JP5504705B2 - X線撮影装置 - Google Patents

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Description

この発明は、一般的にC型アームと呼称される円弧状のアームを備えたX線撮影装置に関する。
例えば、X線による心血管撮影の場合には、心臓の表裏を3次元的に取り巻く冠動脈の血管画像を得るためには、多方向からの撮影を行う必要がある。このような場合には、X線管と、フラットパネルディテクタやイメージインテンシファイア等のX線検出器とを支持するC型アームを備えたX線撮影装置が使用される(特許文献1参照)。
図8は、このような従来のX線撮影装置の概要を示す斜視図である。
このX線撮影装置は、X線管11と、このX線管11から照射されて被検体を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ12と、これらのX線管11およびフラットパネルディテクタ12を支持する略C字状のアーム13と、このアーム13をスライド可能に支持する支持部14と、この支持部14を旋回させる旋回部15と、この旋回部15を天井に固定された固定部18から懸垂する懸垂アーム16とを備える。
アーム13には、円弧状の案内部17が形成されており、支持部14は、この案内部17と係合することにより、アーム13をスライド可能に支持している。そして、アーム13は、X線管11とフラットパネルディテクタ12とを、X線管11からフラットパネルディテクタ12に至るX線の軸線が、案内部17を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。また、旋回部15は、支持部14をアーム13等とともに、X線管11からフラットパネルディテクタ12に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。
図9は、このような従来のX線撮影装置によるスライド動作を示す概要図である。
支持部14には、図示しないモータが内蔵されており、略C字状のアーム13における案内部17を支持部14に対して摺動する状態でスライドさせる。そして、このスライドのストロークは、図9(a)に示すように、X線管11が支持部14付近に配置される位置から、図9(b)に示すように、フラットパネルディテクタ12が支持部14付近に配置される位置までとなっている。すなわち、このアーム13のスライドに伴うX線管11およびフラットパネルディテクタ12の移動角度は、180度以下となっている。
また、このようなX線撮影装置において、撮影部位や撮影目的により必要とされるフラットパネルディテクタ等の受像系のサイズが異なることにより、一対のX線管とフラットパネルディテクタとの組み合わせでは必要な撮影が行い得ない場合がある。また、一回の造影剤の注入で同位相で二方向から撮影を行うバイプレーン撮影を行うことにより、造影剤の総注入量を減らすとともに、検査時間を短縮して被検者の負担を軽減することが要請される場合がある。このような場合には、一対のC型アームを備えたX線撮影装置が使用される(特許文献2参照)。
図10は、このような従来のX線撮影装置の概要を示す斜視図である。また、図11は、このX線撮影装置における外側の撮影ユニットを示す斜視図であり、図12は、このX線撮影装置における内側の撮影ユニットを示す斜視図である。さらに、図13は、このX線撮影装置を使用した撮影状態を示す斜視図である。
このX線撮影装置は、略C字状のアーム23を備えた外側の撮影ユニットと、略C字状のアーム33を備えた内側の撮影ユニットとの一対の撮影ユニットにより、テーブル19上に横臥した被検者に対してバイプレーン撮影等を可能としたものである。
このX線撮影装置における外側の撮影ユニットは、X線管21と、このX線管21から照射されて被検体を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ22と、これらのX線管21およびフラットパネルディテクタ22を支持する略C字状のアーム23と、このアーム23をスライド可能に支持する支持部24とを備える。この支持部24は、天井に固定された固定部28に、鉛直方向を向く軸線を中心に回転可能に接続されている。
アーム23には、円弧状の案内部27が形成されており、支持部24は、この案内部27と係合することにより、アーム23をスライド可能に支持している。そして、アーム23は、X線管21とフラットパネルディテクタ22とを、X線管21からフラットパネルディテクタ22に至るX線の軸線が、案内部27を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。
また、このX線撮影装置における内側の撮影ユニットは、X線管31と、このX線管31から照射されて被検体を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ32と、これらのX線管31およびフラットパネルディテクタ32を支持する略C字状のアーム33と、このアーム33をスライド可能に支持する支持部34と、この支持部34を旋回させる旋回部35と、この旋回部35を床面に対して立設した状態で支持する支持部36とを備える。
アーム33には、円弧状の案内部37が形成されており、支持部34は、この案内部37と係合することにより、アーム33をスライド可能に支持している。そして、アーム33は、X線管31とフラットパネルディテクタ32とを、X線管31からフラットパネルディテクタ32に至るX線の軸線が、案内部37を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。また、旋回部35は、支持部34をアーム33等とともに、X線管31からフラットパネルディテクタ32に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。
なお、図13における符号39で示す楕円は、X線撮影時に撮影や診断を実行する術者の施術位置を示している。
ところで、図8乃至図13に示すX線撮影装置において、X線撮影により三次元画像を得るためには、アーム13、23、33のスライドに伴うX線管11、21、31およびフラットパネルディテクタ12、22、32の移動角度を、180度以上とする必要がある(特許文献3参照)。
特開2007−181545号公報 特開2004−181115号公報 特開2006−34952号公報
上述した従来のX線撮影装置においては、いずれも、各アーム13、23、33のスライドに伴うX線管11、21、31およびフラットパネルディテクタ12、22、32の移動角度は、180度以下となっている。このため、このX線撮影装置を利用して三次元画像を得る場合には、その撮影方法に一定の制限が生じることになる。
これについて、図8および図9に示す従来のX線撮影装置によりX線撮影を行う場合を、図面を参照して説明する。図14は、図8および図9に示す従来のX線撮影装置を使用した場合の、三次元画像を得るためのX線撮影動作を示す概要図である。
従来のX線撮影装置を使用して一般的なX線撮影を実行する場合には、図14(a)に示すように、テーブル19上に横臥した被検者10に対して、X線管11およびフラットパネルディテクタ12を支持する略C字状のアーム13をその上方から配置し、X線管11からフラットパネルディテクタ12に至るX線の軸線上に被検者10が配置されるようにする。そして、この状態において、X線管11から照射され被検者10を通過したX線をフラットパネルディテクタ12により検出することによりX線撮影が行われる。
このような従来のX線撮影装置において三次元画像を得るためには、上述したように、アーム13のスライドに伴うX線管11およびフラットパネルディテクタ12の移動角度を180度以上とする必要がある。しかしながら、従来のX線撮影装置においては、アーム13のスライドに伴うX線管11およびフラットパネルディテクタ12の移動角度は180度以下となっている。
このため、このような従来のX線撮影装置において三次元画像を得るためには、図14(b)に示すように、テーブル19上に横臥した被検者10の頭部側から、X線管11およびフラットパネルディテクタ12を支持する略C字状のアーム13を接近させ、旋回部15により、アーム13をX線管11およびフラットパネルディテクタ12とともに、水平方向を向く軸を中心に180度以上回転させることにより、X線管11からフラットパネルディテクタ12に至るX線の軸線を被検者10に対して180度以上回転させ、この状態でX線撮影を行うことにより、三次元画像を得るようにしている。
しかしながら、このような構成を採用した場合には、図14(b)に示すように、被検者10における略C字状のアーム13の半径Rより足部側の領域の撮影を行うことはできないことになる。このため、被検者10の下腹部や下肢等の足部側の撮影を行うためには、被検者10がテーブル上においてその向きを逆にする必要が生ずる。
また、図10乃至図13に示す内側と外側の一対の略C字状のアーム23、33を備えたX線撮影装置を使用した場合には、これらの略C字状のアーム23、33が互いに干渉することを防止する必要があることから、特に外側のアーム23のスライド動作の範囲が制限される場合があった。また、一対の略C字状のアーム23、33の干渉を回避する等の目的から、外側のアーム23は固定部28を介して天井から懸垂されており、その旋回方向は鉛直方向を向く軸線を中心とする方向に限定されている。これらの理由により、一対のアーム23、33のスライドおよび旋回範囲に一定の制限が生じ、検査および治療に最適な角度からのX線撮影が困難な場合も生じている。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、X線管とX線検出器とを180度以上移動させることにより容易に三次元画像等を得ることができ、また、X線撮影の自由度を向上させることが可能なX線撮影装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1X線管と、前記第1X線管から照射され被検体を通過したX線を検出する第1X線検出器と、円弧状の第1案内部が形成されるとともに、前記第1X線管と前記第1X線検出器とを、前記第1X線管から前記第1X線検出器に至るX線の軸線が前記第1案内部を形成する円弧の直径と一致する状態で支持する略C字状の第1アームと、前記第1アームにおける円弧状の第1案内部と係合することにより、前記第1アームをスライド可能に支持する第1支持部と、前記第1支持部を、前記第1X線管から前記第1X線検出器に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる第1旋回部と、前記第1旋回部を案内する円弧状の第2案内部が形成され、前記第2案内部を形成する円弧の中心が前記第1案内部を形成する円弧の中心と一致するとともに、前記第2案内部を形成する円弧の直径が前記第1案内部を形成する円弧の直径より大きく構成された第2アームとを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2X線管と、前記第2X線管から照射され被検体を通過したX線を検出する第2X線検出器と、中心が前記第1案内部を形成する円弧の中心と一致し、直径が前記第1案内部を形成する円弧の直径より小さい円弧状の第3案内部が形成されるとともに、前記第2X線管と前記第2X線検出器とを、前記第2X線管から前記第2X線検出器に至るX線の軸線が前記第3案内部を形成する円弧の直径と一致する状態で支持する略C字状の第3アームと、前記第3アームにおける円弧状の第3案内部と係合することにより、前記第3アームをスライド可能に支持する第2支持部と、前記第2支持部を、前記第2X線管から前記第2X線検出器に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる第2旋回部と備えている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第2旋回部を案内する円弧状の第4案内部が形成され、前記第4案内部を形成する円弧の中心が前記第3案内部を形成する円弧の中心と一致するとともに、前記第4案内部を形成する円弧の直径が前記第4案内部を形成する円弧の直径より大きく構成された第4アームを備えている。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記第2アームは、懸垂部により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、天井から懸垂される。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明において、前記第4アームは、支持部により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、床面から支持される。
請求項1に記載の発明によれば、第1アームのスライド動作と第2アームのスライド動作を利用することにより、X線管とX線検出器とを180度以上移動させることが可能となる。このため、容易に三次元画像等を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1アームの旋回軸を任意の位置に設定することが可能となり、第1アームと第3アームの干渉を防止しながらそれらの移動範囲の自由度を向上させることが可能となる。このため、X線管とX線検出器とを適切な位置に配置して、検査および治療に最適な角度からX線撮影を行うことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、第3アームのスライドおよび旋回範囲をさらに拡大することができ、第1アームと第3アームの移動範囲の自由度をさらに向上させることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、第2アームの角度位置をX線撮影に最適な角度に設定することが可能となり、これにより、第1アームと第3アームの移動範囲の自由度をさらに向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、第4アームの角度位置をX線撮影に最適な角度に設定することが可能となり、これにより、第1アームと第3アームの移動範囲の自由度をさらに向上させることが可能となる。
この発明の第1実施形態に係るX線撮影装置の斜視図である。 この発明の第1実施形態に係るX線撮影装置によるスライド動作を示す概要図である。 この発明の第1実施形態に係るX線撮影装置の駆動部を示す説明図である。 この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置の概要を示す斜視図である。 この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置における外側の撮影ユニットを示す斜視図である。 この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置における内側の撮影ユニットを示す斜視図である。 この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置を使用した撮影状態を示す斜視図である。 従来のX線撮影装置の概要を示す斜視図である。 従来のX線撮影装置によるスライド動作を示す概要図である。 従来のX線撮影装置の概要を示す斜視図である。 従来のX線撮影装置における外側の撮影ユニットを示す斜視図である。 従来のX線撮影装置における内側の撮影ユニットを示す斜視図である。 従来のX線撮影装置を使用した撮影状態を示す斜視図である。 従来のX線撮影装置を使用した場合の、三次元画像を得るためのX線撮影動作を示す概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係るX線撮影装置の斜視図である。また、図2は、この発明の第1実施形態に係るX線撮影装置によるスライド動作を示す概要図である。さらに、図3は、この発明の第1実施形態に係るX線撮影装置の駆動部を示す説明図である。
このX線撮影装置は、X線管41と、このX線管41から照射されて被検体を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ42と、これらのX線管41およびフラットパネルディテクタ42を支持する略C字状の第1アーム43と、この第1アーム43をスライド可能に支持する支持部44と、支持部44を旋回させる旋回部45と、第2アーム47とを備える。
第1アーム43には、円弧状の案内部48が形成されており、支持部44は、この案内部48と係合することにより、第1アーム43をスライド可能に支持している。そして、第1アーム43は、X線管41とフラットパネルディテクタ42とを、X線管41からフラットパネルディテクタ42に至るX線の軸線が、案内部48を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。
第2アーム47には、円弧状の案内部49が形成されており、旋回部45に連結された支持部46は、この案内部49と係合することにより、旋回部45を第2アーム47に対してスライド可能に支持している。第2アーム47の案内部49を形成する円弧の中心は、第1アーム43の案内部48を形成する円弧の中心と一致している。また、第2アーム47の案内部49を形成する円弧の直径は、第1アーム43の案内部48を形成する円弧の直径より大きくなっている。
旋回部45は、支持部44を第1アーム43等とともに、X線管41からフラットパネルディテクタ42に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。そして、この旋回部45は、支持部46を介して第2アーム47の案内部49に沿ってスライドする。
第2アーム47の上端は、回転懸垂部51に連結されている。この回転懸垂部51は、天井に固定された固定部52と接続されている。これにより、第2アーム47は、回転懸垂部51により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、固定部52を介して天井から懸垂されることになる。
図3に示すように、支持部44には、第1アーム43を支持部44に対してスライドさせるための駆動源としてのモータ53が内蔵されている。また、支持部46には、支持部44を第1アーム43等とともに旋回させるための駆動源としてのモータ54が内蔵されている。さらに、支持部46には、この支持部44を第2アーム47に対してスライドさせるための駆動源としてのモータ55が内蔵されている。
以上のような構成を有するこの発明の第1実施形態に係るX線撮影装置においては、X線管41およびフラットパネルディテクタ42の移動角度を180度以上とすることが可能となる。
すなわち、X線管41およびフラットパネルディテクタ42の移動ストロークの一端は、図2(a)に示すように、X線管41が支持部44と接近し、かつ、支持部46が第2アーム47の上端に配置された位置となる。また、X線管41およびフラットパネルディテクタ42の移動ストロークの他端は、図2(b)に示すように、フラットパネルディテクタ42が支持部44と接近し、かつ、支持部46が第2アーム47の下端に配置された位置となる。そして、支持部44に対する第1アーム43のスライド位置と、第2アーム47に対する支持部46のスライド位置とを適宜変更することにより、X線管41およびフラットパネルディテクタ42を、図2(a)に示す位置と図2(b)に示す位置の間の任意の位置に配置することが可能となる。
このとき、第1アーム43の案内部48を形成する円弧の中心は、第2アーム47の案内部49を形成する円弧の中心と一致していることから、X線管41およびフラットパネルディテクタ42を、図2(a)に示す位置と図2(b)に示す位置の間で移動させた場合においても、X線管41からフラットパネルディテクタ42に至るX線の軸線が変動することはなく、被検者に対するX線撮影位置にずれ等を生ずることはない。
そして、このときに、旋回部45による支持部44および第1アーム43等の旋回位置と、回転懸垂部51による第2アーム47の回転角度位置とを調整することにより、X線管41およびフラットパネルディテクタ42を、X線撮影に適した位置に配置することが可能となる。このため、自由度の高いX線撮影を行うことが可能となり、また、第1アーム43を図14(a)に示す位置に配置した場合においても、三次元画像等を得ることが可能となる。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図4は、この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置の概要を示す斜視図である。また、図5は、この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置における外側の撮影ユニットを示す斜視図であり、図6は、この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置における内側の撮影ユニットを示す斜視図である。さらに、図7は、この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置を使用した撮影状態を示す斜視図である。
このX線撮影装置は、略C字状の第1アーム63を備えた外側の撮影ユニットと、略C字状の第3アーム83を備えた内側の撮影ユニットとの一対の撮影ユニットにより、テーブル19上に横臥した被検者に対してバイプレーン撮影等を可能としたものである。
このX線撮影装置における外側の撮影ユニットは、図5に示すように、X線管61と、このX線管61から照射されて被検体を通過したX線を検出するフラットパネルディテクタ62と、これらのX線管61およびフラットパネルディテクタ62を支持する略C字状の第1アーム63と、この第1アーム63をスライド可能に支持する支持部64と、支持部64を旋回させる旋回部65と、第2アーム67とを備える。
第1アーム63には、円弧状の案内部68が形成されており、支持部64は、この案内部68と係合することにより、第1アーム63をスライド可能に支持している。そして、第1アーム63は、X線管61とフラットパネルディテクタ62とを、X線管61からフラットパネルディテクタ62に至るX線の軸線が、案内部68を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。
第2アーム67には、円弧状の案内部69が形成されており、旋回部65に連結された支持部66は、この案内部69と係合することにより、旋回部65を第2アーム67に対してスライド可能に支持している。第2アーム67の案内部69を形成する円弧の中心は、第1アーム63の案内部68を形成する円弧の中心と一致している。また、第2アーム67の案内部69を形成する円弧の直径は、第1アーム63の案内部68を形成する円弧の直径より大きくなっている。
旋回部65は、支持部64を第1アーム63等とともに、X線管61からフラットパネルディテクタ62に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。そして、この旋回部65は、支持部66を介して第2アーム67の案内部69に沿ってスライドする。
第2アーム67の上端は、回転懸垂部71に連結されている。この回転懸垂部71は、天井に固定された固定部72と接続されている。これにより、第2アーム67は、回転懸垂部71により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、固定部72を介して天井から懸垂されることになる。
一方、このX線撮影装置における内側の撮影ユニットは、図6に示すように、X線管81と、このX線管81から照射されて被検体を通過したX線を検出するフラットパネルディテクタ82と、これらのX線管81およびフラットパネルディテクタ82を支持する略C字状の第3アーム83と、この第3アーム83をスライド可能に支持する支持部84と、支持部84を旋回させる旋回部85と、第4アーム87とを備える。
第3アーム83には、円弧状の案内部88が形成されており、支持部84は、この案内部88と係合することにより、第3アーム83をスライド可能に支持している。そして、第3アーム83は、X線管81とフラットパネルディテクタ82とを、X線管81からフラットパネルディテクタ82に至るX線の軸線が、案内部88を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。
第4アーム87には、円弧状の案内部89が形成されており、旋回部85に連結された支持部86は、この案内部89と係合することにより、旋回部85を第4アーム87に対してスライド可能に支持している。第4アーム87の案内部89を形成する円弧の中心は、第3アーム83の案内部88を形成する円弧の中心と一致している。また、第4アーム87の案内部89を形成する円弧の直径は、第3アーム83の案内部88を形成する円弧の直径より大きくなっている。
また、第3アーム83の案内部88を形成する円弧の中心および第4アーム87の案内部89を形成する円弧の中心は、上述した第1アーム63の案内部68を形成する円弧の中心および第2アーム67の案内部69を形成する円弧の中心と一致している。そして、第3アーム83の案内部88を形成する円弧の直径は、第1アーム63の案内部68を形成する円弧の直径より小さくなっている。
旋回部85は、支持部84を第3アーム83等とともに、X線管81からフラットパネルディテクタ82に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。そして、この旋回部85は、支持部86を介して第4アーム87の案内部89に沿ってスライドする。
第4アーム87の上端は、回転支持部91に連結されている。この回転支持部91は、床面から立設配置されている。これにより、第4アーム87は、回転支持部91により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、床面から支持されることになる。
以上のような構成を有するこの発明の第2実施形態に係るX線撮影装置においては、第1実施形態に係るX線撮影装置と同様、X線管61、81およびフラットパネルディテクタ62、82の移動角度を180度以上とすることが可能となる。
そして、このときに、旋回部65による支持部64および第1アーム63等の旋回位置と、回転懸垂部71による第2アーム67の回転角度位置とを調整することにより、X線管61およびフラットパネルディテクタ62を、X線撮影に適した位置に配置することが可能となる。同様に、旋回部85による支持部84および第3アーム83等の旋回位置と、回転支持部91による第4アーム87の回転角度位置とを調整することにより、X線管81およびフラットパネルディテクタ82を、X線撮影に適した位置に配置することが可能となる。このため、一対のX線管61、81および一対のフラットパネルディテクタ62、82を使用して自由度の高いX線撮影を行うことが可能となる。
さらに、この第2実施形態に係るX線撮影装置においては、第1アーム63や第3アーム83の旋回中心となる軸芯方向を、任意の方向に設定することができる。このため、第1アーム63や第3アーム83を、X線撮影時に撮影や診断を実行する術者と干渉しない位置に配置することが可能となる。
例えば、図7に示すように、第1アーム63の旋回中心となる軸芯方向を鉛直方向から傾斜した方向に設定することにより、第1アーム63の中央部分が、図7において符号99で示す術者の施術位置に進入することを防止することができる。図13に示す従来のX線撮影装置における第1アーム23の位置と、図7に示すこの発明の第2実施形態に係るX線撮影装置における第1アーム63の位置とを比較した場合、この発明の第2実施形態に係るX線撮影装置においては、第1アーム63が術者による操作に対して障害となりにくい位置に配置されていることは明白である。
以上のように、この発明に係るX線撮影装置によれば、X線管41、61、81とX線フラットパネルディテクタ42、62、82とを180度以上移動させることにより容易に三次元画像等を得ることができる。また、略C型の形状を有する第1アーム63と第3アーム83とを組み合わせることにより、X線撮影の自由度を向上させることができ、術者への障害を防止しながら、多様なX線撮影が可能となる。
41 X線管
42 フラットパネルディテクタ
43 第1アーム
44 支持部
45 旋回部
46 支持部
47 第2アーム
48 案内部
49 案内部
51 回転懸垂部
52 固定部
61 X線管
62 フラットパネルディテクタ
63 第1アーム
64 支持部
65 旋回部
66 支持部
67 第2アーム
68 案内部
69 案内部
71 回転懸垂部
72 固定部
81 X線管
82 フラットパネルディテクタ
83 第3アーム
84 支持部
85 旋回部
86 支持部
87 第4アーム
88 案内部
89 案内部
91 回転支持部

Claims (5)

  1. 第1X線管と、
    前記第1X線管から照射され被検体を通過したX線を検出する第1X線検出器と、
    円弧状の第1案内部が形成されるとともに、前記第1X線管と前記第1X線検出器とを、前記第1X線管から前記第1X線検出器に至るX線の軸線が前記第1案内部を形成する円弧の直径と一致する状態で支持する略C字状の第1アームと、
    前記第1アームにおける円弧状の第1案内部と係合することにより、前記第1アームをスライド可能に支持する第1支持部と、
    前記第1支持部を、前記第1X線管から前記第1X線検出器に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる第1旋回部と、
    前記第1旋回部を案内する円弧状の第2案内部が形成され、前記第2案内部を形成する円弧の中心が前記第1案内部を形成する円弧の中心と一致するとともに、前記第2案内部を形成する円弧の直径が前記第1案内部を形成する円弧の直径より大きく構成された第2アームと、
    を備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    第2X線管と、
    前記第2X線管から照射され被検体を通過したX線を検出する第2X線検出器と、
    中心が前記第1案内部を形成する円弧の中心と一致し、直径が前記第1案内部を形成する円弧の直径より小さい円弧状の第3案内部が形成されるとともに、前記第2X線管と前記第2X線検出器とを、前記第2X線管から前記第2X線検出器に至るX線の軸線が前記第3案内部を形成する円弧の直径と一致する状態で支持する略C字状の第3アームと、
    前記第3アームにおける円弧状の第3案内部と係合することにより、前記第3アームをスライド可能に支持する第2支持部と、
    前記第2支持部を、前記第2X線管から前記第2X線検出器に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる第2旋回部と、
    を備えたX線撮影装置。
  3. 請求項2に記載のX線撮影装置において、
    前記第2旋回部を案内する円弧状の第4案内部が形成され、前記第4案内部を形成する円弧の中心が前記第3案内部を形成する円弧の中心と一致するとともに、前記第4案内部を形成する円弧の直径が前記第4案内部を形成する円弧の直径より大きく構成された第4アームを備えたX線撮影装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のX線撮影装置において、
    前記第2アームは、懸垂部により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、天井から懸垂されるX線撮影装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のX線撮影装置において、
    前記第4アームは、支持部により鉛直方向を向く軸回りに回転可能な状態で、床面から支持されるX線撮影装置。
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