JP2012223261A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートカバーを着脱するための部材の存在による美感の低下を防止するとともに、シートカバーの着脱性にも優れる車両用シートを提供すること。
【解決手段】シートパッド10を覆うベースカバー20に、シートカバー30に取り付けられた係合部材31が係合可能である被係合部材21を取り付けるとともに、この係止部211の開口211aの周縁から延びる周縁部212内側にベースカバー20を接続し、被係合部材21をシートパッド10に形成された溝11内に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、着脱自在のシートカバーを取り替えることにより、シート外観を変更することができる車両用シートに関する。
特許文献1に記載されるように、シートパッドの一部を覆うシートカバー(いわゆる着せ替えカバー)が着脱可能に設けられた車両用シートが知られている。かかる構成によれば、任意に選択した別のデザインのシートカバーに取り替えることで、シート外観を容易に変更することができる。
特許文献1に記載の車両用シートでは、シートカバーを取り付けるための構成として、シートパッド(クッション材)に形成された溝内に設けられた第1掛止具(被係合部材)と、この第1掛止具に対して着脱可能であるシートカバーに設けられた第2掛止具(係合部材)とを備える。第1掛止具に対して第2掛止具が係合されることにより、シートカバーがベースカバーを覆うように取り付けられる。
特開2009−28094号公報
しかし、特許文献1に記載の構成は、次のような問題がある。第一に、シートカバーを外したとき、シートパッドに形成された溝内に設けられた第1掛止具が目立つ。つまり、シートカバーを使用していない場合に第1掛止具によって美感が損なわれるという問題がある。第二に、第1掛止具に対する第2掛止具の着脱性(着脱しやすさ)に劣るという問題がある。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、着脱自在のシートカバーを備える車両用シートであって、シートカバーを着脱するための部材の存在による美感の低下を防止するとともに、シートカバーの着脱性にも優れる車両用シートを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる車両用シートは、シートパッドを覆うベースカバーと、このベースカバーに対して着脱自在であるシートカバーと、を備えた車両用シートであって、前記ベースカバーには、前記シートカバーに取り付けられた係合部材が係合可能である被係合部材が取り付けられており、前記被係合部材は、前記係合部材の先端部が係止される係止部と、この係止部の開口の周縁から延びる周縁部とを有し、この周縁部の内側に前記ベースカバーが接続されて前記シートパッドに形成された溝内に設けられていることを要旨とする。
本発明にかかる車両用シートは、ベースカバーに取り付けられた被係合部材に対してシートカバーに取り付けられた係合部材が係合されることにより、シートカバーが取り付けられる。ここで、ベースカバーに取り付けられる被係合部材は、周縁部の内側にベースカバーが接続された状態でパッドに形成された溝内に設けられる。つまり、被係合部材を覆うようにベースカバーが溝内に入り込んだ状態となっているから、シートカバーを取り外した状態においても被係合部材が目立たない。すなわち、被係合部材の存在による美感の低下が防止される。また、ベースカバーを外向きに引っ張る(溝周辺のシートパッドを潰すように押圧する)と、ベースカバーが接続された周縁部が引っ張られて係止部の開口が拡がり、被係合部材に対する係合部材の着脱(係合およびその係合状態の解消)が容易となる。
また、前記被係合部材は、前記係止部の開口が前記シートパッドの面方向に対して傾斜するように設けられていればよい。
このように開口がシートパッドの面方向に対して傾斜していれば、一旦係止された係合部材の先端部が被係合部材の係止部から外れにくくなる。また、係止部の開口に対して真っ直ぐ係合部材の先端を挿入する場合よりも係合させやすい。
また、前記周縁部の内側の空間は、前記係止部の開口側に位置し、前記係止部の開口から離れる方向に向かって徐々に拡がる第一の空間と、この第一の空間よりも前記係止部の開口から離れて位置し、前記係止部の開口から離れる方向に向かって徐々に拡がる第二の空間と、から構成され、前記第二の空間の拡がり角度は、前記第一の空間の拡がり角度よりも大きければよい。
上記構成では、周縁部の内側の空間が、係止部の開口側に位置する相対的に拡がり角度の小さい第一の空間と、係止部の開口から離れて位置する相対的に相対的に拡がり角度の大きい第二の空間とからなる。このように、係止部の開口側に位置する第一の空間が小さい(係止部の開口が小さい)ため、一旦係止部に係止された係合部材の先端部が外れにくい。また、係合部材の入口となる第二の空間が大きいため、係合部材を被係合部材(周縁部の内側)に挿入させやすい。
本発明によれば、被係合部材を覆うようにベースカバーが溝内に入り込んだ状態となっているから、シートカバーを取り外した状態においても被係合部材が目立たない。つまり、被係合部材の存在による美感の低下が防止される。また、ベースカバーを外向きに引っ張ると、ベースカバーが接続された周縁部が引っ張られて係止部の開口が拡がる。つまり、被係合部材に対する係合部材の着脱が容易である。
本発明の一実施形態にかかる車両用シートの外観図であり、ベースカバーの一部を破断させて示した図である。 図1におけるA−A線断面図である。 被係合部材に対して係合部材が係合される前の状態を示した断面図である。 被係合部材に係合された係合部材が取り外される前の状態(被係合部材における係止部の開口を拡げた状態)を示した断面図である。 図5(a)は変形例にかかる車両用シートの外観図であり、図5(b)は図5(a)におけるB−B線断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる車両用シートについて図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に幅方向とは、車両用シート1の幅方向(図1に示すW方向)をいう。
本実施形態にかかる車両用シート1は、シートパッド10を覆うベースカバー20と、このベースカバー20に対して着脱自在であるシートカバーと、を備える。シートパッド10は、シートのクッション材となる部材であり、発泡成形によって所定の形状に成形されたものである。シートパッド10には、断面が凹状の吊り溝11(本発明における「溝」に相当する)が形成されている。また、シートパッド10内部には、この吊り溝11に沿ってインサートワイヤ12が配されている。この吊り溝11の内側に詳細を後述する被係合部材21が配されている。インサートワイヤ12は、吊り溝11の底面側に配置され、インサート成形によってパッド内部に埋め込まれた金属製の線状の部材である。
ベースカバー20は、シートパッド10の全部または一部を覆う。本実施形態にかかる車両用シート1は、シートパッド10の表面および側面(背面を除く部分)を覆うベースカバー20を備える。このベースカバー20には、次のような構成の被係合部材21がシートパッド10の吊り溝11内に位置するように取り付けられている。
被係合部材21は、弾性変形可能な材料で断面略矢印形状に形成された(略矢印形状の空間が形成された)部材である。本実施形態では、被係合部材21は吊り溝11に沿って延びる長尺の部材である。被係合部材21は、係止部211および周縁部212を有する。係止部211は、吊り溝11の底面側に位置する、断面が略三角形状に形成された部分(「矢尻」に相当する部分)である。係止部211における吊り溝11の開口側(図2〜図4における上方側)は所定の大きさに開口している。この開口211aは、シートパッド10の面方向(図2〜図4における左右方向)に対して傾斜している。本実施形態では、係止部211の三角形の先端(矢尻の先端)が幅方向内側を向くように傾斜している。
周縁部212は、係止部211の開口211aの周縁から吊り溝11の開口側に向かって延びる部分(「矢柄」に相当する部分)である。本実施形態では、この周縁部212は、幅方向外側に位置する部分212aと、それに対向する幅方向内側に位置する部分212bの断面形状が異なる。周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aは、係止部211の傾斜角度に合わせて真っ直ぐ延びる。詳しくは、係止部211の三角形の底面(係止部211の開口211aの面方向)に略直交する方向に真っ直ぐ延びる。一方、周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aは、吊り溝11の開口側に向かう途中位置で屈曲した形状となっている。詳しくは、係止部211の開口211a側に(吊り溝11の底面側に)位置する部分よりも、係止部211の開口211aから離れて(吊り溝11の開口側に)位置する部分の方が、周縁部212の幅方向内側に位置する部分212bに近い傾斜角度となるように形成されている。したがって、周縁部212によって構成される空間は、係止部211の開口211a側に位置する空間(以下、第一の空間S1と称する)と、係止部211の開口211aから離れて位置する空間(以下、第二の空間S2と称する)とからなり、両空間S1,S2ともに係止部211の開口211aから離れる方向(吊り溝11の開口方向)に向かって徐々に拡がるような空間であるが、その拡がり角度は、第一の空間S1よりも第二の空間S2の方が大きくなっている。つまり、図3において示す第一の空間S1の拡がり角度θ1よりも第二の空間S2の拡がり角度θ2の方が大きい。
このような形状の係止部211および周縁部212を有する被係合部材21は、さらに、接続部213を有する。接続部213は、係止部211の先端側から突出するように形成されている。具体的には、本実施形態では係止部211はその先端が幅方向内側を向くように傾斜しているため、接続部213は係止部211の先端部分の角を挟む対辺の一つから突出して形成されている。この接続部213は、先端にシートパッド10内に埋め込まれたインサートワイヤ12と略平行に延びる結束部分213aを有する。この結束部分213aとインサートワイヤ12とが結束部材Cによって結束されることによって、被係合部材21はシートパッド10と接続されている。なお、かかる接続部213の構成は一例である。被係合部材21がインサートワイヤ12に接続可能な構成であれば、どのような構成であってもよい。
このような構成を有する被係合部材21に対し、ベースカバー20は次のように接続されている。ベースカバー20は、シートパッド10に形成された吊り溝11を挟んで一方側(幅方向外側)に延びる部分20aと他方側(幅方向内側)に延びる部分20bとを有する。そして、図2〜図4に示すように、ベースカバー20の一方側に延びる部分20aは、被係合部材21における周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aの内側(周縁部212の幅方向内側に位置する部分212bと対向する面)に接続されている。また、ベースカバー20の他方側に延びる部分20bは、被係合部材21における周縁部212の幅方向内側に位置する部分212bの内側(周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aと対向する面)に接続されている。本実施形態では、第二の空間S2に面する部分の少なくとも一部を覆うようにベースカバー20の他方側に延びる部分20bが接続されている。このように、被係合部材21の周縁部212は、第二の空間S2に面する内側の面の全部または一部が、ベースカバー20によって覆われた状態にある。
上述したように、被係合部材21は、インサートワイヤ12と結束部材Cによって結束されてシートパッド10と接続されている。このように被係合部材21がシートパッド10と接続されているということは、被係合部材21が取り付けられたベースカバー20が上記結束によってシートパッド10に接続されているということである。つまり、本実施形態では、シートパッド10に被係合部材21を接続することで、シートパッド10に対するベースカバー20の取り付けが完了する構成となっている(シートパッド10に対する被係合部材21の取り付けと、シートパッド10に対するベースカバー20の取り付けを一度に行うことができる)。
シートカバー30は、ベースカバー20に対して着脱自在である、いわゆる着せ替えカバーである。本実施形態にかかる車両用シート1は、このシートカバー30を異なるデザインのものに切り替えることで、シートデザインを変更することが可能となっている。すなわち、シートカバー30の表面(外面)に形成されたデザインが、任意に切り替えることのできるデザイン部分となる。なお、本実施形態にかかる車両用シート1は、シートカバー30が取り付けられていない状態、すなわち、ベースカバー20の全部が露出している状態でも使用可能である(ベースカバー20のみの状態もシートデザインの一態様である)。
このシートカバー30には、上記ベースカバー20に取り付けられた被係合部材21に係合可能である係合部材31が取り付けられている。係合部材31は、弾性変形可能な材料で断面略矢印形状に形成された部材である。本実施形態では、係合部材31はシートカバー30の幅方向両側縁に沿って取り付けられている。係合部材31は、当該シートカバー30の両側縁に沿って延びる長尺の部材であり、先端部311および基端部312を有する。
先端部311は、被係合部材21の係止部211に係止される断面三角形状の部分(「矢尻」に相当する部分)である。先端部311は、被係合部材21および係合部材31の弾性変形しやすさなどを考慮して、被係合部材21における係止部211の開口211aを通ることができる大きさに設定されている。
一方、基端部312は、先端部311と一体的に構成された直線状に延びる部分である。この基端部312に、シートカバー30の一側縁が接続される。本実施形態では、図2〜図4に示すように、シートカバー30は二枚の布地で構成されており、この二枚の布地の間に挟み込まれるようにして基端部312が接続されている。なお、かかる接続構造は一例であり、その他の構造を採用してもよい。ただし、シートカバー30が基端部312の幅方向外側の面を覆うように接続される構造とすれば、シートカバー30がベースカバー20に取り付けられた状態において、係合部材31がシートカバー30に覆われて目立たない構成となるから、見栄えがよい。
以上の構成を備えるシートカバー30は、次のようにベースカバー20(シート本体)に取り付けられる(取り外される)。
まず、シートカバー30に取り付けられた係合部材31を吊り溝11内に真っ直ぐ挿入する。吊り溝11内に入り込んだ係合部材31は、そのまま被係合部材21の周縁部212の内側に入り込む。係合部材31の先端部311は、被係合部材21における周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aの内面を滑るようにして係止部211の開口211aに突き当たるまで奥に押し込まれる。上述したように、周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aは、真っ直ぐ延びる部分(屈曲していない部分)であるから、係合部材31の先端部311をスムーズに押し込むことができる。この際、ベースカバー20の一方側に延びる部分20aと他方側に延びる部分20bが、互いに離れる方向に引っ張られるように操作し(例えば、吊り溝11周辺のシートパッド10を潰すように押圧し)てもよい。これにより、周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aと周縁部212の幅方向内側に位置する部分212bが、互いに離れる方向に引っ張られるから、被係合部材21の係止部211の開口211aが拡がる。このようにすれば、係合部材31を被係合部材21に係合させる作業が容易となる。
係止部211の開口211aに突き当たった状態から係合部材31をさらに押し込むと、係合部材31の先端部311は係止部211の開口211aを押し拡げつつ開口211aを通過し、係止部211内に入り込む。これにより、係合部材31の先端部311が被係合部材21の係止部211に係止される。このようにしてシートカバー30の両側縁に設けられた係合部材31とシートパッド10の吊り溝11内に設けられた被係合部材21とを係合させることにより、シートカバー30がベースカバー20に取り付けられる。
取り付けられたシートカバー30を取り外す際(別のシートカバー30と交換する際)には、まず、ベースカバー20の一方側に延びる部分20aと他方側に延びる部分20bが、互いに離れる方向に引っ張られるように操作する(例えば、吊り溝11周辺のシートパッド10を潰すように押圧する)。これにより、周縁部212の幅方向外側に位置する部分212aと周縁部212の幅方向内側に位置する部分212bが、互いに離れる方向に引っ張られる。したがって、被係合部材21の係止部211の開口211aが拡がる。この状態で係合部材31の先端部311を係止部211から引き抜く。これにより、係合部材31と被係合部材21の係合が解消され、シートカバー30を取り外すことが可能となる。
このように、本実施形態にかかる車両用シート1では、ベースカバー20に取り付けられた被係合部材21と、シートカバー30に取り付けられた係合部材31の係合により、シートカバー30がベースカバー20に取り付けられる。
以上説明した本実施形態にかかる車両用シート1によれば、次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる車両用シート1では、着脱自在であるシートカバー30(着せ替えカバー)が用いられていない状態、すなわちシートパッド10がベースカバー20によってのみ覆われた状態もシートデザインの一態様となっている。したがって、シートパッド10が用いられていない状態における見栄えもシート外観の善し悪しを決める重要な要素となる。上記本実施形態では、ベースカバー20に取り付けられる被係合部材21は、周縁部212の内側にベースカバー20が接続された状態でパッドに形成された吊り溝11内に設けられる。つまり、被係合部材21を覆うようにベースカバー20が吊り溝11内に入り込んだ状態となっているから、シートカバー30を取り外した状態においても被係合部材21が目立たない。すなわち、被係合部材21の存在による美感の低下が防止される。
また、本実施形態では、ベースカバー20を外向きに引っ張る(ベースカバー20の一方側に延びる部分20aと他方側に延びる部分20bが、互いに離れる方向に引っ張られるように操作する)と、ベースカバー20が接続された周縁部212が引っ張られて係止部211の開口211aが拡がる。したがって、被係合部材21に対する係合部材31の着脱(係合およびその係合状態の解消)が容易である。
また、本実施形態において、被係合部材21は、係止部211の開口211aが前記シートパッド10の面方向に対して傾斜するように設けられている。このように係止部211の開口211aがシートパッド10の面方向に対して傾斜していれば、一旦係止された係合部材31の先端部311が被係合部材21の係止部211から外れにくくなる。また、係止部211の開口211aに対して真っ直ぐ係合部材31の先端を挿入する場合よりも係合させやすい。
また、本実施形態では、周縁部212の内側の空間が、係止部211の開口211a側に位置する相対的に拡がり角度(θ1)の小さい第一の空間S1と、係止部211の開口211aから離れて位置する相対的に相対的に拡がり角度(θ2)の大きい第二の空間S2とからなる。このように、係止部211の開口211a側に位置する第一の空間S1が小さい(係止部211の開口211aが小さい)ため、一旦係止部211に係止された係合部材31の先端部311が外れにくい。また、係合部材31の入口となる第二の空間S2が大きいため、係合部材31が被係合部材21(周縁部212の内側)に挿入させやすい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態では、シートカバー30の幅方向両側縁に沿って取り付けられた係合部材31が被係合部材21に係合されることにより、シートカバー30がベースカバー20に取り付けられることを説明したが、シートカバー30の幅方向両側縁に沿って係合部材31が取り付けられた構成でなくともよい。例えば、図5に示すように、シート表面(シートクッションの上面の全部やシートバックの前面)の全部を覆うようなシートカバー30′を有する車両用シート1aの場合、シートカバー30′の一方側に延びる部分30aと他方側に延びる部分30bとが接続(縫製)される箇所に係合部材31が取り付けられた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、被係合部材21はシートパッド10の吊り溝11に沿って延びる長尺の部材であり、係合部材31はシートカバー30の側縁に沿って延びる長尺の部材であることを説明したが、必ずしもこのような長尺の部材である必要はない。例えば、ベースカバー20に対するシートカバー30の接続位置を複数設定しておき、その複数の接続位置で両者が接続されるように、(短尺の)被係合部材21および係合部材31をベースカバー20(シートパッド10)およびシートカバー30に取り付けた構成としてもよい。
1 車両用シート
10 シートパッド
20 ベースカバー
21 被係合部材
211 係止部
211a (係止部の)開口
212 周縁部
30 シートカバー
31 係合部材
311 先端部

Claims (3)

  1. シートパッドを覆うベースカバーと、このベースカバーに対して着脱自在であるシートカバーと、を備えた車両用シートであって、
    前記ベースカバーには、前記シートカバーに取り付けられた係合部材が係合可能である被係合部材が取り付けられており、
    前記被係合部材は、前記係合部材の先端部が係止される係止部と、この係止部の開口の周縁から延びる周縁部とを有し、この周縁部の内側に前記ベースカバーが接続されて前記シートパッドに形成された溝内に設けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記被係合部材は、前記係止部の開口が前記シートパッドの面方向に対して傾斜するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記周縁部の内側の空間は、
    前記係止部の開口側に位置し、前記係止部の開口から離れる方向に向かって徐々に拡がる第一の空間と、
    この第一の空間よりも前記係止部の開口から離れて位置し、前記係止部の開口から離れる方向に向かって徐々に拡がる第二の空間と、から構成され、
    前記第二の空間の拡がり角度は、前記第一の空間の拡がり角度よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022244506A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 株式会社デンソー 車両用シート
DE102021214905A1 (de) 2021-09-22 2023-03-23 Adient Us Llc Fixiereinheit, Verbindungsanordnung und Sitz mit einem Anbauelement

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