタンド11が回転し、図5(b)に示す状態に近づいて行く。このときに操作者が指令を継続していたとすると、第2の回転軸Z2まわりの滑り量をx度とするならば、第2の回転軸Z2まわりの角度が−x度に到達したときにスタンド回転機構15の動作が停止される。そしてスタンド11の回転は、図5(b)に示すように基準角度である0度で停止する。
さらに操作者が図5(b)に矢印RBで示すような第1の回転軸Z1まわりの回転を指令したとする。そうすると、第1の回転軸Z1まわりに床旋回アーム10が回転し、図5(c)に示す状態に近づいて行く。このときに操作者が指令を継続していたとすると、第1の回転軸Z1まわりの滑り量をy度とするならば、第1の回転軸Z1まわりの角度が90−y度に到達したときに床旋回アーム回転機構14の動作が停止される。そして床旋回アーム10の回転は、図5(c)に示すように基準角度である+90度で停止する。
なお、自動停止された回転を継続したい場合には、操作者は同じ回転を再度指令する。そうすると移動機構駆動制御部56は図3に示す処理を最初から実行するので、自動停止された回転が再開されることになる。回転が自動停止された後にも一定時間以上に渡って回転指令が継続されている場合に回転を再開するようにしても良い。
以上のように本実施形態によれば、操作者による回転指令が継続されていても、回転部位を基準角度にて自動的に停止させる。従って、操作者は回転部位を基準角度にて停止させるための複雑な操作を行う必要がなく、操作者の作業が容易となる。
また本実施形態は、回転の停止は自動化しているが、基本的にはマニュアル操作であるので、個々の部位毎に回転させることができ、オートポジション機能では実現出来ない姿勢変化を実現できる。そして操作者は、オートポジション機能の利用に必要な保存番号を記憶しておく必要が無い。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
基準角度での自動停止機能は、少なくとも1つの回転軸まわりの回転のみに対して備えていれば良く、一部の回転軸まわりの回転に関する自動停止機能は省略しても良い。
前記実施形態では説明を省略したが、Cアーム保持装置1は、X線検出器40を撮影軸SAに沿って直線移動させる機構も備える。またX線管とX線検出器とを対向させて保持するための保持装置には、天井吊りタイプなどの種々の形態の装置があり、直線移動による姿勢変化が可能なタイプも存在する。これらの直線移動に関しても、本願発明の自動停止の機能を適用することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置のC形アーム保持装置1の外観を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るX線診断装置の要部の構成を示すブロック図。 図2中の移動機構駆動制御部56の処理手順を示すフローチャート。 第1の回転軸Z1まわりの角度および第2の回転軸Z2まわりの角度が0度と定義される状態の一例を示す図。 マニュアル操作に基づくC形アーム保持装置1の姿勢変化の一例を示す図。
符号の説明
1…C形アーム保持装置、2…寝台、3…X線発生部、4…X線検出部、5…移動機構駆動部、6…操作部、7…システム制御部、10…床旋回アーム、11…スタンド、12…アームホルダ、13…C形アーム、14…床旋回アーム回転機構、15…スタンド回転機構、16…アームホルダ回転機構、17…アームスライド機構、18…軸回転機構、14a,15a,16a,17a,18a−1,18a−2…角度センサ、20…天板、21…天板スライド機構、22…天板昇降機構、21a,21b…位置センサ、30…X線絞り機構、40…X線検出器、50…床旋回アーム駆動部、51…スタンド駆動部、52…アームホルダ駆動部、53…スライド駆動部、54…軸回転駆動部、55…天板駆動部、56…移動機構駆動制御部。

Claims (3)

  1. X線を放射するX線管と、
    前記X線を検出する検出器と、
    前記X線と前記検出器とを互いに対向した状態に支持するアームと、
    前記アームを第1の回転軸まわりに回転させる第1の駆動部と、
    前記アームを第2の回転軸まわりに回転させる第2の駆動部と、
    前記アームの姿勢の変化の指示を入力する手段と、
    前記指示に応じて前記アームの姿勢を変化させるように前記第1および第2の駆動部を個別に制御する制御手段とを具備し、
    かつ前記制御手段は、前記指示が入力されている間に前記姿勢を連続的に変化させるとともに、前記第1の回転軸まわりの前記アームの回転範囲の中間に定められた第1の基準角度、あるいは前記第2の回転軸まわりの前記アームの回転範囲の中間に定められた第2の基準角度では前記姿勢の変化を停止するように前記第1および第2の駆動部を制御し、さらに前記姿勢の変化を停止したのちに同じ指示が入力されたことに応じて前記姿勢の変化を再開するように前記第1および第2の駆動部を制御するX線診断装置。
  2. 任意の姿勢の指定を入力し、この指定された姿勢における前記第1の回転軸まわりの前記アームの角度を前記第1の基準角度として定める手段をさらに備える請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 任意の姿勢の指定を入力し、この指定された姿勢における前記第2の回転軸まわりの前記アームの角度を前記第2の基準角度として定める手段をさらに備える請求項1に記載のX線診断装置。
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