JPH08112272A - 2方向x線透視撮影装置 - Google Patents

2方向x線透視撮影装置

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JPH08112272A
JPH08112272A JP6249419A JP24941994A JPH08112272A JP H08112272 A JPH08112272 A JP H08112272A JP 6249419 A JP6249419 A JP 6249419A JP 24941994 A JP24941994 A JP 24941994A JP H08112272 A JPH08112272 A JP H08112272A
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JP
Japan
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ray
image receiving
axis
subject
fluoroscopic imaging
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JP6249419A
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English (en)
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Toshio Tate
外志雄 館
Isato Saito
勇人 斉藤
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、2方向X線透視撮影装置の複雑か
つ高価なシステム構成を簡素化し、更に多機能化による
用途拡大を図ることにある。 【構成】 天井に配設の案内レール10に、これと直交
方向に移動可能な第2の案内レール15を設け、位置制
御によりX線照射装置8、9の第1の受像装置3に対す
る正方向および斜入角透視撮影を可能にし、また同装置
8、9の第2の受像装置18に対する側方向透視撮影を
可能にすることにより達成される。 【効果】 同装置のシステム構成ユニットの簡素化と機
能拡大によるX線検査の多目的化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線により透視および
撮影を行う被検者の胃部はじめ消化管の造影検査や、X
線透視下でガイドワイヤーカテーテルにより治療するイ
ンターベンショナルラジオロジー(IVR)などの医療
用機器に利用される2方向X線透視撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2方向透視撮影装置を図16およ
び図17により説明する。図16は従来の2方向X線透
視撮影装置の一例を示すシステム構成の側面図である。
図16において、2方向X線透視装置撮影のX線照射装
置を天井走行形保持装置に組合せた構成例を示し、この
構成例の2方向X線透視撮影装置は床上設置の起倒動可
能なX線撮影台1に設けた被検者用の検査テーブル2と
正方向透視撮影用の受像装置(イメージインテンシファ
イァ、略称I.I.)3およびX線テレビ装置4とに対
向して、正方向X線照射装置のX線管装置8およびX線
絞り装置9をテーブル2の長手方向に手操作で一方向移
動の天井走行形保持装置のテレスコピック動する支柱6
に設け、これと別の側方向透視撮影用として側方向X線
照射装置のX線管装置35および絞り装置36とこれに
対向する受像装置18およびX線テレビ装置19とを、
テーブル2の横方向に一方向移動の2組の天井走行形保
持装置のテレスコピック動する支柱17、34に組合せ
て設けている。このようにして正方向透視撮影装置と直
交する側方向透視撮影装置のX線照射装置および受像装
置を別に設けることにより2方向X線透視撮影システム
を構成可能にしている。
【0003】図17は、従来の2方向X線透視撮影装置
の他の例を示すシステム構成の側面図である。図17に
おいて、この2方向X線透視撮影装置は一般透視撮影装
置に側方向受像装置を組合せた例えば実開平3−243
00号公報に記載の構成例を示し、この装置は、床上の
起倒動可能なX線撮影台1に設けたテーブル2と受像装
置3およびX線テレビ装置4と対向して正方向X線照射
装置のX線管装置8および絞り装置9を支持する支柱3
9に側方向受像装置37およびX線テレビ装置38を設
け、これに対向する側方向X線照射装置のX線管装置3
5および絞り装置36を天井走行形保持装置のテレスコ
ピック動する支柱34に設けて、これらを組合せて構成
している。このようにして正方向透視撮影装置と直交す
る側方向透視撮影装置のX線照射装置および受像装置を
別に設けることにより2方向透視撮影装置システムを構
成可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、図1
6、図17の2方向X線透視撮影装置の構成例に共通し
て、正方向透視撮影装置と側方向透視撮影装置をそれぞ
れ独立して組合せて構成しているため、2方向X線透視
撮影装置の全体システムが複雑化して高価にもなる問題
があった。また図16の2方向X線透視撮影装置の一例
では検査用テーブルの周囲が開放されるという術者の使
用上の利点が生まれるが、図17の2方向X線透視撮影
装置の他の例では検査用テーブルの周囲の一部が側方向
用受像装置37およびX線テレビ装置38の支柱39へ
の設置により使えなくなるという問題を有していた。
【0005】また従来の図16、図17の2方向X線透
視撮影装置などの構成では、被検者の同一部位を多方向
から透視しながら検査を行う場合には実施不可能であ
り、これを実現させるためには一般的にX線透視撮影装
置とは独立したCアームで構成される支持装置を設ける
必要があって、この場合にもX線透視撮影装置システム
が複雑化して高価となると共に検査用テーブルの周囲が
開放されないてめ術者の使用上の問題を残す。すなわち
2方向もしくは多方向のX線透視撮影を行う検査では、
通常は術者が検査テーブルの周囲に立ち介添する技師も
同様に配置されるため、検査用テーブルの周囲が開放さ
れることが使用上の条件として要求されるが、これを満
たしえずに使用上の不具合となる問題があった。
【0006】本発明の目的は、医療用機器として従来の
複雑且つ高価なシステム構成を簡素化して低価格化を図
ると共に、多機能化により多目的使用を可能にする2方
向X線透視撮影装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の2方向X線透視撮影装置は、被検者を乗せ
る検査テーブルを被検者体軸方向に起倒可能に保持する
床置き透視撮影台と、この撮影台の検査テーブル下方に
配設されその検査テーブルと共にその水平な起倒軸回り
に回動可能で且つ被検者体軸方向及びその水平直交方向
のうち少なくとも被検者体軸方向と平行移動可能に保持
される透過X線の受像装置と、この受像装置と被検者を
挟んだ所定距離の対向位置から被検者にX線照射するX
線照射装置と、このX線照射装置を上記対向位置に移動
可能に天井吊り支持する天井面2方向走行可能な天井走
行形保持装置とから成る。
【0008】被検者を乗せる検査テーブルを被検者体軸
方向に起倒可能に保持する床置き透視撮影台と、この撮
影台の検査テーブル下方に配設されそのテーブルと共に
その起倒軸回りに回動可能で被検者体軸方向及びその水
平直交方向のうち少なくとも被検者体軸方向と平行移動
可能に保持される透過X線の受像装置と、この受像装置
と被検者を挟んだ所定距離の対向位置から被検者にX線
照射するX線照射装置と、このX線照射装置を上記対向
位置に移動可能に天井吊り支持する天井面2方向走行可
能な天井走行形保持装置とから成る。
【0009】
【作用】上記2方向X線透視撮影装置は、正方向X線照
射装置を天井走行形保持装置に組合せることで対向する
検査テーブルおよび受像装置から分離させたうえ、その
X線照射装置と受像装置を自動追従させるシステム構成
にすることにより、検査テーブルの周囲を完全開放した
X線透視撮影装置に対して、検査テーブルの起倒動回転
軸回り回転方向にX線照射装置を移動させるための天井
走行用案内レールに、この案内レールの移動方向と直交
する方向にX線照射装置を移動させるための案内レール
を組合せることで、被検者の体軸方向および体軸回りに
X線照射装置を移動可能なシステム構成にすることによ
り、1つのX線照射装置を利用して被検者の多方向から
の透視撮影を可能にして従来のシステム構成を簡素化す
る。尚、上記X線照射装置と受像装置を入れ換えたシス
テム構成にしてもよい。
【0010】上記システム構成の2方向X線透視撮影装
置において、X線照射装置(または構成を入れ換えて受
像装置でもよい)の被検者体軸回りの斜方向透視撮影の
場合には、体軸回り方向の回動量と被検者患部中心から
X線照射装置焦点までの距離とをそれぞれ一定に保つた
め、X線照射装置の単独回転動および検査テーブル方向
つまり天井から床への下方向移動をそれぞれ行えるよう
にしておき、被検者体軸回り方向の回動量情報に基づい
てX線照射装置の単独回転角度および検査テーブル方向
への移動または退避量の駆動を実施することにより、被
検者患部中心とX線照射装置焦点の対向間隔を常に一定
に制御する。
【0011】またこの体軸回りの斜方向透視撮影は、正
方向透視撮影装置から限定された角度範囲でのみ検査テ
ーブル側に配置された受像装置のX線入力面中心と対向
するX線照射装置のX線照射中心および被検者の観察患
部中心が同一直線上になるように、そのX線照射装置の
体軸回りの移動量情報に基づいて受像装置はX線照射装
置の体軸回りの移動方向と逆方向の検査テーブルの左右
方向に移動させるか、あるいは検査テーブルをX線照射
装置の体軸回りの移動方向と同方向の左右方向に移動さ
せるよう連動あるいは単動制御することが可能である。
尚あらかじめ限定された角度範囲を越えた場合には検査
テーブルの連動は行われない。更に上記受像装置の他に
検査テーブルとは独立に上記X線照射装置と被検者を挟
んで対向配置される第2の受像装置を設けることによ
り、1つのX線照射装置を利用して側方向透視撮影も可
能である。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1から図15によ
り説明する。図1は本発明の2方向X線透視撮影装置の
一実施例を示すシステム構成の側面図である。図2は図
1の左側からみた側方向受像装置を除く正面図である。
図1および図2において、X線照射装置のX線管装置8
およびX線絞り装置9は、正方向照射状態(I)で、検
査テーブル2を有する床側設置の透視撮影台1に設けた
第1の受像装置3およびX線テレビ装置4と対向して天
井側に配置され、その天井に配設された天井走行形保持
装置の縦方向案内レール10内を移動する横方向案内レ
ール15により、被検者30の体軸方向つまり検査テー
ブル2の長手方向と平行方向である図2のX軸方向に台
車5と共に支柱6および支持アーム7を介して移動可能
であると共に、縦方向案内レール10内を被検者30つ
まり検査テーブル2の左右方向(横方向)と平行方向で
ある図1のY軸方向にも台車5と共に移動可能に構成さ
れている。その横方向案内レール15は駆動モータ14
およびピニオン13とラック12とにより、縦方向案内
レール10のLMがガイドなどの案内ガイド11に沿っ
て縦方向案内レール10内をX軸方向に移動される。ま
た台車5に設けた支柱6は、テレスコピック式などによ
る伸縮可能な構造を有して図示しない駆動モータにより
図1の上下方向であるZ軸方向に移動可能であり、且つ
台車5が横方向案内レール15内を上記横方向案内レー
ル15が縦方向案内レール10内を移動する方式と同方
式で移動することにより、台車5と共に横方向案内レー
ル15に沿ってY軸方向に移動可能に構成されている。
【0013】更に、図1に示すようにX線照射装置のX
線管装置8および絞り装置9は、側方向照射状態(II)
で、天井側に設けた第2の受像装置18およびX線テレ
ビ装置19と対向して配置され、この状態で第2の受像
装置18およびX線テレビ装置19は天井に配設された
第2の天井走行形保持装置の縦方向案内レール20内を
移動する横方向案内レール21により、台車16と共に
伸縮可能な支柱17を介して所定位置に配置されるよう
に構成される。尚、図1に示すようにX線管装置8およ
び絞り装置9は、側方向照射状態(II)で支柱6の上下
方向に対して支柱アーム先端でX線管装置8の管軸を回
動させるθ軸回り回転方向の傾きが可能であり、また斜
入方向照射状態(III)で斜入角θ″の傾きが可能であ
る。また図2に示すようにX線管装置8および絞り装置
9のX軸方向と平行方向の縦方向移動に対応して、撮影
台2内の受像装置3およびX線テレビ装置4の映像軸の
X′軸方向の縦方向移動が可能であり、この際X線管装
置8のX線焦点と受像装置3の受像入力面中心との距離
0は一定に保持される。尚、床側に設置される撮影台
1は回転中心22を中心として起倒軸のθ′軸回り回転
方向の起倒動作が可能であり、図示の撮影台1の検査テ
ーブル2の水平状態から立位状態への起動も可能であ
る。また受像装置3の前面にX線フィルムの連写装置を
挿入可能である。
【0014】図3は図1および図2の天井走行形保持装
置及び透視撮影台の動作機構を示す構成ユニットの斜視
図である。図3において、天井走行形保持装置および透
視撮影台1の各ユニットの概略構造と各動作軸について
説明する。その天井走行形保持装置におけるX軸は案内
レール15の動作方向を示し、床上設置の撮影台1の検
査テーブル2の長手方向つまり被検者30の体軸方向と
平行に配置された案内レール10に対して直交する案内
レール15を検査テーブル2の長手方向つまり被検者3
0の体軸方向と平行方向に移動する軸である。またその
Y軸は台車5の移動方向を示し、その案内レール10に
対して直交する案内レール15に対して台車5が移動す
る軸である。そのZ軸は台車5に設置された支柱6が検
査テーブル2つまり被検者30に対して上下方向に伸縮
動作する支柱中心軸である。更にA軸は支柱6に対する
支持アーム7とX線管装置8および絞り装置9の回転軸
を示し、支柱6に対して支持アーム7と共にX線照射装
置のX線管装置8および絞り装置9を支柱中心軸回りに
回転させ、図示のようにX線管装置8の管軸長手方向を
被検者30の体軸方向あるいは左右つまり横方向に一致
させたりする回転軸である。そのθ軸は支持アーム7に
対するX線管装置8および絞り装置9の回転軸を示し、
図示のようにX線管装置8および絞り装置9を検査テー
ブル2の長手方向つまり被検者30の体軸方向と平行方
向に対して回転させたりして、被検者30に対して体軸
方向の斜め上方からの斜入角X線照射などを行う回転軸
である。
【0015】また、その透視撮影台1におけるX′軸は
映像軸を示し、上記天井走行形保持装置の案内レール1
5のX軸方向の移動と連動して受像装置およびX線テレ
ビ装置4が検査テーブル2の長手方向に移動する移動軸
である。またそのY′軸は左右軸を示し、上記天井走行
形保持装置の台車5のY軸方向の移動と連動して受像装
置3およびX線テレビ装置4または検査テーブル2がテ
ーブル2の左右方向つまり横方向に移動する移動軸であ
る。更にそのθ′軸は起倒動軸を示し、検査テーブル2
を透視撮影台1のテーブル支持フレーム101の床に固
定された支持台100に対して長手方向の水平位置から
起動や倒動させる軸である。
【0016】図4(a)、(b)は図1および図2のX
線照射装置の動作機構を示す構成ユニットの斜視図であ
る。図4(a)、(b)において、図4(a)に外観図
を示す図1および図2の天井走行形保持装置の支柱6に
連結する支持アーム7に設けたX線照射装置のX線管装
置8および絞り装置9は、支持アーム7に対して回転す
るθ軸回りの回転が可能であり、図4(b)に内部機構
を示す支持アーム7内には支柱6のZ軸方向の中心軸の
A軸回りに支持アーム7を回動させるための駆動モータ
24およびピニオン25とギヤ23が配設され、更に支
持アーム7に対してX線照射装置のX線管装置8および
絞り装置9をθ軸回りに回動させるための駆動モータ2
6とタイミングプーリ27、29とタイミングベルト2
8が配置される。
【0017】この構成で、支持アーム7のA軸回りの回
動は被検者体軸回りに斜入角透視撮影を行う際のX線照
射装置のX線管装置8および絞り装置9の移動で、図1
に示す通常の正方向照射状態(I)から斜入角照射状態
(III)に変換するために、まずX線管装置および絞り
装置9をA軸回りに90゜回転させる動作であり、この
動作にX線管装置8および絞り装置9を通常には対向す
る第1の受像装置3およびX線テレビ装置4のテーブル
回転軸22回りの回動即ち図2のθ′軸回りのテーブル
起倒動に追従させるための図4のθ軸回りの回動を組合
せることにより、上記の斜入角照射状態(III)にして
被検者体軸回りの照射方向に移動可能にしている。
【0018】尚、図4(a)、(b)のX線照射装置の
動作機構で、上記の図4(b)の支持アーム7によるA
軸回りの回動を図4(a)のX線照射装置のX線管装置
8の管軸のB軸回りの回動に変えた動作機構に置き換え
ることによっても、上記と同様の動作機構が得られるが
構造が複雑になる。次に各ユニットの動作を説明する。
【0019】図5(a)、(b)、(c)は図3の撮影
台のテーブルフレーム及びテーブルの起倒動作を示す正
面図である。図5(a)、(b)、(c)において、図
5(a)は撮影台1のテーブル支持フレーム101およ
び検査テーブル2が床に固定された支持台100の起倒
動軸22のθ′軸回りに水平位置から長手方向に起動お
よび倒動動作を行う状態を示し、図5(b)はテーブル
2が支持台100のθ′回りに立位に起動した状態を示
し、図5(c)はテーブル2が支持台100のθ′軸回
りに倒動した状態を示す。この撮影台1のテーブル支持
クレーム101および検査テーブル2のθ′軸回りの回
動動作により、図3のX線照射装置のX線管装置8およ
び絞り装置9は受像装置3およびX線テレビ装置4との
対向位置関係を維持しながら天井走行形保持装置のX
軸、Z軸、θ軸それぞれが連動する。これに伴い被検者
30を検査テーブル2に乗せて、その后に診断位置まで
テーブル2を回転し、またもとの水平位置に戻して被検
者30をテーブル2から降ろすことになる。
【0020】図6(a)、(b)、(c)は、図3の撮
影台の受像装置およびX線テレビ装置、または検査テー
ブルの移動動作を示す正面図及び側面図である。図6
(a)、(b)、(c)において、図6(a)は、撮影
台の受像装置3およびX線テレビ装置4が検査テーブル
2の裏側(下側)に設けられた図示しない案内レールに
よりテーブル2の下側でテーブル2の長手方向つまり被
検者30の体軸方向と平行方向の映像軸のX′軸方向に
電動で移動動作する。図6(b)はテーブル2を固定に
して、図6(a)と同じく受像装置3およびX線テレビ
装置4がテーブル2の裏側に設けられた図示しない案内
レールによりテーブル2つまり被検者30の左右方向
(横方向)と平行方向の左右軸(横軸)のY′軸方向に
移動する方式である。図6(c)は被検者を乗せたテー
ブル2が左右方向に固定の受像装置3およびX線テレビ
装置4に対して左右軸(横軸)のY′軸方向と平行方向
に移動する方式である。尚、図6(b)の移動方式は図
6(c)の移動方式に比べて、テーブル2と共に被検者
30を動かさないという点では良い。尚図6(a)、
(b)、(c)の受像装置3およびX線テレビ装置4と
テーブル2の動作は被検者30の患部観察位置決め上の
動きであるが、図3および図4(a)、(b)のX線照
射装置のX線管装置8および絞り装置9の動作にかかわ
るθ軸とは独立しており、この図6(a)、(b)、
(c)の動きに対して図3および図4のX線管装置8お
よび絞り装置9は天井走行形保持装置のX軸およびY軸
の動きで連動して対向する位置関係を維持している。
【0021】図7(a)、(b)、(c)は図3の天井
走行形保持装置のX線管装置および絞り装置の移動動作
を示す正面図および側面図である。図7(a)、
(b)、(c)において、図6(a)、(b)、(c)
で説明した撮影台の受像装置3およびX線テレビ装置4
の映像軸のX′軸方向および左右軸方向の移動に対応し
て図7(a)、(b)、(c)の天井走行形保持装置の
支柱6の支持アーム7を介して連結されたX線管装置8
及び絞り装置9はX線軸方向およびY軸方向に移動す
る。この際図7(a)の被検者30を乗せた検査テーブ
ル2の長手方向のX軸方向および映像軸のX′軸方向は
連動であり、図7(b)の受像装置およびX線テレビ装
置4の左右方向(横方向)のY′軸方向移動は連動であ
り、図7(c)のテーブル2の左右軸(横軸)方向の移
動は単動か連動かのいずれでもよい。
【0022】図8(a)、(b)、(c)は図3および
図4の天井走行形保持装置のX線照射装置のX線管装置
および絞り装置の正方向動作を示す正面図である。図8
(a)、(b)、(c)において、それぞれ天井走行形
保持装置のX線管装置8および絞り装置9の対向する撮
影台の被検者30を乗せる検査テーブル2の水平、起
動、倒動作に対する応動動作を示しており、そのX線照
射装置のX線発生させるX線管装置8および発生X線が
拡散しないように放射方向を絞るX線絞り装置9は天井
走行形保持装置の支柱6に図3および図4の支持アーム
7により連結されていて、図8(a)のテーブル2が水
平の場合に対して図8(b)、(c)のテーブル2の起
動、倒動のθ′軸回り回動の場合には更に支柱6の伸縮
により上下方向のZ方向に下方移動するほか支持アーム
7に対して回転軸のθ軸回りの回動を行い、テーブル2
の起倒動のθ′軸回りの回動に対してテーブル2の水平
長手方向のX軸方向移動およびθ軸回りの回動をして、
常にテーブル面に対するX線管装置8および絞り装置9
のX線照射方向の直交性とX線焦点のテーブル面との距
離lの不変性を保持している。尚被検者30の一般の消
化管診断はこの動作パターンで行うが、その際の診断部
の位置決めは図6(a)、(b)、(c)の受像装置3
およびX線テレビ装置4の映像軸のX線方向の動きとテ
ーブル2または受像装置3およびX線テレビ装置4の左
右軸のX′軸の動きをからませており、これに対しては
X線管装置8および絞り装置9も連動して観察位置を不
変している。
【0023】図9は図1および図2の2方向X線透視装
置撮影の被検者体軸方向の斜入角透視撮影状態における
ユニットの相互関係を示すシステム構成の正面図であ
る。図9において、図1および図2の2方向X線透視撮
影装置は図8(a)の状態から図9の状態で被検者体軸
方向の斜入角透視撮影動作を行うが、その際図9のよう
に被検者30を乗せた水平に固定した検査テーブル2に
対して支柱6に支持アームを介し連結されたX線管装置
8および絞り装置9は図8(a)、(b)、(c)の場
合と同様の支柱6のX軸とZ軸方向の移動および支持ア
ームのθ軸回りの回動の連動動作により円弧軌跡を描い
て、そのX線焦点と照射X線交点の距離lを一定になる
ようにしてX線交点を一致させ、その観察中心がずれな
いようにする。且つ上記動作と同時に検査テーブル2を
挟んで対向する受像装置3およびX線テレビ装置4も図
6(a)および図7(a)の場合と同様にして映像軸の
X′軸方向に移動して受像装置3のX線入射の位置関係
を保持する。尚図9の斜入角透視撮影は観察位置を斜め
方向から観察することで被検者の臓器の重なりなどの障
害をなくする透視撮影方法である。
【0024】図10(a)、(b)は図3および図4
(a)、(b)のX線照射位置の被検者体軸回りの斜入
角動作を示す側面図および斜視図である。図10
(a)、(b)において、図10(a)は図1および図
2の2方向X線透視撮影装置における被検者体軸回りの
斜入角動作の概念を示しており、図9の被検者体軸方向
とは直交する左右方向の斜入角動作であって、その透視
撮影目的は図9の場合と同様にX線照射装置からのX線
を検査テーブル2に乗せた被検者30の観察中心に向け
て体軸回りに斜入角θ″の範囲で方向を変えて照射して
観察する動作である。
【0025】また図10(b)は図10(a)の体軸回
りの斜入角動作を行うためのX線照射装置の動作機構の
斜入角動作を示しており、それにはX線管装置8および
絞り装置9を図3について以上に述べてきた配置とは直
交する方向に移動するが、これは図4(a)、(b)で
説明したように図10(b)の支柱6の中心軸に対して
支持アーム7と共にX線管装置8および絞り装置9をA
軸回りに回動させることであり、これにより図3につい
て以上に述べたX線管装置8の長手方向がテーブル2の
長手方向と同一方向の配置であったのを図10(b)の
ようにX線管装置8の長手方向がテーブル2つまり被検
者の左右方向(横方向)と平行方向に配置させる。
【0026】尚、この動作は他の動作とは独立にして必
ずしも連動させなくてもよいため電動でも手動でも可能
である。また、この動作をした時のX線管装置8および
絞り装置9の中心は受像装置3の中心とずれるので、そ
のX線管装置8および絞り装置9の中心のずれは支柱6
を保持する天井走行形保持装置のX軸およびY軸方向の
移動により補正する必要があるから該補正量を自動設定
させる。この図10(b)の配置にすることの利点は体
軸方向の斜入角動作にθ軸をそのまま利用できることで
あり、それまでの配置で体軸回りの斜入角動作を行うた
めにはその方向の新しい回転軸が必要となり、支持アー
ム7とX線管装置8および絞り装置9が干渉するため構
造が複雑となる欠点があったのを解決している。
【0027】図11(a)、(b)は図1および図2の
2方向X線透視撮影装置の被検者体軸回りの斜入角透視
撮影状態におけるユニットの相互関係を示すシステム構
成の側面図およびテーブルの正面図である。図11
(a)、(b)において、図1および図2の2方向X線
撮影装置は図10(b)の状態から図11(a)の状態
で被検者体軸回りの斜入角透視撮影動作を行うが、この
際X線管装置8及び絞り装置9は図9の被検者体軸方向
の斜入角動作と同様に支柱6のY軸とZ軸方向の移動と
支持アームのθ軸回りの回動の連動動作により円弧軌跡
を描いて、そのX線焦点と照射X線交点の距離lを一定
にしてX線交点の観察位置がずれないようにする。また
同時に被検者30を乗せたテーブル2を挟んで対向する
受像装置3およびX線テレビ装置4もX線管装置8およ
び絞り装置9の斜入角方向と逆方向の左右方向に連動で
平行移動させる。尚、図11(a)の斜入角透視撮影は
一般には図11(b)に示す検査テーブル2を水平状態
に固定して行い、立位状態では行われない。尚、図11
(a)、(b)の受像装置3およびX線テレビ装置を
Y′軸方向と平行に移動させる方式では、次の図12に
おける検査テーブルをY′軸方向に移動させる方式に比
べて被検者30を動かさないという利点がある。
【0028】図12は図1および図2の2方向X線透視
撮影装置の斜入角透視撮影状態におけるユニットの相互
関係を示す他のシステム構成の側面図である。図4にお
いて、上記の図1から図4(a)、(b)に示したよう
に、図1の被検者体軸方向と直交する左右(横)軸の
Y′軸方向と平行方向にX線照射装置のX線管装置8お
よび絞り装置9を移動できる横方向案内レール15のY
軸方向の移動機能と、X線管装置8および絞り装置9を
被検者30に対する近接・退避方向である上下方向のZ
軸方向に移動可能な支柱6の伸縮機能と図3および図4
(a)、(b)のX線管装置8および絞り装置9をA軸
およびθ軸回りに回動できる支持アーム7の回動機能と
を組合せ、その支持アーム7によるX線管装置8および
絞り装置9のA軸回りの回動に伴い、図1のX線管装置
8および絞り装置9と第1の受像装置3およびX線テレ
ビ装置4との中心ずれを補正するように台車5をXおよ
びY軸方向に移動制御して中心を合わせた状態から、更
にX線照射装置のX線管装置8及び絞り装置9の被検者
体軸回りの斜入角照射の斜入角度θ″に応じて台車5を
横方向案内レール15のY軸方向に追従移動制御するこ
とにより、図12に示すように第1の受像装置3の受像
入力中心32とX線管装置8のX線焦点33の相互位置
を斜入角θ″に応じて常に一致させる。
【0029】なお、図12における検査テーブル2の
Y′軸方向移動方式では、被検者30をテーブル2と共
に動かすことになる。
【0030】また図12の被検者体軸回りの斜入角動作
に対して、被検者体軸方向の斜入角動作も可能である。
この被検者体軸方向の斜入角動作においては被検者患部
中心に対して、被検者の上方のX線照射装置のX線管装
置8および絞り装置9は等距離を保持しながら体軸方向
に円弧軌跡を画いて移動すると共に、これに対向して固
定の検査テーブル2の下方の受像装置3およびX線テレ
ビ装置4は映像軸(X′軸)方向に移動する。
【0031】尚、図12に示すとおり、X線管装置8お
よび絞り装置9からの照射X線の被検者体軸回りの斜入
角θ″に応じて正方向透視状態での被検者患部中心31
のX線照射位置31がX線管装置焦点33と第1の受像
装置3の入力面中心32を結ぶX線束中心線上のX線照
射位置31′に移動するため、斜入角θ″に応じて補正
移動する台車5のY軸移動量に連動させて被検者30を
乗せている検査テーブル2を斜入角θ″により自動的に
決まる必要補正距離aだけ左右方向のY′軸移動方向に
補正移動制御して、その上記X線照射位置31′が補正
移動後の被検者患部中心31′に一致するように補正す
る。またこの補正距離aはテーブル2の移動範囲内に限
定されるため、それに応じて第1の受像装置3の入力面
中心32と対向追従可能なX線管装置8および絞り装置
9の斜入角範囲も決められるが、通常に用いられる斜入
角±45゜つまり正方向照射中心に対して左右方向にそ
れぞれ45゜までは十分に対応可能である。尚この範囲
を超えた斜入角での使用は斜入角透視撮影としての使い
方として一般的にはなく、この範囲を超えた角度での使
用は図1に示すように第2の受像装置18およびX線テ
レビ装置19と対向するX線管装置8および絞り装置9
の側方向照射状態(II)の側方向透視撮影である。
【0032】図13は図1および図2の2方向X線透視
撮影装置の側方向透視撮影状態におけるユニットの相互
関係を示すシステム構成の側面図である。図13におい
て、図12は被検者体軸回りの斜入角方向X線照射をX
線管装置8および絞り装置9と受像装置3およびX線テ
レビ装置4を連動させて位置ずれしないように制御して
いるのに対して、図13はそのような連動の制御とは切
り離した動作モードで支柱6に支持アームで連結された
X線管装置8および絞り装置9を被検者30を乗せたテ
ーブル2の完全に側面に配置し、これと被検者30を乗
せたテーブル2を挟んで対向する側面に第2の受像装置
18およびX線テレビ装置19を設置して、これにより
1つのX線管装置8および絞り装置9を利用して図示の
ように被検者30に対するX線入射方向を被検者体軸回
りに正面と斜入面と側面から正方向と斜入角方向と側方
向の各方向にして、多方向からのX線照射が行えるよう
にしているためシステム構成が簡素化できる。尚図13
の側方向X線透視撮影はマニュアルモードで使用され
る。
【0033】図14は図1および図2の2方向X線透視
撮影装置の他の使用状態を例示する正面図である。図1
4において、撮影台の長手方向の検査テーブル2に対向
して天井走行形保持装置に支持されたX線管装置8およ
び絞り装置9を側方に移動して、床上のキャスタ付きベ
ッド200に乗せたフィルムカセッテ201を挟んで救
急患者300の撮影つまり第1段階で治療方向を定める
ための撮影をするため、そのX線管装置8および絞り装
置9をテーブル2とは独立してマニュアルモードで単動
移動して利用できる。尚このX線管装置8及び絞り装置
9を2方向案内レールの天井走行形保持装置と組合せた
システム構成により、検査テーブル2とは独立して更に
他の診断にも利用できる利点がある。
【0034】尚、図1から図14の2方向X線透視撮影
装置の一実施例のシステム構成において、天井側の天井
走行形保持装置のX線照射装置のX線管装置8および絞
り装置9と、床側の透視撮影台1に設置の第1の受像装
置3およびX線テレビ装置4との配置を相互に変換する
と共に、天井側の第2の受像装置18およびX線テレビ
装置19の配置を第2のX線管装置および絞り装置の配
置に変換してもよい。
【0035】以上のように1台のX線透視撮影台で被検
者の治療を含めた多用途の診断に対応するには検査テー
ブル2の周囲に術者が立つため障害がないことが必要
で、これを図7に示した従来の一般透視撮影台システム
に対して本実施例のX線照射位置のX線管装置8および
絞り装置9を分離した方式の透視撮影台システムにする
ことで解決し、且つユニットの機能を増してシステムを
簡素化することで検査室内の省スペース利用と多目的使
用ができるようにして経済的価値を得ている。
【0036】以上のように本実施例によれば、天井側の
天井走行形保持装置の1つのX線照射装置のX線管装置
および絞り装置により、床側の撮影台に設置の受像装置
およびX線テレビ装置と対向させて正方向および斜入角
方向透視撮影が可能となるうえ、天井側設置の第2の受
像装置およびX線テレビ装置と対向させて側方向透視撮
影が可能となるので、その正方向および斜入角方向を含
む側方向透視撮影が可能な2方向X線透視撮影装置の簡
素化された組合せ構成で多用途に好適なX線透視撮影シ
ステムが提供される。
【0037】図15は図1から図4の2方向X線透視撮
影装置の斜入角および側方向透視撮影における追従制御
システムの制御回路を示す制御ブロック図である。図1
5の2方向X線透視撮影装置の制御回路の制御ブロック
構成は、本X線透視撮影装置の位置および姿勢を変える
操作50と、この操作を受けてその操作目的を達成する
ために天井走行形保持装置のアクチュエータと検査テー
ブルのアクチュエータとを駆動および位置検出させる制
御部51と、この制御部51により生成された駆動力に
より正確に動作する天井走行形保持装置のアクチュエー
タ52および検査テーブルのアクチュエータ53とから
成る。
【0038】上記構成で、操作50は天井走行形保持装
置と検査テーブル2との間で初期設定された位置を保持
しながら追従駆動させる操作行為であって、その操作行
為は電気的あるいは光学的信号により制御部51へ伝達
される。制御部51は位置制御511により、天井走行
形保持装置のアクチュエータ52と検査テーブルのアク
チュエータ53とから図1から図4のX軸、Z軸、θ
軸、Y軸、A軸と起倒軸θ′、映像軸X′、左右軸Y′
との現在位置を検出して演算し易い形に処理したうえ演
算制御512へ渡す。この演算制御512により、操作
50の各軸の動作目標位置を数学的に割り出して位置制
御511の現在位置と比較し、更に駆動制御部513の
現在値も参照して最適演算処理を行い、位置制御と速度
制御と駆動制御の演算を実行して駆動制御513へ伝達
する。この駆動制御513により、各軸動作に必要な電
気的エネルギーを生成して天井走行形保持装置のアクチ
ュエータ52と検査テーブルのアクチュエータ53の各
軸アクチュエータを駆動させる。
【0039】尚、この装置操作の制御回路への伝達は電
気的や光学的や磁気的その他の形態を問わないものにも
適用可能である。また制御部は位置制御と演算制御と駆
動制御の構成に限定されるものではなく、各アクチュエ
ータの位置を検出して任意の位置に制御できる構成とし
てよい。
【0040】以上のように本実施例の2方向X線透視撮
影装置の追従制御システムの制御回路により、装置操作
者は装置位置補正などに気を使わずに簡単な操作により
被検者の装置操作診断を可能にする。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、従来の2方向X線透視
撮影装置では2組のX線照射装置もしくは受像装置を用
いていたのに対して、正方向及び側方向X線透視撮影を
1組のX線照射装置もしくは受像装置により可能として
いるので、装置のシステム構成の簡素化と室内スペース
の省力化と価格の大幅低減が図れる。
【0042】また従来の装置では被検者体軸回りの斜入
角X線透視撮影は専用のCアーム支持装置にX線照射装
置と受像装置を組合せて行っていたので、装置のシステ
ム構成が別なものとなって専用の検査室が必要であった
のに対して、本発明の装置ではその斜入角X線透視撮影
も一般のX線透視撮影室で検査可能となるので、その専
用検査室の設置およびその被検者の移動も不要となって
設備の経済性および被検者の苦痛や受診時間の大幅減少
などの改善可能範が拡大できる。
【0043】このように本発明の2方向X線透視撮影装
置では、1組のX線照射装置もしくは受像装置によるシ
ステム構成で正方向および側方向X線透視撮影が可能と
なり、多用途に利用できる構成であるため購入ユーザお
よび受診者側が共に大きな利点を生み出せる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2方向X線透視撮影装置の一実施例を
示すシステム構成の側面図である。
【図2】図1の左側からみた側方向受像装置及び対向位
置のX線照射装置を除く正面図である。
【図3】図1および図2の天井走行形保持装置と透視撮
影台の動作機構を示す斜視図である。
【図4】(a)、(b)は図1および図2のX線照射装
置の動作機構を示す斜視図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は図3の撮影台の起倒
動作を示す正面図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は図3の受像装置また
は検査テーブルの移動動作を示す正面図および側面図で
ある。
【図7】(a)、(b)、(c)は図3のX線管照射装
置の移動動作を示す正面図および斜視図である。
【図8】(a)、(b)、(c)は図3および図4のX
線照射装置の正方向動作を示す正面図である。
【図9】図1および図2の2方向X線透視撮影装置の被
検者体軸方向の斜入角動作を示す正面図である。
【図10】(a)、(b)は図3および図4のX線照射
装置の被検者体軸回りの斜入角動作を示す側面図および
斜視図である。
【図11】(a)、(b)は図1および図2の2方向X
線透視撮影装置の被検者体軸回りの斜入角動作を示す側
面図であるおよび正面図である。
【図12】図1および図2の2方向X線透視撮影装置の
他の被検者体軸回りの斜入角動作を示す側面図である。
【図13】図1および図2の2方向X線透視撮影装置の
側方向動作を示す正面図である。
【図14】図1および図2の2方向X線透視撮影装置の
他の使用例を示す正面図である。
【図15】図1から図4の透視撮影における追従制御シ
ステムの制御回路を示す制御ブロック図である。
【図16】従来の2方向X線透視撮影装置の一例を示す
システム構成の側面図である。
【図17】従来の2方向X線透視撮影装置の他の例を示
すシステム構成の側面図である。
【符号の説明】
1 透視撮影台 2 検査テーブル 3 受像装置 4 X線テレビ装置 5 台車 6 支柱 7 支持アーム 8 X線管装置 9 絞り装置 10 案内レール 11 案内ガイド 12 ラック 13 ピニオン 14 駆動モータ 15 案内レール 16 台車 17 支柱 18 受像装置 19 X線テレビ装置 20、21 案内レール 22 撮影台回転中心 23 ギヤ 24 駆動モータ 25 ピニオン 26 駆動モータ 27、29 タイミングプーリ 28 タイミングベルト 30 被検者 31 被検者患部中心 32 受像入力面中心 33 X線焦点 100 支持台 101 テーブル支持フレーム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者を乗せる検査テーブルを被検者体
    軸方向に起倒可能に保持する床置き透視撮影台と、この
    撮影台の検査テーブル下方に配設されその検査テーブル
    と共にその水平な起倒軸回りに回動可能で且つ被検者体
    軸方向及びその水平直交方向のうち少なくとも被検者体
    軸方向と平行移動可能に保持される透過X線の受像装置
    と、この受像装置と被検者を挟んだ所定距離の対向位置
    から被検者にX線照射するX線照射装置と、このX線照
    射装置を上記対向位置に移動可能に天井吊り支持する天
    井面2方向走行可能な天井走行形保持装置とから成る2
    方向X線透視撮影装置。
  2. 【請求項2】 被検者を乗せる検査テーブルを被検者体
    軸方向に起倒可能に保持する床置き透視撮影台と、この
    撮影台の検査テーブル下方に配設されそのテーブルと共
    にその起倒軸回りに回動可能で被検者体軸方向及びその
    水平直交方向のうち少なくとも被検者体軸方向と平行移
    動可能に保持される透過X線の受像装置と、この受像装
    置と被検者を挟んだ所定距離の対向位置から被検者にX
    線照射するX線照射装置と、このX線照射装置を上記対
    向位置に移動可能に天井吊り支持する天井面2方向走行
    可能な天井走行形保持装置と、この天井走行形保持装置
    と検査テーブルの駆動を上記対向位置の初期設定状態を
    保ちながら追従制御する制御部とから成る2方向X線透
    視撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記検査テーブルは被検者体軸方向と直
    交する方向に移動可能とする請求項1または請求項2記
    載の2方向X線透視撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記X線照射装置と対向する受像装置と
    により、被検者垂直上方から照射する正方向透視撮影と
    被検者左右斜め上方から照射する斜め入角透視撮影とを
    可能とするように、検査テーブルと天井走行形保持装置
    が追従動作する請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の記載の2方向X線透視撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記受像装置の他に検査テーブルとは独
    立に上記X線照射装置と被検者を挟んで対向配置される
    第2の受像装置を備えた請求項1から請求項4のいずれ
    か1項に記載の2方向X線透視撮影装置。
  6. 【請求項6】 上記第2の受像装置は上記天井走行形保
    持装置とは別の第2の天井走行形保持装置に支持される
    請求項5記載の2方向X線透視撮影装置。
  7. 【請求項7】 上記X線照射装置と対向する第2の受像
    装置とにより、被検者横方向からX線照射する側方向X
    線透視撮影を可能とする請求項5または請求項6に記載
    の2方向X線透視撮影装置。
  8. 【請求項8】 上記天井走行形保持装置はX線照射装置
    を検査テーブルの長手方向に移動する受像装置の移動方
    向を平行移動させるための第1の案内レールと、その平
    行移動方向と直交する方向にX線照射装置を移動させる
    ための第2の案内レールとを有する請求項1から請求項
    7のいずれかに記載の2方向X線透視撮影装置。
  9. 【請求項9】 上記天井走行形保持装置はX線照射装置
    を検査テーブルの長手方向に移動する受像装置の移動方
    向に平行移動させるための天井面に設置された第1の案
    内レールと、その平行移動方向と直交する方向にX線照
    射装置を移動させるべく第1の案内レールに沿って移動
    可能な第2の案内レールと、その第2の案内レールに沿
    って移動可能な台車と、その台車に固着されると共に天
    井面から床面への上下方向に伸縮可能な支柱と、その支
    柱中心軸回りに回動可能に一端が支柱に連結されると共
    に他端にX線照射装置を水平軸回りに回動可能に連結す
    る支持アームとから成る請求項1から請求項8のいずれ
    かに記載の2方向X線透視撮影装置。
  10. 【請求項10】 天井走行形保持装置の第2の案内レー
    ルと台車と支柱と支持アームとX線照射装置の各駆動軸
    のアクチュエータの駆動および位置検出と撮影台の検査
    テーブルの起倒動軸と受像装置の検査テーブル長手方向
    とその直角方向の移動軸の各駆動軸のアクチュエータの
    駆動および位置検出とを追従して行う制御部を有する請
    求項9記載の2方向X線透視撮影装置。
  11. 【請求項11】 上記X線照射装置と対向する受像装
    置、またはその受像装置および第2の受像装置とをそれ
    ぞれ受像装置と対向するX線照射装置、またはそのX線
    照射装置および第2のX線照射装置とに、相互に入れ換
    えて設置した請求項1から請求項10のいずれか1項に
    記載の2方向X線透視撮影装置。
  12. 【請求項12】 上記X線照射装置と対向する受像装置
    を相互に入れ換えて設置した請求項1から請求項11の
    いずれか1項に記載の2方向X線透視撮影装置。
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