JP4928415B2 - パネルの接合構造、およびパネルの接合用クリップ - Google Patents

パネルの接合構造、およびパネルの接合用クリップ Download PDF

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Description

この発明は、受け部材と押し込み部材とからなるクリップを含んでなるものであり、第一のパネル及び第二のパネルのいずれか一方に取り付けられた受け部材にこれらの他方に取り付けられた押し込み部材を組み合わせることにより、かかるクリップを介して両パネルを接合させ合わせる接合構造、およびこれに用いられるクリップに関する。
接合させ合わされるパネルの一方の接合縁部に形成させた掛合部に、他方のパネルの接合縁部に備えさせたロック部材を、この他方のパネルを下方に移動させることで弾性的に掛合させて、二枚のパネルを接合させ合わせるようにしたものとして、特許文献1に示されるものがある。しかるに、この特許文献1に示されるものにあっては、二枚のパネルの接合を解く際には、ロック部材の弾性掛合片を前記掛合部との掛合を解く向きに操作することを要するものであった。
特開2000−265695号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、二枚のパネルを受け部材と押し込み部材とからなるクリップによって接合させ合わせると共に、接合の解除をクリップに対して格別の操作をなすことなく、主としてパネルの移動により行えるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、パネルの接合構造を、以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。
(1)取り付け部と受け部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルのいずれか一方に取り付けられた受け部材と、
(2)取り付け部と入れ込み部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルの他方に取り付けられた押し込み部材とを備えており、
(3)受け部材には、押し込み部材の入れ込み部に形成された係止部に、受け部への入れ込み部の所定位置への入れ込み又は相対的な入れ込みに伴って弾発掛合して、第一のパネルと第二のパネルとの接合をなす掛合爪が備えられており、
(4)押し込み部材には、係止部の手前においてスライド移動可能に支持されると共に、係止部に係合爪を掛合させた状態から入れ込み部をさらに入れ込み又は相対的に入れ込むことに伴って、係合爪に接して前記掛合を解く向きにこの係合爪側を弾性変形させるスライダが備えられている。
また、前記課題を達成するために、この発明にあっては、パネルの接合用クリップを、以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。
(1)取り付け部と受け部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルのいずれか一方に取り付けられる受け部材と、
(2)取り付け部と入れ込み部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルの他方に取り付けられる押し込み部材とからなり、
(3)受け部材には、押し込み部材の入れ込み部に形成された係止部に、受け部への入れ込み部の所定位置への入れ込み又は相対的な入れ込みに伴って弾発掛合する掛合爪が備えられており、
(4)押し込み部材には、係止部の手前においてスライド移動可能に支持されると共に、係止部に係合爪を掛合させた状態から入れ込み部をさらに入れ込み又は相対的に入れ込むことに伴って、係合爪に接して前記掛合を解く向きにこの係合爪側を弾性変形させるスライダが備えられている。
第一のパネル及び第二のパネルのいずれか一方に受け部材を、これらの他方に押し込み部材を、それぞれ取り付け部をもって取り付けさせた状態から、受け部材の受け部に押し込み部材の入れ込み部を所定位置まで入れ込むことで、受け部材の掛合爪を押し込み部材の係止部に弾発掛合させて両パネルをクリップを介してワンタッチで接合させることができる。また、この接合状態は前記入れ込み部を前記所定位置からさらに受け部に入れ込み又は相対的に入れ込ませるように第一のパネル及び第二のパネルの双方又はいずれか一方を操作することで、ワンタッチで解くことができる。すなわち、前記入れ込み部を前記所定位置からさらに受け部に入れ込み又は相対的に入れ込ませると、スライダが掛合爪に突き当たり入れ込み後方側にスライダが移動されきった状態において掛合爪をこの掛合爪側の弾性変形によりこのスライダに乗り上げさせて、係止部とこの掛合爪との掛合を解くことができる。この状態から、次に受け部から入れ込み部を抜き出させるように第一のパネル及び第二のパネルの双方又はいずれか一方を操作すると、掛合爪側の弾性によりスライダは掛合爪を乗り上げさせたままの状態で入れ込み部の先端側に移動され、係止部に掛合爪を掛合させることなく、受け部から入れ込み部を抜き出させることができる。これにより、第一のパネルと第二のパネルの接合を解くことができる。
前記押し込み部材の入れ込み部の所定位置からのさらなる入れ込み又は相対的な入れ込みを、第一のパネルと第二のパネルとの接合箇所に介装されたスペーサーによって阻止させるようにしておくこともある。このようにした場合、第一のパネルと第二のパネルとの接合箇所からかかるスペーサーを取り外さない限り、押し込み部材の入れ込み部の所定位置からのさらなる入れ込み又は相対的な入れ込みをなすことができないようにすると共に、このスペーサーを取り外すことによりこの入れ込み又は相対的な入れ込みを許容して第一のパネルと第二のパネルの接合を解くことができる。
かかるスペーサーを、弾性体によって構成されたパッキン材として構成しておけば、かかるスペーサーによって第一のパネルと第二のパネルとの接合箇所のシールをなすことができる。
また、受け部材に、かかるパッキン材を取り外し可能に組み合わさせる組み合わせ部を形成させておけば、かかるパッキン材を受け部材を利用して位置決めできると共に、第一のパネルと第二のパネルの接合を解く際には受け部材とパッキン材を分離させることができる。
この発明によれば、クリップを構成する受け部材の受け部に入れ込み部を所定位置まで入れ込ませてこれに掛合組み合わされたクリップを構成する押し込み部材により接合させ合わされた第一及び第二のパネルのこの接合の解除を、かかるクリップに対して格別の操作をなすことなく、主としてパネルの移動により行うことができ、この解除を容易になすことができる。
以下、図1〜図7に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1〜図5はパネルの接合構造およびこれを構成するクリップCの一例を、図6および図7は図1〜図5に示される受け部材1の構成の一部を変更させた例を、それぞれ示している。
この実施の形態にかかるパネルの接合構造は、受け部材1と押し込み部材2とからなるクリップCを含んでなるものであり、第一のパネルP1及び第二のパネルP2のいずれか一方に取り付けられた受け部材1にこれらの他方に取り付けられた押し込み部材2を組み合わせることにより、かかるクリップCを介して両パネルP1、P2を接合させ合わせるものである。
また、この実施の形態にかかるクリップCは、かかる第一のパネルP1及び第二のパネルP2のいずれか一方に取り付けられる受け部材1とこれらの他方に取り付けられる押し込み部材2とからなり、両パネルP1、P2の接合に用いられるものである。
図示の例では、かかる第一のパネルP1を壁パネルとすると共に、かかる第二のパネルP2をこの壁パネル上に支持される天井パネルとしている。より具体的には、図示の例では、かかる壁パネルと天井パネルをユニットバスを構成するパネルとしている。ユニットバスを構成するパネルの場合、その浴室外側の面には図示しない断熱材などが貼り込まれる。
図示の例では、第一のパネルP1は、その上端にユニットバスの浴室外側に向けて横向きに突き出すフランジ部P1aを備えたものとなっている。また、第二のパネルP2は、その端部に立ち上がり部P2aと、この立ち上がり部P2aの突きだし端から浴室外側に向けて横向きに突き出す連接部P2cと、この連接部P2cの外端から下方に突き出す外側板部P2bとを備えたものとなっている。そして、図示の例では、第一のパネルP1のフランジ部P1aの基部となる隅部P1bを、第二のパネルP2の立ち上がり部P2aの基部よりも浴室内側Inに位置づけると共に、かかるフランジ部P1aの突きだし端P1cを外側板部P2bの内側に位置させるようにして、前記クリップCを介して両パネルP1、P2を接合させている。かかる第一のパネルP1の隅部P1bと第二のパネルP2の下面との間には、後述するスペーサー3が介装されている。
受け部材1は、取り付け部10と受け部11とを有し、取り付け部10をもって第一のパネルP1及び第二のパネルP2のいずれか一方に取り付けられるようになっている。図示の例では、受け部材1は第一のパネルP1に取り付けられるようになっている。
また、かかる受け部材1には、押し込み部材2の入れ込み部21に形成された係止部21aに、受け部11への入れ込み部21の所定位置への入れ込み又は相対的な入れ込みに伴って弾発掛合して、第一のパネルP1と第二のパネルP2との接合をなす掛合爪12が備えられている。
図示の例では、かかる受け部材1は、一対の幅広の側部131、131と、一対の巾狭の側部132、132とからなる扁平の角筒状をなす主体部13を備え、この主体部13を前記受け部11としてこの主体部13の筒一端133側から押し込み部材2の入れ込み部21を内部に受け入れるように構成されている。主体部13の筒他端134側は閉塞されている。
主体部13を構成する一対の幅広の側部131、131の一方には、筒一端133側から筒他端134側に向かって続く一対の縦向きの割溝135a、135aと、この一対の縦向きの割溝135a、135aの筒他端134側の溝端間に亘る横向きの割溝135bによって区分された箇所により弾性片部136が形成されている。弾性片部136は筒一端133側の基部を変形中心として外向きに撓み出すようになっていると共に、その先端側にその巾方向に亘って主体部13の内部に突き出すリブ状をなす掛合爪12を備えている。
図1〜図5に示される例では、かかる受け部材1は、その主体部13の筒他端134側において、巾狭の側部132から側方に突き出す耳部137を備えており、この耳部137にはネジなどの軸状止め具の通し穴137aが形成されている。そして、第一のパネルP1のフランジ部P1aの上面に主体部13の筒他端134を接しさせた状態でこの耳部137の通し穴137aを通じて軸状止め具をフランジ部P1aに止着させることで、受け部材1は第一のパネルP1に取り付けられるようになっている。すなわち、図1〜図5に示される例では、かかる耳部137が前記取り付け部10として機能するようになっている。
また、図6および図7に示される例では、かかる受け部材1は、その主体部13の筒一端133側において、幅広の側部131から側方に突き出す鍔部138aを備えると共に、巾狭の側部132にこの鍔部138aよりも下方となる位置に割溝138cにより区分されると共に外側に突き出す掛合突部138bを備えている。そして、この例では、第一のパネルP1のフランジ部P1aに形成された取り付け穴P1dに鍔部138aが引っかかる位置まで主体部13を上方から入れ込ませることで、この入れ込みの過程において一旦内向きに撓み込まされた掛合突部138bが取り付け穴P1dを通り抜けた位置で弾発して、鍔部138aとの間で第一のパネルP1を挟み付けて、受け部材1を第一のパネルP1に取り付けるようになっている。すなわち、この図6および図7に示される例では、かかる鍔部138aと掛合突部138bが前記取り付け部10として機能するようになっている。
一方、押し込み部材2は、取り付け部20と入れ込み部21とを有し、取り付け部20をもって第一のパネルP1及び第二のパネルP2の他方に取り付けられるようになっている。図示の例では、押し込み部材2は第二のパネルP2に取り付けられるようになっている。
また、かかる押し込み部材2には、前記係止部21aの手前においてスライド移動可能に支持されると共に、係止部21aに掛合爪12を掛合させた状態から入れ込み部21をさらに入れ込み又は相対的に入れ込むことに伴って、掛合爪12に接して前記掛合を解く向きにこの掛合爪12を弾性変形させるスライダ21bが備えられている。
図示の例では、かかる押し込み部材2は、外縁の輪郭形状を長方形状とする周回鍔部22を中間に有し、取り付け状態において上方に位置される側に角筒状部23を、下方に位置される側に入れ込み部21を備えている。
角筒状部23は、割溝23aにより区分されると共に外側に突き出す掛合突部23bを備えている。そして、図示の例では、第二のパネルP2に形成された取り付け穴P2eに周回鍔部22が引っかかる位置まで角筒状部23を下方から入れ込ませることで、この入れ込みの過程において一旦内向きに撓み込まされた掛合突部23bが取り付け穴P2eを通り抜けた位置で弾発して、周回鍔部22との間で第二のパネルP2を挟み付けて、押し込み部材2を第二のパネルP2に取り付けるようになっている。すなわち、この例では、かかる周回鍔部22と掛合突部が前記取り付け部20として機能するようになっている。
押し込み部材2の入れ込み部21は、板状主体21dにスライダ21bを組み合わせることで構成されている。板状主体21dの厚さは、受け部材1の構成する主体部13の一対の幅広の側部131、131の内面間の寸法と略等しくなっている。また、板状主体21dには、その下辺21eに平行な窓縁21gと、この窓縁21gに直交する窓縁21hとを持つように形成された貫通穴状をなす方形の窓穴21fが設けられている。
図示の例では、前記スライダ21bは、この窓穴21f内に納められ、押し込み部材2の入れ込み部21の受け部材1の受け部11への入れ込み方向xに沿った向きでのスライド移動(往動及び復動)可能に支持されている。スライダ21bは、板状主体21dと略同じ厚さを有すると共に、前記入れ込み方向xに沿った向きにおいて窓穴21fよりも巾狭で、かつ、この向きに沿った窓穴21fの両内側部間に亘る長さを備えた細長い板状をなすように構成されている。スライダ21bの両端部には、前記入れ込み方向xに沿った窓穴21fの両内側部にそれぞれ形成されたこの入れ込み方向xに沿って続くリブ21iを収める凹所21cが形成されており、かかる凹所21cに対応するリブ21iを納めるようにして窓穴21f内に、入れ込み部21側及びスライダ21b側の双方又はいずれか一方を弾性変形させながら、スライダ21bを嵌め入れさせることで、前記スライド移動可能に入れ込み部21にスライダ21bが備えられている。(図2)図示の例では、押し込み部材2の入れ込み部21を受け部材1の受け部11に入れ込み又は相対的に入れ込むと、掛合爪12は押し込み部材2の入れ込み部21の下辺21e部に接して弾性片部136は外向きに一旦撓み出される。この入れ込みが所定位置までなされると、掛合爪12が入れ込み部21の下辺21e側のこの下辺21eに平行な窓縁21gとスライダ21bとの間に弾性片部136の弾性復帰によって入り込むようになっている。(図3)これにより、受け部材1の受け部11から押し込み部材2の入れ込み部21が抜け出さない状態が作り出される。すなわち、図示の例では、かかる窓穴21fの入れ込み部21の下辺21e側のこの下辺21eに平行な窓縁21gが、前記係止部21aとして機能するようになっている。
図示の例では、押し込み部材2の入れ込み部21が受け部材1の受け部11に所定位置まで入れ込まれた状態において、押し込み部材2の周回鍔部22と受け部材1の主体部13の筒一端133との間、および押し込み部材2の入れ込み部21の下辺21eと受け部材1の主体部13の塞がれた筒他端134の内奥部との間に間隔Sが形成されており、かかる所定位置からさらに押し込み部材2の入れ込み部21の入れ込み又は相対的な入れ込みが許容されるようになっている。(図3)
第一のパネルP1に受け部材1を、第二パネルに押し込み部材2を、それぞれ取り付け部10をもって取り付けさせた状態から、受け部材1の受け部11に押し込み部材2の入れ込み部21を所定位置まで入れ込むことで、受け部材1の掛合爪12を押し込み部材2の係止部21aに弾発掛合させて両パネルP1、P2をクリップCを介してワンタッチで接合させることができる。(図3)また、この接合状態は前記入れ込み部21を前記所定位置からさらに受け部11に入れ込み又は相対的に入れ込ませるように第一のパネルP1及び第二のパネルP2の双方又はいずれか一方を操作することで、ワンタッチで解くことができる。すなわち、前記入れ込み部21を前記所定位置からさらに受け部11に入れ込み又は相対的に入れ込ませると、スライダ21bが掛合爪12に突き当たり入れ込み後方側にスライダ21bが移動されきった状態において弾性片部を撓み出させながら掛合爪12をこのスライダ21bに乗り上げさせて、係止部21aとこの掛合爪12との掛合を解くことができる。(図4)この状態から、次に受け部11から入れ込み部21を抜き出させるように第一のパネルP1及び第二のパネルP2の双方又はいずれか一方を操作すると、掛合爪12側の弾性によりスライダ21bは掛合爪12を乗り上げさせたままの状態で入れ込み部21の先端側(下辺側)に移動され、係止部21aに掛合爪12を掛合させることなく、受け部11から入れ込み部21を抜き出させることができる。(図5)これにより、第一のパネルP1と第二のパネルP2の接合を解くことができる。
また、この実施の形態にあっては、押し込み部材2の入れ込み部21の所定位置からのさらなる入れ込み又は相対的な入れ込みが、第一のパネルP1と第二のパネルP2との接合箇所に介装されたスペーサー3によって阻止されている。
図示の例では、第一のパネルP1の隅部P1bと第二のパネルP2の下面との間にスペーサー3を介装させた状態で、前記クリップCを介して第一のパネルP1と第二のパネルP2とを接合させている。
これにより、この実施の形態にあっては、第一のパネルP1と第二のパネルP2との接合箇所からかかるスペーサー3を取り外さない限り、押し込み部材2の入れ込み部21の所定位置からのさらなる入れ込み又は相対的な入れ込みをなすことができないようにすると共に、このスペーサー3を取り外すことによりこの入れ込み又は相対的な入れ込みを許容して第一のパネルP1と第二のパネルP2の接合を解くことができる。
図示の例では、かかるスペーサー3は、弾性体によって構成されたパッキン材30となっている。これにより、図示の例では、かかるスペーサー3によって第一のパネルP1と第二のパネルP2との接合箇所のシールをなすことができるようになっている。
また、図示の例では、受け部材1に、かかるパッキン材30を、取り外し可能に組み合わさせる組み合わせ部14が形成されている。これにより図示の例では、かかるパッキン材30を受け部材1を利用して位置決めできると共に、第一のパネルP1と第二のパネルP2の接合を解く際には受け部材1とパッキン材30を分離させることができる。
図示の例では、第一のパネルP1の隅部P1bと第二のパネルP2の下面との間からパッキン材30を抜き出すと、自重により第二のパネルP2がパッキン材30の分だけ下がり、これにより押し込み部材2の入れ込み部21が所定位置よりさらに受け部材1に入れ込まれ、掛合爪12と係止部21aとの掛合が解かれるようになっている。(図3から図4)この状態から、第二のパネルP2を上方に持ち上げると、(あるいは、第一のパネルP1を下方に移動させると)受け部材1から押し込み部材2の入れ込み部21が抜き出され、両パネルP1、P2は分離される。(図5)
図示の例では、パッキン材30は、ゴム又はゴム状弾性を有する押し出し成型品として構成されている。図示の例では、かかるパッキン材30は、帯状をなす主体部30aの長さ方向に沿った一方縁部に浴室内側Inに位置されて第一のパネルP1の隅部P1bと第二のパネルP2の下面との間の目地を塞ぐひれ部30bを有すると共に、主体部30aの長さ方向に沿った他方縁部に組み合わせ用の溝部30cを有している。
受け部材1の組み合わせ部14は、図1〜図5に示される例では、受け部材1の主体部13の筒他端134側において幅広の側部131から浴室内側Inに向けて突き出す突片部14aと、この突片部14aの突き出し端から上方に向けて突き出す爪部14bとから構成されており、パッキン材30は前記溝部30cに前記爪部14bを入れ込ませることで、受け部材1に組み合わされている。
また、受け部材1の組み合わせ部14は、図6および図7に示される例では、受け部材1の主体部13の筒一端133側に形成された浴室内側Inに向けられた前記鍔部138aに上方に向けて突き出す爪部14cを形成させることで構成されており、パッキン材30は前記溝部30cにこの爪部14cを入れ込ませることで、受け部材1に組み合わされている。
以上に説明したクリップCにおける弾性変形特性を有するべき部分へのこの特性の付与は、受け部材1及び押し込み部材2をプラスチックの射出成形品とすることで、容易に確保させることができる。
クリップCおよびスペーサー3の斜視構成図 図1におけるA−A線断面図 接合構造を示す要部断面構成図 接合構造を示す要部断面構成図 接合構造を示す要部断面構成図 受け部材1の変更例を示した斜視構成図 図6の受け部材1を含んで構成された接合構造を示す要部断面構成図
符号の説明
C クリップ
P1 第1のパネル
P2 第2のパネル
1 受け部材
10 取り付け部
11 受け部
12 掛合爪
2 押し込み部材
20 取り付け部
21 入れ込み部
21a 係止部
21b スライダ

Claims (5)

  1. 取り付け部と受け部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルのいずれか一方に取り付けられた受け部材と、
    取り付け部と入れ込み部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルの他方に取り付けられた押し込み部材とを備えており、
    受け部材には、押し込み部材の入れ込み部に形成された係止部に、受け部への入れ込み部の所定位置への入れ込み又は相対的な入れ込みに伴って弾発掛合して、第一のパネルと第二のパネルとの接合をなす掛合爪が備えられており、
    押し込み部材には、係止部の手前においてスライド移動可能に支持されると共に、係止部に係合爪を掛合させた状態から入れ込み部をさらに入れ込み又は相対的に入れ込むことに伴って、係合爪に接して前記掛合を解く向きにこの係合爪側を弾性変形させるスライダが備えられていることを特徴とするパネルの接合構造。
  2. 押し込み部材の入れ込み部の所定位置からのさらなる入れ込み又は相対的な入れ込みが、第一のパネルと第二のパネルとの接合箇所に介装されたスペーサーによって阻止されていることを特徴とする請求項1に記載のパネルの接合構造。
  3. スペーサーが、弾性体によって構成されたパッキン材であることを特徴とする請求項2に記載のパネルの接合構造。
  4. 受け部材に、パッキン材を、取り外し可能に組み合わさせる組み合わせ部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のパネルの接合構造。
  5. 取り付け部と受け部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルのいずれか一方に取り付けられる受け部材と、
    取り付け部と入れ込み部とを有し、取り付け部をもって第一のパネル及び第二のパネルの他方に取り付けられる押し込み部材とからなり、
    受け部材には、押し込み部材の入れ込み部に形成された係止部に、受け部への入れ込み部の所定位置への入れ込み又は相対的な入れ込みに伴って弾発掛合する掛合爪が備えられており、
    押し込み部材には、係止部の手前においてスライド移動可能に支持されると共に、係止部に係合爪を掛合させた状態から入れ込み部をさらに入れ込み又は相対的に入れ込むことに伴って、係合爪に接して前記掛合を解く向きにこの係合爪側を弾性変形させるスライダが備えられていることを特徴とするパネルの接合用クリップ。
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